公式サイト ZEONIC FRONT 1巻 感想 レビュー 考察 画像 ネタバレ
 林譲治 これまでの感想はこちら
「元パイロット」ゲラートと、連邦将校エイガー
二人を軸にした「指揮官」の物語

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ガンダム6号機HGUCで、久々に読みましたが面白い
 原作ゲームから、大幅に肉付けされた物語で
 例の「旧ザクvsガンダム」は次巻
 2001年刊行

 戦傷で引退、後進を育てるジオン指揮官の物語

闇夜のフェンリル隊
 小説はダブル主人公で、1/3は6号機のエイガー
 1巻目は、まだMSがない連邦軍の苦境で
 砲台、戦車、潜水艦に自走砲
 エイガーさんがタフ!

 先のORIGINで、より周知された政争も見所

 ザビ家の政争、ゲラートの苦悩が深い

ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 1巻 感想


 プロローグ 一年戦争の始まり
 第1話「航空基地制圧」
 第2話「キャリフォルニアベース攻撃」
 第3話「キャリフォルニアベース攻防戦」
 第4話「それぞれの出会い」
 第5話「ホワイトベース追跡」
 第6話「オデッサの戦い」

 余談「指揮官ゲラート・シュマイザー少佐」

登場MS
 フェンリル隊「最強の火力を持つ旧ザク」
 エイガーが目指した「ガンキャノン」
 これまでの感想

あらすじ
開戦3ヵ月後の地球降下から、10月オデッサまで

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 エイガーは「何故フェンリルに追うのか?」の巻

あらすじ
 U.C.0079年1月、コロニー落とし支援作戦で負傷
 ジオン兵、ゲラート・シュマイザー少佐は
 パイロットの道を絶たれた

 彼は闇夜のフェンリル隊を設立し、3月より活動

 北米攻略、ゴビ砂漠にオデッサと活躍し
 名と部隊錬度を上げていく

 軍は彼の経験を活かし、指揮官育成を狙う

 また、彼を引退させた連邦軍エイガー少尉は
 腕を頼られ各地を転戦

 オデッサでは隊を失い、復讐を誓う

プロローグ
一年戦争とは、必然的に起こったものだった

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 画像はORIGIN。同作は、他と設定が異なります

プロローグ 一年戦争の始まり
 一年戦争は、連邦vsジオンという国家間でなく
 スペースノイド、アースノイドの争い
 分派した種の闘争だと言及

 だから、必然的に起きたのだ

 またジオンは、コロニー落としに失敗し
 ルウムで大損害を受けます

 この「前提」が、戦争が長引かせた一因

 ORIGINでは、ジオン大勝に終わっていますが
 この損害で「ジオンに兵なし」へ。

 故に本作は、レビル将軍の責任を重視

 一人の言葉が、更なる惨事を招いたと。

第1話
1月3日開戦、同31日に南極条約締結。そして

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 怒鳴ってるのは新米、シャルロッテ少尉

第1話「航空基地制圧」
 怒鳴られてるのが隊長、ゲラート・シュマイザー
 一年戦争における性差、ジェンダー問題で
 要は「女だからザクが遅れてるのか」
 と激怒

 対し、ウチの司令キシリア様だって女性だ

 MSなら腕力は不要
 女性をも戦地へ、MSはその為の兵器でもある

 人的資源に乏しいジオンに必須
 と、モビルスーツを解釈

 特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」初陣!

 開戦以前から、ゲリラ戦を重ねた大ベテラン隊長
 でも初めての「隊長」に四苦八苦

 こういう忙しさは未経験!

苦労しつつも、“余裕ある”フェンリル隊。対し

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 回想。フェンリルは、元は少佐の個人マーク

エイガー隊長の憂鬱
 ジオンが、新兵を抱えててんてこまいと逆に
 連邦は、敗戦で自信を失った古参兵に苦労
 連邦の苦境は真逆
 構図が面白い

 ジオンは兵がなく、連邦は自信を失った

 エイガーは若き砲戦の名手
 対空陣地だけで、ザクを何機も落としたスゴ腕!

