試し読み 銀平飯科帳 10巻 感想 レビュー 考察 画像 ネタバレあり 河合 単 これまでの感想はこちら。前巻はこちら
江戸は男9・女5、結婚が難しかった…? 銭湯、湯屋風景も面白かった!!

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塩で小豆の甘さを引き出したぼたもちや、“中トロぼたもち”も美味しそう!
 そして砂糖を使わぬぼたもちは、米麹による発酵だったのね!
 小豆そのものを、甘酒の理屈で甘く…
 しつこくない甘さ!

 砂糖が貴重な時代ならではだし、ヘルシーで美味しそう!

平山殿すげえ!
 単に「ヤキモチ」だけかもですが、平賀と葉瑠が付き合ってる雰囲気が
 銀次と信金の借金、平山殿に店を譲って江戸移住エンドも…?
 将軍様の絶倫っぷりも相変らず
 26女て!

 銭湯は保温の為、締め切って真っ暗…。なのも言われて納得

銀平飯科帳 10巻 感想

 第81話「湯上り湯豆腐」
 第82話「年越し黄金そば」
 第83話「江戸ふぉんでゅ」
 第84話「御一人最適鍋」
 第85話「サザエ滋味ご飯」
 第86話「幸運アタリめし」
 第87話「コンビチャウダー」
 第88話「謎あんこ 前編」
 第89話「謎あんこ 後編」 
 これまでの感想

江戸の男事情も。口々に「俺の一人鍋が旨い!」と盛り上がる!!

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 そして現代では、たぶれっとを使いこなす平山殿! すげえな!!

あらすじ
 年末、遊び人の金さんと仲良くなり、年越しは平賀そばの手伝いに
 正月では、火事で焼け出された子供らと知り合い
 将軍様に頼み事をする

 いつも同じ鍋を注文する客に悩み、二世帯同居の客には忠告

 富くじ嫌いの子供とは一儲けを企み
 将軍の奥さんが調子が悪くなり、はまぐりを燃やした

 お彼岸には“砂糖を使わぬぼたもち”を巡り、平蔵と共に考え込む

第81話。江戸の銭湯(湯屋)は、真っ暗だった…?

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 表紙もですが、なんて嬉しくない絵面なんでしょ!

第81話「湯上り湯豆腐」
 テーマは銭湯。でも、仲良しの家さん(将軍様)も江戸銭湯は素人
 そこで、遠山の金さんらしき人が色々教えてくれましたが
 まず、真っ暗だったのが驚き!

 鴨居さえ低くし、風呂場全体の保温コストを下げてた

 その為、どうしても身体が触れ会ってしまい
 入る時は声をかけてたとか

 料理は湯豆腐、湯葉で包むって発想が美味しそう!

第82話。年越しは、平賀そばでバイトをする事になって…

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 ゲスト、ラーメン発見伝のブロガー妹みたいな(面倒な)人が!

第82話「年越し黄金そば」
 珍しく一話丸々東京。また、店に出資してくれてる銀行さんの話も。
 銀さんが、店を経営できてるのがそもそも不思議でしたが
 変わった雰囲気の信金らしい

 とまれ作中、銀次に詳しい平賀の店!

 大晦日とはいえ、めちゃくちゃ忙しいし
 客も面倒なのばかり!

 でもそうした“通”に、経営が支えられてるのも時代なのね…

 チラチラ、平賀の頑張りや敬意を感じるのも素敵。

第83話。お正月の“江戸”、火事で焼け出された人たちに…

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 なんと将軍に頼み、白牛をつがいでプレゼント!?

第83話「江戸ふぉんでゅ」
 家さん、この回めっちゃ出資を強いられてて不憫。
 また、平蔵さんと一緒に行動する回なので
 ふぉんでゅも食えないし!

 酪(チーズ)を酒で溶かし、おからなど加えチーズフォンデュ!

 酒と牛乳で溶かし、発酵臭を抑えたのがポイントですが
 坊さんが意外に気に入ってて微笑ましい

 ここ「気に入った」と言いつつ、坊さんが殆ど食べないのも偉い…

 平賀と葉瑠が付き合ってそうな雰囲気も…?

 いや単にオチの為でしょうが、最終的にそうなりそうだし。

第84話。江戸・使用人の方々に、「一人鍋」を募ったところ

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 一方銀次、東京で「ぼっちブリしゃぶ小鍋立て風」を完成させるのであった
 
第84話「御一人最適鍋」
 名前が酷くない!? とまれ鍋を通し、江戸の結婚事情まで。
 当時、男9に女5と断然男が多かった為
 独り身が多かったらしい

 江戸も、「結婚して当たり前」ではなかったの…?

 そんな事情からも、一人鍋=小鍋立てが人気とし
 募ったら出るわ出るわ!

 銀次の工夫はグレープフルーツ、その場で「ポン酢」を自作か!

 鶏皮の脂を煮溶かし、ネギに吸わせて食うのも美味しそう!

