公式サイト からくりサーカス 第10話 感想 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 23時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
最古の四人。しろがねと真夜中のサーカス誕生の顛末! 金はどこへ消えたのか…?

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利他的なフランシーヌ、利己的な金、正反対故にこうなってしまったのでしょうか
 彼女は、間違いなく金の事も思いやっていたから逃げられなくて
 金は、考えを自己完結させすぎて気付けなくて。
 銀がもう少し早く間に合えば…

 辛い想いは嫌だ! 次は嫌おう! だからまた出会って欲しい。“だから”が切ない

白銀vs金の自動人形
 中国に古文書と、“金のアクア・ウイタエ”が残ってたなら、彼は中国に戻ったのか…?
 大事なのは、「フランシーヌは自分らしい決断」を最後まで貫いた
 他人にどう思われようと、自分で納得できる事を選んだ
 それが「本物」という事でしょうか

 自分自身にブレる事なくにっこり逝った、彼らにとっては正しかったのかなあ…

からくりサーカス 10話 感想

00170
 からくりサーカス 第10話「フランシーヌ」
 告白から9年後、キュベロンにて
 柔らかい石、フランシーヌの決断    
 それから23年、オートマータの起源
 やがて6年、しろがねの起源
 真夜中のサーカス誕生         
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 アニメ「うしおととら」感想
 現行連載「双亡亭壊すべし」感想
 これまでの感想

思い残す事はない、私は本物の人生を生きた…!

00404
 にっこり笑って散った師匠、その最期の言葉はフランシーヌと同じだった…?

本物の人生
 ゾナハ病を治すには“金のアクア・ウイタエ”を飲む他ないが、飲めば変容してしまう
 鳴海が嘆いたみたいに、人じゃないものに成り果ててしまうし
 或いは、金の意思に支配されてしまうのか
 それはもう「自分」じゃない

 これは自分の意思、人生だ。そう胸を張って幕を引く事を選んだのでしょうか

 残される側は辛いけど、潔い在り方だというべきか。

あるるかんは、しろがねの祖“白銀”が残したオリジナルの人形だった

00351
 アクア・ウイタエの作り方同様、製造技術が失伝されてて直せないのか。

あらすじ
 九年かけて金とフランシーヌを探し当て、銀は“柔らかい石”とアクア・ウイタエを生み出す
 だがフランシーヌは、己の生涯に納得して命を絶ち
 金銀兄弟は生涯の別れとなった

 それから23年、金はフランシーヌ人形と、彼女の為の自動人形とゾナハ病を作る

 だが金はフランシーヌ人形に失望して失踪
 意思を得た人形達は、フランシーヌ人形を笑わせるべく“真夜中のサーカス”を結成した

 真相を知った鳴海達の前で、師・梁剣峰は自爆、金のアクア・ウイタエを葬る

 次回、からくりサーカス 第11話

『その日の夜、プラハの街から一人の錬金術師が消えた…、そして、一人の女性も…』

00000
 前回、勝は己の過去と向き合うべく旅立ち、鳴海は200年前を知る
 全ては、中国出身の銀・金兄弟がプラハに住みつき
 フランシーヌと出会った事に始まった

 恋破れた白金は…?

『弟が連れて行っちゃったの!?』

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 その後の二人は、お前も知っているようだねェ(ルシーヌ)

鳴海<ミンハイ>
 白銀とフランシーヌは幸せな結婚をした…、かに思われたラストでしたが
 直後、弟である白金が彼女を連れ去ってしまったそうな
 何て行動力のある弟…

 これを語り始めたのは、“兄・白銀”の溶けた命の水”を飲んだ鳴海

 と視聴者には分かりますが、明霞さんの困惑がスゴい!
 父も鳴海もサラウンドで不思議話?!

 本来なら鳴海が一番感情移入しそうですが、すっかり銀に染まってしまって…

 さらっと、鳴海の中国語読みを入れてくる明霞さん!

鳴海『それは、プラハのあの日から九年目の春だった…』

00009
 早9年、幸せの絶頂だった兄・白銀はすっかり復讐の鬼と化し
 弟、白金を殺してやるぞと迫っていた
 第一声から「殺す」と!

 ていうかこの村、すんげえ見覚えありますよ先生!

