公式サイト どろろ 第9話 感想 無残帳の巻 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 21時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
どろろの生い立ち、戦い、両親! その死と“イタチ”。己を省みない両親の愛

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世渡り上手に見えるどろろの両親こそ、作中屈指に不器用な人たちだったと
 でも賢く生きろってイタチの言葉も、“彼女”に息衝いてるよう見えます
 生きて生きて、戦がなくなるその日まで!
 命懸けの教えで育った!

 生きる事が彼女の戦い。どろろが“女の子”明かされた!

「負けない」ミオに通じる形
 喋るの苦手なのに、必死に「どろろを助けて!」と奔走した百鬼丸も素敵
 でもどろろは、そんな姿が見えていなかったから
 置いてかれると焦ってしまって…
 ラストが爽やかだ!

 しかし次回、“本当の家族と再会”。多宝丸どう出る…?

どろろ 9話 感想

 どろろ 第9話「無残帳の巻」
 冒頭「におい」    
 Aパート「どろろ からだ あつい」
 野伏せり・火袋一味
 侍の仕返し
 お父ちゃんが戦う理由
 父の終着点 
 Bパート「二人旅の終わり」 
 どろろの隠し事
 多宝丸は見た       
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 次回予告(公式予告によるネタバレあり)。
 これまでの感想

実は女の子だと隠していたどろろ、兄貴にバレて焦るの図

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 だから冒頭、臭いのに嗅がれたと恥ずかしがったのね

色を知る年齢か!
 性別の逸話。当時、アニメで演じた松島みのりさんは途中で知らされたそうな
 当初は知らされず、途中スタッフさんから「実は女の子」と明かされ
 最初は冗談だと思ったとか

 原作でも胸を隠す場面があり、「おやっ?」と思ってたそうで

女とバレたら身が危ない、時代背景を感じるエピソード

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 母は継ぎ接ぎを着ながら、どろろは最後までピカピカ…。愛を感じる演出

あらすじ
 どろろが三日病にうなされ、百鬼丸はオロオロするばかり
 幸い、近くの尼僧に助けてもらって事なきを得て
 どろろが女の子だとも判明した

 夢で父・火袋と、母・お自夜、イタチと過ごした日々を思い出すどろろ

 父の死、母が託した“戦が終わるまで生きろ”という願い
 賢くなければという現実

 他方醍醐景光は百鬼丸生存を確信、多宝丸も“赤子”の話を立ち聞きし…?

 次回、どろろ 第10話「多宝丸の巻」

どろろ『よく飽きねえなあ、朝からずっと匂いかぎまくってさあ…』

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 前回、百鬼丸達は伝承の妖怪「残され雲」を退治
 六つ目の部位「鼻」を取り戻し
 百鬼丸はまた人に近付く

 際しどろろは、「どろろっていい名前だろ♪」と主張していた。

どろろ『?! …いい加減にしろよっ!』

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 どろろの匂いまで嗅ぎおった!?

いき場のない手
 嗅覚を取り戻した百鬼丸、よっぽど楽しいらしく朝から嗅ぎまくる
 そんな時、どろろが熱を出して倒れてしまった
 さあ困ったぞ!

 日頃どろろに世話されてる百鬼丸、いつもと逆だ!

 どろろ、すこし炎が薄れてるようにも見えますが
 百鬼丸は不調と分からなかったらしい

 やだどろろ、色っぽォい…

旅人『なっ…、なんだい!?』

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 どろ、ろ、からだ、あ、つ、ぃ……

たどたどしい…!
 ただでさえ“眼”が作りものな上、たどたどしい百鬼丸は薄気味悪く
 旅人には避けられ、二人目のナイスミドルも…
 と

 病か…、あいにく俺は百姓だ

 薬もどうすればいいかも分からない
 現代と違い物資も教育が足りず、生活もカツカツですものね

 ミオ達がご飯を奢ってくれたのも、今にして思えば奇跡のようなもの

 こういう反応、残念ですが当たり前か。

どうすればいいのか、ひとまず木陰に寝かす百鬼丸

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 急ぎ足で歩いたり、ちょこんと座ったり百鬼丸が健気
 また、農民さんが薄情に感じたのは
 ある面で前振り。
 困窮した時代

 たとえ苦しそうでも、親切に出来る人は滅多にいないと。

 横たわったどろろ、曼珠沙華に咄嗟に連想し…

どろろ『おっかちゃん……?』

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 ここは寺です、お連れの方が運んでくれたのですよ…?

