機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり 再読 関連する記事はこちら
U.C.0123,小型MS開発で遅れをとったアナハイム社は、ある計画を実施した

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逆シャアから約30年、アナハイム社・新型ガンダム実験隊を描く物語
 しかし実は、AE社が小型MS技術で追いつく為の非合法活動
 隠遁するジオン残党、まとめて掃討を図る連邦軍!
 と、物語的にはオーソドックス

 1992年当時、F91のMSV企画として、プラモ化・連載された漫画作品!

F91三週間前の物語
 後にVガンダムで、AE社は連邦主力機量産で共存体制へ、商売的には勝ち組
 では、技術競争にどうやって追いついたか?の経緯の一つが本作か
 本作じゃないですが、近ごろビギナ・ギナIIキット化も決定
 F91系へ掘り下げを感じます

 先のジョニー・ライデンの帰還にも、本作を示唆するやりとりがあり、再読しました

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 感想

 第1話「遭遇」
 第2話「出撃」
 第3話「迎撃」
 第4話「コロニー」
 第5話「連邦軍」
 第6話「ネオ・ガンダム」
 第7話「エリザベス」
 第8話「ガレムソン」
 第9話「脱出」
 第10話「復讐【最終回】」
 余談:シルエットフォーミュラ計画と、以降のアナハイム社

登場メカニック
 前半主役機 RXF-91 シルエットガンダム
 後半主役機 RX-99 ネオガンダム
 RGM-111 ハーディガン
 F71B Gキャノン・マグナ
 XM-07G ビギナ・ゼラ
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本作は、“Fシリーズを盗用し、作られたアナハイム製MS”の物語

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 1992年から1995年連載、主役機はシルエットガンダム、ネオガンダム(表紙)。

あらすじ
 U.C.0123年、AE社は技術的遅れを取り戻すシルエットフォーミュラ計画を実施
 試験艦ブレイウッドは、AE社と軍、クロスボーン・バンガードの共謀により
 偶然を装い、クロスボーンMS隊と交戦させられてしまう

 状況も解らぬまま廃コロニーへ逃げ込んだブレイウッドは、ジオン残党と邂逅

 更に、事態の後始末を図る連邦戦艦エイジェックスが襲来
 ブレイウッド隊は全てが仕組まれていたと知る

 返り討ちにしたブレイウッド隊だが、全ては事故として処理されてしまう

 だがAE社の研究員アイリスは、密かに一泡吹かせていたのだった

第1話。アナハイム社試験隊は、“ゼブラ・ゾーン”で遭遇戦に突入する

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 それはそれは、敵機も大層おどろいておったそうじゃ。

第1話「遭遇」
 逆襲のシャアから約30年、0123年2月18日、月の裏側ゼブラ・ゾーンで遭遇
 アナハイム社(AE社)は、軍を辞めた民間人、軍所属の混成部隊で
 際し、民間人側が「ザクに似ている!?」と仰天
 慌てて周囲もフォローします

 ひとまず数度やりあい撤退させますが、敵の“素顔”を見てしまった

 当時、まだ決起前のクロスボーン・バンガードMSは
 モノアイ風に偽装していたんですね

 彼らのツインアイは、ガンダム級のセンサー性能とされるトレードマーク!

 作業機として先行生産した際も、ツインアイはゴーグルで隠していました

出会い頭に喰らった傷から、敵も“試験用武器”だったと判明

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 その正体は、「焔の虎」の異名を持つ隊長率いる、ダーク・タイガー隊だった

略称CV、クロスボーン・バンガード
 CV部隊も、先端がゴム素材の模擬戦用ショット・ランサーを使っていたと判明
 当時、時代錯誤にして画期的な新兵器の威力を体感する事になり
 冗談も飛ばしてられない事に

 AE社側は試験隊なので、すぐ本社に戻ろうとしますが、CV側は口封じを決意

 こうして対立構図となりますが
 ダーク・タイガーという名、さすがに1990年代感ありますねー。

 ザクと誤認したのは、前年0122年、ジオン残党オールズモビルが蜂起した

 実はF91は、同事件もバイオ・コンピュータ未完成で投入されています

第2話。同日15時。AE社試験艦「ブレイウッド」は、緊張感に参っていた

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 もはや意味なしと偽装を解き、フルスペックで出撃したCV。その勇姿!

