公式サイト どろろ 第23話 感想 鬼神の巻 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 19時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
どろろの自覚した過ち。“どちらに振り切れても…、人じゃなくなっちまうのさ”

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無情な鬼でも、情け深すぎる仏でもいけない。それでこそ“人間”か
 全員逃し、多数の灯り。多宝丸、まさか諸共に焼き殺すつもり!?
 景光も、自ら敵が集中する場所へ向かうのは
 領主として命を賭ける覚悟か

 どろろも為すべきが見えた! でも百鬼丸がいなきゃ!! 走れ最終回へ!

最後の身体は「眼」
 どんな未来も、一緒にいたい人がいなきゃ、意味がないってね!
 百鬼丸が、今や身体を奪い返す以外に頭にないのと正反対
 過去の間違いを自覚し、未来を目指す
 大切な事よね
  
 身体なんか自分が代わりになる! どろろの思い遣りが切ない

どろろ 23話 感想

 どろろ 第23話「鬼神の巻」
 冒頭「その身体は誰のもの」    
 Aパート「百鬼丸が、鬼神に狙われる理由」
 陸奥と兵庫とミドロ号
 百鬼丸、ひた隠す
 取り戻す! それが何故悪い!?  
 Bパート「醍醐景光が間違ってきたこと」
 どろろ達が間違い、正すべき事
 鬼か仏か、どちらに振り切れても
 醍醐景光が、認められない理由
 鬼にならず、強くなれ
 決戦、百鬼丸vs多宝丸
 どろろが願う、たった一つ   
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 次回予告(公式予告によるネタバレあり)。
 これまでの感想

自らの間違いを自覚したどろろ達、認められない醍醐景光

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 でも決して、勧善懲悪というワケじゃないのが面白い

間違い
 前回の密偵みたいに、命懸けで信じてくれる部下たちがいるから
 景光は、「リーダーである自分は間違っちゃいけない」
 と、追い込んでるよう見えますから

 結果、己の間違いを認め切れない、悲しい人に見えます

 対しどろろ達は、侍(為政者)に文句を言うだけじゃダメだ
 と「間違い」を自覚

 侍や戦が嫌なら、「自分が力をつけよう」とやるべき事を見つけます

 いよいよ、加賀一向一揆エンドね!

百鬼丸vs多宝丸! これが最後だとばかりの激しい激突!!

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 アクションが激しく、素晴らしかった! 作画パワー全投入!!

あらすじ
 ミドロ号と相討ちし、陸奥と兵庫は死亡。百鬼丸に両腕が戻る
 多宝丸は、狭い屋内、醍醐城に誘い込む作戦を取り
 燃え上がる城内に二人で残る

 醍醐景光は朝倉軍と決戦、敵が殺到する陣地へ向かう

 どろろは、侍や戦に変化を願うのではなく
 自ら力をつける大切さを知る

 だが百鬼丸がいなくては意味がない。彼を人に留めるべく城へ向かう

 次回、どろろ 第24話「どろろと百鬼丸【最終回】」

多宝丸『返せ、だと? 笑止!

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 前回、どろろを攫われた百鬼丸は激怒し鬼神へ近付いてゆく
 多宝丸もまた、「景光の跡取り・百鬼丸の身体」でなくば
 鬼神の対価になり得ないと知る

 多宝丸は百鬼丸の両眼、両腕を預かり戦列へ復帰

 陸奥と兵庫もまた、アヤカシと化してしまう

兵庫『“これ”は、お前のものではないッ!

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)陸奥
 取り戻しに来たは、我らの方だッ!

)百鬼丸
 何!


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 身勝手か不可解か、いきなり強烈な問いかけ!

誰のもの
 いきなりアクションが素晴らしい! 多宝丸らと再戦!
 切り結び、弾くように離れる兄弟
 襲い来る姉弟!

 奪い返すのは多宝丸達の側、視点が違えばさもありなん

 しかし、彼らの動機も根っこは善意

 助かって欲しいところよ…

難民達も、醍醐軍・決戦を聞いて急いでいた

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もうヤだよ…、あっちやこっちへ行かされて!

醍醐領の難民たち
 騒ぐ馬に辟易する難民たち。前回、醍醐軍が根こそぎ出陣
 常識的に考えて、決戦間近に違いない!
 鬼神という情報も
 で
 
様子を確かめてくる…、逃げるのはその後だ!/私も行こう

 逃げた馬を追う男達
 何より、もう動きたくないという女性

 逃げて逃げた先でも襲われ、どこまで逃げればいいのやら

 作中、一番領民思いな醍醐領が壊滅しちゃなあ

どろろ『兄貴…』

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)百鬼丸
 これは俺のだ!

