試し読み ヨシノズイカラ 1巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ 内容 ネタバレあり これまでの感想はこちら
離島の少年達は現実に直面し、先生(32歳)も現実を生きる

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なんて素直な表紙!? とんだ予告詐欺(1話)で始まったけど面白かった!
 タイトルはことわざ、“小さな見識”の自虐、でも自身は楽しいって肯定
 先生が、他人の評価に無自覚な姿とか全部入りか!
 オレの世界、と肯定的で素敵です

 うん面白い! 意外に(?)順風な1巻。ただちん、どうなったんでしょ。

ヨシノ先生、骨の髄から!
 劇中劇わっかもんも、まんま作中と繋がっていて今後が楽しみ
 例えば、遠野先生=「美化されてるけどガッカリな人」とか
 忠親が、「何考えてるか分からない」とか
 遼=とし坊?

 なるポジションの謎青年・とし坊、伏線だらけで明かされるのが楽しみ

ヨシノズイカラ 1巻 感想

 第1話「ペンを止めるな!!」
 第2話「1話が出来るまでの苦悩と葛藤」
 第3話「さらっとだけ私の歴史を聞いて欲しい。」
 第4話「ウチのアシスタントとし坊とは?」
 第5話「1巻発売と新たな決意」
 おまけ:遠野運動不足編
 公式ツイッターより
 ばらかもん 感想
 これまでの感想

日常物に路線変更した先生に、「ゆきこさん」どう思ってるんだろう…

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 ただちんの行方やら、続きも気になる1巻でした。

あらすじ
 漫画家10年目、遠野成彦(32)はまた打ち切られ、日常系を勧められる
 同級生・笹山と再会し、夢を叶えてないと自覚した遠野は
 離島日常物「わっかもん」に挑戦した

 小三で漫画家を目指し、なって10年、ライバルただちんは消息不明

 献身的なアシスタント、とし坊に支えられ
 おだて上手な林編集に応援され

 やがてわっかもん1巻で初めて重版を体験、先生は舞い上がる

 先生は知らないが、笹山の娘・ひいろも実は読者で…?

第1話。先生との約束。大人になったら、タイムカプセルを開けると

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 しかしタイムカプセルを開ける前に、埋めた分校はなくなってしまうのだった…

第1話「わっかもんどん(訳:若者たち)」
 シビア! 予告でも見た冒頭は、離島分校で育った少年達と現実
 約束したのに、大人になる前に分校は壊され
 現実を突きつけられる事に

 島各地から集まる高校へ進学するも、こっちも閉校決定

 つくづく世知辛い…
 また、ばらかもんとは違う場所なんだなって解ります

 違う場所だけど雰囲気が似ている。

 その理由は後で明らかに。

主人公・黄島啓人は、小2からずっと先生と文通を続けていたのだが…

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 実は先生、めっちゃスパルタなパワー系教師だった!?

ばらかもん
 キャラデザ詐欺な件について!? 最近、先生から返信がなく
 そこで四人、郷を回って「先生」の聞き込みをしますが
 めっちゃ美化してたと発覚

 あるあ…、いやない!? 今どき珍しい。青春近接パワー系?!

 子供心に、綺麗で優しい理想像に摩り替わってたも
 実は結構たくましかった!?

 でも案外、こういうのあるのかな…、幼馴染に会いたくなったわ…

 皆ばらかもんの面影で、“ひー兄ちゃん”半田先生そっくり!

ヒントを求め、啓人の「文通箱」をひっくりかえしてみたところ

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 明らかに、校長ぶんなぐってるじゃないですか!

バイオレンスと宝箱
 啓人、恋は盲目。手紙はふんわりした良い話ばかりでしたが
 よくよく見れば、文字はやたらと力強いし
 時おりバイオレンス

 パワー系が頑張って、理想のふんわり先生を目指してた感じか

 不器用で、上手い言葉が見つからなくて漠然として
 そんな「頑張った」ふんわり的な

 とまれ近況からして、これは教員やめさせられる寸前に違いないと

 ちょっと啓人くん! 恋に盲目すぎないかな!?

先生はピンチらしい、ならせめて元気付けたい!

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 立ち入りがダメならジャンプ入り、青春だわっ!