Terraへ…
 幸い尼さんが通りすがり、寝床を貸してくださった。
 また、あくまで「お連れさんのおかげ」とし
 自分の事は主張しません

 出来た尼さんです…、そして過ぎるボロボロになった母の姿

 ミオも確かに苦しんでいました
 しかし、「ああ」しなかったらこうなっていたのか
 
 ミオを「えらい」と言った気持ちが、察せられるような

『兄貴…? 兄貴!

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 また置いてかれちまう!

トラウマ
 慌てたどろろ。確かに少し前なら、置いていったと思いますし
 ミオの時も、どろろを置いて鬼神退治に向かいました
 トラウマなんですね
 ただ

 誰もあなたを置いていったりしません…

 あの百鬼丸が、他人の為に水を汲みにいったとか
 当初からは考えられません

 ミオに世話になってた頃も、ひたすら鬼神退治を考えてたみたいですし

 家事を手伝ってたどろろが好対でした

どろろ『曼珠沙華は好きじゃねえ…』

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 そんなに酷い親御さんだったのですか?

そうじゃねえ
 両親を思い出すから嫌だ、と言われたら誰しもこう考えますが
 無論、どろろにとって“両親”は温かさの象徴
 と 

 強ェし優しいし、温けェんだ…

 目配せで百鬼丸を制する尼さん
 てっきり、「後は身内で…」と任せるかと思いきや逆でした

 辛い話を聞き寄り添う尼さん、西洋の懺悔室を連想します

 坊さんや尼さんの仕事は、東西変わらないものか。

『お父ちゃんっ! 次はオイラも連れてってよ♪』

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 おっかちゃんが、良いって言ったらだ

火袋一党
 燃えるような赤から焚き火へ、炎を大切に描く本作らしい演出から
 両親が健在、どろろがより無邪気だった頃へ。
 父は「侍狩り」。

 あの侍ども、いい様だったぜ~

 父は火袋、母の名はお自夜
 相棒はイタチ

 おすし、おはぎ、おじや。何故かご飯物が多いです。

 あ、あれってハクビシン? タヌキなのんっ アライグマでしょ『新手のイタチ』攻撃だッ!

イタチ『今の俺たちなら、あの醍醐にだって負けやせんよ』

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 この口振りから、百鬼丸の実家が大活躍してるのも察せられます
 彼らは、この辺を根城にして侍を襲っているようですが
 住居はかなりしっかり

 相当に長い間、負けなしだったのでしょうね

イタチ『さて、次はどこを狙いやしょうか?』

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 オイラだって悪い奴くらいやっつけられらぁ!

おっかちゃん
 次の襲撃場所を相談する間、どろろは母のほうへ行かされますが
 どろろ、自分も戦いたいと駄々をこねて…
 と

 言うこと聞かないと、また木に吊るすよっ

 吊るしてるのかよ!
 さすが! 戦国時代はハードなプレイですね

 おっかちゃんも当時は服が立派、顔も美人さんです

 旦那さんに、大事にされてるのねえ

イタチ『どしたぁ? ほっぺた膨らませて、リスの真似かぁ』

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 オイラは刀使えねえから、コイツで悪い奴をやっつけてやんだ!

アタマの時代
 第1話で見せた投擲は、幼い頃からしっかり鍛練した賜物だったのね
 敵を「わるもの」と呼んでる辺り
 いかにも危うい

 これからの世の中は、力だけじゃ生き残れねえ

 が、それ以上にイタチが「危ない」。
 裏切る奴の常套句!

