試し読み ゆりひつ 聖女の揺籃、毒女の柩 4巻 最終回 感想
夏海ケイ レビュー 考察 画像 ネタバレ
目次へ。これまでの感想はこちら 前回はこちら


生まれながらセックスに苦しんだ末、腹上死
ニコは酷い奴も、こうも踏み躙られるとムゴい
ニコは、シスターの愛を口実だと思っていたも
きっと、役に立つ間・限定とはいえ
この蠕動も含め「愛」は本当
悪意を愛と善意が踏みにじったのか
「死んでも嫌」を死に際、強いられるとは
■ミトさん被害更新
多分イチカが殺したくないのと同じくらい嫌
でもニコも、嫌な事を相棒に強いた
因果応報が最速すぎる…
謎をダイジェストで増すエンターテイナー!!
応援の為、せめて電子書籍も買いましたわ
イチカさん幸せになって欲しい…
・あらすじ
…ニコ、十年来の反乱。相棒イチカとは
…本物のシスター「レーコ」とは
・第18話「イチカ」
…イチカとシスター
…写真の三人、名前、意味するもの
・第19話「祝祭」
…シスターからのプレゼント♡
・第20話「神へ至る道(シナリオ)」
…ニコの計画・全貌
…ニコは、この園が大好きだから
・第21話「闇の雫」
…お別れパーティー
…ニコ畢生の一言、シスターの判断
・第22話「その手の紡ぐもの」
…サイトという少年
…陰と陽、レーコさん
・第23話「革命の夜【最終回】」
…ニコへ最後の施し
…ニコが残した凄まじい爪痕
・あとがき・おまけ・カバー下
…連載はひとまず終了
・夏海先生ツイッターより
・うみねこのなく頃に散 感想
これまでの感想
・2ページ目
・3/3ページ目へ
・過去記事ページ

理性も垣間見せたも、あゆもどうなるのか
■あらすじ
ニコのシスター殺害計画を知ったジューゴ達
ジューゴはイチカを説得にかかり失敗する
11月、ニコ16歳の誕生日に計画は遂行され
際し、ニコはジューゴ達を捕らえ
罪をなすりつけようとした
シスターは全く疑っておらず計画はほぼ成功
しかし、寸前にイチカが拒否し
ニコはシロに刺殺された
それから半年、“最後の脱出チャンス”に
ジューゴは再び脱出を試みる【第一部・完】
※トップに戻る


王様の耳はロバの耳かよ!!
■第18話「イチカ」
洗濯機に向け、喜びをシャウトするククリ
もしもギターがあったら歌いだしそうです
良かったここがステージじゃなくて良かった
ホント、見た目に物静かそうも
内面にロックな子!!
静かな冒頭からギャップが凄まじい
前巻で見つけた写真、裏は名前が記載
最後の名は「ケイン」
つまり、持ち主は覚えてくれているのか


チンポジとか言っちゃうベストヒロイン
■写真の名前
名前を見続ければ、罪を自覚させられる
だからククリ以下、普通は忘れようとする
だが写真の主、イチカは記憶し続けていた
跡形もなく「肥料」にされた子達を
人間として覚えている
物静かで律儀な青年だったのか
ククリみたいに、割り切っては考えない
ジューゴみたいに反抗もしない
現場で最善を尽くしちまうタイプなのか
同じ面従腹背もククリと大きく違う


しかしイチカ、直後に魚をブッ捌いて拒否
■罪悪感の行方
写真、私服の女性こそ現シスター
シスターが姉なら、殺せば罪悪感を負う
殺す事による、罪悪感を負わせたくないと
ジューゴ、味方につけたい以上に
彼を思ってこそ
だが説得失敗と「前振り」?
巻末予告、どうもジューゴの弟シロ
他に殺人経験があるのか?
とすれば「身内を殺し苦しんでる」のか?
あの虫も殺せなさそうな子が…?


この鬼子母神、種いっぱいが嬉しいのか?
■第19話「祝祭」
シスターを象徴し、“人の味”とされるざくろ
中の果肉は、一粒ごとに種子入り
子供を植物に例え、孤児院を奪ったシスター
種、子だくさんである事が
彼女に幸福なのか?
ククリもしれっと「大事な人」とか!!
ジューゴは知らないので流すも
ククリには、大事な人がいるんですよね
それはジューゴ、あなたです!!って話よ!
言ってやれよハンサムさん!!

