公式サイト どろろ 第13話 感想 白面不動の巻 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 21時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
後期曲Dororo、闇夜へ! 不動が、私が求める顔は何? 求め続けた仏師の物語

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百鬼丸が改めて知ったのは、どろろも親が恋しい幼子だって事でしょうか
 懸命に百鬼丸を支えるどろろ、彼女自身も全く余裕じゃない
 自分の事で、手一杯だった百鬼丸ですが
 今、支えたいと思ったのか

 どろろ達はどこへ行く? “行き先”も考えさせられる回に。叶うなら、遠くまで…!

乙女か!
 今までも守ろうとしてましたが、本当の意味で、“兄貴”になった気がします
 オレは大丈夫、互いに支え、温泉回から背中地図エンド!
 背中ッ! 見ずにはいられない!
 このスケベ!

 おかかを癒した笑顔、母の顔を追う百鬼丸、どろろ、“顔”の回だった…!

どろろ 13話 感想

 どろろ 第13話「白面不動の巻」   
 冒頭「醍醐領後」
 後期OP「Dororo 歌詞(聞き取り」
 Aパート「その後の醍醐領」
 御面頂戴、白面不動
 おっかちゃんかい? おかかさん
 顔のない仏像  
 Bパート「離れるもんか」
 百鬼丸は知らない
 立派な顔が欲しいんだ!
 おれは大丈夫
 極楽。~叶うなら、遠くまで~    
 後期ED「闇夜 歌詞(聞き取り」
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 次回予告(公式予告によるネタバレあり)。
 これまでの感想

妖怪・顔おいてけ不動、でも最初に“顔”を失ったのは

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 お須志、お萩、お自夜、助六に続く「おかか」。新たなご飯だった…!

白面不動
 顔と、個性を重ねた回だった気がします。誰だって“自分の顔”は唯一無二
 なのにおかかと不動は、「こんな顔じゃダメだ」と
 他人の顔に点数を付けた

 でもおかか自身、やりたかった“菩薩像作り”の道を否定されていた

 どろろの笑顔に癒されたように
 菩薩作りを続けたかった、“自分らしさ”を否定されてしまった

 自分は何がしたかった?を見失い、“他人が求める”不動像に走った

 自分の大切なものと、他人の評価に苦しむ人の回だったなぁって

おっかちゃんとの訣別に荒れた、荒れに荒れた兄貴の「オレは大丈夫」

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 百鬼丸は母の顔を知らない、いつか知る時まで、母は生きていられるのか…?

あらすじ
 無茶をくり返す見える百鬼丸を心配し、どろろは騙して温泉へ向かわせる
 しかし道中、戦乱に、非業の死を遂げた仏師の遺作に宿った妖
 白面不動の「おかか」と邂逅

 百鬼丸が顔を狩られかけるが、どろろの呼びかけで仏師が我に返った

 白面不動は討たれ、仏師はどろろの笑顔に微笑んで逝き
 百鬼丸も“大丈夫になろう”と考えを変える

 やがて温泉でサービスショットをしていると、どろろの背に地図があると判明し…?

 次回、どろろ 第14話「鯖目の巻」

おっかちゃん『許してください!

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 前回、百鬼丸達はばんもんの九尾を退けるが
 醍醐家が家族だと判明
 敵対する立場に

 多宝丸も縫の方も、領民と百鬼丸を秤にはかけられなかった

 百鬼丸とどろろは、醍醐領を後にするのだが…?

おっかちゃん『私はあなたを…、救えませぬ!

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 でも、わかんねーよな~? あの化け狐の鬼神やっつけたってーのに

戻らない、戻れない
 家族、いや“母”との決別がひどくショックだったらしい百鬼丸
 眠るのもそこそこに、鬼神退治だと出かけます
 また

 体が戻らない、ってのがさー/モドるまで…、サガして斬る

 今までにない事例
 これも、百鬼丸を焦らせる一因か

 何より母戸の訣別、ショックを振り払うべく戦っていたいのか?