 そうか、昔はこんな牧歌的な場所だったのか… 

白金『…あれえ? どうしたんだい、兄さん』

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 僕はね…? あの日、教会にいたんだよう…

狂気の底
 狂った様でけらけら笑い、フランシーヌは自分の妻だと主張した白金
 でも、こんな狂った主張をしてしまう時点で
 恋が実らなかったと察せられ…

 その一言で、私の憑き物は落ちた…

 どれだけ残酷な事をしてしまったのか
 銀が、怒れるまま殺してしまう人だったらまた違った歴史だったんでしょうね

 いやフランシーヌの在り方を見て惚れこむくらい真面目なんだもんね

 優しさに惚れた優しい銀が、止まらない訳はなかったのか

銀『…確かに私は、お前の心を裏切った』

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 いいんだよう…、兄さん。と妙に穏やかに応えた弟
 ここに至って、弟が壊れてしまったと気付く銀
 兄は自分の人生を無為に費やし
 攫った弟も壊れてた
 報われない!

 しかし弟は、“薬を完成させる事”を心の支えに生きていたらしい

金『あの村人共…!』

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 あの…、どなたか知りませんが、それ以上近寄らずお帰りなさい…

再会は地下牢
 立派な館や服、金は精一杯にフランシーヌを幸せにしようとしたのでしょうか
 しかし、彼女は疫病にかかってしまい
 隔離されていたのです

 幻なんかじゃない! 九年間も探してやっと見つけたんだ!!

 家畜同然に囚われ、なお訪れた人を気遣うフランシーヌよ…
 優しさは九年経とうと変わらなかった

 こうした時、心が壊れてしまうケースもありますが耐え抜いたのね

 ただ壊れてしまったら、また異なる事になっていたのかもですが

フランシーヌ『ああ…、神さま。感謝します。私の一番大切な方に会わせてくださって…』

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 ここまで酷い人生を辿って、なお神さまを信じられるのもスゴい
 人買い、貧民街、金に攫われ疫病で閉じ込められ
 なおも信じていたフランシーヌ

 そういや彼女はフランス出身、金は彼女を故国に連れてったのね

 彼なりに、色々心を砕いた一端なのか。まあ彼自身の心が砕けたんですが

フランシーヌ『怒らないで…、村の人は家族を守りたいだけ…』

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 そんなこと関係あるか! 妻を抱きしめて死ぬなら、死んでやるッ!!

覚悟ある抱擁
 疫病のフランシーヌ、命は無くなったも同然で、尊厳より周囲の安全が優先された
 ただ、餓死を含め“死んでいなかった”のは村人の優しさか
 金がよほど奮闘したのか

 よし! お前を診察する。服を脱いでくれ

 フランシーヌも、「えっ…」と息を飲む第一声ですが
 要は、旅する中も修行してたのね

 錬金術は捨てるつもりだった銀ですが、漢方・西洋医学へと学びを広げていた

 フランシーヌの影響で、“人を救う学問”に目を向けたんでしょうか

銀『今度はちゃんと、一緒にくらそうな?』

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 錬金術に特化した金は、“何でも治す霊薬”という錬金術師の夢に賭けた
 対し銀は、命懸けで抱きしめた…ってだけかと思いましたが
 治療できる自負あっての行動だったのか

 貧民街から引き離したり、金はフランシーヌの性格をどこまで知っていたのか…

フランシーヌ『金に会った? …あまり、憎まないでね』

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 この地に来るまでも、今になっても、あの人の心が安らぐ事はきっとなかったから…

不治の病
 あまり憎まないでねという言い回しに、銀の気持ちも汲もうとする優しさが光ります
 銀は、“金に対する憑き物は落ちた”と感じてましたが
 これがダメ押しになったんでしょうか

 だめねえ私、もう立っている事もできないの…

 ただフランシーヌの病は思った以上に重篤
 銀には初見の病だったようで、知名度の高いペストや天然痘ではないらしい

 前回イメージに出た“牢獄のフランシーヌ”は、この事件だったのか

『待ってろ! 私は錬金術師だ! お前を治す薬を作ってやるッ!!』

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 銀も彼女を治すことが出来ず、また幸い病にかかる事もなかったらしい
 村人に捕まり、“アクア・ウイタエ”開発に希望を賭ける事に。
 際し、銀はフランシーヌに結婚を拒絶されますが
 意図を誤解してしまったようです