 実際、直後の敵が攻めてきたので、「裏切ってるな!」という描写!!

 と思いやイタチは防戦に参加、別に裏切ってなくて…?

『大変だー!』『侍どもが攻めてきたぞー!!』

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 フン! 俺たちが狙うのはお前たち侍だけだ!!

仕返し
 遂に里がバレてしまった悪党・火袋一家は、侍の「仕返し」を受けます
 ここで吼えるのが彼らの誇り!
 と

 そこらの悪党と一緒にするんじゃあねえ!

 侍狩り専門の悪党
 どろろが、「侍」「悪い奴から取り返す」のを好む原点なのね

 弱い奴からは奪わない、「奪い返す」集団か

 ここからアクションが凄かった!

『どろろっ!』『おっかちゃん…』

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 裏切者然としたイタチですが、意外や一緒に返り討ちにしました

悪党ども
 描写は侍の方が押してると見えましたが、火袋とイタチが傑出しており
 戦いは火袋一家の勝利へ
 際し

 心配ないよ、お父ちゃんはお父ちゃんだ

 返り血を浴びて笑う父
 どろろは、「人殺しの父」が初めて怖く見えたんでしょうか

 母の言葉から、どろろの心境が察せられます

 多分、初めて戦いに立ち会ったんでしょうね

イタチ『こっからどうしやす?』

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 ここで逃げちまったら、死んだ奴ら会わす顔がねえ

男達の決断
 住処がバレてしまった上、仲間の多くを失った火袋ですが
 ここで、「徹底抗戦」を選んでしまうのが
 妻と相通じるのね

 お自夜、しばらく転々とする事になるぞ

 ここはもう安全じゃあない
 そこで、「もう戦いなんてコリゴリだよ!」と戦いを止める道もあった

 しかし火袋は“仲間の為”、戦い続ける男らしい男

 母が誇り高い死を選んだのと相通じます…
 
ナレーション『この時代、各地に“野伏せり”と呼ばれる野盗集団が存在し』

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 その蛮行は、力なき人々を恐れさせた…。

ドゥーネダイン
 ノッブ野伏せりは、主を失った侍たちだったり、或いは武装した平民だったりの総称
 野伏せりは普通、奪いやすい平民たちを襲う野盗集団なのですが
 火袋たちは、敢えて「侍だけ」を狙った
 農民限定のチーム

 火袋たちは、極めて特殊だったと言えよう

 ある種のレジスタンス。
 格好良くもあり、聞けば聞くほど危うい…

 強い奴しか狙わない義侠集団とか、完全に崩壊フラグですわ

 後の統一王エレッサールである

『ね、お父ちゃん? お父ちゃんはどうして侍をやっつけているの?』

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 そうやって奴らに教えてやってんのよ…

解らせたい 
 農民である火袋は、“俺たちも生きてる人間なんだ”と解らせたい
 そんな思いで侍と戦っていたのです
 と

 生きてる? 侍はそんな事も解んないの?

 現代で、店員へ客が理不尽な事を言ったり
 逆にバイトテロだったり

 他人だって生きている、感情があるんだ。と分からないのは万国共通

 もっとも本作、侍だって辛いヒトがいっぱい描かれてきましたが…

 どろろには難しい話。

イタチ『いや…、奴らも充分思い知ったんじゃないですかねえ?』

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 火袋「どういう意味だ?
 イタチ「見て下さいよ、随分と、腕の良い子分たちが集まった…

  お頭もそろそろ先を見たらどうなんで?

  うまく領主に取り入りさえすりゃあ、良いご身分が手に入りやすぜ?


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 この恥知らずが! …もう一度言って見ろ、その口にコイツをブチ込んでやる!!

