試し読み 双亡亭壊すべし 24巻 感想
 藤田和日郎 レビュー 考察 画像 ネタバレ
 目次へ。これまでの感想はこちら 前回はこちら
次巻最終回!タコハと泥努の致命的な地雷
竜宮城のタコハと泥努

双亡亭壊すべし 24巻 感想
双亡亭壊すべし 24巻 感想
双亡亭壊すべし 24巻 感想
双亡亭壊すべし 24巻 感想

 戦闘員タコハこそ、最終決戦を担う男か!!

 青い表紙も状況も、竜宮城さながら

 詠座は妻帯者、子孫が居ても不思議じゃないし
 詠座が残してしまった心の傷を
 子孫タコハが癒すのか

 絵の完成時、タコハの感動で泥努が微笑

 通じあう価値観も素敵でした

三度目の線
 自分が考える最高か、姉=他人が喜ぶ作品か?
 泥努の矛盾、死者の励ましに苦しむ様は
 アウグストと父も彷彿

 でも博士は、皆との間の「線」をも越えた

 悲しいけど素敵な一歩でした

双亡亭壊すべし 24巻 感想


・あらすじ
  …二人の絵描きの最終決戦

・第229話「「色」の事情」
  …青一、絶対絶命…?
・第230話「別れの拒絶」
  …坂巻泥努が許さないこと
  …タコハの致命的な、言うべきだった失言

・第231話「画家の名前」
  …双亡亭から飛び出した生物達
  …その名が持つ意味
・第232話「解放」
  …待ちに待った時間

・第233話「おじいちゃんの水」
  …二人の「戦い」
・第234話「怒濤」
  …絵描きに恨みがあるんなら、「絵」で殺せ!

・第235話「作品制作手順」
  …みんなの選択、緑朗の選択
  …おじいちゃん星の嘆息
・第236話「制作開始」
  …タコハの「勝利条件」とは
  …どうせ死ぬんだから

・第237話「命がけの会話」
  …絵が上手いってなんだろう?
・第238話「進攻」
  …アウグスト博士の実験
  …タコハの回答とは
 
・あとがき
  …次巻、最終回 
・アニメ版 からくりサーカス 感想
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※双亡亭壊すべし感想記事一覧
  …2016年連載開始
※アニメ版からくりサーカス感想一覧
  …原作未読。2018年10月~2019年6月

以下、公式あらすじより引用
及び小学館試し読み


二人の絵描き。雌雄を決するは、必然か――

 大切な者のため、帰黒と残花は命を懸けた。
 その想いを胸に、“しの”に立ち向かう青一。
 自らの感情と向き合い揺れる泥努。

 役割を担う者達が 必死に成し遂げた所業は、
 少しずつ事態を好転させていく……

 ……かに見えた。

 急転直下、凧葉と泥努を襲う運命の皮肉。
 決壊する心。溢れ出る憎悪。

 この絶望は、最早避けては通れない。

 破壊劇は、雌雄を決する最終戦へ…!!




あらすじ
おじいちゃんの星が協力、皆はスぺック最大化

双亡亭壊すべし 24巻 感想

 フロルの“物質現出”は、博士を救ってるか…?

あらすじ
 泥努は残花を助ける為、絵を完成させ

 完成直後、タコハが詠座の子孫と発覚

 怒った泥努、詠座が生きる場所を失くすべく
 門を開き、異星体を招き寄せるが
 おじいちゃんの星が参戦

 彼が異星体を何とかすると約束

 アウグストは敵を命懸けで足止め
 タコハは、泥努を「絵」で止めるべく決闘

 受けた泥努は十年分の空間を作り、二人は絵で死闘を繰り広げる

 その中で、タコハは泥努を理解していった

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第229話
前巻、紙一重でしのを倒した青一だったが

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 泥努、ここで乱入した!?

第229話「「色」の事情」
 倒したハズが、無数に現れた「しの」

 客観的には絶体絶命!!

 ですが妹マコトを失い、青一は静かに激憤
 主観的には「勝つ」流れ!
 善戦しました!!

 だが青一ピンチに泥努が動くとは

 前巻、歯が立たなかった青一ですが
 今巻はしのの動きに対応

 青一の成長、それでも勝てない絶対的な差

 巻頭から手に汗握った!! 

