試し読み 漫画 化物語 7巻 感想
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 西尾維新 大暮維人 これまでの感想はこちら 前回はこちら
 
妹の友達、千石撫子を見舞った怪異・蛇切縄
繰り返し言及される「優しさ」

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羽川、ガハラさん、神原に忍野が“優しさ”を問う7巻
 特に、優しくされ、舞い上がってる撫子
 阿良々木君を見守る神原が
 妙に印象的です

 皆に優しいは罪。そのツッコミが本作らしい

恋と呪いは同じもの
 優しさ、特別扱いされてると誤解させる無責任さ
 実際、性癖フルオープンで話せる間柄は
 神原にはかけがえないハズで

 オタクとして解る、趣味を存分に話せる楽しさ

 なのに“最愛”になれない。罪な男よねえ…

化物語 7巻 感想


なでこスネイク編
目次、話数表記なし。サブタイは便宜名です

・第4-5話「どうぞ」
   …羽川、“戦場ヶ原の気持ち”を身体で代弁
・第4-6話「旅に出るの」
   …彼の「優しさ」に、戦場ヶ原が想う事
・第4-7話「恩を感じるのが虚しくなる」
   …立場が変わった神原に“見えた”もの
・第4-8話「ちょっとだけ、向こう向いてて」
   …阿良々木君の動機。なでこかわいい
・第4-9話「撫子は、運が悪かった」
   …撫子の裸に、いやらしい気持ちになるか否か
・第4-10話「蛇切縄は……ための怪異なんだよ」
   …撫子が呪われた理由
・第4-11話「今回、忍野が優しい理由」
   …だって いいよな 中学生
・第4-12話「意味が解るかい? 解れば簡単さ」
   …阿良々木君の動機II、撫子のスク水
・第4-13話「忍野の忠告」
   …撫子、解呪儀式の行方
 これまでの感想

あらすじ
くり返される「優しさ」。次巻、蛇切縄の真相

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 スクール水着に定評ある千石撫子

あらすじ
 高校卒業後、羽川が進学せず旅に出ると聞く
 千石撫子が、“呪い”に関わってると知り
 神原を伴い彼女を助ける

 撫子を呪う蛇切縄は、人を殺す為の怪異

 忍野に、詳細と解呪法を聞いた暦は
 さっそく神原と共に実行する
 が

 蛇は『2匹』いたッ!

 解呪は失敗し、撫子は…?

第4-5話
前巻での事件を聞き、羽川が忠告!

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 無自覚に立ちバックの体位になる阿良々木君

第4-5話「どうぞ」
 巻頭からセクハラ! 前巻、神原と出かけた件に
 仲良くし過ぎだ、と注意する羽川
 ごもっともすぎる

 阿良々木君は、“怪異の話をしたくない”

 蛇の事こそ相談してるものの
 神原の件を伏せてる分、イチャついた印象か

 好きな人が、他の女と楽しくお弁当

 言い出せない羽川、ホント立ち位置が辛い

神原に懐かれすぎな阿良々木君
羽川は、“戦場ヶ原の気持ち”を身体で代弁する

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「どうぞ」。その瞼は震えていて…

いやらしいといじらしい
 撫子を見かけなければ、キスしてたのかしら
 羽川さんは、本当タイミングが悪い
 星回りがひどすぎる

 こういう誘惑に負けるな”と彼を諭す為

 との「口実」で、勇気を振り絞ったのでしょうか
 あわよくば、な気持ち

 奪い取ろうとしたりはしない

 真面目さと未練、同居してていじらしい

第4-6話
戦場ヶ原の気持ちを、言葉で代弁してくれる羽川

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 扉絵の釘なでこ可愛い。怖い。

第4-6話「旅に出るの」
 戦場ヶ原は、信頼できる神原をけしかけ試してる
 作中、皆を次々と助けようとするみたいに
 彼は誰にでも優しい

 でも誰にでも優しいのは無責任

 極論すれば、誰にでも優しいのは
 誰でもいいという事

 戦場ヶ原は、自分をこそ選んで欲しいのに

 その不安の中、彼を信じようとしてるんだから強いよねえ…

この時、さらっと言う羽川ですが

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 自分にキスしようとしたのは“申し訳なさ”

羽川の解釈
 彼は自分を好きじゃない、と前提で話す羽川
 いじらしいし、そうしないと辛いからか
 彼が「自分を好き」だと辛い

 可能性がある、と思うのは辛い

 可能性に殺されるぞ!って奴ね
 もちろん「可能性はない」

 そう信じられるし、そう信じないと辛い

 ぐっちゃぐちゃ!

