公式サイト 機動戦士クロスボーン・ガンダム 1巻 感想 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレ 原作:富野由悠季 再読 これまでの感想はこちら
シリーズ中唯一、初代ガンダムの富野監督が原作担当。F91後日談

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1994年~1997年。Gガンダムから、ガンダムX同時期連載の“F91”続編
 F91から10年。紛争再燃は、木星圏が陰で支援していたとし
 唯一、対抗しうるのがF91での敵組織残党
 クロスボーン・バンガードだったと

 F91の後継機を主役に、“ビーム・シールドが当たり前になった時代”を描く!

生活習慣
 後年ガンダムUCでは、“艦内にMSを立たせる”連邦にジオン兵が呆れました
 効率的じゃない、これだからアースノイドはと馬鹿にするんですが
 本作では、木星圏は居住ブロックすら無重力化し
 空間を徹底効率化と描写

 富野監督の(多分)、こういう独特の生活感ある考えってホント面白い
 
クロスボーンガンダム 1巻 感想

 第1話「宇宙海賊」
 第2話「その闇の名は“木星”」
 第3話「襲撃の罠」
 第4話「そして帝国へ」

メカニック解説
 クロスボーン・ガンダム
 U.C.0133 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 感想
 U.C.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想
 U.C.0169 機動戦士 クロスボーン・ガンダムDUST

目が2つついててアンテナはえてりゃ マスコミがみんなガンダムにしちまうのさ!

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 バカのひとつおぼえだよ。この台詞、富野監督発案らしい

あらすじ
 U.C.0133年、木星への留学生トビア・アロナクス(16)は海賊に襲撃される
 だが実は“木星帝国”こそ、地球侵攻を企んでいると知り
 密航者、ベルナデット・ブリエット保護役を兼ね
 海賊クロスボーン・バンガードへ参加

 海賊は木星基地を叩き、また木星による奇襲を返り討ちにする

 総統クラックス・ドゥガチの所在を求め
 海賊はトビアの立場を利し、キンケドゥと彼を木星基地へもぐりこませた

 だが“じろじろ見ていた”病人が通報、早くもバレてしまう

第1話。U.C.0133年、トビア・アロナクスは“人類の最先端”にいた

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 物語は、木星圏の船が「ガンダム」に襲われる場面から!

第1話「宇宙海賊」
 緊迫を知らず、トビア・アロナクス(16)は希望に胸を膨らませていました
 地球からもっとも遠い開拓地、木星に旅立つ今日を
 心から楽しみにしていたのです

 彼は地球と木星との、交換留学生の一人

 地球でなら、コロニー集合体「サイド」の一つにも満たない規模
 僻地か、「開拓の最先端」と捉えるか!

 地球と木星間を三ヶ月、航行船スマシオンも、他に見ないタイプ!

 抱えたタンクは、長期航路を想定したものか

留学生の間でも、「海賊のガンダム」が話題に

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 目が2つついててアンテナはえてりゃ マスコミがみんなガンダムにしちまうのさ!

バカのひとつおぼえだよ
 今も語り継がれる名言(?)は、富野監督が入れろと言ったものだったとか
 とまれ、ここは木星圏の宇宙ステーション
 海賊に狙われかねません

 なんて騒いでると、“貨物室でヤバいものを見た”少女が

 彼女が、密航しようと貨物室に乗り込んだ為ですが
 まさか伝統芸になっていくとは…

 宇宙世紀に於ける「ガンダム」の扱いも、クロスボーンの定番ネタですね

 その名が、いかに伝説となっているかって話さ! 

海賊襲撃! しかし海賊は、10年以上前の旧式機ばかりで…?

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 片手でSFS、“MS用の乗り物”の軌道を変えるガンダム!

バタラvsガンダム
 瓢箪から駒! 海賊に襲われ、木星最新MS隊が迎撃しますが
 海賊の旧式機ゾンド・ゲーは目くらましに過ぎず
 本命は「ガンダム」

 さっき笑ったそれは、“伝説のマシン”と呼ぶに相応しい活躍!

