公式サイト どろろ 第15話 感想 地獄変の巻 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 4時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
鬼神を斬り醍醐領を滅ぼすか? 小さな里に過酷なテストケース

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幸せそうだった里。鯖目にとっての“全世界”が、呆気なく瓦解するのが切ない
 罪悪感を感じるのも普通、でも「オレには関係ない」と言いきるのも当然
 百鬼丸とどろろ、二人の関係までも呆気なく瓦解
 人生、一寸先は闇ね!

 全てが“呆気ない”。どろろは“優しい”。だから、こうなってしまうのか

試練到来のお知らせ
 どろろは、仏師にも子供らにも優しかった、村人に同情して当たり前ですものね
 一方、食糧がなくなったと知るや奪い合い「鯖目」と呼び捨て
 冒頭、協力し合い前向きだったのも「明日」があるから
 食糧がなくなれば呆気ない…

 兄貴、左足が完全にブッ壊れたとか大変じゃないですか?!

どろろ 15話 感想

 どろろ 第15話「地獄変の巻」
 冒頭「どろろは鯖目を心配する」    
 Aパート「どろろの歌」
 鯖目が愛する景色
 鯖目の小さな、大切な世界   
 Bパート「連鎖した不幸」
 妖怪小僧「たち」
 呆気ない終わり
 百鬼丸vsマイマイオンバ
 迷わないこと、優しいこと     
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 次回予告(公式予告によるネタバレあり)。
 これまでの感想

平和が失われていく時代、本作は“戦国時代”への端境期らしい

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 第1話=16年前、醍醐は富樫政親(1488年没)に仕えた

戦国への“移行期”
 鯖目が自己で防衛出来れば良かった。それは確かなんですが
 戦国時代の原因・“応仁の乱”が、ほんの20年程度前
 鬼神が16年前なら、戦乱が広がって数年
 激動の時代だったんだと思います
 
 急激な戦火の広がりで、必死だったんだって時代背景から感じるのです

 平和から、急な戦争の広がりなんて対応できないのが普通で
 鯖目たちも「弱者」だったんだと

 鯖目は、弱者や旅人に酷い事をした。すっげえやらかした!

 でも時代は考慮したいって思うのです。私は!

 なお織田信長の時代は、だいたい約90年後となります

久々に戻った部位は「背骨」。この恩恵、どう出るのか?

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 寿海パパ、背骨まで埋め込んでてくれたのか…。

あらすじ
 鯖目は、鬼神と結託した経緯、受け継いだ里を大切にしてる事を語った
 対し百鬼丸は、ただ“取り返す”だけだと頑なに返し
 マイマイオンバ達を殲滅する

 戦いに巻き込まれた村は滅び、鯖目も死亡。“背骨”を取り戻した

 どろろも、鯖目や村人の悪行が“妖怪小僧”を生んだと知ったが
 滅びた村に同情してしまう

 どろろはかたくなな百鬼丸と距離を取るが、結果イタチに捕まってしまった

 次回、どろろ 第16話「しらぬいの巻」

どろろ『悪ィな~♪ 朝飯までご馳走になっちまって♪』

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 前回、どろろは親の願い・“農民の戦い”を継ぐ事を思い出した
 元手、財宝への地図が背中と記憶に半々あると知るが
 どうすれば良いのか困惑する

 琵琶丸は金があるなら、別の生き方をしたっていいと百鬼丸に促した

 そんな中、二人は鬼神・マイマイオンバに襲われ…?