ムズかしい戦場ヶ原の気持ちを
ドヤ顔代弁してくださった羽川大明神!

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 だが見えないところでこの顔。この顔、この顔!

怒る事さえ
 店員さんも「女だ」と、ホロリときてますが
 羽川、戦場ヶ原とくっつくよう応援し
 二人の関係を強化

 私、何やってんだろう感がパない

 そんな時に、戦場ヶ原の話ばかりし
 危うく怒らせかけるも…

 絶妙に羽川自身の話になり、嬉しくなる羽川

 羽川、せめてここで怒ってれば!

羽川告白
大学には行かない、旅に出ると

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 そして撫子の見てた本! グッロ!?

嬉しそう!
 高校卒業後、旅に出る事。家はダメだという事
 八九寺、神原に撫子とヒロインを描きつつ
 大本命・羽川が高まっていく
   
構わないで、か(構いたいよなあ…

 と、阿良々木さんが思うのがドンピシャね!
 それもある種の問題だけど!

 彼に「構いたいと思わせてしまう」

 それも羽川自身、無自覚に仕向けてる事か

第4-7話
撫子を追うべく、事情を知る神原に救援を頼む!

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 当の神原、いやらしい妄想をしてたと公言

第4-7話「恩を感じるのが虚しくなる」
 神原は本当にやらしいな…。“猿”も納得ですわ
 ただ、こうした会話を「楽しい」と
 阿良々木君も心で明言

 神原とも、紛れもなく間近い関係

 また、“女子だっていやらしい”のは
 ごく当たり前な話で。

 性欲も、自慰も、あるんだよ

 と男の子向け作品で明言するのは、結構大きなことだったのかしら

今度は「一緒に助ける側」になった神原
視点が変化した今だから解る

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 そして撫子は覚えていた。いい顔…!

恩を感じるのがね、虚しくなるのよ
 と戦場ヶ原に言われ、今になって納得した神原
 羽川に続き、“優しいのは無責任”
 が、今章でのテーマか
 極致はアレだし

 辛い本音を愚痴、失言だと流す神原

 彼が、誰にでも優しい姿を見てると
 恩を感じるのがバカらしくなる

 助けられた時は「自分が特別」に思えたのに

 ひどい! がガハラさんの言葉は重い

 創作的にも、こういう台詞を「彼女なら言う」と思えるガハラさんはスゴイ

第4-8話
今回の怪異、そして忍野も聞いてきた

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 怪異「蛇切縄」。不吉さがパないの!

第4-8話「ちょっとだけ、向こう向いてて」
 不吉だし、蛇は“しめ縄”の元では? な説もある
 信仰され、霊的な力を持っている
 危険で強いモノだと
 厄介!

 また忍野も、“阿良々木君の優しさ”へ

 思えば、忍野の疑問はめちゃくちゃ妥当
 普通は「一度関わったら避ける」

 誰だって危険な目に遭ったら避ける

 忍野自身、そうやって「避けられてきた」んでしょうか…

しかし、阿良々木君は助け続ける
きりがないだろ?と問うが

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 その動機を聞いた忍野、頬が緩んでたようにも

だから
 忍野いい人よね…。阿良々木君の動機への反応
 この後、阿良々木君を待つものを思うと
 阿良々木君の動機は“幼い”

 でも純粋で大切なものだ、と思う

 無責任だの、恩を感じるのが馬鹿らしいだの
 色々あるとしても!

 助けたいと思い、“一緒に居ると楽しい人”を得た

 だから行動する

 忍野も、その“楽しい人”なんだなーっとも思う 

見せたいものがあるという撫子
やむなく自室へ連れてくと、神原が大はしゃぎ!

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 窒息プレイ! 昨年から何かと話題な窒息!

「かわいい」という事
 さすが大暮先生! 阿良々木君のマニアック趣味
 ここぞと、流行を取り入れてくるとは!
 これがアートというものか…!
 というものか!(迫真)

 また神原は、“撫子の自傷”を察知してた

 その為、楽しい気分にさせようと“演じた”
 普段はバカなのに!

 敢えてバカを演じられる聡さ、いい人だ…

 神原ホンットいい子よ!

第4-9話
開口一番、阿良々木君から迸った叫び!

