サイポリス子供世代 上山道郎作 オニヒメ 3巻【最終回】感想 レビュー 画像 考察 ネタバレあり。これまでの感想はこちら前巻はこちら
父vs父! サイポリス勢も続々参戦、気になるところはまたの機会!?

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鬼塚親子、対決と共闘! まさか勇気が,“剣豪ディスク”になって出るとは予想もせず。
 旧作でも頭抜けた強さでしたが、強くなりすぎて問題になるとか
 前作主人公のあり方も面白かったです

 父の力を借り、父の分身と戦う! 最終巻らしい大騒動だった!!

気になる所
 鬼塚愛、その母はまた別の機会に。道郎先生自身、不完全燃焼の打ち切りの為
 また何かの形で、本作を継承したいそうです。
 たぶん三原なんでしょうけれども。

 巻末で復活した優の姉さん、しれっと同年代で復帰してて笑えました。

最強の敵は鬼塚勇気。仮面の強敵“槐”はやっぱり…

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 仮面かつ名前に「鬼」、同族かと思ったらご本人(みたいなもん)だったとは。

あらすじ
 人間の感情を蓄積、“怪異同士の貨幣”に用いる術の誕生に、妖怪社会は革命を迎えた
 彼らの「会社」に狙われた学校を守る為、鬼塚愛は仲間たちと戦うが
 父、鬼塚勇気と似た“槐”に、手痛い敗北を喫する

 彼を使役する専務シーズを打倒すべく、神和住京子と葛丸十七號も参戦

 槐の正体は、かつて父が、自ら七つに分けた分身を基にした怪物と判明し
 同じく、父の力を封じたディスクで打倒に成功

 事件は一旦終息、愛たちは束の間の平穏を取り戻すのだった

剣豪ディスク技術、その発端は葛丸にあった

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 旧作から25年を経て、ボディも“17号”までバージョンアップ!

学天則 葛丸十七號
 旧作キャラ、物理攻撃が通じない怪物達に、ロボットながら対抗できた葛丸。
 刀匠が魂を込めて打った刀「葛丸」、これを魂として用いる事で
 人間同様、霊的存在に対抗する事が出来た

 物に魂がこもる、遺物から“持ち主の記憶”を取り出す技術に発展したと

 なるほどと思いつつアレだ
 悪い形で言えば、「Fate」など英雄バトル作品、というのは普及し過ぎた感があります

 その点で本作、個性が薄まってしまったのかもしれません

旧作組織「サイポリス」は、自ら解体していた

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 京子さん、九龍とは結婚せなんだのだろうか?

サイポリスと「機関」
 敵に、かつての最強戦士・鬼塚勇気がいた…! という話はとりあえず後にして。
 サイポリスは、大きくなった事で腐敗の兆候が出る前に
 自ら解散し幾つかの組織に

 これは、最強戦士・勇気自身が、自ら七分割した事とも重なっていますね

 旧作もラスボスを残したまま完結してしまいましたが
 あの後、どうなったのでしょうか?

 とはいえ尺を割きすぎては、本作自体の読者が置いてきぼりですものね

父かもしれないモノと戦う! 心がくじけた愛は

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 父の霊剣・周天丸も、一時は使えなくなってしまった

心の剣
 今にして思えば、敬愛する父と離れ離れになった事、他人に距離をとられがちな事
 主人公の愛は、人が離れていく事を怖がる子で
 決戦を前にくじけることに

 そんな時、ヤンキー気質で、真っ直ぐな舞良い相棒だったのね!

 お前は父を信じ抜け!
 お前を見ていれば、“信頼できる人だ”と自分にだって解る!!

 言い切った舞さん、男前でしたね!

参戦した京子“先生”も、剣豪ディスクの力で戦闘!

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 剣豪ディスクなのに弓!?

