公式サイト(同MSまとめ) U.C.0089 A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢- 1巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり 藤岡建機 これまでの感想はこちら
ZZ終了後の火星圏を舞台に、幻の兵器 TR-6 ガンダム・インレの猛威を描く物語!?

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AOZ第1作で“戦わない事”を選んだガンダムTR-6が、遠く火星で戦場に立つ!
 同機活躍と共に、第2作では火星が結構栄えていると描いた事を踏まえ
 ガンダムF90、“火星独立ジオン軍”へ繋がる物語でもある様子
 今巻はひとまず前日譚止まり。

 地球圏が大混乱なVガンダム同時期、火星は平和を享受していた描写も

TR-6 ガンダム・インレの物語
 第1巻は、2Pほどの宇宙世紀略史を読まないと背景が全く分からないのが難
 さあ、いよいよ戦いだ!と盛り上がったところで終わって肩透かし感も。
 次巻から、2年後に移って本編スタートか!
 TR計画の真意とは?

 冒頭“再起動祭”、再起の英雄マリリンってどう繋がるのかしら

A.O.Z Re-Boot 1巻 感想

 ■序章 紅蓮の航路編
 第0話「U.C.0150年代 再起動祭」
 第1話「U.C.0089 火星の統治者」
 第2話「エレノアを怒らせるな」
 第3話「インレの力を恐れぬか」
 世界観解説 宇宙世紀略史
 番外編 オーヴァー・ザ・マインド

設定資料集「レジオン」
 ARZ-124 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
 プリムローズⅡ
 RMS-154 バーザム
 RX-121-2 ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]
 ARZ-106HZ ハイザック(レジオン鹵獲機)
 アレキサンドレル級戦艦
 マリナ技師長/グロリア副総裁

設定資料集「ジオン・マーズ」
 チェスターJr/ヌマーシュ/ムンスキー
 AMA-01S ビグ・ザムール
 AMX-014R リーベン・ヴォルフ
 AMX-011RG ザクⅢR-G型
 AMX-011GW ザクⅢ偵察型
 サダラーン級機動戦艦ミダラーン

 あとがき
 漫画版 機動戦士Zガンダム外伝 A.O.Z 審判のメイス 感想
 これまでの感想

※各話サブタイはありません、便宜名です。

はじめに 本作の舞台は“ガンダムZZ”と同じU.C.0089

 本作はU.C.0150年代の火星で、教師が“UC.0089年を生徒達に教える”体裁で進行
 150年代とはVガンダムの頃で、地球圏は“宇宙戦国時代”中
 同火星では「再起動祭」が準備中

 TR-6を擁するレジオンはティターンズ系、ジオン・マーズはアクシズ系技術を採用

新しい組織を標榜し、ティターンズ系装備を主力化した“レジオン”

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 レジオン女王アリシア・ザビは新組織を目指し、ティターンズ系技術を主軸に。

両軍の軍備と技術
 火星を支配したレジオンと、地球出向中に本隊が敗れたジオン・マーズの激突
 レジオンは、火星に逃げ延びてきたティターンズ兵器を鹵獲
 TR-6 インレで火星支配権を奪い取りました

 TR-6とは兵器体系そのものなので、レジオンの軍備はティターンズ系

 ジオン・マーズは、アクシズへ兵器を生産・供与する関係だった為
 アクシズ発の最新鋭ジオン技術を保有

 独自のコストダウンで、ドーベン・ウルフを簡易量産する等強力な軍備を持ちます

 統治時代は予算獲得への圧政を敷き、無法地帯化していました。

第1巻には名前のみ登場する「レジオン」総帥、アリシアはプルそっくり?

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 二人は女王のクローンであり親衛隊、左はリーダーのシンシア、左はダイアナ。

あらすじ
 U.C.0089、地球圏の騒乱からアクシズ残党を引き連れ、火星へ帰還したジオン・マーズ
 しかし火星では、キシリア派に源流を持つマーズ本隊が敗れており
 ギレン派を源流とするレジオンが支配者となっていた

 周囲に急かされた遠征艦隊司令チェスターJrは、レジオンへ攻撃開始

 際し、ジオン・マーズ部隊は暴走して難民を巻き込み
 犠牲者は万にも及んだ。

 怒ったレジオンは、グロリア副総裁がTR-6 インレで出撃し…?