第2話「出撃」
 たまりませんねえ作画的な迫力ッ! さて、狙われた試験艦ブレイウッド
 見た目、ホワイトベースのようなペガサス級に似つつも
 コロンブス級に似た輸送コンテナ付き
 実に素敵だ!

 区分は民間扱い非武装船なので、積載量・整備能力・航行力重視

 いわば移動する試験場、設定上は3ヶ月もテストを行っている為
 予想外の事態で部品が払底

 嗚呼、いつ来るとも知れない敵にカリカリしてる!

 特にブリッジってば、連邦の退役軍人艦長と、元ネオ・ジオンのMS乗りなのね!

部品がないのは、本機は“量産予定がない”から

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 連邦軍がサナリィ社から“Fシリーズ”の情報を流し、完成させたMSってワケ!

RXF-91 シルエットガンダム
 RXF-91は、サナリィ社、ブッホ・コンツェルン(CV母体)に追いつく為の試験機
 当時、AE社は小型MS開発にあたっての模擬戦でサナリィに敗北し
 技術的な遅れを自覚しました

 サナリィとは、連邦の公社が、直轄の海軍戦略戦術研究所へ再編されたもの

 紛争に巻き込まれるのを恐れ、以前はMSとは距離を置いてましたが
 平和になったので開発を本格化しました

 その成果“Fシリーズ”が高性能すぎ、AE社はびっくり仰天したんですね

 盗用してシルエットガンダムを作り、技術検証・吸収が目的!

第3話。大規模な戦いから30年、両部隊は共に浮き足立っていた

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 Gキャノン・マグナは元ネオ・ジオンの老兵カール・シュビッツ(52)。

第3話「迎撃」
 攻撃側、CV側は二手に分かれるも、部下オバリーの小隊が先走ります
 手柄狙いもですが、とにかく先手を取りたい焦りでしょうか
 彼らだって初の実戦なんですから

 対しAE側も、出撃前に心が折れますし時代を感じます

 明るく元気なケビン19歳
 彼は軍で訓練を受け、その腕でAEでテストパイロットになった少年

 その経歴は、戦うのが怖いと思えてしまったからか

 ジオン残党が活動が活発化し、「本当に戦う時代」が訪れた頃ですから

むしろ危ういのは、“恐れない”ガンダム乗りトキオの方だった

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 父がテストで死んだ時、状況を記録映像で聞いた時を思い出す技術者アイリス

危険な賭けほど面白い
 実戦を知るMS隊シュビッツが心配したのは、トキオの勇気(無謀さ?)
 彼は敵を察知し、いち早く出撃してしまった為
 結果的に分断されます

 戦場では臆病なくらいがちょうどいい、初代ガンダムを思い出しますね

 しかし、追い詰められたトキオは「MACSS」をカットするよう指示され
 一気に反転攻勢へ!

 曰くパイロットがもたない、ある種のリミッター

 そこで「面白い」と思えるのがヒーローよ!

何もせずにやられるよりは! RXF-91、本来の性能とは

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 機体のバランスは無茶苦茶、機動特性は異常に過敏になってしまう

MACSS
 マニューバ・コントロール・サンプリング(サポート)・システム。
 操縦にあたり、「誰でも扱えるように」するサポートする技術
 自動運転サポートをカット

 特に本機は、小型MS用の操縦サンプル・データ収集も兼ねた試験機

 扱いにくくなるものの、万人向けサポートがなくなった分
 パイロットの思うままに動くのね!

 これが決定打となり逆転、切り抜けます

 似た描写は「機動警察パトレイバー」にもあり、個人的に好きな展開!

その頃。元ネオジオン・シュビッツ氏、砲撃戦機で白兵戦?!

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 思わずCV側隊長もツッコむ気迫!

Gキャノン・マグナ
 老兵の気迫って奴よね! 高齢だし、支援機で指揮官役が妥当
 しかし、若者が参ってしまったなら踏ん張る!
 シュビッツさんは男の子!

 触発されたかケビンも奮起し、トキオ=ガンダム勝利もあってCVは撤退

 また実はGキャノンは、「ガンダムF90量産型」なので白兵戦も強く
 本機はその大幅アップデート版ですから

 とはいえ爺ちゃん無茶するぜ!