どろろ『お…、おかげさまでっ! 朝までぐぅっっっすり眠れたぜ♪』

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 他がどうだか知らぬが、ここは静かなことだけが取り柄の山里…(鯖目)
 
困っていない
 どろろ達は、鬼神に襲われた件をひとまず隠してみたところ
 領主・鯖目は「しばらく泊まっていけ」と返します
 曰く

 豊かとも言えぬが、決して困ってもおらぬ

 当時、それが言える豊かな地は少なかった
 改めて特殊な地です

 どろろと母の道中、どこも貧しかったのを思い出しますね

 腹いっぱい食え、“侵略を受けてない”特殊な地

どろろ『どうしたら居座れるか? って考えてたのによォ~』

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 鬼神は…、逃さない(百鬼丸)

注意事項
 鯖目は間違いなく鬼神とグル、どろろは“追い出されるかも”と警戒し
 泊まっていけ、と言われて意外そうでした
 百鬼丸は彼を見張ります
 で 

 見た目は不気味だけど、人は見た目によらねーって言うしな♪

 どろろは、百鬼丸が“操られてるだけの鯖目”を傷つけないか
 と、そっちを心配してたようです

 白面事件の仏師といい、どろろの優しさが際立つ回

 バブみを感じますね
  
どろろ『ホゲホゲポンだ♪』

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 すまねえなあ、皆忙しいってのによォ~(農民)

どろろの歌
 どろろは“普通の村だ”と感想を述べますが、後から思うと重い
 村人達、忙しいってのに互いに助け合っており
 仕事に精を出してました

 疲れただろう、お茶しよう。と差し入れする場面

 思えば全て“前振り”
 この状況なら、領主に余裕があるのも納得です

 村人皆が、“一生懸命に仕事してる”。そりゃ豊かになるわ!

 作画がちょっぴり怪しいわ!

村人『ばっちゃ、知らない子だよ?』

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 鯖目様はなぁ、いつでもこの里の事を一番に考えてくださるんじゃ…

おっさん
 お団子を渡すシーン、手の作画にこだわりが。とまれ村人は鯖目を尊敬
 醍醐領同様、どろろが不用意にオッサンと呼び
 怒られる場面も

 へー、偉いんだなあのオッサン/これ! オッサンとはなんじゃ!!

 見ず知らずにも、お団子を分けてくれる「余裕」。
 どろろの母なんか餓死したのに…

 豊かなことは心までも豊かにする。

 琵琶丸の言葉が染みますね

どろろ『村に来る途中に、焼けた寺を見たんだけど? 婆ちゃん知ってる?』

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 さあーて、お天道さまが高いうちに、もう一仕事やっちまわねえと(婆)

緊迫の一言
 しかし心も豊かな里でも、触れちゃいけない話題があった
 どろろは、不用意に「寺の話」で地雷を踏み
 村人をヒリつかせます

 この質問で、どろろは“敵”と認識されちまったでしょうか

 あとアップが多い!
 作画班が厳しい状況だったらしい

 実際、別の大手アニメ制作会社がブラックで訴えられたりしてますし…

 今週、ちょっと日本昔話っぽい

鯖目を監視し、彼の後を追う百鬼丸

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 私は、この場所が好きでな。里が見渡せる…、この場所がな?

鯖目の里
 道なき道。鯖目は一息つくなど、懸命な表情を見せつつ山奥へ
 追ってきた百鬼丸に「里」の全景を見せます
 小さく平和な世界

 上から見ると、里の四方に櫓が立てられているのも印象的

 警戒心の強さ
 過去、厳しい状況にあった裏付けか

 門で阻み、寄り添うように家々が建っているのも後々の前振りへ

どろろ『怪しい…、村の外れの林ン中に、こんな立派な蔵があるなんて』

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 なんだよ…、ただの米蔵じゃん

連鎖の形
 大量に備蓄された米に、前回の琵琶丸の言葉を思い出すどろろ
 この村は、「腹がいっぱいだから心が豊か」で
 故に働き者なのだ
 と

 しかしよく貯めこんだよなー、おいらの懐には大きすぎるや♪

 金目の物なら、かっぱらうつもりだったらしい
 元々どろぼうですしね!

 腹が一杯になれば働き、働けば豊かになる

 この連鎖、循環が大切なのね

どろろ『? これって…、秘密の扉かな?』

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 すまねえなあ、里を守る為なんだ(村人)

隠し部屋
 好奇心は猫をも殺す、そも“村はずれの立派な蔵”で怪しい!
 さては、お宝の隠し場所かと覗き込んだどろろ
 村人に叩き込まれてしまう

 てっきり閉じ込める為か、と思ったらそうじゃありませんでした

 どろろってば、飛んで火に入る夏の虫よ!
 飛んで火に入る夏の虫!