)多宝丸
 違う…

 今やこれは醍醐の眼、そして醍醐の手足

 もがれては国は立ち行かぬ



 いや…、既に揺らいでいる!
 貴様が鬼神との約定を破ったせいで、もはや猶予はない!

 民の為、貴様の全てを今、醍醐の血肉と致す!


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勝手を言うなああああああ!(百鬼丸」

始まったものは終わらない
 今や「約定」は、あって当たり前なものとなっている
 ならば、取り返そうとする百鬼丸こそ「略奪者」
 一度、当たり前になったら戻れない
 奪わせない!

 極端な話。たとえば、トウモロコシがなくなったら困るようなものか

 米大陸と共に“発見”された、比較的新しい穀物ですが
 食糧・飼料・燃料で欠かせません

 一度当たり前になったら、もう無かった頃には戻れない!

 しかしスゲエ! 冒頭から作画すっげえ動くな!!

縫の方『多宝丸! 陸奥に、兵庫まで!?』

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)琵琶丸
 およし!
 あんなところへ飛び込んだら、ひとたまりもない!

 いや…、今の百鬼丸に「お前さん」だってコトが分かるかどうか

 後の3人だって、尋常じゃあない!


 覚えがあるよ…、あの気配には
 間違いない…

 あの地獄堂にあったもんだ


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なあるほど、合点がいったよ…(琵琶丸」

ダイソン百鬼丸
 多宝丸達3人に取り憑いたのは、“頭を奪い損なった”鬼神
 本来は、百鬼丸は死んでいたはずだったのです
 死で成立するハズだった約定
 が、奪い損なった

それで百鬼丸は死なずに生まれ、鬼神に付け狙われたって訳だ

 第3話、寿海が危惧した「アヤカシを引き寄せる体質」は
 食い損なった身体を奪おうとする力

 その吸引力が、フツーのアヤカシまで引っ張ってたのか

 生き残ったが為の、ただ一つの変わらない吸引力…!

どろろ『鬼神を殺しても、兄貴の身体が戻らないのは…?』

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惨たらしい陣地争いさね。百鬼丸と、その12体目の鬼神と…

陣地争い
 頭を食い損なった12体目は、“身体を奪おう”とし続けてる
 そして、代わりに頭を食わせてた菩薩像が
 ばんもん編で砕けた

 以来、鬼神が倒れた際、“奪い合い(陣取り合戦)”が起きてたと

 あれから背骨とか戻ってきた
 でも一歩間違えば、12体目側に行ってた可能性もあるのか

 多宝丸が背骨2本になってた可能性もあるのか…
 
『我が夫、醍醐景光が鬼神と交わした約定ゆえ…』

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 縫の方も、百鬼丸以外では生贄にならないと理解していました
 ばんもんで、自分も生贄になろうとしたとき
 解ったのでしょうか

 だから多宝丸は、鬼神になってでも百鬼丸と戦っている

 と、息子達の心情を理解したらしい。

おうい! そいつを捕まえてくれっ!!

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 子馬に気を取られたミドロ号は、陸奥と兵庫に…。

相討ち
 我が子に会いたい、アヤカシになってまで帰ってきた母馬は
 皮肉にも、我が子と会ったが為に命を落としました
 そりゃあんまりだ…。

 しかしミドロ、最期の力で兵庫の首をへし折った

 なんてこったの二乗だよ!
 今度こそ、どうやったって助かりようのない“死”

 化け蟹、対・百鬼丸、腕を失ってさえ生き延びた兵庫が!

 馬には悪いけど、兵庫が…

陸奥『兵庫!?