※Gキャは、生産力不足なサナリィのMSを、AE社が手直しして量産化したもの

第4話。冒頭は10年前、U.C.0112年2月の事故

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 トキオ同じ、軍属テストパイロットだったアイリスの父、オーランド大尉

第4話「コロニー」
 日頃冷たい印象を与える技術者、アイリスが悪夢で見たトラウマ
 当時、ジェガンをベースに高推力仕様を開発中に
 事故で暴走し死亡

 別に何か陰謀という訳じゃなく、“技術開発史の悲劇”

 操縦補正といい、地に足がついた話が続きます
 技術はこういう犠牲で出来ている…

 ただ、元々大推力なジェガンですが、このパワーアップっぷりはシビれる!

 ジェガンそのものじゃなく、新型へ乗せる為の奴なのかも!

2月19日2時30分。機雷にかかったブレイウッドは、廃コロニーへ立ち寄ることに

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 しかしそこは、CVが間借りし、根城にしているコロニーだった!

廃コロニー
 40年代の第2、第3次移民で作られ、0092年に放棄されたコロニー群
 実は、元軍人たちが勝手に住みついて機能維持しており
 クロスボーンが協力体制で拠点化

 元軍人らも、物資を外から持って来てくれるし助かるんでしょうね

 争いを持ち込まれては困る!
 とパニックになる老人と、これから革命を起こそうとしてる若者達

 そりゃ反発あるよねー

 一方でCVには、「実戦データをある男に渡せ」と命令が。

アイリスにサプライズ!? そりゃマズい! …と慌てたエルゼナー技師長

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 大丈夫そうだなー、としゃがみこむエルゼナー技師長かわいい

アイリス・オーランド(20)
 廃コロニーに入ったところ、思ったより荒れていないと安堵する試験隊
 それもそのはずですが、艦内ではちょっとしたトラブル
 誕生日はトラウマだったのだと

 実はアイリスの父が亡くなったのが、そもそも誕生日だったから

 父と組んでた技師長は、以来見守ってきたそうで
 彼女の回復にホッとします

 テストパイロットだった父を事故で失い、AE社に入った才女

 父の夢を継ぎ、同じ犠牲をくり返さない、って思いでしょうか

艦修理へプラントを目指したアイリスは、“MS”の襲撃を受ける!

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 親方! ギラ・ドーガから女の子が!!

大人と子供のケンカ
 誕生日プレゼント、何もあげるものがないから、と軍支給の時計を贈るトキオ
 使い古しを妙に嬉しげに受けとるアイリスが微笑ましい
 父のと似てるからか

 さてギラ・ドーガ! ジェガン同世代ながら、もはやシーラカンス扱いで不憫

 なんだかんだで、ジェガンは以降30年アップ・デイトされてますから
 性能的にも別物なんでしょうね

 とまれ新鋭小型機、ハーディガンが一蹴!

 機体出力もサザビー級だもんねー。

第5話。2月21日13時40分。ブレイウッド隊は“残党の保護”へ動き出す

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 6年前、ジェガンを駆る特務部隊にコロニーは蹂躙されていた

第5話「連邦軍」
 少女はレイラ・ラギオール18歳、本コロニーはネオ・ジオン残党の巣窟で
 それ故に、6年前に連邦軍部隊に襲撃され
 壊滅的被害を受けていた

 幸いブレイウッド隊はAE社、誤解が解けたので和解へ

 そもそも、連邦は「残党軍の人権・保護」を認めているので
 殲滅事件自体が違法行為だと

 またレイラは、以降6年もMSに乗っているので操縦に長ける

 残党も子供世代、同じケースはちょくちょくありますが、素直な子ですわ

2月22日3時、ラー・カイラム級戦艦“エイジェックス”が合流

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 なんとRXF-91の後継機、ネオガンダムが搭載されていた

RX-99 ネオガンダム
 自力航行能力を失い、修繕しつつ、誰か助けてと救援を発したブレイウッド
 駆けつけたのは、かつてブライト・ノアも指揮した上位艦種!
 それもそのはずで“予定通り”

 彼らはシルエットガンダムのデータを受け取る為、ここに現れた

 前述の通り、シルエットは「他社に追いつく為の検証機」
 続いて「追い抜く為の独自機」がコレ!