第0話。本編から60年が過ぎた火星マリナーシティでは、「建国祭」が準備中

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 既にジオン、ティターンズの服は骨董品となり、子供達が楽しげに着る事に

第0話「U.C.0150年代 再起動祭」
 どうも本編時、ジオン系の英雄“マリリン”が活躍し、火星マリナーシティが建国
 150年代、地球圏は「宇宙戦国時代」と呼ばれるほどの騒乱中ですが…
 へっ! 平和そうじゃねェか火星はよォ!!

 特にティターンズは“悪者の服”と呼ばれ、ジオン系住人が主であると察せられます

 ピッチピチスーツいいよね…
 でも、硬派な黒! 鷹マークのティターンズもイカすと思うわ私!!

 で、オカマっぽい「バルヲ先生」はティターンズに割と好意的な見方

 ただまあ、一般的には悪扱いなのも納得してるようで。

ティターンズは地球を守る為の組織! そう言ったのは“ガンダム君”

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 ガンダム君とは「ロボットの名前」程度で、あまり特別なものじゃないようです

ガンダム君
 無口でロボットみたい=ガンダム君というアダ名ながら、クラス中に人気の少年!
 某ガンダム00ドラマCDなら、某ハム仮面がヨダレを流すであろう!
 先生は、彼を軸に「地球史」を語ります

 現火星において、地球の歴史は“歴史”程度の扱いなんですねェ

 現代人にとっての過去同様、若者にとっては“知ってる人は知っている”程度
 でも私、それって素晴らしい事だと思うのよ!

 もはや彼らは、怨恨の歴史から解放されているのですから。

 不良のオバラさんかっわいい!

バルヲ先生は思うのよ、“宇宙とMS”は人類を生まれ変わらせるはずだって

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 そして「心に翼があれば」を実行に移したMSがインレ、TR-6だった…?

心に翼があれば
 先生がそらんじたのは、初代ガンダムのナレーション。しかし“続き”を付け加えます
 宇宙という新しい世界、そして“MSという新しい身体”を人は得た。
 MSとは、要は人を大きくしたもの
 そこが他の兵器との違い

 それはすなわち、新しい世界と身体を手にした事だと着目したのね

 地球圏で、人は愚かな歴史を繰り返してしまいました
 しかし“生まれ変われる”なら?

 実際、地球にはない平和を実現したらしい火星、果たして何があったのでヤンスか…?

第1話。U.C.0089の火星圏は、地球からの難民でごったがえしていた

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 女王アリシア・ザビの“歌”を感じる子供ノッコ、ニュータイプであるらしい

第1話「火星の統治者」
 宇宙世紀では、木星圏でMS動力を採取してますが、同様に火星圏も居住圏が存在
 サイドA・アルカディアは、改暦以前に“アーレス号”で数億も入植
 しかし、木星と違って特産品がなかったのか
 連邦へ加入を強制される事もなく
 独立国状態だった

 機動戦士ガンダムZZ直後の本作では、大量の難民が流入

 ガンダムF90と、AOZ旧作“刻に抗いし者”にも登場した火星圏ですが
 本作で本格的に舞台になるのね

 難民を受け入れたのが、ザビ家の遺児を名乗る“アリシア・ザビ”政権なのだと

 アリシア様はまんまプルらしく、プル=ギレン遺伝子説設定なのかしら?

難民と共に“帰って来たジオン残党”達は、政権が変わっていた事に愕然とする

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 息子チェスターJrの暴走を心配、出撃したジオン・マーズ残党。しかし時既に遅し!

火星政権
 実は火星は、一年戦争(初代ガンダム)直後、月に駐留していたジオン軍が占拠
 元々、キシリア・ザビ配下だった彼らは「キシリアの遺児」を掲げ
 ジオン・マーズを名乗ります

 が、ハマーン戦争援護で地球派兵してる間に、火星は「レジオン」のモノに

 ジオン・マーズvs現支配者レジオン!
 ジオン残党同士が、火星支配権を巡って争うってワケよ!!