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 陸奥も蹴り殺され、今度こそ落命…

相討ち
 しかし鬼神の力か、磁石に引っ張られたような動きで
 陸奥と、首なし兵庫がミドロ号にトドメを刺し
 壮絶な相討ちへ

 ミドロ号からアヤカシの火も消え、子馬に見守られ絶命

 アヤカシも、共存しうると絡新婦回で描かれてますが
 ミドロ号はそうはならず

 百鬼丸と変わらない、ただ“帰りたかった”だけ

 しかし怪物として暴れまわっては、やはりこうなってしまうのか…

陸奥『かならず…、や、いくさ、なき、よ…』

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待て! 逝ってはならぬ!?(多宝丸」

姉弟戦死
 第10話化け蟹退治の折、「若が行くなら地獄にだってついていく」
 多宝丸にとって、兄弟同然だった二人
 理想を共有した二人の死

 幼い日、侵略され捕虜になり、“戦なき世を作りたい”と志した

 多宝丸より歳上で
 多宝丸より、「加護がない国は悲惨だ」とよく知っていた

 彼らと出会わなければ、多宝丸の人生も違っていたのでしょうか

 良くも悪くも、多宝丸のかけがえない一部だった…

無防備な多宝丸、しかし百鬼丸もそれどころでなく

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 ああせっかく生えた両手で?!

戻った両腕
 一瞬、指が千切れるんじゃ?! と本気で心配しましたが
 戻ったカラダも、異常な身体能力を備えるのか
 多宝丸を弾き飛ばした!

 刃物は“引く”時、斬れるものとはいいますけど!

 握って戦うのか百鬼丸!
 ばんもん前編など、腰の刀を抜いて戦ってます

 多宝丸だと、やり慣れた二刀流じゃないと厳しいのか

 単に、咄嗟の判断なだけか!

縫の方『百鬼丸!

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母上…、お下がりを。この期に及んで、またアレに心を寄せられまするか

怯える幼子
 百鬼丸、まるで“子供が𠮟られるのに怯える”ように
 背へ、縫の方から刀を隠し
 逃げ去りました

アレは、我が国の災い!(多宝丸」

 威嚇するように唸っていますが
 敵対でなく「見られたくない」、母に拒絶されたくない怯えなのか

 以前のように、拒絶されると思って怖いのか

 まんま、“悪い事をした子供”で痛々しい

ミドロ号は事切れ、母馬の死に子馬は嘶く…

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畜生とはいえ…、親子の情とは篤いもんだね…(琵琶丸」

母の心
 琵琶丸が“畜生(動物)”と口にした際、縫の方もアップに。
 動物でさえ、親子で愛し合うというのに
 縫の方たちときたら…、と

 人間のほうが畜生以下じゃあないか、みたいな。

 百鬼丸は、少なくとも敵意は見せませんでした
 縫の方を恨んでまではない

 でも怯えていた、「また母に拒絶される」と思って

 きっと、そんな反応こそ縫の方には悲しい。

 恨んで、斬り殺してもらった方が、母としては救われる想いだったのかも…

百鬼丸『これは俺の手! 俺のだ!!

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)百鬼丸
 なのに何故みんな邪魔をする?!


寿海(回想)
 お前が取り戻す身体は、人の血に塗れたものになる
 そしてその時

 お前は、「人」でありえるのか?


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)百鬼丸
 ひと? ヒトとは何だ?!
 俺は!?

■多宝丸(回想)
 我が国の災い!

)百鬼丸
 違う! 俺のものだ!! 俺が取り戻す!

 それがなぜ悪い?!


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 百鬼丸の目で、「魂の炎」が見えるようになった多宝丸

伝わらない
 脳裏に響く“寿海の問答”。百鬼丸は悪くない、取り戻すだけ
 しかし、取り戻そうと戦えば「人殺し」は避けられない
 それは「人」と言えるのか?

 思うに殺せば、その罪を背負わなきゃならないから

 寿海も、“命令され人殺し”した
 好き好んでじゃない、でも村人たちは「怖い人かも」と怯えてた

 そして加担した「事実」は消えない、弟子は許してくれなかった

 寿海は、自分のようになって欲しくないよう思えます

 しかし百鬼丸に、伝わるはずもなく…。

多宝丸『そうか! 腕が戻って間合いが変わったか!』

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百鬼丸…、お前が取り戻す身体は、血に…!(寿海」

人とは
 間合いの変化を悟った多宝丸は、一転して撤退へ
 無理はしない、根性論に頼らない少年!
 しかし彼に勝機は…?
 で

それでも…、俺は!(百鬼丸」

 寿海との問答に、答えを出せない百鬼丸
 人とは何かが解らない

 身体を取り戻したい、言い換えれば「人に戻りたい」。

 けど彼は、「人」が解らないのね…

『…また、身体を鬼神に渡せば…?』

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)どろろ
 何だよ! お前ら!
 今度はお前らが兄貴の身体を食いモンにする気かよ!