 シルエットの時点で、スペック的な総合性能はほぼF91互角へ

 そして“劣る部分”を埋め、越える為の技術が…

第6話。繋がる点と点、CV隊に下された“データを渡せ”という命令は…

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 データを受け取ったガレムソン中佐は、CVのオバリーを殺害してしまう

第6話「ネオ・ガンダム」
 社内コードAFX-9000、ネオガンダムは2機あり、データ移植に慌てるアイリス
 しかし、1号機はブラックボックスが多くて調整しきれないまま
 ガレムソン中佐は早々に出撃

 彼はAE社、連邦軍、クロスボーン・バンガード、両上層部の使者!

 実はCV試験隊“ダーク・タイガー”は
 三者上層部共闘で、AE社の試作機と戦わせること自体が目的だった

 データさえ取れれば用はないと、ネオガンダムに処刑…

 ネオガンダムもまた大火力機、火力を“外付け”化! 

ネオ・ジオン残党保護へ、彼らの拠点に向かったトキオ達は

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 こういう時に限って話を振られるトキオ、気の毒ゥ!

ネオガンダムvsベルガ・バルス
 ネオの特徴の一つは、時代錯誤とも思える大型火器「G-バード」の携行
 しかし、ビーム・シールドがライフルを無力化し始めた当世
 貫通する火力は恐ろしいの一言

 シールドで防げる“常識”が通じず、アウトレンジからヤられるのね!

 また、ヴェスバー以上に射撃角度が自由にとれるので
 外付けなのが意外に有効

 対しバルスは、ベルガ系最終型の高性能機、ですが盾ごと発生器を貫通!

 しかしそのまま突っ込む勇気! おかげで逃げ延びることに。

第7話。元ネオ・ジオンの願いは一つ、「そっとしておいてほしい」事だった

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 他方アイリスは、ネオガンダム開発チームのエリザベスと合流

第7話「エリザベス」
 残党も、別にもう連邦どうとかじゃないし、外界の情報もちゃんと入っていた
 ただ彼らが思うのは、もう疲れてしまったの一言なのね
 元革命家たちの終の家

 一方で若者達、出て行きたいものはいるから受け入れて欲しい

 代表・委員長も、30年前はジオニズムしてたと思うと
 君は、刻の涙を見る

 時の流れを感じますね…

 また、彼らは外界から支援を受けているらしい、とケビンは気付きますが…

2月23日10時。陰謀進む戦艦エイジェックスと、AE社艦ブレイウッドの温度差

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 もうレイラも、残党達で重々話し合った後だった。考えは解ってるのね…

それでも
 それでも君は来るんだろ? って一言にどこか希望を感じます
 もちろん、外に出たほうが色々ラクになる面はある
 でも人は疲れてしまうから

 もう変わりたくない大人達と、彼らを愛し、諦めた少女

 巣立ちは勇気がいる。
 他方、AE艦ブレイウッドは連邦軍のサポートで修理を完了

 後は出航すればハッピーエンド

 ところがまあ、“軍が修理してくれた”のがミソよね!

第8話。ガレムソン本当の任務、月面のアナハイム社では

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 本件の連邦側責任者ウェンツェル大佐に応対するAE社重役

第8話「ガレムソン」
 エイジェックスとガレムソン中佐の任務は、関わった全てを処分する事
 同中佐は、こうした汚れ仕事で有名らしく
 AE社も一発で話が通ります

 どうせ量産予定も部品もない試験機、最後はCVと実戦テスト!

 その後、計画完成機とも言えるネオガンダムの実働試験で
 全て隠滅しようってハラね

 事故扱いにする為、技術者もまとめて処理

 有益な人材だけ生き残ったら、勘ぐられますものね…

全ては“有事”に備え、サナリィを出し抜く力を手にする為

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 アイリスの存在を感じるトキオ、ニュータイプであるらしい

上司再び
 トキオは出頭命令が出た為、エイジェックスに向かう事になりますが
 彼は、3年前にもガレムソンの部下だった事があり
 悪辣さをよく知っています

 彼が来たなら、決して救援であるはずがない

 また、AE本社は「人を選んじゃダメ」と言ってますが
 ガレムソンは選びまくり!

