公式サイト どろろ 第5話 感想 守り子唄の巻・上 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 22時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
初めての心地よい音、ミオとの出会い。百鬼丸とどろろへ、二つの信じがたい事態

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今の百鬼丸は穴ぐらの獣。身体が人に近付くなら、人として生きる事を学習せよって回
 初めての心地よい音、ミオの優しさに“人間って良いものだ”と思わされる中
 人の醜いところ、獣欲が生きる糧だったのが好対
 さあ人としての苦しみの始まりだ!

 獣から人へ、産声を思わせる絶叫。失くした右足は今度こそ…!?

赤い花摘んであの人にあげよ
 でも人間は傷付くもの、人に戻れたから傷付いた、人間らしいラストといえばその通り
 初めての音、うるささに小さくなったりリボンされちゃう百鬼丸が可愛いし
 ミオが健気だし美人だなあと思ったら…
 時代が悪いんや!

 夜の仕事、不調での強敵、重なる“不穏”が具体化するラストだった!
 
どろろ 5話 感想

 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」     
 Aパート「音の洪水」
 妖鳥
 戦場とおせんぼ
 穴ぐらの獣
 朝焼けの守子唄
 ミオと孤児たち
 戻りゆく醍醐領
 手を伸ばす、耳を塞ぐ
 Bパート「獣を人に戻す唄」
 危なっかしい二人
 ミオの仕事       
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 次回予告(公式予告によるネタバレあり)。
 これまでの感想

サブタイは守子唄、子守唄とはちょっと違うのです

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 ミオの仕事とは“身体を売る”事、その最中も口にしていました

守子唄
 守子とは“子守をする子供”。子守しながら、その辛い境遇を歌った曲が“守子唄”。
 子守唄、ねんねんころりといった「子供に向けた優しい曲」に対し
 子守する人たち自身の唄

 子守する子供が辛い境遇を耐える為の唄、だからラストで歌ってたのか

 彼女が歌うのは、思えば「辛さを紛らわす時」なのか

5体目の鬼神から、遂に“声”を取り戻した百鬼丸。しかし…

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 生身の右足を失ってしまった。色々衝撃的すぎる!

あらすじ
 取り返した聴覚に混乱、百鬼丸は妖鳥との戦いで重傷を負い、琵琶丸に助けられた
 しかし、翌日に出会ったミオの「唄」だけは不快でなく
 昏倒した百鬼丸は彼女の世話になる

 ミオ達は戦災孤児であり、付近では醍醐氏と酒井氏の陣が睨み合っていた

 琵琶丸が良い移住先を見つけるが、そこには鬼神が巣食っており
 重傷で挑んだ百鬼丸は“生身の右足”を失う

 またどろろは、ミオが兵士達に身体を売って子供らを養っていると知った

 次回、どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」

流れ落ちる雫、鳥の、獣の、虫の声。森は“音”に満ちていた

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 前回、百鬼丸達は妖刀・似蛭と行動を共にする田之介と戦った
 二度に渡る戦いで、なんとか倒した百鬼丸
 四つ目は「耳」が蘇った

 しかし父・醍醐は、いよいよ百鬼丸生存を確信し始めて…?

『兄貴…! 兄貴……!!』

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 ここでもダメなのかよ…、。あちこち試したらしい

百鬼丸の世界
 と、どろろは言うものの、現代人には十分にやかましい冒頭シーン
 生まれて以来、無音で生きてきた百鬼丸にとって
 今、世界はうるさくて仕方ない!

 音が聞こえるって、なぁんて不便なんでしょうね!

 冒頭は、“百鬼丸に聴こえる世界”を再現したスタッフ
 確かにこれは参りますわ

 音がある媒体だから出来る表現、冒頭から面白い!

どろろ『静か過ぎて、怖いくらいだけどなぁ…』

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 かといって、「どろろに聞こえる世界」も現代人には充分うるさい
 そのギャップが視聴者的に面白いですね
 時代を感じます

 虫の声なんて当たり前すぎて、静かだとしか感じないのね ビクンビクン

 にしても可愛いなオイ

ナレーター『音…、それはこれまで百鬼丸が取り戻した、どの感覚よりも衝撃だった』

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 容赦なく頭の中に入り込んでくる振動の取捨選択など、出来るはずもなく

まぁ可愛い!
 淡々と読み上げられるナレーション、百鬼丸の耳をふさいであげるどろろ
 どろろ良い子だなぁ、…と思ったらコレだよ!
 にしても可愛いなオイ!