身内だからこそ殺したい
■身内殺し
曰く「それで罪を負いたくない」けども…
ジューゴとククリ、揃って「もったいない」
イチカに、仲間意識が芽生えたも
当人の心は縛られてる…
無論、二人が知らない事情も山ほど
想像するしかないとはいえ
ククリも、クールなようで優しい子よね…
姉への複雑さは、彼女にも解る事だからか
シスターは極端すぎる例とはいえ

巻を重ねるごとにミト、ミト!ミトってば!
■すなわち「大人の仲間入り」
曰く「排卵日がちょうど重なった」そうな
なにこのシスターこわい
いや排卵日調べてたし、予想はついた事も
こうして形に、言葉にされると
えもいわれぬものが
ものも言えないミトが…
またニコの台詞「“”」が嘘なら
自分が生まれた事自体、否定しているのか
前巻の出生から納得の話も、そこまでいくと気の毒な…
いやミトさん程じゃないかもだけども…


またニコさんが頭のタガフッとんだ事を…!!
■第20話「神へ至る道(シナリオ)」
この言葉、変な影響残さなきゃいいんですが
おどけ、シスター殺しの計画を語りだすニコ
シスターを殺し、自分をその代理人に据える
彼女の権威、システムはそのまま
支配者へ成り上がる
ちょっと狂ったイエス・キリスト宣言か
奇しくもコミックス発売はクリスマス
その発想、イエスだね!!
シスターもイチカの姉がすり替わったようだし
発想も丸々貰ったという訳か



このヤンデレーエフっぷりが可愛い
■わるい子退治
あゆ、行動は狂気だけど可愛い…
ニコは、イチカに裏切られたのを利用した
ジューゴ達を泳がせ、脱走計画を利用します
脱走を図れば、自然と孤立する訳で
余人に邪魔されない
始末しシスター殺しの罪を着せるだけ!!
イチカに「反省」を促す機会にもなるし
一石二鳥じゃねェの…
この腐れニコさん、ホント立ち回りが上手い
伊達に便器に生まれてねェな!!



刺されるまでは信じられなかった様子
■サイコパス
ニコは今まで、シスターと上手くやってます
敢えて裏切ったのは、好きにやりたいから
そもそも実は、ずっと昔から決めてたのか
彼、とっくに安泰な地位を築いてた為
裏切るのが少し不思議でした
が、へつらう事に飽き飽きしてた
問題は、シスターには完全に不意打ちで
かつ彼女が「ラスボス」な事
ニコさんは存在自体が敗北フラグ
ニコ、ここまで優位を築いて負けるのか?
どう事態が動くかゾクゾクした!!


身体で鞭の威力を知らされるジューゴ
■第21話「闇の雫」
伊達に獣のしつけに使われてる訳じゃない
致命傷を与えず、屈服させるのに最適なのか
ただ使い手があゆなので、掴めば逆転可能も
あゆなのでジューゴは手を出せない
ククリが見たら激怒しそう…
さすがニコさんクソ采配!!
計画上、対外的なシスター代理が必須で
ニコはミトを指名
彼女を脅す為、ジューゴを人質にする狙い
そこは体格や声に多少無理がある気も
細けェことはいいんだよ!!


ジューゴ、いいことを言ったのが仇に
■雅百(あゆ)
逆転の武器は、意外にもゴムボートでした
残骸を被せたら、あゆでは振りほどけない!!
主人公らしい、見事な機転と優しい台詞も
結果あゆを益々狂わせようとは。
これも「善意」か
本作、善意に苦しめられる様が儚い
シスターも「善意」は善意ですし
ジューゴが、真っ直ぐであればあるほど
歪んだ自分が惨めになる
あゆは自分が悪いとは解ってるんですね
この歪みも余命も、どこへ向かうのか



ニコくん畢生の一言
■不能
自分を棚に上げたシスターが怖い
シスター本領発揮も、ニコ本領発揮返し
しかし彼女、ニコの言葉を「不能」と解釈
たちまち、彼へ興味を失います
大事なのは子作りだと
妙にセックス、快楽を重視するシスター
彼女の願いは、子供を導いての社会変革
次世代を良い社会にする事
だから産み育てる事を重視、そも「男」自体に興味がないのも理屈であるも
「親が見守る前でセックス」もキーなのか?


