公式サイト るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編 1巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり これまでの感想はこちら。前巻はこちら
“敵は剣客”。新時代の少年達を連れ、剣心夫妻は“ある人物”を追い北海道へ!

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薫殿の父が生きていた!? 志々雄に縁を持ち、剣心の背も追わない明日郎らが新登場!
 逆に、「剣心のようになりたい」と背中を追いかけていた弥彦が
 逆刃刀を、敢えて返すエピソードが沁みます
 彼らしいというか

 剣心のように剣で戦うのでなく、技を教える事で人々を護る。だから“竹刀”なんだと

明るい日へ明日郎!
 成長し見出した自分の人生、迷いも後悔はない、でも幼い頃に夢見てた形とは違っていた。
 一抹の寂しさを、何も言わず解ってくれた燕ちゃんが嬉しい
 そりゃ弥彦、「一緒に暮らすか」だよね!
 ええ、お幸せに!

 あと正直、新キャラ・旭、男なのかと疑ってましたサーセン!

るろうに剣心 海道編 1巻

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 ■収録
 序章「明日郎前科アリ 前編」
 序章「明日郎前科アリ 後編」
 第1話「明治十六年 神谷道場」
 第2話「函館山 交戦」
 第3話「弥彦の刀」
 これまでの感想

制作秘話
 57.長谷川明日郎
 58.井上阿爛
 59.久保田旭

序章は当初“異聞”として2016、2017年に掲載。ようやくの単行本化だよ!!

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 いやー、色々ありましたが、無事連載再開、単行本化でござるよ。

あらすじ
 明治十六年、偶然、一緒に出所した長谷川“悪太郎”、井上阿爛は行動を共にした
 実は悪太郎は、五年前、希代の大悪党・志々雄真実に拾われ
 彼の「無限刃」を偶然拾っていたのだ

 彼らは志々雄一派残党に追われ、緋村剣心に助けられる

 際し、残党に協力していた久保田旭も共に行動する事となり
 神谷薫の父の生存を知る

 緋村剣心は彼を探し北海道へ、明日朗達もこれに同行する仕儀と相成った

前作から五年、“縁も縁もない少年達”の時代の始まり!

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 てめーは 槍でも喰っていろ!(悪太郎/あしたろう)。

序章「明日郎前科アリ 前編」
 東京、密航罪で収監されてた阿爛少年、偶然一緒に出所した悪太郎と行動を共にする
 悪太郎は、前作の大悪党・志々雄真実の“お宝”を持っており
 これを狙って残党に襲われる…。

 が、圧倒瞬殺、返り討ち! レギュラー風イケメンが瞬殺される恐ろしさ!

 読みきりらしいスピード感が懐かしい!
 槍を“喰わせる”、主人公らしからぬ残虐性も“エンバーミング”っぽい

 残虐というか、歯牙にもかけてないというか

悪太郎が拾った“お宝”とは、志々雄の代名詞だったアレ!

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 旧作、鵜堂刃衛が化けてでる神社に埋めてたそうな。うふふ。

その名は無限刃
 志々雄編は、“刀”も大事なテーマで、主人公・剣心と同じ刀工が打った殺人奇剣!
 新主人公・悪太郎は、すっかり使い物にならなくなったこの刀を持ち
 正義、悪、どちらに転ぶとも分からない少年

 ただ無限刃は、切れ味を多少犠牲に、耐久性を最大限に高めた剣でした

 現状は、「焼け焦げ、ロクに鞘から抜けない変な刀」扱いですが
 抜けば猛威を振るうのでしょうね

 いずれは抜き、悪に傾く日もあるのでしょうが…?

悪太郎の口癖(?)は、「恥じる気も 隠す気も無え!」

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 だったら なおのコト もうやめろよ…(阿爛)

前科アリ/されど
 悪太郎は、その名の通り悪童そのもので、しかしどちらに転ぶとも解らない“少年”
 かつて、志々雄に拾われ「そっち側」に転がりかけたものの
 阿爛と出会って新たな日々へ

 阿爛がね、また良い奴で、そして良い性格してるのが、また良い奴です!

 人間、“現状”を包み隠さず受け容れる、それは“カッコイイ”と思う
 けれどそこから、また良い方を目指そうよ
 と

 そう言ってくれ、首に縄を引っ掛けられた悪太郎。いいコンビしてると思うわ!

序章後編、頼った先は“塚山由太郎”。辿り着いた先は“元・前川道場”

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 でも ね 嘘はいけない

序章「明日郎前科アリ 後編」
 阿爛のツテで、立派に若旦那してる旧作キャラ、由太郎の下に刀を売り込んだ二人
 しかし、阿爛を「口先だけ」と誤解したらしき厳しい言葉に
 結局、刀を売る事は出来ず

 由太郎自身が、嘘に夢見て、大切なものを失ったと思えば重い…!