 この辺、よく言えば実用的、悪く言えば大局が見えていない人なのね

 逆シャア小説、ガンダムUCにあった「マンハンター部隊」の延長か

元同志として、懸命に説得を続けたシュビッツさんですが…

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 登場時は中佐だったガレムソン、劇中で大佐に。タイミング的に誤記なのか?

破局の始まり
 シュビッツさんは、謎のMS=CVの危険から元同志を守りたかったんでしょうが
 残党はCVと協力体制と明かし、訪れた連邦軍こそ怪しい…
 と言ったそばから母艦ブレイウッドが!

 連邦はブレイウッドを修理するとみせ、爆薬を仕掛けていた

 流石に、こっそり仕掛けただけでは限度があるも
 沈まなかっただけ幸運

 さてガレムソンは、元上司として“トキオの目を覚ましたかった”らしい

 トキオの腕を、彼は誰よりも高く買ってたのね

第9話。ガレムソンの“掃除”。コロニーに大穴が開けられてしまった!

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 MSの飛行も難儀になるレベルで、一時間もすれば東京は住民は全滅だ!

第9話「脱出」
 汚れ仕事を担うガレムソンですが、彼なりに思うところがあると解る回
 平和だと、「今回の黒幕みたいな腐った連中」が出てくる
 と、AEや連邦上層を罵倒

 同時にトキオ以下、平和ボケしている連中は目を覚ますべきだ

 戦争、世の中は緊張感を持っているべきだ
 というのが彼の哲学か

 実際彼が求める戦乱、コスモ・バビロニア戦争(F91)は間近ですものね

 彼は、有能なMS乗りトキオに“目を覚ませ”と真相を語ります

 もちろん単に、人殺しが好きなだけかもしれませんが…。

脱出! 目ざとくマスターキーを奪っていたトキオ、スタコラサッサだぜ!!

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 ケビン様のハーディガンが救援へ! プラモがカッコイイのよねコイツぅ!!

ネオガンダム2号機
 マスターキーを奪うのは強い! 扉が開くし閉めるしと、艦内を縦横無尽
 際し、連行中だったアイリスも確保したトキオは
 彼女とガンダムも奪う事に

 もちろん2号機! ネオガンダム2号機を頂くトキオ!!

 栄光ある、奪われた2号機の一つよ!
 本作では後継主役機に

 また“民間船”ブレイウッドも、ちゃっかり隠してたメガ粒子砲を展開

 さすがアナハイム、死の商人! 宇宙は物騒だから…

最終回。残党少女レイラ、不要になった「シルエットガンダム」へ。ところが…

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 同じく復讐、CV隊長は“ビギナ・ゼラ”へ! ギナとは兄弟機なのでソキウス。

第10話「復讐【最終回】」
 MSに6年乗ってきたキャリアか、新型機シルエットも乗りこなすレイラ
 しかし、仇であるガレムソンを見て激昂!
 いけない怒りに我を忘れてる…

 またブレイウッドはコロニーへ発砲、強行突入し住民救助へ

 やだもう、ホルスト艦長(55)大胆!
 渋いわよねホント!

 全て消すつもりが、全てを敵に回したガレムソン

 CV版ヴェスバー搭載試験機、ビギナ・ゼラも狙いはガレムソン!

ネオvsネオ、同型機対決! しかし“敵・1号機”の特殊システムが

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 同じくCVがサナリィから盗用した技術、ヴェスバーで迎撃するビギナ・ゼラ

ネオガンダム1号機
 黒い1号機がブラックボックスなのは、ネオ・サイコミュ系システムの採用
 F91に搭載された、バイオ・コンピュータを越える為の技術!
 おそらく、CVのラフレシア同系技術と思われ
 彼らと技術交換した結果なのか

 同型機を駆るトキオでも、抑えきれない!と焦らせる最新サイコミュ機

 レイラ駆る、シルエットガンダムも驚異的な機動を見せるも
 これまたガレムソンは一蹴

 幸い、CVの最新鋭指揮官機ビギナ・ゼラが乱入した為トキオ達は後退

 CV版F91みたいなものですが、これも圧倒するガレムソン!

