公式サイト 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 12巻 感想
 U.C.0153.長谷川裕一 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレ 再読
 これまでの感想はこちら。前巻はこちら
NTでも、オールドタイプでもないフォントの旅
宇宙世紀まだ見ぬ時代へ!

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勝者は望みを手にし、敗者を嘲笑うと思ったキゾと
 NTじゃないも、“刻”を見た気がしたフォント
 敵も味方も、間違いを悟った
 悲しく明るい結末!

 己のちっぽけさに、希望を感じる最終回だった!

フォントの絶望と希望
 第一作ラスト、誰も記録せず“伝承”となる結末も
 本作は、既に伝承となった「幽霊」を
 自分で現実に引き戻す!

 生を祝福する、本作らしい締めだった!

 意味があるかないかより、行動し続けるのね!
 

クロスボーン・ガンダム ゴースト 12巻【最終回】感想


・PROLOGUE
  …光の翼は太陽を目指すか?
・第50話「白刃」
  …ミダス・タッチ・フラッシュ対抗策
・第51話「白銀と黄金の交差する線上」
  …フォントが見た「刻」
・第52話「フォント帰還せず」
  …大好きだよ!/あばよ!
・第53話「その名はゴースト【最終回】」
  …ゴーストを受け継ぐという意味

特記事項
「ニュータイプ」ではないフォント
「ゴースト」を継ぐフォント
 連邦という「必要悪」が露呈した新時代

 U.C.0169 これまでの感想
 U.C.0133 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 感想
 U.C.0136 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 感想
 U.C.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想

あらすじ
解っていないと思い知り、そして未知な時代へ!

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「解ってる」気がしたフォントとキゾ、二人の完結

あらすじ
 U.C.0153年6月23日、最後の決戦が始まった
 フォントの改修は、“停止”を克服させ
 コーシャはカオスレルと散る

 フォントとベルは、キゾを討つも未帰還

 二人は冷凍睡眠につき
 直前、カーティスはベルに父だと明かす 

 だが目を覚ますと、15年が経過していた

 フォントは「幽霊」を名乗り、活動を再開する【完】

PROLOGUE
カーティス=トビアの声が、聞こえた気がした

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 後悔するかしないかじゃない、決着の時!

PROLOGUE
 宇宙細菌艦を串刺しにし、太陽へ向かう“光の翼”船
 太陽に突っ込ませ、焼却できれば勝ち!
 負ければ人類滅亡!

 今、艦はエンジェル・ハイロゥへと突進

 キゾとトモエは“女王マリア”達を
 自分の未来を、勝手に決めた他人を倒したい!

『「復讐」とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ!』

 ではなきゃあ「自分」になれねーのさ!

第50話
旧・木星総統機“ディビニダド”、父の亡霊という訳だ!

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 駆るのはサーカスの「バイラリナ」コーシャ!

第50話「白刃」
 キゾにすれば、実父の亡霊とも呼ぶべきMA!
 ただ、積極的に突っかかっていかない辺り
 トラウマとまでいかない様子
 性格的に!

 最新200M級MA、カオスレルと大決戦!

 完全に、タメ張るサイズな辺り
 明らかに200級!

 20年前の困窮した木星で、こんなもんを…

 つくづくドゥガチ、絶対者だったのね

機体は万全、いきなり「停止光線」を放つミダス
ミダス・タッチ・フラッシュ!

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 久々にイキイキするハロロ。くそかわいい。

停止光線を越えて
 光学ウィルスは、開発したキゾ陣営も解消出来ず
 ワクチンでなく、センサーを複数装備し
 辛くも感染を避けている自信作
 破られたら驚きだ!

 が、破られなお揺るがないキゾ!

 ウィルスを、完全克服したフォント達に
 仰天はするが怯まない

 このメンタルの強さは本当スゴい

 さすが妖怪じじいの実子よ!

“一機五当千”とさえ、互角に渡り合ったミダス

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 フォントは「理性の暴走」で対抗

理性を乗りこなせ!
 カラスの弟子にして、20年生き延びたベテラン
 性能低下とはいえカーティスと戦い
 二人に勝利したキゾ

 今もジャックを圧倒するトップエース!

 これをフォントが凌げる秘密は
 キゾの行動を、過去のデータからAIで予測する為

 敵の予測“から”、即座に自己で判断

 想像するだけで頭が痛いわ!