 時間がなかったというか、ここで理解していればまた違っていたろうに…

フランシーヌ『ごめんなさい…、私はもうあなたとは暮らせません…!』

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 アクア・ウイタエを生み出す錬金術の集大成…、“柔らかい石”が生まれたのだ

柔らかい石
 以降、金の研究室を間借りした銀は、不眠不休で不死の霊薬を完成
 赤い石は、普通は“賢者の石”と呼ばれる類ですが
 独特なネーミングとなったようです
 どうもゼリー状らしい

 元ネタも石といいつつ、性質は薬品らしいのを踏まえた命名だったのでしょうか

 そういや連載期1990~2000年代、液体としての賢者の石を描いた人気作も
 石として描いた人気作もありましたね 

 穿った見方をすれば、その辺で独自性を強めたかったのかしら

 とまれ長年の蓄積に執念が加算、数日で完成に至ったらしい

銀『そんな…、そんな?!

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 しかしよりによって完成当日、“薬”を届けようとした眼前で小屋が火事に
 村人が放った…、にしては以降の話と少し噛みあわない為
 自然発火かフランシーヌ自身の手か

 メタ的に見れば、舞台フランス等、ジャンヌ・ダルクのイメージもあるのでしょうか

銀『今、助けてやる! 薬が出来たんだッ!! 何にでも効く薬が!!』

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 それなら、その薬はもっと必要な人たちにあげてね?

消せない罪
 前回パンを断わったように、あくまで自分の幸福を後回しにするフランシーヌ
 銀も、彼女の周りに居た貧民街の人たちだって
 そういう彼女を支えたかったのに…

 私は九年もの間、金と暮らしたの。その意味は分かりますよね?

 フランシーヌは、銀が心を傷めてるのに金と過ごした自分を許せず
 だから「もう暮らせない」と言ったのか。

 後述する銀と金のやりとりを見るに、“金を思いやった自分”が許せなかったのか

 自分は、銀の一途さを受け取る資格がないと思ったのか?
 
『あの、カーニバルを覚えてる?』

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 あの、カーニバルを覚えてる? 楽しかったわね…
 銀さん、ありがとう
 出会ってくれて

  ありがとう、言葉をくれて

  ありがとう、たくさん笑わせてくれて

  ありがとう、愛してくれて…

 銀「行くな! いくなああああああああ!! 


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 あーあ、こんなに辛いなんて…
 よおし、今度は銀さんを嫌っちゃおう

 生意気で
 冷たくて
 心なんて絶対に開かないよ

 だから…、いつかまた、出会ってね…?


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 な、なんだ?! 何と言った! フランシーヌ!?

だから
 次に生まれ変わった時、もう、こんな辛い別れをしないよう“嫌おう”と言うフラン
 でも、今度は辛くない別れにして見せるから
 だから“また出会ってね”と…

 どこまでも“会えて良かった”、また会いたいと焦がれて焼け落ちる

 銀への愛情の証を指に嵌め
 彼の妻として、何か聞き取れない言葉を残して世を去ったフランシーヌ

 銀とフランシーヌの中で、確かに決着がついたんだと思います

 どんなに苦しくても、出会えないよりずっと幸せだったって。

銀『…お前も、作ったのか?』

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 フランシーヌは一度も僕を愛してくれなかった…
 兄さんは、僕の欲しいものをぜんぶ…
 初めから手に入れていたんだ

  銀「…違うさ


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 なぜ彼女がお前から逃げようとしなかったと思う?

 フランシーヌの心は、お前にも注がれていた

 お前が、気付かなかっただけだ…


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 金も柔らかい石を完成させたが、一歩遅かった

利己と利他
 フランシーヌが攫われ逃げなかったのは、金の事も大切に思っていた証だと。
 私が思うに、金は悪く言えば利己的な人間で
 対し彼女はとても利他的だった
 考え方が違った

 彼女の気持ちを理解できなかったのが、この結末を招いたのかな

 銀が金を憎めなかったように
 フランシーヌも、追い詰められた金を“見捨てる”事が出来なかった

 かつて孤児の為、卵を盗んだ件に近いかもしれません

 一番大事な家族を優先せず、孤児に手を差し伸べようとしたのと同じなのかなって。

鳴海『あの日、キュベロンで私達兄弟は別れ、二度と会う事はなかった…』

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 銀は遺髪を弟に託した、フランシーヌならそうしたと思ったんでしょうか
 銀は彼女の遺言を、愛情もたくさん貰った
 でも金はカラッポだったから。

