公式サイト 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST ダスト 7巻 感想 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレ これまでの感想はこちら。前巻はこちら
バロックの正体! ガンダムF89vsアンカー!! 宇宙世紀への“再投火”

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Gレコで「宇宙世紀は滅ぶ」と確定している中、要因を一年戦争に求めるのが面白い
 確かに以降は紛争が続き、平和になってさえ連邦が機能不全を起こし
 Vガンダム期は、宇宙戦国時代と呼ばれるほど不安定
 首切り王の言う事は一理ある!
 巻き返せるのか?

 現状を良くしようとするレオ達、“現状への諦め”が本当の敵だったのね!

MSならざる“バロック”
 表紙以下、煽ってるF89vsアンカーは、パイロット不全でちょっと肩透かし気味。
 むしろ、今や最強に思えたファントムをも越えた兵器の正体!
 対し、“二人乗り”が切り札となるらしく?
 ダブル主人公なのが利く!

 前巻といいテーマは諦め。でも“そこにあった善意”から踏み出すのがアツい!
 
クロスボーンガンダムダスト 7巻 感想

 第25話「賛美歌の国」
 第26話「首切り王VS幽霊VS…」
 第27話「賭け」
 第28話「投火」

メカニック解説
 F89
 遠隔サイコミュユニット ビリー
 バロック
 戦艦「ケルベロス」
 UC.0169 これまでの感想
 UC.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想

重傷を負った師匠“ジャンヌ”、彼女の去就は…?

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 驚きの生還、首切り王にも“善意”が残ってるって事なんでしょうか

あらすじ
 UC.0169 地球連邦軍キュクロープス隊以下、混成部隊がルナツーを襲撃
 しかし、首切り王は「賛美歌の国<ヒムの国>」建国宣言に利用
 宇宙戦国時代は姿を変えてゆく

 彼はUC.0079一年戦争以降、人類は衰退期に入ったと宣言したのだ

 誰もが薄々感じていた疑念を形とした宣言は
 もはや再建は訪れない、残ったものを奪い合うしかない時代だと周知してしまった

 アッシュは我に返り、ルナツーの戦力に大打撃を与えたが…?

第25話。バロックvsクレイン&ウォズモ! UC.0169年代最強クラスの戦いは…?

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 自称“覚醒者”、センサーを持たないMSを操れる首切り王の力とは…?

第25話「賛美歌の国」
 NT素養を持つカグヤでさえ、まったく捉えられない謎の“パイロット能力”も大きな肝!
 バロックの正体とは、ガンダリウム製の質量兵器をぶん回す!
 ただそれだけ、実にシンプルな構造!
 トンデモ武装は長谷川理論!

 当然バランスもクソもない兵器で、機動戦闘をこなす変態パイロットこそが肝か!

 ニュータイプともサイキッカーとも違い
 純粋に、「他者の位置」「周辺状況の把握」に特化した存在なのか?

 攻撃が一切当たらない敵とあっては、これは一体どうやって攻略したもんだか

 ビーム兵器じゃない為、“エネルギー切れ”等の問題も起こりにくいのね

『この世界は終わりだ』。それが首切り王による建国宣言だった

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 な、なんだってー!? アンカーの武装の原型・“掘削機”も登場!

大戦こそ“アルマゲドン”だった
 本作で宇宙世紀という世界は、疲弊しきってしまったと幾度も描いてきました
 だから、「残ったものを奪い取る側に回ろうじゃないか」と誘うコト。
 90年前の大戦で、世界人口が半減した時点で
 既に世界は終わり始めてたと

 今、生き残る為の略奪を賛美せよ。それが“賛美歌の国”というモノだと

 以前フォントは、「人は生きてれば仕事する」「人は資産だ」と語りました
 全く真逆の思想なんですね

 実際フォントの言う通りになってないから、疲弊の一途を辿ってるとも言えます

 人にちゃんと仕事が行き渡るコト、きっとそれが大切で…?

だから“諦めて受け入れてしまえ”。それが、首切り王の理念なのだと

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 対抗できるのは奴しかいない!(昔のCM風)。F89出陣!

