公式サイト このはな綺譚 第6話 6話 感想 此花亭怪談 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 6時追記 前回はこちら
此花亭に幽霊が出た! 己の姿を捨てた彼女が、一度だけ見せてくれた笑顔は

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別名“狐花”、花言葉は「また会う日を楽しみに」。最後の笑顔が素敵で切ない。
 嫌われ者だと思い込み、自殺した生前は出せなかっただろうから。
 ゆんたん気付くの遅すぎィ!

 全ての出会いへの感謝は、好いてくれれば、誰でも良かった彼女と正反対なのか

私の花よ、咲き誇れ!
 懸命に生きて、周りに好かれていく柚と、好かれようとして好かれなかった対比も切ない
 皐が、本当は暗闇が怖かったみたいに、他人の本音は分からない。
 言葉の奥の、真心を“察する”大切さも重い

 皐に棗になりすまし、蓮ちゃんの愛がキス寸前、百合の花がダース単位だった!

笑って、「それが楽しいんじゃございませんか?」と言おう!

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 自分の仕事が、たくさんの人の「色褪せぬ幸福な記憶」となるなら。楽しいじゃありませんか?

あらすじ
 此花亭で迎える初めての夏、夜更かしで怪談話をしていると、ふっと全館の灯りが消えてしまう
 夏は幽霊の季節、また出たか、と対応する桐や棗に追い散らされた悪霊は
 何も知らない柚を連れていってしまう

 記憶を覗かれ、八百比丘尼に拾われ「柚」と命名、此花亭を望んだと思い起こす柚

 貴方は誰が好き?
 問うた幽霊は、柚の答えに未練を濯がれ成仏する。

 次回、第7話「夏祭りの夜」

前回より、人形が居ついた此花亭ですが…

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 呪いの人形・お菊、寡黙な機織のお姉さん、怖い顔をした二人が此花亭を訪れるも
 お菊も、最初は「怖がらせたい」ワケじゃなかった事
 お姉さんも最初は…
 と

 原点回帰で笑顔になる二人、そして今回は、「柚」の原点へ…。 

ある雪の日、“八百比丘尼”は、かちんこちんに凍りついた“それを”を拾う

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 八百比丘尼、人形の肉を食べて、800歳生きたという伝説的な尼僧。

裸一貫
 日本各地に伝承を残す彼女は、このとき、雪で凍っていた狐娘を拾う(物理)。
 もちろん、娘は「人間」を警戒するも…
 と

 触れさせもせず、比丘尼を威嚇し続けた狐娘

 しかし比丘尼様の慈愛…!
 威嚇され、警戒され、それでも「娘を警戒することなく」寝てしまう比丘尼様

 出会った時から、心を許してくれたのですね

狐を傍らにおいたまま、無警戒に寝てしまう比丘尼様

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 あなたは私に危害を加えないでしょう? 或いは「危害を加えても構いません」
 警戒しないのは、そういう事なんだと思います
 なんとなく。

 そんな優しい気持ちが、娘にも伝わったのでしょうか
 
雪解け、掃除をしていた比丘尼様

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 落ち葉をほうきで掃くこと、床を雑巾で拭くこと。

門前の子狐
 何故比丘尼が、そんな事をしているのか、解らぬなりに「真似」をした狐娘は
 そりゃ落ち葉はフッ飛ばすし、床は足跡だらけ!
 散々!

 でもこれって、彼女なりに、お手伝いをしたかったのでしょうね

 季節は巡って、狐も心を許すことに。

しかし比丘尼さま、ひょいと抱き上げてドボーン!

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 名前をつけました、今日から貴方は柚です

今日からお前は富士山だ!
 こうして、「柚」が自分に心を開いたと知った比丘尼様、名をつけて育てる事に
 柚が、比丘尼の真似をしたいというのなら
 ちゃんと教えてやろう…
 と

 まさかのモノクロ風呂シーンとは、たまげたなあ!

 比丘尼様、ええカラダしてらっしゃる…!

なくせない想いも 光にかえて 遠くまで 持っていけたら

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 また新しい自分を見つけて きっと会えるね?

