公式 最後のレストラン 16巻 感想
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ヘブンズドアを売れ!?
父時代のシェフの娘、幼馴染・映花さん登場

最後のレストラン 16巻 感想
最後のレストラン 16巻 感想
最後のレストラン 16巻 感想
最後のレストラン 16巻 感想

 表紙通り、園場氏&ジャンヌがビシッと活躍!!

 色んなキャラが立ったも、二人は別格ですわね

 色んな、そう今巻も新キャラで閉店騒動が驚き
 徐々にヒロイン的な存在感を出してます
 店長!! 三角関係追加ですか!?

 その店長が珍しく怒った巻

 日頃にない迫力、こだわり男前!!

波平くん頑張る
 料理的には74話で、バーへの四苦八苦が面白い
 実際「行ってみたいな」と思えて
 開拓の楽しさが魅力的

 偉人は嘉納治五郎氏、引き締まる思いがします

 波平くんは年取ったら禿そう。

最後のレストラン 16巻 感想


・あらすじ
  …店長、営洋映花と20年ぶりの再会
・第74話「釈迦ヶ獄様」
  …江戸時代、身長226cmを誇った大力士
  …バー・シャノワール開店!!
・第75話「ロッキー・マルシアノ様」
  …映花と閉店騒動!!
  …最強、無敗「らしさ」に苦しんだ英雄

・第76話「アベベ・ビキラ様」
  …裸足で金メダルを取ったマラソン選手
  …商店街ディープフェイク?
・第77話「嘉納治五郎様」
  …柔「道」の父
  …激戦区のケータリングで勝ち抜くには

・第78話「ジャッキー・ロビンソン様」
  …全チーム永久欠番となった黒人の英雄
  …コロナ禍っぽい問題!!
・巻末他4コマ
  …結婚したなら
・これまでの感想

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・最後のレストラン 過去記事一覧
  …2011年4月連載開始
・妖怪の飼育員さん 過去記事一覧
  …2015年3月連載開始

あらすじ
人は何かを成し遂げたと言えぬまま死んでいく

最後のレストラン 16巻 感想 49

 人が自分で決め、自分で生きた証なんだと

 最後まで素敵な御仁でした

あらすじ
 夜の部、バー「シャノワール」を営業開始

 釈迦ヶ嶽雲右エ門様がご来店、ひとまず始動し
 幼馴染、営洋映花とも20年ぶりに再会
 危うく店が潰れかける
 
 ロッキー様来店でなんとか回避

 また、店をバリアフリーに改装した折
 アベベ様が来店

 波平君は嘉納治五郎様に生き方を教わる

 二号店もジャッキー・ロビンソン様来店で、テイクアウトを改善する

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第74話
将来に絶望した力士と、奮闘する一瀬さん!!

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 夜の部としてバーを開店も、とんと客がこない

第74話「釈迦ヶ獄様」
 そこで一瀬さん、集客に奮闘の回!!

 お客は巨漢ゆえ、奇異にみられ苦しんだ力士

 共に将来に希望が見えない同士、好対というか
 客を増やそうとアイデア出しが面白いも
 悲観的な材料ばかり

 ついでに店長も将来を悲観

 若者のナントカ離れが叫ばれて久しいも
 要は金も時間もない

 離れというか「好きになる余地」がない

 若者が酒を飲まないなら、酒の専門家も商売あがったり

 何気に一瀬さん厳しい立場なのねえ

そもそも「将来に希望が持てない」というのは
お客=若者も同じなワケで

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 妙に存在感あるお客さんだのう

離れる以前に
 工夫を凝らし来店して貰えた一瀬さん

 同じく釈迦ヶ獄様もご来店

 努力の甲斐があって、お客さんは好感触でした
 思うに「ナントカ離れ」はお金と
 また「知らない」事

 一瀬さん達の「推し」が上手い!!