恨みは捨てて
 お自夜達は戦で親兄弟を殺され、作った村を焼かれてしまったのが原点
 イタチとて、その頃からの付き合いなのです
 が、彼は「忘れたよ」と

 ミオ達同様に戦災被害者、戦う事を選んだ集団だったのね

 野盗集団から武士の家来になろう
 太閤記での蜂須賀小六は、筆頭と言えましょう(ただし後世の創作)

 恨みを流し、腕を売り込んで出世しようというイタチ

 そんな大きいの入らないよぉ!

イタチ『柳本の奴ら、醍醐との戦で疲れきってる…』

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 イタチ、何故だ!

裏切り
 イタチも決意しての“提案”だったのか、ケンカから早々に破局が訪れた
 彼が内通し、襲撃を知っていた柳本軍に迎撃され
 火袋一党は壊滅 

 アンタみたいな融通が効かねえんじゃ食っていけねえんだよ!

 正直、イタチも殺されるかと思いましたが
 生き残りと柳本氏に参加

 お自夜とどろろも見逃して貰え、イタチはしっかり“交渉”してたらしい

 この場合に限っては、彼の方が正しかったという事なのか… 

イタチ『火袋の火が消えて、ズタ袋になっちまったなあ…』

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 足を射られマトモに歩けなくなった火袋は、“ズダ袋”と呼ばれ見逃されました
 実際問題、醍醐氏と戦争中の柳本氏としては
 少しでも戦力が欲しかったらしい

 戦場で使い捨て扱いか、それとも追い立てられて殺される

 イタチは火袋に一太刀を浴びせ、道を別つのでした

火袋『食いものを探す…』

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 おっかちゃん、地獄ってこんなところかい…?

戦場跡
 裏切られてしばらく後らしく、母の服はごく質素なものに変わっています
 一家は、戦場跡で死体漁りをする事になりました
 で

 さあ…、でもここよりはマシかもしれないよ…

 そこで生き残りが…
 音や口元からして、死体を食っていたらしい描写も

 両脚を失ったその男に、他に「食い物」はなかったのか

 強く誇り高く思えた両親から一転、辛い。
 
どろろ『曼珠沙華って、どうして血みたいな色をしてるんだろ…』

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 戦で死んだ奴らの血を、吸ったのかもしれねえなあ…(火袋)

曼珠沙華
 どろろと曼珠沙華、父の冗談に「ヒッ」と手を引っ込めるどろろですが
 この頃は、一家揃ってるだけまだ幸せか
 で

 いい加減なこと言って、怖がらせないどくれ…

 両親共に死相が…
 また、どろろの着物だけは継ぎ接ぎがありません

 顔色といい、自分たちの分を削ってどろろに注いでいるのね…

 父は元々軽装でしたが、二人ともすっかり衰えて…、

『やめてくれ!? この村は俺たちが、何年も何年もかけて、ようやくここまでになったんだ!』

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 領主も侍も、戦を名目にすりゃ、何をしても良いと思ってるんだ…

セルフ焼土作戦
 領主の命令で、進軍の邪魔となる村が焼き払われる場面に遭遇
 止めようとする村人、松明を押し付けられる始末!
 火袋は飛び出そうとしました
 が

 でも…、あんたはもう止めておくれ…

 以前、イタチを厳しく𠮟り付けたお自夜も気持ちは同じ
 だからこそ「やめて」が重いですね

 彼女自身、煮えくり返る想いを我慢してる

 両親は戦いを捨てる決意を持てました…
 
『そこのお前、止まれ!』

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)侍
 その大長巻、忘れようにも忘れられん
 野盗に屋敷を襲われ
 仲間を全て殺された

 自分だけが生き残ったのは、何の因果か解らぬままだった…

 それが今解った! …火袋ォ!!


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 槍ってのはなぁ…、こう刺すんだ!

因果応報
 家族らを殺され怒った火袋たちが、“やり返した”因果が巡ったというべきか
 火袋は、居合わせた侍たちを返り討ちにし
 なんとも壮絶な最期に…

 刺されてなお、自分ごと敵を刺し殺す戦いっぷり!