勝ち誇る女王トモエ!
力比べで止まったディビニダド、“ビット”を避ける手段は…

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 どっこいフェザー・ファンネルで全弾迎撃!

美しくない
 苦しい状況のハズも、笑い切り抜けるコーシャ!
 無数のビットに、正確に一つずつ当てる
 ニュータイプは伊達じゃない!

 自称ニュータイプなんて古い」がサーカス

 彼らはサイコミュの流れが視える
 無線端末と繋がる、“見えない糸”が視える

 美しくないと侮蔑の余裕さえ

 無駄嫌いな美人は強い!

木星系MSにある「でっぱり」の正体

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 腕のでっぱりが、ビーム・シールドに!

木星系ビーム・シールド
 20年前は使用描写がなく、ここで初めて確定に
 木星系では、ベストセラー機バタラ以下
 多くがシールドに使用

 木星とサナリィ折衷、ミダスも類似構造 

 地球圏だと、円盤上に張り出しており
 筒状は独特ですね

 ミダスの形はVガンダムに近いかも

フォントは「全然、ただの人間」だった

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 ニュータイプ、サイキッカー「ではない」。

フォントの特質
 つまりNTが、“直感”で敵の行動を読むのと同じ
 フォントは、行動予測をAIに任せ
 自分で操縦する

 彼は道具を使う”のが、めっぽう上手い

 そういう、“進化”をした人間で
 NTじゃない。

 服が体毛を、武器で牙や爪を不要にしたように

 人間だけは、自分で自分の進化を促す

 彼は確かな「進化」なのね

ベルを助けるには?
ベルは前巻で目撃した、あるイメージを投影する

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 自ら、ビーム・サーベルに飛び込んだベル!

三者三様
 前巻キゾが、壁を破って現れた風景を「投影」
 フォントに「壁を破ってくれ」
 と、伝えた

 理解したフォント、ジャックに任せ突撃!

 戦うジャック、理解力の高いフォント
 NTであるベル!

 三者三様、“協力する”のが本作らしい!

 力を合わせ、信じたのだな!

動いたのは、フォント達だけじゃなかった!

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 モビルアーマー戦も形勢が動く!

投降
 前巻、ベルがお姫様だと吐いてしまった木星兵
 でなくば、殺されてしまう状況でしたが
 気に病んでいたのか

 彼の捨て身で、艦は大陽突入コースへ!

 更に、船長が「心中したいか!」と激を発し
 キゾ14名の臣下は投降

 後はキゾ含めNT兵が14名

 いよいよ終幕…!

キゾも気付いた
停止を避けたのは、“同じ仕組み”なのだと

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 おれの脳の 計算速度があがってゆく

黄金王への抵抗手段
 二種類のセンサーを取り付け、交互に動作させる
 木星系である「サーカス」の母艦と
 前巻で壊したVガン

 隻眼のディビニダドには、頭を丸ごと!

 特にゴーストガンダムの場合
 元々はモノアイ、木星系アイセンサーでした

 ガンダム化に際し、クロスボーンのモノを移植

 更に改修し、オッドアイにしたワケだ!

第51話
船が加速すれば、“進行方向が上になる”のだ

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 地獄の「光の翼」デスマッチ!

第51話「白銀と黄金の交差する線上」
「林檎の花」加速から、“振り落とされたら”最期!
 後方に展開する、ミノフスキー・ドライブに
 溶かされ蒸発してしまう!

 巨体カオスレル、ディビニダドは大慌て

 トモエが、優れたサイキッカーだろうと
 戦闘経験の浅さが露呈

 20年も旧式を駆り、コーシャさんが食い下がる!

 この人、つくづく凄いパイロットだ!

直結・回転式ビームソード「帝王の錫杖」
キゾ、自慢の高出力武器と激突!

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「受け止めた」フォントに、歓喜するキゾ!

ファントムvsミダス
 キゾの錫杖は、回転し連続で当て続けるビーム刃
 ジャックの、デスフィズと同じ発想を持ち
 シールド防御力もダンチ!

 だがフォントも、Iフィールドに賭ける!

 パワーに長けたキゾ
 対しフォントは、“逸らす”力に長けている

 この点も好対ですね

フォントが「強い奴」で嬉しい! ブッ殺す!!
悪いが、お嬢ちゃんごとな!