源頼政
 よく「弓は無心で打つ」と言いますが、無心、心を空にしてなぜ当たるのか?
 狙おう、当てよう、上手くやってやろうとかいう“欲”をなくし
 無心で打つという極意

 その弓禅一味の境地目指すこと

 さすれば、矢は独りでに離れ、独りでに的に当たるものである。
 文字通り禅の領域なんですね

 物理的に防いでさえ、「当たった」という因果が残る!

決戦に際し、葛丸が使ったのは江戸初期の剣豪!

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 るろ剣の「飛翔の蝙也」、元ネタがあったのね!

松林蝙也斎
 居合いと体術に優れた「夢想願流」開祖、三代将軍、徳川家光公の御前試合に参加し
 相手の打ち込みを足で捉え、そのまま城のひさしへ届くほど
 高々と舞い上がったという逸話を残す

 家光公、蝙蝠のようだと讃え、この誉れに蝙也斎を号したという

 バトル王道の一つですが、江戸初期にそんな話が…。
 何夢想願流極意に、相手の太刀を、足で踏み落とす「足譚(そくたん)」という技があったとか

 事実は小説より奇なり、なのか!?

敵組織“会社”幹部シーズ様、ガン泣きする

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 ロクでなしは「漁火」の方、シーズは単に、価値観の違い(と傲慢)って感じでしたね

優姉妹の呪い
 作中の問題、優の姉を呪い、生命力を吸い取っていたのはシーズ
 集めた生命力、仮面によるリミッターを施して
 かろうじて制御されていた槐

 正体は、父が自身を七分割した「力」の一つを、合成獣に載せたモノ

 鬼塚勇気「もどき」だったワケね!
 強くなりすぎて、生きた戦略兵器と化し、分身体でも「手に負えない」と言われる程

 前作主人公の行き着いた先は、世界を壊しかねない側だったと。

対抗する力は旧作キャラ・九龍、そして初めての声援!!

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 人気者過ぎて遠巻きにされる、そんな愛が初めて受けた声援、友達。

剣豪ディスク・鬼塚勇気!
 同じく父の力を借りるも、「自分同士」の戦いでは、本調子を出せない父パワー。
 しかし、そも敵組織が集めようとしていた生徒達の感情
 声援を直接送られ逆転に

 最後の鍵が、敵が欲しがってたものっては熱い逆転劇だった!

 勇気自身もエールを。
 すっかり老けて、父・勇馬そっくりになってましたねー。

 これにて本作は第一部完、と。

上山道郎先生コメント、2巻までの反響が芳しくなく打ち切りとの事

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 優の姉・慧は、呪いで眠っていたため成長が止まっており、同学年として加入に。

最終話
 元々エースだった姉ですが、何となく、旧作で上原が戦力化した時を思い出しました
 おちゃめそうな性格が、彼女を思い起こさせるからでしょうか
 巻末とカバー下にオマケ漫画掲載

 いわゆる第2世代、旧作の続き、新規読者の両輪を得られる作品でした

 でもそれが新規を阻んじゃう面や
 主人公が最初から最強級で、かつ苦戦と成長を描き、仲間にも見せ場を…と

 その辺の配分が難しい作品だった気がします。

収録

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 本来の目的と違う「妖怪の貨幣」となったディスク技術、とか面白い設定だった!

 コミックス「オニヒメ 3巻【最終回】」。上山道郎
 月刊ヤングキングアワーズGH連載、少年画報社発行。
 2018年1月(前巻2017年5月)

収録
 第10話「師匠」
 第11話「呪い」
 第12話「心の剣」
 第13話「文化祭」
 第14話「鏡面世界」
 第15話「暴走」
 第16話「決戦【最終回】」
 あとがき

怪奇警察サイポリス

 25年前の上山道郎氏・初連載作、全巻「広告付き無料読み放題」で公開中
 世界観共有、本作自体も25年後に相当し
 主人公は愛の父。

 漫画図書館Z http://www.mangaz.com/book/detail/115741

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