公式サイト このはな綺譚 第8話 8話 感想 かりそめの訪客 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 前回はこちら
未来は常に不定形。明日が見えない子供たちと、明日へ走り抜いた老人の出会い

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カイト、GO! 日本人らしからぬ名前や境遇が、“実は盲導犬”って前振りとは!!
 より良い明日を目指す子供達と、目指し抜いたけどダメだったと悔いた男
 人生、しょせん釈迦の掌の上だったと

 でも未来が解らないなら、より良い明日かもしれないね?って事さ!

だからGO!
 どんなに行き詰っても、たとえ老齢だろうと、前向きである限り明るい明日かもしれないさ!
 前へ、進んでいこうって一貫してたのが素敵だった!
 松本礼さんナイスバディ!

 妄想も空想も、実在しなくても、心に影響を与え現実を動かしてるさ!

昨日なかった事が今日あるはずもなく 今日なかった事が明日あるはずもない

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 この台詞は、「ARIA」「あまんちゅ(2期制作決定)」の作者、天野先生の旧作より。

学生の日々
 夢がなかった「松本さん」が、つまらない今日が、ずっと続くと落ち込んでしまうくだり。
 でも、もっと良い明日があると思えない事って
 今日さえも辛くなる。

 明るい明日を信じたい、その気持ちは、年齢関係なく共感できると思った!

気付かなかっただけで、幸せの鳥はいつも傍に

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 今回のお客はみんな帰ってしまった、だから「かりそめ」だったのね!

あらすじ
 浜に漂着した少女・礼(あや)を介抱した柚。漂流者、次いで人魚だと礼は名乗るが
 実は彼女は、日常、将来に鬱屈し「うそ」で気晴らしをするのが趣味で
 周りに嫌われ身投げしたのだ

 だが柚と話し合う内、絵本作家を目指す夢を思い出し、無事蘇生する

 また、未来と血の繋がった家族を持たない「松本」とカイトも
 此花亭で邂逅し帰ってゆく

 家族が血が繋がっている必要はない、彼らは自力で証明してゆくのだった

 次回、第9話「泡沫の…」

夏祭りの夜、柚がうっかり「あちら」に行きかけた前回より

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 今度は、波打ち際に見覚えある人が打ち上げられた。
 OPの人が待望の登場!
 と

 もう8話、今回を含め残り5話に。
 
柚『あの…? ご無事ですか…?

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 がおーっ!

かりそめの訪客 
 曰く、乗っていた船が転覆、命からがら浜辺に打ち上げられたという漂流者。
 いわゆるドリフターであった
 と

 あの…、お饅頭でよければ、どうぞお召し上がりください…

 その割には元気だな!
 というか、ここが「この世/あの世の境目」という事は…。

 しかし、セクシーなお姉さんである。

い、いいよ漂流とかウソだし!

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 柚の気遣いに、仰天の返答をカマしたお嬢さん。まさかの嘘!!
 ところが、「良かった」と心から安心した様子の柚に
 お姉さんは瞠目する。

 柚は、初対面から入り込むヒロインですねえ
 
『うん! 嵐とか平気だよ? あたし、人魚だし!

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 ご迷惑でなければ、いっしょにお探ししましょうか?

四月は俺の嘘
 実は、仲間とはぐれたマーメイドだと言いだしたお姉さん、一肌脱ぐのが柚ちゃんだ!
 ところがぎっちょん、むんず!と
 曰く

 どうしたの、これ? 何でこんなの付けてるの?

 アクセサリー扱い…
 いやあ、新鮮なリアクションですねえ。お菊さんでさえツッコまなかったのに!

 このお姉さん、色々新鮮だな人魚だけに!

柚『確かに…。私も、何に使うのか分かりません…』

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 対して、想定外すぎる返答を返す柚さん。尻尾とは(哲学)。
 狐娘の尻尾とは、何に使うのでしょうか?
 それは誰にも分からない

 一般に、「尻尾」は同種族への信号、一種のコミュケーション用(警戒を伝える等)だとか。

あっははは! ごめんごめん! …あんたは嘘なんかついてないのにね』

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 何でもないよ? ネコ娘ちゃん♪/猫ではありませんよ! 狐です!!