 もう止めよう
 と、言った矢先なのが皮肉すぎる

 こうしてどろろは、頼れる父から失ったと

『おっかちゃん…、オイラお腹すいたよ…』

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 いつか戦は終わる…、そうしたらお腹一杯食べられる

負けちゃダメだ
 父は愛用の大長巻を墓標とし、放浪する中冬から夏へ移ります
 世の中どこも荒れ放題、あちこちで村は滅び
 橋も壊れたまま
 でも

 それまで絶対に負けちゃダメだよ、どろろ…

 百年くらい続くんだよなあ…
 ただ舞台的に、加賀一向一揆で“侍の支配”が一時的に途絶えますが…?

 どろろの負けん気の強さは、「負けちゃダメだ」が要因なのかしら

 とまれ、旅の途中で「侍が施しをしてる」と聞きます 

老人『お前さん方、余計なお世話かもしれんが…』

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 お頭はどうした? …そうかい。久しぶりだなぁどろろ? 元気そう…、じゃあねえか

イタチ再会
 施しは出世したイタチが計画したもので、もちろん実益を狙っての事
 手柄を立てる為、なんと「野伏せり退治」を担い
 人手集めの為でした
 で

 やめな、どろろ! …おっかちゃんの言う事が聞けねえのかい!

 敢えて止めさせた母
 イタチも、口こそ悪いながらどこまで本気なのか

 人手集めにしても、施して救ってるのは確かなのですし

 悪党ぶってるだけで、根は善意なのかも…。

『お前、椀持ってねえじゃねえか?』

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 言う通りにしてやれ(イタチ)

スティール・ボール・ラン
 施しの粥は足りず、なんとか間に合ったおっかちゃんだが椀がなかった
 配布側も、椀は用意していたそうだが
 足りなかったと。

 美味しいよ…、おっかちゃんは?/いいから、全部お食べ…

 並び直せば間に合わない
 母は、煮えたぎる粥を手で受ける以外になかったと…。

 配る側もうろたえるも、意志の強さを知るイタチが促します

 久々の食事、他にどうすれば良かったのか

イタチ『アンタのそんな姿は見たくなかったぜえ~』

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 これからの世の中は、力だけじゃ生き残れねえ

岐路
 態度こそ最悪ですが、たぶんイタチの言葉は一言一句が本音で
 石を投げたどろろにも怒りませんでした
 と

 賢くねえ奴は、死ぬぞ?/…ばかやろー!

 愚直に生きるか
 主義を曲げ、賢く生きるか

 イタチは救わなかった、お自夜も助けてと言わなかった

 どっちも自分の考えを貫いたんでしょうか

おっかちゃん!?

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)お自夜
 おいで…、どろろ…
 いつか…、戦は…、終わる…

 それまで…、負け、ちゃ…

)どろろ
 おっかちゃん…?
 おっかちゃん!

 返事しておくれよ! おっかちゃん!

 おいら、もう腹減ったなんて言わねえから!!
 だから返事しておくれよ!?

 おっかちゃん…、おっかちゃん! おっかちゃん!!


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 だから…、おいら、絶対負けねえ…、戦、なんかに…

負けない
 安心して住める場所に辿り着けず、母は曼珠沙華の花畑で死亡
 だからどろろは、やたらと負けん気の強く
 したたかに生きてるのか

 どろぼう稼業は、賢く生きろ、というイタチの言葉によるもの

 死ぬのは負けと同義
 身体を売ってでも、必死に生きたミオに共感した訳ですわ

 ミオが百鬼丸に言った、「泣いたら負け!」を思い出しますね

 そして続く台詞がまた衝撃的。

尼僧『どのようなご関係か存じませんが…』

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 年端のゆかぬ女の子を連れての旅は、さぞかし難儀でしょうと。
 もしかしたら、冒頭の「匂い」等で察してるかもですが
 どろろが女の子と知る事に

 どろろは女の子。

 この事自体は、もちろん原作通りなんだそうな。

尼僧『どうかあなた方の旅路に、仏様のご慈悲がありますように…』

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 兄貴、置いてかないでくれて、ありがとうな?