ココロニツボミ
 前回で、レギュラーが増えたことからOPも改定、瓜乃介&お菊、地獄のミニマムコンビ!
 最後の集合絵でも、ちゃっかり参加し
 レギュラーの存在感に

 櫻ちゃん、頭がトーテムポールしてるけど重くない?

あるところに、身寄りの無い娘がいたの…

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 怪談スタート、柚の事かと思いきや、クラス内八分となっていた孤独な少女
 親も居ない、友達もいない、「友達になりたい」と尽くしても
 他人にいいように利用されるだけ…

 どうして、あたしじゃダメなの…。あたしの何を変えれば良いの…?と。

『…“私”だからダメなの? じゃあ、他の誰かになれば…!

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 そう考えた彼女は、「自分を消せば他の誰かになれる」と信じて……。

君よ俺で変われ!
 思いつめた彼女は自殺、“好かれない自分”を消す事で、他人に好かれようとするも
 死人と化して恐怖の的になってしまう…!
 と
 
 どうして逃げるの? まだダメなの? ねえ、私を好きだと言って?

 そうすれば、あなたも私と同じモノに…!
 …ってアカン!?

 好き、って言ってもバットエンドじゃないですかー!

いつまで起きてんだい、アンタたち!

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 しかし柚たち、ここで女子プロレスラーみたいな人に怒られる
 女将さんであった
 と

※中の人、cv碇シンジ緒方恵美さんは、女子トイレに入ったら男子と間違えられる程の猛者。

女将『まったく…、ちょっと夜更かししても、肌が荒れないと思って…』

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 すげえ、女将、夜は迫力五割増しだなー!

ひどいこと言ってる!
 咄嗟に抱きついて照れる蓮、お菊と皐は参加しなかったが怪談は大いに盛り上がり
 そして、ここらでお開きとなった
 が

 一人、多くね?

 そこに気付くとは…!
 棗ちゃんさん、「影」が一人多い事に気付いてしまう。

 すると、なんという事でしょう

棗『あははははっは! すっげー!!

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 何事だこれは!? 宿中の灯りが消えてるぞ!?

しれっと作者事件
 気付かれた「幽霊」の仕業か、此花亭全館で、ふぅーっと明かりが消えたではないか!
 これは、点け直すのに一苦労だな!
 で

 うん! 怪談話してたら、本物のオバケが出た!!

 嬉しそうに話しとる場合か!
 電気じゃなくて、蝋燭や行灯だから、「点け直す」のがめっちゃ大変やっちゅーねん!!

 あの狐マスク、作者さんだったのかよ!

『はいはい! お化けはおいといてっ!』

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 というわけで、意外にスタイルの良い仲居頭、桐さんの指示で
 全館の再点灯、お客の安全確認を行うことに
 へっ、こいつは大変だ!

 現代と比べると、実に不便ですねえ。

『皐、…は無理か』『無理じゃない!

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 静かですねえ…、子供の頃、昼寝をし過ぎて、夜、眠れなくなった事があるんです。

迎えた日
 しれっと混ざってる幽霊や、苦手そうな「巫女志望・皐」はさておき、柚はふと思いだした
 初めて、“夜の零時”を過ごしたときの事を
 と

 そうなんです! いつも気が付くと、今日になっているんですっ!!

 そう、…そうですね。
 子供の頃は、寝て起きたら「次の日」、起きたまま“次の日”を迎えたのは、いつだったろう…。

 それは子供心に、とても不思議なことだったと。

『明日はどこからくるの? 誰が、今日と明日を入れ替えているの?』

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 子供心に、その「からくり」がとても不思議で、世の秘密を一つ知ったようだ…と
 大人になると、当たり前に過ぎていくものも
 子供の頃はとても不思議で。
 新鮮で。

 その感覚、なんだかとても懐かしい気がしますね。

『今夜みたいな特別な夜は、また違う秘密が隠れていそうで、わくわくします!』

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 あの…、さつきちゃん、もしかしてオバケがこわ/くない!

ですよねー
 そして、柚が知った「秘密」とは、大人びて何でも出来ると思った皐が、実は怖がりな事
 背は高いけど、華奢で柔らかい事…
 と

 はい…、わかっています。大丈夫ですよ?

 皐を尊敬してるから解らなかった
 けど震える皐ちゃんに、自分と同じ「女の子」なんだと改めて知っていく柚

 確かに、特別な秘密を知ってしまいましたね…!