四月は嘘ばっかり!
 打てば響く素直な柚の反応に、本音を晒し始めたお姉さん、実は人魚も嘘!
 仲間を探してるのも嘘!
 と

 あたし、友達いないから

 軽快で楽しいお姉さん
 友達いないなんて、それこそ嘘だろ!っていう明るく楽しい人!!

 魚女と思ったら、狼少女だった…!

だって皆、嘘つきな私が嫌いだもん

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 でも、嘘をつかなくなるとさぁ…。

狼少女の退屈話
 小学生くらいによくある話、嘘つきな彼女は、周りの気を引こうとするなと母に怒られ
 友達も、誰も話を聞いてくれなくなった。
 でも

 現実って、残酷なくらい変わりばえしないんだよね…

 嘘は空想。
 学校に閉じ込められた、つまんない日常を盛り上げていたいんだ、と

 普通の「楽しい」に我慢できないタイプ!

柚『そうですか?

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 柚は違う、毎日が発見と学び、出会いの連続なのですから。

日々之騒日
 色んなお客様との出会いに、わくわくしているという柚。
 退屈なんて、とてもしている暇は無い!
 が

 でも、だからって、全国の宿泊・接客業者が「わくわく」してるワケじゃないんですよね。

『それは、狐ちゃんがやりたい事をしているからだよ?』

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 将来の夢がない、目指すべきものがなく、日常にも変化がない
 このまま、流されるように進学して就職して…
 きっとつまらないだろうな
 と

 未来像が描けない、それって閉塞感そのものじゃないでしょうか。
 
柚『将来の夢、ですか? …何かお好きな事とかは?』

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 子供の頃、絵本が好きでさ? …それで、絵を描くのが好きだったけどねー?

浜辺の絵
 なりたいものは何? 嘘をつく前に好きだったのは、絵本と絵を描くこと。
 彼女は、空想が好きなのかもしれません
 でも

 って言っても、画家になりたいってほど上手かった訳じゃないしっ

 照れる少女
 成長し、「画家」になるのが大変だと分かれば二の足を踏む

 なりたい道は閉ざされ、どこにも行けなくなる。
 
『って言っても、画家になりたいってほど上手かった訳じゃないしっ』

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 言ったそばから波が押し寄せ、せっかく描いた絵を消してしまった
 まるで、せっかく描いた絵が否定されたみたい。
 夢が否定されたみたい。

 後には何も残らない

『毎日、ただ学校に行って、大人になったら仕事に行って、…毎日その繰り返しで』

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 ううんっ! 騙してごめんね、狐ちゃんっ!!

ノイズ
 変わりばえしない日々がイヤで、抜け出したくて嘘をついて、ますますつまらなくなって。
 この先さえ嫌になって、彼女は海へ踏み出してしまう
 が

 騙しておりませんよ?

 昨日なかったことが今日あるはずもなく
 今日なかったことが明日あるはずもない

 昨日はつまらなかった、今日もつまらない、明日もきっとつまらない。そんな心境。

柚『お姉さんは、お饅頭を返してくれましたっ

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 柚は言う、「騙す」というのは、嘘で相手を傷付ける
 嘘をついて、お饅頭を盗ってしまうようなこと
 それが「騙す」。

 でも、あなたの嘘は違ったじゃないですか?と。

柚『お姉さんの作る“お話”は楽しいですっ!

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 だって私は今日一日で、遭難された旅人と、迷子の人魚と、あなたに会えましたっ!

Re:CREATORS
 お姉さんの「嘘」は、柚を楽しませてくれた、びっくり仰天してしまった柚ですが
 おかげで、彼女を三つの視点から想像して
 過ごした日々を感じられた

 だから騙してない、それは「お話」で、私は楽しかったですよ?と

『うん…、子供の頃は、ウソでも構わないからワクワクした…』

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 変わり映えのしない現実…、妄想も空想も、ぜんぶ含めて現実なのにねっ?

