公式サイト からくりサーカス 第36話【最終回】感想 閉幕 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 21時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
笑顔のカーテンコール! 勝の懇願に、揺れた懐かしい“顔”

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教えてと懇願する苦しさが、きっと「ダメな弟」だった白金だから解る
 解ってしまうから、幼い頃、見上げるような強面だった兄が
 昔、どれだけ自分を慈しんでくれたか解る
 今、200年の孤独が襲ったのか

 兄を知って、弟へ戻る。“顔(自分)”を取り戻したフェイスレスが切ない

笑顔と共に去りぬ
 閉幕! 怒涛の笑顔で「サーカス」に幕を閉じるのがまた良かった!
 また作中、「子供の勝」は幾度も助けられましたが
 最後は、フェイスレスさえもが助けた
 そして繋がるのね

 助けられた勝が、またバトンを繋ぐ。際限なく笑顔は繋がっていくのね

からくりサーカス 36話 感想

 からくりサーカス 第36話「閉幕【最終回】」
 冒頭「マサルが聞きたいこと」    
 Aパート「フェイスレスが聞きたいこと」
 勝が答えたから、フェイスレスが叫ぶ
 最後の四人・ディアマンティーナ
 ホントにバカで、ダメなヤツだなあ…  
 Bパート「二人羽織り」
 そんな言い方を、弟はするもんさ
 本当に儚いものを守れたなら
 フェイスレス最後の舞台
 抱きしめ眠る、導いたメロディーの下で
 それから六年後
 Cパート「カーテンコール」   
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 アニメ「うしおととら」感想
 現行連載「双亡亭壊すべし」感想
 これまでの感想

勝に、しろがね犬にディアマンティーナにグリポン君に、皆に「自分」を見た最終回

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 しろがね犬も「自分」を客観的に見続け、あんな行動に出たのかしらねえ…。

フェイスレスと彼の心
 ディアマンティーナのように「傍から見れば」、嫌悪するような愛
 ハーレクインのように、「傍から見れば」滑稽な道化で
 カピなんとかのように、歪んだ過去ばかり見て
 ブリゲッラのように学究気質で

 ブリゲッラのように、たった一度の“過ち”を引きずった白金

 でも同じ境遇に落ちた他人を、無視できない人でもあった
 グリポンくんみたいな人でもあったのね

 フランシーヌ人形みたいに、誰かを想い続け、疲れ果てたフェイスレス

 おやすみなさい…、って最終回でした。

鳴海=白銀、しろがね=フランシーヌ、勝=白金と対応した果て

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 兄が大好きな事も白金と同様で。そんで貫いたのね。勝は

あらすじ
 新造したあるるかんを駆り、勝を追い詰め問い詰めるフェイスレス
 だが、しろがね犬とディアマンティーナの乱入に
 フェイスレスは、己の愛の歪みと
 兄の愛情に気付く

 勝を“見てられない”フェイスレスが手伝い、宇宙ステーションは制御

 ゾナハ蟲の治し方を語り、兄への謝罪とグリポンくんを胸に
 フェイスレスは大気圏に散った

 世界が平和になり六年後、鳴海はしろがねと、勝は独り世界を巡る

 笑顔を振り撒き、“サーカス”は続いていくのだった【完】

勝『お願いです! ゾナハ病を治す方法を教えて下さい!!』

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 前回、“煙突掃除”を名乗る謎の男(勝)に止められた鳴海は
 地上に残り、「最後の四人」ハーレクインを討ち
 しろがねと結ばれた

 青を突き抜けた真っ暗な空に、東洋の男が築いた百塔の街で。

 今、勝が土下座する…!
  
フェイスレス『やぁだよバァ~~~カ!

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 白黒が逆転した「白金のあるるかん」!

曲がった老人と愚直な少年
 200年最後の計画、エレオノール婚約を阻止した勝!
 当然、フェイスレスが治し方を教えるハズもなく
 人形で決着へ!

拷問して吐かせてやるくらいは、言ってみろよ!

 もう片鱗が見えてるのよね
 ついつい、「より良いやり方」を口にするフェイスレス 

 200年失敗し続け、改良をくり返してきたから

 愚直な勝に、「もっと良い」を提案する男!

銀(イン)兄さんが作ったのより、強いぜ!

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はっはっは! 面白くなってきたなあ!!(フェイスレス」

あるるかん
 今の彼に限って言えば、めちゃくちゃ価値ある台詞!
 今、人生に飽きてしまったフェイスレスが
 面白いと思ってる!

 なかなかスゴイ事だぜ勝!