 曰くレジオンとは、0083の“星の屑”で生き延びたギレン・ザビ派組織

 もー! アナベル・ガトーが必死で逃がした人たちじゃん!!

ジオン残党同士の戦いで、漁夫の利を狙う“アクシズ残党”

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 アクシズ残党ムンスキーは、子飼いの強化人間部隊と共にジオン・マーズと同道

ヌマーシュかわいい
 故郷を失ったアクシズ残党は、安住の地を求めて“マーズ”と合流したんですねェ
 火星軍は、ハマーン達が内紛を始めたのでとっとと帰還し
 結果、戦力は温存されています

 これにアクシズ残党が加われば、レジオンなど取るに足らないという見解

 火星人チェスターJr、彼が旅立った頃は「レジオン」こそゲリラで
 取るに足らない存在だったそうな

 つまりレジオンに合流し、パワーバランスをひっくり返した“戦力”があった

 それは何か! それがTR-6ってワケですね!!

第2話。火星の空は「自動衛星エレノア」によって守護されていた

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 NGOであるゴルドマンは、“女王への贈り物”を運んできたフレッドに助けられる事に。

第2話「エレノアを怒らせるな」
 フレッド青年は、おそらくTR-6用パーツを運んできた。何故ゴルドマンを助けたのか?
 TR系パーツなら元ティターンズ、火星では大手を振れない人なのか?
 フレッドは、チェスター達が攻撃してくると読んだようですし
 色々と事情に詳しいらしい

 フレッド曰く火星の空は、“自動衛星エレノア”制空権を掌握

 TR-6ことガンダム・インレのシステムは、戦略兵器運用を想定していました
 転用し、火星主要システムの制御に使っている模様

 その演算能力で、最小の人員で防衛線が管理されているのね

 ジオン・マーズ本隊は、この“自動衛星エレノア”に散々な目に遭って懲りている様子

レジオンは“為政者”として、ジオン・マーズに臨検を行うものの…

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 ジオン・マーズ、なんとドーベン・ウルフ簡易量産型を生産! 技術力スゴすぎない!?

検閲部隊全滅!
 ジオン・マーズ地球派遣艦隊司令、チェスターJrはかなり直情的な人物
 レジオン検閲側は、「背負ってるものが解れば戦わない」と考え
 チェスターJrの人柄を見誤ってしまいました
 思った以上にアレだと!
 
 Jr側は、レジオンが“偽ザク(連邦製ザク)”、ハイザックを使ってたのもナメた要因

 しかもジオン・マーズには、地球侵攻用のビグ・ザム級MA
 決戦兵器ビグ・ザムールもある!

 ジオン・マーズには、負ける気遣いなんて一つもなかったのね! あらやだ

 お ま け に 強 化 人 間 部 隊 も あ る !

第3話。偽ザクが舐めるな、火星はジオン・マーズのモンだ!!

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 本物のジオンの力を見せてやれ! これもある種のジオン名物ですねえ

第3話「インレの力を恐れぬか」
 チェスターJrは短気ですが、戦術家としては当然それなりにマトモな人物らしい
 元々、地球降下作戦用だった装備を「火星降下」に転用し
 本拠地への電撃作戦をかけます
 
 インレとやらがどんな戦力だろうが、動き出す前に潰せば問題ない!

 ところが、インレことTR-6は“換装”を突き詰めたMSの為
 僅か5分で対ビグ・ザム用装備へ換装!

 対ジオン・マーズなんて、とっくに想定していたでしょうとはいえ!

 搭乗者3人を必要なほど火器抱負なビグ・ザム、今回は強化人間搭乗で解決

ジオン・マーズ艦隊の統制はイマイチ、血気に逸って“フォボス衛星”を狙い…

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 女王様が私達を助けに来てくれたんだわ!(NT少女ノッコ)

インレの力
 ところがジオン・マーズ艦隊、“ガンダム・インレ”が放ったミサイル群に痛打!
 更に、Iフィールド(ビーム歪曲)を持つビグ・ザムール以外は
 ハイメガキャノンで大打撃を受けます

 翼のようなウェポンコンテナは、Iフィールド機をぶち抜く実弾装備か!