忘れてたもの
 幼い頃、UFOを見たと嘘をついた時、友達は話に乗ってきてくれていた
 幼い頃「わくわく」は身近にあった
 と

 ああ…、あんたみたいな子が、あたしの傍にもいれば良かったのに

 妄想や空想は実在しない。
 でも考えたり、驚いたり、ワクワクしたり、感じとった気持ちは「現実」に在る

 だから妄想や空想も「現実」の一部なんです、きっと。

柚『いらっしゃいますよ?』

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 いらっしゃいますよ? きっとまだ出会ってないだけです

 お姉さんのつくるお話が、楽しいって方が
 あなたを必要としてくれる方が
 必ず。

 私が大切な人たちと出会うまで、仲間を知らなかったように。

 もっと色々な方たちに、お話を聞かせてあげて下さいね?



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 柚の言葉は気休めではなく、元々、孤独だった彼女なりの確信。

明日があるさ
 柚自身、最初は孤独だったけど、比丘尼様に拾われ仲間がいる場所があると知り
 惜しまれて奉公に出され、此花亭の一員となったように
 今が、明日も続くとは限らない

 私もそうだった、あなたもきっと出会える必ずですよと

 元気付けられ、お姉さんは再び戻っていき
 柚は笑って見送る事に。

 ここはこの世、あの世の境目だから、幸い“この世”へ戻れる事に。

まつもとさん…まつもとさんっ! 大丈夫!?

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 誰?/クラスメートの田辺だよ!?

元の濁りの田辺恋しき
 現実に戻った「松本さん」を待っていたのは、さっきの回想にも出ていた田辺さん!
 最近、登校しないから心配してたんだ!
 で

 心臓が止まるかと思ったんだからねー?!

 ヘイヘイ神!
 おいおい、天使が地上に逃げ出してるぜ!!

 幸せの青い鳥か!

松本『とびうおが…』

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 ぷっ…、なにそれ、おもしろーいっ♪

面白い?
 自殺を試みた松本だが、咄嗟に嘘を、飛び魚を見かけて掴まえようとし
 うっかり、ご覧の有様だよ!
 と

 でも…、生きてて良かった。

 お話に笑ってくれる人
 無いと思った幸せは、ホントはずっと傍で気遣ってくれていたんだと。

 自分は不幸、思い込んだら視野も狭くなるものだから。

あたし、狐につままれたのかなー♪

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 ねえ聞いてくれる? いま見た、夢の話なんだけどさ?

ポケットを叩けば
 こうして足跡は二つに増えた、松本さんは、「きっと出会える」と信じ少し前向きになった
 そしたら、俯いてたら見えなかったものに出会う事が出来た
 きっと、そんな話さ!

 明日は明るい日だと信じれば、笑う角には福が来るかもってね!

 なお「狐につままれる」とは
 狐に化かされた? を意味する言い回しで、また「呆然とする」という意味もあります。

 例:狐につままれたような顔(状況についていけず呆然とするの図)。

アイキャッチは、女子レスラーもとい女将さん!

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 椿、一緒に映っている花から「椿」らしい事が判明。
 シンジ君、椿さんだったのか…。
 良い油がとれそう。

※椿油は、特に江戸時代に毛髪油としてヒットし現代に至る。…また髪の話をしてる……。

皐『この町の住人じゃないな? たまにいるんだよ、紛れ込んでくる奴が』

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 なにこれ、ねずみ!?

今日は尻尾Day!
 松本さん同様、紛れこんだ“少年”に絡まれ、びっくり仰天してしまった櫻ちゃん
 やべーよ、保護者がきた!!
 で

 なんだよっ! 一緒に遊ぼうと思ったのにーっ!!

 すいません仕事なんで…。
 櫻は、いわゆる「飯綱(いずな)」を使役、仕事させる能力があるのだ!

 いつも遊んでる訳じゃないんやで!

棗『働く必要の無い、ぼんぼんとは違うんだよっ』

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 ぼんぼんとは、また古い! いわゆる「ぼん」、おぼっちゃん!
 いや、現代にもまだ生き残ってる言葉ですよね!
 まだまだ奴は死んじゃいねえ!

 止まるんじゃねえぞ…!

『僕だって将来は立派なお仕事するんだもん! 皆がそう言ってるんだもんっ』

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 将来ご立派になられる方が、他人の仕事を、そんな仕事よばわりされるのは…

豊かなれ
 少年、負けじと自分は立派になるって両親も、橋本さんだって言ってると胸を張り
 櫻のそんな仕事より役立つんだと
 が

 寂しい事だと思いませんか?