 フェイスレス。願いの為、顔=自分を捨て“周りに合わせてきた”男
 最後は「勝に成り済まそう」とした男

 成り済まそうとした彼は、思考もまた理解できるのでしょうか

フェイスレス『そうだ! ついでにお前に聞きたいことがある!!』

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何でエレオノールを、ナルミに譲ったッ!(フェイスレス」

欺きの勝
 己の気持ちに素直になれ、欺くな!と迫るフェイスレス
 思えば勝も、「他人も自分も欺くこと」は
 フェイスレス譲りなのね

ああ…、ぼくはしろがねのことが大好きだなあ…、ってな!

 否定する勝も、モン・サン・ミッシェルで助け出した時
 決定的に「愛」になってた 

 ダウンロードを受けかけ、「大人の愛」を早々に理解しているからか!

 幼い憧れを越えて、「愛」を知っているのね!
 
フェイスレス『おっと! 足を接着か。やるなあ?』

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ホントのこと、聞きたいなぁ」と、勝の脳裏に響く
コロンビーヌの声
 あの時、勝が伝える前に事切れてしまった為
 言葉になりませんでした

 でも生真面目な勝が、「ちゃんと答えよう!」と思わなかったハズがない

 あの時、否定したがった「愛」を認めていたのね。
 
勝『でも…、お前の言う通りかもしれない』

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無駄さ…、無駄! 言えよ勝ッ!!

言えよ
 思えば“しろがね”の老化の遅さすら、ここに繋がるのね
 普通なら、歳の差があれば躊躇もあるけど
 勝は「追いつける」

 しろがねは5年に1度しか加齢せず、お似合いになる事が出来る

 フェイスレスが、欲しいと思ってるものを持っていて
 勝は自ら手放した

 そりゃ聞きたくなるのが人情! 人でなしでも人情!!

 オレだって聞きてえって思うッ!

『だって! しろがねを最初に好きになったのは鳴海兄ちゃんなんだもん!!』

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ダメだよ…、兄さん(白金)」

真っ二つ
 最初に好きになった者に権利がある。正しい。
 200年前、白金自身が主張した理由で
 勝は譲っていた

 動揺し、コランの接続部から真っ二つにされる偽あるるかん!

 操り手は、心が真っ二つ
 人形は体が真っ二つ

 偽るかん不憫…! 本るかんといい、よく壊れる人形だこと!

『こちらフウ! マサル君からの連絡はまだないか!!』

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 シャトル操縦に同乗していた人形は、実はディアンマンティーナ
 こんなに美人なのに、中身は別物だったっていう…
 こんなに美人だというのに!

 どっかに潜んでるとは思ったが、隣に居たんかい!

 もしもし あたしディアマンティーナ。今、あなたの隣にいるの!!

そんなのは無視して、手に入れれば良かったのさあ!

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そうしたらぼく…、しあわせになれたかい…?(勝」

答えは知っている
 幸せに…、なれなかったんだよなあ白金は、フェイスレスは…
 勝は、「しろがねの気持ちが一番大事だ」と主張
 二人は相思相愛だから
 と

もう…、ぼくのことはいいでしょう…?(勝」

 権利があれど気持ちがある
 昔の白金は、幸せになれなかった

 権利を主張し、無視して攫い、懇願する以外にどうにもならなかった

 そうする他なくて、そうしても幸せになれなかったのよね… 

違うねッ! この世で一番大事なのは自分さあ!!

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)勝
 なら…
 お前は、誰にも愛されないよ…
 お前が自分しか抱きしめられないのに…

 誰がお前を抱きしめられるんだよ


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何故だ…?!(フェイスレス」

自私相愛
 勝を庇ったのはしろがね犬、かつて白金が己の髪を溶かし
 最初に作った、「白金の意思を持つ分身」が
 かつての自分が阻止

 自分が大事なら、自分の思いこそ遂げられねばならない

 でも自分の腕で、自分自身を抱きしめた白金は
 彼女を抱きしめていなかったのね 

 今、「フェイスレスを客観視してきたしろがね犬」だから止めたのか

フェイスレスさまー! こんな女なんか、もう要りませんのよ~♪』

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■ディアマンティーナ 
 だってねえ~、コロンビーヌったらこんなこと言うのよう?