 厳しいけど、「僕と同じ後悔をしちゃいけないよ」って
 忠告だったんでしょうね

 で、逃げ込んだのが、由太郎事件で酷い目にあった前川道場…、というのが皮肉

 番神にも更に酷い目にあったし、爺ちゃん、元気にしてればいいけどなぁ…。

自称“文明開化の申し子”、阿爛の正体とは

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 由太郎は、阿爛が髪を染めたコトにも、「嘘はやめろ」と言ったのでしょうか

文明開化の申し子
 武器内部に油を仕込む、ペットボトル遊びのようなギミックを持つ敵に襲われた際
 阿爛が、外国人と、娼婦の間に産まれた子と判明
 彼は「外見」そのものを偽ってたんですね。
 際し、“志々雄の教え”が。

 強くなってみせろ 悪太郎 さもなくば てめえは一生 惨めなままだ

 志々雄らしい、弱肉強食の言葉がフラッシュバックした悪太郎は
 共に「惨めさ」から脱しよう、と

 もう誰も自分達を罵らないよう、敵を全てブッ殺す決意を固めてしまい…

剣心見参。“志々雄残党騒動”は、あっさりと鎮圧に

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 一撃必殺の龍翔閃! そして…。

明日朗(あしたろう)
 話を聞いた剣心が敵を一蹴、無限刀は抜かれず、二人は神谷道場預かりに
 際し阿爛命名で、悪太郎(あしたろう)を「明日郎」へ改名
 また本作らしいネーミングだわ!

 決して垢抜けてない、野暮ったい優しさを感じるのがイイ!

 序章(読みきり・異聞)終了。
 旧作で、北に向かったっきりだった宗次郎が、遂に回収される時が…!

 縁、北海道に収監された安慈や、蒼紫様たちも描写。

以上は読みきり“異聞”、ここより北海道編・第1話! おにぎり女・旭の正体は

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 やだわ、弥彦くんガチ殴りしてる!

第1話「明治十六年 神谷道場」
 旧作では潰れかけだった神谷道場も、新時代に上手くハマッたらしく人気の様子
 阿爛がズルし、“薫の父の手書き”・神谷活心流の奥義書を手に入れる等
 今後、影響しそうなエピソードも

 さて逃走した旭、実は、“傭兵組織”に育てられた子判明

 志々雄一派健在時に派兵、里に戻らずに200円も貯めて
 自分自身を「買い取ろう」としてたと。

 新時代、ギラギラじゃなく、キラキラしたい! とは切実…

『てめえは俺の邪魔をすんじゃねぇ! ソイツの邪魔もすんじゃねぇ!!』

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 暴走し、偶発的に「壱の秘剣・焔霊」を発動。剣心に叩きのめされる

旭の行方
 どうも旭は、印からして、今巻登場の新・敵組織へ、派兵されるところだったらしい
 彼らの起こす乱は、旧作の志々雄事件以上とされており
 後述する“要求”からも色々透けてます

 読み書き出来ない、それが為に苦しむ旭時代を感じますね

 同時に、ちゃんと学べる現代のありがたさとか。
 とまれ旭も匿うことに。

 また旭、これで一件落着ではないという。

生きていた父、北海道編の主題その1とは!

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 生きていた薫殿の父! そんな某・寺沢大介作品じゃあるまいし!?

お父さん!?
 久々に出ました「おろ?」、薫殿の父、つまり剣心の義父が北海道で生存
 彼に会いに行くべく、北海道編が動き出すのですが
 当然、その地には斉藤一が…。

 父も“剣客”ですし、どうも、本作の新・敵組織と絡んでしまっているのか?

 剣心は、これは、偶然写り込んだと推察していますが
 何かヤバいものが写っているのか?
 例の印はあるようですが

 何となくもっと細面を想像してましたが、ワイルド愉快なオッサンでござるよ!

第2話、敵組織の要求は、資金と市民への武装要求。戦争でもする気なのか…?

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 北海道独立か、はたまた、“日露戦争の前倒し”的な要求なのか?

