京都を舞台に、10年ぶりに実家の和菓子屋に戻ってきた男と、その跡継ぎになっていた10歳の少女を描く職人修行(?)コメディ。これまでの感想はこちら
ノーテンキな30男と、父に捨てられた看板小学生、二人の出会いの“であいもん”

 旧連載「京洛れぎおん」主役コンビを髣髴とさせる、気楽で楽しく、笑ってる場合じゃない主人公と
 ツンケンと、思いつめる表情の目立つ少女の和菓子修行コメディ
 バッドエンドから始めよう!

 第1話の賑々しいオチから、なんとも楽しくて元気になる話だった!

久々の新連載!
 前述の通り、主人公コンビや周辺キャラ、舞台と色々「京洛」を連想させるネタを感じますね
 ちょーこにPONキマ、浅野先生の新作が嬉しい!

 劇中、妙に生命力溢れた賑々しさ、ホント楽しい作風だと思う! 美弦ちゃん可愛い!

『人はな、うまいもん食べたら元気になるんや』

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 その背中…ッ! 祖父の言葉は、時を越えて少女へと。

あらすじ
 東京に飛び出し、10年バンドをやってきた納野和は、バンド解散と父の急病が重なり実家に戻る
 が、病気は誤解、跡を継ごうとした「和菓子司・緑松」も
 10歳の少女を跡継ぎにするという

 1年前に父に捨てられたという少女、雪平一果、彼女の働きぶりに感心する和。

 しかし「役に立とう」と懸命な危うさに
 和の母は、ダメ息子に“父親代わり”をやっちゃくれいないかと言い出す。

 そうと知らない一果は、「身勝手な」和を毛嫌いするが、彼の能天気さにほだされていき…。

 祇園祭の宵々山の日、和にフラれたと思い込んだ元恋人、松風佳乃子が現れる

夢を抱いて東京に出て、それから十年、出てった時と同じ荷物で帰ってきた男のお話

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 行く時はバッグ一つとギター一本、同じだけ抱えて帰ってくる…!

和と一果
 父の急病と聞き、家を潰してなるものかと帰ってみれば、ピンピンしてるし“跡継ぎ”もいた…!
 が、別に気にせず職人修行を始めるあたり
 彼の性格が出てます

 多分、“その子”、一果が跡継ぎになるのに反発とか欠片もなさそうな

 なんとかなるさと菓子修行!
 こういう、前だけ見てる生き方って、ちょっと憧れますね。

 能天気ともいう。

『逃げ出すような、勝手な人には譲りません』

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 ごもっとも。

捨て子の看板娘
 擬似家族、というか「ヒロイン」な10歳の小学生一果、途中で態度が打って変わりますが
 捨てられた過去から、“勝手な人”がことのほか嫌いなのでしょうか
 その父を探し求めていますけれども

 いずれパパさんが出てくるのでしょうけれど、果たして何があったのか

 この子を頼みます
 置手紙一つで、姿を消したお父さん

 作風的には、どっかで事故って記憶喪失…、とかそんなノリもありそう?

「また捨てられたくない」一心で、他人に頼れない少女・一果

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 助けに来たのは栗ロマン!

ロマンだよねえ…
 十年バンドマンした経験を活かし、見事に彼女を助けた和さん! 颯爽登場、銀河魔中年!
 登場に、これまた懐かしい何かを感じました
 ロマンだ(マロン)だ!

 営業文句もそうですが、押し寄せる見物客に、景気良く対応するノリの軽さ良いよね!

 本気で憧れる!
 近接パワー型のおとんに、最強系のおかん、この一家強すぎる!!

たまには、「老舗和菓子屋」っぽい事もします。

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 店は“御菓子司”、司、お茶会等の品を許された店という意味だそうな

第2話「今日の一日」
 ああ、“京の一日”ですねガハハハ! とか思って済みませんサブタイ! まずは雑事から。
 日本独特、非効率的と批判対象になる職人制ですが
 技術だけを学ぶ場じゃない

 それは必要か? 必要なものだけあればいい、という考え方だと合わないんでしょうね

 とまれ、昔息づく千年王城、京都が舞台のお話にござる。

2話で明らかになった、和さんのどうにも「めんどくさい」性格

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※ただしお客は増えたという…ッ!