■コロンビーヌ
 フェイスレス様はあんたを愛してるよ
 でも、それは、役に立つ道具を愛するようなもの…

第28話、「愛せば愛してくれる」と思い込むディアマンティーナへ


■ディアマンティーナ
 嫌よいや! あたしは道具なんかじゃないわっ♪


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恋人だって言って下さいよ~♪ 愛してる 、って言ってくださいよォ~♪

ウソつき
 これまた最古の四人、コロンビーヌの遺産。ディアマンティーナは
 自分こそフェイスレスの恋人だと思いたかった
 で

ああ…、ディアマンティーナ。お前を愛しているよ…

 嘘の薄皮を引っぺがされた人形
 対しフェイスレスも、肝心の質問を避けてウソだと言ってるようなもの

 この瞬間、二人の内心にどんな葛藤があったんでしょう

 彼女が信じるタマなら、ここに来てないでしょうから

ディアマンティーナ『フランシーヌより、愛してるって…、言ってえ♪』

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 事前に、ステーション中に爆弾人形をバラまいてきてた
 フェイスレスに、「本当に愛してる」と言わせる為
 言わなきゃドカンさ!

 その様に、フェイスレス=白金が思い出した光景は一つ 

ディアマンティーナ『フェイスレス様ぁ~、私一人をずうっと愛してくれると言ってぇ~♪』

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さすがは、僕の作ったオートマータだな…(フェイスレス」

さすがだ
 暴力を背景に、「自分を愛してくれ」と懇願する姿
 それは、さらった直後の白金と同じ
 自分を忠実に再現していた
 さすがだと

僕が別の人を愛する自由だってあるんだよ~ん! “分解”ッ!!

 当時のフランシーヌだって、同じ権利を持っていた
 なのに殴って「愛して」と迫った

 自分勝手は醜悪で、“自分しか抱きしめていない”とはこんな顔…

 美しさを自負した彼女が、なんて醜いんでしょうか… 

『ははは! お前が言いたかったのはこういう事なんだろう?』

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 しろがねが好きになったの鳴海。だから、勝は身を退いた
 そして、「フェイスレスが好き」と迫り続けた彼女は
 フェイレスはこんなにも醜い

 恋は盲目。“自分を客観視して、初めて醜さが理解できた”のね

 多分、しろがね犬もそうだったんじゃないかしら…。

『ひどい…、こんなに愛してるのに…、愛してくれない、なんて…』

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仕方ないだろう…(フェイレス」

仕方ない
 フェイレスの「仕方ない」とは、自分自身へ向けたものか
 フランシーヌが、アンジェリーナがエレオノールが
 何故、自分を愛してくれなかったか

 ああ仕方ないことだった、と200年目にしてハッキリと解ったのか

 しろがね犬も、きっと自分=フェイスレスを客観視し
 先にそう気付いていた

 だから勝を止めた、きっと、フェイスレス自身を止めてあげる為に

 フェイスレス=白金も、色んな人に愛されていたって思う

アルファ『宇宙ステーションアルファは、これ以上高度を維持できません』

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 当然ディアマンティーナは、死なば諸共でステーションを爆破
 死の際、秘技・宇宙ステーション落としを敢行し
 よりによって例の発射基地に!
 よりによって!

 彼女の愛がダメになったんだ、落(や)ってみる価値はありますぜ!

『ハッハッハ! これはいいな! 僕達の幕切れにエレオノールを巻き添えにするとは♪』

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■勝
 せめて! このステーションを人が居ない所に落とすには…

■フェイスレス
 またかよ。ナントカを教えて、ナントカを知らない?
 敵だろ僕は…

 プライドも想像力もないのかよ…


■フェイスレス
 ホントにバカで、ダメなヤツだなあ…

 へっ、お前なんかと話すのは止めた
 アルファ、相手してやれ


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 代わって「どうやって軌道を変えるか」、ステーション自身が発言

兄弟
 テーマこそ壮大で、“出来の悪い弟に接する兄”そのものな構図
 弟が、掛け算の九九が解らなくて問うように
 兄が、出来の悪い弟に呆れるように

 勝はゾナハ病、ステーションについて訪ねて後者に回答を得ます

 白金こそ、昔はバカでダメな奴だったのかな…
 白銀もこう呆れてたのでしょうか

 鳴海に似た兄は、偏屈で口下手で顔が怖くてゴリラ気味でした

 幼い頃の弟にも、兄がこんな風に見えてたんでしょうか

フェイスレス『本当にバカだなあ…』

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45分後には自分が死んでしまってもか?/うん、助けたい!