 兄貴がどんなに苦労して 身体を取り戻したと思ってたんだ!


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)どろろ お前らだって、散々酷い目にあってきたじゃねえか!
 なのに、他の人間を酷い目に遭わせて
 平気なのか?

 お前らも、武士や鬼神と同じになるのかよ!



 よせ! 俺たちだってそれがいいとは思ってねえ!
 ただよ、もし…

 お前の兄貴と国一つを比べたら…


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 思わぬ人たちに、「醍醐景光のやり方」が肯定される事に

醍醐肯定
 話を聞いた農民は、“また生贄にすれば”と提案してしまいます
 彼らとて、それが最善だなんて思っちゃあいない
 彼らも、景光に酷い目にあってる
 でも言う!

 醍醐に酷い目にあった、“百鬼丸と同じく被害者”が言う!

 加護の前後で、国がどれだけ変わったのか
 歳上の彼らは知ってるから

 加護が無かった頃を、悲惨さをどろろと違い知っているから

 疫病や天災は、当時の技術じゃ限度がありますし

どろろ『こいつら! 兄貴より国のほうが大事だって!!』

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)縫の方
 それはそうなのでしょう…

)どろろ
 あんた…?! あんたやっぱり兄貴の事なんか!


)縫の方
 でも、そんな方法は…、何者かに頼って築く平安は脆い
 それが骨身に染みてわかりました

 この十数年続いた我が国の繁栄

 それは…、百鬼丸ただ一人の犠牲でもたらされたもの


 私達は、親にエサを貰う雛鳥のようなものを…
 ただ口をあけ、食らっていたに過ぎませぬ

 自らの手で掴まなかったものは 守る事もまた出来ない…

 私にはもう…、我が子を止める事さえ出来ません


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 この16年で、“百鬼丸を止められなくなった”己を恥じる縫の方

空虚な16年
 自分達は、与えられたものを貪って成長できなかったと
 彼女の後悔は、赤子を殺すよう命じられた時
 止められなかった後悔か

 もし奪い返し、16年を共に過ごせばまた別だったでしょう

 きっと百鬼丸は言う事を聞いた
 縫は、この十六年に何も積み重ねられなかった

 そんな己の空虚さと、醍醐領そのものを重ねたのか

 ただでさえ縫は、祈るだけだったと後悔してますし

どろろ『自分の手で、かあ……』

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)どろろ
 オイラ達はいつも、武士や戦に色んなモンを持ってかれちまってた
 でも…、それで戦や侍に文句言ってたって
 ダメなんだ…

 結局、武士に何とかしてもうしかねえって事だもんな…


 守りたいモンがあるなら…
 欲しいモンが…、
 あるなら

 兄貴みたいに…、自分の手で、地べた這いつくばったって
 掴まなきゃならねえんだ

 その為には強くなんなきゃ、力をつけるんだ。自分が…。


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 作中、「侍」に文句を言うだけだった自分との訣別

自分の手で
 縫の言葉は、どろろにも他人事じゃなかったのね
 物事は、「相手(侍)」に嘆くのではなく
 自分が変わらなきゃと

 それこそ百鬼丸のように、遮二無二にやらなきゃ変わらない

 醍醐たちも、どろろ達もまた間違っていた
 これが本作の答えか

 為政者に文句をつけるのでなく、自らが力をつけるべきだと

琵琶丸『なあるほどねえ…、だがお気をおつけよ?』

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)琵琶丸
 さっきの戦いを見たろう?
 力を求めて行き着く先は、修羅鬼神かもしれないよ?

 かといって、力を持たず…、争わず…
 仏の道、情けの道を行けば…

 どちらに振り切れても…、人じゃなくなっちまうのさ


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 力を求めた百鬼丸のように、「鬼神」になってしまってもダメだと

人の心
 問題に突き当たった時、自分に力があれば解決できる
 しかし力ずくで解決しようとすれば、「鬼」になる
 でも琵琶丸は、仏も肯定しないのね
 曰く

どちらに振り切れても…、人じゃなくなっちまうのさ(琵琶丸」

 極論はいけない
 人間には、人間としての“ちょうどいい”頃合があると

 百鬼丸が悩む人の心は、とても難しい 

醍醐兵『殿! 東の守りに、新たな朝倉の手勢が!! 数、およそ1500!!』

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)醍醐景光
 負ける訳にはいかん
 ここで負けては、今までの事が全て虚しい夢幻となる…
 全て…