 しかし村に残った金は23年をかけ、“遺髪”をとんでもない事に使ってしまいます

 これは銀にも計算外だったというべきか

『美しい顔、麗しい唇、しなやかな身体、髪の毛だけは本物だ。そして血液はアクア・ウイタエ』

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 おおフランシーヌ…! “あなた”と呼んでくれ!/はい、“あなた”。

オートマータの起源
 23年とアクア・ウイタエを費やし、“意のままになるフランシーヌ”を作ってしまった
 ところが、彼女が大好きだったカーニバルと道化師を再現したのに
 人形は笑わなかった

 何故だ…、何故笑わない? こやつらが面白くないのか…?

 金自身も彼女に思われていた
 そう言われても納得しない、フランシーヌは失われてしまったんですし

 だからと彼女を作って解決しようとか、おとぎ噺的ですね

 その名もずばり“フランシーヌ人形”、アクア・ウイタエそのものを使ったりモノが違うのか
 
『ならば、お前が笑えるような更に滑稽で更に騒々しい出し物を演じて貰おう…』

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 そこで彼が思いついたのが、例の“キュベロン”の人々を道化にする事
 フランシーヌは、「村人も守りたいものがある」と納得しましたが
 金は、彼女から全てを奪った者達と解釈
 違うよ恨んでないよ!?

 とかく解釈の違い一つで、物事はがらりと変わると。

 これがゾナハ病の始まりだったのね

金『生き延びたくば、このフランシーヌを笑わせてみろ!』

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 その地獄の中に私もいた…。(ルシール)

地獄絵図
 ゾナハ病の奇妙な症状は、“フランシーヌ人形を笑わせたい”金の想い
 と共に、フランシーヌの復讐として作った人工病だから
 症状はひたすら激痛なのか

 そして死にたくなくて笑わせる、その滑稽さをこそ彼は愛したのでしょうか

 鳴海の事を、劇中や視聴者が「滑稽だ」と思えば
 まさに狙い通り

 ルシールはこの地獄を生き延びた

ルシール『やがて、道化たちの派手な芸で村人たちは殺されていった…』

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 挙句、当時すでに殺人人形だった道化人形により村人は次々惨殺
 人の四肢を使ったジャグリングや
 死体による火の輪らしきもの

 ルシールの娘アンジェリーナは、金によって殺されそうに。

 この時、ルシールは必死に農具で立ち向かうも…

金『おやおや…、まだ残っていたのか? …ようし、私がやってやろう』

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 だが、本当の地獄はこれからだった。

六年の地獄
 娘を助けようと立ち向かい、ようやく“フランシーヌ”が人形だったと解ったが
 金は、彼女ら目撃者を残して村を去ってしまい
 ひたすら苦しむ人々が残された

 ゾナハ病の真の恐ろしさは、死ねない事にあるんだ

 ルシールが語るには、その六年目の秋に“錬金術師”が訪れたそうですが
 村は完全に荒廃してしまったようです

 いかに秋とはいえ尋常な荒れ方ではなく、人が居ながらにして廃村状態に

 村を直す余力もなく、荒れたままでも死ぬ事もなく。地獄絵図か

ルシール『嘘…、そんな事の為に!? 許せない!』

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 ひとまず健常な状態に戻されたルシールは、銀と事情を交換しあい
 激昂した彼女に、銀は「ならば戦うか」と持ちかけます
 それとも、このまま時間と共に死ぬか。 

 ルシール自身が復讐を口にした事で、彼は「責任を取ろう」と言いだします

銀『礼は言うな! …復讐したい者だけがこの水を飲め』

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 日本という国で呼ばれた名が気に入っている…、しろがね。名はしろがねだ

