試し読み ゆりひつ 聖女の揺籃、毒女の柩 2巻 感想
 夏海ケイ レビュー 考察 画像 ネタバレ
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脱走失敗の末路、シスターにとって“喜ばしい者”
ハンサムな彼女と姉妹の悲劇…!

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裏切るも、ケインは身体で島の現実を教えてくれた
 彼も、ククリも、望むように生きたい子供達
 大人に阻まれる子供の物語なのか
 シスター絶頂の2巻!

 嫌がりながら、“がんばる子”がシスター好みか!

破瓜ったな!
 唯々諾々と従うのでなく、苦悩の末こそ美しい!
 正直、そのシスターの悦楽もちょっと解る…
 子供の気持ちも大人の気持ちも
 二重に美味しい!

 脱げと言われ、脱ぐミトも美しい

「ダサい」が口癖、ククリさんかっこいい!

聖女の揺籃、毒女の柩 2巻 感想


・第5話「脱走の代償1」
   …脱走に、ジューゴ以上に怯えたのは
・第6話「脱走の代償2」
   …剪定、ケインの願い。助言
・第7話「脱走の代償3」
   …ニコが狙った側、弟シロに迫られる選択
・第8話「脱走の代償4」
   …ジューゴ、凶行。“島の名”の由来
・第9話「ククリ」
   …少女、ククリが着ていた“きぐるみ”
・第10話「蕾の見る夢」
   …脱いで。
・ゆりひつコラージュ劇場
   …ケイン…! ケイーン!!
・うみねこのなく頃に散 感想

・これまでの感想

あらすじ
敵は大人。子供は大人の為に生きてるんじゃない

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 子供の為だ、と弄ぶシスターは極致なのか

あらすじ
 脱走は失敗し、ケインは“剪定会”にて処刑された
 シロは、際し「がんばる」姿が評価
 席次4位に急伸する

 ジューゴはククリを監視につけられるが意気投合

 二人は、密告魔ユージンを篭絡し
 彼が集めた情報を得る

 ククリ曰く、自身の双子ミトこそ要注意

 そのミトは、シスターに信頼の証を迫られて…?

第5話
脱走失敗。だが皆こそ、ジューゴ以上に…?!

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 怖い怖い開幕から怖い!

第5話「脱走の代償1」
 脱走失敗、やはり共犯者ケインに売られた
 しかし、彼が通報すれば一網打尽なので
 ジューゴ、憎悪には至らない!
 頭も心もええ子や…

 脱走に怯えたのは、子供らの方!

 さっきまで、バーカバーカと笑ってた連中が
 瞬間冷凍で怯え出すッ!

 これはこれでざまぁin2019

 ただそれは、もちろん「連帯責任」だから

連帯責任!
自分も酷い目に遭うことが、“絆”を強くする

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 ここでさえ過ごせないなら、社会でもダメ!

最悪の最善
 ある意味一理あるも、発想がブラック企業なのね
 また、誰か脱走すれば連帯責任となる為
 相互監視がより徹底

 囚人自身に監視させる、最善の手法

 実に、恐怖社会しててディストピアです
 デスが幾つあっても足りん!

 そして「囚人側から罰を受けると言わせる」

 まさに…、花マルですね……。

 一文字増やすとハナマルキですね…

連帯責任「人なつこいヘビの刑」
英国王も好んだという、伝統と悪徳の連帯刑罰

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 そしてマヌケは…、見つかったようだぜ……

蛇が締め上げるように
 本作はあくまで“現代”、船に連絡すれば一発…
 とまれ、罰とは「濡れた紐で縛る」事
 水分がある内は緩い

 が、乾くと縮んで締め上げる…!

 シンプルだけどクソ痛い理屈!
 また自ら申し出て、執行したニコはすぐ切断

 痕が残りませんし、皆は気付いてる…?

 ニコ、取り入って上手くやるタイプなのね

第6話
ケイン、本当の動機、彼から真に迫った忠告

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 前巻、いかにも薬物っぽかった飴

第6話「脱走の代償2」
 彼は妹を異性として愛し、その為に引き離され
 だから、“更生した”と示したくて
 真面目にやってきた

 真面目、“ご褒美の飴”もたくさん…?

 彼の体調不良は、妙に急進行してるのは
 飴玉による毒もあるのか?

 そもここから、一人でも出たら困る…?

 最初から、一人も出られない?!

センテイカイを行います
剪定、不要な枝を落とす。意味するところは一つ

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 ニコは本当、賢いなあと思った…

センテイカイ
 剪定とは子供らの手で違反者を殺すという
 とかく、何でも「自分達でさせる」
 牢獄の最善って奴ね…

 際しニコ、投票でなく農具で刺せと提案

 本当は、事前投票するはずでした
 選ばれた側を皆で!