無論、泥努に青一を救うなんて意思はない
たぶん無いハズ

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 しれっと時の経過を遅らせる画家の鑑

助けた訳では無い
 人生の大敵「時間」さえコントロールとは!!

 ですが確かに、画家に時間は必須

 乱入ししのを吸収したのも、その力によって
 時を操った事も「絵を描く」為
 画家の鑑だ…

 双亡亭破壊者、青一が彼に救われるとは因果

 ですが、泥努は「絵の具」が足りず
 取りに行ったに過ぎないと

 しの達異星体という絵の具、絵を描く為に「必要な手足と時間」の調達

 彼にはパレットで色を作る程度の事なのか

第230話
坂巻泥努が許さない事

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 泥努が描くのは、残花を蘇らせる為!!

第230話「別れの拒絶」
 残花が拒否した「異星水」による蘇生を!?

 それも問題ですが、絵の完成が問題

 幸い泥努は、残花とした約束も忘れておらず
 絵から出す「水」は蘇生分だけで
 永遠に閉じると約束

 これでハッピーエンド…?

 と、大きな違和感がありましたが
 泥努は約束は違えない

 そういう男だとは思っていたんですが…

泥努を信じ、タコハは改めて「絵」を手伝い
ささやかな雑談に興じる

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 思わず泥努も気にしてしまう程の「ふーん」

泥努の選んだ道
 雑談、泥努が芸術を学んでいった過程

 師匠もいましたが、教条的な人物

 基礎技術、デッサンを強いて嫌だったと回想
 音楽でも勉強でも相通じる
 普遍的な話か

 泥努は「描きたい欲望」がある

 彼は、描きたいものを描きたい
 それが練習より大切

 凡俗な私には、基礎を積み重ねるのも大切に思えます

 が、制作欲に忠実なのも大切ですよね
 
大事なのは、技法や、他人の評価など気にせず
自分の絵を作り上げるコトなのだと

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 芸術を商業的価値で量るなと。ごもっとも

画家の在り方
 とにかく泥努は「自分の絵」を描きたい

 だから籠れる双亡亭を作った

 タコハは、もちろんそれもアリだと言います
 何事も「やり方」は人それぞれ
 正解なんてない

 例えば、寝る時電気を点けるか否か的な

 暗くなきゃ、寝れないのが「普通」だけど
 明るくなきゃダメな人もいる

 泥努の話もそんなフウに思えました

タコハの知る画家は賑やかな画室が好きだった
やがて「絵」は完成を迎える

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 最高の「ふん…」が、憤怒に変わる瞬間

大地雷
 絵は完成、読者向けは「真っ白」でした

 が、素晴らしい事だけは解ります

 何よりこの時、泥努は「タコハを見て」
 タコハが感動してくれた事が
 嬉しそうでした

 その喜びもきっと画家の本懐

 あの泥努が「他人の評価」に動かされた
 孤独でなくなった

 それが本当に素晴らしい場面でした

 秒で消し飛びましたけども

第231話
前巻、マコトの拘束から逃れた異星体達は

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 自衛隊員吉村は「天使を見た」と語った

第231話「画家の名前」
 前巻、マコトの死で「川」を目指した異星体

 幸い大半を自衛隊が迎撃、大気で消滅

 しのの「番号個体」たちがそうだったように
 敵も個体差があったんでしょうが
 幸い一体をフロルが阻止

 現出+窒素は退治に最適ですね!!

 しかも、本来指揮官クラスである
 班目室長とコンビか!!

 考えてみりゃ「外」で、手を貸してくれる人は限られますものね

 輝いて見えるコンビだぜ!!

詠座のコトは、紅しか聞いていなかった為
タコハは不用意にも連呼してしまう

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 言っちゃなんですがコント並みに詠座と連呼

言葉のドリル
 唯一知ってる紅、どれだけ焦った事か!!