落ちた仮面
 銀は村人に井戸一つ分の“アクア・ウイタエ”を作り、そこに身を投げました
 曰く、人の心を溶かして保つ性質を利用し
 村人を支配しようと。

 こんな外道をする私も…、すぐそこに行くよ。…心からお前を愛していたよ

 ただ救うのでなく、人々を自分の道具に変えてしまう外道だから。
 だから「礼は言うな」と遮ったのか

 彼女はフランシーヌも地獄にいると確信し、共に落ちるべく身を投げました

 少し意外ですが、“ワルモノ”な彼女が発端にあるからなのでしょうか

ルシール『…翌日、井戸の水を飲んだその瞬間から私は私でなくなっていった』

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 以降、ルシールの人生は「復讐」「銀の延長」にとって変わられたんですね
 ただ彼女自身が、復讐したいと思ったのも確かで
 目的と引き換えに自分を捨てた人たち
 それも「しろがね」なのか

 だいたい170年くらい前なので、ゆっくりとはいえ歳はとっているらしい

しろがね・ルシール『様々なものが、頭に流れ込んできた…』

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 一つの大きな感情…、オートマータに対する深い嫌悪の心…

白銀の意思
 自動人形の基本構造や錬金術、異国の言葉、“懸糸傀儡”の操り方等々
 銀の人生を傾け費やした知識の数々と
 彼の嫌悪を継ぐ事に

 壊せ、壊してしまえ人形を! 土は土に人形は人形に還せ!

 銀はこれを“外道”と呼んだのか
 でも単に水を飲むだけでは、村人はただの無敵の村人になってしまうだけ

 彼らに戦う知識を与えたのも、紛れもなく銀だったのね

 ただ知識は完全でなく、肝心な「アクア・ウイタエ」製造法は継承できなかったと

明霞『ま、待って! 銀の最期は解ったけど、金て人はどうなったの?』

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 明霞のツッコミもごもっともですが、鳴海は“銀の嫌悪”に支配されてないそうな
 ドクター・ギイは、「オタンコナスは効果が出るのが遅い」と
 マヌケでトンマだから効きが遅いんだろうね
 と、推測してた模様

 実際問題、銀の記憶が最近フラッシュバックし始めたようですし

 濃い部分を飲んだ以上、“銀の意思”と主導権を奪い合うことになるのか…?

『それは私が教えようっ! 冥土の土産にな?』

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 オートマータ“最古の四人<レ・キャトル・ピオネール>”の一人パンタローネ

からっぽ
 あろうことか金の憎悪は“フランシーヌ人形”に向かい、くびり殺してしまいます
 呼吸できるように作ったから苦しいだろう?
 と

 さよなら…、フランシーヌと違うモノ…、さようなら…!

 仇討ちをしたのに笑わなかった
 ただ人形は、フランシーヌ同様に“金を護ろう”としましたが、当然だと捉えたのでしょうか

 金にとっては、あの眩しい笑顔なくしてはフランシーヌではない

 同じ姿と同じ声、同じ笑顔で自分を慕って欲しいのか

パンタローネ『造物主は村を去った…、だがフランシーヌ様は生きていた!』

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 金の足取りはここで途絶え、生きていたフランシーヌは“擬似体液”を蒸留
 金が残した、最古の四人に飲ませて意思を与えました
 ここからが本当のオートマータ
 オートマトンの始まりか

 捨てられた彼らも、“フランシーヌを笑わせる術”を探し真夜中のサーカスを結成

 その遂行へ、彼らも“金のアクア・ウイタエ”を飲むべく探していたのね

梁 剣峰 師匠『飲ませるわけにはいかんな、ボロギレを着た人形よ』

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 フランシーヌ様から頂いた服を罵るとは! 許さんぞッ!!

一族の罪を終わらせる為に
 剣峰師匠は強かった! 何せ鳴海が“おっかない”と称する程の拳法の達人
 なんと、最古の四人パンタローネを吹き飛ばし
 彼を岩に縫い付けてしまうほど

 先生、早まらないでくれ! アクア・ウイタエを飲めばゾナハ病は治るんだ!

 ただ剣峰師は、飲む為でなく“誰も飲まないように”泉を訪れたらしい
 爆破し、一族の暗部を消し去る為だと

 彼が座っていたのは、泉を吹き飛ばす為のダーイナマイトだった?!

 自然物の中で、妙にキッチリしたもんがあると思ったら?!

梁 剣峰 師匠『私は偽りの人生など、要らないのだよ』

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 アクア・ウイタエを飲む事は、ルシール同様に“他人の人生”を生きる事
 ルシールの場合は、彼女達自身が復讐を期していましたし
 銀もその点を強く確認していました
 剣峰は違う。

 剣峰師はそうなる事より、“自分のままに幕を引く”事を選んだのね

 その様は、フランシーヌの遺言とも重なっていたらしい
 
梁 剣峰『思い残す事はない…、私は本物の人生を生きた…!』

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 フランシーヌは、先生と同じ言葉を言ったのではないか?