 百鬼丸はただ、音の洪水に溺れていた…

 深刻なナレーションと笑いを堪えるどろろ
 ギャップが強烈ですね

 他方百鬼丸は困惑してますが、いきなり静かになって驚いたんでしょうか

 静けさは、買わずに飛び込む水の音って言いますものねッ!

どろろ『兄貴~、やっぱり今回の妖退治はやめとこうか?』

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 前回以来、すっかり超☆兄貴呼びが定着したどろろ
 実は今回、第2話の万代騒動同様に
 妖怪退治稼業だったらしい

 曰く礼金たんまりだが、こりゃダメだと断念するどろろ

 がめついどろろが断念するってんだから、相当に参ってたんでしょうね

どろろ『…出たのか?』

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 兄貴! 音なんか気にすんなっ!!

判断材料
 どろろが叱咤するほど、「音」に惑わされた百鬼丸!
 ただでさえ、鳥の妖はデカかった!
 デカいのも「音」だ!

 デカい故に木々を揺り落とし、その音が百鬼丸を惑わしてしまう

 識別できるのに惑わされる
 百鬼丸が、今どれだけ混乱してるかよく伝わる動きだった!

 視覚(炎)とは別の判断材料に、どれを攻撃すればいいのか惑ってるのね

 一気に、両腕抜刀した百鬼丸かっこいい!
 
どろろ『左だ!

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 しかしこの時、確かに「左」に向け百鬼丸は動きました
 声、「音」による助言によって
 鳥を攻撃したのです

 聴覚復活が、戦いを有利にしてくれた!

 仏のご加護か、言葉自体は理解できるらしい

どろろ『兄貴…!

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 どろろの指示で、初めて有効打を与えた百鬼丸

激痛の攻防
 斬られた鳥の目玉が生々しい! 何考えてるか解らない鳥類の目!?
 同じく、するどいかぎ爪を食らってしまって
 歯を食いしばる百鬼丸

 痛みを感じ、必死に抜け出そうともがいた百鬼丸!

 以前なら痛みを感じなかったので、冷静にトドメをさしてたかもですし
 逆に「致命傷を食らった」かもしれません

 ここは良し悪しですね、痛みを感じるからこそ必死に抜け出そうとした!

 珍しい表情をする百鬼丸!

振り落とされた百鬼丸を庇い、敵へと向きかえるどろろ

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 逃げようとしないんだから大したもの! しかし無謀だ!!
 鳥は、巨大な翼をブレーキにして急減速
 止まった百鬼丸を狙います

 この翼、風になぶられてる感じの動きがまたスゴかった!

『……ふん!

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 おや? 坊や達だったかい、奇遇だねえ

琵琶丸参上
 生まれたての百鬼丸を救った時同様、スパッと切り抜けてくれたのは琵琶丸!
 困った時の琵琶法師だった!?
 が

 兄貴? …しっかりしてくれよ!? 兄貴!

 目が作りものなので、まだちょっと解りにくい
 深手に昏倒してしまう百鬼丸

 これも痛覚復活の害か、「痛み」は人を容易く気絶させてしまいます

 いやしかし、琵琶丸はいつも男前だねえ!

『そうかい耳がねえ…、そいつは良かったじゃないか』

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 実際、前回で耳が戻った時、私は「良かった」と感じました
 そう感じた方は多かったんじゃないでしょうか
 耳ならプラスだと。

 どっこい! これがくせものだったのさ! これがね!

どろろ『良くなんかねえ!』

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 どろろ「聞こえるようになったせいで、兄貴…、弱くなっちまった
 琵琶丸「そうかい?

)どろろ
 だって! 坊さんでもあんな簡単にやっつけられるあやかしに
 こんなにやられちまってさあ…

 琵琶丸「こいつはご挨拶だ♪


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 急場はしのいだよ…、本当なら薬が欲しいところじゃあるんだが

耳あり痛みあり
 心から百鬼丸を心配するどろろ。“痛みと音”は百鬼丸を弱くしてしまった
 怪物だって、ホントは弱かったのだろうと言う辺り
 どろろも肝が据わった子ですねえ
 こいつはご挨拶だ!