見て
 死んだ目をしたフェイスレスと、生きた目をした
 フェイスレス、どちらとも言えぬ一言で
 Aパート終了

見て、いられんな

 何より、“この生きた目を”見てられなかったのでしょうか
 ギイがそうだったように

 ギイ曰く、心が折れた芸人でも、やり遂げたくなってしまう

 こんなにもバカで弱いのに、頑張ろうとする「弟」の眼だから。

勝『でも…、なんで手伝ってくれるの?』

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何のことはない、ただの気まぐれさ(フェイレス」

気まぐれ兄気分
 三度の飯より企み好きなフェイスレス、あの勝でさえ疑いましたが
 実際に、操作ミスしてしまった勝を助けたのは
 あのフェイスレスでした

 両腕を失った“ジャコ”と、凶暴な下半身を失った偽あるるかん

 両者合わせて一人前
 フェイスレスは、ジャコの製作者でもありますから

 扱いの難しさを助言し、失敗にしょげる勝をじいっと見つめて…

 ああ、まさにそんな感じだ…という台詞。

フェイスレス『別に、ただ…、兄の気分とはこういうものかと思っただけさ』

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)フェイスレス
 独りでは何も出来ず、いつも兄を頼りにする弟
 お前がそんな感じさあ

)勝
 ちぇっ…、そうだよ

)フェイスレス
 ふふ、そんな言い方を弟はするもんさ…


 でも、あの男…、そんな弟をいつも待っていた…


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 BGMもなく、ただ黙々と作業する二人。そこがいい。

そんな男
 無力なくせに生意気だった、今にして思えばなんて奴でしょう
 でも「あの男」は、「そんな弟」をいつも待っていた…
 どうにもならない時、手を貸すくせに
 辛抱強く信じてもくれた

 今気付いた、「どうして待っててくれたんだろう」って口調

 気付いて、疑問に思って腑に落ちる
 兄心なのだと

 第9話では社交的な弟こそ、不器用な兄を気遣う風でした

 それは“弟の生意気さ”を、兄が笑って許してくれた証明でもあったのでしょうか

 兄が、弟を愛してたから成り立った構図だと。
 
フェイスレス『(あれえ…? 昔、こんな事やったなあ…?)』

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「(ああそうだ…、あったっけなぁ…)」

人形劇
 フランシーヌに無理矢理やらされた人形劇が、ここに繋がってた
 兄弟二人で、今「人形劇」をやっているのですね
 きっと彼女は笑っている

 嫌々やらされた、けど楽しかったなあ…

 幸せを求めてきたフェイスレスが、幸せだった頃
 彼も「笑顔」を作った

 けれども、と。

フェイスレス『僕もお前と同じさあ!』

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)フェイスレス
 こんな事をしても、無駄な人生だよ

 僕はゾナハ病の治し方は言わない!
 だとしたら、お前は無駄死にになる訳だ…、一番欲しかった女も手に入れずにさ

 結局は、お前は僕と同じなのだよ


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)勝
 それは違うよ…。
 思い出の中で、大好きな人の笑顔が浮かぶ…
 笑顔は本当に儚いもので、少しのことで、すぐ、壊れちゃう…

 でも、僕は思うんだ


 僕が我慢したから、あの人の笑顔は守れたんだって…
 だから、お前と僕は違う…

 僕は、何も持たないで逝くわけじゃないんだ



)フェイスレス
 我慢だってェ?
 自己満足だな。甘ったるい幻想だ

 僕は彼女の笑顔を砕いたよ


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 さながら笑顔を残すように、燃え消えていった“ジャコ”

笑顔
 ジャコもまた、勝の笑顔を守って逝けたんでしょうか
 またフェイスレスは、勝にダウンロードし
 彼を、自分にするつもりでした
 自分と同じに

 結局“同じように無駄死に”になる、なんて皮肉

 思い出に笑顔があり、自分がそうしたのだと誇って逝ける
 勝は無駄死にじゃないと信じたい
 
 フェイスレスには「人形劇」がそうでした

 俺もそのくらいやったさ、壊したし間違ってるのはお前だけどね!

 と、うそぶく「兄」!!

勝『あの時ディアマンティーナに!? それなのに…、何故?!』

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天国にいったら…、また会っちまうじゃないか…

天国には
 重傷を負いながら、“気まぐれ”で助けてくれたフェイスレス
 勝は、彼が「良い事をする気がある」と解釈したのか
 良い事して天国にいこう!と。
 でも

そしたらまた…、攫って逃げようかな…(フェイスレス」

 彼は、天国に行きたくないんじゃない
 会いたくないんじゃない

 ただ浮かぶのは、やっぱり愛してしまうだろうって想いか

 そして絶対、自分を愛してはくれないだろうと。

フェイスレス『フランシーヌ人形達も、ディアマンティーナもいなくなってしまった…』

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)勝
 そうさ!
 もう観客はいないんだよ!
 悪さをしたって、もう誰も喜ばないんだ!!


