試し読み 新九郎、奔る! 5巻 感想
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若き領主、新九郎を「落馬」へ動く既得権勢力
父が語る将軍側近の心得

新九郎、奔る! 5巻 感想
新九郎、奔る! 5巻 感想
新九郎、奔る! 5巻 感想
新九郎、奔る! 5巻 感想
新九郎、奔る! 5巻 感想

 伊勢貞親失脚、伊勢家頭領が世代交代かあ!!

 地位は暴れ馬のよう、いつ落馬するか解らない

 前巻、貞親の意欲に貞宗が慄いたのが前振りか
 優しげだった彼がクーデターとは
 世の中解りません

 対し新九郎、人は生まれた時は無位無官!!

 ゼロから立ち上がる姿勢が快い!!

後の北条早雲である
 ところが領地に戻ったら戦争の真っ最中だとか
 親族同士、寝首を書き合う仲だとか
 他家まで引き込むとか

 今巻は戦国時代の縮図って感じですね

 まさに時代の最先端だのう!

新九郎、奔る 5巻 感想


・あらすじ
  …文明3年、伊勢宗家の政変!!
・第24話「落馬その1」
  …新旧・九郎対決
  …山名是豊軍、領地に入る

・第25話「落馬その2」
  …落馬記念日
  …新九郎、斬り死にの覚悟!!
・第26話「落馬その3」
  …最大の「落馬」
  …新九郎、恋わずらい…?

・第27話「負債その1」
  …京都、伊勢宗家の政変!!
  …企んだのは意外な…
・第28話「負債その2」
  …荏原郷公正化へ「三家談合」の策
  …結果、風向きが…?

・第29話「負債その3」
  …伊勢貞宗と、父・盛定の大問題!!
  …勝元嫡子、聡明丸
・第30話「負債その4」
  …将軍・義政の裁決
  …母の本音、父が語る「狐舞い」

・白暮のクロニクル 感想
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あらすじ
第1話以来、新九郎達に君臨した宗家・貞親

新九郎、奔る! 5巻 感想 02

 白髪交じりの貞親、この方がなあ…

あらすじ
 文明3年4月、新九郎は珠厳に暗殺されかかる

 だが伊勢盛頼は、利用してクーデターを仕掛け
 逆に政所・珠厳を失脚させる事に成功
 弟・珠龍を政所とした

 東西伊勢家、那須家で談合も実現

 だが4月28日、伊勢貞親が完全失脚
 新九郎の父・盛定も失脚

 新九郎は京に赴き、16歳で家督を継ぐ

 だが荏原郷では戦争が勃発した

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第24話
あいつを「落馬」させよう。陰謀が動く中

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 当の新九郎、まさに落馬中

第24話「落馬その1」
 劇中も「出オチ」とか言われる始末!!

 父が京の政争に追われ、統治を怠っていた荏原

 新九郎は名代として入り、領地運営を試みる中
 前巻をかけ、地元民に好かれ始めたも
 既存統治者に嫌われた

 まさに荒馬、乗りこなすのが難しい

 思えば彼は、こうして地元密着の苦労と
 京都での高度な政争

 両方を見た為に、歳に見合わぬ政治力を培っていくんですね

 今は、否これからもクソ真面目のようですが 

前巻から続く「山名是豊、領地反乱鎮圧」作戦
新九郎、彼の軍を預かる羽目に

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 結果、新旧九郎対決!敗北…ッ!!

山名軍騒動
 お馴染み西軍・山名宗全の息子是豊

 彼は東軍、新九郎同陣営で活躍中

 新九郎、山名是豊軍に宿を提供することとなり
 是豊、というか他国を信用せぬ九郎盛頼
 新九郎に激怒

 ダイレクトに「領地を寄越せ」と発言

 実質支配も見せつけます

 この顔は「見ろ!民は俺を支持してる!」
 と自負を見せつけた格好か

 正直九郎盛頼視点だと、新九郎ってホントにろくでもなく見えます

 新九郎が「負け」と感じるのも仕方ない

文明3年4月10日、幸い山名軍は問題なく出立し
田植えがスタートした

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 新九郎にすりゃホッと一息なタイミング

落馬記念日
 だが実は「新九郎暗殺」が動いていた…!!

 と「ミスリード」する回!!

 後から思えば、盛頼の台詞は一貫しているのね
 政争は京都だけの話じゃない!
 地元でも起こるのだ!!

 いや起こらないで下さい!?

 ただ、後から思えば「良い政争」で
 つくづく盛頼デキる人

 彼の父はめっちゃ悪役ムーブですし、盛頼も悪い顔のオンパレードですが

 彼との関係もどこに落ち着くんでげしょう 

第25話
政所、珠厳の宴に招待も「暗殺」と気付き…

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 鮮やかな彦次郎、しかし震えていました

第25話「落馬その2」
 内心が「まとも」と感じられ切ない

 敵に存竹太郎も参加し、クーデター勃発!!