 巨大MA相手に、実弾では火力不足に思えますが
 本機は鬼のように積んどる!

 また頭部には、レジオン女王アリシアを模したフィギュア・ヘッド(機首像)を装着

 なんて大航海時代なモビルスーツなんだ…!

大打撃を受けたのは、チェスターJrにとって“自分を信じてくれた仲間達!”

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 対しインレを駆る女王親衛隊グロリアは、難民を殺され怒り心頭

激怒vs激怒
 やはり難民に手を出したチェスターJrが悪い…、というか部下が血気に逸ったらしい。
 また、反撃にあったJrは激昂し「フォボス攻撃を最優先」へ変更
 電撃作戦は不可能となってしまいます
 まあどっちにせよ無理か!

 互いにジークジオンと叫び、ジオン残党が火星で大激突…?!

 迎撃側も、「ハイザックならでは」の大型火器を装着しており
 正直これは侮れない!

 ハイザックは改造せずとも多用途に使えるよう、構造自体がユニット化されています

 その構造を活かした、TR-2[ビグウィグ]の量産タイプとも呼ぶべき兵装か!

世界観解説。わかりやすい宇宙世紀略史!

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 宇宙世紀改暦前、「トライステラーが始動」。酒場と同じ名前なのは…?

世界観解説
 2Pに渡り、改暦以前・一年戦争以前・以後など、文字のみで宇宙世紀をざっくり解説
 作中、まだ語られていない情報も多数記載されており
 永野氏のFSSみたいですね
 年表で説明だ!

 正直本編は1巻だけでは説明不足、“まず見せる”作風をとっています

 第2巻以降、どういう状況かおいおい解っていくのでしょうが
 解説して貰えるのも正直ありがたいですね

 てかデラーズ紛争後、ギレン派残党が火星にいってたとか初耳だわ!

 レジオン母体ですが、オメガ首領はどうなったんでしょうか

番外編は“TRシリーズのOS”が、いかにして生まれたかの物語

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 昔 人がまだ宇宙に出たてのころ…
 ある宇宙飛行士は
 自分はカモメになった と言った

 僕はガンダムになるよ

 心はどこへでも行けるから


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 後にTR-1、ガンダムのOSとなった少年。「ガンダム君」に似てるのは…?

番外編 オーヴァー・ザ・マインド
 TR系に搭載された規格外のOSは、強化人間の心をデータとして蓄積したもの
 公式解説によれば、OS自体がサイコミュ制御・攻撃を担う事ができ
 文字通り誰でもNT兵器を扱える

 何より異常に柔軟なシステムで、万能換装とも呼ばれるTR-6根幹。

 オペレーション・システム名はBUNNyS
 或いは3号7式OS、ざっくり「強化人間人格OS」とも呼ばれている。

 無論NT、強化人間が乗った方が強いそうですが、誰でもサイコミュ兵器が使える!?

 準サイコミュ、というより量産版EXAMみたいな雰囲気ですね。

『僕の姿が僕でなくなっても 僕の心は飛べる 僕は ガンダムになるよ』

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)教授
 あれは 被験者となった強化人間の心を
 戦闘を通して データとして蓄積し続けていく
 つまり… 強化人間となったその者の命が潰える瞬間
 完成されるシステムなんだ。

)実験体の少女
 たとえどんな姿になっても心には翼がついているから
 何度でも 何度でもめぐりあえます


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 心はどこへでも行けるから

強化人間人格OS
 データ採取にあたり、中断ではダメで、“死亡するまで”のデータ収集が必要
 従って、対象の強化人間が死亡した時に収集が完了し
 開発が前進するというもの

 初代AOZで、TR-6が半ば自動的に敵を殲滅したエピソード裏付けるものか

 この外伝は2003年に発表されたものですが
 強化人間OSの設定が固まった事で、改めて意味を持ったって感じですね

 最終的に少年は命を落とし、OS=ガンダムの一部となったと描写

 TR-1時代から、システム自体は搭載されていたらしい。

本作メイン機「ガンダムTR-6[ウーンドウォート]」

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 劇中の形態は見当たらず。カラー画像は公式より。その1その2その3

ARZ-124 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
 連邦試作機としてのRXからARZへ、レジオンへの帰属か、兵器体系としての主張か
 レジオンでは、ティターンズが企図していた通り“量産”を行い
 本機を一定数生産しています
 恐ろしい! 