本物の人生
 私が思うに、フランシーヌの生き方は非合理的で、他者を見捨てられなかった
 彼女は、彼女しか出来ない選択で“他の誰でもない人生”を生き抜いた
 他の誰にも出来ない人生を歩んだ
 本物の人生なのだと
 
 長かった銀の記憶の旅が終わりを告げた…

 銀は鳴海越しに、200年越しに最期の言葉を理解できたんでしょうか
 理解し、“旅を終える”事が出来た
 と、そう感じます。

 剣峰師匠も同様で、彼がいれば戦いはぐっとラクになったでしょう

 そういう損得ではなく、剣峰らしい生き方を選んだ

 その点、フランシーヌと重なる気がします
 
鳴海『そしてその終わりは、真夜中のサーカス壊滅へ向けての…、始まりでもあった』

00421
 銀の記憶を辿る事で、総ての発端となったものに辿り着いた鳴海達
 となれば、後はゾナハ病をまく真夜中のサーカス殲滅を目指し
 戦いを本格化させるのみ

 ただ気になるのは、金の消息がやっぱり不明瞭な事

 その伏線が、ここまでに散りばめられてるのね

感想追記 次は嫌うから。だから、またいつか出会ってね…?

00190
00215
 別れはとても辛いけど、出会えてとても幸せだった。

迷走
 こんなにも思われたら、こんなにも納得して死なれてしまったからでしょうか
 元凶といえど、思われていた事さえ理解できなかった弟を
 銀は憎めなかったのでしょうか
 相思相愛な銀たち!

 でも銀もフランシーヌも、弟の事もすごく想っていたように思えます

 金はこう…
 自分自身が幸せになりたい気持ちが強くて
 フランシーヌも、彼女自身を幸せにすれば、満たされると信じてるんでしょうか

 自分ならこう思う、そういう“基準”のすれ違いを感じる気がします

自分はこう思う、「だから他人もこう思うだろう」という事

00369
 フランシーヌが村人を憎んでると思って不幸にしたのに、笑わなかった事とか

基準
 そういう考え方、捉え方は人それぞれの事だから…、という回。
 ともあれ、こうしてしろがねと自動人形
 しろがねと鳴海の起源が判明

 後は勝ですが、こうなるともう、彼が“誰の延長線”かは察せられるワケで。

 その点でも、いやあ続きが気になる回でしたわ…。

以下、公式ツイッターや藤田先生ツイッターですが

00391
 エピソードの取捨選択は、本当に涙を飲んでバッサリやったとの事
 前も書きましたが、全43巻を全36クールにまとめようってんだから
 本当、正気の沙汰じゃいられない!

 そもそも3クールやれる作品が貴重な昨今、ホントこの辺は難しい話ね!

公式ツイッターより














































2018年12月13日 からくりサーカス 第10話「フランシーヌ」

00176
 第7話以降は米村氏が一貫して脚本を担当

スタッフ
 脚本:米村正二
 絵コンテ:矢野博之
 演出:友田政晴
 作画監督:鎌田均、吉岡勝、吉田大輔、福士真由美、高山朋浩、Ahn Hyo jeong
 アニメ制作:スタジオヴォルン
 原作:藤田和日郎/漫画/週刊少年サンデー 1997年|2006年
 制作協力:-

あらすじ
 梁(リャン)から語られる真実の過去。
 かつて、錬金術を志した青年・金(ジン)と銀(イン)の兄弟。彼らが出会い、そして互いに愛したフランシーヌという女性。
 3人の間で起きた想いの掛け違いにより、奇病・ゾナハ病はフランスのとある村に放たれたのだった。
 真実を知った鳴海たちの元に、最古の四人と称される自動人形の一体・パンタローネが姿を現す。

白銀の旅は終わり、真夜中のサーカス壊滅の戦いが始まる…?