ありがとな
 尼さんが言うには三日病(みっかやみ)、短時日で回復する流行病で
 吾妻鏡にも載っている古い病です
 風邪でしょうか

 着物も洗って貰ったんだ♪ ほら、臭わねえだろ♪

 寝てた時の事は覚えていません。
 また、どろろが「自分は臭いと気にしてた」のも察せられます

 フフフ、女の子してるじゃあねーか!

 色を知る年齢か!
 
『ン…? 待てよ…? てことはオイラ、兄貴の前で服を…?』

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 あ、兄貴? あの尼さんオイラのこと何か言ってた…?

「んー…」
 ここに至って、どろろが意図的に性別を隠してた事も解ります
 何せ、こんなご時勢ですものね
 男のフリした方が無難
 で

 なんとか言え! ホラ兄貴!! 黙ってないで何とか言えよっ!

 対し「んー」と唸る百鬼丸
 これはこれで、なんかちょっと可愛いです。なんか言え!

 なんか言え! というどろろ

 最後のほう、声音がなんか楽しそうになってるのも素敵ね!!

『城勤めをしていた産婆から、両腕・両腕のない赤子を川に流したと聞いたものがおります』

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 その者の両腕は、作りものであったと

ミオの死から三日後
 遂に百鬼丸生存を確信、と共に「両腕が作りものの男」を知る醍醐氏
 あの侍は、酒井でなく朝倉氏の密偵を追っていたそうで
 また話がややこしく…?

 これを立ち聞きした多宝丸、もはや衝突まったなし!

 百鬼丸誕生時の件
 これも、どうも川に行く前に周囲に話してたらしい

 産婆さんは「流す」と、殺してくるって意味で話してから川に行ってたのか

 川で考えを変え、「船に乗せて」流したのね

感想追記

 両親に託されたどろろの戦い
 父と重なる百鬼丸の姿?
 どろろ瓦版8は「名前」
 父特定の原因となった「大長巻」        
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どろろの過去。父が母が、命懸けで託した想い

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 上が冒頭のどろろ、下がラスト。百鬼丸も安心の濃さに。

どろろの戦い
 母曰く“戦はいつか終わる、それまで負けちゃダメだ”と受け継いだどろろ
 また、第1話での「騙されたほうが悪い」という哲学は
 イタチの「賢さ」に学んだものか

 同じく第1話で大人に屈しなかった愚直さは、父から受け継いだもの?

 こう思うと、第1話に直接繋がる回だったのかもしれません
 どろろを形作った日々の話

 平和な時代が来るまで生きる、それがある意味で「旅の目的」

傷付き、戦いを止めるはずだった父

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 侍に奪われ戦った父は、復讐されて命を落とす事に

父の戦い
 ミオを殺された無念を背負う百鬼丸も、復讐に取り付かれないか心配
 ただでさえ、鬼神から「取り返す」と必死になりすぎ
 危うい戦い続きですし。

 また父の戦い一番の目的は、「農民も生きてると解ってもらう」

 ここも百鬼丸に通じるテーマかもしれません 

父の戦いは、「農民に手を出すと痛い目を見る」と理解させる為

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 火袋の戦いは、「俺たちも生きてる人間なんだ」と解らせる為

父と百鬼丸
 鬼神との戦いも、「奪い返し」「人間の手強さを理解させる」事が大事なのか?
 それとも、父醍醐に「俺(百鬼丸)も生きてる人間だ」と解らせる
 それが大事なのか?