賛美歌の国<ヒム>建国宣言
 対抗し、名工フランク・オズ親子、彼らに通報を受けたフォント達が駆けつけたものの
 正直、この宣言は「させてしまった」時点でもうヤバい!
 思想として広がってしまう!

 かつてシャアの父は、困窮したスペースノイドに“NT”という未来像を提示しました

 国父ジオンは「明るい未来」を提示した
 首切り王は逆で、誰もが感じてた「もうダメなんじゃ?」を形にした

 そこで“略奪して奪う”事を肯定し、「俺とやろうぜ」と提示しちゃったのね

 しかも王は最強! 彼についていけば美味しい目に与れる!!と

第26話。首切り王という存在は、フォントが決して許せない思想を持っていた

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 暴力で周りから奪え、その獣じみた思想は、前作キゾと同じもの

第26話「首切り王VS幽霊VS…」
 今や破格の機動性、完成度50%“ミノフスキードライブ”搭載機、ファントム全開!
 機体、パイロットの負荷を考えれば温存すべきスペックを使ってまで
 必死にバロックに追いすがるフォント
 遂に射程に捉えるも…

 首切り王を放置すれば、食うか食われるかの“宇宙戦国時代”が激化必至

 王自身というより、振り撒く思想・未来が最悪なんですね
 王自身は、“覚醒者”の能力によってか(?)
 鉱脈探しなど非常に有能

 彼の謎知覚が、ルナツーに新たな鉱脈を発見、レプリカMS販売で利益をもたらした

 おそらくニュータイプ的能力を“商売”に使った、実利的なのが面白い

しかし! ファントムの強み“ビーム兵器”をバロックは弾いてしまう

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 実はバロックは、クレイン同様サーカスが売り払った「ファントムの骨格」がベース!

アンカーvsファントム!
 バロックの正体、本体は“ファントム”と同等(予備部品?)フレームだったと発覚!
 加えてオズの改造か、ミノフスキードライブも改修されており
 一時間の連続使用が可能に
 完全なチート!

 重すぎる右腕はともかく、50%ミノドラによる超高速機動が可能!

 加えて、光の翼を強引に押さえ込むシステム
 全身Iフィールドも健在

 ビーム以外じゃロクに壊せない剣を持ち、本体は強力な対ビーム性能を持つ

 名工フランク・オズ、頑張りすぎた一品になってるじゃないか!

思想の違いで戦うならまだしも、“操り人形”となったアッシュとの戦いなど望まない

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 そんなアッシュ、ファントムに割り込んだのは“MS料理人”ジャンのF89!

師匠参戦
 左腕を失ってしまったファントム。尾を引く大きな問題を残しつつ
 クレイン、ウォズモと主力級MSが悉く倒れた上
 アッシュまで敵に回った!

 対抗するのは名工フランク・オズ曰く、“現代最強の旧型機”F89と師匠…!

 曰く、F89は同型機同士で戦わせデータをとっていた為
 パーツは相応にあったらしい

 オズが“時代に合わせて”改修したアンカーと、オリジナル機の激突!

 とまれ、オリジナルF89の戦いも見てみたかったですものね! 

第27話。“最強装備”を施したアンカー! F89用ヴェスバーの猛威!!

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 ところが89用ヴェスバーは、試作品のそのまた試作品に過ぎないのだから!

第27話「賭け」
 これは技術者の勝利ですね! 得体の知れない力を持つ首切り王に監視された為か
 オズは、言われたとおり「最強装備」を施すほかなかった
 が、最強装備は未完成品

 後にF90、F91という“試作機”に搭載されるヴェスバーの“試作品”なんですから

 ヴェスバーとは、威力と弾速を自在に調整できる強力な装備で
 敵に回せば、避けるのが非常に難しい上
 ビームシールドさえ貫きうる!