 怒りの泥努、水を大噴出

 幼少、物の様子が「色」で解る泥努にとって
 姉は、唯一同じ視野を持つ理解者
 だが詠座と恋に落ちた

 なるほど妻帯者だから子孫

 詠座と姉の恋は不倫
 倫理上、恋してはいけない関係でした

 泥努も姉と血縁、“恋しちゃ駄目だけど好きだった”のが因果

 こんなとんでもねえ地雷が埋まってたとは…

第232話
フロルはほんの一時間ほど前に目覚めた

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 人を見抜く目。騙され信じ、磨いた賜物か

第232話「解放」
 フロルの回想で、“双亡亭破壊者”第二陣登場

 揃って館を舐めてるのが懐かしい

 当初アウグスト博士達だってこんな感じでした
 とまれ、フロルは青一を通じて
 お爺ちゃん星と接続

 この決戦、爺ちゃんも参戦か!!

 曰く、彼女なら「誰か」を助けられる
 人類そのものの事?

 彼女の物体現出は窒素事件で大活躍したもの

 今度は人類を救う一番の鍵なのか!!

次々と決壊する絵
泥努はタコハへの認識を徐々に狂わせていく

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 この水、少しでも海に流れ込んだら地球終了?!

全員集合
 絶対絶命だった青一も、天井を壊し合流!!

 敵も味方も「海」も全員集合!!

 泥努は徐々に狂い、タコハを詠座と同一視
 彼は、詠座の居場所を奪う為に
 絵を開けたのか

 どうやって止めれば…!?

 盛り上げ上、絵が開くとは思ったも
 動機と「止める手段」が謎

 阻止が難しい為、絵は開かずハッピーエンドかとも思いました

「詠座の地球」を滅ぼすべくやっちゃった…

第233話
地球の勝機は「戦う」と決めた二人!!

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 タコハ、泥努に無謀にも絵画勝負…!?

第233話「おじいちゃんの水」
 同じく戦うのは、何とおじいちゃん

 彼らが「自ら」戦おうだなんて!!

 曰く、侵略者の海到達さえ阻止してくれれば
 彼らがなんとかしてくれると説明
 不帰の覚悟だ!!

 食われるだけだった彼らが!!

 タコハや、緑朗が皆を変化させたように
 青一達に感化されていた!!

 また一刻一秒を争う中、絵で勝負とは発想がとんでもねえ

 巻頭の「時を鈍らす」がここで効くのか

第234話
絵描きに恨みがあるんなら、「絵」で殺せ!

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 水音にも勢いにも劣らぬ怒濤の舌戦!!

第234話「怒濤」
 タコハの狙いは、絵にフタをするコト

 じいちゃん星の絵の具で可能

 泥努はもちろん、問答無用で殺す気でしたが
 泥努が、唯一「勝負」したがるのは
 絵以外にない

 戦えるのはタコハしかいない訳だ!!

 またタコハも、世間に評価されない
 独特すぎるセンスの男

 泥努以外じゃ鼻で笑ったろうに

 凧葉の絵を評価してくれるから勝負になる!! 

無論、タコハの案は皆が止めた
皆それぞれの価値観から止めに止めまくった!!

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 あの怖い顔したヤドさんが締め担当とは

回答
 独特なコマ割りで描かれた説得が見物!!

 ですがタコハの決意に皆が折れた

 タコハと泥努、陰陽両極端みたいな男ですが
 タコハは、泥努が我が事のように解る
 止められると説得

 奴とやりあう為にここにいるんだと

 緑朗とタコハ、非戦闘員である二人が
 双亡亭で何が出来るのか?

 連載当初の疑問に、ここ一番で回答がきた!!

 双亡亭を壊すのはヤツか!!

第235話
勝負に使える時間はせいぜい50分!

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 博士からフロルヘ、なんて温かい「ぼん」

第235話「作品制作手順」
 勝負にあたり、泥努は本格的に時間操作

 今度は一秒が二日、十年勝負!!

 タコハは、泥努が必ずこうすると読んで挑んだ
 タコハが理解し、信頼するからこそ
 成り立つ勝負だ!!

 外の皆も皆で命懸け!!

