試し読み 新九郎、奔る! 3巻 感想
 ゆうきまさみ レビュー 考察 画像 ネタバレ
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応仁の乱に引き裂かれた兄弟
激昂する兄、嫁に行く姉。もう戻れない…

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家督もいらぬ、主の為に生きる! 兄上様が快男児!!
 と思った次の瞬間、身内に斬殺とは…
 頼りの姉、伊都も嫁いで不在
 僅か12歳にゃ重すぎる

 だが次期家長、へこたれてられないのね!

次巻、16歳で戦場へ!
 兄の死で、自分が“家来たちの人生”も背負う事に
 新九郎、それでも「立つ」のが男らしいも
 戦乱は“将軍が並び立つ”事態か

 お飾り総大将から、兄の不正と戦う将軍

 義視の“世渡り”も面白い

新九郎、奔る 3巻 感想


・第13話「兄と弟」
  …兄、八郎が傷を負った訳
・第14話「別離れの夜その1」
  …姉・伊都、いよいよ輿入れへ
・第15話「別離れの夜その2」
  …兄・八郎、立ちはだかる!
・第16話「文明三年」
  …新九郎、16歳!
・外伝 新左衛門、励む!
  …父・盛定、子作りにも歴史あり
・白暮のクロニクル 感想

・これまでの感想

あらすじ
扉絵は在りし日の姿、もはや記憶の中だけの姿

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 もう戻れない。穏やかに笑っていた

あらすじ
 応仁2年(1468年)、次期将軍の義視が帰還し
 現将軍、義政と対立を深めていった事で
 義視を信奉する八郎は苦悩 

 義視の比叡山出奔を助け、八郎は死亡

 兄・八郎の死、姉・伊都の結婚
 新九郎は「跡継ぎ」となる

 やがて新九郎は16歳となった

 文明三年(1471年)、父の名代として荏原へ



第13話
兄、戻る。八郎が顔に負った手ひどい傷は

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 なんと、次期将軍が落ち武者狩りとは…

第13話「兄と弟」
 応仁の乱初期、都から出ようとした事で標的に
 民は、“反撃する力もない落人だ”と捉えた
 もはや、二度と京に戻ってこない
 格好の獲物だと

 どっこい義視はそうじゃない!

 苛烈な“礼”はさておき
 兄が変わったのは、見た目だけでなく

 こうした過酷な経験が、義視へ忠誠心を生んだ

 いやはや、変われば変わるもんです

しかし義視、“君側の奸”を除くべく諫言し
現将軍の兄・義政と決裂

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 八郎、激昂! 義視に通じる一面か

ふざけるな!
 佞臣を除けと、義視は直球で現将軍を諫めた為
 兄将軍、義政とは対立する事になり
 将軍候補から脱落

 八郎は“仕える必要がなくなった”

 そら八郎も怒るわ!
 政治がどうした、それが人の道か!

 義視も八郎も、“正しさ”にこだわり危うい道へ

 兄上、ここまで義視に心酔するとはなぁ

第14話
兄将軍に呼ばれた義視、和解と思いきや

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 貞親は、義視の継承に反対なのである!

第14話「別離れの夜その1」
 兄と和解どころか、宿敵に引き合わせられた!
 場には、義視の後見人の勝元までいる
 もう「味方はいない」と

 僅か四年で、将軍候補から完全脱落

 前回、八郎が「不義理」に怒りましたが
 兄に乞われた義視も同じ

 おまけに部下が“兄に殺された”とか…

 意気揚々、都の汚濁を一掃すべく戻ってきたのになあ…

応仁2年(1468年)
前巻で婚約した姉、伊都がいよいよ輿入れへ

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 姉の「出陣」。結婚とは、家を護る女の戦

二つの別れ
 しかしよりによって、このとき足利義視が出奔
 今度は、将軍が属している東軍でなく
 敵、西軍へと転じるのは必至
 八郎付きでな!

 これは伊勢家、黙っちゃおれぬ!

 身内、それも嫡男が造反に加わるとか
 東軍内で立場がサイアクよ!

 まあ兄上ったら世渡り下手なお人!