 敵対企業アナハイム、クロスボーンバンガードが再現を図ったほど有益なもの

 彼らが再現に苦慮した逸話で知られ、「試作品」が未完成で当然なんですね

機能停止したアンカー、コクピット内に潜んでいたレオが説得にかかるも…

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 また「レオが潜めた」って事は、覚醒者の能力も完璧ではないらしい

かべのなかにいた
 レオが説得にかかるも、愛する祖父が悪党だった事実はアッシュに重すぎた
 そして、その「悪事」が全部アッシュの為にやっていた事だ
 と分かると尚更

 間接的にアッシュの為に、多くの人が不幸になりかけたのですから

 苦しくて苦しくて、自分で考える事をやめてしまったほうがずっとラク
 誰かの命令に従ってりゃラクだと

 同じくジャン師匠親子はエバンスを救っていた、いわば首切り王誕生の原点だった

 エバンス=首切り王の異形も、死んでしまいたかった辛さの表れなんでしょうか

追い詰められたアッシュの心、しかし温もりが移って…

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 しかし「殺せ」の一言で、レオに手をかけるアッシュ

絶望の深さ
 しかし首切り王にすれば、アッシュに“罪を重ねさせる”絶好の事態!
 また師匠コンビのF89、不調のファントムが手を貸してなお
 バロックは全く揺るがなかった

 やはりF89は、しょせん50年以上前の旧式機に過ぎないのですから…

 実弾主体となった時代背景を思えば最強
 しかし今、「最新鋭機同士」の戦いには力不足だったか

 オズにすれば、入社時に憧れた機体、最強機として惚れ抜いてたんでしょうが

 やはり現実を前に、夢は儚かったのですね。色んな意味で。

第28話。力の前では、理想も命も“塵”に過ぎない。時代を象徴する男・首切り王

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 おれを愛してくれてありがとな あばよ! じいちゃん! さよならだ

第28話「投火」
 しかしアッシュの手に力が入っていない、“抗っている”と抵抗したレオにより事態一変
 アッシュの苦しみは、「祖父が頑張る姿」を傍目で見ていたこと
 確かに悪党だったのも「事実」
 でも頑張ったのも「事実」

 要は突然帰って来た孫が、“自分”が祖父を狂わせてしまったコトが苦しみだった

 息子を失った祖父は、突然再会した孫=アッシュが可愛くて
 家族愛のあまりに金に汚くなったと。
 根底は善意だったのね

 アッシュの言葉、独り立ちした孫に、嬉しそうに微笑んだ祖父が素敵でした

 あと善意が発端だったのは、首切り王だって同じ事なんですよね…

アッシュ、渾身の一撃! 当然、その攻撃は当たるはずもなかった。が

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 ここでフォントも見せ場! 首切り王の能力も、どんどん攻略法が見えてきた…?

覚醒者の底
 おそらく王は思考が読めるのでしょう、しかし“二人分を一度に読む”事は出来ない?
 攻撃するぞ、というアッシュの意思を元に回避できましたが
 レオによる“二人がかりの操縦”によってか(?)
 初めて直撃させる事に

 同じくフォントも、別働隊による“母艦ケルベロス攻撃”を企図していた

 初歩的な誘導ですが、おそらく思考が読めるからこそ
 かえって読みきれなかったのか?

 対人戦では、王は無敵の“見切り”を持ちますが、相当に限定された力なのか?

 こうして、少しずつ解っていく展開って好きだわ!

アッシュ『今回は見逃してやるぜ! 首切り王!』

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 むしろ、「こっちが」見逃してやると見栄を切って逃げるアッシュ!