戦艦エイジェックスは、艦砲でAE艦ブレイウッドを狙っていたが…

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 ネオ・ガンダムの「ウリ」、G-バードの火力は戦艦艦橋を蒸発させた

戦艦エイジェックス轟沈
 百式のランチャーと似てますが、“MS用の乗り物”SFS、メガライダーの発展型
 動力炉、高推力を持ち、本装備は「独立した大型推進器」として
 ネオガンダムに更なる機動性を与えます

 火力も絶大な上、ヴェスバー=可変速ビーム・ライフルとしても機能

 弾速や収束率を変えての、予測不可能な砲撃が可能であり
 デカいもののF91以上に射角が自在

 ただ“やれる事が多い”分、扱いが難しい武器なのかもしれません

 その技術は、後年シルエットガンダム改造時にも用いられたとか

最終決戦、ガレムソンが手に負えない事はどうにも変わらなかったが…

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 こうするのよっ!!(技術者アイリス・オーランド)

特性を活かして
 最後は同乗者アイリスを気にせず、全力で機体をブン回したトキオ!
 それでも勝てぬも、彼女の助言でネオ1号に絡みつき
 そのまま、ネオ2号からコア・ファイターで脱出
 自爆殺法!

 ネオ2号機に絡み付かれ、身動きとれなくなったガレムソンは宇宙の塵に

 焦がれた戦争を前にツケを払った悪徳軍人
 汚れ仕事を回してくる、“平和による腐敗”に彼なりに思うところあったようですが…

 作中は解りやすい悪人ですが、あくまでトキオが見た姿

 今読み返すと、彼も思うところがあったのかなという面も。

トキオらは罪に問われなかった、全ては“事故”として処理され自由の身に

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 これからが大変だろうけど、「普通」になれたらしいレイラ可愛い

戦乱の序章へ
 トキオ達がAE社に戻る頃には、既にF91の舞台となる戦乱が勃発
 トキオは軍を辞め、アイリスはMS開発から“外され”
 今後どうしようかなエンド

 際しちゃっかり、ネオガンダムに至るデータを持ち帰ったアイリス

 今回、軍とAE社がガレムソンに回収させようとしてたデータらしく
 結果的に開発は遅延

 とはいえ母艦ブレイウッドや、ネオ開発時のデータから、AEは技術的に躍進

 以降「小型MS開発時の遅れ」は取り戻した、とされます。

余談。以降の宇宙世紀史に与えた「シルエット・フォーミュラ」の影響

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 キット解説では、「地球連邦軍の主力MS」とされるジェムズガン

取り戻した主流
 F91の頃、AE社は技術的に遅れ、“追いつく”為に行ったのがシルエットF計画
 盗用したデータを検証、実験機を作る本計画をもって
 技術的に「追いついた」とされます

 前半のシルエットガンダムでF91同等性能、ネオガンダムで制御面も獲得

 それらの反映か、AE社は同時期「ジェムズガン」「ジャベリン」も開発し
 連邦軍主力MSの座を堅持します

 これらは従来のAE社量産機になかったビームシールド、高出力を達成

 しかし以降、再び30年に渡ってこれらのMSが使われる事になり
 Vガンダム期にようやく「ジェイブス」が配備へ

※ジェムズガンは作業機並みに低出力とされますが、開発時期のMSでは高出力

サナリィも、“量産MS”の座を狙ってセールスをくり返したとされますが…

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 本作とF91から更に10年後、UC.0133年クロスボーン・ガンダム 4巻より

サナリィの商売
 F91量産販売に成功し、連邦軍と大口契約を結べたサナリィ
 10年後も、連邦軍へ“売る”新鋭機F97開発を進め
 クロスボーン・ガンダムとして実戦テスト

 曰く遠く木星圏の戦いなら、サナリィが関与してもバレないだろうとの判断

 しかし、結局“製品版”のF97E フリントを供出するハメになり
 海賊へ協力がバレたら不味いのでお蔵入り

 大金を投じ開発を進めるも、回収がうまくいかず苦労する姿で知られます

 Vの頃は、サイド2支局がザンスカールに接収、ベスパを名乗ってMSを開発する事に

前半主役機シルエットガンダムは、“アナハイムが再現したF91”

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 以下の5機は、全て当時キット化。現在も再生産中。

RXF-91 シルエットガンダム
 盗用データの完全再現は出来なかったものの、総合性能的ではF91同等
 実は劇場版F91の数年前に、既にF91の実機は完成しており
 そのデータを盗用して作られています