 中でもフィギュアヘッド付きはスペシャルモデルで、ごく僅かだとか

 威容もですが、「サイコブレード」と呼ばれるアンテナ。
 実用性も兼ねているんですね

 AOZでは“戦わない選択をしたMS”、それはとても尊い事だと私は思いました

 しかしファンの声に推され、主題となる物語が始まったんですね。

TR-6版コア・ファイター、「モビルポッド」プリムローズⅡ

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 コアファイターと違い戦闘能力はなく、純粋な脱出ポッドとして機能

プリムローズⅡ
 分離の際も手足は爆発ボルトで切り離す為、現地でMSへ戻る事も出来ません
 TR系MSの換装中枢で、例のOSによる管制システムを搭載
 TR-1 ヘイズルでのテストを経て誕生した為
 プリムローズ「Ⅱ」を冠します

 試作段階のⅠと違い、洗練されたフォルムとなったのも特徴

 独特な円形パーツは、変形に適したドラムフレームで
 原型機となったTR-Sの名残。

 TR-1でテスト後、TR-Sへ再設計し、更に見直したのがプリムローズⅡでした

元々RMS-154 バーザムは、“既存の武装を使える”長所を持つ量産機でした

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 というのも、実は内部にプリムローズⅡ同等の機能を内蔵している為。公式より

RMS-154 バーザム
 AOZで本機は大胆に設定変更され、TR-6 同様の“万能換装”を採用したMSへ
 ガンダムMk-Ⅱを元にしたのに、何故こんな形になってしまったか?
 プリムローズⅡ同等の機能を内蔵した為だ!
 と、大胆に再設定!

 実はバーザムは強化パーツをも多彩に使える長所を持っていたのです!

 換装によって、ネオ・ジオンが擁する次世代MSをも圧倒する事が可能で
 これまでは「正しく評価されなかったMS」なのだと…!

 TR-6完成遅延を補うべく、“万能換装機 TR-Sを簡易量産したMS”と再設定

 AOZのバーザム愛がどんどんえらい事に!

TR-1 ヘイズル胴体部をプリムローズへ、全身を換装した「ヘイズル・アウスラ」

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 元々ジム・クゥエルの頭を取り替えたMSから、フレーム以外をほぼ換装したアウスラ

RX-121-2 ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]
 TR-1はAOZ第1作初期主役機で、当初はジムの頭をガンダムにしたMSでした
 ガンダムの顔が、敵味方にどんな影響を与えるか?というテストは
 第一作で重要なテーマとなります

 アウスラ仕様はプリムローズ内蔵による量産型で、若干数生産

 このアウスラから、ガンダムMk-Ⅱの骨格へプリムローズ内蔵とした“万能換装MS”
 TR-S ヘイズルフレアが再設計されます

 しかし連邦軍は内部の膿ティターンズ否定に躍起となり、ヘイズル系を一掃

 TR-S Hフレアは、エゥーゴ系組織SSDへ渡り「MSA-112 AOZガンダム」へ改造されます

地球圏で敗れたティターンズ一派は火星へ落ち延びるも、兵器をレジオンに鹵獲

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 背中にドライセンの射出武装、トライブレードが装着公式より

ARZ-106HZ ハイザック(レジオン鹵獲機)
 レジオンは、TR-6以下ティターンズ残党の兵器を鹵獲し自勢力に組み込みました
 特にハイザックは、“正当な使い手に戻ってきた”とジオン残党は認識
 今や火星生産モデルの方が多いとされる程で
 警備を中心に活躍

 性能面の利点は、TR系強化パーツがハイザックでも使える

 十分な戦闘能力を発揮し、地球圏での“型落ち”とは思えないほど有用で
 外見、生産性と操縦性の良さも高評価!

 また弱点だった動力炉も変更、ビーム兵器が普通に扱えるようになったそうです

 もちろん現在、レジオンでも後継機開発中との事。

ティターンズを代表する戦艦、“アレキサンドリア級”も大胆に発展改良!