 もっとも実際、「どろろの指示が聞こえた」から助かったのだと思います

 その事、どろろ自身が気付いていない辺り
 頭がいっぱいいっぱいなんだろうなぁ、と思えて微笑ましい

 とまれ傷は思ったより重傷ですし、「薬がない」のがいかにもマズい

 冒頭の「静かすぎる」同様、時代を感じますね

『およし、どうやら戦がありそうだからね。あぶないよ?』

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 そんなところにあたしらみたいな他所者が近付くのは剣呑だ…

越中国酒井氏
 剣呑、危険だよという琵琶丸。川向こうに大きな町があるんですが
 統治者・酒井氏が、同盟国を裏切ったが為に
 今、軍がにらみ合っている

 で、引き返してきたところにさっきの騒ぎってワケだ

 運命的に筋が通った再会であった
 おそらく酒井氏とは、第2話で“万代”を倒した影響か

 彼女が倒れて加護が弱まり、醍醐と酒井は、交戦を始めてしまったらしい

 言葉や風体で「旅人」と解れば、スパイの嫌疑をかけられるはず
 
くそ! 武士ってのはなんでそんなに戦が好きなんだよ!!』

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 あ…、うるさかったか? ごめん……

傷口
 まさか百鬼丸もお侍の子とは知らないどろろ、心からの罵倒でしたが
 百鬼丸、煩さでちぢこまってしまう
 かわいい

 動くんじゃないよ、傷が開いちまう

 やはり「痛覚」が戻って良かったのかしら
 戻っていなければ、平気で歩き回って傷が開き放題だったでしょうし

 痛みは、自己を守る信号なのでしょうね

琵琶丸『まったく…、穴ぐらにこもった手負いの獣ってとこだね!』

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 いいかい?
 これは「人の声」だ!
 周りにあるのは、森に生きてるモンや、火や風の音さね

 お前さんは慣れなきゃいけないよ!

 穴ぐらからこの世に出る為にはね!


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 無理させんなって! 兄貴はまだ、仏さんになる訳にはいかねえんだからよ~

獣から人へ
 今の百鬼丸は「音」を拒絶している、それじゃいけないと琵琶丸は叱咤した
 彼自身、何も見えない世界を生きているから
 共感もあったんでしょうか

 身体を取り戻すなら、“人の社会”で生きれるようにならないと!

 慣れなきゃ「いけない」
 獣から人へ、まさしく百鬼丸は「人になろう」としてるのね

 きっと百鬼丸自身は、ただ奪い返してるだけ

 でも奪い返し、「その後はどうする?」って考える時が近付いてるのか
 
翌朝、百鬼丸は“不快ではない音”、もっと良く聞きたい音と出会った

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 なんとも、しんとした声だねえ…、まだ動いちゃあ危ないよ!

朝焼けの唄
 翌朝、今まで「音」に辟易していた百鬼丸は、初めて音に惹かれたようでした
 琵琶丸は声をかけ、どろろを起こそうと足で押します
 が

 こんな硬いの食えねえよ…

 立ち上がった百鬼丸
 まさに、「光に向かって歩いていく」よう見えるのが示唆的ですね

 穴がりの獣は、外の世界へ踏み出した

 人の声が、彼を人に戻してくれるのさ…、ってね

『おひさま♪ ……ン?』

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 歌声の先に居たのは、何やら膝立ちで川の中にいた女性
 彼女が、こんな姿勢で何をやっていたのか?
 この時は謎でした

 とまれ百鬼丸、彼女へ手を伸ばしますが…

『怪我してるの? 大丈夫? ……ああ、見えてないのね?』

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 どうしたの? 熱があるんじゃない? こんな水の中に入っちゃダメ!

真っ白い炎
 あっさり盲目と理解し、怪しい風体の百鬼丸を心配してくれた女性
 彼女の優しさを感じる出会い
 で

 ちょっと?! しっかりして!/兄貴ーーーーーっ!

 琵琶丸に起こされたどろろ
 オープニングの女性と、こうして出会うのですが…

 正直、どろろが成長した姿なのか? とも疑っていたのでびっくり

 違うなら、お須志同様「ゲストキャラ」ってなワケで…

どろろ『こんなに弱っちまってる兄貴…、初めてだ』

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 琵琶丸曰く、傷もですが、鬼神から色々取り戻してしまったせいで
 頭が追いついてないのかもしれない
 と、指摘してくれます

 旅立ち前の右足、皮膚、痛覚や触覚(?)、そして耳による聴覚

 さて琵琶丸、「ミオ」さんに感謝をするのですが

ミオ『アンタの兄さんみたいな子もたくさんいるから、安心して? みんな慣れてるから』

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 ひどい戦があってね…、家もなにも、全部なくなってしまって…

ミオと子供達
 慣れている、穏やかじゃない物言いで入って来たのは手足が欠けた子
 今、親を失った者同士で身を寄せ合い
 暮らしているのだと

 そっ…、でも皆良い子…、子供ばかりでも何とかなるもんね?