第2話「函館山 交戦」
 旧作で斉藤一が消息を絶ったのは、この組織、“剣客兵器”調査の為だったらしい
 彼らは、剣客としての技術を磨き上げた「兵器」と自称し
 現代兵器を忌避しています

 一方で、市民への銃火器供出を要求する等、彼らだけではダメな話らしい

 彼らは剣客を集め、ある「試み」をしているようですが…?
 剣客として、鍛練を是とする集団。

 掌で弾丸を受け止める描写、エンバーミングのジョン・ドゥを連想しますね

今まさに、“最強の剣客・人斬り抜刀斎”が欲されているとも知らず…

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 弥彦と由太郎、相変らず燕ちゃんを奪い合ってるらしい。

決闘要請
 行く気がない明日郎達、居候トリオはさておき、弥彦は、道場運営に残ると宣言
 経済状況もあるし、「師範代」として道場を守りたいと
 弥彦ってば立派になって…

 ただ懸念があり、“試す”べく、剣心に決闘を申し込みます

 剣心は直に飛天御剣流を使えなくなる
 本作がこの時期なのは、“剣客として、剣心最後の戦い”であるからなのね

 剣心が心配な弥彦は、旅に耐えうるか試すべく決闘へ!

第5話、剣心vs弥彦! 渾身の“九頭龍閃”の行方は

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 俺は竹刀(これ)で一人前になった だから 竹刀(これ)を選ぶ(弥彦)

第3話「弥彦の刀」
 なんと弥彦、九頭龍閃を、五の太刀まで“刃止め”で受け止めてしまったらしい
 かつての実力を知る弥彦は、体力こそ落ちてしまっているが
 強さ自体は落ちていないと太鼓判

 一度は継承した逆刃刀も、剣心にはそちらが相応しい返してしまいます

 本作が、剣心の再起を描く以上は欠かせない展開でしたが
 弥彦の前向きさが快いですね

 無論、強がりもあるのかもしれません、しかし“竹刀を選ぶ”のだ、と。

弥彦は剣心に憧れた。しかし、成長し分かったのは、“俺は俺の道を行く”という事

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 ラスト、燕ちゃんにプロポーズしてる風ですが、冗談じゃなく結婚してそう(迫真)。

弥彦の道
 つまるところ、弥彦が選んだのは、戦う事ではなく“剣道を教える者”としての
 剣心のように、他人を守って戦う人生ではなく
 他人に、自己を守る術を教える事

 弥彦の選んだ人生に、必要なのは竹刀であり、逆刃刀ではないのだと

 自分の、誰に言うつもりも無い本心を見て取り
 励ましてくれた燕。

 そりゃ愛おしいよね、って話さ! お幸せにな!!

人物制作秘話“57”、長谷川明日朗

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 デザインモチーフなし、というか昨今は全部自分でデザインしてます。とのコト。

長谷川明日朗
 新世代トリオは、旧作と違い、“幕末に由来をもたない“”のが大きな特徴
 旧作は、無血開城ゆえに燻ぶってしまったお庭番衆とか
 多くは幕末に囚われてました

 志々雄との接点を持ちつつも深くなく、“剣心にも憧れを持たない”のが

 その“決まり事”で、旧作との独立性を持っているのが
 ことのほか面白いと思います

 正か悪か、どっちに転がるか分からない“善悪の狭間”の少年なのね

秘話58。阿爛、正体を明かされた後は“偽ることなく”金髪へ

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 明日郎に振り回されながらも、精神的にはむしろ引っ張ってるというナイスコンビ!

井上阿爛
 とかく素敵な少年ですが、根っこに、ドロリとしたものを持つ娼婦の息子
 真面目のようで、真面目一辺倒でないというと
 少し典型的キャラな面も。

 ただ繰り返しますが、昔を認め、明るい明日を目指す在り方が素敵だ!

 外見は、モブキャラと言っても過言じゃない、と明言される凄い男!
 だからこそ中身で勝負!

 ガンブレイズウェストの、縄使いウィルが根底にあるとか。

制作秘話その59、久保田旭は謎ヒロイン

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 正直、読みきり時のデザインの方が好きです(迫真)。

久保田旭
 物言いから忍者関係なのかと思いましたが、その出自、しがらみはまだ謎との事
 とかく、北海道編始動後は、剣心たちに焦点を当てる必要があり
 掘り下げはまだまだこれから

 ひとまず、居候トリオは、護衛として剣心たちに同行させられる模様

 何より、明日郎暴走時に抑えられるのは剣心だけだし
 次、暴走したら警察も怒るし!

 また彼女、“恋愛要素を絡めない”のがコンセプトにあるそうな

収録

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 帰ってきた悪一文字! なお入れ違った模様。ハハッ!

 ジャンプコミックス「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編 1巻」
 和月伸宏 月刊ジャンプSQ.連載、集英社発行。
 2018年9月発売

収録
 序章「明日郎前科アリ 前編」
 序章「明日郎前科アリ 後編」
 第1話「明治十六年 神谷道場」
 第2話「函館山 交戦」
 第3話「弥彦の刀」
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 57.長谷川明日郎
 58.井上阿爛
 59.久保田旭


 るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編 1巻“明治十六年 神谷道場”