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 同級もジオンのムサイ級を参考にした艦なので、「持ち主に戻ってきた」公式

アレキサンドレル級戦艦
 なんとホバー機構が換装可能に! 換装時は「グラン」と付く命名法則らしい
 元々、宇宙世紀でも連邦軍にビッグトレー級などがあり
 大戦期はホバー艦がゴロゴロしてました

 むしろ先祖返りみたいなもので、存在しててもおかしくないんですね

 レジオン主力艦で、ホワイトベース同様のミノフスキークラフトも搭載
 宇宙、地上、空いずれも対応可能!

 MS搭載能力も「数倍化」、巡洋艦から戦艦クラスまで拡張した為でしょうか

 つくづく、レジオンの国力って物凄い気がします
 
レジオンは「ガンダムの力」で火星を平定、ガンダムを民衆の味方と位置付けた

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 上がマリナ技師長、真ん中はレジオン仕官で、眼鏡がグロリア・ザビ副総裁

レジオン
 現火星主流派であり、ジオン残党から“火星組織”へ新生を目指しています
 グロリアは、アリシア女王の姉妹(クローン?)であり強化人間
 今巻のような“女王休眠時”に代行を務め
 TR-6 ガンダム・インレに搭乗

 元々火星民は、改暦前に移民してきた“ジオン無関係”が多数派

 それを、大戦後に落ち武者ジオンマーズが侵略し
 圧制、搾取したんですね

 なのでアリシア女王とガンダムに対し、民意は味方してる模様

 マリナ技師長はTR-6運用に不可欠な人物ですが、現状を不満がってる様子

一年戦争後、平和だった火星圏を侵略し搾取を始めたジオン・マーズ

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 彼らこそガンダムF90、0120年代の“オールズモビル”母体らしい?

ジオン・マーズ
 一年戦争時、連邦軍の本格攻勢を受けなかったキシリア・ザビ配下の成れの果て
 曰く、「キシリアの遺児」を祭り上げているそうですが
 こりゃ完全にハッタリですね

 どうもこの後、火星主流派から完全に外れて“ガンダムF90”へ繋がるらしい?

 本作で火星ジオンが超技術を持ちましたが、その“主流派”は平和を築き
 過激派は旧式MSと貧乏暮らしに陥っていくのか?

 彼らが火星民を搾取し、アクシズへ戦力供給してたと解説

 Zの頃は貧乏だったアクシズが、ZZで新型機ラッシュした話を繋ぐエピソードなのね

地球侵攻作戦に向け、ジオン・マーズが製造した決戦兵器!

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 結局アクシズが同士討ち始めたので、使わずに火星へ持って帰って来た。公式

AMA-01S ビグ・ザムール
 ジャムル・フィンはビグ・ザム級MAとして開発されるも、計画頓挫した“MS”でした
 当初は、胴体部に過ぎなかったはずの部分に手足を付け
 急造MSとして実戦投入されています

 本機はジオン・マーズが設計を引継ぎ、ビグ・ザム後継機として完成させたもの

 ビグロの設計をも取り入れ
 大出力推進器を搭載、高機動MAモードにもなれる凝り様!
 
 いやどんだけ国力があるんだよ!? 相当に火星国民から搾取したらしい

 ガンダムF90で、設定上存在する「グランザム(右)」のご先祖なのね

ドーベン・ウルフを、マーズ・ジオン式にコスト・ダウンした廉価版!

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 本来はこれをアクシズに持ち込み、地球侵攻戦力にする予定だった。通常カスタム

AMX-014R リーベン・ヴォルフ
 第四世代MSドーベンの長所は大量の武装で、多対一を可能とした事でした
 弱点はコスト、そして「多数の武器を独りのパイロットが扱う」事。
 そこで、準サイコミュによる脳波制御を導入していますが
 この脳波制御も慣れないと難しく
 敷居が高いMSでした