00149
00210
 柔らかい石。独特なネーミングよね

笑顔の為、苦しみの為
 ゾナハ病とは、笑わせる為と、憎たらしい連中を苦しめる両立で作られたのか…。
 悪い言い方をすれば、真夜中のサーカスは造物主に捨てられた面々で
 元々、人形を笑わせる為に“人を残酷に殺す芸”を持っていた
 笑わせる病、人間への人形たちの蔑視も
 言われてみれば納得

 造物主に捨てられ、人形達の造物主となったフランシーヌ人形は何を思うのか

 このまま早くも真夜中のサーカスと決戦へ…?

 次回、からくりサーカス 第11話

からくりサーカス 10話 感想

 からくりサーカス 第10話「フランシーヌ」
 告白から9年後、キュベロンにて
 柔らかい石、フランシーヌの決断    
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アニメ版 うしおととら 感想 2015~2016年

 第壱話「うしおとらとであうの縁」
 第弐話「石喰い」
 第参話「絵に棲む鬼」
 第四話「とら街へゆく」
 第伍話「符咒士 鏢」
 第六話「あやかしの海」
 第七話「伝承」
 第八話「ヤツは空にいる」
 第九話「風狂い」
 第拾話「童のいる家」
 第拾壱話「一撃の鏡」
 第拾弐話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
 第拾参話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
 第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
 第拾伍話「追撃の交差~伝承者」
 第拾六話「変貌」
 第拾七話「カムイコタンヘ」
 第拾八話「復活~そしてついに」
 第拾九話「時逆の妖」
 第弐拾話「妖、帰還す」
 第弐拾壱話「四人目のキリオ」
 第弐拾弐話「激召~獣の槍破壊のこと」
 第弐拾参話「永劫の孤独」
 第弐拾四話「愚か者は宴に集う」
 第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関」
 第弐拾六話「TATARI BREAKER」
 第弐拾七話「風が吹く」
 第弐拾八話「もうこぼさない」
 第弐拾九話「三日月の夜」
 第参拾話「不帰の旅」
 第参拾壱話「混沌の海へ」
 第参拾弐話「母」
 第参拾参話「獣の槍破壊」
 第参拾四話「とら」
 第参拾伍話「希望」
 第三十六話「約束の夜へ」
 第三重七話「最強の悪態」
 第三十八話「最終局面」
 最終回「うしおととらの縁」


 双亡亭壊すべし 1巻“壊れずの家”。
 双亡亭壊すべし 2巻“侵入”
 双亡亭壊すべし 3巻“更衣室”
 双亡亭壊すべし 4巻“真相は星にあり”
 双亡亭壊すべし 5巻“笑うしかないのじゃ”
 双亡亭壊すべし 6巻“お願いだから”
 双亡亭壊すべし 7巻“だから私は”
 双亡亭壊すべし 8巻“わたし達は怖いのだ”
 双亡亭壊すべし 9巻“タコハが見たモノ”
 双亡亭壊すべし 10巻“双亡亭壊すべし”

からくりサーカス 感想 2018年10月~2019年 公式ツイッター

 からくりサーカス 第1話「開幕ベル」 月虹
 からくりサーカス 第2話「約束」
 からくりサーカス 第3話「奈落」
 からくりサーカス 第4話「コラン」
 からくりサーカス 第5話「サーカス〜出発」
 からくりサーカス 第6話「地獄」
 からくりサーカス 第7話「Demonic」
 からくりサーカス 第8話「一瞬の始まりと終わり」
 からくりサーカス 第9話「記憶」
 からくりサーカス 第10話「フランシーヌ」
 からくりサーカス 第11話「ファンファーレ」
 からくりサーカス 第12話「「顔無し」司令」
 からくりサーカス 第13話「ルシール」
 からくりサーカス 第14話「夜更けの海」
 からくりサーカス 第14.5話「幕間~そしてまた開幕ベル~」
 からくりサーカス 第15話「はじまりの場所」
 からくりサーカス 第16話「出会い」
 からくりサーカス 第17話「訪れし者」
 からくりサーカス 第18話「微笑」
 からくりサーカス 第19話「影の正体」
 からくりサーカス 第20話「黒い太陽」
 からくりサーカス 第21話「銀色の女神」
 からくりサーカス 第22話「「ハリー」へ向かう!!」
 からくりサーカス 第23話「悪魔再び」、第2期OP「ハグルマ」歌詞、第2期ED「夕立ち」歌詞
 からくりサーカス 第24話「脱出へ」