 だから百鬼丸に驚かなかったのか!
 親を殺し子供達をも巻き込む、ひどい戦があったんですね

 加えて医療、衛生が良くないので、悪化を防ぐべく手足を切るケースもありますし

 現代でも、ゆでたまご先生がヤケドで足を切断する寸前でしたし(外部サイト

タケ『あー! ミオ姉、まだ起きてんのか!! ほら、どいたどいたっ』

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 けっこう感心じゃねえか? 兄貴兄貴~ってベソかいてたクセに♪

夜間勤務
 古着をバラした包帯、芋粥までおごってくれた“タケ”達に、働きたいというどろろ
 どろろは、昨晩ずっと百鬼丸の心配をしてたらしく
 からかわれるのが微笑ましい

 しーっ! ミオ姉が起きちまうだろ?

 奇妙なのは、竹箒のタケが「ミオは寝てろ」とせかすこと。
 見た目通りに病弱なのか?

 と思いきや、夜に働きに出ているからだという

 なので昼間は寝ておけ、って話なのね

タケ『夜の方が賃金がいいし、ミオ姉は働きがいいから、食いもんも貰えるんだぞ~』

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 いつ戦争が起きてもおかしくない為、常に戦陣を維持しなければならない
 なので、夜間もずっと誰かが起きてる必要があり
 世話する人が必要なのだと

 現代でも深夜バイトの方が割がいい、同じ理屈でタケも納得していたようです

 確かに筋が通ってます、確かに筋が通っていますが…

どろろ『坊さん、どっか行くのか?』

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 ちょいと行ってくるよ、 戻らなかったら獣道でも何でも見つけたと思っとくれ?

ロマンチック道を探して
 琵琶丸は道連れでなく、あくまで“たまに出会う変な爺さん”というどろろ
 彼は、戦場を避けられる道がないか探してくるよ
 と

 ここも危ねえな…、くそ(タケ)

 焦燥するタケ
 戦になれば、“人が居る場所”は敵に狙われるでしょうしねえ

 漫画やアニメでもよくある事ですが、民間人のフリした伏兵は珍しくありません

 戦ってる人たちは必死だから、戦場に近いだけで危ない。

『国境における酒井の陣には未だ動きはなく、膠着状態が続いております』

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 その程度のたくわえはあろう(醍醐パパ)。

たくわえ
 やはり第2話、万代を倒した事で“裏切った”のが酒井氏。醍醐パパは戦争中
 現在、どろろ達は酒井氏側の領域にいます
 戦線は膠着状態

 前線部隊に兵糧、食糧を送らなければなりません

 軍を“維持する”のはコストがかかる。
 当時の軍は、多くは農民を一時的に雇用してるだけなので生産性も下がります

 問題はたくわえ、備蓄した兵糧に“補充の目処”がない

部下『はぁ…、それがもう一月近く雨がございませぬ』

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 我が領土に、凶作などありえん! と報告を一蹴する醍醐氏ですが
 元々、飢饉・流行病と苦しい土地柄だったのが
 鬼神によって守られた土地

 鬼神の加護は一つ、またひとつと減っていってるのね

奥方様『そうでございましょうか?』

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 酒井殿の事に、此度の日照り続き、それに今年は山崩れもございました
 まるで…、かつてのこの国に戻ったような

  醍醐「何が言いたい!

 私どもは、国ごと小さな礎の上に乗っている事を…
 お忘れなきように…、と

 いつ崩れても、おかしくありません


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 酒井如き小国! 早々にカタをつけよと申し伝えよッ!!

戻りゆく醍醐領
 このやりとりで、醍醐氏は百鬼丸探しと、“戦争の早期終結”を焦り出す事に
 四柱の鬼神を倒し、四つの災いが「元通り」になってしまった
 焦りは人に判断を間違わせます

 鬼神を倒す毎に、百鬼丸もどんどん追い詰められているのかもしれません

 百鬼丸自身は全く悪くないし
 あくまで、「元通り」になっていくだけなんですが…

 多宝丸がまた不穏な表情、いよいよ彼との対決も近い

 兄の捜索情報、勝手に聞き出して動き出しそう!(確信)
 
せいせいせいせーい!