 家族に言われた事、どこまで理解しているのか

どろろ『醍醐領出てから、無理しすぎだって!』

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「(おとうちゃんとおかあちゃんがいなくたって、生きていけらぁ…)」

どろろは追う
 単に喋れるようになっただけじゃなく、“喋る”ようになった百鬼丸
 しかし、コミュニケーションこそとってくれるものの
 話を聞いてくれません
 が

「(兄貴にはオイラがついてやっからなっ)」

 どろろ健気
 自身、両親を亡くしているからこそか

 百鬼丸は醍醐領事件以来、ロクに休まず暴れまわるように。

 ひとまずは、彼の心を癒すのが課題なワケか

※以下、オープニング部を飛ばすならこちら

後期OP「Dororo」は、本作らしいグロめの演出からスタートへ

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■Dororo 歌詞(聞き取り)
 歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION

 この世界を裏切って 腹の中で蠢いていろ
 腸食い破って 赤黒くみなぎっていろ
 焼けた皮膚を破るまで 滾る

 闇の奥に光があって 遠く声を確かめあって
 濡れた指先で 撫でるように
 いつか君に触って

 闇の奥に光があって 遠く声を確かめあって
 濡れた指先で 撫でるように
 いつか君に触って みせるよ


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 ノンクレジット版がYouTubeにて公式配信中

Dororo
 2019年5月15日発売の新OP映像は、青白く、赤く燃える炎からスタート
 いきなり食われる百鬼丸、這いずる蟲にゾッとしますが
 どろろ登場から急変ですね!
 変わりすぎィ!

 怪物と二人渡り合う場面も、どんどん手前へ! 呼びかけあうのがカッコイイ!

 不敵な新キャラ。多宝丸は「家紋=醍醐家を背負う」覚悟でしょうか
 ミオの死に「鬼神」側になる百鬼丸も

 ぼろぼろ、作りものの手で優しく触れる百鬼丸、“彼の眼”に映るどろろ

 ときめくロードムービーになってるわ!

ラストは“豊かな水田”、ミオが目指した平和な姿

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 歌うアジカンは、鋼の錬金術師「リライト」など夕方アニメで活躍
 前期が、「パーティーは終わった」と暗めの雰囲気に対し
 ぐっと明るくなりました

 今後の物語自体、そういう方向へ向かっていくのかなーって。

 ミオの死、醍醐との決別が「底」だったのでしょうか

『兄貴ーっ! 温泉だって!! おんせんっ!』

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 その温泉の近くに! バケモンが出たってさ!!

温泉にいこう!
 騙した! 素直か!? 微笑ましくも百鬼丸の将来が不安になる一幕!
 いや、これ「どろろだから」ですよね
 そうですとも!

 どろろは百鬼丸を落ち着かせたい、そして温泉があると聞いた!

 何とか、頭から温泉に叩き込んであげたいんですね
 いい子じゃあねえか…

 うっかり「おっかちゃんが言ってた」と言い、百鬼丸を曇らせる場面も

 百鬼丸、こうやって「おっかちゃん」に夢見てたんでしょうな…

醍醐景光『朝倉も退き、こうして恵みの雨も降る………』

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 今はまだ、鬼神との約定は反故になっておらん…。だが

巷に雨の降るごとく
 醍醐家の心にも雨ぞ降る。乱暴な話ですが、百鬼丸を生かしては危うい
 水害かと思いきや、今回は“恵みの雨”として降りました
 二ヶ月続いた旱魃がカバー
 が

 だが…、このままではいずれ…!(景光)

 自害するも生きていたものの、うなされ続ける奥方様と
 隻眼になって男振りが増した多宝丸

 醍醐にも、視聴者にも愛されてきた多宝丸、彼はどうなってしまうのか

 陸奥も言ってましたが、加護があったればこそ今がある。

男『やめろ! 離せ!? てめえ、女房じゃねえな!?』

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 やはり…、この顔も違ったかッ!(女性)

御面頂戴
 殺っといて酷い言われようですが、“女”は男の女房に化けたのね
 女は、他人にとって親しい存在に顔を変え近づき
 油断させて祭壇へ

 さすれば不動が御面を頂戴、“正解の顔”を放り込めば目的達成

 ところが“顔”が見つからない
 お客様に、正解の顔をお持ちの方はいらっしゃいませんか…?と

 祭壇に捧げてスッパリ、アステカ辺りの生贄みたい

 顔を集める妖! だから“白面(顔がない)”のか

どろろ『へへっ…、こりゃあ夜を越すのにちょうどいいやっ』

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 あっ…、それとここ、野盗の根城かもしれないから気をつけてくれよ?

野党の根城
 長らく人が訪れてない風だったのか、家を勝手に借りてしまうどろろ達
 とにかく、少しでも百鬼丸を休ませようとします
 と

 でも殺しちゃダメだ! とっちめるだけだぜっ! なっ?