イチカに裏切られ、初めて表情が変化
■心の支え
ニコなんかより、イチカは重要なのか
でもイチカは、幼い頃から姉を恨んできた
ニコだけが「なら殺してやる」と約束した為
イチカは、彼に救われたのだと
姉に向かって告白
でもシスターになる前は、どんな姉弟?
また妙なのは、好物だったたまごやき
今はそんなの食べてません
人格自体、変貌してしまったのか?
ただイチカは、園以前から虐待されていた
なら「昔は優しい」とも言えないか


ちょうど、ククリと正反対な子だったのか
■第22話「その手の紡ぐもの」
人が良く、「自分」をバカと決めつけてる
だから「大人(権威」の判断を疑わない
極端ではあるも、要は権威主義者だと思えば
決して他人事じゃないのが怖い
目が怖い!!
彼と比べりゃユージンは人間的だ!!
普通ならば、美点であるハズのものが
人間離れした醜悪さになる
切り抜けるも「怖い」と漏らしたククリが、人間的でホッとしますね
今回は気絶させたも今後どう動くやら



こんな明るい顔をした人が、殺されたのか
■シスター・コレー(レーコさん)
イチカは幼少から、親と親以外に虐待
姉が救いだったも、庇ってはいなかった?
対しレーコさん、料理が上手いと褒めてくれ
彼の未来を、これからは幸福になれる
未来を選べると励ました
彼女は未来を考えようと励ました
未来を用意、幸せと決めつけるシスターや
ククリ達の親と好対
解らなくなったら心で考えろ、理想を浮かべて行きたい方向を想え
本作で、一番子供に寄り添う人じゃないか…


今に至るまで、異常に姉に従順だったイチカ
■えぐられるイチカ
シスター、弟を成功例に教育者を目指した?
自分なら、理想の子を作れると思ったのか?
彼が、親以外にまで虐待されていたのも奇妙
シスターは、苦しむ弟に共感せず
今の性格の下地となった?
今もイチカの心に残る恩人の言葉
対しニコは共感性がないと自認
付き合い長いも、この苦しみが理解できず
ジューゴの言葉で「恩人」を思い出したイチカ、ニコは苦しみに「共感」できなかった
案外、自慢の共感性のなさが敗因なのか

不可解なまでに的確、ニコは一撃で致命傷に
■シロ
しっかり刃を寝かせ、骨の間から刺し殺した
シロ、シスターの為か、イチカの為なのか?
どうもシロ自身の判断で、こっそり隠れてた
薬を盛られ、本来なら寝てるハズが
クロゼットに潜んでた
殺害計画を察し、阻止の為に潜んでた?
もっとも、大の男二人を阻止は難しい
動けなかったか見届けたかったか
イチカの錯乱で、千載一遇の好機を得て?
或いはイチカの叫びを聞き、彼を救う為に飛び出したのか?
後日談は「“”」、シスターへ面従腹背か


ニコは嫌いだが、こんな結末は無惨だ…
■第23話「革命の夜【最終回】」
死の間際、ニコは冷たさにバスタブを連想
死の快感に勃起し、まさかの逆レイプエンド
シスターにすれば、男の悦びを与えてやる為
彼女にすれば、男は精液袋に過ぎず
曰く「与えてやれる施し」
これが彼女、精一杯の愛…?
共感性のないこと甚だしい!!
ニコすれば、常人が殺人を嫌うくらい
生理的に嫌な行為なのに
死に際、臓物に顔から突っ込まれるのと同じくらい悲惨と思えばいいのか
的確に最悪の嫌がらせしやがったよ!

死者はバラバラにされ、汚物入れに流される
■ニコ
ニコにはトイレに流されるのと同じ死に方か
トイレ生まれトイレ死にとは
それでも屈さず、呪い続けた様は流石でした
あれほど、“母”を嫌い続けた彼が
最期はまさかの母胎回帰
母胎からお前の破滅を見届けてやると
シスターは、むしろ首絞めプレイとなって
快感を増したみたいでしたが…
彼女も、どうしてこうもセックス絡みなのか
彼女も「毒親育ち」は確からしい?


本作最後の台詞は『行こう 自分を生きるために(ジューゴ』
■第一部・完
最後はダイジェスト、ああもう読みたいなあ!!
半年後「最後の脱出チャンス」に続く
色々気になるも、特に「食べない」でとか
棗、雅百に食べられちゃうの…?
特にあゆは未来がない
ニコの死後、楽園は崩壊の一途へ
十年、事実上の支配者だった彼が死ねば
無秩序な死が待つのみか
ニコは胸糞悪かったも、コントロールしてた
荒れた園、何人生きてるんだろう…

曰く「力及ばずの完結」
■あとがき・おまけ・カバー下
〆の言葉は、本作そのものなよう思えます
ジューゴの言葉もあとがきも
と、しんみりしつつ公式コラは最後も健在
アドベンチャーアプリ仕立てか!
次の配信いつ!?
コラがまた腹筋が鍛えられる六本
シロくんいい子かよ…!!
イチカへ、ニコがあまりに非情すぎる
イチカくんマジ推せる
ラスト一本「本当にそうだったらね」です