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 ざいざいざーい! と謎の掛け声からズッコケるどろろ
 元々は、こんな風に働き者な子なのね!
 筋も通すし!

 故郷で泥棒やってたのは、まともな仕事がなかったのかしら!

 子供が仕事やっても、上前はねられそうですしねえ

ミオ『百鬼丸、具合はどう? …まだ熱い。そうだわ、今夜薬もらってくる』

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 あにきーっ! もうちょっとしたら夕飯だってさーっ!!

二人の声
 と、どろろが大声をあげると、うるさそうに耳を押さえる百鬼丸
 どろろの場合、何かとやかましいタイプなので
 余計に耳に障るのかもしれません

 冒頭の森でも、「静かすぎて怖い」といっていましたし

 ミオが喋りながら入ってくるとハッとし
 喋りながら去っていくと、追いかけるように手を伸ばした百鬼丸

 ミオの炎の濃淡は、位置的に髪の毛

 百鬼丸ってば表情豊かね!

仕事に向かう際、少し顔を曇らせたミオは…

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 赤い花摘んで あの人にあげよう あの人の髪に この花さしてあげよう…♪

また髪の話してる…
 花を摘んであの人にあげよう、想いを届けるような「赤い花白い花」を口ずさむミオ
 次回、百鬼丸も口にするのでしょうか。
 ともあれ

 彼がこの歌を気に入ったのだ、とどろろも察する事に

 またミオは出て行く際、少し躊躇ってから歌いだしましたが
 意図は後の場面で察せられます

 またサブタイでは守子唄、子守唄ではないのです

琵琶丸『やっぱり安全な道は、お前さんたち獣の方が知ってるねえ…』

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 おお~! こいつは良い場所だ!! うん…?

獣に聞けば
 同じく山中に消えた琵琶丸は、川が流れる住み良い土地を発見
 しかし、掘っ立て小屋の傍にはすりばち状の穴が
 穴といえば…

 そう! ご存知アリ地獄だ!!

 獣は人を避ける
 これを利し、戦場を避けるルートを探してたらとんだ掘り出し物が

 元々はもっと人が住んでいたのでしょうか

 なんとなく石切り場っぽい。

ミオ『ふんふふん ふん…、…? どうしたの? こんなとこで』

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 不思議ね…、なんだか見えてるみたい。ずっと奥の方まで

微笑みの国タイより
 翌朝、たぶん昨日同様に川に寄り、鼻歌を歌って帰ってきたミオ
 百鬼丸に見つめられ、恥ずかしそうに首筋を隠します
 目が、見えないと解っていても。

 というかミオの表情は、「恥ずかしい」とはちょっと違うかもしれません

 その意味はラストで明らかに
 対し百鬼丸は、穏やかに微笑んでいるようでした

 微笑んでいる! あの百鬼丸が!?

 おい奥方様、赤飯だ!

『見えてるよ、魂の色が』

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 生きてるもんの魂が、色んな色で見えるんだってさ~

そう…
 と言われ、ますます着物を深く着こんでしまうミオ
 どろろは、話すのに夢中で気付きませんが
 ミオは見られたくなかったのか

 もちろん視聴者、百鬼丸には「綺麗な白い炎」としか見えません

 しかし彼女は、自分の魂の色を見られたくない…
 その真意は以下略。

 とまれ働き場所は戦に備えての陣、傷薬はちゃんと手に入ったようです

ミオ『ン…?』

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 姉ちゃんの唄が聞きたいんじゃ…? 兄貴、姉ちゃんの声はうるさくないみたい

獣を人に
 何か言いたげな百鬼丸ですが、まだ「声」が戻っていないのか喋れません
 喋れませんが、これほどハッキリ「言おう」とする!
 彼が「言葉」を使おうとしてる!

 穴ぐらに篭もった獣みたいなもんだからなぁ、姉ちゃんの唄で

 穴から引っ張り出してくれ
 と、さっそく琵琶丸のたとえを引用するどろろ

 よくこうやって他人の言葉を引用しますが、語彙とは無縁な生活だったからか

 そして何より、“物覚えがいい”のね! どろろってば!!