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 神原のツッコミが適切すぎる

第4-9話「撫子は、運が悪かった」
 ブルマを持って来た神原は、実に正しかった!
 彼女の読み通り、ブルマに大興奮!
 それはそれとして緊縛痕

 蛇が撫子を縛る様を目撃へ

 この後、忍野に相談にいって正体を聞いた
 と並行して進んでるのね

 しかし少女に緊縛痕、西尾先生の趣味もスゴい

 平常運転に思える作風がスゴい

撫子『暦お兄ちゃんはもう大人だから…、撫子の裸を見て、いやらしい気持ちになったりは、しないんだよね…?』

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 神原の指摘がこれまた適切である

カミングアウトのお時間です
 この告白に撫子は「こんな身体、嫌だ」と涙も
 思えば、いやらしいと思って“貰える”
 前向きな解釈なのか?

 せっかく可能性があるのに台無しだ!的な

 また、どうしても建前で対応しがちも
 直接伝える大切さ

 割と真摯なテーマを強烈な台詞で!

 割り切れる阿良々々々々木さんのメンタル!!

 ホントこの人、メンタル唐竹割りだな!

千石撫子は「運が悪かった」
今回のケースは、今までとは違う

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 彼女は笑っているべきだ、阿良々木の想い

「借金」も終了
 後で、“そう思わせる”のが、問題となっていく
 そんな、千石撫子の性格が問題となるも。
 今回の事件は、阿良々木君と忍
 二人の怪異の王が原因

 街によくないものが集まっている為

 よりによって、その“力の中心”でやった結果
 運の悪い事件だったと

 事情を知らなければ、危険だと解らない

 その点は、誰でも起こる事

 たとえば、ヤクザの事務所と知らずにイタズラしちゃった的な?

第4-10話
神社に札を貼った理由、撫子が呪われた訳

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 彼女が男子を振った為、友達に恨まれた

第4-10話「蛇切縄は……ための怪異なんだよ」
 前巻、神社に札を貼って浄化をスタートした
 怪異が混ざった神原も影響を受けた
 とまれ「怪異の集合地」
 今、街は異常

 忍野の目的、怪異蒐集は大成功よね!

 撫子の呪いへ、思わせぶりな反応も。
 貝木か、懐かしい…!

「元友達」も、前巻の凄まじい呪いをやったのか

 執念、怨念って凄まじい…、のは神原もか

縄文土器に端を発する話
縄は、“悪いものを入れない”結界とされてきた

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 蛇切縄から想像した見開き、グッロ!?

殺す為の怪異
 蛇から縄、縄から縄文土器と飛ぶのが楽しいも
 本来、悪いものを入れない為の“縄”を
 逆に「縛り上げる結界」に

 守りを応用した攻撃の呪い

 本質は“殺意”だ、とグッと話が危うくなった!
 でも身近な話と繋がってるのね

 しめ縄だとか、ああいう“清い場所”のモノ

 転じて「呪い」だとか面白い

第4-11話
今回、忍野は今までと違った。違うケースだ

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 壮絶に迷惑な共感がそこにある

第4-11話「今回、忍野が優しい理由」
 わざわざ、祓い方まで教えてくれる優しい忍野
 今までは、皆は「加害者」でもあったから
 意図的に意地悪もした

 が、今回は被害者だ

 忍野の、根本的に「お人よし」な面よね…
 加害者への「意地悪」も含め

 誰も罰さない人に、わざわざ罰まで与える

 それは教訓、彼の「お人よし」なんでしょうね

何故、あっさり呪いが発動した?
もう一つの条件は「無責任の壁」

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 撫子が呪われたのは、撫子自身が原因

恋と呪い
 人は強固なパーソナル、“自己”を持ってるから
 本来、そこに易々と入る事は出来ない
 呪いも、“想い”も
 
恋と呪いは同じもの」と言い含める忍野

 他人を強く呪っても、普通は実現しないし
 強く思っても成就はしない

 呪われたのは、撫子自身が受け入れたから

 含蓄ですし、“フリ”としても強烈ね!

際し「壁の向こう」から言ってくる忍野

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「パーソナル」を強く持つ忍野らしい

ATフィールド
 誰でも、結界ならずも壁を作って隠してる
 忍野自身、秘密だらけな彼が
 壁から語るのが面白い

 今回の件、撫子であり忍野の件でもある

 いや、神原もガッツリ関わってるし
 冒頭は羽川もと

 つくづく色んな想いが混ざってて、隔ててて、面白い

第4-12話
撫子は自分で蛇を入れた。その意味が解るかい?