 盛頼の弟・珠龍の動揺で、早々に察知できた
 多勢に無勢、斬り死にの覚悟に
 巻頭からクライマックス!!

 事の発端は小坊主が怯えた為、ドラマですねえ

 兵が戦慣れしてないのも面白い

 不慣れな連中は政所の連中
 盛頼直属と違って、前線に出てない証なのか

 慌てて無駄に戦端が開かれてしまった

 多分存竹太郎はそうした連中を抑え、弟・三郎を守りたいんだと思うものの

 長兄、弁解しない様が実に男前ですわ

遅れ盛頼も登場、もはやこれまでと覚悟するも
事態は意外な展開へ

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 実は盛頼、珠厳の「落馬」こそ狙っていた

クーデター
 珠厳は新九郎の家の収入をピンハネ

 どころか盛頼側の収入まで懐に入れていた

 盛頼は潰そうと決意も、力づくでは難しかった
 今回、新九郎を潰すフリをして
 虎視眈々狙っていたと

 台詞は全てミスリードか!!

 伊勢家の財政問題も大幅改善

 珠厳は東西の収入調査、調整役でしたが
 欲をかくからこんな事に…

 対し盛頼も感情的ながら、人望もあり策も出来て戦慣れもしてるとか隙がねェな…

 敵は減ったも難敵、敵であり続けるか…?

第26話
裏切られ消沈の新九郎、励ましてくれたのは

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 あいや新九郎殿、恋の季節かや?

第26話「落馬その3」
 新九郎は珠厳老を信じていました

 読者視点では悪党も、彼の前では柔和でしたし
 子供扱い、客扱いと舐めてはいたも
 敢えて疑う程でなかった

 何より身内と思ったら殺しにきてた。辛い

 しかし信じねば始まらない

 今回を経ても、信用しようとし続ける姿勢!!
 真面目さは健在で嬉しいですけども

 そんな彼の心にスッ、とお弦殿が入り込む26話

 なるほど伊都様と似てるのね

実は出戻りな弦様、五月五日は「石合戦」の日
そして最後に落馬したのは…

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 ミスター策謀家、伊勢貞親の再失脚…!!

最大落馬 
 それも今度は完全失脚

 落馬1話目は物理的に、2話は珠厳、3話は貞親

 むしろ「貞親失脚」へ振りだったんでしょうか
 また、新九郎の父もセットで失脚
 失脚ハッピーセット…!!

 荏原は五月で「印字合戦」の風景も

 石を投げ合うとは物騒ですが
 子供も成長し、いずれ戦力となるご時世

 行事もまた実戦本位、子供の頃から慣れていくんですね

 失明などもたくさん出てたんだろうな…

第27話
京・伊勢宗家の政変!将軍と貞親、最後の挨拶

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 育てとはいえ親の前では「子供」。

第27話「負債その1」
 不意の涙に胸を突かれる別れ

 正直義政さま、身勝手で好きじゃありません

 ですが、ほんの一瞬「子供」に返る様は切ない
 彼も彼で、育ての親・貞親を愛し
 共に過ごしたかった

 だが貞親は彼を退場させようとした

 まだ義政とてやりたい事がある

 ただ貞親の本丸は、義政自身というより
 彼を操る日野でした

「将軍を操るポジション」を争う中、日野に操られる義政が邪魔になった

 この辺のややこしさも本作の骨頂ですのう

将軍義政は「貞親の為」との想いもあった様子
引退させ、長生きして欲しかった

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 クソ親父リモート高笑い、密を避けております

貞親引退
 ついでに共謀したお公家も引退

 この後「以下略」も、次巻描かれるのかしら

 とまれ失脚させたのは、貞親嫡男の貞宗でした
 印象として、陰謀家・貞親と比べ
 実直で信頼できる人

 と思ったら「狐」であるらしい

 あの定宗さえ信用できないのか

 また、お馴染み「狐」から鎧も届いたも
 今巻を経ると意味深な名

 作中「狐」とは、貞親のような「上を支える者」をも指すのだそうな

 虎の威というも、狐なしでは虎は虎たりえない

 彼もそんな重要人物となるのか? 

第28話
荏原の公正運営へ、新九郎が献策。その結果!?