『何いちゃいちゃしてんの?』

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 してない! …何わらってんだっ!!

特別な夜
 いちゃいちゃしてるとは的確な! すぐさま、いつもの皐に戻って見せるも
 一度知った秘密は、もう消える事はない
 と

 ほら、こういう特別な夜は。お日様の下じゃ見えない、特別な秘密が隠れてる

 お日様の下も
 月夜の晩も、どちらも素敵な空間なんですね、と

 照れる皐ちゃん乙女だなあ!

『あいつ怖がりだから、手ェ離さないでって言ってたのに…』

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 そんな棗も蓮を探していたと判明。蓮は怖がり。
 さっきの描写でもそうでしたね。
 なのに…?

 もちろん当の蓮は、しっかり手を繋いでた模様。

“棗”『蓮…、ぼくのこと好き?

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 かっこいい!かっこいい!かっこいい!かっこいい!!!

嗚呼、背徳漢
 なるほど「化け者」棗に告白され、押し倒されてしまった蓮、この子ホントべた惚れだな!
 勤務中な事に、背徳感を感じてる場合か!
 で

 あーんもー、いっそ、このまま…、好き…!

 どこもかしこも!
 なお蓮、棗が「サバの味噌煮に当たって、おかしくなったのかも」だそうな

 びっくりするほど信頼感がない!

しかし、スッと開いたふすまから!

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 いえ…、ごちそうさまです
 作者仮面に目撃された蓮
 恥ずかしい!

 が、「(美味しいシーンを)ごちそうさま」という意味とは、気付いてない模様

蓮『な、何よ、人の事からかってー!

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 その頃、お菊は櫻と遭遇してしまい…、幽霊よりよっぽど怖いじゃないか!!

スルー検定Lv2
 そこに「幽霊の櫻」も登場、文字通り、ハサミ討ちにあったお菊は、仰天して逃走してしまう
 だが当の櫻はと言えば…
 と

 こないでー!?

 幽霊、つまり後から来た方も冷や汗…
 本物の方がホラー!

 幽霊スルーして、お菊を追っていっちゃったよ!!

皐『だいぶ、明るくなったな! 怖い訳じゃないぞっ!!』

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 お前が、棗が言ってたお化けだなー!

殴ったァ!
 同じく、幽霊が化けた桐に“誘われた”皐、頬を紅潮させ満更でもなさそうだったが
 一転、世界を狙える右アッパー!
 で

 苦手なのはオバケじゃない、暗闇の方だ!

 納得のミスリード!
 前回同様、割と幽霊とか何とか平気ですもんね皆!!

 さすが巫女さん志望のボクサー皐!

棗『敵に、弱点言ってどうすんだよー!?

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 しかしそれなら、と灯りを消され、怯えてしまう皐ちゃん可愛い!
 グゥレイト! 意外に迂闊で残念じゃないか!!
 で

蓮『……さいってー! 私にあんな真似しといていやらしい!』

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 うるっさいバカー! 自分のタマキンに手を当てて聞いて見ろー!/付いてないよー!?

仲居頭
 皐と棗が事後すぎて蓮に誤解されるわ、セイバーさんが二人に増えるわどんどんカオス!
 あれ、この番組ってドリフなの!?
 で

 うーん…、脱がせば解るんじゃなーい…?

 何か言い出したぞ仲居頭!
 曰く、「自分の肢体(からだ)にイタズラするのも、また一興」だそうな。

 何とまあ、高度な変態的判断…!

『くっ…!』

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 あっさり見破られ、正体を現して逃げてしまう「幽霊」。
 いちいち、正体になる辺り律儀である
 生前は可愛かったに違いない。

桐『オバケの一匹や二匹、涌く季節なんだからしょうがないでしょ?』

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 元はと言えば、お前たちが怪談話なんてするから…!

イナイ!
 幽霊をボウフラみたいに扱う桐、お盆が近い為か、幽霊も自然と増えるらしい
 櫻ちゃんの方がよっぽど怖いよ
 で

 柚は?/あれ…、そういえばどこいった?

 忘れ去られし主人公…!
 なおボウフラとは、蚊の幼虫、水たまりでも何でも増えてしまう恐るべき生き物…!!