 お酒の美味しさ、楽しさを知ってもらう契機へ

 例えば、成人式で飲んだビールが不味いとか
 日本酒が不味かったとか

 しかし楽しみ方さえわかれば、美味しい・楽しい物と感じて貰えると思いますから

 酒も、伊達に有史以来人類に寄り添ってない

今回、テーマは「自分の真価を知る料理」
店長の回答はマッシュルーム

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 この染み出した汁が美味いんだとか


 ここまで育つのは一万個に一つ

 即ち「奇跡的な巨漢」同士の共感か

 ここまで大きくなった「から」出せる味がある
 巨体で辛い、それは変えられないけど
 辛い中でこそ得られる何か…

 前向きに挑む釈迦ヶ獄殿が男前

 釈迦ヶ獄殿、本当に旨そうで幸せそうで
 気概を感じる「最期」

 相撲取りになるしかなかった、でも選ばされた道だろうと道は道

 私自身、そこまで割り切れやしません

 でもだからこそ痺れて憧れますわ

第75話
ヘブンズドア閉店!? 実は一千万円も借金が

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 園場とは20年ぶり、への字口ヒロイン

第75話「ロッキー・マルシアノ様」
 父の借金が残ってたと発覚

 金払え、さもなくば店を潰すと穏やかじゃない
 が、実は「父」への複雑な想いが
 騒動の原因でした

 だって店での父は「ぺこぺこして格好悪い」

 幼少期の幻滅が、店を憎ませた

 内弁慶というも、家では優しい父が
 会社じゃパワハラ上司とか

 大人になった今は「働くって辛い事だから」とは思うものの

 幼少期に感じたらトラウマですよね

 そりゃそうなのよですよ

ロッキーは、金で苦労した人物だったそうな
彼が貸してくれて一件落着

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 借金・閉店騒動自体は一話で完結

ボクサーの苦労
 蓋を開ければ映花さん登場が

 とまれ、ロッキーが「父」に肩入れしてくれ
 映花さんを説得してくれた事もあり
 事態は一件落着

 父が頭を下げてて幻滅した

 でも頭を下げてたのは、家族の為

 そう思えれば、幻滅したエピソードさえ
 父の愛情だと感じられるのね

 ロッキーだって「子供視点」で見れば、いつもボッコボコで怖い顔をした人

 ロッさん自身、苦労してただけなのにね…

テーマは「チャンピオンのパスタ」
パスタは安い料理、食べるとファンが幻滅する

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 そこで「貴族的なパスタの食べ方」を教授に

らしさ
 そうすればファンを幻滅させず済む

 が、オチのロッキーが素敵でした

 周りに「君はこんな人物であれ」と言われる
 男らしく、女らしくとか
 大人らしくとか

 でも自分は自分な訳で

 無論「らしさ」というのは
 要は、他人を不快にしない為であって

 誰だって不快になりたくない、なら「他人」を不快にしないよう努めるのも大切な事だと思いますし

 この問題って答えがないなあって   

第76話
お金がない!! 店員にアイドルして貰おう計画

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 単行本時も、丁度ディープフェイクが話題に

第76話「アベベ・ビキラ」
 今巻のテーマは「アイドルと実像」なのかしら

 アベベと言えば「裸足で走って金メダル」の方

 ですが実際には、偶然同然だった上に一度きり
 以降、それをずっと言われ続けるのは
 確かに堪えるかも

 また商店街集客へ「店員アイドル化」計画

 無事挫折 そら当然だわ!!

 ならばと「顔をすげかえる動画」技術
 ディープフェイクが、色んな意味で時事ネタ

 ただAKBやらの大ヒットを思えば、“素人をアイドル化して儲けよう”って発想はなんか解る気も

 やらされる側はリスク負いまくりだけどな!!

アベベ様は「オンリーワンのフランス料理」
心から美味しいと思えるもの

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「10枚つづりなんですけど」のコマが可愛い

ハリッサ
 への字口が強まって個性的というか

 とまれアベベ氏の苦悩は「アイドル化」

 英雄視され自身、英雄と自負して思い上がった
 そこで、周りは褒める=偶像化するも
 自身は旨いと思えない料理

 フランス料理が俎上に上がるって訳ですね

 日本人的にも「解決料理」に納得

 何が「良い」と思うかは個々人で違うも
 育った国による影響もデカい

 なんだかんだで人間、故郷とがっちり結びついてるものなんだなあ

 そういう調味料があるという事は

 そういう料理が好まれるのね 

第77話
三号店(屋台)、ケータリング激戦区で苦戦!?