親や大人に強いられ、抜け出す物語
■自分を生きる為に
毒親をテーマにしたのが独特で面白い
ただ己の人生を自分で決めたい、その難しさ
描写は極端も、大人の考える「良き子供」と
子供自身、どうしたいかのギャップ
苦しみがとても普遍的で
毒親を煮詰めたシスターが強烈
遂に自ら孕んでしまったも
子供に共感せず、自分の考えを押して押して
でも今巻は、弟であるイチカの境遇から「彼女も何かあったのか」が更に深まった気がします
毒親再生産、ジューゴは抜け出せそうですが
でもシロ君「生まれながら殺人者」…?

登場初期、いつ死ぬかビクビクものでした
ククリ、生き様がロックで好きです
■収録
スクウェア・エニックスコミックス「聖女の揺籃、毒女の柩 4巻」。夏海ケイ
ガンガンJOKER連載、スクウェア・エニックス発行。
2020年12月発売(前巻2020年5月)
■ゆりひつ 4巻 最終回
あらすじ
第18話「イチカ」
第19話「祝祭」
第20話「神へ至る道(シナリオ)」
第21話「闇の雫」
第22話「その手の紡ぐもの」
第23話「革命の夜【最終回】」
あとがき・おまけ・カバー下
うみねこのなく頃に散 感想
これまでの感想
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うみねこのなく頃に散Episode8 4巻
うみねこのなく頃に散Episode8 5巻
うみねこのなく頃に散Episode8 6巻
うみねこのなく頃に散Episode8 7巻
うみねこのなく頃に散Episode8 8巻
うみねこのなく頃に散Episode8 9巻“最終回”
聖女の揺籃、毒女の柩 1巻“孤島と孤児と狂母と”
聖女の揺籃、毒女の柩 2巻“剪定会”
聖女の揺籃、毒女の柩 3巻“ミトの望み、ニコの生まれ”
聖女の揺籃、毒女の柩 4巻【第一部・完】“革命の夜”
※過去記事ページ
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夏海ケイ レビュー 考察 画像 ネタバレ
目次へ。これまでの感想はこちら 前回はこちら
サイコパス同士で欺くニコ
シスター殺害計画の結末、第一部・完!
シスター殺害計画の結末、第一部・完!


生まれながらセックスに苦しんだ末、腹上死
ニコは酷い奴も、こうも踏み躙られるとムゴい
ニコは、シスターの愛を口実だと思っていたも
きっと、役に立つ間・限定とはいえ
この蠕動も含め「愛」は本当
悪意を愛と善意が踏みにじったのか
「死んでも嫌」を死に際、強いられるとは
■ミトさん被害更新
多分イチカが殺したくないのと同じくらい嫌
でもニコも、嫌な事を相棒に強いた
因果応報が最速すぎる…
謎をダイジェストで増すエンターテイナー!!
応援の為、せめて電子書籍も買いましたわ
イチカさん幸せになって欲しい…
ゆりひつ 4巻 最終回 感想
・あらすじ
…ニコ、十年来の反乱。相棒イチカとは
…本物のシスター「レーコ」とは
・第18話「イチカ」
…イチカとシスター
…写真の三人、名前、意味するもの
・第19話「祝祭」
…シスターからのプレゼント♡
・第20話「神へ至る道(シナリオ)」
…ニコの計画・全貌
…ニコは、この園が大好きだから
・第21話「闇の雫」
…お別れパーティー
…ニコ畢生の一言、シスターの判断
・第22話「その手の紡ぐもの」
…サイトという少年
…陰と陽、レーコさん
・第23話「革命の夜【最終回】」
…ニコへ最後の施し
…ニコが残した凄まじい爪痕
・あとがき・おまけ・カバー下
…連載はひとまず終了
・夏海先生ツイッターより
・うみねこのなく頃に散 感想
これまでの感想
スマートフォン用ページ内リンク
・2ページ目
・3/3ページ目へ
・過去記事ページ
以下、公式あらすじより引用
及びブックウォーカー試し読み
及びブックウォーカー試し読み
生き残るのは唯一人。楽園に支配者は二人もいらない。
ニコによるシスター殺害計画。自らの16歳の誕生日にシスターを殺し、”楽園”を支配しようとするニコ。
全ての罪をジューゴに被せるべく。暗躍する。
衝撃の結末が楽園にもたらすものは平穏か、更なる混迷か!?
あらすじ
シスターはニコを信頼、完璧な奇襲となった
シスターはニコを信頼、完璧な奇襲となった