この残骸に
 タイムカプセル探し! 動機は、先生を元気付ける手紙を書く
 でも、みんな先生と共通する話題がないから
 ヒント探しに掘り出そうと

 先生を元気付けたくて、動機が青春してるぜ!

 際し、しっちゃめっちゃかになってしまう辺り!
 ヨシノ先生作品らしいフリーダムさ

 柔らかい砂場を延々と掘る…、ロマンですねえ(迫真)

 ようやく見つけた写真、「こんな顔だっけ?」ってスゲーよくわかる!!

ぼくたちは先生の味方です! 渾身の手紙に返事がくるも…

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 先生、結婚してた! そして劇中劇だった?!

ペンを止めるな!!
 二段階の現実が読者を襲う! タイトルじゃ内容解らないですしね!
 当方、コミックスで買ったから表紙ネタバレしましたが 
 雑誌上だと、インパクト凄かったろうね!
 タイトル納得よ!

 実は3人とも、「せんせい結婚して」と手紙を入れてたのも微笑ましい

 なお啓人だけは真面目だった模様
 色々「あるある」って感じ

 ただまあ、良かったねと受け容れる啓人くんが素敵です

 デキ婚でした…、パワー系遠野先生らしいな!

第2話、何が「こんなんでいいのか?」。先生、手応えがなかった!?

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 通りすがる親子、これまたばらかもんっぽいメンツが続々

第2話「1話が出来るまでの苦悩と葛藤」
 第1話は劇中劇、漫画家・遠野成彦(32)のマンガ原稿でした
 離島暮らし、ヨシノ先生同様のファンタジー系作家で
 日常系にピンとこなかったと

 でも! 普通なら30Pに5日かかるのに、たった半日で60Pも描けた!

 離島の日常!
 読者、周りには面白いも、自身離島暮らしで面白く思えない

 いま流行の転生物! 「今月の単行本」を見ると洒落にならんね!

 スクエニの5月新刊、そういう作品ばっかだもの!

通りすがった「一家」は、元・同級生だった!?

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 第3話、4話の前振りでもあるお話

火の玉ストレート
 笹山いい人だよねえ…、ずっと読者でいてくれたそうで
 でも、先生は半ばひきこもりだったから
 ほぼ10年会ってなかった

 彼は言うのです、“夢を叶えてすげえな!”って

 皮肉じゃない、屈託ない善意
 笹山いい人だよ!

 笹山自身、「夢」をと思った矢先に子供が出来ちゃったそうで

 夢を叶えたお前は凄い、って剛速球の尊敬!

でも先生、めちゃくちゃ“傷付いた”のだった。そして…

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 オレは もっと求められたい。それが先生の結論でした

もっともっと
 オレは夢を叶えてないんだ。って尊敬されて気付いてしまった
 気付いた先生は、“ファンタジーやりたい”を脇に置き
 まずは夢を叶える方針へ

 自分じゃなく、周りが面白いというものを描いて見ようと

 こうして「わっかもん(若者)」はスタートしますが…
 動機が切ねえなあ…

 漫画家モノって百出してると思うけど、これは出色でした

 とし坊の「先生らしくて面白い」って意味深ね

第3話。日常物を描くなら、「田舎で生きてきた経験」を思い出そう!

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 冒頭、とし坊「らしさ(アニメ版ばらかもん主題歌。好き!)ぽいの歌ってて笑う

第3話「さらっとだけ私の歴史を聞いて欲しい。」
 離島日常物を描こう。そこで問題だ! 先生はどんな“青春”を送ってきた?
 あれは小学校三年生、スラダン・るろ剣・幽白の連載期じゃった…
 中学生では立派なオタクに

 が! それはそれで楽しかった! …のです

 たとえ、恋愛してる周りに引け目を感じても
 アニメが、まったく放送してなくっても

 漫画の発売が遅れても!

 でも楽しかった! が先生の青春なのね! ただ楽しかったと

ただ漫画を読んでただけ。結果、気付けばオタクと呼ばれたけれど

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 手作りコスプレ! 今から思えばそりゃ恥ずかしいけどねー

超楽しい
 でも楽しかった! 世間と違っても、主観では超楽しかったと
 思うに、その原動力は二人の友達がいたから。
 漫画家になる夢も加速!