 仲間の仇フェンリルを恨むエイガー

 でも実は、ゲラートを引退させたのは彼

 彼らいつも痛み分けなのね
 
エイガー隊の訓練中、基地はフェンリル隊に襲撃

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 フェンリル隊新米ニッキ、ビッグ・トレー撃破!

二つの出発
 エイガー隊は、ロクに戦うことなく敗戦となるも
 遭遇したザクを「戦車」によって撃破
 内容は、一点集中砲撃で
 これがまた難しい

 でも戦える! ベテランたちが自信を得た!!

 エイガーもゲラートも、“目的”達成!

 敵であり境遇も異なる二人
 二つの部隊が、ダブル主人公で描かれる物語

「エイガー隊が倒したザク」も因果。

 後で回収されてまして…

第2話
勝利はしたが、ゲラート少佐は危ぶんでいた

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 ホバートラックを鹵獲、司令部とするゲラート

第2話「キャリフォルニアベース攻撃」
 敵装備を奪えば、ジオン本国の負担を軽減できる
 孫子の兵法に基き、ペンキを塗るフェンリル隊
 が、少佐は早くも気付きます

 連邦の戦車隊が、新戦術を生んでいた

 これは厄介だ!
 連邦は、戦車でザク撃破が可能となったと

 実際オデッサの戦いは、戦車が主力兵器でしたし

 その補足エピソードでもあるのかも

 実現したエイガー、気付くゲラートが有能

わずか3機のザク。フェンリル隊は役立つのか?

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 新米ニッキ、その「幸運」を存分に活かす!

初陣から「実証」へ
 北米の連邦要衝、キャリフォルニアベース攻撃
 際し、フェンリル隊は「僅か3機」でも
 ピンポイント攻撃を実施

 有線通信網の中継地を破壊し、趨勢を決めた

 3月設立の特殊部隊
 こんなモノが、果たして役に立つのか?

 と身内に危惧されるも実証!

 なおゲラート隊長、シャルのザクが届かず胃が痛い模様

キャリフォルニアのエイガー
新戦術で、防衛戦参加を熱望するも

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 連邦愚連隊 4巻より。北米の要衝

エイガー撤退
 フェンリル隊の攻撃で、防衛困難となってしまい
 連邦は、基地撤退をほぼ決定
 エイガーも撤退命令

 エイガーは「MS開発に必要だから」

 彼自身は、戦車で倒す戦術を煮詰めたいも
 戦争全体の為にMSが要る

 それが「自分の戦場」だと

 苦渋で撤退するエイガーも、副司令も男前でした

 少しずつ見えた私心、辛いね…

第3話
フェンリル隊、新任務は「壊してはならない」

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 ザク、シャルロッテ機もようやく配備

第3話「キャリフォルニアベース攻防戦」
 実は地球降下中、パイロットが事故死した機体
 おかげで連邦は無傷で鹵獲、調査に成功
 ジャブローへ送ろうとしたところ
 ジオン軍が鹵獲
 複雑な!

 おかげで早々にザクがきた!

 本作戦も、“連邦潜水艦基地”の占領狙い

 可能な限り壊してはいけない
 ジオン軍にとって、貴重な海洋戦力だから!

 両軍で兵器の奪い合い

 なんて地に足のついた作品でしょ!

発電所を攻撃し、作戦は成功裏に推移

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 そして思わず泣いてしまうゲラート少佐

隊の目的
 闇夜のフェンリル隊は、新型機材テスト
 MS丸ごとでなく、センサー類を向上
 評価し、どう効果的に使うか?
 新戦術を模索する
 
 上層部はゲリラ戦エキスパート育成を期待

 少佐はMS黎明期のベテラン
 部下へノウハウを伝えさせ、育てさせる為

 部下を「将校(指揮官」へ育てる!

 手応えを感じて泣いちゃった!

連邦軍エイガー、奇策を弄して潜水艦で脱出!

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 基地施設を守る為、フェンリルも追撃できず

エイガー脱出
 発電所を壊され、港から脱出不能に陥るも
 エイガーは「俺は砲撃戦のプロ」と主張
 魚雷を、部下と現場で改造し
 爆発力を抑制
 扉を破壊!