 あ、思えば「そう思い浮かべる」のも前振りなのかも

 飛んで火に入る夏の虫!

鯖目『ここは我が祖先が、代々守ってきた土地でな…』

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)鯖目
 ここは我が祖先が、代々守ってきた土地でな…
 ここで生まれ、ここで育ち
 領主になって今がある

 他の場所を…、私は知らぬ

 旅人のそなたには、及びもつかぬ事やもしれぬがな

 この里が、私の全てよ

 何があろうと、私はこの土地を守り抜く


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 討たせはせぬ…、あやつらもワシが守らねばならぬ「民」なのだ

受け継いだ使命
 とは鬼神のこと。鯖目は、自らの意思で鬼神を守ってるのだと
 小さな世界、この小さな世界が彼の全てだから 
 鬼神との契約も辞さなかった

 戦国の覇者になりたい、と大望を持った醍醐との違いか

 第1話、あれほど困窮してなお夢を捨てなかった
 醍醐もまた一風変わった男なのね

 鬼神の加護を得た後、内政再建に徹してるあたり現実的でもあるし

 彼は、“親の使命を継いだ子”なのね

どろろ『あいつらヤバいよ…、早く兄貴に知らせなきゃ!』

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 オイオイ…、これって………、あにきー?!


 ここからどうやって助かるの?! ってな状況!
 倉は、芋虫たちの住処だったんですね
 だから里外れにあった
 立派だった

 また米蔵を兼ねてるのは、“米が大切”なのも確かだからか

 いつもハラペコなどろろなら
 米の大切さは、むしろ誰より解りそうな気もしますが

 とまれ絶体絶命、琵琶丸でも捕まってなければ絶対絶命!

 いつものパターンなら、彼の出番でしょ!?

鯖目『このご時勢だ、我が里も地獄の中にあった…』

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 そんな地獄で、私は出会ったのだ…、あやつらに

負の連鎖
 当時は戦国の先駆け、“あたり前の日常”が崩壊し始めた時代
 戦争が起き、戦いから逃げた兵士が「野伏せり」となり
 戦いを知らぬ鯖目領を襲った

 当時は常備軍もない時代、民は蹂躙、“田畑の担い手”が減った

 農薬もなく獣も多い時代
 虫害や獣の襲撃から、田畑を守れなくなった

 すると食物が減り、残った村人で奪い合う事態となった

 外からの敵が、身内同士の争いへ発展してしまう

鯖目『まやかしでも構わぬと思うた…』

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 我が民がこの地獄から抜け出せるなら、私の心など売り渡しても良いと思うた

戻りたくない者の決断
 鬼神マイマイオンバと、その子供達は野伏せりと獣を駆逐
 鯖目は、彼女を妻として迎え
 里に平和が訪れた

 一つ聞きたい。そなたは何故、妖を斬るのだ?

 鯖目には“民の為”と動機がある
 時代が時代ゆえ、これからも野伏せりの攻撃は続くでしょう

 第2話の万代事件と違い、積極的に鬼神と共闘

 地獄だった過去に戻りたくないからか

どろろ『うわ…、やべえ……』

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 お前が何を守ろうと関係ない、俺は、鬼神を、斬る…(百鬼丸)

百鬼丸の答え
 倉の地下は広く、虫が掘り広げたか、自然の洞窟だったのか
 どろろは、糸に足をとられ“犠牲者”を目撃
 が、妖怪小僧に助けられる 

 斬って、とりもどす、ぜんぶ!

 他方、揺るがない百鬼丸
 他人が苦しいからと、自分の目や手を諦める義理はありません

 或いは前回、琵琶丸に問われ堪えてるのか

 鯖目様にしてもまさか鬼神に身体を奪われてる、なんて知る由もなく!

 共に生きるのに必死だから、互いに話が通じない!

妖怪小僧『どろろ やさしくしてくれた だから たすけてあげる』

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 子供達を逃がすな! お前達は、マイマイオンバ様の餌になるんだ!

