公式サイト 機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻 感想 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレ 原作:富野由悠季 再読 これまでの感想はこちら 前巻はこちら
“死の旋風隊”出撃! イオ決戦の深い傷跡は、海賊軍へ苦難を招く

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もうクロスボーン・ガンダムでは勝てない!? いきなり両腕を落とされるX-1
 木星圏で戦力を出し切り、“勝てない”と思った海賊軍に反乱が勃発
 勝とう、と足掻くキンケドゥと好対ですが
 海賊軍ガッタガタに!

 単独で上回れないならチームで倒す! 敵の発想が主人公的ね!?

地球へ
 総統自身含め、“替えが利く”。部品扱いする木星圏らしい発想なのかも
 しかし、クロスボーンへ「戦闘」勝利を掴みかけた敵に
 より大きな勝利を狙う逆転が鮮やか

 ザビーネも反乱! “貴族主義”の危うさも再確認できますね
 
機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻 感想

 第9話「共に滅び去らんとする者」
 第10話「反乱」
 第11話「死の旋風」
 第12話「3対1の激戦」

メカニック解説
 EMS-VSX1 クァバーゼ
 EMS-VSX2 アビジョ
 EMS-VSX3 トトゥガ
 U.C.0169 これまでの感想
 U.C.0133 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 感想
 U.C.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想
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木星幹部カラスを怯ませたペンダント、ベルナデットの正体が明らかに

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 総統の娘! 1巻は地球人の服装ゆえ、木星民も気付かなかったらしい(?)

あらすじ
 U.C.0133年。クロスボーン・バンガードは、木星帝国本拠地を攻め落としたが
 木星総統ドゥガチは、“バイオ脳に複製された9体”が別途存在し
 内、1体を倒したに過ぎないと判明する

 地球侵攻に飛び立った総統を追い、飛び立つマザー・バンガード

 しかし、敗戦ムードがザビーネらの反乱を招き
 彼らは木星軍を招きいれる

 X-1のキンケドゥは、木星デス・ゲイルズ隊にMS戦で大苦戦

 からくも退けたが、カラスにトビアが襲われてしまった

第9話。防衛網突破! 帝国総統を追い詰めたマザー・バンガード

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 ニタニタ笑う総統へ、「貴様を撃つ事だけには戸惑いはない!」

第9話「共に滅び去らんとする者」
 総統、とっくに居なかったと判明! 影武者の一体だったのだと
 ただ単なる機械でなく、人格を移したバイオユニット
 総統当人と、同じ思考をする代理機械!
 捨て駒でなく貴重な一品

 トビア達は総統を倒した! だが、全10人いる“ドゥガチ”の1人に過ぎない

 前巻の通り、「国民など取替えが利く」という木星圏ですが
 総統さえ「替えが利く」のね

 もちろん自己保存でもあり。木星の歪み

 CVパイロット紅一点、ヨナさんがケンカ番長という話も

五分後、基地は自爆する! キンケドゥは阻止に向かったものの…

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)キンケドゥ・ナウ
 きさまら! きさまらぁっ!
 ばかやろおおっ!!

 自分の命すら大事だと思えないから人の命を奪うっ!

 なぜ部下の命をすらたやすく切り捨てる男が
 人類すべてのことを考えられると思う!

 死を強いる指導者のどこに真実があるっ!

 ねごとを言うなーっ!


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 ジークドゥガチ! 我が命は木星の捨石の一つに過ぎず…(木星兵)

命の重さ
 木星とキンケドゥ、いや本作一貫しての叫びがきっとここにあった!
 イオ基地は、数千人からなる木星民がいたものの
 総統は海賊軍殲滅の捨て石へ!
 自爆決定!