 人を殺す剣呑な“赤い”炎
 生まれたとき、鬼神に赤を移された百鬼丸を心配してるのね

 着実に人に近付く一方、いつ“赤”に転んでもおかしくない百鬼丸

 転ぶのはだるまさんだけで充分よ!

どろろ『滝の音…? すげえや…』

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 なんでい!? でっけえ仏像か…、おどかすなっ!

滝の下のお不動
 日頃バケモノを見てるどろろだからこそ、人一倍驚くのやもしれません
 またバケモノか! って思っちゃうよね!
 で

 おっかちゃん…?/私がかえ…?

 今度はおっかちゃんに化けた“女房”
 もちろん「そうだよ、俺だよワリオだよアンタの母だよ」とは言いません

 あくまで似てるのかー、そっかーと装うのね

 どろろにすれば、まさか! 生きていたのかと仰天ですが…

どろろ『兄貴! この人を見てくれっ!!』

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 あやかしかい?/チガう。……わからない

こいつを見てくれ、どう思う?
 すごく…、大きいです…素敵な妖センサー兄貴ですが、見分け不能
 彼女、直接手にかけてるわけじゃないからか
 で
 
 あたしはおかか、ってもんだえ? そんで、ここは私の家だえ?

 多分、これが常套手段なのね
 しかし「おかか」て。

 お須志! お萩ッ! お自夜! 助六ッ! そしておかかッ!!

 やっぱりご飯じゃないか! おひつ持ってきて!

どろろ『おかかは一人で住んでいるのかい?』

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 そういやあの仏像、なんで顔がないんだい?(どろろ)

フェイスレス仏像 
 滝目当ての行者、修行者のおかげで食っていけてるというおかか
 巨大な不動像は、元々菩薩像で名高い仏師が彫った物
 仏師は、“誰も見た事がない顔”を彫ろうとし
 試行錯誤をくり返した
 が
 
 とうとう顔を作れないまま、無念の中で死んでいったんだえ…

 クリエイターの熱いこだわり
 戦乱で菩薩像需要が減り、人気仏師だった彼は凋落してしまった

 そんな時、滝によって削られた“不動に似た岩”から思い立ったのね

 戦乱が強い象徴を求める、醍醐様を彷彿とさせます 

どろろ『なんだか、よく解んねえ話だな~』

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 どろろにはまだ早かったかね、と苦笑した様子のおかかさん
 実際、即物的に盗んで逃げて生きてきた彼女には
 理解出来なかったか

 彫って売りつけようにも動かせないし、見世物にしようにも山ン中過ぎる

 カネにならない事をして、なんになるんだい?ってな話……?

どろろ『……おかゆを見てたら、おっかちゃんを思い出しちまった…』

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 ここらは夜になると冷えるから……(おかか)

それは良かった
 煮えるおかゆを手に受け、甲斐甲斐しく着物を被せてくれた母
 おかかの姿は、どうしても母そのものでした
 と
  
 こんな旨え飯、初めてだっ!/まあ…、そう。良かった

 百鬼丸、バタンきゅうと眠ってしまいますが
 いつもの彼なのか拗ねたのか。

 どろろが「おっかちゃん」と連呼した為とも、好意への嫉妬とも見えますが

 と思いきや、後ほど理由が明らかに

『あの…、さ…、おいら、その、やっぱり…、おっかちゃんって呼んで…、いいかな』

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 甘えん坊さんだえ…、どろろは…。ええよ。好きに呼んだらええ

温もり
 母の顔、母の声、おかあちゃんっ子などろろには覿面でした
 それ以上いけない!
 が

 安心したら…、なんだかオイラも…、急に眠くなって…、きた…

 夢見るように地獄行き
 それが「おかか」が、ずっとやってきた事なのね

 このご時勢、食っていけてるのも「施し」じゃなくて奪ってるからかも

 おかかさん、声音がもう不穏で不穏で…

おかか『そう…、薬が効くか不安だったけど…』

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 仏師とは、あたしの事…!

おかかの正体
 曰く不動に妖が宿り、仏師の無念を晴らすべく顔を求め始めた
 不動は、手始めに仏師をよみがえらせ
 顔を集め始めた
 と 

 子供の顔は不動には合わない…、けどあの男の顔なら!