妖怪小僧たち
 慈照尼が襲われたのは、育てていた孤児をエサとする為
 里が守られ、マイマイオンバの子は増えていくし
 餌となる“外敵”を倒した為か
 で

 どろろは優しいのね? ありがとう 

 妖怪小僧は、食われた子供の集合体
 だから一体だったのか

 意外にちゃんと意思疎通できる妖怪だった…

 彼女らは、“子が目覚める”と警告も
 
鯖目『……しょせん、流れ者には解るまい』

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 ようやくこの子らも目覚めた…(鯖目)

子供達
 今週の“作画”はここにあったッ! 脱皮するマイマイオンバ子
 芋虫がダメなら、子に殺してもらえばいいじゃない
 鯖目の罠だったのね

 対話はしたけど、逃がすつもりもさらさらなかったのか

 成虫!
 この調子で増えたらどうなっていたことか

 空飛ぶ妖、こればっかりは百鬼丸にも難敵です

 難敵だと思われましたが!

鯖目『貴様にはこの子らの餌になって貰おう!』

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 同じ…、お前も同じ!(百鬼丸)

殺り損ない
 民の為に殺人も辞さない鯖目は、父や弟・多宝丸と同じなんですね
 意外や“子供達”は呆気なく倒されます
 が、一匹が粘った!

 百鬼丸は深手を負いながらも子を殲滅、落下で昏倒へ

 鯖目のことは蹴り飛ばします
 人は出来るだけ殺さない、どろろの言いつけを守ってるのか

 しかし鯖目、生き残って良かったのか悪かったのか

 また、一匹だけ殺し損なったのが…

飛んで火に入る夏の虫、手負いの子は“見張り櫓”に激突。引火して大惨事へ

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 鯖目様…、里のたくわえが全部…、全部燃えちまった…!?(村人)

既知の恐怖
 見張り台に明かりは必須! 鱗粉にでも着火したのか大炎上!?
 また「高い櫓」は、密集した村に火を撒き散らし
 大火災に発展します
 結果…

 おい鯖目! どうにかしろー!!

 どろろは、倉にあった油を「使えなくしよう」とぶちまけてました
 結果、村にとって致命的に

 既に冬が近く、食糧が一気に燃えたらパニックになる! 

 食うものがない恐怖を、彼らはよく知っているのですから

どろろ『子供の妖が、そう言ってたけど…』

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 どろろは全ての事情、「湖にマイマイオンバがいる」とも話しますが
 際し、遂に百鬼丸の左義足が崩壊
 なんてこった!

 また村では、“鯖目の客が火をつけた”と噂が飛び交ったらしい

 犯人、いや「怒りのぶつけどころ」が見つかってしまった…
  
百鬼丸はどろろを置いて、“松明”と共にマイマイオンバに挑んだ

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 百鬼丸は壊れた左足に、油袋をくくりつけて即席の着火装置に

蛾と水、時々大炎上
 怒りのマイマイオンバは、自ら姿を現して襲いましたが
 哀れ、松明と大量の油で大炎上し
 呆気なく死亡

 事前準備した百鬼丸の策ですが、本当に一瞬での交錯

 余談ですが「蛾」なのに水中に
 というのも蛾の鱗粉とは、“水を弾く”為の粉だからです

 普通の蛾は、鱗粉で水を弾き、体温低下を防ぐ生態を持っています

 鬼神の蛾は、水中生活できる“超スゴイ鱗粉”だったらしい

どろろ『兄貴ーっ!

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 久々に戻ってきた部位は、なんと「背骨」でした

背骨
 九尾で戻らなかった為、久々の回収。人造背骨なんて入ってたのか
 寿海パパさん、頑張りすぎでしょう…
 糸で繋がれた人造背骨

 まんま現代の糸巻き、ボビンそっくりな形状

 もっとも、当時は違う形だったと思われ
 寿海オリジナルらしい

 お父さん、時代を先取りしすぎですよ…

 人造背骨であんなに強かったのか

どろろ『兄貴…、オイラ達どうすれば良かったのかな…』

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 関係ない…(百鬼丸)

優しいから
 おそらく野伏せ襲撃に備える為、密集して建っていた村は壊滅しました
 鯖目も、「お前の客のせいだ」と責任を取らされたのか
 殺されてしまったらしい
 と

 これじゃあ、兄貴も同じになっちまう…!