 これまた“ただちん”と競った、同じ境遇の仲間で、ライバルでもあって

 ただちん、資料なしで漫画(ハガレン)の練成式を描けるほどで
 彼の方が「上」と感じてたらしい

 またわっかもん主人公の啓人は、今も交流がある「圭」

 あ…、やっぱ構図がまんまなのねコレ!

連載作、「わっかもん」に対応する遠野先生たち

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 先生=先生、圭=啓人、ただちん=松下忠親

わっかもん
 先生=遠野先生なのは、“美化されてるけど実際は”ガッカリ
 啓人=圭は、今も「遠野すごい」とネット文通中
 忠親=ただちんは、「わからない」

 笠山宇一郎=第2話の笹山、当時は親しかった。今や立派な大人
 中里遼=誰?

 遼はおそらく「とし坊」。アシスタント・松尾敏人?

 性格やホクロ
 何より、先生に他に親しい=モデルになる人がいなさそうなので

 名前が違うのは、先生自身はモデルにした自覚がないのか?

 第3話ラスト、「島が好き」がヒントだと思いますけれども…?

オレ、漫画家になる! 反対覚悟! 親にだって打ち明けた!!

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 ミワっぽい妹は立派に成長し、トレス台とか買ってくれたそうな

そして少年は、漫画家となる
 親御さん詳しくなくて助かった! 助かった…、のか…? 進路決定
 親は、漫画家=大学に行かない?と諸手を挙げ賛成
 大賛成だった!

 切実な話じゃあねえかッ!

 ただ当初、働きながら目指す「現実的な発想」でしたが
 就職失敗で2001年ニートの旅に

 ダメじゃん! でもダメで良かったのかも

 だって就職してたら、クソ忙しくて挫折してたよう思えますから

賞をとった! それがいけなかった!? でも…

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 マンガ家になることの大変さと なってからの大変さをしることになる

私の中心
 先生のスゴいのは、“結果オーライだ”と思える前向きさか
 クソ田舎、そう思い続けて生きてきたけど
 でも漫画家になれた

 なら漫画家にしてくれ、楽しい青春をくれた、クソ田舎ゴメンねって

 高校で賞を取り、舞い上がって漫画家を目指して“しまい”
 第2話の暗い大人になっちゃったけれども。

 でも思い返せば、この故郷も悪くない。そこが根源なのね

 そして、“私の中心はいつだって マンガなのだ”と

第4話。「とし坊」ってなんだ? タイトルに太字で書いてあった

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 とし坊、ばらかもんの「なる」ポジションよね!

第4話「ウチのアシスタントとし坊とは?」
 とし坊、松尾敏人22歳アシスタントは、ずっと生活全般をフォロー
 漫画家になって10年、彼が“先生を尊敬して”10年以上
 何で慕われてるか分からない!?
 10年前に何が!?

私はとし坊のことをよくわからないけど とし坊は私のことをよくわかってる

 これに尽きる関係ね!
 先生が、ほっとけば何も出来ない事や、スゴイ人な事も知ってる

 一度は島を出て、各地を転々とした10歳年下の青年

 先生のマンガで、故郷(島)が好きって思い出したのかしら?

プロットは出来てる! ネームが出来ない!? そこで…

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 とし坊、しれっと鍵を締めていきやがった?!

できた!
 先生は集中力がない、けど“集中したら凄い”ととし坊は知ってたのか
 先生、高校(14年前)で無職になって家族の目が痛く
 祖母の世話になり、やがて独り暮らしへ。
 祖母(故人)の家暮らし

 しかしとし坊のアイデアで、今回は誰も住んでない空き家へ!

 間取りから、「ばらかもん」主人公宅を彷彿とさせますが
 とし坊、誰の家か明言せず

 とまれ先生、出来る人だった!

 普段は自虐気味だけど、創作に入り込める人ってスゴい!

ところが、大雨が降って大変な事になってしまうも

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 笹山の娘、ひいろに家を知られる先生。今回の出番はここまで

ヤサ(家)は掴んだ
 雨が降って、雨漏りして大惨事!? でも結果はグッド!
 とし坊、居ない隙に家に畑を作ってくれた!
 資料用に!

こんな感じで あっさり人に背中を貸してくれるのがとし坊(先生」

 とし坊を尊敬してるのね
 うじうじしがちな先生と、すっきり謎青年とし坊!