)フェイスレス
 いや、いるさ…、お前だ

 せいぜい良い演技をしなければなぁ…

 フィナーレは近い!


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 ゾナハ病の治し方とは、フランシーヌが歌い聴かせてくれた子守唄

彼の舞台
 元々フランシーヌ人形を笑わせるべく作った蟲に、仕込んでいた治療法
 ゾナハ蟲のモードを、停止どころか「治療」に変えるモード!
 もし人形が、幸せだった頃を再現出来たなら
 村人達を許せたなら

 その時、治してやろう組み込んでたんでしょうか

 既に、彼を「フェイスレス」として崇拝してた面々はいない
 残った観客は勝だけ

 なら観客、勝だけの為に演じるのも悪くない…?

 ギイ同様に、彼も「舞台」に立ち続けてる…

勝『ごめんよ、地上にいたら助かってたのに』

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 とは、一緒に連れてきてしまったグリポンくん!
 でも彼も、もうオートマータの居場所はない
 残るのは見世物だけ!

 考えてみりゃ来る必要は乏しくて、だからこそ来てくれて嬉しくて

 悲しくて嬉しくて、困ったもんですね…

フェイスレス『それじゃあ、僕と同じだな? 元々僕は、地球に居る場所なんてなかったのさ…』

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 人を人と思わない外道が、「僕と同じだ」と共感していく最終回
 彼が宇宙を選んだのは、そもそも居場所がない
 罪の意識があったからなのか

 肩の力が抜けてみれば、客観視して他人に重ねてみれば。

 岡目八目、自分の事が案外見えてくるもので。 

フェイスレス『非常用乗員帰還機があるはずだ』

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)勝 
 なら、お前も一緒に帰ろう!
 僕らは生きていかなきゃいけないんだ!

 僕らは僕らのサーカスをやんなきゃいけないんだよ!

 そうだ!
 仲町サーカスで二人で人形使いをやらない?

 きっと大ウケだよ!


)フェイスレス
 はは…、お前の顔なぞもう見たくないね
 一人でいけよ…


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ダメだよ!? キミは大切な友達じゃないか!?

ツクリモノ
 去り際、勝が泣いていたのはフェイスレスを想ってだけじゃなく
 彼に寄り添いたい、と残った友達の為
 そして

へへっ…、嬉しいなぁ…、目の歯車が軋んじゃうなあ…、マサル

 機械だと自認し、マスターと大仰に呼んでいたグリポンが
 最後の最後で「マサル」と

 自分を友達だと言ってくれ嬉しい、失って悲しい、無力で辛い

 残してく側も、想われて嬉しくて目がきしんじゃうよな…

グリポン『オメーがあんまり独りぼっちでよーっ! それじゃあ…』

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)フェイスレス
 ああ…、独りぼっちは…、寂しいなあ…

)グリポン
 なんで、マスターを帰らせてやったんだよ?

)フェイスレス
 本当にバカだよなあ…


 僕の大きな計画の、本当に小さな歯車に過ぎなかった奴が
 ぜーんぶブチ壊してしまった…

 でもな

 弟を助けるのが…、兄だもんな……。

 銀(イン)…、兄さん。


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僕が…、間違っていたよ……(白金」

退場
 束の間「兄」になって解る、兄がいかに大切にしてくれたか
 今、顔がない男に成り果てていた白金は
 弟に戻れたのだと

 正しいと信じ、突き進んできたフェイスレスの終焉

 世界を混乱に落とした悪だけど
 勝が手を差し伸べたように、決してただ悪ではなくて

 勝はただ懇願しただけ、でもそれこそが彼を少しずつ人に戻した

 頼られたら、意外に断れない男。頼ってきた弟だからか

 最後は、本当に憎めない人だと思いました

~六年後~『あんな紛争地帯でサーカスなんて?!』

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さあ! そろそろ打ち込むぜッ!!

CRYONICS(人体冷凍保存)
 ベス達が目覚め6年後、鳴海達は世界を巡る二人きりのサーカスへ
 何なの、6年経てもラブラブ恋女房なの!?
 暖房代が安そうな二人!
 で
 
「「さあお待ちかね! サーカスがやってきたよーっ!!」」

 確かに月光条例にも居たなぁ…
 勝の計らいで、なんと「左腕」だけ生身に戻れたのも奇縁

 あの仰天腕、阿紫花経由で抜かりなく保管を頼んでおいたそうな

 シブいねえ…、マサルまったくシブいねえ…

 あるるかんがシュールだねえ…!

『『助けて…、誰か助けて!?』』

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僕、犬くんみたいに強くなりたいよ…、強く、なれる…?