 狭い港での自滅を避け、辛くも脱出へ

 もちろん魚雷なんて初めて
 ハッタリだったと、明かすエイガーもお茶目!

 逃げる悔しさ、逃がした悔しさ

 各戦線で、どっちも傷付きながら出会いをくり返す物語

第4話
旧ザクを「隊で最強の火力」へ立案する整備班

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 何故ならミガキ班長の趣味だからだ!

第4話「それぞれの出会い」
 趣味か! 七ヶ月が経過し、ガルマ国葬が実施
 ゲラート少佐は、終わりが見えない戦争と
 政争に明け暮れる母国に嘆く
 大丈夫かホントに…

 実はミガキ整備班長も、本国ではお偉いさん

 政争にうんざりして前線に行き
 今も「戻ってくれ」と、高官にいわれる趣味人

 趣味人を連れ、マ・クベの下へ

 潜水艦長といい、何かと政治的な章

支援作戦! 大戦力に包囲された補給基地
MS4機で支援するには?

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 ここからベテラン「スワガー曹長」も参加

補給基地救援作戦
 道中ツラかったのは、飢え怒った市民の襲撃
 コロニー落としが、環境を激変させ九ヶ月
 人口も減っているとはいえ
 飢饉状態…

 とまれ「数」に、MSで対抗するのは愚策

 長所は機動力(移動力)。
 敵司令部への、直接強襲を図ることに

 ゲラート少佐は、敢えて作戦を「問い」ました

 考えさせ、指揮官に育てようとする少佐

 教育に実戦に実践!!!

敵司令部は「移動」し、姿を隠していた!

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 際しスワガーが、並み外れた狙撃手とも描写

初のMS戦!
 今回の肝は、連邦指揮官が「MS」に暗かった
 とはいえ、実物を見た事がある方が少なく
 妥当な話でもありました

 ガンキャノンを「司令部直衛」に運用

 ガンキャは、中距離に優れた照準システムで
 代償に近距離が苦手

 遠くへ、正確に飛ばす為の仕組み

 近距離で使うと照準が遅い

 と「近距離での弱さ」を具体的に描いておった!

第5話
連邦軍エイガー少尉は、ある任務を命じられる

0.61式戦車
 今度は砲兵隊を指揮してくれ、

第5話「ホワイトベース追跡」
 連邦の地上大反攻、オデッサ作戦を目前に控え
 今、優秀な士官が少しでも欲しい
 と留められたエイガー

 難色を示すも「前回の指揮官」が発端に

 ゲラート少佐が、懸命に育てているように
 連邦も指揮官不足

 育成の重要さが、本作のテーマなのね

 キャノンの運用ミスに怒る場面も。

 我が子みたいなモノだから!

オデッサ、ゲラートは意外な人物に訃報を聞く
ラルの部下、タチ中尉との再会

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 画像はTHE ORIGIN 第9話より

ランバ・ラル戦死
 ゲラート少佐は、MS黎明期からの搭乗者
 ランバ・ラル大尉とは懇意にしており
 死を聞き愕然

 また彼が、政治の犠牲になったと聞き憤懣

 彼は元々「一兵卒」でした
 隊長になり政治に触れ、困惑しっぱなし

 ドズルとキシリア、派閥争いの犠牲となったラル

 ジオン公国こそ皮肉にも旧世紀的…

マ・クベの命令で「ホワイトベース包囲網」に参加したフェンリル隊

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 遭遇も交戦を自重、初代ガンダムをなぞる

粒子の嵐の中で
 整備班長ミガキも、政争で部下を死なせていた
 彼に諭され、隊長という立場の重みを実感
 ゲラートは確かに成長します

 隊長は私情厳禁、政情に不勉強ではいけない

 発端は戦傷ですが
 彼自身、兵から指揮官として成長していくのね

 ホワイトベースのミノフスキー粒子の濃さも描写

 目視、可視光という「電磁波」さえ歪む!