 妖怪・顔おいてけの誕生
 不動の力で心を読み、他人の望む姿に変身しているのね

 しかし、「仏師の無念を晴らすため」仏師自身を使役するとは。

 死者だから、五入だった「炎」がおかしかったのね

“母の声”『どろろ…? 甘えん坊だねえどろろは…』

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 ならばその顔! 不動に与えてやろうかッ!!(おかか)

どろろ奮闘 
 戦乱の世で、身内を失うものが多い世相にぴったりな“変身”で
 他人の心につけこむおかか
 が

 あにき…、おいらが助けてやっからな…

 今週は、百鬼丸の為にどろろが踏ん張る番!
 薬が効いてる中で身体をひきずる

 うっかり転んで、ふんどし姿をサービスするのもお約束

 今にして思うと、制作スタッフセクハラすぎない!?

おかか『縛らないでおいてやったのに! 何故逃げなかった!!』

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 離れるもんか! 誓ったんだッ!!(どろろ)

おかかの気遣い
 縛らなけりゃ追ってくるだろう、と視聴者的には思ってしまいますが
 おかかなりに、どろろに思うところがあったのです
 で

 ドロロ…?/随分、寝てたな…、兄貴…?

 大の男を、片手で引っ張っていくおかかは
 見た目より遥かに怪力

 自分が死人だと話せば、どろろは怖がって追って来ないと思ったのか
 
 いや、おかかの真意はもう少し先があって…

おかか『……くっ!』

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 文字通り動かない不動ですが、息を吐きだし、百鬼丸の動きを制限

白面不動vs百鬼丸
 おかかの計算外は、百鬼丸が仕込み刀でたやすく逃げられた事か
 冒頭、おかかの家に勝手に入る際に
 百鬼丸は“刀を置き”ました

 おかかは“百鬼丸は丸腰だ”と思い、安心していたのね

 そりゃまあ、両手に仕込み刀とは思いもよらないでしょうが
 おかかの身のこなしも予想以上!

 百鬼丸の刀を次々かわし、不動様へと誘導、“倶利伽羅剣”で狙わせます

 不動は息を吐き出し、百鬼丸の動きを止める芸当も

身動き取れない中、不動の倶利伽羅剣に狙われた百鬼丸は

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 滝つぼには、死者が朽ちることなく沈んでいましたが…

羂索(けんさく)
 皆一様に水面に手を伸ばすのは、死にたくない、という思いか
 そんな時、百鬼丸を狙って不動が“羂索”を落とします
 不動、動けませんから

 少々間抜けですが、動けない不動には精一杯の攻撃だったらしい

 しかし、百鬼丸はこれを伝って上に戻ってしまい
 左手を破壊してしまいます

 ちょっとしたアトラクションみたいですが、他に武器がないし!

 彼が うごくせきぞう だったら良かったのに…!!

おやめなさい、百鬼丸! もう良いのです、何も傷付ける必要はありません!』

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 オ前は…、オカカだ/な…!? どうして顔が変わらぬ!?

母の顔
 どろろ同様、“顔”を変えて懐柔を図ったおかかですが
 声は確かにその通り
 が

 お前…、母の顔を知らぬのか!

 おかかにすれば怨嗟
 しかし百鬼丸、この一言どう響いたのでしょうか

 俺は母の顔を知らない、改めて突きつけられた格好に

 そうか、だから「顔」がテーマなのか…

『顔を…、顔をおよこし…! ずっと…、ずっと探し続けたその顔をッ!!』

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 壊れた羂索を利用し、百鬼丸を緊縛プレイにしてしまうおかか
 羂索の縄も、不動の一部であるからして
 こうしてプレイに使えるのか
 まあいやらしい!

 またおかか、冒頭では「やはり違ったか」と男の顔に失望

 しかし、百鬼丸フェイスには確信があったようです

どろろ『もう、やめてくれ…、おっかちゃん…!』

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)おかか
 黙れッ! あたしは、あいつの顔が欲しいんだ!!
 今までで一番立派な顔が…!

)どろろ
 なんで…、そんな立派じゃなきゃダメなんだよ…

 目があって、鼻があって、口がありゃ充分だろう?!

  それをおかかは自分勝手に…
  人を騙して、顔を剥ぎ取るバケモンになっちまったんじゃねえか!