ミオ『私の歌、そんな大層なもんじゃないと思うけど…、………じゃあ』

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 赤い花摘んで あの人にあげよう あの人の髪にこの花差してあげよう

守子の唄
 どろろ達の褒め言葉に、あらそうなの、と歌うほど単純な唄でもないんでしょうが
 二人、特に百鬼丸が懸命に「歌って」と乞う姿を見て
 ようやくに歌ってくれました

 彼女自身にとっても、“歌”が明るい意味を持った瞬間なのかもしれません

 とまれ、穴ぐらに篭もった獣を人にする為に
 獣から人になる為に

 音に慣れる為の訓練として、ミオは歌ってくれる事に

『お坊さん?』『抜け道、見つかんなかったのか?』

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 そうこうしてると琵琶丸が“戻り”ました。彼とは別々に旅をしてるから
 抜け道が見つかったら、どろろ達に知らせる義理もなく
 そのまま外に行くはずだった

 ところが戻ってきた、何故ブーメランのように戻ってきたのか?

 曰く、良い話と悪い話があるんだよ、と。
 
琵琶丸『あそこなら戦があったって、早々焼け出される事はないだろうよ~』

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 喜ぶのは早いよ? 実はその土地には大家がいるのさ…

大家さんは思春期!
 曰く鬼神がいる、それも琵琶丸をして“迂闊に手を出すのは剣呑”と言わせるほど
 琵琶丸は、ミオ達に移住を勧めるべく戻ってきたのですが
 百鬼丸が我先に飛び出します

 怪我も治らないうちにとは思わなかったがね~、せっかちだねえ?

 元々、百鬼丸と一緒に叩くつもりで戻ったのですが
 ミオの反応は微妙

 むしろ百鬼丸がハリキッて飛び出しますが、さてどこが琴線だったのか

 鬼神、身体、ミオの為、或いは全部…?

ミオ『私も…、頑張ってみよう』

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 とまれ、移住を勧められ戸惑っていたミオでしたが
 百鬼丸が勇んで飛び出していく姿を見て
 むしろ勇気を貰ったようです

 自分も頑張ろう、それは「良い循環」だったのかもしれません

 が本作に限っては、不穏ばかりが増えていく!

琵琶丸『危なっかしいねえ……』

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 え…? 敵の陣でも働くって…?(タケ)

無茶二人
 本来真っ白い炎である百鬼丸、赤だの黒だのどじょっこだの江戸っ子だの不穏
 どす黒いのは、痛みを堪えているからでしょうか?
 赤いのは鬼神への殺意?

 ちゃんと準備しなきゃ。土地だけあってもしょうがないでしょ?

 不調を押して「危うい」百鬼丸
 対しミオも、なんと敵陣にまで商売に行くといいます

 両陣営に通えば稼ぎは倍。でもスパイと疑われるという発想がないのね!?

 琵琶丸みたいに、旅してる訳でもないですしねえ 

ミオ『大丈夫! 戦でたくさん失くした分、戦から取り戻すだけっ』

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 戦から取り戻す…、か! いいじゃねえか!(どろろ)

ミオの決意
 ただ酒井様の敵陣、つまり“醍醐勢”には荒くれ者が多いという話で
 タケはいたく心配していましたが
 が

 オイラ達だって、侍から取ってやればいいんだっ!

 その名の通り、元々「泥棒」であるどろろは
 取り戻すという言葉に感動

 どろろが盗賊稼業をやってたのも、似たような心境があるんでしょうか

 タケに年下の世話を任せ、自分がミオを見守ると伝えます

醍醐兵『…ったく、いつまでにらめっこしてんだ…』

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 お兄さん達? 働かせて欲しいんだけど

仕事女
 かくて陽がくれた頃、どうもミオが真っ先に向かったのは“敵陣=醍醐陣”だったらしい
 兵士達は、こんなド田舎じゃクソ以外する事がない
 と。ヒマしています

 彼らは暇。そんな彼らだから、ミオに「仕事」があるのだと

 他方、大変そうなら止めると言ったどろろですが
 うっかり見失ってしまいます

 しかしミオ姉さん、敵兵ならもっとお金を持ってると思ったんでしょうか?

 とまれ、こうして「どろろが知らないところ」で仕事スタート…

琵琶丸『大丈夫かい? まだ止めといたほうが良いんじゃないかねえ』

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 不調の百鬼丸でしたが、“彼に引き寄せられた”のか鬼神アリ地獄が行動開始

アリジゴク
 逃れられなくなった百鬼丸と琵琶丸、そのまま巨大アリ地獄と交戦しますが
 巨大さにかけては、確かにこれまでにない規模!
 琵琶丸でも一撃では倒せません

 百鬼丸が追撃を与えるも、“生身の右足”に食いつかれ引き込まれる事に

 幸い、アリジゴクはこれっきり戻ってきませんでしたが
 琵琶丸が来なければ危なかった!