 彼は、彼なりに筋を通したとはいえ…

第15話
落ち延びる先は? 新九郎、知恵を巡らせる

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 新九郎の伯父(父の兄)、盛景登場

第15話「別離れの夜その2」
 行先は比叡山! ルートまでも割り出す新九郎
 軍の配備状況など、現状への把握が鋭く
 逆に「認識が甘い」兄将軍
 義政が対照的

 立ちはだかった兄・八郎!

 今巻、屈指に雄々しい若武者っぷり!
 また逃亡劇は「市井」も描写

 橋さえも焚き付けにする荒廃…

 人間、生きてかなきゃいけないもんなあ…

落ち武者狩りの恐怖が深めた絆
黙っておれない不義理の連続、八郎爆発!

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 だが八郎、あっけない…。あまりに…

兄・八郎との離別れ
 家督もいらぬ、信じた主と生きたいと願った兄
 人として、あまりに真っすぐだった兄は…
 新九郎を“つけてきた”伯父
 盛景により殺害

 盛景殿、弟の息子になんてことを

 と思いきや、続く「外伝」で顛末が詳細に
 兄は恨んでたのか…

 八郎はある意味、回りまわった因果による死

 こんなにも清々しい少年が…

第16話
折れゆく心。兄の死は、“死”に留まらなかった

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 だが結果的に、新九郎を著しく成長させる

第16話「文明三年」
 兄は、政治的な都合から“乱心”として処分された
 兄が、あれほど嫌ってた「政治」に
 最期まで穢されてしまった

 兄の死は、“次期家長”を強いる

 己が挫ければ、家人たちまで路頭に迷う
 重すぎる責任よ…

 主にならねばという事

 己の弱さ、政治的にも弱者と思い知った直後

 強くならなきゃならんのね…

脱出した義視は「西軍の将軍」となり
西軍側に正当性を与えた

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)ナレーション
 宗全の男気と
 諸将の勝利への執着と

 希望的観測とが混然一体となり…

 西軍陣内に御所体制が構築されていった


 後世「西幕府」と呼称されることになる体制である


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 そして3年、新九郎(16)初陣へ…?

文明3年(1471年)
 悲劇の伊勢兄弟、喜劇に思えるのが将軍兄弟で
 将軍・義政、あんだけ弟・義視を追い詰め
 全く自覚がなかったと再強調
 歴史的逆ギレである

 ゆうき先生も仰天のキレっぷり!

 また、西軍についた“貞藤”は浅茅の夫
 新九郎母の再婚先

 人間関係が複雑だなホント!

 的を射抜いたは、“心が落ち着いた”という事か

 見た目もだいぶガッチリした…?

外伝 新左衛門、励む!
文安5年(1448年)。父、29歳が転機であった

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 この時、激怒したのが兄・盛景。八郎を殺す男

外伝 新左衛門、励む!
 作中、肩身が狭そうな印象ある父・盛定ですが
 分家4男から「宗家の娘」を嫁に貰い
 大出世した身分!

 サクセスストーリーですね父上!

 財産は長男一括こそ当たり前
 でも死亡率の高さから、“弟”もまた必須

 そこから宗家の一員とは!

 貞親と政治漬けの人生、気苦労も多かろうな…

次の転機は1451年
春に長男誕生。夏、京都のお祭りにて…

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 後の新九郎の母、側室・浅茅との出会い

勝元殿かっけえ!
 妙に心惹かれ、後に半ば偶然にて再会した二人
 舅、宗家の貞国殿が亡くなった事もあり
 彼は「励む」のであった…と

 下ネタか!

 見合い結婚と遅き恋愛
 悪気ない描写も、いやはや人は解らんね!

 正直、人畜無害そうな入り婿父上

 それでも、まあ…、恋愛だったのねえ…

収録

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 次巻、伊都さまも人妻となって3年かあ…

 ビッグコミックス「新九郎、奔る! 3巻」。ゆうきまさみ。
 週刊ビッグコミックスピリッツ連載、小学館発行。
 2020年1月(前巻2019年4月)

新九郎、奔る 3巻 感想
 第13話「兄と弟」
 第14話「別離れの夜その1」
 第15話「別離れの夜その2」
 第16話「文明三年」
 外伝 新左衛門、励む!
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