 彼は謎で、でも欠かせなくて。内心が気になる回だった!

 また、ひいろのヤサとは鞘が由来で「隠れ家・家」。警察・極道用語

 極道映画好き…?

第5話。早くも1巻刊行! 先生、自信の程は?

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 自信は もちろん あります! 言い切ったァ!!

第5話「1巻発売と新たな決意」
 売れなきゃ編集さんが困るから、と消極的な理由なのがオチですが
 ここ、まんま「ばらかもん」の裏舞台だったんでしょうね
 シンプルな表紙だとか

 前作ばらかもん1巻は売れましたし、書店もめっちゃ推してました

 先生自身は、ネット評価とかが怖いので
 全く「評価」を知らない状態

 ひたすら自信がないもの、実はめっちゃ“評価”されだしてる先生

 先生は、ファンタジー時代の読者、ゆきこさんを裏切ってると悩みますが…

 世界観が好きなゆきこさん、とし坊ってオチはないよね…?

何が見えますか? 先生、ふと「いい棒」を拾って穴から眺める

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 オレの世界 小さくて、でも先生自身にしか見えない世界。

葦(よし)の髄(ずい)から天井を覗く
 タイトル、ヨシノ先生自身と、折り返しにある諺に基いてたのか!
 見識が狭い、って悪い意味の言葉に思えますが
 遠野先生にピッタリですもの

 良くも悪くも、自分の見識、主観一つで生きていく先生のお話

 重版出来、他人の評価を知らず
 学生時代、漫画オタクで、でも超楽しい思い出ばかりで

 相棒のとし坊の事さえ、何ひとつ知らない“見識の狭い”先生

 傍から見れば、超楽しい日常を送っている事にさえ、気付けない遠野先生

 でも自覚してなお肯定するって、カッコイイ生き方と思う!

巻末・カバー下のオマケページも充実! 次巻予告も

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 こいつ! ロメロ・スペシャルからの回転だと!?

おまけ:遠野運動不足編
 日常物にはゴールがない! 魔王、宝とか目標になるものがないから
 ばらかもんでは、奇麗にオチをつけましたが(異論は認める)
 本作ではどうなるんでしょ

 とまれ新生なること、とし坊に振り回される(物理)オマケも

 また、「船描くのが面倒だからイヤ」と敬遠中のキャラ
 ひー兄ちゃんが女児にウケ…?

 まあジョシったらいけない人! イケメン好きだなんて!

 あと「小さい虫」はガチで嫌ッスよねあれ

収録

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 いやー、てっきり ばらかもんと近い郷の話とかかと

 ガンガンコミックオンライン「ヨシノズイカラ 1巻」。ヨシノサツキ。
 月刊少年ガンガン連載、スクウェア・エニックス出版
 2019年5月(前巻2018年12月)

ヨシノズイカラ 1巻 感想
 第1話「ペンを止めるな!!」
 第2話「1話が出来るまでの苦悩と葛藤」
 第3話「さらっとだけ私の歴史を聞いて欲しい。」
 第4話「ウチのアシスタントとし坊とは?」
 第5話「1巻発売と新たな決意」
 おまけ:遠野運動不足編
 ばらかもん 感想
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アニメ版 ばらかもん 感想

 第1話「ばらかこどん」
 第2話「やかましか」
 第3話「ひとんもち」
 第4話「しまんおんつぁんどん」
 第5話「うんにおえぎいっ」
 第6話「よそんもん」
 第7話「ひさんいを」
 第8話「オンデ」
 第9話「おけがまくっちした」
 第10話「だっちいこで」
 第11話「東京にいます」
 最終話「かえってきてうりしか」

はんだくん 感想。半田清17歳、高校時代

 はんだくん 1巻
 はんだくん 2巻
 はんだくん 3巻
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 はんだくん 5巻
 はんだくん 6巻(本編完結)“半田くんと後の祭り”
 はんだくん 7巻(番外編)“はんだくんとはんだぐん”

ばらかもん 感想、半田清舟23歳

 ばらかもん 6巻+α
 ばらかもん 8巻
 ばらかもん 9巻
 ばらかもん 10巻
 ばらかもん 11巻
 ばらかもん 12巻
 ばらかもん 13巻
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 ヨシノズイカラ 1巻“拝啓 遠野先生”

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