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 前巻でのやりとりが、脳裏に残るキゾ

ドゥガチの子孫たち
 キゾの持論、生きるとは“自分を試し続ける”
 細菌が、他者を食って大きくなるように
 逆らう奴を全て倒す!
 強くなる!

 対し人の調和を謳うベルと、キゾは正反対

 どちらが、“命”として正しいか?
 彼女との問答なのね

 父と親子じゃ“なかった事にされた”キゾ

 正当な後継との激突!

ジャックは止める! それは「良くない」と
フォントはまた理性を暴走させる

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 そしてフォントの「予測通り」。コーシャは決着

理性と感情
 エンジェル・ハイロゥ激突コースを逸れ“勝利”に
 しかし、20年も昔のMAで勝利を収め
 コーシャさんは戦死…!

 彼女も自分の感情”から、目を逸らして

 合理的な理屈を付けて
 最期の瞬間、ふっと“本当の動機”に気付く

 切ないなあコーシャさん…

 本当に凄腕だった…

コーシャ『? 今… 私は? なんと言った?』

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敵討ち…か どうにも 美しくない…(な…

薄皮の下
 とは苦笑したも、彼女は満足そうでした
 本作は、感情と理性の物語。
 感情を取り戻した

 主義と合わぬ自分らしくない本音

 彼女はクォ・グレーに憧れた
 クォ・グレーは、力という合理性の信奉者

 好きな人のように合理的であろうとしたのか

 薄皮の下、本音が切ない

コーシャの死に、“感情”を切り捨てるフォント
捨てたら、視点がすごく広がるからだ

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 キゾの攻撃さえ、視線もやらず防御するフォント

刻を見た少年
 ただ合理的に考えれば解る、敵の次の最善手
 戦争が、連邦を失墜、宇宙を混乱させ
 別な統合を求めるように

 世界は合理的な連鎖で出来ている

 ニュータイプならずも
 理性を手段に、“刻を見てしまう”フォント

 NTとは違う、しかし人の進化形

 NTが見る、“全体”とはまた大きく違うでしょうけれど

奴を倒さなくては! 防御を捨てるフォント
キゾは誤解し、ジャックは焦る!

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 ジャックに割り込まれ、脳を過去が過ぎった

命の使い方
 今は2対1、自分が捨て駒になれば勝てる!
 これをキゾは、単なる防御軽視と誤解
 多分これで勝てた

 が、“死んじゃいけない”思った場面が!

 思い出し、瞬間「死んじゃダメだ」と
 感情を取り戻せた

 ローズマリーや諜報員の死が悲しかった

 自分の死は、自分だけの事じゃない

 そうフォントは、知っていたんですよね…
 
悪いが、まともな死に方をしてしまったな
ジャックは、“死”に納得していた

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 彼の死を笑うキゾに、フォント怒りの鉄拳!


 死ねば地獄にいき、先に逝った奴らに謝る
 納得し、死を受け入れたジャックだが
 フォントは叫んだ

 人は死んでもどこにもいかない!

 なんて怖い事か!とも思うし
 自分の死に、本気で悲しんでくれる奴がいる

 死にたくなくなっちまう

 ジャック、あんたが泣くのはズルいなあ…

第52話
ジャックの死は、戦場ではありふれたこと

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 ジャックの死を嘲るキゾ、激怒するフォント!

第52話「フォント帰還せず」
 たとえ過去を反省しようが、後悔していよう
 どんなに、尊くかけがえない命も
 あっさり死ぬ

 キゾの言葉は一理あるとは私は思う

 でも「だから」と納得せず
 人の命は、かけがえないと悔いるべきだとも

 そこが大切なんだ、とも私は思いました

 本作は「感情」の物語ですから

感情を取り戻し、痛みに気が付いた
フォントはベルに頼み事をする

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 ロリコンだとか、愛だとか婿養子じゃなくて!

痛みを抱いて
 ずっと二人分の体重がかかっていたのですから
 フォントは痛いし、ベルは“いない方がいい”
 が、敢えてフォントは要請

 彼女の存在が、“理性”暴走を防ぐ

 理性、机上の視点から客観的に考えるより
 痛みを感じ続ける

 自分が守ると意識し続ける事!

 フォント君に、ベルは欠かせぬ存在なんだわ!