 同艦は「粒子で浮く」んですもんな

第6話
エイガー自走砲大隊にみる連邦軍の現状

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 戦車兵サカキは、すっかりエイガーの副官に

第6話「オデッサの戦い」 
 48の自走砲と、隊員1000人を任せられたエイガー
 彼は一貫し、命中精度を重視しており
 着弾地点の観測所を工夫
 新兵教育も忙しい!

 彼の陣地は、ジオンに大きな打撃を与える事に

 またエイガーは「少尉」のまま。
 連邦に限らず、軍隊とはそういうものだと

 対しジオンは、シャアのように手柄で即昇進

 ゲラートの悩みと相まって面白い

 ジオンは「進歩的」でもあると

フェンリル隊に「マ・クベから」新入りが参加

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 レンチェフは、サカキを直接MS銃で…

この戦争は
 彼の活躍もあり、フェンリル隊は陣地を攻略
 再び、エイガーを敗走させ
 相棒サカキまで…

 レンチェフが地球人を見下している

 この戦争が、事態解決の手段でなく
 民族闘争に変じつつある

 古参隊員ル・ローア、マットは苦悩に…

 レンチェフって頭も良いんです

 彼は、見たくもない現実を次々曝け出していくと

マ・クベ敗走により、フェンリル隊も後退

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 エイガーは今巻、得た部下を失ってしまった

怒れる砲撃家
 エイガーは既に、十分に防衛に活躍していました
 故に、責任を取らされる事もなかったものの
 部隊は壊滅

 成り行きで指揮官となり、愛着を持ちそして…

 懸命に部下を生かそうとするゲラートと
 失ってしまったエイガー

 次巻はいよいよ直接交戦

 原作ゲームで、ジオンを目の仇にするエイガー

  その裏づけを描く巻でもあったと

余談
ベテランパイロットから指揮官となっていく物語

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 夏元氏の「ガンダムレガシー」

ゲラート・シュマイザー少佐
 宇宙世紀史では、ルウム戦役はジオンも大打撃
 開戦以前からの、ベテランを多数喪失し
 以降、九ヶ月の侵攻遅延の一因

 彼は地上でゲリラ作戦に参加し、眼に負傷

 ベテラン兵は数あれど
 兵隊から、指揮官へ成長しようとする姿が独特

 2巻で、ガンダム史に残る戦果を!

 これは原作ゲームと異なる独自展開

 しかし後年、PS3でのリメイクで再現される事に 

闇夜のフェンリル隊では、旧ザクを修理中

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 整備班長の趣味で「部隊最強の火力」を目指す!

MS-05 ザクI
 元は工作部隊で、エイガー戦車隊が撃破した機
 軍では「スクラップ」扱いとなったも
 個人的趣味で回収

 ゲラートも「いざという時の為」と許可

 何より、整備作業の「重機」となり
 実用的側面が強いと

 また、本作では「旧ザクは構造に余裕がある」

 これを利用し、魔改造していくのでした

エイガーが開発に携わった「ガンキャノン」

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 ORIGINは、安彦氏が設定を大幅に変更

RX-77 ガンキャノン
 本来ガンダムとペアで、支援機として開発
 中でも、エイガーはMSのポテンシャルに
 自走砲として着眼

 センサーと弾道計測コンピュータ、移動能力

 本来、大人数を必要とする仕組みが
 最初からパッケージ化
 最適だと

 粒子下でも、レーザー通信は可能

 前線から敵の配置を伝えて貰えば有効

 実に「軍隊らしく」考察、有用とするのが面白い

収録





 同作者の小説版ベース「コロ落ち」も漫画版連載

 角川スニーカー文庫「ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 1巻」。
 作者:林 譲治、発行:角川書店
 2001年9月発売(前巻発売)

ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 1巻 感想
 プロローグ 一年戦争の始まり
 第1話「航空基地制圧」
 第2話「キャリフォルニアベース攻撃」
 第3話「キャリフォルニアベース攻防戦」
 第4話「それぞれの出会い」
 第5話「ホワイトベース追跡」
 第6話「オデッサの戦い」

登場MS
 フェンリル隊「最強の火力を持つ旧ザク」
 エイガーが目指した「ガンキャノン」
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