 なお真夏日増加の為か、最近は減った模様。

アイキャッチは、仲居頭の桐

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 仲居陣では最初に登場しておきながら、アイキャッチではお菊と瓜乃介より後発
 この立ち位置、仲居頭の風格と呼ぶほかありませんね
 さすが最優のサーヴァント。

 今回の発言が、一番危なかった!

柚『あの、どちらへ行かれるんですか!?

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 あの…、ところで、あなたは誰ですか?

彼岸花
 彼岸の華、曼珠沙華の咲く中を、「幸せなところ」に一緒に行こうという“皐”。
 柚は、快諾するのだが…
 と

 解ってて、ついてきたの…?

 曼珠沙華の丘
 その異名は、実は「幽霊花」というものもあるという。

 ちなみに食べると最悪、死ぬ。

『だって…、あんな表情で伸ばされた手を、振りほどけません』

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 柚も拾われ子自身、伸ばされた手に助けられた柚は見過ごせなかったらしい
 そして幽霊の正体も、やはり“怪談”の少女
 独りぼっちの少女だった

 何にでも化けるのは、「他の人」なら、一緒にいてくれるから。 

『君なら、あたしを好きになってくれる? …誰になれば、好きになってくれる?』

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 あなたは…、誰が好きなんですか?

好きな人
 あなたに好かれる私になる、だから私を好いて欲しい。本当は切実だった願い。
 対し、柚は“幽霊自身の気持ち”を問うた
 が

 じゃあ…、柚は?

 質問へ質問を質問が。
 一見、誰でも好きになってしまう柚が“好きな人”って…?

 皐じゃないけど、泣き顔が寂しい。

柚『あのヒトは、きらいですっ!

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 まっさきに浮かんだのは、寺時代、自分をいつもからかったきた人
 当時、与平さんという人にいつもバカにされており
 柚は悔しい思いをしていた

 もし、“稲荷神社の御使い狐”なら、バカになんかされないのに…、と。

比丘尼『柚、あなたは人の心が読めるのですか?

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 では何故、知りもしない事をまことしやかに言うのですか…?

言葉と真心
 でも柚の言い草、「バカにしてる」「自分が偉ければ」なんて、ただの推察に過ぎない
 なのに、なぜ本当みたいに言うのか?
 と

 言葉ではなく、その裏の真心に気付ける良いですね…。

 言葉が全てじゃない
 たとえば皐、「幽霊は怖くない」という言葉は強がりでなく、真実だった

 他人の真意を、悪意で決め付けてはいけない、と

与平『あははは♪ あんまり役立たずだと、寺を追い出されちまうぞ?』

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 別の日薪をひっくり返した柚は、与平さんにバカにされてしまいます。
 でも、これも本当はどうだったのでしょうか?
 みたいな?

 本当は、末尾に(だから頑張れよ)、って付いてるんじゃないでしょうか?

柚『そんな事…、比丘尼様が私を追い出すはずないです!』

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 いやー、ウチの町の稲荷神社が、人手不足、いや狐手不足だそうで。

お稲荷さま
 そんな折、稲荷神社に柚を仕えさせてみては、という誘いを比丘尼様が受け
 柚はショックを受けてしまう
 と

 そうですね…、考えてみます。

 これもまた誤解
 だって柚は、さっき「自分が稲荷神社の使いなら」と、自分で言ったじゃないですか!

 比丘尼と柚は、揃って誤解に…。

与平『…どうしちまったんです? あんな顔をして』

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 これからはちゃんと気をつけます! …だから、柚をお傍においてください!

ご奉公
 奉公に出されたくない、比丘尼の傍を離れたくないと、一生懸命に仕事した柚だったが
 うっかり、阿弥陀様をひっくり返してしまう
 で

 柚が役立たずだからです、だから比丘尼様は柚を奉公に…!

 比丘尼様も全能じゃない
 このとき、柚が奉公に行きたがってなかった事、悩んでいた真相を知る事に

 良くも悪くも、他人の心は難しい。

『ごらんなさい、柚。あの花は、役立たずだと思いますか?