 そんな事があってはならん…、領主である儂が…、間違っていたなど…


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 越前一国を支配する朝倉に、一領主に過ぎない景光は本来勝てるハズはない

リーダー
 景光の過ちは、リーダーとして“正しくあらねば”という責任感か
 どろろ達が、自身の過ちを認めたのと対照的。
 自軍は瓦解寸前

 周りに指示し、導く者として。間違っちゃあいけない

 醍醐の場合、あの密偵のように景光を信じ
 皆が尽くしてくれてる

 だから自分は間違っちゃダメだ、と己を追い詰めていたのか

 第1話に続き、景光の内心が見えたよう思えました

従者『殿、若君が二本松で鬼神の如き男と戦いに及んでいるとの事ですが…』

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「(あのような鬼の食い残しに負けるハズがない…、この儂が!)」

景光vs百鬼丸
 多宝丸の状況を聞くも、今や彼に出せる余分な戦力もなく
 景光は、己を追い込むかのように出陣します
 曰く

そうだ…、そうでなくてはならん!(景光」

 向かう先は、さっき「死守せよ」と命じた東の守り
 まず間違いなく死地!

 百鬼丸が減らした加護、それで負ければ「奴に負けた」という事

 彼は彼の戦場で、「百鬼丸と戦っている」のね

『“どっちにしても、人じゃねえ”、か…』

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)縫の方
 人は結局、その狭間でもがいていくしかないのかもしれません

)琵琶丸
 逆に言やあ、だからこそ人で居られる、ってモンで。


)どろろ 
 そんなの!
 やってみなきゃ解らねえよ!
 力をつけたからって、人でなくなる訳じゃねえ!

 オイラ、兄貴と散々見て来たから分かる!

 力じゃねえ、心持ちだ!

 そいつがしっかりしてりゃ、鬼になんかならねえ!
 

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 百鬼丸を「力を持ちすぎた、悪い例」のように言う大人達ですが

まずは第一歩
 既に覚悟を決めた多宝丸は、身内に怯えられながらも逃します
 また、どろろは強くなる=鬼になる訳じゃない
 強く優しくもなれるはずだ
 と
 
とにかく始めるんだ! (だから兄貴も…!!)」

 前回、「永劫 国を守る」といったのは伊達じゃない
 怯えられても民を守るのか

 大人が悟ったような事を言う中、行動を促すどろろ!

 多宝丸もまた「行動」を止めない!

多宝丸『もう…、話すことはないな?』

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腕が伸びた分…、屋内では不利だな?(多宝丸」

決戦の醍醐城
 狭い屋内に誘い込み、慣れないリーチを利用する多宝丸
 しかし、大量に屋内にロウソクを用意したのは…?
 で

百鬼丸…、生まれたこの城で…、死ね!

 火が燃え広がっても、多宝丸が動揺しないのは
 足止めして共に死ぬ覚悟か

 そも百鬼丸は、死ぬ事で約定が成立する身体なのですから

 醍醐はだから、1話で赤子を殺させたのでしょうし

百鬼丸『返せ…、俺の最後のッ!

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 最後! 両脚が別々に戻ったように、腕も別カウント
 従って、残る3つは「頭の鬼神(所持0)」が
 全て奪い取ってたらしい

 旧作同様、「鵺が複数持ってた」とコメントも頂きましたが…?

 とまれ、これで最後なのね!

縫の方『行かねばなりませぬ』

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)縫の方
 行かねばなりませぬ。あそこで戦っているのは、私の息子達ならば
 何も出来ずとも

 ただ、二人の母として!

)寿海
 百鬼丸…、儂のなすべき事を…!


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 寿海が彫ってたのは、菩薩像だったのか

因果
 見届けるのは母の務め。何も出来なくてもいかなくては
 その思いは、実母も「おっかちゃん」も同じ!
 寿海とシンクロする縫の方

 死んだ母馬に子馬が寄り添うように、親子の務めなのか

 他方、醍醐城を燃やし尽くす多宝丸ですが
 加護を奪い返す為か

 決して捨て鉢でなく、“百鬼丸を確実に焼き殺す為”に見えます

 ここで倒さないと、他に倒す手段が浮かばないからか

どろろ『兄貴…、おいら、ちょっとだけ何か見えたかもしれねえ』

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)どろろ
 これからの事
 何をするか、って事

 でも、オイラ一人じゃねえ!