理性も垣間見せたも、あゆもどうなるのか
■あらすじ
ニコのシスター殺害計画を知ったジューゴ達
ジューゴはイチカを説得にかかり失敗する
11月、ニコ16歳の誕生日に計画は遂行され
際し、ニコはジューゴ達を捕らえ
罪をなすりつけようとした
シスターは全く疑っておらず計画はほぼ成功
しかし、寸前にイチカが拒否し
ニコはシロに刺殺された
それから半年、“最後の脱出チャンス”に
ジューゴは再び脱出を試みる【第一部・完】
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第18話
誕生日にシスターを殺す、…と聞いたククリは
誕生日にシスターを殺す、…と聞いたククリは


王様の耳はロバの耳かよ!!
■第18話「イチカ」
洗濯機に向け、喜びをシャウトするククリ
もしもギターがあったら歌いだしそうです
良かったここがステージじゃなくて良かった
ホント、見た目に物静かそうも
内面にロックな子!!
静かな冒頭からギャップが凄まじい
前巻で見つけた写真、裏は名前が記載
最後の名は「ケイン」
つまり、持ち主は覚えてくれているのか
これまでに殺された子供達の名前
ククリに聞くと、彼女は忘れたいという
ククリに聞くと、彼女は忘れたいという


チンポジとか言っちゃうベストヒロイン
■写真の名前
名前を見続ければ、罪を自覚させられる
だからククリ以下、普通は忘れようとする
だが写真の主、イチカは記憶し続けていた
跡形もなく「肥料」にされた子達を
人間として覚えている
物静かで律儀な青年だったのか
ククリみたいに、割り切っては考えない
ジューゴみたいに反抗もしない
現場で最善を尽くしちまうタイプなのか
同じ面従腹背もククリと大きく違う
イチカが、罪悪感を感じてるというのなら
ジューゴが出した答え
ジューゴが出した答え


しかしイチカ、直後に魚をブッ捌いて拒否
■罪悪感の行方
写真、私服の女性こそ現シスター
シスターが姉なら、殺せば罪悪感を負う
殺す事による、罪悪感を負わせたくないと
ジューゴ、味方につけたい以上に
彼を思ってこそ
だが説得失敗と「前振り」?
巻末予告、どうもジューゴの弟シロ
他に殺人経験があるのか?
とすれば「身内を殺し苦しんでる」のか?
あの虫も殺せなさそうな子が…?
第19話
脱出計画、イチカはボートを教えてくれた
脱出計画、イチカはボートを教えてくれた


この鬼子母神、種いっぱいが嬉しいのか?
■第19話「祝祭」
シスターを象徴し、“人の味”とされるざくろ
中の果肉は、一粒ごとに種子入り
子供を植物に例え、孤児院を奪ったシスター
種、子だくさんである事が
彼女に幸福なのか?
ククリもしれっと「大事な人」とか!!
ジューゴは知らないので流すも
ククリには、大事な人がいるんですよね
それはジューゴ、あなたです!!って話よ!
言ってやれよハンサムさん!!
イチカはシスターの弟だった
同じく家族を憎んだククリ、少し解る気も
同じく家族を憎んだククリ、少し解る気も

身内だからこそ殺したい
■身内殺し
曰く「それで罪を負いたくない」けども…
ジューゴとククリ、揃って「もったいない」
イチカに、仲間意識が芽生えたも
当人の心は縛られてる…
無論、二人が知らない事情も山ほど
想像するしかないとはいえ
ククリも、クールなようで優しい子よね…
姉への複雑さは、彼女にも解る事だからか
シスターは極端すぎる例とはいえ
ハッピーバースデーニコ!
シスターから、とっておきのプレゼント♡
シスターから、とっておきのプレゼント♡

巻を重ねるごとにミト、ミト!ミトってば!
■すなわち「大人の仲間入り」
曰く「排卵日がちょうど重なった」そうな
なにこのシスターこわい
いや排卵日調べてたし、予想はついた事も
こうして形に、言葉にされると
えもいわれぬものが
ものも言えないミトが…
またニコの台詞「“”」が嘘なら
自分が生まれた事自体、否定しているのか
前巻の出生から納得の話も、そこまでいくと気の毒な…
いやミトさん程じゃないかもだけども…
第20話
ニコ曰く、彼はこの園が大好きだから
ニコ曰く、彼はこの園が大好きだから