 恐慌が落ち着き、どろろ達は教われず済みましたが
 この惨状に「優しい」どろろは共感

 自分の“世の中を変える力”と、百鬼丸の戦いが広げる惨劇を思ったらしい

 優しいからこそ、「自業自得だ」なんて言えない

陸奥『いやあ! …まだ、片方の目では間合いが掴めませぬか?』

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 いや…、もう一度だ!(多宝丸)

修行、多宝丸
 おそらく醍醐景光は、領国経営があるので、百鬼丸討伐は困難
 領主とは、領地にとってのあらゆる長だからして
 今、抜けるわけにはいきません

 そこで多宝丸は、自分が兄を討つべく感覚を鍛えているのか?

 盲目ながら、気配を読む超常現象を修得した百鬼丸と違い
 多宝丸の隻眼は厳しい

 片目では距離感がつかめない為、必死で鍛練している模様

 若ってば、ホント頑張り屋さんなんだから…

百鬼丸『オレには…、関係ない………、…どろろ?』

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 兄貴…、もうちょっとオイラの話を聞いてくれたっていいじゃないか

イワンの馬鹿
 あの百鬼丸が! どろろ不在に、心からショックを受けておる!?
 他方、蔑ろにされたと思い込んだどろろ
 どうも反対方向へ
 で

 じゃーん! 見せてもらうぜ? お前の持ってる残りの半分をよォ

 どろろ父を裏切った元部下イタチ
 彼は「母の地図」を得て、どろろを探していたことが明らかに

 随分探したといってますが、見た目も完全に「野伏せり」に

 仕官した先から切られたか、裏切ったか…?

感想追記

 死んだ目と領民を思う心、鯖目
 今回は絵コンテは、第1期EDのコバヤシオサム氏
 やたら景気良く燃えた鯖目領
 幸福の連鎖、不幸の連鎖
 妖怪小僧の正体は、餌にされた子供達だった
 前回のどろろを思わせる鯖目
 久々に戻った「七つ目(八つ目)」     
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鬼神との結婚で“死んだ魚の目”となり、人の心をなくしていったという鯖目

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 異常な“死んだ魚の目”は、鬼神との結婚による悪影響(原作より)

鯖目と鬼神
 人の心をなくした、酷い領主による悪事。…と呼ぶには悲しい話
 ただ、放置すれば「子」が増えていったと思われ
 いずれ里も滅んだハズ

 彼は“間違えた”。でも他にどうすれば良かったんだろうな、

 平和になった後、正気に戻って鬼神を討てば良かったでしょうが
 それはそれで酷い話ですし。

 最初に協力体制を結んだ時点で、どう転んでも「ひどい事」になってた

 かといって、協力しなけりゃ滅んでたでしょうしねえ

万代といい、マイマイオンバといい「人との関係」を必要とする鬼神たち

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 そも醍醐もですが、「人との関係」が重要なんですかね

人と鬼神
 伏線なのか単にそういう物語なのか、今はまだ解りませんが
 マイマイオンバ、単に無差別に食い荒らすのでなく
 人による保護を求めた構図

 醍醐と契約し、約定が“封印を解いた”ように、人の意思が力を与えるのかしら

 蜘蛛妖怪、お萩はそんなややこしい感じじゃなかったですが

今回は、第1期EDを担当したコバヤシオサム氏回



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 第1期ED「さよならごっこ」の絵コンテを切ったコバヤシ氏