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 比丘尼の問いに、柚は、香りや見た目で和ませてくれ「役立つ」と返します
 対し、「花」はそんなことを思っているかな?
 と

 花の香りや美しさは、虫を引き寄せ“種を繋ぐ”為、いわば「実用品」なのです

比丘尼『誰かの心を慰め、励ました事を、花自身は知らないのでしょうね』

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 前に言いましたよね? “自分が稲荷神社の御使い狐ならバカにされない”…。

建前
 比丘尼のたとえは、幼い柚には分からなかった、けれど比丘尼はそれで良かった。
 役立つかどうか、決めるのは「当人」じゃない
 とも

 これからも、ずっと私に仕えていなさい…、柚。

 比丘尼自身も「誤解」した
 柚の為を思い、彼女が“望んだ”ように、稲荷神社で働かせようか…、と

 柚は未熟だからと、“建前”で引き止める事に

『あの山のその向こう、大きな宿場町に、立派なお宿がありましてね?』

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 そこの仲居頭に、「毎日、違う客の相手で大変だねえ?」って言ったら…。

 それが楽しいんじゃございませんか?
 疲れた時、苦しい時、ふと、ここで過ごした夢のような時間を思い出していただければ
 思い出の中の此花亭は、満開の桜のように残るでしょう

 そんな思い出を作っていただければ、仲居冥利に尽きるというものです…


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 疲れた時、苦しい時、ふと、ここで過ごした夢のような時間を思い出していただければ

仲居冥利
 やがて柚が成長したある時、此花亭にいったお客が、素晴らしい場所だった
 柚のような、狐娘がたくさんいたよ
 と

 そんな思い出を作っていただければ、仲居冥利に尽きるというものです…

 仲居は、働き甲斐があると笑ってた。
 沢山の人をお世話する、「たくさんの人の、思い出を作る事が出来る」素晴らしい仕事だと

 たくさんの人の、特別な思い出として残り続けられるから、と。

比丘尼『いつか…、花の話をしたでしょう? 私にとっては、柚がその花なのですよ…?』

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 柚? …学ぶとは、机の上で知識のみを増やす事ではありません。
 あなたは、もっと多くの人の心を学んできなさい
 此花亭ならそれが出来るでしょう



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 柚がその花なのです。だから送り出すのです。あなたが、より咲き誇れるように…

私の花よ
 ただ傍らにいてくれるだけで、当人が知らずとも、周りに元気をくれるものがある
 比丘尼にとって、柚がそうなんだよ?
 と

 比丘尼さま…!

 だから成長しなさい
 心を学び、より咲き誇る花に、周りを幸せにする存在になりなさい、と

 大切だからこそ、より成長して欲しいのだと。

柚『あれ? いま、わたし立ったまま夢を…?』

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 以上、柚が此花亭に預けられた経緯、柚自身が望んだ事と
 比丘尼さまも、惜しみながらも成長を望み
 柚自身の為に送り出した事

 思い出を作る仕事に、他人の心を学ぶ事を促され、奉公を始めた事を…、と。

『質問の答え、聞いてないよ。柚は、誰が好き?』

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 たくさんです!比丘尼様や、寺にいらっしゃるお客人も、此花亭のみなさんも
 そのお客さまも…

 少しの偶然で、一生出会えなかったかもしれないひとたちです

 その奇跡を、その人が居てくれるだけで…
 感謝でいっぱいになります!

 今日は…、あなたにも出会えましたっ!


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 私も…、会いたかったな。もっと早くに

アケローン
 幽霊は、「自分が」好かれたいあまり、自分を捨て「他人」の姿を勝手に使いました
 好かれ「自分が」幸せになる為に
 と

 乗るかい? …お望みの、幸せなところ行きに。

 彼女は気付いたのでしょうか
 自分を好いてくれればいい、相手だって「誰でもいい」と思う人を、誰が好きになるだろうか。

 好かれ、自分が幸せになりたい、それしかなかった気がします。

ねえ柚? 向こう岸まで、手を離さなかったら…、どうする?

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 向こうまでご一緒して、また戻ってきます。

カロンの渡し舟
 最後まで柚を試し、「記憶を覗いた」事を詫びると、次は私も奇麗な花を咲かせたいな、と
 未練を溶かし、最高の笑顔で別れる事に
 で
 
 あんな笑顔をされたら、きっとみんな好きになってしまうと思います♪

 他の誰かにならなくとも、と。
 生前の彼女も、天涯孤独の寂しさのあまり、周りを誤解してしまったのでしょうか

 また会おう、よい来世がありますように。

桐『…いやー、でも危なかったわねー。その子、“川”を渡っていったんでしょ?』

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 それ、三途の川よ?