 なんで…、なんでそんな事してんだよ…


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)どろろ
 自分の顔、取り上げられちまったモンの気持ち、考えてみろよ……

 つらくて…
 悔しくて…
 悲しくて…


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 そもおかか自身が、“顔を取り上げられた”のかもしれません

最初に失われた顔
 顔なんて目や口が揃ってりゃいい、どんな顔も当人にはかけがえないもの
 今まで、おかかが「つまらない」と捨ててしまった顔も
 当人達には唯一無二
 大切なもの

 同様におかかも、大切な“菩薩作りの道”を否定され、辛かったのか

 菩薩作りの仏師である事
 自分らしさの否定が、“顔”を奪われるのと同様に辛かったのか

 他人が求めるもの、不動作りを目指したけど、彼女がやりたかった事じゃない

 だから、他人が求める「誰より立派なもの」を目指したのか

言われて思い出した、自分は何故、何時の間にそうなってしまったのか

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)仏師おかか
 立派な、顔……
 どの不動よりも立派な顔……

 何故…? 何故…? 分からない、何時から…!?

 いつから、いつから、あたしは……

 無理だ…
 あたしには、もう無理だえ……


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 果たして彼女は、いつ自分を見失ってしまったのか

自滅
 不動像に取り憑いた妖が、彼女の意思を捻じ曲げたのは間違いない
 ただそれ以前に、彼女の言葉は生前のもの
 不動像作りに取り憑かれたものか

 自分はいつから、“立派な不動作り”にこだわってしまったのかと

 困惑しだした彼女は、不動によって切り捨てられますが
 やがて百鬼丸は不動を撃破

 顔を斬って終わりかと思いきや、自らの倶利伽羅剣でズンバラリン、と

 気配は去り、ただの不動像に戻ったのでした

おかか『どろろ…、顔に…、笑って、おくれ……』

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 優しい子だえ…、どろろは…、あんたの笑った顔は…、仏様のように見える…わけだえ…

笑顔と訳
 おかかがどろろを手にかけなかったのは、その笑顔に惹かれたから
 元々は菩薩像仏師、彼女が“彫りたかったもの”と
 良く似ていたからだったのか

 おっかちゃん…!

 斬られたから
 というか、母体である妖が消滅した為でしょうか

 元々いつの時代の死体だったのか、おかかは崩れて消滅

 辛そうなどろろに、百鬼丸は何を思ったのか…

『ごめんよう兄貴、おいらがしっかりしなきゃって思ってたのに…』

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 ドロロ…、オレは、大丈夫。温泉、行くゾ…

兄貴の自覚
 今回の事件は、“助けてもらってばかり”と思うどろろには痛恨事
 恩返しに、その分しっかりしなきゃと思っているのに
 迷惑かけちゃったと
 でも

 行クゾ…/…へ、へへへっ♪

 温泉の傍に化け物がでる事
 それもウソだ、と明かすも、「行くぞ」と語尾を食う百鬼丸

 百鬼丸は、どろろだって、まだまだ親が恋しい幼子だ支えなきゃと?

 そう自覚したんでしょうかこのスケベ!

どろろ『オイラ入ンの初めてだよっ! …み、見んなよ兄貴!』

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 見えねーのは知ってるけど…、!? だから見ンなって!

極楽なんてあるのかな
 と軽いラブやらコメやら繰り広げたどろろ、色を知る年齢か…!
 普段、胸元をジョジョ並みにフルオープンな彼女ですが
 流石に全裸は恥ずかしいらしい
 が
 
 極楽ってこんなところかもね? 兄貴っ/……ウン………

 生まれて初めての温泉
 百鬼丸も、第2話で“神経”を取り戻しており五臓六腑に染み渡ります

 いや、五臓六腑もどっか欠けてるかもしれませんが

 乙女みてえな反応じゃあねえか! ええオイ!

へっへっへ…、そうかもねえ。だったら、さっさとくたばるのも悪くないねえ…』

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 坊さん!? どっからわいて出てきた?!/ズイブンな言われようだねえ

熟成と言い換えよう
 どっから沸いただなんて、温泉らしく上手い事いったどろろですが
 琵琶丸も、「これが極楽なら死ぬのも悪くない」と
 これも言い得て妙

「お前さん達が来る前からいたよ…、全くこれも腐れ縁かねえ」

 腐れ縁なら腐りすぎである
 あらやだ、どろろったら兄貴に抱きついちゃって!

 まあいやらしい!

 どろろ、首の輪っかは外さないのね…?