 フロルの現出、“取り寄せるだけ”の力が
 本作では値千金ですね

 タコハが今この場で、唯一無二の「戦力」であるように

 何事もホント使い処次第ね

おじいちゃんの星の力で、皆は能力が底上げ
緑朗も命懸けの「非戦闘員」に

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強くなったね緑朗。強くなっちゃったね(紅』

ヨカッタァ
 ここにきてマコトと残花の関係を聞く青一

 妹に、好きな人がいたことににっこり

 良かった、と死亡したマコトを残花の隣
 紅も「タコハを見届ける」弟に
 成長を実感

 強くなって嬉しい。なっちゃって寂しい

 緑朗を守りたい紅にとっては
 複雑で大切そうでした

 弟の、妹の成長が嬉しい紅と青一の「お姉ちゃんとお兄ちゃん」

 意外にこの二人、年長コンビなんですな…

タコハが勝つか?
青一は、てらいなく「負けない」と笑ってた

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)おじいちゃん

 ……これだから…

「人間」は宇宙にたったひとつの

 あたたかい存在なのだ…

 少年よ


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 じいちゃん、たっぷり間を置くのが万感でした

決闘開始
 彼は、そんな人間を気に入ったからこそ

 ここまで来てくれたのですから

 ですが、人間を知っているハズの彼でさえ
 なお感動が尽きないくらいに
 人間は温かい

 人間はいいもんだ。いいもんでありたいもんだ

 青一とそっくりな眼で
 今、タコハを見届ける緑朗もそう

 緑朗はタコハを信じ、タコハも泥努を信じ「解りあえる」と挑んだ

 タコハもまた「いい顔」でした 

第236話
どうせ死ぬ。改めて腹を括ったタコハは

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こっちを向こうぜ! 勝負ってのァ向かい合ってやるもんだ!(タコハ』

第236話「制作開始」
 コトバがいちいち快男児だぜタコハさん!

 それにある面、“勝負”でないから?

 タコハ、勝負にかこつけ「共にワイワイ描く」
 詠座が好きだったスタイルで開始!!
 こいつは「対話」だ!!

 タコハと泥努の対話の始まりだ!!

 また人間なんていつか死ぬ
 双亡亭では、そう強く実感できました

 タコハ自身も死んだ、だから「どうせ死ぬなら」と腹を括って何でも言えた!

 経験ぜんぶ推進力にしてるのが凄いな!!

タコハを信じる緑朗だが
タコハが、どうやって絵を閉じるのかは!?

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 勝負は、絵に絵でフタor解放する蛇口争奪戦!!

見守る緑朗
 緑朗は敵を取り込み、操る力を得ました

 今は「敵の様子が解る力」が大事か!!
 
 つまるところ彼は、こうして戦いを見守りつつ
 敵の状況も並行して把握できる
 最高の見届け人か

 戦うのでなく見届ける者

 からくりサーカス、勝にも似てますが
 緑朗は純粋に見届けるだけ

 タコハが元気付けられたりする訳じゃあない

 この勝負、まさに一騎打ちだ!!

タコハは、未だに「詠座」の因縁を知らない
泥努と詠座に何があった!!

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 ここ、タコハさん男前にも程がある

人間なら
 泥努を挑発し、話を聞きだすタコハ

 あの泥努を!?

 この巻、それこそ「図々しい」タコハですが
 相手が、あの泥努と踏まえれば
 とんでもねえ!!

 応尽が見たら震えあがりそう!!

 あの! どこで怒るか解らない
 何をするか解らない

 それこそ「解らない」から怖い存在だった泥努

 彼を解ろうとする心意気がスゴい

第237話
人間同士として、泥努に挑み「接する」タコハ

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 さらっとフロルを気遣う博士の鑑

第237話「命がけの会話」
 いやあタコハさん、度胸の塊だわ!

 泥努はフシギの塊だわ!!

 こればかりは逆鱗だった為、口から衝撃波!
 サブタイまんま! 命懸けの対話で
 彼を知っていくタコハ

 質問だけでも即死級だ!!

 他方、地上では破壊者第二陣が現れ
 アウグストは「妥協」

 あのダイヤよりロンズデーライトより、ウルツァイト窒化ホウ素よりあずきバーより硬く頑固だったアウグスト博士が!

 博士かっけえなあホント!

タコハ『アンタ「絵」を描くの本当はキライじゃねえの?