 木星量産機「バタラ」
 バイザー下は、モノアイなのも見所

 このバイザーが戦闘・精密照準用で、装着により用途が変更

 普段、作業機を兼用しているってことでしょうか

引き金を引くぐらいなら! 砲座の代わりくらいなら!! トビアの初陣

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 ガンダムは「飛び降りろ!」と呼びかけ、パイロット=トビアを救出

ガンダムの猛威
 木星量産機と、ガンダムの性能差が最も解りやすいワンシーン
 トビアは、パイロット負傷で代わりに乗り込みますが
 ガンダムは「当たっても」効きません
 弾が効かない!

 また、斬りあえばビーム刀身自体が切断される始末!

 この時、トビアが「当てて」「受けてる」のも見所で
 並外れた感性だとも思えます

 トビアの「死んで、いや殺されてたまるか!」も熱い!!

 理不尽な死に、徹底して抗戦する少年!

命からがら脱出したトビアは、“貨物室の毒ガス”を目撃してしまう

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 こうして真実を知ってしまったトビアは、「キンケドゥ・ナウ」に誘われる

真実を知ったなら
 交換留学生を始め、木星は10年かけて“地球の信頼”を狙っていた
 油断させ、「地球を奪いとる」長い長い下準備中だと知り
 戦いに身を投じることに

 ガンダムは、“木星帝国<ジュピター・エンパイヤ>”と戦っていた

 トビア自身、教師カラスの柔和な笑顔を三ヶ月信じてた
 笑顔の下で見下されていた

 ジオン公国と違い、“友好関係”を築く事が彼らの武器なのね

 毒ガス、コロニー落としでも何でも起こしうる兵器!

第2話。クロスボーン・バンガードとは、10年前に崩壊した国の軍隊

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 芋の皮剥き! 本シリーズ伝統の始まりであったッ!

第2話「その闇の名は“木星”」
 本作は劇場作品“ガンダムF91”後日談で、同作10年後に相当
 10年を経て、F91で建国したコスモ・バビロニアは崩壊
 王女で、ヒロインのベラは公的に死亡

 生きていた彼女は、国軍クロスボーン・バンガードを海賊へ転用しました

 キンケドゥは、コスモ・バビロニアと戦っていた主人公シーブック
 偽名で参加しているんですね

 二人はF91で恋人同士、建国戦争で引き裂かれるも元の関係に戻れたと

 しかしUC.0128年(5年前)、共にテロに遭ってしまった

テロで死にかけたキンケドゥ達だったが、“母艦マザー・バンガード”ごと海賊へ

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 密航者ベルナデット・ブリエット。キンケドゥはノリで「姫」と呼ぶも…

密航再び
 クロスボーンを名乗ったのは、同国の“貴族主義”を利用する
 民主主義の行き詰まりが、高い精神性を持つ為政者を求め
 貴族主義への回帰論をもたらしたのね

 ベラ達はむしろ反対する立場ですが、“木星”と戦うべく利用

 ベラ王女は、おおっぴらに反対して国を滅ぼしていますが
 血縁を尊ぶ貴族主義者は支援

 とまれ、地球行きと誤解したベルナデットまで“木星討伐”に同行へ

 あらやだ! うっかりさんなんだから!!

民間ステーション”への爆撃、トビアは愕然とするも…

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 木星ステーションは反撃。核弾頭を発射し、味方MSをも巻き込みます

彼らの手段
 開始からしばらく、敵は反撃しませんでした。そのくらい“辛抱強い”
 実は、10年以上前から木星は地球圏の紛争に介入し
 密かに混乱を助長

 一方で既に“信頼”を勝ち得て、リークしても誰も信じてくれない

 どころか、ベラ達がそうだったように暗殺される
 だから“知ってる者”が戦うしかない

 木星は核も毒ガスも平気で使う。“本格攻勢”は推して知るべし!

 攻撃される前に、知ってる者が潰さなきゃならんのね!