風呂だ風呂だー!』『おふろーっ!!』

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 お前どっから来たん?/来たん?(小猿兄妹)

叶うなら、遠くまで…
 的確に局部を隠して飛び込んできた兄妹と父、近辺の子供らだそうで
 どろろは、えっらそーに「旅をしてるんだ!」と言いますが
 なら「どこに行くんだい?」と
 おっと…

 そ…、そんなの…、まだ決まってねえよっ!

 子供は本質を突くもの
 いやまあ、どろろの言い返した言葉も“本質”かもですが

 二人はどこから来てどこへ行く? そんなものは このわたしが 破壊する

 どろろ、期せずして考えさせられましたね

『何これ、お前の背中、何か描いてあるぞ?』

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 地図だー!/もっと見せてくれよー♪/うるせー!!

もしかして:蒙古斑
 背中に「地図…?」と、困惑した声音で返したどろろさん
 どうも、知らない内に刺青されてたらしい
 後のゴールデンカムイである
 と

 うっせー! 人の背中いつまでもジロジロ見んなー!!

 一見は花にしか見えませんし
 実際、多分「花」に偽装して彫ったのかもしれません

 どろろの地図でどこへ行く? フフフ後期クールらしい新たな目的!

 してみると、「目」を取り戻さにゃならんワケね

ああ いつだって 愚かさに苛まれているの でもさあ 辛くなって 終わらない夜なら きっと

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■後期エンディング「闇夜」歌詞(聞き取り)
 歌:Eve

 救いなどない
 生まれ落ちてきた
 歪な心の形に 勇ましい鼓動の叫び
 振り向きはしない 修羅の道だって

 枯れゆく季節が 凍えて 確かな答えを探した

 醜い姿に その痛みさえも気付けないまま
 僕たちは この皮も剥がしてしまったの

 ああ いつだって 愚かさに苛まれているの
 でもさあ 辛くなって 終わらない夜なら きっと
 疑わぬあなた 呪われた世界を愛せるから

 すべてを背負って 今 取り戻すの


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 疑わぬあなた 呪われた世界を愛せるから すべてを背負って 今 取り戻すの

後期ED「闇夜」
 新ED映像は非常に感性的で、ボヤけた中にどことなく百鬼丸たちの姿が
 でも、「百鬼丸の視点」に近い感じなのかもしれません
 ちゃんと見えない世界

 歌詞は曲名通り、全体に暗く、それも許容して愛する曲

 親に生贄にされたみたいに
 呪われた世界だけど、起こってしまった事は変えられませんし

 そんな世界を愛して、背負って取り戻す

 前期と比べ確かな希望に変わっている、「ハッピーエンドに向かう曲」と感じました

感想追記

 どろろには解らなかった苦悩
 おかかに気付かせた笑顔
 大丈夫になろうとする百鬼丸
 どろろと百鬼丸が目指すもの
 OP裏話(?)
 不動明王像に宿った妖「白面不動」
 今回のは、鬼神でなかった様子     
 トップに戻る

どろろには“よく分からなかった”仏師の苦悩

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 だって「顔なんて目、耳、鼻があればいい」からだったのか

仏師の苦悩
 だから死ぬまで悩む必要はない、思うままに彫ればいいじゃないかと。
 なのに、おかかは「立派な顔」が欲しいばかりに
 何人も犠牲にしてしまった

 そんなに立派な顔、他人に認められるものじゃなきゃダメかい?

 おかかは、菩薩像を誰も認めなくなってしまった為に
 不動像作りに転向した仏師でした

 他人に認められる、立派なものじゃなきゃダメだ、と取り憑かれたのね

 でもそれが解っても、罪を犯した彼女には遅すぎたのか

おかかが、どろろを逃そうとしたのは「笑顔」だったのもあったのか

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 母を思い出し、涙を堪えてかっこんだどろろはにっこりと笑った

仏さんのよう
 中盤、どろろが逃げられるよう縛らなかったというおかか
 おかか自身は、「不動には合わないから」と言うも
 思えば、この時の笑顔が仏様のようで
 彼女に響いてたのか

 元々彼女が彫りたかったのは、そういう優しい顔のはずですから

 でも、誰もそれを求めてくれなくなって方針転換を図ったのが
 色々な悲劇に繋がったんですね

 時代が求めたのは力、力強いお不動さんだった

 評判の菩薩像彫りだったおかか、百鬼丸母の菩薩像とも関係あるのでしょうか

オレは大丈夫。百鬼丸は「大丈夫になろう」と思い始める

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 冒頭真っ暗、ラストは真っ青! その対比も、まっこと良かった!!

