公式サイト からくりサーカス 第6話 感想 地獄 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作未読 23時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
鳴海、再出発。担ぎこまれた病院に見た地獄、第1話に繋がる、しろがね本来の使命

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第3話によれば、人形で自動人形を倒すのがしろがね。鳴海は異質なしろがねに…?
 運び込まれた米国イリノイ州、州まで指定するのは、妙だなと思いましたが
 中盤での必要悪に、連載頃のニュースを思い出した気がしました
 人形の腕、人の力で壊すしろがね誕生編!

 治してやれず、尋問を見過ごすしかなく、笑うしかなく病院の人達が辛い…

どんな歩き方だって会いに行くよ
 比喩的に“笑うしかない”と言いますが、本作は、文字通りになってるのね…
 第1話冒頭、ラストに繋がる、敵集団・真夜中のサーカス登場回
 屈強な鳴海でさえ、死ぬほど苦しがる激痛という事
 今、改めてゾッとします

 OPで闇に沈む鳴海、仮面、継ぎ接ぎ。本筋に繋がるのが面白い!

からくりサーカス 6話 感想

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 からくりサーカス 第6話「地獄」
 生命の水
 ギイとルシール
 ゾナハ病患者たち
 滅多に発作を起こさないのは  
 Bパート「ゾナハ病の真実」
 真夜中のサーカス
 仮面は、そんな心を隠す…         
 感想追記
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 アニメ「うしおととら」感想
 現行連載「双亡亭壊すべし」感想
 これまでの感想

OPの歌詞より「僕の正しさなんか僕だけの物」

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 そして「どんな歩き方だって会いに行くよ」と続く。


 今回、薬を子供に使え!と叫び、否定された鳴海に重なる歌詞だなって感じました
 自分の正しさなんて、しょせん自分の知識や考えに基いたもの。
 だから「なんか」と卑下してるのかなと

 でもどんな歩き方だって、と“自分を肯定する歌詞”が続くんですね

 間違ってるかもしれない、けれど自分に出来るのはこれだけだ。
 そんな前向きさに感じます

 必要悪に満ちた今回、強く感じる歌詞だと思いました

新たなしろがねとなった鳴海に、“仮面”を勧めた老婆ルシール

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 私は思うのさ、という前置き、代弁ではなく己の解釈だと。素敵だ…。

あらすじ
 記憶を失い、米国イリノイ州で目を覚ました鳴海。そこはゾナハ病患者の病院だった
 体力回復に努め、患者の子供達と交流を深める鳴海だが
 現状は、ある種の終末医療施設だと判明する

 病を撒くオートマータ、自動人形を束ねる“真夜中のサーカス”を討たねばならない

 オートマータを倒す“しろがね”、ギイとルシールは戦力を欲しており
 アクア・ウイタエを鳴海に投与したと告げた

 腕の中の小さな命、己の人生を忘れ去った鳴海は、オートマータ破壊を決意する

 次回、からくりサーカス 第7話

男『鳴海…、これが最後の“生命の水”』

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 前回、事件から二ヶ月を経て、勝としろがねの学校生活が始まった
 鳴海の言葉を胸に、日々、笑って生きようとする勝
 だが、鳴海に報いられなかったしろがねは
 笑えず苦しんでいた

 勝は彼女を元気付ける為、仲町サーカスへ入団を促す

『錬金術の第一のシンボル、至高の薬により、不死鳥のように蘇るがいい』

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 そして僕に…、力を貸せ

第一のシンボル
 明るい再出発を描いた前回から一転、物々しい警備がされた施設へ
 館で消えて以来、こん睡状態にあった鳴海は
 生命の水により回復へ

 近代化学の祖となったオカルト、錬金術。その象徴となる水…?

 錬金術は、“賢者の石”が目的。
 それは卑金属を貴金属、「金」に変える事が出来たとされます

 また、人間を不老不死にする究極の物質とも。そういうワケなんでしょうか?

 鳴海さんてば、なんば投与されとっとですか!?