第3話。トビア参加から一週間、総統クラックス・ドゥガチは苛立っていた

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 水槽で生活するドゥガチは、新兵器「蟹」「闘魚」投入を命じる

第3話「襲撃の罠」
 そうと知らないクロスボーンは、救難信号に“罠かも…”と思いつつ急行
 ベルナデットは雑務、トビアは加えてMS講義を受け
 パイロットを目指していました

 特徴的なABCマントは、ビームを“蒸発して防ぐ”反応装甲だと解説

 当時、一般化したビーム・シールドは発光して目立つため
 開発された特殊装備の一種

 色々あって、本格採用に至らず消えゆく技術

 第1話、ガンダムに無敵防御を与えた装備! 

ベラ艦長は“ザビーネ”に待機を命じたが、キンケドゥも…

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 キンケドゥはザビーネを監視すべく、ガンダムをトビアに任せてしまった

SOSは、もちろん罠! 
 というのもザビーネは、10年以上前からの頑迷な貴族主義者でエース
 艦内に残すと、何をしでかすか分からないので
 敢えてキンケドゥは残ったのね

 しかし木星軍は、蟹と闘魚! 新型兵器で想像以上の猛攻!

 闘魚ペズ・バタラは、対艦ビーム・アックス特化MS!
 蟹カングリジョは大型MA!

 対しマザー・バンガードは、“艦全体にビーム・シールドを張れる”高級艦

 コスモ・バビロニアは金を惜しまない国だったので、めっちゃ強力!

トビアは思い出す、“0130年代のMS戦”のセオリーを

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 対艦ビーム機ペズ・バタラは、正面戦は無敵! ダテに不恰好じゃない!

セオリー
 新兵器だけあって、セオリーが通じないペズ・バタラにザビーネも困惑
 が、すぐさま対応、周囲を鼓舞するのがエースの風格!
 他方、トビアは「蟹」へ

 UC.0130年代、ビーム・シールド普及で、遠距離射撃戦が困難

 盾をも破る高火力が「蟹」の特徴
 クロスボーンは逆で、接近戦に持ち込んで敵機を粉砕する!

 蟹の火力は、ABCマントごと粉砕する恐ろしいもの。しかしキンケドゥが攻略

 コア・ファイターで、キンケドゥが乗り換えてからは圧勝でした!

白兵戦機だからこそ熟練を要する、乗り手を選ぶクロスボーン・ガンダム

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 多種多様な白兵戦用装備が、山ほど搭載されたのもクロスボーンの特徴

総統を探せ!
 武装の選択肢の多さも、必要に応じ使い分ける技量が求められます
 とまれ、ザビーネもこの戦いで「まだ裏切らない」と証明し
 また木星軍の新兵器を確認

 敵は日に日に戦力を増す、ドゥガチ総統を叩かないとダメだ

 留学生トビアは、その点でうってつけだったのも
 スカウトされた理由ってワケね!

 既に交流船は地球に戻り、海賊についたと知る者はいません

 元々は、敵パイロットを懐柔するつもりだったそうな 

第4話。“海賊からMSを奪い脱出”、トビアは木星軍に救助される

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 際しザビーネも驚かせたエースが、バーンズ大尉でした

第4話「そして帝国へ」
 トビアは敢えてザビーネに背後から撃たれつつ、木星軍に到達
 死亡した木星兵の“刻印”で、キンケドゥも成り済まし
 前回と逆、偽SOS作戦をかけます

 対し木星量産機バタラも、脚部を畳む“高機動モード”を描写

 彼らのMSは、木星の大重力に対応しつつ
 汎用&低コストが必須なのね

 トビアを助けたバーンズ大尉は、3年前に子供を採取基地で失ったとも

 物資に乏しい分、子供も働かなきゃいけない国なのよね…

ベラ艦長は、犠牲を抑えるべく敵兵を逃がしてもいた

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 しかしザビーネは、敵は殺すのが最も犠牲を抑える手法だと主張

ベルナデットのお守り
 本作のザビーネは、NT能力を積極的に使い、心を読んでしまいます
 といっても、基本的に「洞察力が凄い」のが肝であって
 本当に心を読んでる訳じゃなさげ

 敵を逃す艦長を見れば、「非効率的だ」と多くは思います

 今回ザビーネは、そうした雰囲気をトビアに感じとって
 先んじて話してた感じ

 もし本当に読心術が出来るなら、彼もそこまで苦労してないでしょうし

 また、トビアはベルナデットから“お守り”を借りますが…

潜入したトビアは、何気なく「水」を困ってる人に分けて…

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 いきなり発見されたトビア達! 敵は作業機も、MS部品の流用なのね