どろろの歌
 デザイナーで漫画家、イラスト、メカデザ、アニメ監督のベテラン(55)
 第1話時、「第15話を担当する」とツイートされ
 本作が2クールと判明

 ただ顔アップ連発など、制作現場的には逼迫してた?感じも

 構図を決める絵コンテ、音などが入るタイミングを決める演出
 原画の一部に至るまで氏は参加

 どことなく日本昔話っぽい感じは、氏のよるものだったのかしら

 あとキャラデザ・浅田先生の多宝丸、物憂げで麗しい

やけに景気よく燃えた鯖目領、「イカす櫓」と積み重ねた対策の結果か

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 蛾の本能で、傷付いて火に引き寄せられたのかしら

大切な米だから
 度重なる外敵、野伏せりの教訓から、高い櫓で周囲を警戒し
 また、塀の中に家を集中させて守りやすく村を作った
 と、考えれば筋が通る気がします
 火事に弱い村だった

 またどろろが「立派な蔵だ」と言ったのも、きっと米が大切だから

 飢えに苦しみ、「おなかが減ったら辛い」と知ってるから
 燃えにくい倉を作って保管してたと
 当時としては耐火構造

 倉にぶちこんだ人間が、芋虫から逃げて油をぶちまけるなんて予想外?

 視聴者的にも、「どうすんだ?!」って思いましたし

可燃物の油なんか、倉の地下に置いとくなよ案件

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 ただ地下には、芋虫がいましたし…

地下の油
 あそこに保管するのが、彼らに一番「安全」だったのかなって
 また、当時の基準だと油って高級なんだと思います
 大量生産が利かないし

 確か当時は、菜種油だの植物の種やら、魚を絞って抽出してた程度

 かめ一杯分とか、ひと財産だったんじゃないでしょうか
 だから大切に安全な場所に置いてたと

 見張り台が一瞬で燃えたのは、油か、或いは鱗粉に着火したのか

 鱗粉ですかね、すごい燃えやすそうですし

冒頭、あんなに平和だった村が阿鼻叫喚の巷に

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 家族が死んでしまったのか、団子の子らしい子が泣く姿も

幸福と不幸の連鎖
 琵琶丸も言ってましたが、腹いっぱいだと「未来」を考えられる
 だから冒頭、自分だって忙しいのに他人を手伝い
 お茶を出したり「余裕」があった

 助け合った方が、より良い未来を築ける、って誰でも解ってるんですから

 でも苦しい時代を生き、空腹の厳しさを知ってるからこそ
 米が燃え奪いあいになったと

 余裕があれば、他人にだって優しく出来る、饅頭だってあげられる

 でも余裕がなくなれば、身内同士だって殺しあっちゃうのだと。

 苦しさを知ってる必死さなんだって私は思います

妖怪小僧の正体は、餌として殺された子供達だった

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 おそらく村は、「餌」を調達しきれなくなってた。いずれ滅んでたのでしょうか

慈照尼の幽霊
 前回、「買うてくれ」と言っており、子を売ってたのも事実なのでしょう
 たぶん孤児を集め、厳しくしつけて「買う価値ある子供」にし
 売ることで生活を維持してた

 寺は豪華で、当時最先端の「畳を敷き詰めた様式」などお金持ち風

 見た感じ、富を得ていたのも事実だと思いますが
 でも多分「必要悪」

 子供に生きる力を与える、ある種の養護施設的なものだった感じ

 しかし「子供がたくさん居た」為に、餌として目を付けられたのね

鯖目はただただ領地を守っていた、父祖から受け継いだ場所だから

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 親の願いを継ぐこと、どろろに「父の願いが託された」のを踏まえた展開か

願いを継いで
 同時に、領地の為に他人を殺し、鬼神と契約した彼
 醍醐や多宝丸と「同じだ!」と百鬼丸に映り
 激昂させてしまいました

 ただ百鬼丸、「父と同じ」彼を殺そうとはしなかった

 深読みすれば、本作での「父や多宝丸への気持ち」も
 同様なのかもしれません

 鬼神は憎い、でも父や弟は、殺したいとまでは思ってないのかしら

 今回、鯖目を蹴り落としたシーンが変に印象的です

 百鬼丸、殺さないんだなあ(どろろにそう言われたから?)的な

第8話以来、久々に! 本当に久々に取り戻した「七つ目」

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 七つ目は「背骨」。十二の鬼神のうち、8体まで打倒へ

時系列順
 0.第1話…、命/菩薩様が守ってくれた(番外)
 1.第3話…、右足/無名鬼神
 2.第1話…、皮膚/泥鬼…醍醐領に水害
 3.第2話…、神経/万代…、酒井氏が同盟を破棄(アニメ誌で神経と明言)
 4.第4話…、聴覚/似蛭…干害
 5.第5話…、声帯/蟻地獄…干害
 6.第8話…、嗅覚/残され雲
 7.第13話…、なし/九尾
 8.第15話…、背骨/マイマイオンバ