 兄貴も一緒だ、兄貴もいなきゃ!!


 もう眼ン玉でも、手でも足でも、鬼神にくれてやれ!
 欲しけりゃオイラが目になってやる
 手足になってやる!
 だから!

 鬼になっちゃダメだ! 死んじゃダメだ!!

 兄貴!


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 明るい未来を得ても、一緒じゃなきゃ意味がない!

正反対な二人
 以前琵琶丸は、人を殺せば鬼神になっていくと忠告しました
 が、それ自体が鬼神の狙いだとしたならば
 奪い返しちゃダメなのかも

 自分の身体を奪い返したい、“その為なら誰だろうと殺す”

 そういう、人のモラルから外れた心が育まれた為か
 今や「鬼神の赤」は全身へ

 逆に、自分が体になってやると走るどろろが優しい

 正反対な気持ちで、駆けてゆくどろろですが…?

感想追記

 残るは「眼」のみ
 どろろ曰く「体なんてくれてやれ」
 鬼神的に「それ」が困る?
 陸奥、兵庫の死
 百鬼丸が目指す「人」、大事なのは心意気さ!       
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第20話以来の進展。身体は、11/12まで回復

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 残るは“12体目”が横取りしていた、両目を取り戻すのみ!

時系列順
 0.第1話…、頭/菩薩様が守護(第17話で、頭と判明)
 1.第3話…、右足/無名鬼神
 2.第1話…、皮膚/泥鬼…醍醐領に水害
 3.第2話…、神経/万代…、酒井氏が同盟を破棄(アニメ誌で神経と明言)
 4.第4話…、聴覚/似蛭…干害
 5.第5話…、声帯/蟻地獄…干害
 6.第8話…、嗅覚/残され雲
 7.第13話…、なし/九尾…、※部位は「頭の鬼神」へ
 8.第15話…、背骨/マイマイオンバ
 9.第18話…、左足/二郎丸
 10-11.第20話…、なし/鵺…、※部位「両腕」が、12体目の鬼神へ

※鵺は部位、鬼神像ともに2体分

12体目から借り物
 番外.第23話…、右腕/陸奥
 番外.第23話…、左腕/兵庫
 番外.第24話…、両眼/多宝丸

 12の鬼神“11体目”撃破。11/12まで回復へ

 鬼神像、壊れるのを見過ごしていました(6/27修正)

もう身体なんてくれてやれ! どろろは、戦いを止めようとしますが…?

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 また「侍から取り返す」が、ミオ両親の願いでした。

取り返す
 百鬼丸もミオもどろろの両親も、奪われたものを取り返したい
 特に百鬼丸は、どろろの父が死んだのに近いのかも
 奪った奴らから、奪い返べく殺す
 邪魔をするなら殺す!

 でも、どろろの父・火袋は、侍に恨まれ殺されましたから

 無論、奪った奴が悪い
 でもだからと殺せば、恨みが広がってしまう

 もう身体なんてくれてやって、平和に暮らそうぜみたいな

 そしてそれが、鬼神にとって“困ること”なのかしら

醍醐と契約し、加護を与えている鬼神

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 その「跡継ぎ」百鬼丸を殺し、代価に当てるはずだった鬼神たち。

鬼神の加護
 多宝丸は平和をもたらす為、景光は天下統一へ戦争を期してますが
 加護が戦を、結果的に大量の戦死者を出すであろう事が
 鬼神側のメリットなんでしょうか

 契約は「跡継ぎ」。醍醐は一代で絶え、また戦乱になるでしょうし

 計算違いで、百鬼丸が生存してしまいましたが
 彼が暴れて大量の死者が出て
 今や鬼神一歩手前

 鬼神は、「戦いを止める」決断が一番困るのかしら

 つまり慈悲の心ですね!(キン肉マン脳)。

若が行くなら、地獄にだってついて行く! 陸奥、兵庫の死

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00210
 上は第10話・多宝丸、下は21話で掘り下げられた過去

陸奥と兵庫
 当初、どもりがちだった弟・兵庫と、実は女性だった陸奥の姉弟
 特に兵庫、どもりながらも懸命に伝えようとする様や
 ちゃんと聞こうとする多宝丸が好きでした
 仲良くて、真面目で。

 特に「地獄にだって!」は印象的で、今回拾ってくれて嬉しかった

 嬉しくもあり、「やっぱり死んでしまうのか」と悲しくもあり
 陸奥も、本当に多宝丸をよく支えて。

 兄殺しに迷いがちだった当初、背を押してくれたのは彼女ですし

 そう捉えれば、悪い面もあるのでしょうけども。

何かと、耳に痛い事を言いがちだった陸奥

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 彼らのおかげで、多宝丸をただのお坊ちゃんじゃないと思えました。
 しかし、百鬼丸と戦って散るかと思いきや
 まさかミドロ号と相討ちとは
 母は強し…。

 最後まで、色恋要素を一切出さなかったのも潔い。

百鬼丸は「人」にならなきゃいけない! 人、人ってなんだ!!