僕の悲しさなんか 僕だけのもの どんな歩き方だって会いに行くよ

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 夜明けよりも手前側
 星空のインクの中
 落として見失って 探しもの
 心は眠れないまま 太陽の下 夜の中
 継ぎ接ぎの願いを 明かりにして

 何もいらない だってもう 何も持てない
 あまりにこの空っぽが 大きすぎるから

 たった一度だけでも頷いてほしい
 鏡のように手を伸ばしてほしい

 その一瞬の一回の為 それ以外の 時間の全部が燃えて生きるよ

 僕の正しさなんか僕だけの物
 どんな歩き方だって会いに行くよ

 胸の奥で際限なく育ち続ける 理由一つだけ
 抱えていつだって 舞台の上


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 心は眠れないまま 太陽の下 夜の中の圧倒的な語感の良さ

月虹
 と、第6話の折り返し地点で、オープニングの人物が新たに登場
 またOPラスト、鳴海が影の中へと入っていくのが印象的で
 先日、姿を消した事を指すのかな…?
 と、解釈しましたが…?

 目覚めた鳴海の状況、境遇、サブタイから今回の話を指してたのかな…?

 などなど、考えるのもまた楽しいですね

鳴海『何故だ…、何故、俺は戦っている…?』

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 開幕早々、“人形”を粉々に打ち砕く鳴海! 第1話の苦戦が嘘のよう!
 無論、人形が「黒賀」より弱いのかとも解釈できますが
 なるほど、賢者の石を投与したせいか?
 など、考えながら見ていると…

 鳴海はこの一ヶ月、しろがね、勝の夢を繰り返し見て、「解らない」と述懐

鳴海『俺は…、記憶を失っていた』

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 ようやくお目覚めか? 気分はいかがかな?(優男)

繋がるもの
 少し遡って目覚めた当初、男が言うには、ここはアメリカはイリノイ州
 知る由もないが、しろがねの育ての親もおり
 鳴海の腕は置き換わっていた

 どうやら記憶をなくしてしまったらしいね…、片腕と一緒に

 冒頭、私の為にと男はいい
 しろがねの回想で、老婆は自動人形を壊す為に育てていた

 何かと繋がり始めますが、この腕、あるるかんに欠けていた左腕なの!?

 ああ、腕をなくした事件は、“腕を失くしてた人形”と繋がるのか…?

男『キミが所持していた免許証によれば』

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 鳴海さんはバイクに乗ってましたが、そこをツテに本名は知らされる事に
 あの大騒動で、ちゃんと免許証を持ってたと思うと苦笑しますが
 真面目な鳴海さんらしい

 無論、鳴海は“自分が誰か”を思い出せなくなっていた

 記憶を失くす、藤田先生の得意な流れな気がする!
 
『僕はフランス貴族の末裔、この世の美しいものをこよなく愛する者…』

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 ギイ・クリストフ・レッシュ。あちらの、童話に出てくる悪い魔法使いのような御仁は

貴族は常に一口多い
 ギイの名乗り、余計な比喩が肩透かしなのはどうも仕様らしく
 ルシール婆ちゃんにツッコミを食らっていた
 婆様、意外に喋る人だわ…。
 
 ルシール・ベルヌイユ/余計な比喩はいらないよ

 自己紹介は美しく、他人の説明は憎たらしく
 ギイさん、なかなか肝が太い

 にしてもクリストフ、スパロボのシュウ・シラカワ博士を思い出す名ですね

 後は、ロスト・ユニバースのクリストフ=マドーラ提督とか。

ミス・ヘレン『良かった、目が覚めたのね? 今すぐバンハート先生を…』

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 先生をお呼びしましょうというヘレン看護婦を、ギイはやんわり制止
 おや、医師と、ギイ達は別系統の思惑か…?
 と思う間もなかった!

 ギイは、電光石火の早技でエレン看護師を口説き、鳴海を呆れさせてしまう

 ヒトが大変な時に、何やってんだろうね貴族の人!?