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 珍しく怒る店長、料理人の矜持

第77話「嘉納治五郎様」
 激戦区で「勝つ」為、新料理が欲しい

 そう頼んだのが怒らせた原因

 治五郎は、亡くなる時まで白帯=初心者と自負
 柔道家も、料理人も己を未熟と自負し
 鍛錬の道に果てはない

 新メニューだの寄り道してる場合かと

 元々三号店は詐欺でしたし

 商売、損得中心に考えがちなのは
 店長も一緒ですけど

 でも偉人と出会う中、気概が強まった面もあるんでしょうか

 ジャンヌもいつしか妄信から理解者

 正妻戦争が勃発しとるのう…

柔道の父。オリンピック誘致に尽力し、2019年NHK連続ドラマ「いだてん」でも活躍!

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 そのオーダーは「自他共栄の料理」

意外な素材の組み合わせ
 物腰も発想も柔らかく、目指す道に頑固

 魅力的な御仁でした治五郎氏

 彼の考えに触発、新メニューを増やすのでなく
 ケータリング店同士で連携を提案
 発想が柔らかい!!

 700円+300円の新商品開発でなく

 お客が「複数店で1000円使う」よう協力か

 店としても、複数メニューを抱えるより
 技術的仕入れ的に楽でしょうし

 ましてや屋台ですもの

 柔道家の「道」が、商法に活きるのも面白い

第78話
コロナ禍的な。二号店、テイクアウトに挑戦!!

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 テイクアウトを通じて感じるマナーの無さ

第78話「ジャッキー・ロビンソン様」
 道端でマスクが捨ててある事も増えました…

 テーマは「より良く生きよう」

 ゴミ問題、黒人差別の問題も社会改善への行動
 差別反対を掲げながらの酷い暴動は
 正直戦々恐々します

 対し「やり返さない勇敢さ」の人物

 差別に毅然と向き合い続けた

「反撃」が、あまりにも苛烈な現代で
 考えさせられる回でした

 いつしか偶像化され、苦しむ描写にも胸が苦しくなります

 反撃、大暴れしたくなるのも人情とは解る

 でも現代の暴動にも頷けません

結局、差別してた奴らに天罰など下らなかった
自分こそ間違っていたのか?

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 園場店長に続き、ジャンヌが熱い

病の形
 悪い奴らには不幸になって欲しい

 でも「悪い」在り方自体が病、不幸

 そこまで割り切って考えるのは難しいと思うも
 そこまで、割り切れてしまうからこそ
 彼女は彼女なのか

 実際、昔の彼女は「天啓」を得ていた

 自分こそ正しいと自負できていた

 ジャンヌも考えてみりゃアイドル
 ロビンソン氏も、黒人融和の「アイドル」

 象徴、広告塔として生きて「自分自身の幸福」に迷うロビンソン氏

 迷わぬジャンヌとは対照的なのね

要望は「希望の料理」
店長は、まだ何も味付けしてない料理を出すが

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 うーんこの店長、ジャンヌの一体感

希望
 今回は氏、自身の想いを引き出す為のブラフ

 希望とは社会をより良くしようとする意思

 思うに治五郎氏と相通じ、物事にゴールはない
 未だ未熟だと、果てない改善を願って
 実行し続ける想いか

 記録に挑み続けるアスリートと相通じる事

 社会問題だしアスリート的だった!!

 テイクアウトはSNSを意識し改善も
 現代的なオチですな

 より良く生きたい、でも自分にとっての答えは自分にしかわからない

 その為にも、心が病まないよう生きたいもの

巻末他4コマでは

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 相変わらず好美さんと結婚する気は満々

 が、ジャンヌとの絆や幼馴染出現

 三歩進んで二歩下がった感じ

刊行
 バンチコミックス「最後のレストラン 第16巻」。藤栄道彦。
 月刊コミックバンチ連載、新潮社発行
 2020年10月(前巻2020年5月)

最後のレストラン 16巻
 あらすじ
 第74話「釈迦ヶ獄」
 第75話「ロッキー・マルシアノ」
 第76話「アベベ・ビキラ」
 第77話「嘉納治五郎」
 第78話「ジャッキー・ロビンソン」
 巻末他4コマ
 これまでの感想

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