やっぱ無責任やわ
 祖父がお菓子を作る姿に憧れ、惚れこみ、感情移入しすぎたあまり「売られる」のが悲しくて…
 その性格ゆえ、継がせるのは難しいか、と話していたのを立ち聞きし
 東京行きの要因の一つに

 歳を取って、良い意味へと転化しつつあるのも微笑ましい

 なんて難儀な三十男…
 こういう「かわいい」性格、嫌いになれませんよね

 特に、父とのパワー系トークも、見ててホント楽しい! 竜巻みたいな生き方してる!!

常連客からの突然のキャンセル…ッ! 重すぎる問題の原因は「写真」

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 てっきり彼の、故郷のいい人かと。

第3話「風青し」
 常連のキャンセルとか言うクソ重い事態…ッ! その思わぬ理由に「ああ、浅野さんだなぁ」
 明らかになった顛末に、「中国の壺」という話を思い出しました
 川原泉先生の

 思えば、前作にも同じ属性が…、好きなの!?

 和菓子らしさを
 また、雅な「京都」の土地柄を生かした解決…、オチで見事に台無しだったッ!

お母ちゃんの卓抜した電話マーケティングも印象に残る、ヘッドホンヒロイン・美弦さん回

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 二面性に「京洛れぎおん」の子を思い出しますね。報われなさそうなところも

第4話「四葩に響く」
 学生バイト、苦労人な美弦嬢のメイン回、怒涛の突撃をする和さん落ち着け…ッ!!
 でも、こういうのは勢いが大事だったりするんですよね
 で、大事だった

 つい遠慮して考えすぎて、でも周囲は、別に「そんな風」には思ってないという

 彼女のご家族、わちゃわちゃ感がホント好き

またも「パパ」を見つけて、今度はバスに乗ってしまった一果ちゃん、意外な人に…!

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 完全に誤解してるケースだコレー!!

第5話「あわいつつ」
 初回、見事にスパッと切られた縁が、意外や憎からなかったという彼女の再登場回。
 でも分かる気がします、和さんって、基本ダメ男ですもの…。
 ええまあ

 口は悪いけどお節介焼き、面倒見の良い、これまた「めんどくさい人」

 今回は「前編」
 題材に、祇園祭も入ってますがどうなることやら

 京洛でもやったし、外せないネタですよね

収録

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 あとがきたっぷり4ページ、取材した職人さんのノリがまた楽しい!

 角川コミックス・エース「であいもん 1巻」。
 浅野りん、月刊ヤングエース連載、KADOKAWA発行。2016年12月発売

収録
 第1話「和と一果」
 第2話「今日の一日」
 第3話「風青し」
 第4話「四葩に響く」
 第5話「あわいつつ」

 カバー下は包み紙風。巻末4ページの後書きマンガあり。

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浅野りん先生作品 感想










 京洛れぎおん 1巻
 京洛れぎおん 2巻
 京洛れぎおん 3巻
 京洛れぎおん4巻(記事なし).
 京洛れぎおん 5巻【最終回】
 恋とごはんと虹色日和
 懐かしファミコン物語 思い出ピコピコ アンソロジーコミック2
 マンガ酒 -漫画家とお酒の幸せな関係- アンソロジー

漫画 であいもん 感想 浅野りん













 であいもん 1巻“和と一果”
 であいもん 2巻“親と子供と運動会”
 であいもん 3巻“母” 羊羹千本飲ましますッ!
 であいもん 4巻“一果、雪の記憶”
 であいもん 5巻“和の一歩” 安心できてる場所やから
 であいもん 6巻“和の原点” 佳乃子との馴れ初め
 であいもん 7巻“ちゃんと和菓子も好きだから”
 であいもん 8巻“父の眼”一果の答え
 であいもん 9巻“和「企画」初挑戦!!”
 であいもん 10巻“一果新春”あの日の真実

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