またニコさんが頭のタガフッとんだ事を…!!
■第20話「神へ至る道(シナリオ)」
この言葉、変な影響残さなきゃいいんですが
おどけ、シスター殺しの計画を語りだすニコ
シスターを殺し、自分をその代理人に据える
彼女の権威、システムはそのまま
支配者へ成り上がる
ちょっと狂ったイエス・キリスト宣言か
奇しくもコミックス発売はクリスマス
シスターもイチカの姉がすり替わったようだし
発想も丸々貰ったという訳か
切り裂かれていたゴムボート
無論、イチカが裏切ったわけではなく
無論、イチカが裏切ったわけではなく



このヤンデレーエフっぷりが可愛い
■わるい子退治
あゆ、行動は狂気だけど可愛い…
ニコは、イチカに裏切られたのを利用した
ジューゴ達を泳がせ、脱走計画を利用します
脱走を図れば、自然と孤立する訳で
余人に邪魔されない
始末しシスター殺しの罪を着せるだけ!!
イチカに「反省」を促す機会にもなるし
一石二鳥じゃねェの…
この腐れニコさん、ホント立ち回りが上手い
伊達に便器に生まれてねェな!!
本当に「欲しかったもの」を明かすニコ
腐れ外道の聖女も最期…?
腐れ外道の聖女も最期…?



刺されるまでは信じられなかった様子
■サイコパス
ニコは今まで、シスターと上手くやってます
敢えて裏切ったのは、好きにやりたいから
そもそも実は、ずっと昔から決めてたのか
彼、とっくに安泰な地位を築いてた為
裏切るのが少し不思議でした
が、へつらう事に飽き飽きしてた
問題は、シスターには完全に不意打ちで
かつ彼女が「ラスボス」な事
ニコさんは存在自体が敗北フラグ
ニコ、ここまで優位を築いて負けるのか?
どう事態が動くかゾクゾクした!!
第21話
ニコ直伝、楽しい「鞭」の使い方
ニコ直伝、楽しい「鞭」の使い方


身体で鞭の威力を知らされるジューゴ
■第21話「闇の雫」
伊達に獣のしつけに使われてる訳じゃない
致命傷を与えず、屈服させるのに最適なのか
ただ使い手があゆなので、掴めば逆転可能も
あゆなのでジューゴは手を出せない
ククリが見たら激怒しそう…
さすがニコさんクソ采配!!
計画上、対外的なシスター代理が必須で
ニコはミトを指名
彼女を脅す為、ジューゴを人質にする狙い
雅百は母に否定され続けてきた
結果、“いけないもの“に惹かれてしまう子に
結果、“いけないもの“に惹かれてしまう子に


ジューゴ、いいことを言ったのが仇に
■雅百(あゆ)
逆転の武器は、意外にもゴムボートでした
残骸を被せたら、あゆでは振りほどけない!!
主人公らしい、見事な機転と優しい台詞も
結果あゆを益々狂わせようとは。
これも「善意」か
本作、善意に苦しめられる様が儚い
シスターも「善意」は善意ですし
ジューゴが、真っ直ぐであればあるほど
歪んだ自分が惨めになる
あゆは自分が悪いとは解ってるんですね
この歪みも余命も、どこへ向かうのか
善意を謳い、ニコの良心へと訴えるシスター
サイコパスの本領発揮である
サイコパスの本領発揮である



ニコくん畢生の一言
■不能
自分を棚に上げたシスターが怖い
シスター本領発揮も、ニコ本領発揮返し
しかし彼女、ニコの言葉を「不能」と解釈
たちまち、彼へ興味を失います
大事なのは子作りだと
妙にセックス、快楽を重視するシスター
彼女の願いは、子供を導いての社会変革
次世代を良い社会にする事
だから産み育てる事を重視、そも「男」自体に興味がないのも理屈であるも
「親が見守る前でセックス」もキーなのか?
イチカこそ、ずっと「姉」を殺したかった
彼の支えこそニコだった
彼の支えこそニコだった


イチカに裏切られ、初めて表情が変化
■心の支え
ニコなんかより、イチカは重要なのか
でもイチカは、幼い頃から姉を恨んできた
ニコだけが「なら殺してやる」と約束した為
イチカは、彼に救われたのだと
姉に向かって告白
でもシスターになる前は、どんな姉弟?
また妙なのは、好物だったたまごやき
今はそんなの食べてません
人格自体、変貌してしまったのか?
ただイチカは、園以前から虐待されていた
なら「昔は優しい」とも言えないか
第22話
ククリ曰く「サイトくんは空っぽの子」
ククリ曰く「サイトくんは空っぽの子」