魔女ルシール『目覚めたばかりなのに、大した元気だ…』

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 ママン…、日本のイノシシ男が僕をイジめるよ…、ママァンー…。

ギイという男
 冒頭はシリアスだったギイ、口説くわマザコンだわ大したタマだわ…
 マザコン、と切って捨てるのは失礼なのでしょうが
 とりあえずそうさ!

 ふざけるな! 誰がイノシシだ!?

 和製筋肉ダルマと仏製優男!
 筋肉量からして、正反対な取り合わせなんですね

 とはいえ冒頭からして、ただの変人じゃないのも明らかだと

 展開が早いというかなんというか!

『あっ…』

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 ギイだかチャツネだか、ちゃんと順を追って話すつもりだったようですが
 事態急変、扉から覗いてた“子供”の姿
 鳴海は血相を変えた

 記憶を失っても、鳴海さんは鳴海さんなんですねえ…。

 ギイの気取りっぷり、イイ性格が垣間見えるわ!

鳴海『ま、待ってくれ! 俺は…、俺は…』

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 逃げた子供を追うと、怯えた様子の子供たちがいた

イリノイ州の子供たち
 当然、筋骨隆々とした鳴海にこそ怯えているんですが、困惑してしまった彼
 急に得意の中国武術を披露します
 内心では…

 何やってんだ俺は…? 体が勝手に動きやがる…?!

 好奇心で覗いて、見つかって、追われて怯えてしまう子供
 何だか、私自身も覚えがあります

 しかしここが、あの厳重に、軍事的に守られた施設と思うと穏やかじゃない

 もっとも、鳴海さんはまだ知る由もありませんが…

鳴海『(怯える子供の前で拳法だなんて…、ケンポー…? …そうだ!)』

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 鳴海は、自らの行動に、自身が中国で拳法を習った過去を思い出します
 と共に、子供達は「かっこいい!」と大いにウケた!
 やったね鳴海さん!

 第2話の時、勝の前で披露し、喜ばれたのを体が覚えていたのか

 へへっ、身体は素直じゃねか!

『はぁ……、はぁ……』『(?! これは…!)』

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 あはははっ♪ 大丈夫マーク? あなたがいてくれて、私はとっても楽しいわっ!

患者たち
 一躍、子供達のヒーローになった鳴海、しかし最初の子供が“ゾナハ病”の発作で…
 つまりこの病院は、もしや鳴海もそうした繋がりで…?
 と、視聴者が思う間もなく倒れた鳴海

 例のバンハート医師に𠮟られますが、まだまだ身体が回復してないと

 鳴海は、「周りが意図的に笑うだけでは回復しない」と苦しんでましたが
 こちらは違うのかしら…?

 笑いが絶えない現場です!

 看護婦さん、負担がデカい仕事だと思いましたが(後述)。

ギイ『詳しい事情は知らないが、君は日本のある屋敷で…』

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 ギイは、勝の件こそ話さないものの、基本的に事実を話してくれます
 いずれ、記憶の回復、事情を知ってる人間と出会うと考えれば
 その方が都合が良いからか

 鳴海を救ったのはギイ、重傷だったので最先端医療施設に運びこんだ、と。

バンハート医師『この病院には凡そ2000人のゾナハ病の子供達が収容されている』

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 僕は、キミをスカウトする為に日本を訪れたんだ(ギイ)

スカウト
 医師曰く、ギイ達の仕事が十分でないせいで、病の感染患者が増え続けている
 ギイも、なら医師こそ早く特効薬を作れとせっつくものの
 対処療法が精一杯らしい

 今に解るさ、今は一刻も早く、体力回復に専念するんだね…(ルシール)

 第3話でのしろがねの回想から、視聴者には推論が組み上がってきますが
 鳴海にはチンプンカンプンな事態

 この人、いつも割とチンプンカンプンですが、“子供達の為”と動機も芽生えたのね

 医師と破壊者たち、どっちも成果が芳しくなくてギスギスしとるのね…

鳴海『何がなんだか分からないまま、病院での生活が始まった』

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 よく眠り、よく食べて、よく動いて、体力回復に努める鳴海
 運動神経抜群な彼は、子供達のヒーローに
 鳴海兄ちゃんはどこでもヒーローだな!