 12の鬼神“8体目”撃破。初期の1話1体から、かなり鈍化して参りました

 でも残り4体、後9話と思えば充分なペースか

今回、唐突に突き出された「地図」の正体は

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 この通り、どろろの母の地図だった様子

地図
 つまりイタチは、母の墓を暴いて死体から描きうつしたのか…?
 或いは、どろろは子供だからちゃんと埋葬できず
 再埋葬しようとして気付いたのか

 服装が粗野になった父の元部下イタチ、「野伏せり」に戻ったのかしら

 彼なら、宝を知ってて不思議はないですから
 母を追い行き当たったのか

 こうして見ると、ちゃんと「地図」してますね

公式ツイッターより























































2019年4月22日 どろろ 第15話「地獄変の巻」

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 MAPPA社が制作

スタッフ
 脚本:吉村清子
 絵コンテ&演出:コバヤシオサム
 作画監督:加藤雅之、若月愛子、柳瀬譲二、冨永拓生
 総作画監督:岩瀧智
 アニメ制作:MAPPA手塚プロダクション
 原作:手塚治虫(1967年 - 1969年)
 制作協力:-

あらすじ
 鯖目は自分が治める里を守り抜くため、鬼神に人を喰わせていたのであった。百鬼丸は再び蛾の鬼神と対峙する。その頃、蔵に閉じ込められていたどろろは…。

トップに戻る/以下、公式あらすじよりネタバレ

次回、イタチにとっ捕まったどろろは…?

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■次回あらすじ
 どろろはイタチに連れられ、火袋が金を隠したとされる岬へと向かう。岬に渡るための舟を探していると、片腕の少年・しらぬいに声をかけられる。


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 次回、どろろはサメの餌に?! なんでさ!?

しらぬいの巻
 オープニングの少年登場! マイマイオンバの例からして
 彼もまた、鮫の鬼神そのものなのか?
 でも隻腕?

 イタチは、宝を父が独り占めしてるのが許せなかったんでしょうか

 彼はとても現実的
 民の為より、「生きる為に使っちまおうぜ!」なのかしら

 その点で母と正反対なんでしょうか

 次回、どろろ 第16話「しらぬいの巻」

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どろろ 感想 2019年1月 公式ツイッター

 どろろ 第1話「醍醐の巻」
 どろろ 第2話「万代の巻」
 どろろ 第3話「寿海の巻」
 どろろ 第4話「妖刀の巻」
 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」
 どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」 OPテーマ「火炎」歌詞
 どろろ 第7話「絡新婦の巻」
 どろろ 第8話「さるの巻」 EDテーマ「さよならごっこ」
 どろろ 第9話「無残帳の巻」
 どろろ 第10話「多宝丸の巻」
 どろろ 第11話「ばんもんの巻・上」
 どろろ 第12話「ばんもんの巻・下」、前期OP「火炎」、前期ED「さよならごっこ」
 どろろ 第13話「白面不動の巻」
 どろろ 第14話「鯖目の巻」
 どろろ 第15話「地獄変の巻」
 どろろ 第16話「しらぬいの巻」
 どろろ 第17話「問答の巻」
 どろろ 第18話「無常岬の巻」
 どろろ 第19話「天邪鬼の巻」
 どろろ 第20話「鵺の巻」
 どろろ 第21話「逆流(ぎゃくる)の巻」
 どろろ 第22話「縫の巻」
 どろろ 第23話「鬼神の巻」
 どろろ 第24話「どろろと百鬼丸【最終回】」

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