キゾ仰天の訃報、帝国宰相・義父カガチの死!
彼から奪い返すハズだったのに

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 この時、浮かんだのも「前巻のベル」

誰のものでもない
 多分、彼は“前巻、ベルが言った通り”と気付いた
 彼は、最初から奪われてなかった
 人は誰のものでもない

 義父を恨み、自分で義父に縛られていた

 自分の未来は、自分で決める事が出来たのに
 義父に奪われたと捉えた

 自分で義父に縛られてたと気付けた

 自分の人生を、自分で台無しにしてたと気付いたんでしょうか

怒りの交差、砕け散る錫杖とクジャク!!
しかし「ミダス」はまだ闘える!

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 交錯、互いのコクピットを露出させた2機

命ある限り
 フォント逆転、ミダスの超強力ビームシールド!
 これを、“全方位ビーム”を放つ要領で
 懐から逆用

 高出力シールドが、自身を串刺しに!

 カーティス、クォ・グレーら強豪を苦しめた
 高出力シールドが勝機に!

 際し、フォント達を“家族とつなぐもの”が流出

 強制的な「独り立ち」となったか

キゾの死に、“勝者”フォントが見せた表情は

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 その顔は、泣きそうに見えました

エル・ザンスカール全滅
 憎んでもあまりあっても、人の死は辛かった
 初めてキゾも、死が悔しくなった
 悲しくなったんでしょうか

 きっと彼も、死ぬ事は想定済みだった

 でも人の死は当たり前と言いつつ
 義父カガチの死に、激昂してしまったように

 現実は、自分の想像を越えていた

 現実は思った以上に辛くて、黙ってしまったよう見えました

意識を取り戻したカーティス
トビアを待っていたのは、“彼の得意技”だった

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 初めて、親子と名乗りあうトビアとベル

大好きだよ、お父さん!
 ゴーストは破損し、脱出しても合流できません
 そこで、壊れたコクピットの代わりに
 冷凍睡眠装置へ

 ゴーストを自動操縦、月間軌道

 トビアの得意技、“砂漠に落ちた針”探し
 今回はビーコンもあります

 光の翼は、加速し続ける(理論上は亜光速)

 だから、既にめちゃくちゃ距離が開いちゃってるのね!

あばよ、“天使の呼び声<エンジェル・コール>”!
最後にフォントが見たものは

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 時の流れを見ながら眠りに落ちるフォント

天使の呼び声
「多分」エンジェル・コールは、これでほぼ焼却
 初の異星生命、“呼び声”と名付けたも
 応えるには力不足でした

 人はきっとまだ、異星にでる力がない

 少なくとも、エンジェル・コール級の危機にも
 対処できる力がなくては

 でもきっと、これから世界は「そうなっていく」

 フォントは、希望を見たのだと思います

第53話【最終回】
しかし目覚めた時、既に“15年”が経過していた…?!

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 タイヤがないバイク戦艦に包囲されたコロンブス

第53話「その名はゴースト【最終回】」
 U.C.0168年! 続くDUSTの一年前に目覚める
 謎の無法者に囲まれた状況
 孤立無援!

 本当は2、3年だと見積もってた

 フォントは、連邦失墜など「未来」を見たが
 どっこい大違い!

 ハッピーエンドに終わらない

 色んな意味で終わらない!

フォントは本当は、“夢を叶える”つもりだった

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 手紙も人形も、“過去”を失った

幽霊か幻か
 本当は戦後、“70年戦争をしていない”母国へ
 元ジオン、サイド3に戻ってよく勉強し
 百年の平和を実現しようとした

 過去も、未来も失ってしまった

 15年も冷凍睡眠
 目覚めるも、知りあいもベルだけ

 それこそ「幻<ファントム>」のようだと

 中々、縁深い名前ですねえ

起動しないファントム
タイムスリップかと困惑させた風景!

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 左肩が代替品、フレイム・ソードも片側のみ

技術退行
 漂流の原因は、位置を知らせるビーコンの破損
 また、フォントが見た「未来」は平和で
 戦争も終わると予想

 が実際は紛争が続き、技術維持困難へ

 新規生産する国力がなくなり
 宇宙に漂う、“ゴミ”の再利用メインになった

 最も多いのは、一年戦争時代

 修理しようにも、この頃のパーツばっかなのね

フォントは「何も見えてなかった」と思い知る

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 クロボン名物ジャガイモ皮むき

予測と現実
 良く言えば、フォントは人の賢さに期待した
 宇宙、一強だった帝国が瓦解すれば
 協調するハズだと

 経済圏を作って協力する予測

 帝国健在時は、彼らに従うか否か?
 不満足な隷従しかなかった

 国力が同程度になれば、自然とまとまるハズと

 しかし、実際は泥沼の紛争だった!