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 ホント盛頼氏、どこまで本気なのか

第28話「負債その2」
 伊都姉さんの旦那を連想させます

 新九郎の策とは、財政状態を公開する事でした

 珠厳事件反省、不正を防ぐ為に思い切った策も
 加えて、東西に加えて「中立」を
 那須家をも加えた

 結果盛頼、戦争による荏原統一を断念

 意外な形で新九郎に恩恵

 那須家と仲良くなった新九郎
 そう思わせれば、盛頼も手を出しにくくなる

 前巻の通り、那須家の方はあんまり新九郎を重視してない感じではあるも

 盛頼には解らない事ですもんな

「どう見えるか」が大切
 
領地経営も丁々発止の新九郎
忙しい中、いよいよ京都・宗家から呼び出しに

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 一目でわかる面目なさ

メンモクレス
 お父さんすっかり老け込んじゃて…

 前巻も病が長引き、大丈夫か心配でした

 どっこい先に政治生命ジ・エンド、京都は魔窟
 頭を剃り、冠を外しただけであるも
 意気消沈ですわ…

 山名宗全なんかハゲでも元気なのに

 我が家のハゲは完全に世の終わり

 ただ実は、後で「勇み足」と発覚します
 気の小さい父ちゃんらしい話

 だがそれが思わぬ方向にホームランしようとは

 父上この後どうすんだろう…

第29話
父・盛定の問題。新たな家長、伊勢貞宗の風格!

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 貞宗、第1話の父・貞親を踏襲したカット!!

第29話「負債その3」
 この迫力で28歳、応仁の乱で揉まれた風格か

 前に貞親が凋落した際は、懸命さが先だった
 今回、自ら父を追い落としただけあり
 眼光がハンパない

 他方盛定は早まって引退とは気が小さい

 結果、かえって義政公を激怒

 いるいる!この将軍、気を遣ったら遣ったで
 当てつけだと感じるタイプ!!

 作中でも言われてますが、面倒くさい人ですわ

 貞親引導では聡明に見えたんですが…

盛定引退を勘繰り、機嫌を悪くしてしまう義政
九郎丸、勝元に相談に行くも…

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 聡明丸様、なんて銀河美少年なんだ…

細川勝元
 今巻最大級のインパクトを残した聡明丸

 これで僅か六歳とかウッソだろ!?

 ただ彼、細川政元の今後を思うと納得の存在感
 とまれ、将軍に怒りを解いてもらおうと
 勝元に口添えを頼みます

 御所で奮闘する新九郎 

 無我夢中でしょうが、立派になりました
 曲りなりにも人脈を活用

 やり方は正攻法であり、伊勢家としては難ありでしょうけれど

 第1集と比べ「力」がつきましたわ

第30話
不快感露わの将軍、新九郎に厳しい裁決を下す

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 渦中の日野富子も登場、どんな素顔やら

第30話「負債その4」
 富子は色目が強くてちょっと嫌な印象

 ですが彼女のとりなしによって父・盛定は無罪

 しかし将軍、腹いせのように官位を与えぬとし
 名実ともに「地方領主」として
 荏原で生きる事に

 新九郎自身には性に合ってそう

 貞宗も新九郎の扱い難さを認識

 母の予言から、貞宗は障害になるらしいも
 地方暮らしなら接点もなく…?

 父も早くも楽隠居を決め込みましたが、新九郎も忙しいのになあ

 仕事上ストレスは凄かったとはいえ

将軍の側近とは「狐」
貞親は常々、狐舞いの大切さを説いていた

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 第3集外伝といい、母様の本音が素敵

引退の狐舞い
 将軍側近としての心構え、狐舞い

 側近は敢えておべっかを使え

 自身が、虎の威を借る狐と周囲に侮られようと
 そう思って貰えればしめたもの
 将軍は「虎」になれる

 道化を演じ、将軍を権威付けする事

 狐には狐の本懐があるんですね

 無論、真面目な新九郎には納得いかないも
 確かに「働き者」

 こんな面倒な事しながら、家を支えてきたんですから

 荏原郷ほっといたのも許されるべきか

 いやアレはアレで問題だけど!! 

誰でも生まれた時は無位無官
男の子だね新九郎! 後の北条早雲である!

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 しかし帰ってみたら戦争中という

領主さまは十六歳!!
 改めて京の「政治」は新九郎に合わない

 再確認して田舎に戻ったら戦争中!!

 新九郎の人生、嵐が吹きすぎてやしないかね!?
 田舎、領地問題がこうして各所で噴出
 本来は「上」が抑えられた

 が、京都も戦争でその余裕がない

 かくてレッツゴー戦国時代なんですね

 盛頼と伊勢家、予告的に「戦争」というより
 小競り合いで終わるのか?

 あと本当に「変な女=弦殿」に手を出さず終われるのか?

 新九郎殿十六歳、過酷な世の中だなあ!!

収録

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 出てきたと思ったらハゲになった春房殿

 貞親は彼の妹婿を頼り、近江(滋賀)へ脱出

刊行
 ビッグコミックス「新九郎、奔る! 5巻」。ゆうきまさみ。
 週刊ビッグコミックスピリッツ連載、小学館発行。
 2020年10月(前巻2020年6月)

新九郎、奔る 5巻
 あらすじ
 第24話「落馬その1」
 第25話「落馬その2」
 第26話「落馬その3」
 第27話「負債その1」
 第28話「負債その2」
 第29話「負債その3」
 第30話「負債その4」 
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