 そこでリーベンは武装をオプション化し、必要に応じ「付け足す」方式を採用

 これにより、パイロットの錬度に応じた運用が可能となり
 更にマーズ・ジオンの主力機ザクⅢや
 後のギラ・ドーガの機構も採用

 アクシズで量産化が追いつかなかったドーベンは、こうして火星が補う予定でした

 原型機は連邦色を色濃く残していましたが、ジオン的な曲線美になりましたね

“ジオンらしさ”にこだわるマーズ・ジオンは、ザクⅢを主力機に選択

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 ジオンらしさってなんだ?(哲学)。公式より

AMX-011RG ザクⅢR-G型
 アクシズでは主力機とならなかったザクⅢを、協力組織ジオン・マーズが採用
 新兵へ、ジオン意識を植え付ける狙いで改修されており
 原型機より「ザク的な」意匠へ

 対するレジオンはハイザックなので、ザク後継機同士が対決する事に

 両組織の、軍事的・思想的背景そのものを孕んだ構図といえ
 ガンダムF90へ繋がる部分とも思われます

 R-G型は“火星用陸戦型”で、背面にドムⅢ同様のホバーユニットも装着

 元々ザクⅢ開発は“連邦製・偽ザクへの対抗意識が根強く、その点からも面白い構図ですね
 
地中への潜伏を余儀なくされた火星ジオン軍が、通信に用いた偵察型

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 レジオンによる通信妨害で、チェスターJrへ情報を届ける事は出来なかった。公式

AMX-011GW ザクⅢ偵察型
 劇中では、火星“地中”に潜伏するマーズ・ジオン本隊が用いていた偵察型換装機
 大戦期のザクⅡ強行偵察型同様のカスタム化を施したもので
 連邦ならE-WACタイプと呼ばれるもの

 ただし火星では、自動衛星エレノアが見張っているので行動が大幅に制限

 面白いのは肩中央の丸い部分
 これは大戦期の偵察機、ルッグンのレドーム同様の規格品との事

 開発費を節約しつつ、使うべきところに使ってるんですね

 重量増と逃げ足を重視してか、強行偵察型同様のスラスター増設も見所。

艦船もジオンらしく! 旗艦はサダラーン級機動戦艦ミダラーン

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 アクシズ旗艦サダラーンの同級・姉妹艦ですが、淫らーんって公式

サダラーン級機動戦艦ミダラーン
 元々同級は、ジオン公国時代にザビ家が主に運用したグワジン級の後継艦ですが
 ジオンマーズでは、本艦もまた「ジオンらしく」原型艦に近付け
 サダラーンより威容重視の設計に。

 アクシズと違いジオン・マーズは、火星支配で満足していたという背景も

 ハマーン様は小惑星帯を嫌がってましたが
 ジオンマーズは、火星にはない“MS”を持ち込んで占領し好き放題

 こんな超大型艦(ビグ・ザムが小さく見える!)まで作らせたんだから相当ですね

 読者には無謀とも思える劇中の攻撃も、彼らには当然の発想だったワケね

収録

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 亡きお父様に捧げるとの事。ご冥福をお祈りします。

 A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢- 1巻。藤岡建機
 電撃ホビーウェブ連載、KADOKAWA発行。
 2018年12月発売

A.O.Z Re-Boot 1巻 感想
序章 紅蓮の航路編
 第0話「U.C.0150年代 再起動祭」
 第1話「U.C.0089 火星の統治者」
 第2話「エレノアを怒らせるな」
 第3話「インレの力を恐れぬか」
 世界観解説 宇宙世紀略史
 番外編 オーヴァー・ザ・マインド

設定資料集「レジオン」
 ARZ-124 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
 プリムローズⅡ
 RMS-154 バーザム
 RX-121-2 ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]
 ARZ-106HZ ハイザック(レジオン鹵獲機)
 アレキサンドレル級戦艦
 マリナ技師長/グロリア副総裁

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 AMA-01S ビグ・ザムール
 AMX-014R リーベン・ヴォルフ
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 AMX-011GW ザクⅢ偵察型
 サダラーン級機動戦艦ミダラーン

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 漫画版 機動戦士Zガンダム外伝 A.O.Z 審判のメイス 感想
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※各話サブタイはありません、便宜名です。


 機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス 1巻 UC0089
 機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス 2巻“鉄槌の正体”
 機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス 3巻“最終回”


 A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢- 1巻“U.C.0089”