その川の名をソドムという
 後日談、最後まで彼女が「悪霊」と気付かなかった柚は、仲居連により総ツッコミ
 単に、人真似が上手いと思ってたらしい
 で

 此花亭で迎える最初の夏の、ちょっと不思議な一夜のお話でした…

 柚自身の方が不思議だよ!
 あの世とこの世の境目、その自覚に居るって、自覚ないんだゆんたんは!!

 昨夜を思い出し、真っ赤な蓮ちゃんさん可愛いな!

柚が私の花、私を笑顔にしてくれるものだったと語った比丘尼様

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 モノクロだから解り難いけれど、柚に最初に向けた目、すごく冷たいんですよね

八百比丘尼
 柚は、彼女に救われ育て上げられたけど、比丘尼様自身、柚に救われたのかなあって。
 人魚の肉で、800年生きたという伝説上の尼僧の事ですが
 それは800年も、関わった人の死を見てきた
 弔ってきたという事で。

 今回、また先ごろの親子みたいに、本作でもみんな成仏して去っていくのですよね

 弔い続けて、彼女もすっかり参っていたのかなあ、って思いました。

お菊の受難。前門の櫻、後門も櫻。

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 今回めっちゃ笑ったのは、幽霊にさえ、冷や汗を流させた櫻ちゃん事件
 文字通り、ハサミ討ちだよなあ…
 とか色々ひどい

 ハサミを、しゃきんと開いた前後でガン泣きに。お菊ちゃん受難かわいい。

稲荷神社の御使い狐なら…

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 お稲荷さんといえば、狐の神さまですよね。

稲荷大明神
 正確には、狐はあくまで「使い」であって、稲荷神様そのものじゃあないそうな。へー…。
 しかし、江戸時代の雑考などを集めた「百家説林」にあるように
 両者を混同する事は多い
 と

 神社は各地にあり、総本宮は伏見稲荷大社(京都市伏見区)。

 その名の通り元々は農業神。
 一節に、狐は、穀物を食い荒らすネズミを捕食し、色が稲穂にも似てるから関連付けられたとか。

 ちなみに狐は肉食で、油揚げは別に好物じゃない、との事。

狐花、という異名も持つという彼岸花

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 彼岸花、毒があるから食べちゃアカンそうな。へー。

曼珠沙華
 よく畑や土手に生えてますが、昔の人が、この「毒性」を利用し、小動物が寄って来ないよう
 意図的に植えた、という説もあるそうな。
 昔の人は賢いなあ

 また、この毒は水に晒せば除去できるので、非常食として植えたという説も

 チューリップみたいな鱗茎が食べられるらしい。

東西南北中央不敗、人間、考えることは同じなんですかね

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 ヘイ! 嬢ちゃん乗ってくかい? と呼びかけた“渡し守”。

サンズ・リバー
 三途の川、この世とあの世の境目で、あっち側は死者の世界だという「渡し」の河
 渡し賃は六文、真田幸村の有名な家紋「六文銭」は
 あの世への渡し賃だとか

 西洋版の三途の川「ステュクス」にも、渡し守カローンがいて、渡し賃を払うとか

 ステュクスは“神々の誓い”にも使われ
 猛毒、逆に不死を与える説もあり、この水に浸されて不死になった英雄も存在する

 たぶん船から叩き落されたら、タダじゃすまないのであろー。

ちなみに、「渡し賃」を持ってないとどうなるの?