双亡亭壊すべし 24巻 感想

 タコハの疑問は、デイドの矛盾

「絵が上手い」ってなんだろう?
 泥努は他人も、他人の評価も不要と思ってる

 だが一方、他人の評価にこだわっている

 何故なら、姉が「上手になってね」と言い遺し
 また、姉が好きだった詠座の絵は
 売れる絵だった為

 彼の価値観では、姉が正しいとは思えない

 だが、姉が言う「上手」が気になる

 板挟みになっているんですね

 サンドイッチ泥努だと

だから「絵が上手い」とは何かが解れば
泥努は気が楽になる…?

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 泥努の考えをウルトラ肯定するタコハ!

「上手い」の歴史
 タコハさんが振り返る美術史

 19世紀まで上手いとは「写実」

 大昔、絵描きは「教会」「金持ち」が出資者
 彼らは、リアルな絵を望んでいた為
 上手さの基準に

 だが19世紀、カメラで写実が極まった

 すると、新たな「上手い」を探して
 皆が工夫を始めた

 試行錯誤が、また新しい面白さを生み出す「個性」の時代か

 でも多様性って難しいんだよなあ…

人により「上手い」の基準がバラバラになった
泥努の「上手い」も正しい

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 泥努には泥努の、姉も独自の「上手い」

何が「上手い」
 本来泥努は、自分が思う上手いを貫いてた

 だが姉の「上手い」が気になった

 それも当然で、元々は姉を喜ばせたかった
 だが、姉が好きな詠座の絵が
 自分にピンとこない

 何が上手い? 解らない

 内心で戸惑い
 泥努、絵が嫌いになったのでは?と

 自分が考える最高か、他人(姉)にウケがいい作品を作るべきかという悩み

 それってめちゃくちゃ普遍的な悩み…?

小林秀雄氏による美術史の変遷
それがテーマの「らーめん才遊記」13話のよう

00013



 画像は12巻、泥努は姉の為に越えようとした

美術史の変遷
 昔の画家は、宗教画など「お手本」があった

 テーマを与えられて描いて

 対し今は自由に描ける分、何を描けばいいか
 まず「テーマ」に悩んでしまう分
 作品完成度がバラバラに

 泥努は今「自分が思う上手い」を貫徹

 だが、姉が思う「上手い」が
 今も引っかかる

 姉が好きな詠座の絵=大衆に評価される絵を、描きたい気持ちがどこかにあるのか?

 その気持ちを捨てるべく引きこもった…?

第238話
アウグスト博士の実験は『奴らを可能な限り停止させる』コト

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 博士も死亡か、それともフロルが救出…?

第238話「進攻」
 アウグスト博士、満足そうな最期が哀しい

 また父が遺した「線」を踏み越えた!!

 博士にとっては、渇望し続けたゴールでした
 でも、先にいるのはもう父じゃない
 仲間達だった

 過去を越え皆の下へ、素敵でした

 泥努が、姉の言葉に縛られたのと同様
 大切な故人の言葉に縛られて

 でも今「今日この時の為に、自分はここに来たんだ」と言わんばかりに乗り越えて

 本当にカッコ良くて悲しかった…

なお泥努、絵を描くのは嫌いではないと
だから90年も描けるんだよな…

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 芸術とは人を成長させるものなのだ!

泥努の芸術論
 泥努の考える芸術は、人に考えさせる

 双亡亭もその一環ですものね

 双亡亭は見た目が奇怪も、全て意味がある
 理解は、普通の価値基準では難しい
 悩み考えねばならない

 だが理解出来た時、新たな価値観を得る

 21巻で言ってた事と符合しますが
 意外なのは「美」

 そも美しいものがある、と今は思えないのか!?

 だから作風が奇怪なんですな

タコハはその考えが良く解る
対しタコハは、絵本作家を目指して描いてる

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 自分を卑下するタコハ

泥努の核心
 彼は自分の絵で、誰かが笑うのが好きな

 その点、彼の絵は「芸術」じゃない

 一方で、彼はごくありきたりな絵本を描かず
 泥努同様、自分独自の作品を描き
 他人に評価されない人

 泥努に似た彼が、掴んだ答えとは?