フォントは、キゾ中将に勝ったはずだった
争いの種を処分したハズだった

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 だが、なんにもならなかったんじゃないか…?

小さな子供
 見た未来は外れ、過去も将来の夢も失い
 望んだハズの平和はなく
 人の醜さしかない

 “宇宙細菌”なんてなくても、人は滅ぶ

 作中、ベルもフォントも人の善性を信じ
 キゾに反論してきました

 でも弱肉強食論が正しかったのでは?

 と、落ち込むのも無理はない…

船長は、フォントを「ゴースト」と呼んだ
恩返しに助けてくれたのだと

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 オンド・サン。26歳以下と、意外と若い

ギロチンの子供達
 今やフォントは、“ゴースト”という都市伝説に!
 ただ、オンドは4巻で助けられた子供で
 フォントを知っていた

 助けたいと思い、ここまで来た

 ギロチンに集められた子供
 当時の彼に、フォントはいかに大きかったか!

 だから当人か半信半疑

 当時、フォントはめちゃくちゃ「虚勢」だったんですもの…

フォントは思う。“そんな男は存在しない”と

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やっても何もならない」のが怖い!

存在しない男
 当時フォントは、銀のX-0をゴーストと呼称
 後日、ファントムを銀にコーティングし
 ゴーストと名付けた

 これが混ざって「ゴーストという男」に

 存在しない人間
 そんな、頼れる人間なんかじゃない

 当時「頼れる大人フォント」なんていなかった!

 もう逃げたい!

が、オンドが何気なくつぶやいたのは
フォント自身の言葉だった

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 ジャック生きてた! あの状況で!!

反則だよ!
 全身傷だらけ! 両脚さえ失ったそうですが
 フォントの言葉でダメ元で脱出したら
 生還できたのだと

 今のフォントに、まさに福音!

 子煩悩だそうですが
 子供が出来たか、孤児を育ててるのか

 そこは今も不明です!

 その「家族」はDUST2巻に登場

フォントは解った
世界は、そんなにちっぽけではなかったのだと

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 何やっても無意味だろうと、進み続けなきゃ!

はじまりのG
 予測が外れ、行動が無意味だったと嘆いた
 でも逆に、自分の無意味な言葉こそ
 ジャックを生かしてくれた

 解った気になってた、無力さを知った!

 キゾが、死や勝者について間違ってたように
 フォントも「間違い」を知る

 何しても無駄かもしれなくて怖い?

 大丈夫、歩いた結果は意外なところで生きてくるから!

だから今、フォントは「襲名する」勇気を得た!

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 ゴーストを襲名し、フォントの旅が始まる!

旅立ちエンド
 作中、彼は分析や頭脳を駆使して勝ち残った
 でも最後、情報では図れないものや
 世界の大きさを知った!

 重いと思った「ゴースト」を襲名

 過去も未来も失った恐怖も
 オンドが、“彼はもっと大きかった”と思った事も

 全部を背負って立つのね!

 フォントが「ゴースト」になるまでの物語!

 その名を「実在」に変える為に!

余談。
フォント・ボーは、別にニュータイプではない

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 脳の暴走で、異常に洞察力が高い

知性の進化体
 NTのような、勘が鋭いってワケでもなくて
 NTが持つ「先読み」はAIに行わせ
 操縦と併用する

 NTが暗算で、フォントは電卓

 同じことを、ニュータイプは己の力で行い
 フォントは機械の力を借りる

「人としての当たり前」が、異常に優れている

 長谷川氏、また面白い着眼点だわ

人類を「細菌」に、たとえてしまったフォント
己の間違いを思い知る

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 悪く言えば人の愚かさ。でも自分も「人」だと

フォントとゴースト
 当時者として世界に向き合い直す快い最終回!
 また、第一作ラストのクロスボーンは
 伝承になってしまいました

 同作は「後世に残らなかった」と締め

 そしてフォントは“何をしても無駄”と苦悩

 自分が何をしても、後に何も残らない
 無意味ではないか?