 際し、“義手”に驚く鳴海。バスケのシュート、精妙な動きも思いのままなのですから

 絵に描いたようなアメリカン食事、ちょっと笑えますね。

『記憶をなくしても解る…、自分の気持ちは解る…、俺は子供達が好きだった』

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 ほらベス、ゾウだ!/アハッ♪ ナルミぜんぜん違うー♪

笑顔の日々に
 記憶が消えても心根は消えない、楽しい交流を続ける鳴海でしたが
 最初の子供、マークが「絵を集めている」と口にし
 不穏な気配も…、が。

 ナルミ、私にはゴリラ描いて!/ゴリラ? こんな顔のか~♪

 笑って貰えない、と苦戦していた頃とは、打って変わった楽しげな様子
 皆同じ病で、肩の荷が軽いのもあるんでしょうか

 ただマーク、「絵を見ると、描いた人を思い出すから」とは不穏な台詞でした

 それって、“日々、人が居なくなっている”って事ですものね…

『いやー、疲れた! まったくガキ共はタフだねえ~♪』

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 楽しそうに文句を言う鳴海さん、これはまったくその通り!
 子供は、身体が小さくて体力がないはずなんですが
 こと、遊びには無限の体力がある!
 気がする!

 小さい体に、“これから”が詰まってるんだから、そりゃパワフルなんだろうけど!

 鳴海は、彼ら一人一人の事も「アレが好き」「コレが好き」と楽しげですが…

『ン…? ヘレン看護師…?』

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 おい、お前知ってんのか?! 医者も看護士も薬漬けじゃあねーか?!

イリノイ州
 鳴海を愕然とさせた薬物乱用…、思えば、だからイリノイ州だったのでしょうか?
 イリノイは、医療用大麻が合法化された“数少ない州だった”のです
 医療用解禁は、1996年より一部の州で合法化
 本作は1997年連載開始

 タイミング上、ニュースか何かを元に、この州が選ばれたのかしら…

 2015年、アメリカで大麻の全面禁止は僅か10州まで減少し
 2016年、ニューヨーク・タイムズは「アルコールより危険が少ない」と社説を掲載

 銃器の規制や、逆に過去の禁煙法、アメリカさんの考える事はたまにわからん…

 とまれ、これは“必要悪”なのだと。

ルシール『じゃあ…、お前は見たんだね? 真夜中のサーカスを…』

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 あれは職務遂行の為に必要なことだ…、医師は厳しい口調でした
 言い換えれば、医師自身が「必要悪」と思っているんだろうな…
 と、感じさせる場面でした
 心根の優しい人。

 鳴海は“質問されるトム”を目撃、更に冷静さを失っていきます
 
『おい…、何してんだ?! 子供を犯罪者みたいによう!?』

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 怯えている場合か? キミはもうすぐ死ぬんだ…、どうせなら役に立って死ね(ギイ)

瞬間沸騰
 尋問は、“自動人形<オートマータ>”を追う為だ、と許容するバンハート医師
 ダメ押しとばかりに、ギイの血も涙もない言葉を聞き
 遂に鳴海は爆発する事に

 ギイ! このクソ野郎がああ!!

 やはり余命がなかったのか…
 なんて、冷静に感じていられるのは、視聴者にとって“創作”だからか

 鳴海にすれば、ここしばらく一緒に笑いあい、飯を食った可愛い子供だもの!

 ガラスをブチ破っちゃったよこの人!