 しかし一部兵士は、人類のより良き未来へ捨て石になろうとします

 前巻、木星は「人類が宇宙に広がった」のがそもそも間違いで
 人類の為の地球奪還と謳います

 でもだからと、自分を安く思う事も、争いを広げる原因になってしまう

 欠乏しても、それでも「命を大事に」と思って欲しいのね

場に唯一、停止パスコードを知っている「総統の身内」がいた

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 木星少女ベルナデットは、総帥その人の実子!

テテニス・ドゥガチ
 母の故郷・地球を目指したのは、もちろん地球を見たい想いが第一
 また、父が「地球人は悪い奴ばかり」と教育したこと
 地球侵攻の正しさを確かめたかったと

 でも手段が密航しかなく、故に海賊に捕まって“地球人”を知った

 父の嘘を知り、トビア達の力になろうとして居残ってくれ
 基地の自爆を止めてくれた

 富野監督、王女様がお好きよね!

 とまれ残り8体+本物のドゥガチは、地球侵攻へ発艦してしまいます

第10話。深く傷付いたクロスボーン・バンガードへ、木星も新たな一手

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 木星秘蔵のニュータイプ・ギリ、初登場。前巻のバーンズが指揮下へ

第10話「反乱」
 前巻、特攻同然の作戦をした海賊軍、全てを出し切ってしまいました
 木星との死闘に 全てを出し尽くした海賊は続く3回戦
 某学院にウソのようにボロ負けした…

 もとい“テテニス・ドゥガチ”の呼びかけで、木星人が艦を修理し再起

 初登場時、木星人に密航者として追われてましたが
 実は国内では人望が篤かった

 自称・留学生、地球式の服装だったんですからそんなものか

 木星人って、多くは節約ピッチリスーツですものね

信じて貰えないかもしれない、テテニスは懸命に「地球に行きたい」と訴えますが…

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 あっさり受け入れたベラ様、1巻に続く大胆なサービスカットを披露

以下ブレンパワード禁止
 初代ガンダムのシャワーといい、富野監督は全裸がお好き!(風評被害)
 いや、実際あれこれアレな発言をしてる監督はともかく
 ベラ様は! 親近感があったのね

 曰く元お姫様として、他人事な気がしない!

 ああ見えて…、ああ見えて! 総統は「父」としては優しかったらしく
 ベルナデットは説得したいと行動

 身内への顔と、外向きの顔ってびっくりするほど違いますものね

 ベルは木星の為に行動した、なら小さな胸を張りなさい

 傍目には裏切りでも、根底の想いが大事!

追いつけるの? 他では無理、でも本艦なら可能です!

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 追いつける。そう、iPhoneならね。…もとい“光の帆”があれば!

光の帆
 この帆は、ミノフスキー・ドライブと呼ばれる最先端技術
 20年後、Vガンダム後期主役機が搭載する翼の
 ご先祖様にあたる技術

 まだ艦船クラスにしか搭載できない、最先端技術ッ!

 触れなば落ちん、でっかいサーベルでもある為
 トビアが注意される場面も

 ただ疲弊した戦力で追いついても、撃ち落されるのが関の山

 どうやって勝つの? 今でしょ!

 ここが今巻の焦点なのね

“勝てない”。敗戦ムードにつけこみ、ザビーネ・シャルが蜂起ッ!

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 既に打診済み、窓の外に木星艦・ジビアが!

貴族と木星
 第1巻の通り、ベラ様は! 貴族主義者残党を集めて蜂起しました
 彼女だけが、この方法だけが戦力を集められる
 木星圏に対抗できたから

 しかし艦内は、“貴族主義なんて看板だけ”と不満が燻ぶって

 今回、負け犬ムードが不満に引火させたのね
 そりゃもうドッカンとよう!

 また木星は上下関係が極端にハッキリし、中世的な社会

 連邦の絶対民主主義と違う、ザビーネが目指す形の「貴族社会」に近いのね

第11話。劣勢、“もうだめだ”と思い込んだ時こそ内紛は起こる

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 トビア、ベルが正体を明かした時、「海賊から救う」べく仕掛けを作ってた!