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 撫子を励ました阿良々木君、そして神原の目…!

第4-12話「解れば簡単さ」
 撫子は、“呪いを避けよう”として解呪を実施し
 結果、両者に直通路が開いたが為
 呪いを受ける結果になった…
 のが「意味」。

 と“推理できてスゴイ”、と褒められる阿良々木君

 でも原因の一つは、彼が撫子に惚れられてる事

 に、“鈍感である為に気付けない”
 ラブコメの王道・鈍感!

 それが罪なんだ、と描いてるのが本作らしい

 理解してる神原。端々の表情に、なんともいえない気持ちになります

他人に壁を作るという事
阿良々木暦自身、ちょっと前までそうだった

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 だが戦場ヶ原に変えられた、

彼女が開けた大きな穴
 直接は出てないのに、巻頭といい存在感が…!
 戦場ヶ原は、彼が変わりだした大きな転機
 変態だと、さらけ出した転機
 ドSとドMは引かれあう

 作中ヒロイン達は、“戦場ヶ原が邪魔”

 と言うと、めっちゃ語弊がありますが
 もんげえ語弊がありますが!

 彼女のせいで恋が実らない

 が多くは、彼女がいたから想いが強まった

 ガハラさんは、本当ヒロインTHE ORIGINですね

第4-13話
解呪へ! いやらしくもつつがなく進むも…?

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 阿良々木君を讃える神原、絵面がまたスゴい

第4-13話「忍野の忠告」
 解呪はあっさり進行、尻がビクンビクンとなるも
 改めて、阿良々木君の優しさへ言及
 神原が思わせぶり

 明るいようで、溜め込む想いが深い

 だからこそ、前巻は大騒動になったし
 基本が「自戒」

 当人曰く「怒るときは怒るべき」なのに

 フラグが、ハリネズミ・ザ・ヘッジホッグ…!

忍野は勧める
忍を見捨てて忘れてしまえば、人間に戻れる

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 阿良々木先輩! といい演出スゴいな!

宇宙一の無責任
 忍はある面で、“阿良々木君が無責任”である象徴
 彼は、手に負えないと知りながら抱え込む
 無責任な行為だと

 飼えない野良猫を拾ってくるようなものか

 とまれ、儀式は大失敗!
 しめ縄が前振り!

 蛇は! 「二匹」いたッ!!

 今にして思うとジョジョっぽいな!

 縄から、失敗をコマに喩える発想がすげえよ!

収録

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 羽川にいやらしいとか言われるプレイ

 KCデラックス「化物語 7巻」。
 原作:西尾維新、作画:大暮維人、週刊少年マガジン連載、講談社発行。
 2019年10月(前巻2019年7月)

化物語 7巻 感想なでこスネイク編
※目次、話数表記なし。サブタイは便宜名です

・第4-5話「どうぞ」
   …羽川、“戦場ヶ原の気持ち”を身体で代弁
・第4-6話「旅に出るの」
   …彼の「優しさ」に、戦場ヶ原が想う事
・第4-7話「恩を感じるのが虚しくなる」
   …立場が変わった神原に“見えた”もの
・第4-8話「ちょっとだけ、向こう向いてて」
   …阿良々木君の動機。なでこかわいい
・第4-9話「撫子は、運が悪かった」
   …撫子の裸に、いやらしい気持ちになるか否か
・第4-10話「蛇切縄は……ための怪異なんだよ」
   …撫子が呪われた理由
・第4-11話「今回、忍野が優しい理由」
   …だって いいよな 中学生
・第4-12話「意味が解るかい? 解れば簡単さ」
   …阿良々木君の動機II、撫子のスク水
・第4-13話「忍野の忠告」
   …撫子、解呪儀式の行方
 これまでの感想

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化物語 感想




















 化物語 1巻“ひたぎクラブ”
 化物語 2巻“まよいマイマイ”
 化物語 3巻“流行るといいな”
 化物語 4巻“するがモンキー”ストーカー編
 化物語 5巻“神原駿河は許せない”
 化物語 6巻“なでこスネイク”
 化物語 7巻“撫子、頑張る”
 化物語 8巻“こよみヴァンプ”
 化物語 9巻“彼が吸血鬼となった訳”

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