 そう迷うも「行動する」事を選んだ!

だって世界は「想像以上」に溢れているから

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 奇しくもそれを教えてくれたのがジャック

伝承から現実へ
 自分が何しても、無意味じゃないか?が無意味
 だって、ただの気休めだった言葉さえ
 ジャックを生かした

 何に意味があり、何に意味が無いか?

 そんな事は分からない!
 と解ったから、立ち上がれたんだと思います

 恐れるより行動し続ける事だと

 今作でゴーストも伝承

 そこから! “現実へ存在させる”べく、立ち上がる最終回!

連邦は必要悪だった。と思い知らされた時代

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 ガイア・ギア、G-SAVIOURに繋がるかは不明

そして塵どもの時代へ
 執筆時期、宇宙世紀滅亡後を描くGレコ前日譚か
 結局、スペースノイドが自治を得ても
 互いに殺しあうだけに

 害悪だろうと調停者、連邦は有益だった

 Ⅴガン時点で兆しが見えるも
 同作で連邦の無力が解り、最悪に転がったと

 次作はDUST、“塵”の物語

「始まりでも終わりでもない」時代へ続く!

収録




 ロクでなし魔術師と禁忌教典、アニメ化進行中に刊行

 次はDUSTを再読。1巻感想をリメイク完了

刊行
 角川コミックス・エース『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 12巻』
 長谷川裕一、月刊ガンダムエース連載、KADOKAWA発行
 2016年5月(前巻2015年12月)

クロスボーン・ガンダム ゴースト 12巻【最終回】感想
 PROLOGUE
 第50話「白刃」
 第51話「白銀と黄金の交差する線上」
 第52話「フォント帰還せず」
 第53話「その名はゴースト【最終回】」

特記事項
「ニュータイプ」ではないフォント

 U.C.0169 これまでの感想
 U.C.0133 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 感想
 U.C.0136 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 感想
 U.C.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想
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U.C.0133.機動戦士クロスボーン・ガンダム 感想

 機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン(新装版)“ジョニー・ライデンって知ってるかい?”
 機動戦士Vガンダム外伝“逆襲のギガンティス”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 1巻“木星圏”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 2巻“総統を討て”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻“勝てない”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 4巻“F91 再び”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 5巻“地球不要論”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 6巻【最終回】

U.C.0136.機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の七人 感想

 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
 鋼鉄の7人 1巻“F99”神の雷と死の旋風
 鋼鉄の7人 2巻“新総統が怖いもの”
 鋼鉄の7人 3巻【最終回】

UC.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想

 ゴースト 1巻“エンジェル・ハイロウに欠けたモノ”
 ゴースト 2巻“エンジェル・コール”
 ゴースト 3巻“ファントム起動”
 ゴースト 4巻(刊行当時)
 ゴースト 4巻“V2ガンダム1/2”
 ゴースト 5巻(刊行当時)
 ゴースト 5巻“ジャブロー陸海空”
 ゴースト 6巻(刊行当時)
 ゴースト 6巻“宇宙細菌の殺しかた”
 ゴースト 7巻(刊行当時)
 ゴースト 7巻“キゾの正体と鋼鉄の再会”
 ゴースト 8巻(刊行当時)
 ゴースト 8巻“核vsフォントと蜃気楼鳥”
 ゴースト 9巻(刊行当時)
 ゴースト 9巻“トビアとキンケドゥ”
 ゴースト 10巻(刊行当時)
 ゴースト10巻“最強最後のサーカス”
 ゴースト 11巻(刊行当時)
 ゴースト 11巻“地球圏の全てを使って”
 ゴースト 12巻【最終回】(刊行当時)
 ゴースト 12巻【最終回】“ゴーストの名は”

UC.0169 機動戦士クロスボーン・ガンダム ダスト DUST 感想

 クロスボーンDUST 1巻“灰とライオン”
 クロスボーンDUST 2巻“亡霊”と巨人
 クロスボーンDUST 3巻“農業王の憂鬱”
 クロスボーンDUST 4巻 特装版“カグヤの事情”
 クロスボーンDUST 5巻“アッシュは目指す”
 クロスボーンDUST 6巻“首切り王と料理人”
 クロスボーンDUST 7巻“F89”再投火の日
 クロスボーンDUST 8巻“世界の鍵”アンカーV2!

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