世代を重ねて
 当の勝も仲町サーカスから、世界を巡るサーカス団員へ?!
 小5、11歳だった少年は美しい17歳へ
 リーゼさんは…!?
 とまれ
 
うん、きっと! ぼくよりずっとね…!! (青年&少年勝」

 鳴海としろがね、大好きな二人と別行動な事も「大人」です
 第1話、2話の鳴海を踏襲した青年へ

 救われて救い、励まされ励まし、こうして繋がっていくのね

 世代を重ねた本作らしい、「続いていく」最終回だった!

カーテンコール! お客さま皆々様に、“サーカス芸人”最後のご挨拶!!

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 ラストは「ガタン…」と証明を落とし、本当の幕

閉幕から終演へ
 作中、苦しかったり憎々しかったりしたヒトも一様に笑顔笑顔笑顔!
 誰もが、そんな笑顔をどこに隠してたか!
 ってくらい笑顔!

 各々どこに出てきたか、どんな間柄だったか思うだけで悲しく楽しい

 トーアさんの笑い方が真面目っていうか!
 ディアマンティーナ、コロンビーヌ、多くは敵同士が繋ぐのも微笑ましい 

 もう完全に笑わせにきてるし、笑っていいのよね!

 あっちが笑ってこっちも笑顔に

 画面の中から外までも、笑顔が繋いでいく最終回だった!

感想追記

 からくりサーカスと勝
 鳴海という主人公
 しろがねと幸せと
 私的に、とても印象的なふたつ
 ルシールの残した「画用紙とクレヨン」
 最終回      
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戸惑いのフェイスレス、白金へ還る。からくりサーカス最終回!

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 重ねて最終回、フェイスレスの「バカでダメなヤツだなあ」が好きなんです

勝という主人公
 その言葉を、勝自身を透かして語りかけてる感じがして。
 勝が、本当に「子供」だからこそ成立した状況も
 本作らしいというか

 倒すじゃなく聞きにいく。ちょっと首を傾げる状況に納得した最終回

 また本作、「無力な子供」から始まってハラハラするも
 最終回でそこが要になったんだなあって

 また「主人公」らしからぬ失恋も、「だから勝はイイヤツ」で。

 それがフェイスレスを救ってくれたのが素敵でした

強くて優しくて頼りになって、だから「からっぽ」を抱え込んだ鳴海

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 第1話。自分なんか死んでおけば…。そんな時、気持ちを吐き出す大切さ!

鳴海という主人公
 第2話で、凹みきった勝にガンガン食わせて元気付けたみたいに
 とにかく頼りになって、誰にでも入れ込んで
 入れ込まないよう自戒もしてる人

 でもだから子供達に、皆の命に責任を感じてる姿が印象的でした

 旅や登山にたとえれば、ゴールを見れず皆が脱落してく中
 皆の分までと無理してしまうような

 託されたものに報いたくて、でもしろがねが好き

 終盤、なんだかんだと絡んでたのが微笑ましくも感じました

その点、「すごいなあ」と思った組み合わせが第7話でした

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 サブタイ「Demonic」、鳴海が悪魔になった回。

心のカラッポ 
 その後を継ぐように語られたヴィルマで、更に深まったというか。
 鳴海は、人形に、子供達を救えなかった自分に怒って
 悪魔になろうと決意して立った

 ヴィルマも同じ、「もう報いてあげられない人の為に頑張る」って事で

 ヴィルマは、もう金を稼がなくて良くなったのに
 暗殺稼業に身を投じ続けて

 心を埋めて幸せになれない、なりたくない、「からっぽ」を抱え続ける人

 まるで無関係な二人が、深く一話につながってた

 なんか「すげえ」と後から思いました

しろがねはねえ、当初「こんなに強くてどうすんだろう?」と思いました(迫真)

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 いやまあ第1話早々から、行き場のないコイヌでもありましたけど

しろがねという主人公
 だってねえ! 第1話でモノスゲー迫力で現れたプルチネルラを
 瞬殺しちゃった時は、あたしゃひっくり返りましたよ
 勝Lv2、鳴海30、しろがね80くらい?
 みたいな

 続いて鳴海が「一般人のアンちゃん」と転がされた為、ますます思いました

 でも消沈した彼女へ勝が奔走したり
 何より正二編で、めちゃくちゃ愛されてるのを見ちゃったら!