 火袋の姿勢は、どことなく百鬼丸に重なってる気がします

 百鬼丸を鬼神にさせない
 その気持ちが、「父同様の破滅から救いたい」に繋がっていくのかな…、と思いました

どろろ瓦版8話、ミオ以来初めての意味ある言葉



 前回分の瓦版でも、どろろが感動

どろろ
 前回、戦闘中に名前を呼び、目を覚まそうとしたのが印象的ですね
 名前を呼び、今回はどろろの為に百鬼丸が奮闘
 距離が近付いていきます

 その一方で、今回はどろろの家族、次回は百鬼丸の家族が焦点に

 ただでさえ、実家の家紋入りの袋に「ミオの種籾」
 宝物を入れて歩いてるのも不安

 もしアレを「見せて」と言われたら、それだけでも一騒動でしょうし

父特定の理由、愛用の大長巻。薙刀じゃなく大太刀の派生武器だそうな

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 長巻という武器があり、中でも大きい「大長巻」だったらしい

長巻(ながまき)
 鎌倉時代以降、刀身だけで90cmもあるような「大太刀」が作られるも
 重く扱い難かった為、柄の部分を長く作ったり
 刀身の中ほどまで「革を巻いて」
 柄に使えるようにした

 すると使い易く、通常の刀より大威力かつ幅広く使える武器になった

 そこで、最初から長い刀身に長い柄を付けた物が作られ
 これが「長巻野太刀」「長巻」となった

 なお徳川幕府は、「刀身部が三尺以上だと戦の道具と見なす!」と所有を禁止

 以降、多くは「長巻直し」として改造されてしまったそうな

幕府により所持が禁じられ、長巻がわざわざ改造された後は

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 わざわざ仕立て直すほど手間をかけた、という事もポイントであり
 曰く「長巻直しに鈍刀なし」と謳われたそうな。
 面白いですね

 また長巻は重いので、実戦では腕を切り落とし、鎧の上から骨を折ったとか。

 軽々振り回したどろろの父は、たいした実力者だったんですね

公式ツイッターより








































2019年3月4日 どろろ 第9話「無残帳の巻」

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 今回は手塚プロダクション側が制作

スタッフ
 脚本:村越繁
 絵コンテ&演出:又野弘道
 作画監督:青木一紀、松下純子、興村忠美、古瀬登、青木真理子
 総作画監督:岩瀧智
 アニメ制作:MAPPA手塚プロダクション
 原作:手塚治虫(1967年 - 1969年)
 制作協力:-

あらすじ
 風邪で熱にうなされるどろろ。朦朧としながら曼珠沙華を目にしたどろろは、父・火袋と母・お自夜とのかつての日々を思い出す。

トップに戻る/以下、公式あらすじよりネタバレ

次回。「流された赤子」「成長した青年」を聞いた多宝丸は…?

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■次回あらすじ
 醍醐領内のある村では、村人が湖に棲む妖怪の犠牲になっていた…


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 おいおい多宝丸さんかっけーぞオイ!

兄弟邂逅
 今回、多宝丸は“流された赤子が百鬼丸”と知ったものの、兄とは知らないハズ
 次回は、二人共同で鬼神にあたるのか?
 多宝丸の見せ場!?

 どうも多宝丸は、「まず領民を守る事」を最優先するらしい

 どうしても馬鹿息子とか
 阿呆丸とか、そういう印象を受ける視聴者はいるはず

 いやミオ回の多宝丸さん素敵だと拙者思うでござるよ!

 そこを更に強調、多宝丸さんかっけー回となる可能性が微粒子レベルで存在…?

 次回、どろろ 第10話「多宝丸の巻」
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どろろ 感想 2019年1月 公式ツイッター

 どろろ 第1話「醍醐の巻」
 どろろ 第2話「万代の巻」
 どろろ 第3話「寿海の巻」
 どろろ 第4話「妖刀の巻」
 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」
 どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」 OPテーマ「火炎」歌詞
 どろろ 第7話「絡新婦の巻」
 どろろ 第8話「さるの巻」 EDテーマ「さよならごっこ」
 どろろ 第9話「無残帳の巻」
 どろろ 第10話「多宝丸の巻」
 どろろ 第11話「ばんもんの巻・上」
 どろろ 第12話「ばんもんの巻・下」、前期OP「火炎」、前期ED「さよならごっこ」
 どろろ 第13話「白面不動の巻」