 第1話の泥鬼も巨大でしたが、戦場が近い為にパワーアップしてたんでしょうか

 先週は義足で済みましたが、今回は生身に! 

ミオの歌声を頼りに、彼女を探しあててしまったどろろは

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 声を取り戻した百鬼丸、最初の言葉は苦しみの絶叫でした

産声
 不調を押して挑んだ百鬼丸は、「生身の右足」を食われて失ってしまう事に
 またミオの仕事とは、体を売っていたのです。
 目撃してしまったどろろは…?

 荒くれが多いという醍醐陣、3人がかりで細い体にまたがる始末

 冒頭、洗っていたのは体というか
 股間だったのね…

 そして今回、獣から人になるんだと促された百鬼丸、産声の如く絶叫

 ようやく得た「声」で、いきなりこんな苦悶を叫ぼうとは

感想追記

 戦災孤児たちを育てる孤児、ミオの物語
 守子唄とは
 百鬼丸は、実父の国の「隣国」にいた
 五つ目となる「声」を取り戻した百鬼丸、弱まりゆく鬼神の加護
 赤い花白い花       
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戦で失ったものを、戦から取り戻す! 百鬼丸に通じる“危なっかしい子の”物語

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 登場時、彼女は事後に股間を洗っていたのね…。

みお(キャスト欄:ミオ)の物語
 女性一人で夜の仕事、それも孤児たちを支えられるだけの稼ぎを得られた理由は
 夜、暇をしている兵士達に身体を売っていたから。
 もちろん魂は“真っ白い”。

 しかし彼女自身は汚い色だと思ったのか、身体を必死に隠そうとしてました

 だから隠そうとしてたのね!
 後ろめたいと思いながらも、取り返す為だと鼓舞して「仕事」へ

 しかし最後の場面では、どうも「醍醐兵の陣」で仕事してしまった模様

 ああもう…、ひでえ時代だよホントもう…

ミオが向かった先は、醍醐の家紋がある陣

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 よくよく見ると、敵兵も義足であるらしい(?)

醍醐兵
 こんな田舎と愚痴ってましたが、また「敵兵(醍醐兵)は荒くれだ」とタケが話しており
 面倒な事になるのかもしれません
 後をつけてきそう

 その場合、“手足のない男”と彼らが争えば噂になってしまうでしょう

 いよいよ、醍醐パパに話が伝わってしまうのでしょうか

守子唄とは、「子守をする人が、その辛い境遇を歌った唄」。

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 仕事に向かう際、最中、帰る途中に歌ってたのも「その辛さに耐える為」だったのか

守子=子守する人
 特に昔は、女児は“労働力”に不適切な為、子守を仕事とした事があったそうな
 もっと言えば子守要員として、口減らしで親に売られたも同然のもの
 家にほぼ帰れない辛い境遇の唄

 辛い境遇を唄にし、耐える為の唄。それが“守子唄”というジャンルなんだそうな

 形は多少違えど、まさにミオが陥っている境遇そのもの
 故事をなぞらえたタイトルなのだと思います

 優しい子守唄が子供に聴かせる為の歌なら、守子唄は守子自身の唄だと。

 だから彼女は「辛い仕事」の前後、さなかに歌ってたんじゃないでしょうか

第一話で下流に流された百鬼丸は、今は祖国の隣国にいた

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 ミオ達がいるのは酒井氏が治める国で、醍醐とは友好関係にあった

酒井氏
 しかし第2話で万代を斬った為、鬼神の加護が弱体化し交戦に入った
 どうも、その結果ミオ達は戦災孤児となって
 軍に依存する生活に。

 あてもなく彷徨う中で訪れた百鬼丸達、まずは弟と交戦…?

着々と取り戻してゆく百鬼丸。他方、醍醐領の加護は弱まるばかり

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 実は妖鳥も鬼神だった…? 詳細は次回で明らかに

時系列順
 第3話…、右足
 第1話…、皮膚/醍醐領に山崩れ
 第2話…、痛覚(神経?)/酒井氏が同盟を破棄
 第4話…、耳と聴覚
 第5話…、声帯

 また今回(5話)一ヶ月前から、日照りが続いているとの事

 鬼神を倒した影響でしょうが
 旅立ち前の鬼神の為か、或いは前回倒した似蛭の為か

 第4話から一ヶ月では、百鬼丸が慣れてなさすぎるので旅立ち前なのか?