 幸せにおなりなさいよ、ってすごく思える子でした

機械人形をゾナハ病を、憎んでも憎み足りなかった少年をして

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 ただの心の友にしてしまったしろがね=エレオノール、子は宝。

第18話「微笑」
 しろがねって作中、割といつも四六時中エブリデイ捨て身で
 いつも血だらけ猫灰だらけ、命なんて安いもんさと。
 でも、そんな彼女も愛され生まれてきて
 祝福され育って

 命って本当に、かけがえのない大切なものなんだよなあって

 もちろん、それはしろがねだけが特別じゃなく
 きっとたくさんの人間がそうで

 滅多にない、素晴らしい人間賛歌を見たなあって思いました

 きっと作中、皆が子供を大切にするのとも繋がってるんだろうなって

命といえば、私的にジョージとロッケンフィールドさんが印象的です

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 すごいクソみたいな言い方をすると、「脇役」な二人

第23話「悪魔再び」
 退屈な人生を楽しくしよう! また「人間」になろうとしたジョージ
 その為に、「旨そうにのんでる」タバコに興味を持ったり
 合わないと返したり

 そんな彼が、ようやく掴んだ果ての死が「悔しそう」だったのが。

 創作上の死で、「悔しそう」と表現された事も
 それがすごくしっくりきた事も

 死って本当に突然で、あっけなくて悔しい、「いやなこと」なんだって。

 生きるって、素晴らしいんだな(と、多少後ろめたくも)思う回でした

最後の最期まで、「自分の手で」とこだわったロッケンフィールド医師

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ああ…、人間というのは、なんと…、美しいのだろう……

第14話「夜更けの海」
 代わりますと気遣われても、「イヤだね!」と素直になって
 残った命を、「これが私の仕事だ」とやり抜いた末
 万感の一言の死

 彼も無念で、でも「やりきったぞ!」と果たした充足感があって

 使命の為だ、と命を投げ出す「しろがね」だった彼が
 思い至った「人間」の素晴らしさ

 足掻きが、本当に美しくて印象的でした。

同じく命尽きる時、「私になるな」と言い残したルシール

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 彼女が倒したかったのは、他でもないドットーレだと「完遂」した13話

からくりサーカス 第13話「ルシール」
 しろがね本来の使命でなく、頭を占めていたのはそれだけ
 生涯、ブレずに持ち続けた「目的」を成し遂げた
 彼女は立派でした

 でも死の際に浮かんだは、きっと全く別の事

 誰でも、人生という白い画用紙とクレヨンを貰える
 己の人生を好きに描ける!

 でも何が描きたかったのか、分かった時には時間切れだと

 やりたい事を、ちゃんと探してやり抜きなさいと

 以降、死に行く者達を見る度に浮かぶ、命懸けの助言が印象的でした

作中、きっと幾度も描かれてきた「後悔」「より良く生きる」こと

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 そのある種の答えが「笑顔」、楽しく笑って生きる事
 イヤもちろん、アリとキリギリスになっても困りますが
 生きるなら楽しくなくちゃ!

 最後はみんな、「演じきった」笑顔笑顔笑顔!

 楽しそうな最終回だったわ!!

公式ツイッターより










































































































































































2019年6月27日 からくりサーカス 第36話「閉幕【最終回】」

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 メイン脚本家・監督絵コンテの主力スタッフ最終回! 総集編たった1回で3クールやりきった!!

スタッフ
 脚本:井上敏樹
 絵コンテ:西村聡
 演出:西村聡、藤瀬順一、博多正寿
 作画監督:高橋美香、石井舞、福士真由美、吉岡勝
 アニメ制作:スタジオヴォルン
 原作:藤田和日郎/漫画/週刊少年サンデー 1997年|2006年
 制作協力:-

あらすじ
 宇宙ステーションに到着した勝は、あるるかんを操るフェイスレスと対決する。
 フェイスレスは勝に、エレオノールを鳴海に譲った理由をしつこく問いただす。
 二人の戦闘が白熱する中、ゾナハ病による人類滅亡のカウントダウンが始まる。

最終回! 最後は笑顔、皆が隠し持ってた笑顔のファンサービス!!