第11話「死の旋風」
 アムロ以下、メカに強いガンダム主人公の鑑! トビアが暴れ状況一変
 何より、合理主義者なザビーネだから読みきれなかったか
 ふふ、感情を処理できない人間はゴミだからね
 読み切れないね

 彼が裏切ったのも、“有能な敵戦力”は敵も欲しがると判断して

 有能なら、合理的に考え味方にするだろう
 という合理的判断

 ベラ様の事も、客観的に「貴族的だ」と解釈して従ってた

 この見立て自体は、確かにその通り。せやなー。

木星艦“ジビア”特攻!? 戦艦とは違うのだよ、戦艦とは!

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 騒動で右手に傷を負い、満足に戦えなかったザビーネは先に投降

モビルシップ・ジビア
 この艦ね、戦えるの! 格闘戦が出来る“機動戦艦”ジビアだったと
 艦首クローが展開、取り付いてしまえば
 敵も砲撃できません

 後は敵艦に穴を開け、特殊部隊を送り込み放題!

 本来は、捕まえた時点で毒ガスを送り込み
 殲滅する戦法なようです

 まあいやらしい!

 巨大モビルアーマーと違うのは、あくまで「艦」である事ね!

ギリ少佐『お前達は 今までの戦いで手の内を見せすぎた!』

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 もう お前らの機体じゃ 僕らには勝てないよ!(ギリ)

“死の旋風<デス・ゲイルズ>隊”
 いきなりX-1がダルマに…! ここまでの戦い、海賊主力はガンダム
 何せ、他のMSは10年前のポンコツだらけだったので
 畢竟ガンダム主体でした

 故に戦術を研究され、“対クロスボーン・ガンダム”だけに新型が開発

 ゼイタクな発想ですが、ガンダムがない海賊だなんて無力
 クリープを入れないコーヒーのようなもの

 ともれガンダム撃破=海賊撃破で、費用対効果が釣りあうのね

 しかも今回、「ガンダムそのもの」まで投降しちゃった! 

第12話、油断もない。全身武器庫のガンダムに油断するな、と隊を引き締める

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 ギリ少佐の厳命、デス・ゲイルズ隊はフォーメーションを崩さない!

第12話「3対1の激戦」
 大切! 例えば、トビアにとってのベルナデットと同じくらい大切なのじゃ!
 木星軍は、現技術で単騎性能で上回るのは無理と考え
 特化した3機に分担した

 超・高機動の遊撃で牽制、“盾”が防ぎ、指揮官機が攻撃する

 特に指揮官機は、ガンダムより一回り間合いが広いチェーンソー
 これが「対ビームマント」を裂いてしまう

 ビーム着弾を蒸発して防ぐマントに、“長時間居座る”武器で対策

 先端部が回転、連続して“蒸発させ続ける”のね

“戦っても勝ち目は薄い”と判断、キンケドゥはトビアの力を借りる

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 隙を突き、「盾」トトゥガを、「帆」へ叩きつけたクロスボーン・ガンダム!

押す(物理)
 勝てないと判断したキンケドゥは、“連携前提のMS”だと読んで対応
 遊撃機の火力なら、「一撃で撃墜される事はない」とし
 敢えて攻撃を受け止めます

 予想外に仰天したギリへは牽制に留め、「盾」を直接攻撃!

 戦えば、「盾には近付いても無駄」とガンダムも分かる
 盾にガンダムから近づくはずがない

 そう思った敵の虚を突き、近付き“スラスターで押す”ガンダム!

 背中の大推力推進器、これが残った最大の武器だった!

トビアは艦の推進器を全開、“帆”をガンダムでへし折ってしまった!?

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 しかしトビアは、コクピットに手榴弾を受けて…!? 次巻へ続く!

切腹アタック
 狙いは敵艦、ビーム・サーベルでもある「光の帆」を叩きつける事!
 前巻、特攻でいっぺん折れていた帆は容易く折れ
 被弾したジビアは母艦帰還へ

 何せ地球~木星は、専用艦でも三ヶ月。そんな航行力あるわきゃない!