オレは大丈夫
 今まではどろろが気にかけないと、百鬼丸は我が身を省みませんでした
 でも今回、「どろろに心配をかけまい(多分)」とはいえ
 自分の身を心配し始めた

 これは大きい!

 今までずっと、どろろが兄貴兄貴と気にかけていましたが
 転換点になる回だった気がします

 伏せってる縫の方や、寿海さんが聞いたら喜ぶでしょうな…

きっかけになったのは、おかかの着物を抱きしめていたどろろか

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 白面不動を倒した後、どろろを見守っていた百鬼丸

母の顔
 冒頭、どろろが「おっかちゃん」の話を慌てて止めた事からも
 百鬼丸は、どろろが言う「おっかちゃん」に憧れ
 期待していたように思えます

 それが離縁に終わったのが、捨て鉢になった理由でしょうか

 でも、そうやって自分を励ますどろろにしても
 同じように母が恋しい

 なのに自分を気遣うどろろに、「もう心配かけないように」

 そんな風に考えていったのかなー、って感じました

その旅に目的地はあるの? 答えに迷ってしまったどろろ

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 本作のキャッチコピーは「叶うなら、遠くまで」

叶うなら、遠くまで
 旅の終着地を意識し始めたどろろに、「それで遠くまでか」と思いました
 EDラストや、ミオの夢、種籾を持っていることからすれば
 ヒャッハー!食いもんだー!!

 いつか安住の地に辿り着くのかな、と思えるもの

 でもコピーは、「二人で行ける限りどこまでも…」
 って印象になりますね

 前OPとEDも、「最初から、終わりがあるなんて解ってる」ってモノでしたし。

 解っているから「叶うなら、遠くまで…」なのかしら。

ツイッターで描かれた、新オープニングの裏話(?)。まさかの!




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 やっだ、新OP絵コンテ表紙の二人かわいすぎる

まさかの打たせ湯
 今回冒頭、鬼神退治に一心不乱、騙され温泉に向かった兄貴ですが
 ま さ か の お 気 に 入 り
 あにきかわいい

 先日の百鬼饅頭事件といい、浅田先生よきイラスト描かれすぎる…

 過酷な日々でしたが
 少しずつ知って、少しずつ「好き」が増えていく兄貴

 合わせて、百鬼温泉饅頭の商品化まったなしスよ…

余談ですが、今回の温泉には「弥勒菩薩之」と

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 多分「弥勒菩薩之湯」、神社にある温泉だったらしい

みろくの湯
 今回の仏師は、まだ平和だった頃の人=大昔の人だったみたいですから
 当時、彼女(彼?)が彫った菩薩が奉納された神社なのかな…
 と、想像してしまいますね

 というか、どろろと母がお粥をもらった神社を連想する風情

 ちょっとドキッとしましたが
 反応、何よりもっと立派だったので別の神社だった模様

妖怪・顔おいてけ、不動明王像に宿った妖「白面不動」

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 菩薩像作りの仏師が、“他人を見返す為に作ろう”とした不動明王像

顔が白紙なお不動さん
 だからこそ、“誰より立派な顔”で作ろうとしたが、優しい顔の菩薩が専門な為か
 おかかでは完成に至れず死亡、後年に妖が宿って怪物化。
 他人の顔を求める怪物となってしまった

 なお不動明王とは、大日如来の“教令輪身”。ざっくり言えば戦闘形態(迫真)

 密教では一つの仏に三つの姿があり、大日如来の姿の“一つとされる”。

 如来が自性輪身、真理・悟りの境地そのものの姿
 菩薩が正法輪身、真理・悟りを、平易に説く姿
 明王は教令輪身、仏法に従わぬ者を脅し諭し、敵対者を力ずくで止める姿だとか

 憤怒の表情は、最も救い難い衆生をも力ずくで救うための姿であると。

 話して分からないなら力ずく、そういう仏さんが流行る世ってワケね

剣以外は動かなかった為、攻撃に苦慮していた白面不動

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 お不動さんの剣は、倶利伽羅剣(くりからけん)というとか。