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 現代日本では、お金を壊すと罪になるので印刷した紙を納めている

死出の渡し賃
 西洋の渡し守「カローン」の場合は、渡し賃を持ってない死者は後回しにされ
 200年ほど周りをさ迷ってから、ようやく渡れたそうな
 やだカロンこわい。

 生者は乗せないルールで、英雄譚では、様々な手管で彼に乗せてもらう物語がある

※英雄ヘラクレスは力づくで運ばせ、カロンは上司に怒られ一年鎖に繋がれた

十世紀、平安時代頃の俗信としては

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 女性は、生前「初めてセック○した相手に手を引かれ、三途の川を渡る」俗信があり
 蜻蛉日記の藤原道綱母も、似た意味の歌を詠んでいるとの事。
 三途の川の信仰、多様すぎるべ…。

 賽の河原も有名ですが、これも民間信仰で、基本仏教とは無関係だそうな。

仲居頭・桐さんが、Fateのセイバーっぽいよねとアイキャッチで改めて思って…

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 人妻ァ! かんなぎの作者、武梨先生がアンソロジーで描いたパートをアニメ化。

いつもの悪ノリ!
 久々にカーニバル・ファンタズムを見ると、思った以上に似てたというか
 アニメ制作担当が、同じラルケさんですものね
 コメディ全開の闇鍋アニメだよ!

 OPやキャラPVが見れる公式はこちら、2011年制作なことに時の早さを感じます。

あなたは私の花、その笑顔で咲き誇りなさいと送り出された柚

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 何より、少女が受け取ったのは、「自分が他人に笑顔を与える」花になる事か
 今度こそ、「花」として生まれなおしてくる為に。
 清々しい旅立ちだった…!

 求めるのではなく、与える人になりたい。それって素敵な事だと思う。

2017年11月8日 このはな綺譚 第6話「此花亭怪談」

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 もちろん「文豪さん」は、原作者の天乃 咲哉さんである。

スタッフ
 脚本:吉岡たかを
 絵コンテ&演出:きむらシンいちろう
 作画監督:山本由美子・安形佳己・樋口博美・河野のぞみ・成川多加志・難波聖美
 総作画監督:黒澤桂子
 アニメ制作:Lerche/ラルケ
 原作:天乃 咲哉/漫画/月刊バーズ・幻冬舎コミックス刊
 制作協力:なし

あらすじ
 八百比丘尼が雪の中で見つけた小さな尻尾。それは幼い狐の尻尾でした。
 比丘尼はこの狐の娘を自分の元へと連れて帰ります。
 そしてある日、娘に「柚」と名付けるのでした。
 舞台は今。柚たちは夜更かしをして怪談話の真っ最中。
 女将が怒鳴り込んできてそろそろお開きにしようとした時にふと人数を数えてみると、一人多い…。
 その瞬間、蝋燭の火が消えて…。

次回、夏編最終話! 夜…、淫靡な響きじゃないか? ええ?

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 船頭さん、与兵衛さんかと思ったけど、鼻を見る限り別人っぽいですね。

此鼻亭綺譚
 ダイナミックに凍ってた柚に笑う! 言葉や態度が、その真意と一致してるとは限らない訳で
 実際、「柚、稲荷神社に勤めたいのか?」と惑ってしまった比丘尼様
 あの師弟でさえ誤解しあう!

 相手の言葉、真意、真心を理解するってやっぱり難しいなと感じさせますね

 蓮と棗は誤解しすぎだがな!
 蓮ちゃん、その内ホントに処女懐胎しちゃうんじゃないかな! キリストさんこっちです!!

 だからきっと、櫻もお菊さん大好きだから、好きにされると良いんじゃないかな!(他人事)

 次回、第7話「夏祭りの夜」


 このはな綺譚 第1話「さくやこのはな」、柚、※春ウララ、君ト咲キ誇ル
 このはな綺譚 第2話「春の旅路」、皐
 このはな綺譚 第3話「恋待ち焦がれ」、蓮
 このはな綺譚 第4話「夢の浮き橋」、櫻、※夏咲き恋花火
 このはな綺譚 第5話「梅雨送りし」、お菊&瓜乃介
 このはな綺譚 第6話「此花亭怪談」、桐。※オープニング小変更
 このはな綺譚 第7話「夏祭りの夜」、棗。※茜空、君舞フ紅葉ノ散歩道
 このはな綺譚 第8話「かりそめの訪客」、椿。
 このはな綺譚 第9話「泡沫の…」、蓮&棗
 このはな綺譚 第10話「姉上襲来」、皐&柊 ※雪華煌めく家路にて
 このはな綺譚 第11話「神様の休日」、桐&櫻
 このはな綺譚 第12話「大晦日の奇跡【最終回】」、若椿&柚 ※四時・草の縁


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