鳴海『お前らもだ! 医者のくせに薬漬けなんてありえねえ!』

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 じゅくじゅくと音を立て、ガラス片をはじき出してしまう鳴海の手

呆然
 騒ぎに駆け込んできた医師に、そのまま怒りをスライドさせた鳴海さん
 しかし自身、異常な、という言葉では片付かない回復力に
 騒ぎは一旦沈静化に

 見る間に治ってしまう、とか実際に見たらキモいでしょうな…

 それが自分の身体なら尚更。
 他人なら、見なかった事にすれば良いだけでしょうが

 自分の身体とは、治るまで、或いは一生付、き合っていくしかないのですから

ヘレン『子供達が滅多に発作を起こさないのは…、私たちの治療の為だと思っている…?』

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 ナルミ…、ここで子供達が滅多に発作を起こさないのは…
 私たちの治療の為だと思っている…?
 違うわ

 ゾナハ病は謎の多い病気、私たちが出来るのはただ一つ

 子供達の前で笑顔でいる事


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 その為に全ての職員が、薬剤で強制的に、副交感神経をリラックス状態にしているの…

  鳴海「薬で…?!
  鳴海「無理やり…、笑っているだって…?!

 ゾナハ病の発作を抑えるのは、他者を笑わせること…、なら私達が笑うしかないでしょ?

 でも、ゾナハ病の研究が進まない焦り
 そして、その辛さを表に出せない毎日、皆…、もう…、ぼろぼろなの…


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 やはり、キミには真実を教えたほうが良さそうだ。宜しいですね? バンハート先生

疲弊する現場
 ここはある種のターミナルケア。延命不能な病の、苦痛を軽減する場所だった…
 ギイ達は、原因である自動人形を根絶する為に活動している
 だから、子供達を苦しめるような尋問をしようとも
 医師達は認めるしかない

 ナルミ…、この病院はね? 地獄なんだよ(ギイ)

 鳴海は“笑わせて”助かってきました
 しかし第4話2話の通り、“笑わせるのが得意だった祖父”もゾナハ病で死亡

 笑わせる事は時間稼ぎでしかなかった、と示唆されてきたんでしょうか?

 これは医師の人たち、ひたすら磨り減るしかないわ…。

パウルマン『…いい天気だねえアンゼルムス』

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 伝説のしろがね、ギイ…、その首を取ってフランシーヌ様に届けよう…

しろがね
 ここは地獄だ、ギイが語った直後、病院を襲撃する“人形”の大部隊へ場面転換
 しろがねとは、オートマータを討つ者に与えられた名前
 と、3話で語られていました

 そろそろ、人間の血も吸いたいしネ♪

 しろがね本来の使命を遂行しているギイ
 彼も、当然しろがねなのね

 しろがねは、勝の祖父に“護衛”を命じられ、そちらを優先しています

 対しギイ、使命に忠実な“しろがね”なのね

鳴海『(集中治療室…!)』

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 ゾナハ病の症状には三段階ある

 第一段階は、呼吸困難と全身の痛み
 第二段階では、免疫力の低下による合併症

 ここで、多くの者が命を落とす…、

  鳴海「ま、マーク!? しっかりしろ! マーク!
  鳴海「何でだよ!? さっきまで、あんなに元気だったじゃねえか!?


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  職員「止めて下さい! 治療中です?!

 だが…
 死ねる者はまだ幸せかもしれない
 ゾナハの真の恐ろしさは、最終段階にある

  つまり…、“死ねなくなる”のだ

 彼らへの仕打ちを酷いと思うか?
 だが、体温が低下し、筋肉が硬直した者にとって、ベッドも必要ないのだよ…


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 どうやら分かったようだね、僕が言った“地獄”の意味が…。

三段階
 地獄とは責め苦を繰り返す場所、ここは同じだと。死ぬことなく苦しみだけが続く!
 笑うことが、免疫力を向上させるとは巷間で言われますが
 ゾナハ病は逆で、免疫力が下がってしまい
 別の病で死に至る