再投火の日
 ニコルのサイコミュ・ミサイル攻撃により、燃える母艦ケルベロスにも大打撃!
 しかし、首切り王の「世界はもう終わる」という思想
 弱肉強食の勧めは拡散

 これにより宇宙戦国時代は、再び激化を免れないってワケね

 レオとアッシュ、二人で戦うというスタイルも
 ここで意味を持った気がします

 もっと言えば“孤独な最強”首切り王を、二人で力を合わせて倒す

 未来を築く戦いである本作、なおさら意味があるようにも思えました

メカニック解説「F89」は、F90完成を目的に作られた試験機だった

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 完全な社内検討用のMSなので、表には出なかったってワケね。

F89
 小型MSのF90開発にあたり、現行サイズのMSとして完成形を作るというコンセプト
 従来の設定では、F90は小型に作る為に技術革新がなされ
 小型かつ高性能というものでした

 しかし本機設定にあたり、“F90は本機ダウンサイジング版”と再設定

 そこでF90は、小型化にあたって省略された部分がある事から
 F89の総合性能は「F90以上で91未満」と。

 F90同様に2機生産され、同型機で模擬戦をしていた、という設定。

 F90はUC.0111年完成の為、0169年現在から50~60年以上前のモノらしい。 

メカニック解説「遠隔サイコミュユニット ビリー」。即席爆弾として使用

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 METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1 商品化にあたり設定された

遠隔サイコミュユニット ビリー
 旧クロスボーンの偵察型MS、エビルSが使っていた偵察ポッドをヒントにし
 サイコミュで制御する偵察ポッドとして試作された
 赤いのは木星圏での保護色。

 クロスボーンガンダム第一作以前、数回使用されたという設定

 というのも、サイコミュ技術ではアナハイム社のような蓄積がなく
 使い勝手が悪かったらしい

 今回はミサイルにしたものの、コスト的には極めて勿体ない使い方となるそうな

 してみると、アナハイムのファンネルミサイルは優秀だったんでしょうね

メカニック解説「バロック」。一応MSであるが、その実態は少し異なる

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 本質は「旋回する質量兵器」であり、MS部はコントロールユニットに過ぎない

バロック
 ガンダリウム合金製の剣を振り回す、その為だけに特化した兵器。
 実弾兵器主体の時代、これを破壊する事は困難で
 一部壊れても、ワイヤーで繋がっているので
 継続して使用が可能

 ベースは冷却機能を強化されたファントム、ミノフスキードライブを一時間使える

 その機構上、18m級に大型化してしまっているのと
 首がないのが大きな特徴

 曰く首切り王はそれでも不便じゃない為だが、メリットも何かあるのか?

 関節負荷が恐ろしいですが、ビームじゃないのは整備性・長時間戦闘で利点か

メカニック解説「戦艦 ケルベロス」。現代における宇宙世紀最速の母艦

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 サイコミュミサイルによる核攻撃を受けるも、沈んだとは思えませんが…?

ケルベロス
 木星圏でも“光の翼搭載艦”はないのか? 現状、不完全ながら唯一のミノドラ艦
 ベースは、「実は建造放棄された3隻目があった」と明かされた
 マザー・バンガード3番艦
 地球圏最速!

 もちろん2番艦同様に“翼”未搭載で、首切り王が再現。不完全なのはその為

 ちなみに2番艦は、ああ見えてエンジン部の破損が酷く
 こっちへのパーツ取りにしたそうな。

 大きな長所は、推進剤が不要であること。補給の手間も省けるのだという

 流石、MS単体で木星と地球間を航行できる技術といったところか

収録

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 宇宙戦国時代に“戦乱の火種”が再び投火、塵の時代は大きくうねることに

 角川コミックス・エース『機動戦士クロスボーンガンダム DUST 巻』長谷川裕一、ガンダムエース連載
 MOBILE SUIT CROSS BORN GUNDMAE DUST、KADOKAWA発行
 2019年1月(前巻2018年10月)。

クロスボーンガンダムダスト 7巻 感想
 第25話「賛美歌の国」
 第26話「首切り王VS幽霊VS…」
 第27話「賭け」
 第28話「投火」

メカニック解説
 F89
 遠隔サイコミュユニット ビリー
 バロック
 戦艦「ケルベロス」
 UC.0169 これまでの感想
 UC.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想
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UC.0153.機動戦士 クロスボーン・ガンダム ゴースト 感想

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 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 7巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 8巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 9巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 10巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 11巻
 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト 12巻(完結)
 常に「完結」してきた過去3作に対し、ゴーストはハッキリ“続編ありき”で終了。

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