 蔑みは「寂しい」事。
 立派な職なら、心もまた豊かであって欲しいという柚

 これはまったく然り、然り!

『珍しい…、柚が怒ってる』『怒ってるの!?』

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 皐ちゃんさんの、柚理解度がグンバツに上がっている…!
 棗ちゃんもツッコむレベル!
 すげえ!

 皐の柚語読解力があがっている!

カイト『ごめんなさいっ! …またねっ!!』

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 納得して謝ったカイトさん、実際、心意気としてそうあって欲しいし
 また、「立派な職の人が他者を蔑む」気持ちも分かるけど
 誰もが顧客候補なワケで。

 若者のナントカ離れも、単にカネも時間もないからだ、みたいな図式も連想しますね。

皐『またねって、また来る気か…?』

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 消えた…、いよいよここは、桃源郷か何かなんかねえ……。

カイトの現実
 親に呼ばれ戻ったカイト少年は、帰り際、同じ“迷い人”のお客に目撃される。
 戻ったカイトは両親と楽しく遊ぶが…
 と

 本当に…、大きくなったなぁ…。

 泣き出してしまう両親
 現れた高橋さん

 さっき、カイトは立派になると保障してくれた、本当の理由。

高橋さん『もうパパとママに、お別れは言ったか?

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 高橋さんに引き取られていくカイト、「立派になる」と言ってくれた両親
 より良い家族へと引き渡す予定だったからだ
 と

 カイトだけが知らなかった!

母『たくさん勉強して、立派になるのよ…!』

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 私達みんな、人の役に立つ立派な仕事をする為に勉強するの。選ばれた子供なんだからっ

選ばれた子供
 実は両親とは血が繋がっておらず、成長するまでのあいだだけ預けられた関係だった
 同じ境遇の子供たちと育てられる事に 
 と

 僕には、選べる自由なんて無いんだ…!

 自分は捨てられた
 カイトは誤解し、家出をしてきたのだという。

 なんて時代がかったエピソード…。

お姉ちゃん! 僕と一緒に逃げようっ!!

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 よほど柚を気に入ったのか、どさくさで駆け落ちしようと言い出すカイト
 やだこの子、糸切れ凧みたいな人生してる!
 柚ちゃん愛されすぎ! 

※この後むちゃくちゃ皐がツッコんだ。

俺は絶対帰らんぞ!

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 カネならある…、で、いくら払えばいいんだ? デコミミ?

デコミミ(命名)
 同じく絶対に帰らない男、逗留期限は、とっくに過ぎているというデコミミに続き
 仲居頭、桐がざっくり説明した
 で

 残念ながら、こちらの世界では紙屑でございます

 男も納得する
 なるほど、自分はあの世に来ていたのかと。

 俗世を離れてせいせいすらぁ!

『いいえ、まだご存命です♪ だから早く帰って下さい♪』

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 と思いきや、別に死んでないよ? とっととあっちの肉体に帰れという
 いやあ、この手のお客も何人目でしょうか
 急に雑になった!

 さすが年齢不詳の変な人、桐(クラス:セイバー)さん!

桐『今回は、地獄に縁がなかったという事で、またの機会に♪』

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 面接断るみたいに言うな! しかも地獄か?!

ザ・家出ーズ結成
 どうせ生き返っても、これまで通りの暮らしは出来ない、「死に損ない」だという男
 彼に、カイト君は共感してしまう
 と

 おぢさんも帰りたくないの? 僕と同じだねっ

 同じかなあ…。
 おじさん何年ぶりでしょうね、こうやって頭ぽんぽんされるのって。

 この大粒の冷や汗!

おじさん『なるほどな、それで家出してきたと?』

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 やがて、瓜乃介が高い高ァーい!されたりする中、カイトは説明完了
 彼は子供です、子供には可能性がある
 未来なんて幾らでもある

 そう思っていたのに、未来が決まっていたと知り、衝撃を受けたんだと。

『僕は将来、何にでもなれると思っていたのに…、他人の敷いたレールの上だったんだ!』

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 所詮はお釈迦様の手の上ってな?