 UC.0111年、F90 ロールアウト、テスト開始
 UC.0116年、F91 ロールアウト、テスト開始
 UC.0120から0121、漫画「ガンダムF90」でジオン残党事件が勃発

 UC.0122年、未完成なF91がオールモビル討伐に投入
 UC.0123年、F91をバイオコンピュータへ換装中に“劇場版F91”が発生

 本機は、UC.0122年8月に完成し、翌年2月のテスト中に本作の事件が起こりました

ネオガンダムとは、アナハイムが「小型MS時代」をリードすべく生み出した次世代機

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 F91周辺の掘り下げが続くにつれ、本機の後継機も出現しそう

RX-99 ネオガンダム
 0122年8月にシルエットが完成し、翌年2月までテストが重ねられましたが
 シルエットで、MS本体スペックの“F91同等”を達成したAE社は
 模倣から「それを越えるMS」へ進みます

 その回答が本機で、ネオ・サイコミュ搭載により高度な操縦性を獲得

 F91へ、バイオ・コンピュータ開発を進めたサナリィに対し
 AEなりの回答なんですね

 ただコア・ファイター搭載によるデータ回収など、試験機の域にあったと察せられます

 更なる発展機RX-100が示唆されますが、型式以外は今も不明。

主役機の僚機は、“F90の量産モデル”再現を目指したMSだった

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 これも当時キット化、パチ組みでも格好良いのよ!

RGM-111 ハーディガン
 小型MSの開発競争に負けた際、サナリィ開発機が量産される事になりました
 しかし、サナリィは大量生産を担う工業力を持たない事から
 サナリィ提案機を、AE社が設計見直しし
 Gキャノンとして量産

 本機は、その“サナリィ提案MS”F-70 キャノンガンダムを再現したMS

 Gキャノンは、“暴徒鎮圧用”に設計を見直していましたが
 本機は対MS戦用を想定

 その仕様変更と、盗用データによる高出力化で高性能なMSとなりました

 サナリィのガンダムF90同様、ハード・ポイントによる換装も採用

元ネオジオンの老兵が乗るテスト機も、“盗用データ”による改良機

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 本機で白兵戦を繰り広げた為、CVに呆れられる場面も

F71B Gキャノン・マグナ
 しかし実は、本機は高い運動性も視野にいれたMSだったりもします
 とまれ、メインは盗用データによる高出力化とヴェスバー
 本機は「低コスト版ヴェスバー」を搭載

 粒子砲の可変速、収束距離の高速変換が可能となった低コスト版ヴェスバー!

 もっとも、ヴェスバーとしては安価というだけなのか
 後継機の姿は見当たりません

 キャノンが邪魔にならないよう、背中に回して運動性アップも可能

ビギナ・ギナの兄弟機、こちらは攻撃力を高めて設計された

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 当時もキット化、ギナとはほぼ全身のパーツが違うでソキウス

XM-07G ビギナ・ゼラ
 ちなみにガンダム顔も用意されており、当時キットでは組み換えが可能でした
 ビギナ・ギナは、CVが独自に進めて来たシェルフ・ノズルを発展させ
 機動性を高めた設計

 対し本機は、サナリィから盗用したヴェスバー搭載を前提にした設計

 AE社同様、ヴェスバー完全再現こそ出来なかったものの
 スラスター、AMBAC機能を与えています

 古くは百式のバインダー同様、機動性アップを兼ねた装備に

 またセンサーを設け、サナリィで問題になっていた命中精度のブレも改善しています

収録

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 このままUC.0100年代掘り下げが続けば、謎の後継機RX-100も…。

 電撃コミックス「機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91」。やすだひろし
 MS SAGA 1992年~1995年連載、メディアワークス発行。
 1996年月発売(前巻発売)

機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 感想
 第1話「遭遇」
 第2話「出撃」
 第3話「迎撃」
 第4話「コロニー」
 第5話「連邦軍」
 第6話「ネオ・ガンダム」
 第7話「エリザベス」
 第8話「ガレムソン」
 第9話「脱出」
 第10話「復讐【最終回】」
 余談:シルエットフォーミュラ計画と、以降のアナハイム社

登場メカニック
 前半主役機 RXF-91 シルエットガンダム
 後半主役機 RX-99 ネオガンダム
 RGM-111 ハーディガン
 F71B Gキャノン・マグナ
 XM-07G ビギナ・ゼラ
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