ちょうど、ククリと正反対な子だったのか
■第22話「その手の紡ぐもの」
人が良く、「自分」をバカと決めつけてる
だから「大人(権威」の判断を疑わない
極端ではあるも、要は権威主義者だと思えば
決して他人事じゃないのが怖い
目が怖い!!
彼と比べりゃユージンは人間的だ!!
普通ならば、美点であるハズのものが
人間離れした醜悪さになる
切り抜けるも「怖い」と漏らしたククリが、人間的でホッとしますね
今回は気絶させたも今後どう動くやら
サイトは夢を否定され、あっさり受け入れた
他方イチカ、幼い頃「夢」がなかった
他方イチカ、幼い頃「夢」がなかった



こんな明るい顔をした人が、殺されたのか
■シスター・コレー(レーコさん)
イチカは幼少から、親と親以外に虐待
姉が救いだったも、庇ってはいなかった?
対しレーコさん、料理が上手いと褒めてくれ
彼の未来を、これからは幸福になれる
未来を選べると励ました
彼女は未来を考えようと励ました
未来を用意、幸せと決めつけるシスターや
ククリ達の親と好対
解らなくなったら心で考えろ、理想を浮かべて行きたい方向を想え
本作で、一番子供に寄り添う人じゃないか…
しかし、レーコを殺したのもイチカだった
曰く「姉がやれ」と言ったから
曰く「姉がやれ」と言ったから


今に至るまで、異常に姉に従順だったイチカ
■えぐられるイチカ
シスター、弟を成功例に教育者を目指した?
自分なら、理想の子を作れると思ったのか?
彼が、親以外にまで虐待されていたのも奇妙
シスターは、苦しむ弟に共感せず
今の性格の下地となった?
今もイチカの心に残る恩人の言葉
対しニコは共感性がないと自認
付き合い長いも、この苦しみが理解できず
ジューゴの言葉で「恩人」を思い出したイチカ、ニコは苦しみに「共感」できなかった
案外、自慢の共感性のなさが敗因なのか
もう誰も殺したくないと絶叫のイチカ
ニコは殺すように強いるも
ニコは殺すように強いるも

不可解なまでに的確、ニコは一撃で致命傷に
■シロ
しっかり刃を寝かせ、骨の間から刺し殺した
シロ、シスターの為か、イチカの為なのか?
どうもシロ自身の判断で、こっそり隠れてた
薬を盛られ、本来なら寝てるハズが
クロゼットに潜んでた
殺害計画を察し、阻止の為に潜んでた?
もっとも、大の男二人を阻止は難しい
動けなかったか見届けたかったか
イチカの錯乱で、千載一遇の好機を得て?
或いはイチカの叫びを聞き、彼を救う為に飛び出したのか?
後日談は「“”」、シスターへ面従腹背か
第23話【最終回】
ニコの完璧な奇襲は、相棒錯乱と奇襲が阻止
ニコの完璧な奇襲は、相棒錯乱と奇襲が阻止


ニコは嫌いだが、こんな結末は無惨だ…
■第23話「革命の夜【最終回】」
死の間際、ニコは冷たさにバスタブを連想
死の快感に勃起し、まさかの逆レイプエンド
シスターにすれば、男の悦びを与えてやる為
彼女にすれば、男は精液袋に過ぎず
曰く「与えてやれる施し」
これが彼女、精一杯の愛…?
共感性のないこと甚だしい!!
ニコすれば、常人が殺人を嫌うくらい
生理的に嫌な行為なのに
死に際、臓物に顔から突っ込まれるのと同じくらい悲惨と思えばいいのか
的確に最悪の嫌がらせしやがったよ!
重傷を負ったまま、激しく動かされる行為は
否応なしに「バラバラ」を連想させた
否応なしに「バラバラ」を連想させた

死者はバラバラにされ、汚物入れに流される
■ニコ
ニコにはトイレに流されるのと同じ死に方か
トイレ生まれトイレ死にとは
それでも屈さず、呪い続けた様は流石でした
あれほど、“母”を嫌い続けた彼が
最期はまさかの母胎回帰
母胎からお前の破滅を見届けてやると
シスターは、むしろ首絞めプレイとなって
快感を増したみたいでしたが…
彼女も、どうしてこうもセックス絡みなのか
彼女も「毒親育ち」は確からしい?
ニコの死は、子供達に凄まじい傷痕となる
彼とイチカでさえ倒せなかったから
彼とイチカでさえ倒せなかったから