 つまりこの病、苦しいけど、単体では死なない奇病なんですね

 進行すると、“死なない”特性がもっとも顕著な形となり
 むしろ死ねなくなる。

 屈強な鳴海でさえ、もがくほどの痛みを、終わることなく味わい続ける

 鳴海の凄さが解るほど、彼が苦しむ病、激烈さが解るのね
 
鳴海『一つ…、聞きたいことがある。お前…、俺に何をした?』

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 鳴海に起きた超回復、これは、重傷を癒す為“アクア・ウイタエ”を使った為だった
 一言で言えば、どんな傷や病気にも利く万能薬
 ゾナハ病に、唯一利く薬であり
 冒頭は命の水と呼んだ

 ラテン語でaqua vita(命の水)、ウィスキーの語源が錬金術という話が元ネタか

 この薬の効果で、鳴海は僅か二ヶ月で回復する事が出来た

『もう無いんだよ、キミに使ってしまってね』

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 アクア・ウイタエは古の錬金術師が作ったもの…、我々では作る事が出来ない

命綱
 鳴海は我知らず、独りだけ助かる命綱を与えられ、生還出来たわけだったのだ
 全ては、オートマータを倒す“しろがねの使命”の為だ
 キミをスカウトする為だと

 ナルミ、僕の仕事を手伝え。オートマータを倒す為にね

 愉快で“無駄”の多い人物に感じましたが
 ギイも初期のしろがね同様、役割に忠実でシンプルな人柄なんだと感じます

 これだけ徹底した人柄を以って、倒しきれない敵なのね

ギイ『ゾナハ病は、謎の包まれた病だ。だがその元凶はハッキリとしている』

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 僕達の目的は、奴らを潰すこと。鳴海…、君にも“しろがね”になって貰う!

真夜中のサーカス
 ゾナハ病をばら撒くのがオートマータ、率いている団体が“真夜中のサーカス”
 即ち、第1話冒頭、ラストで描かれた恐ろしいサーカス
 ゾナハ病は彼らが撒いていた

 し…、しろがね…?!/どうした? …いや、なんでもねえ…

 一箇所に留まらず旅するサーカス
 それが病の媒介者とは、なんだか妙にリアルな感じのする話ですね

 なんとまあ、おどろおどろしいサーカス描写か

ルシール『来たよ。私達の命、そして人間の血を求めて、パウルマンとアンゼルムスがね』

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 人間共は学んでいないようだね、パウルマン/ああアンゼルムス…

オートマータ
 子らを逃がそうとするバンハート先生、いい人だ! ポーズからにじみでてる!!
 完全武装の警備は、対・人形を期したものだったようですが
 近代兵器では歯が立ちません

 ナルミ、怖い!?/大丈夫、俺がついてる!

 下位の自動人形は、人の血を集める殺人タンクなのか?
 血が彼らの動力なのか嗜好品か。

 死ねなくなるゾナハ病で、より吸血を容易にしようとしてるんでしょうか

 これと比べりゃ第1話の黒賀、まだ平和だったわ!

ギイ『初めまして、…そしてさようなら。オリンピア!

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 あれがギイの力…、すべてのしろがねは人形を使ってオートマータを倒す…

しろがね達
 しろがね同様、全身武器のオリンピアで駆逐するギイ、ただ妙と言えば妙な話で
 鳴海は、「人形遣い」ではないしろがねとなるのでしょうか?
 とまれ敵は明確

 だからこそ、私らは奴らを倒さねばならないのさ…

 ゾナハ病は想像以上に大きなキーワード
 鳴海は、「人形の腕」を使い、人形を破壊する異質なしろがねを望まれたのね

 腕を失ったのは偶発的なものか、それとも“必要だったから”か

 腕を移植する為、“必要だから切られた”って可能性も…?

鳴海『ベス?! 発作か! 今すぐ治療室に…』

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 ベス「ナルミ…、お願いがあるの…
 鳴海「何…?!

 ベス「ナルミのゴリラのまね…、とっても、面白かった…

 また…、やって…?


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 クソ…!
 俺が笑って…、
 やらなきゃいけないのに…!

