公式 プリニウス 7巻 感想 レビュー 考察 ヤマザキマリ&とり・みき 画像 ネタバレあり これまでの感想はこちら。前巻はこちら
見よ、私のローマが燃えている”。ローマ大火! プリニウス様、 エジプト紀行編

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大火の中、真っ先にローマに戻った皇帝! 主犯とも囁かれるネロ皇帝ですが
 火事にくじけず、一刻も早い再建こそが、ローマ市民の望みだと励む一方
 当の市民は、新宮殿の為の放火だと疑う事に

 大火と再建とピラミッド、大規模公共事業面白い!

ネロとプリニウスのダブル主人公状態
 遠くエジプトまで到達、モサモサになったプリニウス一行、襲われた時は驚きましたが
 何とも、神々しい救われ方をしたり、文化って面白いですね 
 めっちゃワイルドになってたエウクレス
 石との落下に笑えました
  
 目先の犯人探し、その場の考えの危険さ、現代に通じる問題も感じました

プリニウス 7巻 感想

 第43話「ユピテル」
 第44話「シレノス」
 第45話「タツノオトシゴ」
 第46話「パンテオン」
 第47話「ピラミス」
 第48話「バステト」
 第49話「ピソ」
 これまでの感想
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ピラミッド! 一度来てみたかったのだ!! プリ様ってばモサモサである

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 ギリシャ神話のラビュリントスは、ピラミッドに着想を得たと語るプリ様。へー。

あらすじ
 西暦64年7月19日、ローマ大火勃発、慌てて戻ったネロ皇帝だが惨劇は止められず
 事後処理に懸命に動くが、やがて宮殿再建計画に夢中になってしまい
 彼への市民感情は最悪となる

 彼を暗殺し、皇位簒奪と正常化を図るピソだが、計画は露見してしまった

 首謀者ピソ、セネカを処刑せよと叫ぶネロ皇帝
 他方、プリニウスはエジプトに居た

 ギザの大ピラミッドで事件に巻き込まれたが、一路アレクサンドリアへ…!

ローマ大火勃発! 民衆も慌てたが、ネロ皇帝も慌てて戻った

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 フェリクスさんのご家族、めっちゃ軍人気質で微笑ましい。似た者家族か!

第43話「ユピテル」
 ユピテルとは、ギリシア神話主神ゼウスと同一視される、ローマ神話の主神。
 慌てて戻ったネロ皇帝、これはジュピターの裁きだと受け止め
 プッツンしてしまっておられる!

 この大火でローマは再生する! 新しいローマが生まれるんだッ!!

 キリスト教が台頭しようとしている社会
 でも古き社会もまた、辛い現実や、汚い陰謀を「神さまのお言葉だ」と投影する

 神さまとは、本当、人の気持ちそのものなんだって気がします

プリニウスの主治医は、この事態を「人為的なものだろう」と看破するも…

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 他方、ピラミッド見学をしていたプリニウス様。後から思うと「この顔」が懐かしい!

第44話「シレノス」
 まったく鎮火する気配がない大火。しかし元々、火事対策が“なさ過ぎた”のも確か
 無計画に、燃えやすいものを連ねていたのは確かなんですよね
 これは市民も一因だと。

 日頃の怒りで、皇帝の仕業と決めつけ黒幕ティゲリヌスの思う壺な市民

 市民は被害者、でも「パンがきた!」と、熟考を止める愚かさも描かれます
 安易な考えの危険さを描いていた気がします

 だからこそ、“ローマはどこへ向かうのだ”と嘆いたのかな、って。

家族を心配するフェリクス、動こうとしないプリニウス様。その考えとは

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 プリニウス様と喧嘩別れしたフェリクスですが、砂塵に飲まれて重態に

第45話「タツノオトシゴ」
 サブタイは、毛はえ薬として大量に確保したアレが、昏倒したフェリクスを救った話。
 なじられたプリニウス様ですが、彼も愛する父を亡くしてるし
 亡くした今だって大切に思っている

 それが彼なりの“愛情”、フェリクスも好きにしろという事だったんでしょうか

 起こってしまった現実は変えられない
 ただ向き合うだけ

 病を抱えて、それでも歩み続ける、プリニウス様らしい言葉というか

家族は無事、手紙に安心したフェリクス。送り主は意外な縁だった!

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 サビヌス都市警視総監、前巻キャベツ総督の兄君! なるほど、そっくりだ!!

第46話「パンテオン」
 前回フェリクスに届いた手紙、実はプリニウス様の主治医からとか不思議な縁ですわ
 さて、本作で放火主犯として描かれているティゲリヌスは
 まんまと「新しい都市」をネロ皇帝に提案

 しかし思わぬ落とし穴、姦通する后妃ポッパエアが、彼を疑い始めた…!