未来を得た男
 男はトラック運転手から、小さいながら社長となり、妻を娘を「立派な人生」を得た
 だが、たった一回の事故で全て失った
 と

 坊主には五体満足の体が、未来が、可能性がある…、

 がむしゃらに頑張った!
 けど、「未来」を捧げ勝ち取った可能性の先は、五体不満足な生き地獄だった

 孫悟空のように、空回りしてただけなんだなと。

男『…俺には無いもんばっかだ』

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 松本さんやカイトが、「この先にきっと良い明日がある」と思える若者なら
 男は、よき未来を信じ頑張りぬいた側
 辿り着いた結末側。

 たとえ未来を信じても、そこに幸せがあるとは限らない。

『でも…、おじさんには家族がいるじゃないっ!』

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 ウチと同じじゃねえか? ウチの一人娘は、カミさんの連れ子なんだよ。

テーブルの反対側
 びっくりの家庭事情、妻は当然「他人」だし、彼の血を分けた人間は誰も居ない。
 特に娘は、懐かず苦労したという
 で

 だから、帰りたくないの?バカ言え!

 元気の良い死に損ない!
 てか美大に行った、明らかに“松本さん”! まさかの親子出演だった!?

 ハハッ、どっちも本当は仲良くしたかったのね!

俺はそんな小せェ男じゃねーよ!

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 エロボディの松本さんは、立派に美大を出て、今は好きにやっているという
 彼女の夢、立派に叶ったんですね
 きっとたぶん。

 隣には、今もきっと田辺さんがいるって信じてる! 

カイト『じゃ、何で帰りたくないの?

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 のこのこ、帰れるわけねえだろ…。“幸せにする”って約束で家族になったんだ…!

男の約束
 それが彼のプロポーズ、連れ子を抱えた女性を愛し、幸せにすると誓ったのだ
 なのに、自分が“足を引っ張る”んだ
 と

 ねえ、お父さん? そろそろ起きてくれませんか…?

 現世では待っている。
 けれど彼は、「男」として帰れない! なんて一本気な男だろう!!

 桐さん、若い子扱いされて嬉しそう!!

『俺は男らしく、父親として、立派に努めてきたんだ…!』

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 ここで終いに出来りゃあ、良い人生だったって言えんだよ!
 人として、もう独りで歩くことも出来なくなった自分は
 潔く死んでしまいたい。

 自殺を、安楽死を求める男がそこにいた。
 
桐『しょせんはお釈迦様のてのひらの上、そう仰ったじゃありませんか?』

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 あなたが、カッコつけすぎなんですよ?/ケッ! ウチのカミさんみてェな事いいやがる!

男は誰でも孫悟空
 でもね、頑張った先が行き止まりだと「思った」ように、それさえ釈迦の手の上かも?
 結論なんてさ、人間は出せないのよ
 と

 バレてないと思っているのは、殿方だけです♪

 奥様も解って結婚した。
 あんたが、そんな「カッコつけ野郎」だと知った上で、知らないふりしてるんですよ?

 男らしくと願う事、それは男らしくないって自覚ゆえでしょ?

桐『観念して、奥様の掌の上にもどりましょー?』

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 彼も自覚はあったらしい。奥さんは、彼が迷惑かけたがらないと解ってる
 それでも、支える気構えで待っててくれるんです
 だから早よ帰れ!

 オマエ キトク ハヨ カエレ!

松本さん『二度とこねーぞ!

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 達者でな坊主? お前とも妙な縁だったな、また…、どっかでな?

二人の結論
 こうして、男が尻に敷かれに帰ったところで、カイトもまた帰る事に決めた
 彼も、自分のレールを見つけたんだ
 と

 ちゃんと勉強して、助けられたら良いなって思ったんだ

 ちゃんとした職業
 将来、「男」を救える人間になってみたい

 行きたい道が見つかれば、明日はもっと素敵に見えるさ!

桐『遊ぶのは良いけど、客間に迷い込むんじゃあない!』

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 そして後日談というか今回のオチ、逃げるお菊と追う櫻
 二人を叱る桐に、柚はふと思い出す
 カイト少年の事を。

 今ごろ、立派なデュエリストになっているのでしょうか…。

柚『迷い込むといえば、そんな男の子がいましたねえ…』

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 柚ちゃん! しばらく見ない間に、縮んだね柚ちゃんっ!!