 笑わせて…、どうすんだよ…!?

 何故だギイ…、何故オレに、アクア・ウイタエを使ったんだ…!


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 ただ、笑わせてあげるので精一杯だった…

最期
 既にベスは、免疫低下で、何かの致命的な病にかかっていたのか
 最期を悟ったように、「笑わせて」と頼み
 静かになってしまった

 今回、鳴海がちゃんと子供を笑わせてると思ったら、こんな結末に…

 後天性免疫不全症候群、AIDSと似た病気なんですね。
 普通なら、平気な病であっさり亡くなると

 懸命に“笑おう”とする、それが奪われてしまうのが切ない

 追記:原作では「第3段階」に移行、アニメでも同様に生きているのかもしれません

ルシール『ギイから聞いたろう…?』

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 何故薬を鳴海に使ったか、子供の数に対し、すずめの涙に過ぎないから
 それより、鳴海が生きて、敵を駆逐する事で
 今後、感染を減らす事を優先せよ
 と

 鳴海は、ある意味、病に対する抗体を演じるのでしょうか

 でも、頭で解るのと心は別なのよね…。 

鳴海『だからってよう…!』

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 ルシール「こんなもんでもつけてみるかい?
  鳴海「仮面…?

 大昔に、ある錬金術師がつけていたのさ

 とても辛い想いをした人でね…
 私は思うのさ

 あまりに心が辛い時、人は、何かを隠さなければ現実に向き合えない。

 仮面は、そんな心を隠す…。


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 それだ鳴海! 僕が君をスカウトした理由…!!(ギイ)

解釈
 館編ラストで見せた、“生命のエネルギー”を操る気は、自動人形の特効薬だった!
 皮肉というか、人形が見下す人間の命が生み出す力こそ
 人形の、体液を振動させ自壊させる。
 人間特効薬! 

 後は俺にやらせな…、ギイ!

 ルシールの“解釈”も素敵です
 誰かを代弁するのでなく、「私はこう思ったのだ」と。

 人間、他人を理解するのは難しいと思うから、この言い回しが美しいと思った!

 人の力で人形を壊す、異色のしろがね・鳴海の戦いの始まり…?

感想追記。敵は“自動人形<オートマータ>”、鳴海の戦いが開幕!

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 敵は黒賀と違い、自らの意思を持つ、機械生命体であるらしい

オートマータ
 単に自律的に動く、どころじゃなかったオートマータ。鳴海に毒舌を吐いてましたし!
 人間を蔑み、血を吸って「生きている」彼らとの抗争こそ
 当面、鳴海が辿る道らしい

 からくり屋敷で言ってた通り、しろがねは本来彼らを倒すのが使命

 また、こうなると「勝を人形扱いしていた」亡父に関しても
 意図が更に怪しくなるのでしょうか

 彼らは奇妙な体液で動作し、鳴海の放つ“気”、人間の生命力が弱点らしい

 ガス、“ゾナハ病の原因”は体液が気化したモンなのかしら?

死亡したように見えるベスですが、原作では「第三段階」で生存との事

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 原作既読の方のコメントによると、第三段階(死ねずに苦しみ続ける)との事

ベス
 アニメ版でも同様かは不明ですが、「元気だったのが苦しみ始めた」描写から
 第2段階から亡くなったものかと思っていました
 本文訂正しました

公式ツイッターより





























































2018年11月15日 からくりサーカス 第6話「地獄」

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 対になるような良い表情…

スタッフ
 脚本:井上敏樹
 絵コンテ:矢野博之
 演出:まつもとよしひさ
 作画監督:大東百合恵
 アニメ制作:スタジオヴォルン
 原作:藤田和日郎/漫画/週刊少年サンデー 1997年|2006年
 制作協力:-

あらすじ
 軽井沢で消息を絶った鳴海が目を覚ましたのは、とある病院の一室。
 そこで鳴海は、女好きでキザな男・ギイと老婆のルシールに出会う。
 事故の衝撃で記憶喪失に陥った鳴海であったが、入院している子供とのふれあいの中、不思議なほど急速に癒えていく自身の傷に、違和感を覚える。

鳴海“出発”! サーカスとなった勝たち、サーカスを阻止する鳴海ッ!!