 また彼女は、ネロ皇帝が誰より市民人気を気にしているとか
 皇帝の弱さも知っているから。

 口先で皇帝を操るティゲリヌスと並ぶと、今は「この人も懸命なんだな」って感じます

独自に放火犯を追う后妃。しかし実行犯の一人、“キリスト教徒”は口封じに

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 本作では、“新興宗教”キリスト教徒が、ティゲリヌスに唆されたという描写に

第47話「ピラミス」
 サブタイはピラミッドの事。建設計画で、「ネロが新宮殿を作りたくてやった」説が悪化。
 ローマ再建こそ、市民の望みだ。そう無邪気に考える皇帝と
 市民のギャップが深刻に

 他方プリニウス様、旅の目的地の一つ“ピラミス”到達でウッキウキ!!

 ウッキウキのモッサモサ!!
 ヘロドトスによれば、あの“ミノタウロスの迷宮”は、ピラミッドに着想を得たのだそうな

 神話の人物が参考にしたものが、現実に残っている、面白いですね

墓荒らしと誤解され、現地の人に追われるフェリクス。そらそうよ!!

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 ピラミッド内部に、建設中のまま放棄された箇所が。

第48話「バステト」
 理由は想像する他ありませんが、建造者、すなわち王の権威が失墜した為だろうとか
 或いは、民衆の信仰の変化があったのか?
 とまれ現地の人に捕まる事に

 実は彼らは“セベク”、即ちワニが神格化された神の信奉者!?

 ナイル川に深く関わるエジプト
 ワニの棲息地も多く、ファイユームなどでは、神格化・信仰されていたんですね!?

 効果音「わに~ん」で笑っちまうぜヒャッハー!

セベク神への生贄! だがプリ様を救った、圧倒的救世主…!!

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 そう愛猫ガイア! なんという神々しい登場であろうか!! ナンマイダブ!!

このネロ陛下ノリノリである
 エジプトでは猫もまた神格化ッ! 太陽神ラーの娘、バステト様の御使いじゃ!!
 たまたま、この騒ぎでワニが帰ってしまったこともあり
 おみやげ付きで解放される事に

 他方、“現代”の権力者ネロ皇帝、素晴らしき建築の予感ウッキウキ!!

 この人ってホント芸術家肌だから…
 実際、光が差す新宮殿は、神々しさすら感じるワンカットでした!!

 しかし民だけでなく、財産供出を迫られる貴族達も、皇帝を見放し始める事に

後の「ピソの陰謀」 ガイウス・カルプルニウス・ピソ、ネロ暗殺計画!!

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 自らを故事に、ユリウス・カエサル、シーザー暗殺になぞらえるのですが…。

第49話「ピソ」
 父から有力家門の人脈を、母から豊富な財力を継承したという有力な人物ピソ
 若い頃は見栄えも良く、幅広い趣味を持ちローマ中で人気があり
 カリグラ皇帝に追放の憂き目にも遭った

 彼も我慢の限界に達し、ネロを討ち、自身が皇帝になろうと動き出す

 というか、大火2年前の時点で「反ネロ」に有力者達を結びつけ
 話し合っていたという。

 しかし、“偉い人たちの反乱計画”は、思わぬところから水が漏れてしまう事に

大火から早一年弱、主人の陰謀による巻き添えを恐れ、“解放奴隷”が密告…!

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 やだもうこの人類の叡智の結晶…、その名も「拷問」…!!

解放奴隷ミリクスの密告
 大火、西暦64年7月19日から早くも一年弱、65年4月19日、「ピソの陰謀」は密告
 既に皇帝暗殺は、方々で動き出していたらしく
 無惨な遺体を見せるティゲリヌス

 かの有名な処刑道具、ファラリスの雄牛を見せられ陰謀犯も恐怖

 自白した犯人、神経が参っている皇帝は「全員殺せ」と命令
 次巻は大惨事に…?

 ネロ皇帝自身も、いよいよ…?

収録

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 ドクニンジンを目当てに現れたセネカ、自害するつもりなのか…?

 バンチコミックス「プリニウス 7巻」。ヤマザキマリ×とり・みき両先生の合作。
 月刊「新潮45」連載、新潮社発行。
 2018年7月(前巻2017年10月)

収録
 第43話「ユピテル」
 第44話「シレノス」
 第45話「タツノオトシゴ」
 第46話「パンテオン」
 第47話「ピラミス」
 第48話「バステト」
 第49話「ピソ」
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 テルマエ・ロマエ 6巻(最終回)
 プリニウス 1巻
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 プリニウス 3巻
 プリニウス 4巻
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 プリニウス 6巻 “カルタゴ” ネロ・ジャイアン・リサイタル!
 プリニウス 7巻 “ローマ大火”ネロの嘆きとピラミス紀行
 プリニウス 8巻 “世界七不思議”ネロ最悪の転換点
 プリニウス 9巻 “旅先の離別”プラウティナの奇縁
 プリニウス 10巻 “ネロ終焉”

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