 傍目には単に好天続きなだけなので、醍醐も気付くのが遅れたんでしょうか

使用曲「赤い花白い花」は、昭和の名曲をカバーしたもの

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■一番 歌詞
 赤い花摘んで あの人にあげよ
 あの人の髪に この花さしてあげよ
 赤い花 赤い花 あの人の髪に
 咲いて揺れるだろう お日様のように


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 なのでもちろん2番が、また後年3番が作られています

赤い花白い花
 敢えて一番メインで歌っているようなので、二番は次回で使うのかもしれません
 1970年にレコード化、1976年にカバー曲が「みんなのうた」で使われ
 2009年アニメ「そらのおとしもの」でも第12話でカバー

 元々は1960年代に中林三恵さんが作った歌が広まり、「赤い鳥」によってレコード化

 その一風変わった経緯もあり、愛されている曲なのだそうな

公式ツイッターより


























2019年2月5日 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」

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 今週はMAPPA社側が制作

スタッフ
 脚本:小林靖子
 絵コンテ:松尾衛
 演出:大峰輝之
 作画監督:加藤雅之、若月愛子、村上竜之介
 総作画監督:岩瀧智
 アニメ制作:MAPPA手塚プロダクション
 原作:手塚治虫(1967年 - 1969年)
 制作協力:

あらすじ
 慣れない「音」に苦しみ、妖怪との戦いで傷を負った百鬼丸は、みおという少女に出会う。彼女は戦で親を亡くした子供の面倒を見ており、百鬼丸も世話になることになった。だが近くに鬼神がいると分かった百鬼丸は傷も治らぬうちにその退治に向かう。
トップに戻る/以下、公式ネタバレあり

以下次回、公式あらすじ&予告映像より。ネタバレを避けるならお戻りください

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■あらすじ
 鬼神から声を取り戻すも、脚を奪われてしまった百鬼丸。
 荒れ寺に戻り傷を癒やしたのち、再度鬼神に挑みに出る。
 一方、ミオ達が待つ荒れ寺では…。


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 公式予告動画はこちら

足戻ってる!?
 膝からすぐ下を失っていたはずなので、予告からすると脚は戻ったようです
 アリジゴクも健在、健在なのに声が戻ったのも妙な話ですから
 実は、妖鳥を倒した時点で声帯が回復してて
 喋る技術がなかっただけなのかも。
 哀しげな百鬼丸がかわいい

 ただ、燃えているのはまず間違いなくミオ達の荒れ寺

 オープニングから察せられた事ですが
 やはりミオは…

 寺を燃やしたのは醍醐兵か、いよいよ父との対決が近いらしい

 次回、どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」

どろろ 5話 感想

 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」     
 Aパート「音の洪水」
 妖鳥
 戦場とおせんぼ
 穴ぐらの獣
 朝焼けの守子唄
 ミオと孤児たち
 戻りゆく醍醐領
 手を伸ばす、耳を塞ぐ
 Bパート「獣を人に戻す唄」
 危なっかしい二人
 ミオの仕事       
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 次回予告(公式予告によるネタバレあり)。
 これまでの感想
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どろろ 感想 2019年1月 公式ツイッター

 どろろ 第1話「醍醐の巻」
 どろろ 第2話「万代の巻」
 どろろ 第3話「寿海の巻」
 どろろ 第4話「妖刀の巻」
 どろろ 第5話「守り子唄の巻・上」
 どろろ 第6話「守り子唄の巻・下」 OPテーマ「火炎」歌詞
 どろろ 第7話「絡新婦の巻」
 どろろ 第8話「さるの巻」 EDテーマ「さよならごっこ」
 どろろ 第9話「無残帳の巻」
 どろろ 第10話「多宝丸の巻」
 どろろ 第11話「ばんもんの巻・上」
 どろろ 第12話「ばんもんの巻・下」、前期OP「火炎」、前期ED「さよならごっこ」
 どろろ 第13話「白面不動の巻」
 どろろ 第14話「鯖目の巻」
 どろろ 第15話「地獄変の巻」
 どろろ 第16話「しらぬいの巻」
 どろろ 第17話「問答の巻」
 どろろ 第18話「無常岬の巻」
 どろろ 第19話「天邪鬼の巻」
 どろろ 第20話「鵺の巻」
 どろろ 第21話「逆流(ぎゃくる)の巻」
 どろろ 第22話「縫の巻」
 どろろ 第23話「鬼神の巻」
 どろろ 第24話「どろろと百鬼丸【最終回】」