 双亡亭、建造目的は度々言及しましたが
 最後は「何故ここで」か

 タコハは彼を止めたい、“悩み”を解消するには悩みを知らねばならない

 静かに核心へ、タコハらしい締めでした

あとがき
もはや隠された部屋は残っていない

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 絵を通じて向き合う二人

 あとがき曰く「どんな結果が待っていても」
 と、覚悟を強いる本作!
 いよいよ決着か

刊行
 少年サンデーコミックス
 双亡亭壊すべし 第24巻。藤田和日郎
 週刊少年サンデー連載

 小学館。2021年6月(前巻2021年4月)

双亡亭壊すべし 24巻
 あらすじ
 第229話「「色」の事情」
 第230話「別れの拒絶」
 第231話「画家の名前」
 第232話「解放」
 第233話「おじいちゃんの水」
 第234話「怒濤」
 第235話「作品制作手順」
 第236話「制作開始」
 第237話「命がけの会話」
 第238話「進攻」
 あとがき 
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 からくりサーカス 第1話「開幕ベル」 月虹
 からくりサーカス 第2話「約束」
 からくりサーカス 第3話「奈落」
 からくりサーカス 第4話「コラン」
 からくりサーカス 第5話「サーカス〜出発」
 からくりサーカス 第6話「地獄」
 からくりサーカス 第7話「Demonic」
 からくりサーカス 第8話「一瞬の始まりと終わり」
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 からくりサーカス 第15話「はじまりの場所」
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 からくりサーカス 第17話「訪れし者」
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 からくりサーカス 第20話「黒い太陽」
 からくりサーカス 第21話「銀色の女神」
 からくりサーカス 第22話「「ハリー」へ向かう!!」
 からくりサーカス 第23話「悪魔再び」、第2期OP「ハグルマ」歌詞、第2期ED「夕立ち」歌詞
 からくりサーカス 第24話「脱出へ」
 からくりサーカス 第25話「モン・サン・ミッシェルにて」、第3期OP「Over me」、第3期ED「月虹 2番」
 からくりサーカス 第26話「アニマル・ショウ」
 からくりサーカス 第27話「転送(ダウンロード)」
 からくりサーカス 第28話「ぶたちゃんはあるいていった」
 からくりサーカス 第29話「しろがねのやったこと」
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 からくりサーカス 第32話「暇乞い」
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 からくりサーカス 第34話「背中を守る者」
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 からくりサーカス 第36話「閉幕【最終回】」

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双亡亭壊すべし 感想




























 双亡亭壊すべし 1巻“壊れずの家”。
 双亡亭壊すべし 2巻“<双亡亭>進入”
 双亡亭壊すべし 3巻“更衣室”より出でるモノ
 双亡亭壊すべし 4巻“真相は二つ星にあり”
 双亡亭壊すべし 5巻“笑うしかないのじゃ”
 双亡亭壊すべし 6巻“お願いだから” 双亡亭の目的
 双亡亭壊すべし 7巻“だから私は建てたのだ”
 双亡亭壊すべし 8巻“双亡亭誕生秘話”
 双亡亭壊すべし 9巻“愚か者の最期はいつも悲鳴”
 双亡亭壊すべし 10巻“双亡亭壊すべし”
 双亡亭壊すべし 11巻“脱走事件”肖像画の描き方
 双亡亭壊すべし 12巻“泥努誕生の過去”
 双亡亭壊すべし 13巻 “帰黒の正体”
 双亡亭壊すべし 14巻 “双亡亭は壊させぬ”
 双亡亭壊すべし 15巻 “鬼離田姉妹哄笑”
 双亡亭壊すべし 16巻 「絵」を描くこと
 双亡亭壊すべし 17巻 “双亡亭から帰れたら”
 双亡亭壊すべし 18巻 “アウグストの「線」”
 双亡亭壊すべし 19巻 “エレクトリック・フレイム”
 双亡亭壊すべし 20巻 “泥努に迫る死”
 双亡亭壊すべし 21巻 “計画”双亡亭に込めた美学
 双亡亭壊すべし 22巻 “応尽決戦”双亡亭で最強は
 双亡亭壊すべし 23巻 “泥努の笑顔”二人の死
 双亡亭壊すべし 24巻 “タコハだから出来るコト”
 双亡亭壊すべし 25巻 “双亡亭壊す可し”【最終回】

※双亡亭壊すべし感想記事一覧

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