木星圏の日常
 第1話で何気なく聞いていた、“水や物資を大切にする”木星人達
 その困窮は、コロニー育ちのトビアでさえ仰天するもので
 大騒ぎを起こしてしまいました

 また木星コロニーは、生活ブロックも無重力。徹底した合理

 ガンダムUCで、ジオンが「MSを床に立たせる」地球人に呆れてますが
 ジオンにさえ、木星人は呆れるのでしょうね

 病院、司令室など、重要ブロックのみ有重力らしい

 さて、「じろじろ見てた男」に通報されて…

メカニック解説 第1回は主役機クロスボーン・ガンダム

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 実に3ページに渡って、みっちりと解説。

XM-X クロスボーン・ガンダム
 ガンダムF91のサナリィが、木星用MSとして開発した“F-97”試作機
 表沙汰に出来ない為、型式を“XM”として隠し
 実戦データ収集目的で譲渡

 木星圏の大重力に、向きが変更可能な背部大型スラスターで対応

 これにより、あらゆる方向への大推力と
 機体のコンパクト化を両立

 接近戦用は海賊軍の戦闘思想に合わせたもので、最大の焦点は木星圏対応

 本機データからF-97を完成させ、連邦軍に売り込むべく設計された

収録

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 当方、何故かベルナデットを、ベルナデッ「ド」と間違えがち。

 角川コミックス・エース『機動戦士クロスボーン・ガンダム 1巻』
 長谷川裕一、KADOKAWA発行
 1995年3月。

クロスボーンガンダム 1巻 感想
 第1話「宇宙海賊」
 第2話「その闇の名は“木星”」
 第3話「襲撃の罠」
 第4話「そして帝国へ」

メカニック解説
 クロスボーン・ガンダム
 U.C.0133 機動戦士 クロスボーン・ガンダム 感想
 U.C.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想
 U.C.0169 機動戦士 クロスボーン・ガンダムDUST
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U.C.0133.機動戦士クロスボーン・ガンダム 感想

 機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン(新装版)“ジョニー・ライデンって知ってるかい?”
 機動戦士Vガンダム外伝“逆襲のギガンティス”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 1巻“木星圏”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 2巻“総統を討て”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 3巻“勝てない”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 4巻“F91 再び”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 5巻“地球不要論”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム 6巻【最終回】

U.C.0136.機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の七人 感想

 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
 鋼鉄の7人 1巻“F99”神の雷と死の旋風
 鋼鉄の7人 2巻“新総統が怖いもの”
 鋼鉄の7人 3巻【最終回】

UC.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想

 ゴースト 1巻“エンジェル・ハイロウに欠けたモノ”
 ゴースト 2巻“エンジェル・コール”
 ゴースト 3巻“ファントム起動”
 ゴースト 4巻(刊行当時)
 ゴースト 4巻“V2ガンダム1/2”
 ゴースト 5巻(刊行当時)
 ゴースト 5巻“ジャブロー陸海空”
 ゴースト 6巻(刊行当時)
 ゴースト 6巻“金色のビルケナウ”
 ゴースト 7巻(刊行当時)
 ゴースト 7巻“キゾ中将の正体”
 ゴースト 8巻(刊行当時)
 ゴースト 8巻“核vsフォント”
 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 9巻
 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 10巻
 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 11巻
 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 12巻【最終回】
※続編ありきの完結

UC.0169 機動戦士クロスボーン・ガンダム ダスト DUST 感想

 クロスボーンDUST 1巻“灰とライオン”
 クロスボーンDUST 2巻“亡霊”と巨人
 クロスボーンDUST 3巻“農業王の憂鬱”
 クロスボーンDUST 4巻 特装版“カグヤの事情”
 クロスボーンDUST 5巻“アッシュは目指す”
 クロスボーンDUST 6巻“首切り王と料理人”
 クロスボーンDUST 7巻“F89”再投火の日
 クロスボーンDUST 8巻“世界の鍵”アンカーV2!

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