 が、ニコの提案なら二人とも殺せる

 多分、皆が誰に投票するかと見越してか

第7話
出来ない弟シロだったが、シスターは賛美する

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 脅しても同調しない、だからこそ価値がある

第7話「脱走の代償3」
 ニコが刺したのはジューゴ。彼が邪魔と察してか
 ニコは、ジューゴをより確実に殺す為に
 提案したよう思えます

 以降、次々とケインへ断罪

 際し、飴で釣っている描写もあり
 改めて中毒性の高さが…

 これだけ脅した末、シロを賛美するのも意外

 ってか、気に入られとる!?

優しい子ほど嬉しい!
何故なら、優しいほど「ストレス」になるから

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 達したァ! 嫌悪とセクシーの乱舞である

シスターの悦楽
 子供を植物に喩えるシスター、だからこそ
 ストレスが、美味しくするケースもある
 優しいからストレス
 
 優しい子が、耐える罪を犯すのが悦楽!

 躊躇いなく、ブスブス刺しちゃダメなんですよ
 それじゃつまらない

 葛藤し! 心で抗い、苦悩の末に犯す罪!!

 なるほどECSTASYじゃねーの

 その苦悩が、やがて“シロを美味しくする”…?

その一発に、シロが想った事は

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 一方シスターはぐしょ濡れであった

シロの変容
 シロはあくまで、兄を助ける手段としてやった
 だって、シスターに抗う手段はない
 と「結論」した

 彼の心は抗い続け、耐えた…?

 ダメだ、殺さなきゃダメだ!じゃなく
 ただ「自分を責める」

 割り切れないまま苦しみ続けるのね

 割りきれず彼の心に亀裂が

 意外だけど、それこそシスター大好物だわ…

第8話
袋から解放され、ジューゴが最初にとった行動は

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 首狙い! 確実に殺れてた?!

第8話「脱走の代償4」
 が、いかにも面従腹背なミトが庇い九死に一生
 面従腹背でなく、シスターに従っている?
 或いは、殺せなかったら危ないから?
 ジューゴを生かす為?

 シスターが死ぬとヤバい為?

 単なる脱走や、シスター殺しでは
 事態は解決しないのか?

 とまれ冒頭、皿やらジューサーを洗う一同

「日常が戻った」のかと思いきや

ジューゴ、遺体を肥料として撒けと命じられる
監視役に、女子“ククリ”が就いた

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 ジューゴ、人の形を掘って弔った…

常世島
 冒頭のジューサーとかで、遺体を粉々にしてた
 念入りに、子供らの手で粉々にしてた 
 やり口がひでえ

 また常世島は、元々“子流し”の島

 元々、海流でモノが漂着しやすく
 逆に脱出が困難

 養えない子を流す、口減らしの

 でも彼らは、常世で平和に暮らしてると口実

 また陰鬱でありそうな話が…

大人の都合の良い解釈
ジューゴが絞りだした言葉は、次の“仲間”を得る

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 親、大人を喜ばせる為に生きてるんじゃない

根本的
 非常に根本的な、確かにそうだと思える言葉
 作中では、非日常が舞台となってるも
 普遍的に感じます

 子供の為だという誤魔化し

 それは、自覚的であれ無自覚であれ
 広くある事だと思うから

 敵は大人そのものとも言えるか

 ケインを“死なせた”のも自分のせいと苦悩

 悪く言えば、ジューゴが目立ち過ぎた為に、ケインはあんな事をしたんですものね…

第9話
後日、ジューゴはククリと深い仲となっていた

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 このゲスい勝利顔…! いや、期待か?

第9話「ククリ」
 いきなりセックス寸前となっていたジューゴ達!?
 否、チクリ魔ユージンを抱き込む為
 芝居を打ったと

 大成功し、彼の弱みを握る事へ

 他方、読者目線では「屈してない」シロは
 以降は完全に従順に

 シロは気に入られ、ケインの4位にスライド

 皆のケイン殺しは、“彼が死ねば席順が上がる”狙いもあったのか…。こわい。

敵か味方か?
転機は風呂掃除、監視役ククリがズブ濡れに

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 ジューゴの服を借りようとすると過呼吸に…?!

括られてきた少女
 意外な転機は、ククリが“男装”に憧れていた
 ケインもですが、皆「好きに生きたい」けど
 親に邪魔されてるのね
 ククリは「服」

 女らしくしろ、と厳しく育てられた

 展開は極端も、悩みは普遍的
 女の子らしさが嫌い!