第85話。江戸は、“長男以外は受難”な時代でもあって…

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 たぶれっとを使いこなす平山殿! 順応性高すぎィ!!

第85話「サザエ滋味ご飯」
 ゲストキャラがまんまサザエさん! 前回に続き結婚回ですが
 たわけの語源のように、江戸は長男が財産を継ぎ
 次男、三男は「予備」だった時代

 それでいて医療技術的に、複数産まないと危ない時代でもあって…

 当時と比べれば、まだ幸せだよねと取り成しましたが
 ここまで危うい立場は気の毒

 料理はサザエ出汁の炊き込みご飯! 油揚げがまた旨そうですね

 旨味たっぷりなサザエ、醤油味ご飯とかきこんだら絶対旨い…

第86話。江戸時代の宝くじ! 名を「富くじ」と申しまして…

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 この盛り上がりっぷり! 現代も、平山殿が100万円当ててる?!

第86話「幸運アタリめし」
 当たらなくてあたりまえ、頑張って稼ごう…。と奇麗に締めてこのオチ!
 とまれ江戸時代、富籤は「寺や神社」が奉行認可で実施
 修繕費が名目だったそうな

 今回はくじ一枚で2万円、一等が百両(800万円)!

 父がくじで破滅した子供と知り合い
 くじ嫌いという彼に、「ならお客相手に屋台をやれば」と料理指南

 要はスルメ版のイカ飯!

 味が、めっちゃ出そうで美味しそうじゃないの!

第87話。家さんの奥方に元気がない、そこで「思い切り濃縮した焼酎」を用意

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 はまぐりを濃縮焼酎に浸し…、火をつける! 旨いに決まってるぜ!!

第87話「コンビチャウダー」
 全体に火が、酒の旨味が染みとおる食べ方ってワケね!
 気が強くて体が弱い、御台さまを慰める料理にと…
 アツアツなのも美味しい!

 何せお偉いさん、毒見やらで冷めた料理ばかりだったそうで…

 圧倒的絶倫さも見所
 さすが家斉公、オットセイ将軍の異名は伊達じゃない!(実話)

 東京では表題料理、トマトの赤いクラムチャウダーと紅白セット!

 貝の旨味、ベーコンの香ばしさ! 食べてェなコレ!!

第88話。“砂糖を使わないあんこ”、知ってるかい? 発議編

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「半殺し」を誤解する
銀次、昨今はあまり使わない言葉か

第88話「謎あんこ 前編」
 江戸時代、砂糖が貴重だった事情と合わせて語られた料理
 先代・飯科帳のぼたもち、代替わりで作れなくり
 店主が困っていたのでした

 店主自身は、“塩で小豆の甘さを引き出した”ぼたもち!

 ご飯だって、噛めば噛むほど甘くなるように
 小豆もほんのりと「甘い」

 塩で引き立て、かすかな甘さを際立たせているのね

 これはこれで、ヘルシー嗜好な現代ウケしそう

第89話。閃いた! が、とりあえず「大人のぼたもち」で一献

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 ゲストキャラは、ぶりっ子キャラが飽きられた元女子アナ・桃山愛美

第89話「謎あんこ 後編」
 大人のぼたもち! といっても中身もシャリなのでネギトロの一種か
 以前、鯛とタクワンが食べられていたとありましたが
 その応用アレンジなんでしょうか

 中トロの脂にタクワンの塩気、醤油も加わって美味しそう!

 銀次は、“唐辛子付けのワインビネガー”を併用
 ピリッと酸味のアクセント!

 甘味を引き立てる発想、その応用なのね

酒蔵を訪ねた所、先代も訪れていたと発覚した

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 ブリッ子路線、甘すぎてウザかった彼女も変わるのだった、と

砂糖を使わないおはぎ
 答えは米麹を使い、小豆を発酵させて甘くしていたのね
 酒蔵も、てっきり甘酒用と思って売ってたそうで
 彼にとっても好物復活に

 でも温度管理が難しい当時は、一際難しかったでしょうねえ

 麹発酵は一時期流行しましたが
 本作では、居酒屋らしく「ワインとも合う」と提言するのもアイデア

 そして平山殿、すっかりダジャレキャラだがいいのか!

収録

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 裏表紙にも採用されてますが、なんて嬉しくない絵面!?

 ビッグコミックス『銀平飯科帳 10巻』
 河合 単。小学館 ビッグコミックスペリオール連載、
 2019年6月(前巻2019年1月)

銀平飯科帳 10巻 感想
 第81話「湯上り湯豆腐」
 第82話「年越し黄金そば」
 第83話「江戸ふぉんでゅ」
 第84話「御一人最適鍋」
 第85話「サザエ滋味ご飯」
 第86話「幸運アタリめし」
 第87話「コンビチャウダー」
 第88話「謎あんこ 前編」
 第89話「謎あんこ 後編」 
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