不動の剣と縄
 不動とは話しても解らない、救いがたい人々をも救う為の仏さんなので
 その剣は、魔の退散、“煩悩や因縁を断ち切る”ものとされ
 また、倶利伽羅竜王が炎となって宿っている為
 倶利伽羅剣と呼ばれるそうな

 そして水上の百鬼丸を攻撃、引き上げてしまったのは“羂索(けんさく)”

 要は投げ縄、悪を縛る縄!
 羂が“罠”の意味で、鳥獣を狩る道具から転じたものだとか

 また煩悩から抜け出せない人々を、縛り上げてでも救い出すのだそうな

 山の不動明王様ってば、アグレッシブなのね…。

白面不動は、倒しても「仏像破壊」描写がありませんでした

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 九尾の時は、ヒビが入るに留まった為か“身体”は戻らず

十二の鬼神
 同様のケースかと思いましたが、そもそも鬼神像描写がなかったですね
 前回のは特殊で、同時に「阿修羅像(?)」が発光した為
 そっちに部位が移った可能性

 元々鬼神は、一つ=命を奪い損ねた、と第2話で万代が言ってますので

 今回のは、妖が宿って生まれた怪物と言ってましたが
 どうも鬼神じゃなかったのね

 それでも百鬼丸も緊縛プレイを喰らうなど、かなりの強敵でした

決して…、決して!

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 彼は白面不動であって、面白不動じゃないんだからねっ!
 か、勘違いしないでよね!
 白面だから!

 一発芸とかやるお不動さんじゃないから!

 面白黒人枠じゃねーからなボブ!

公式ツイッターより














































































2019年4月8日 どろろ 第13話「白面不動の巻」

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 今週は手塚プロダクションが制作

スタッフ
 脚本:村越繁
 絵コンテ:吉村文宏
 演出:波多正美、鈴木卓夫
 作画監督:千葉繁
 総作画監督:羽山賢二 岡真里子
 アニメ制作:MAPPA手塚プロダクション
 原作:手塚治虫(1967年 - 1969年)
 制作協力:-

あらすじ
 醍醐領を出たどろろは、滝の裏にそびえ立つ巨大な不動明王像を目にする。この不動の正体は、人間の顔を集め自分のものにしてしまう妖怪なのであった。

トップに戻る/以下、公式あらすじよりネタバレ

次回のテーマは「目」? どろろ、今度は琵琶丸に何を…?

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■次回あらすじ
 どろろと百鬼丸は訪れた焼け寺の跡地で、辺りを治める鯖目という男に出会う。鯖目の屋敷に招かれ焼け寺と妖怪の話を聞くが、不審な点を感じる二人。


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 琵琶丸に何か言われ、恐れている様子のどろろ。果たして何を…?

鯖目の巻
 次回、明らかに「人間の方が怖い」パターンっぽい話?
 揃って、死んだ魚のような目をしてる領主達
 だから「鯖目」か

 ひどい! サバに風評被害だわ!

 妙に「目」が印象的ですが
 目が戻るにしては、少々早すぎる気もしますが…?

 感覚的に重要な部位なので、戻るのは終盤なのかなーと思う次第

 次回、どろろ 第14話「鯖目の巻」
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どろろ 感想 2019年1月 公式ツイッター

 どろろ 第1話「醍醐の巻」
 どろろ 第2話「万代の巻」
 どろろ 第3話「寿海の巻」
 どろろ 第4話「妖刀の巻」
 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」
 どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」 OPテーマ「火炎」歌詞
 どろろ 第7話「絡新婦の巻」
 どろろ 第8話「さるの巻」 EDテーマ「さよならごっこ」
 どろろ 第9話「無残帳の巻」
 どろろ 第10話「多宝丸の巻」
 どろろ 第11話「ばんもんの巻・上」
 どろろ 第12話「ばんもんの巻・下」、前期OP「火炎」、前期ED「さよならごっこ」
 どろろ 第13話「白面不動の巻」
 どろろ 第14話「鯖目の巻」
 どろろ 第15話「地獄変の巻」
 どろろ 第16話「しらぬいの巻」
 どろろ 第17話「問答の巻」
 どろろ 第18話「無常岬の巻」
 どろろ 第19話「天邪鬼の巻」
 どろろ 第20話「鵺の巻」
 どろろ 第21話「逆流(ぎゃくる)の巻」
 どろろ 第22話「縫の巻」
 どろろ 第23話「鬼神の巻」
 どろろ 第24話「どろろと百鬼丸【最終回】」

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