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 前回の、“人を楽しくするサーカス”と、対になる物語なのね

からくりサーカス
 てっきり、勝たちをメインに展開するかと思いきや、鳴海の戦いが始まった!
 でもおかげで、第1話に繋がって「動き出した」って感じる回でした
 第1話冒頭、ラストの連中だったのね

 明らかにヤバい施設とはいえ、皆を笑わせ、幸せそうな鳴海兄ちゃんも印象的

 これも、「笑わせなきゃ死ぬ!」という肩の荷が下りたおかげなのか
 勝たちに感化されていたのか

 次回も鳴海の拳が唸る! …勝たちがどうなってるかも気になるわねッ!!

 次回、からくりサーカス 第7話

からくりサーカス 6話 感想

 からくりサーカス 第6話「地獄」
 生命の水
 ギイとルシール
 ゾナハ病患者たち
 滅多に発作を起こさないのは  
 Bパート「ゾナハ病の真実」
 真夜中のサーカス
 仮面は、そんな心を隠す…         
 公式ツイッターより
 制作スタッフ
 アニメ「うしおととら」感想
 現行連載「双亡亭壊すべし」感想
 これまでの感想
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アニメ版 うしおととら 感想 2015~2016年

 第壱話「うしおとらとであうの縁」
 第弐話「石喰い」
 第参話「絵に棲む鬼」
 第四話「とら街へゆく」
 第伍話「符咒士 鏢」
 第六話「あやかしの海」
 第七話「伝承」
 第八話「ヤツは空にいる」
 第九話「風狂い」
 第拾話「童のいる家」
 第拾壱話「一撃の鏡」
 第拾弐話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
 第拾参話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
 第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
 第拾伍話「追撃の交差~伝承者」
 第拾六話「変貌」
 第拾七話「カムイコタンヘ」
 第拾八話「復活~そしてついに」
 第拾九話「時逆の妖」
 第弐拾話「妖、帰還す」
 第弐拾壱話「四人目のキリオ」
 第弐拾弐話「激召~獣の槍破壊のこと」
 第弐拾参話「永劫の孤独」
 第弐拾四話「愚か者は宴に集う」
 第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関」
 第弐拾六話「TATARI BREAKER」
 第弐拾七話「風が吹く」
 第弐拾八話「もうこぼさない」
 第弐拾九話「三日月の夜」
 第参拾話「不帰の旅」
 第参拾壱話「混沌の海へ」
 第参拾弐話「母」
 第参拾参話「獣の槍破壊」
 第参拾四話「とら」
 第参拾伍話「希望」
 第三十六話「約束の夜へ」
 第三重七話「最強の悪態」
 第三十八話「最終局面」
 最終回「うしおととらの縁」


 双亡亭壊すべし 1巻“壊れずの家”。
 双亡亭壊すべし 2巻“侵入”
 双亡亭壊すべし 3巻“更衣室”
 双亡亭壊すべし 4巻“真相は星にあり”
 双亡亭壊すべし 5巻“笑うしかないのじゃ”
 双亡亭壊すべし 6巻“お願いだから”
 双亡亭壊すべし 7巻“だから私は”
 双亡亭壊すべし 8巻“わたし達は怖いのだ”
 双亡亭壊すべし 9巻“タコハが見たモノ”
 双亡亭壊すべし 10巻“双亡亭壊すべし”


 からくりサーカス 第1話「開幕ベル」 主題歌「月虹」
 からくりサーカス 第2話「約束」
 からくりサーカス 第3話「奈落」
 からくりサーカス 第4話「コラン」
 からくりサーカス 第5話「サーカス〜出発」
 からくりサーカス 第6話「地獄」
 からくりサーカス 第7話