 キンケドゥは、個人で勝てなくても「戦闘」になら勝てると踏んだと
 マシン以上に みごとな腕のパイロットだ!

 しかし怪しいカラス先生の直接襲撃により、ベルナデットが攫われて…

 MSに捕まってもへっちゃら! 先生すげえ!

メカニック解説・第3回。“死の旋風<デス・ゲイルズ>”隊

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 画像はDUST 4巻収録のモノで、多少追記されてる

EMS-VSX1 クァバーゼ
 型番は「エンパイアMS バーサスエックス」と読み、完全な対抗機種
 もっとも、開発中の次期主力気を流用したというあたり
 経済的な木星MSらしい

 個人的にいえば、三機中いちばんかっこいいモビルスーツ!

 ビギナ・ギナIIのキット化にあたり
 本機、というかスネーク・ハンドのキット化も待たれますねッ!

 射程が長いなら懐へ! と思いきや、あっさり逃げてしまうのが“怖い”!

 接近し切り裂き、逃げる。それだけに徹するのが厄介

EMS-VSX2 アビジョ。新顔のローズマリー女史が搭乗

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 小型機は15m級なので、小型機の更に2/3しかない!

EMS-VSX2 アビジョ
 海賊の前主力機、オンボロのゾンド・ゲーと同等サイズながら“次期主力”
 後に「アラナ」として完成、若干数が地球圏で活動しており
 鋼鉄の七人編、正規軍も量産化

 敢えて実体武器、ニードルガンで「機動力を奪う」ことに特化

 具体的にどう奪うかは不明
 劇中、被弾を恐れたウモン爺さんが逃げ回ってたのが答えか

 一度に10発程度が発射、MS装甲も貫通する威力

 標準的ビームより、こっちが「怖い」か

EMS-VSX3 トトゥガ。前巻のバーンズ・ガーンズバック大尉が搭乗

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 愛機と一転し、顔に見合ったヘビー級のモビルスーツとなった

EMS-VSX3 トトゥガ
 前巻で“失態”を犯したバーンズですが、木星圏にも例外があります
 カラス先生は、彼は有能だと判断して引き抜き
 特務部隊に配備しました

 カラスの“生徒”ギリ少佐、それにベテランでやや変態のローズマリー

 彼らは、あまりに変則的な三体を乗りこなし
 クロスボーンを追い詰めました

 トビアが乱入するも、トトゥガはペズ・パタラの対艦ビーム斧さえ易々防御!

 またトトゥガだけは、シリーズ通して量産タイプが出て来ない(はず)。

収録

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 新装版の総扉イラストは、今巻ラストで退役したペズ・パタラであった

 角川コミックス・エース『機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻』
 長谷川裕一、月刊少年エース連載、KADOKAWA発行
 1996年3月(前巻1995年8月)

機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻 感想
 第9話「共に滅び去らんとする者」
 第10話「反乱」
 第11話「死の旋風」
 第12話「3対1の激戦」

メカニック解説
 EMS-VSX1 クァバーゼ
 EMS-VSX2 アビジョ
 EMS-VSX3 トトゥガ
 U.C.0169 これまでの感想
 U.C.0133 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 感想
 U.C.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想
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U.C.0133.機動戦士クロスボーン・ガンダム 感想

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 機動戦士Vガンダム外伝“逆襲のギガンティス”
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 機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻“クロスボーンでは勝てない”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート

UC.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想

 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 4巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 5巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 6巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 7巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 8巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 9巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 10巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 11巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 12巻(完結)
 常に「完結」してきた過去3作に対し、ゴーストはハッキリ“続編ありき”で終了。

UC.0169 機動戦士クロスボーン・ガンダム ダスト DUST 感想

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 機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST 4巻 特装版“クロスボーンX…”カグヤの事情
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