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 大事なのは心持ちさ!(どろろ)

どちらに振り切れても…、人じゃなくなっちまうのさ
 作中、幾度も言われるとおり、人は「鬼」になっちゃあいけない!
 それは鬼神、というより「無情じゃいけない」
 心の持ち方か

 強くなっても思いやりを忘れちゃいけない。

 逆に「仏」、争わない、思いやりに偏ってもいけない
 人は仏様でもないから

 人は他人に優しくしようとしても、力も心も限度があるから

 ちょうどいい塩梅、百鬼丸が目指す「人」は難しい

 特に作中は応仁の乱から数十年、戦国への移行期ですものね

公式ツイッターより






















































2019年6月17日 どろろ 第23話「鬼神の巻」

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 メイン脚本家・小林女史回。MAPPA社側が制作

スタッフ
 脚本:小林靖子
 絵コンテ:小林寛
 演出:徳土大介
 作画監督:小沼由莉香、木村友紀、小見山和也、山田裕子、柳瀬譲二、加藤雅之、冨永拓生、細田沙織、若月愛子、安田祥子、安彦英二
 総作画監督:岩瀧智、岡真理子
 アニメ制作:MAPPA手塚プロダクション
 原作:手塚治虫(1967年 - 1969年)
 制作協力:

あらすじ
 百鬼丸は、鬼神の力を宿した多宝丸、陸奥、兵庫と対峙する。駆けつけたどろろ、縫の方、琵琶丸は、醍醐の国の行く末を巡る、凄まじい戦いを目のあたりにするのであった。

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次回、遂に原画さえ公開せず! どんな最終回となるやら

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■次回あらすじ
 炎に包まれる醍醐の城。運命に翻弄される血を分けた兄弟。どろろ、寿海、縫の方はそれぞれの想いを胸に抱え城へ向かう。産声さえあげられなかったその命が辿り着く先は、果たして―。


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 下の2枚はもちろんオープニングより。目指すべきは二人で過ごす事

どろろと百鬼丸
 最終回にして、タイトルを法則から外してくるのがニクいね!
 農民達が、自ら立ち上がることを考えた今
 あの「元手」が生きる

 第1話から舞台は加賀、守護職・富樫政親様の配下、石川

 加賀なら、一向一揆で百年に渡って侍の支配から外れた国
 織田信長に本願寺が敗れるまで。

 次回一旦、「鬼神」となってしまうのでしょうか…?

 次回、どろろ 第24話「どろろと百鬼丸【最終回】」

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どろろ 感想 2019年1月 公式ツイッター

 どろろ 第1話「醍醐の巻」
 どろろ 第2話「万代の巻」
 どろろ 第3話「寿海の巻」
 どろろ 第4話「妖刀の巻」
 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」
 どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」 OPテーマ「火炎」歌詞
 どろろ 第7話「絡新婦の巻」
 どろろ 第8話「さるの巻」 EDテーマ「さよならごっこ」
 どろろ 第9話「無残帳の巻」
 どろろ 第10話「多宝丸の巻」
 どろろ 第11話「ばんもんの巻・上」
 どろろ 第12話「ばんもんの巻・下」、前期OP「火炎」、前期ED「さよならごっこ」
 どろろ 第13話「白面不動の巻」
 どろろ 第14話「鯖目の巻」
 どろろ 第15話「地獄変の巻」
 どろろ 第16話「しらぬいの巻」
 どろろ 第17話「問答の巻」
 どろろ 第18話「無常岬の巻」
 どろろ 第19話「天邪鬼の巻」
 どろろ 第20話「鵺の巻」
 どろろ 第21話「逆流(ぎゃくる)の巻」
 どろろ 第22話「縫の巻」
 どろろ 第23話「鬼神の巻」
 どろろ 第24話「どろろと百鬼丸【最終回】」

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