本作最後の台詞は『行こう 自分を生きるために(ジューゴ』
■第一部・完
最後はダイジェスト、ああもう読みたいなあ!!
半年後「最後の脱出チャンス」に続く
色々気になるも、特に「食べない」でとか
棗、雅百に食べられちゃうの…?
特にあゆは未来がない
ニコの死後、楽園は崩壊の一途へ
十年、事実上の支配者だった彼が死ねば
無秩序な死が待つのみか
ニコは胸糞悪かったも、コントロールしてた
荒れた園、何人生きてるんだろう…
あとがき・おまけ・カバー下
あとがき、先生はただただ感謝のお言葉だけ
あとがき、先生はただただ感謝のお言葉だけ

曰く「力及ばずの完結」
■あとがき・おまけ・カバー下
〆の言葉は、本作そのものなよう思えます
ジューゴの言葉もあとがきも
と、しんみりしつつ公式コラは最後も健在
アドベンチャーアプリ仕立てか!
次の配信いつ!?
コラがまた腹筋が鍛えられる六本
シロくんいい子かよ…!!
イチカへ、ニコがあまりに非情すぎる
イチカくんマジ推せる
ラスト一本「本当にそうだったらね」です
感想追記
自分を生きる、毒親に苦しみ続けるジューゴ達
自分を生きる、毒親に苦しみ続けるジューゴ達

親や大人に強いられ、抜け出す物語
■自分を生きる為に
毒親をテーマにしたのが独特で面白い
ただ己の人生を自分で決めたい、その難しさ
描写は極端も、大人の考える「良き子供」と
子供自身、どうしたいかのギャップ
苦しみがとても普遍的で
毒親を煮詰めたシスターが強烈
遂に自ら孕んでしまったも
子供に共感せず、自分の考えを押して押して
でも今巻は、弟であるイチカの境遇から「彼女も何かあったのか」が更に深まった気がします
毒親再生産、ジューゴは抜け出せそうですが
でもシロ君「生まれながら殺人者」…?
収録

夏海ケイ🌸4巻発売中/聖女の揺籃、毒女の柩@sirius1810405
【聖女の揺籃、毒女の柩】既刊情報
2020/12/06 12:40:10
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マンガUP!でも配信中▶️ https://t.co/dQB1TT3ihG… https://t.co/QB7FskSacW
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2020/12/23 17:27:52
本日のメニュー
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発売されたからもう書店行けば置いてるっしょ!みたいな部数じゃないから打ち切りになってるので…まじで…みんな部数を過信しないで……
2020/12/23 18:43:41
夏海ケイ🌸4巻発売中/聖女の揺籃、毒女の柩@sirius1810405
ゆりひつ4巻ご購入ありがとうございます!🥳
2020/12/25 14:17:44
子供たちの内面が見え始めて面白くなってきたところでしたね~!
続きが描けた際には他の子のプロフィールもつけていきたいです~
#マシュマロを投げ合おう
https://t.co/7C7DeMbuYj
夏海ケイ🌸4巻発売中/聖女の揺籃、毒女の柩@sirius1810405
今日特に更新ないんですが、マンガUP!のホラー・サスペンス部門で1位になっていました✨
2020/12/25 15:15:32
ありがてえ〜〜マンガUP!では3巻まで読めます〜!
このシスター、どこかおかしい。『聖女の揺籃、毒女の柩』 マンガUP!で今すぐ読もう!… https://t.co/QAAPfiokaA
登場初期、いつ死ぬかビクビクものでした
ククリ、生き様がロックで好きです
■収録
スクウェア・エニックスコミックス「聖女の揺籃、毒女の柩 4巻」。夏海ケイ
ガンガンJOKER連載、スクウェア・エニックス発行。
2020年12月発売(前巻2020年5月)
■ゆりひつ 4巻 最終回
あらすじ
第18話「イチカ」
第19話「祝祭」
第20話「神へ至る道(シナリオ)」
第21話「闇の雫」
第22話「その手の紡ぐもの」
第23話「革命の夜【最終回】」
あとがき・おまけ・カバー下
うみねこのなく頃に散 感想
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うみねこのなく頃に散 感想
うみねこのなく頃に散Episode8 4巻
うみねこのなく頃に散Episode8 5巻
うみねこのなく頃に散Episode8 6巻
うみねこのなく頃に散Episode8 7巻
うみねこのなく頃に散Episode8 8巻
うみねこのなく頃に散Episode8 9巻“最終回”
聖女の揺籃、毒女の柩 感想
聖女の揺籃、毒女の柩 1巻“孤島と孤児と狂母と”
聖女の揺籃、毒女の柩 2巻“剪定会”
聖女の揺籃、毒女の柩 3巻“ミトの望み、ニコの生まれ”
聖女の揺籃、毒女の柩 4巻【第一部・完】“革命の夜”
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