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 僕の正しさなんか僕だけの物 どんな歩き方だって会いに行くよ…とは「月虹」より

月虹
 個々人考え方が違うから、正しさもきっと、個々人によりどこか違う
 フェイスレスの正しさは、めっちゃくちゃに間違っていて
 皆を酷い目に遭わせたのは確か

 それでも独りぼっちで、「会いに行こう」とし続けたのはスゴイと思う

 心に大きな喪失感を抱え、変わる事が出来なくなって
 願いが継ぎ接ぎに成り果てて

 願い一つを抱えて歩いた彼は、間違いなく「主人公」の一人だったのかなあって

 とまれ、いい最終回だった…。

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アニメ版 うしおととら 感想 2015~2016年

 第壱話「うしおとらとであうの縁」
 第弐話「石喰い」
 第参話「絵に棲む鬼」
 第四話「とら街へゆく」
 第伍話「符咒士 鏢」
 第六話「あやかしの海」
 第七話「伝承」
 第八話「ヤツは空にいる」
 第九話「風狂い」
 第拾話「童のいる家」
 第拾壱話「一撃の鏡」
 第拾弐話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
 第拾参話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
 第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
 第拾伍話「追撃の交差~伝承者」
 第拾六話「変貌」
 第拾七話「カムイコタンヘ」
 第拾八話「復活~そしてついに」
 第拾九話「時逆の妖」
 第弐拾話「妖、帰還す」
 第弐拾壱話「四人目のキリオ」
 第弐拾弐話「激召~獣の槍破壊のこと」
 第弐拾参話「永劫の孤独」
 第弐拾四話「愚か者は宴に集う」
 第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関」
 第弐拾六話「TATARI BREAKER」
 第弐拾七話「風が吹く」
 第弐拾八話「もうこぼさない」
 第弐拾九話「三日月の夜」
 第参拾話「不帰の旅」
 第参拾壱話「混沌の海へ」
 第参拾弐話「母」
 第参拾参話「獣の槍破壊」
 第参拾四話「とら」
 第参拾伍話「希望」
 第三十六話「約束の夜へ」
 第三重七話「最強の悪態」
 第三十八話「最終局面」
 最終回「うしおととらの縁」


 双亡亭壊すべし 1巻“壊れずの家”。
 双亡亭壊すべし 2巻“侵入”
 双亡亭壊すべし 3巻“更衣室”
 双亡亭壊すべし 4巻“真相は星にあり”
 双亡亭壊すべし 5巻“笑うしかないのじゃ”
 双亡亭壊すべし 6巻“お願いだから”
 双亡亭壊すべし 7巻“だから私は”
 双亡亭壊すべし 8巻“わたし達は怖いのだ”
 双亡亭壊すべし 9巻“タコハが見たモノ”
 双亡亭壊すべし 10巻“双亡亭壊すべし”
 双亡亭壊すべし 11巻“脱走事件”
 双亡亭壊すべし 12巻“泥努誕生”
 双亡亭壊すべし 13巻 “オニイチャン”

からくりサーカス 感想 2018年10月~2019年 公式ツイッター

 からくりサーカス 第1話「開幕ベル」 月虹
 からくりサーカス 第2話「約束」
 からくりサーカス 第3話「奈落」
 からくりサーカス 第4話「コラン」
 からくりサーカス 第5話「サーカス〜出発」
 からくりサーカス 第6話「地獄」
 からくりサーカス 第7話「Demonic」
 からくりサーカス 第8話「一瞬の始まりと終わり」
 からくりサーカス 第9話「記憶」
 からくりサーカス 第10話「フランシーヌ」
 からくりサーカス 第11話「ファンファーレ」
 からくりサーカス 第12話「「顔無し」司令」
 からくりサーカス 第13話「ルシール」
 からくりサーカス 第14話「夜更けの海」
 からくりサーカス 第14.5話「幕間~そしてまた開幕ベル~」
 からくりサーカス 第15話「はじまりの場所」
 からくりサーカス 第16話「出会い」
 からくりサーカス 第17話「訪れし者」
 からくりサーカス 第18話「微笑」
 からくりサーカス 第19話「影の正体」
 からくりサーカス 第20話「黒い太陽」
 からくりサーカス 第21話「銀色の女神」
 からくりサーカス 第22話「「ハリー」へ向かう!!」
 からくりサーカス 第23話「悪魔再び」、第2期OP「ハグルマ」歌詞、第2期ED「夕立ち」歌詞
 からくりサーカス 第24話「脱出へ」
 からくりサーカス 第25話「モン・サン・ミッシェルにて」、第3期OP「Over me」、第3期ED「月虹 2番」
 からくりサーカス 第26話「アニマル・ショウ」
 からくりサーカス 第27話「転送(ダウンロード)」
 からくりサーカス 第28話「ぶたちゃんはあるいていった」
 からくりサーカス 第29話「しろがねのやったこと」
 からくりサーカス 第30話「Pieta」
 からくりサーカス 第31話「黒の流星」
 からくりサーカス 第32話「暇乞い」
 からくりサーカス 第33話「仲町三人vsレディ・スパイダー」
 からくりサーカス 第34話「背中を守る者」
 からくりサーカス 第35話「抱擁」
 からくりサーカス 第36話「」【最終回】
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