 だからと反抗し続けたら、園送りにされた

 両親が、警官と裁判官で「悪に容赦がない」とは皮肉ですね…

ククリは「きぐるみ」を着た
相手の理想を演じ、大人になるまで我慢するのだ

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 その結果がこのザマだ!

ダッサ!
 何が辛いって、身体が逆らえないという
 極端な話、レイプに遭ったのと一緒で
 身体が恐怖を覚えてる

 拒否反応を起こすようになっていた

 男の服=両親やシスターに酷い目に遭う
 と、条件反射がすりこまれてる

 こんなに悔しい話はない!

 身体が自分の意思より、恐怖に従ってしまうのですから

いつかを願い、嫌な事から逃げ回ってきた
挙句は身体に染み付いていた

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 対しジューゴは、“お前は勝ってるぞ!”と

ククリ、共同戦線
 己が恥ずかしくなった時、なんて頼もしい言葉!
 ククリは恥じた、でも「屈しなかった」。
 ジューゴはその一点を尊敬

 仮に自分なら耐えられないから

 ククリにしても、独りじゃ凹む一方が
 新しい解釈を貰った

「他人」って、だからありがたい

 素になったククリ、口癖は「ダッサ!」

 やだこのコ男前!?

面従腹背、ギリギリを攻めるプロ!
ククリは彼に「慎重策」を教えてくれた

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 そんで脱いだというワケよ!

エロ猿一本釣り
 作中、ジューゴみたいのがいないのは殺された為
 逃げる、味方、情報の三本柱こそが
 毒親対策だとレクチャー

 で、味方を得るにも“情報”よね

 また、仮に良い奴でも信用できないのは
 ケインが残してくれた遺産

 ともあれ“チクリ魔を沈黙させる”効果は絶大!

 情報を得られるし、“監視”が弱まるのか

余裕ぶっていたジューゴだが、ファースト・キス
でもキスするなら、好意はあるのか…?

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 やだククリさん、ひたすらかっこいい

偽ってきた人生の先
 恥じてきた自分、過去を肯定してくれたジューゴ
 内心、彼を生かそうと決意しつつ
 表面でイジる高等技

 乙女なジューゴ、男前なククリ!

 正直、中性的な印象だったんですが
 それが正しかったのね

 女らしさが苦手なハンサム

 無理し、女らしく振舞ってたので「中性的」だったのか

第10話
手出しは危険、“3人のシスター信奉者”とは

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 意外やミトも、しかもククリの姉妹!?

第10話「蕾の見る夢」
 確かに、言われてみたらキャラデザ反転なのね
 ニコは、過去の犠牲者写真を記録し
 プールのように楽しむ変態

 快楽殺人者なのか?

 また、実はナンバー1らしい“イチカ”
 寡黙すぎて不明

 年齢も最年長らしく、ニコ=2といい意味深

 寡黙=実は善人は王道も…?

ククリ曰く
姉妹であるミトは「優秀でないと気が済まない」

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 ただ、ミトは薬も避けているようです

動機「優秀」 
 ククリは言及しない為、薬の情報はミトが先行
 読者的に、面従腹背かと思いきや
 ククリは強く否定

 ミト、“シスターのようになりたい”

 その為、同じ事を願ったシロを睨みつけ
 敵視してるらしいも…?

 ククリの誤解か、それとも“悪人”なのか?

 ミト、一番ヒロインっぽいものの…?

新入りシロ優遇に、不満を口に出してしまうミト
結果「信頼の証」を迫られる事に

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 ライブドアブログ仕様上、乳首は消しています

信頼の証
 墓穴を掘ったミト、信頼=全裸になれと迫られた
 次巻、ミトは「同じ夢を持つ」と賞賛され
 曰く「喪失」へ

 破瓜ったのか…?

 冒頭、ハードな展開が続きましたが
 どんどん脱いだ果てに…!?

 ミト、“シスターの夢を継ぐ”と言ったのか?

 秘密を探り出す為か、本心か…?

収録

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 あるあるにして洒落にならないうっかりッ!

 スクウェア・エニックスコミックス「聖女の揺籃、毒女の柩 2巻」。夏海ケイ
 ガンガンJOKER連載、スクウェア・エニックス発行。
 2019年11月発売(前巻4月)

聖女の揺籃、毒女の柩 2巻 感想
 第5話「脱走の代償1」
 第6話「脱走の代償2」
 第7話「脱走の代償3」
 第8話「脱走の代償4」
 第9話「ククリ」
 第10話「蕾の見る夢」
 ゆりひつコラージュ劇場
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