お父さんが呼んでる
 古人曰く、男子三日会わざれば刮目して見よ…、いや立派になりすぎィ!!
 さては、柚を嫁にしにきたか!
 が

 バイバイ、柚ちゃんっ!

 あっさり帰るカイト
 いやあ、それにしても子供の成長って早いですねェ…

※実は理由がありました。

皐『バイバイ、か。“またね”じゃないんだな』

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 ちゃんと覚えていた皐、「バイバイ」は別れの挨拶ですものね
 彼も、こっちに引っ張られなくなった
 そんなところか

 曰く、新しい家族が出来たと。

“男”『カイト、カイト、起きたか? 買い物に出かけようぜ!

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 この歳で、素敵な息子が出来ましたわっ!

松本カイトの日常
 実はカイトは盲導犬、両親とは飼育ボランティアで、今は視力を失った男と暮らしている
 彼は、男と家族になれたのだ
 と

 さあ相棒、今日も頼むぜ! GO!!

 前半の松本礼さん実家
 成長した彼女も、柚の事を絵本にして立派に独り立ち

 驚きと、幸福の良いラストだった!

2017年11月22日 このはな綺譚 第8話「かりそめの訪客」

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 礼の母はcv天野由梨さん、Gガンのレインやタイラーのユリコさんだよ!

スタッフ
 脚本:吉岡たかを
 絵コンテ:奥村よしあき
 演出:鈴木芳成
 作画監督:樋口博美・山本由美子・安形佳己・星野真澄・難波聖美・河野のぞみ・成川多加志
 総作画監督:黒澤桂子
 アニメ制作:Lerche/ラルケ
 原作:天乃 咲哉/漫画/月刊バーズ・幻冬舎コミックス刊
 制作協力:なし

あらすじ
 ある日海岸を歩いていた柚は波打ち際に倒れている女の子、礼(あや)を見つけます。
 目を覚ました礼は船で遭難したと言い出しますが、その後すぐに「遭難したのは嘘で、本当は人魚で仲間とはぐれたんだ」と言います。
 柚は人魚に会えた事に大喜び。礼と一緒に仲間の人魚を探し始めます。
 しかし礼は人魚だというのも嘘だと言います。果たして礼とは一体何者なのか…?

次回、第9話「泡沫の…」。消え去るさだめの誰かの話…?

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 いい話で、いい身体だった…!

松本カイトさん
 なるほど、頭をなでたのも、吊りズボンとか日本人ぽくない名前も走り回ってた事も!
 全部、「実は盲導犬です」ってオチだったのはビックリ!
 良いお話でした!

 柚が「ウソ」を楽しんだのも、こんな気持ちだったのかなみたいな!

 騙していない
 騙すって、他人を傷付ける為の嘘だみたいな解釈も面白い

 帰る為の仮初めの旅人たち、タイトルにも納得の清々しい回だった!

 次回、第9話「泡沫の…」

 このはな綺譚 第1話「さくやこのはな」、柚、※春ウララ、君ト咲キ誇ル
 このはな綺譚 第2話「春の旅路」、皐
 このはな綺譚 第3話「恋待ち焦がれ」、蓮
 このはな綺譚 第4話「夢の浮き橋」、櫻、※夏咲き恋花火
 このはな綺譚 第5話「梅雨送りし」、お菊&瓜乃介
 このはな綺譚 第6話「此花亭怪談」、桐。※オープニング小変更
 このはな綺譚 第7話「夏祭りの夜」、棗。※茜空、君舞フ紅葉ノ散歩道
 このはな綺譚 第8話「かりそめの訪客」、椿。
 このはな綺譚 第9話「泡沫の…」、蓮&棗
 このはな綺譚 第10話「姉上襲来」、皐&柊 ※雪華煌めく家路にて
 このはな綺譚 第11話「神様の休日」、桐&櫻
 このはな綺譚 第12話「大晦日の奇跡【最終回】」、若椿&柚 ※四時・草の縁


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