試し読み 漫画 化物語 1巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり 西尾維新 大暮維人 これまでの感想はこちら
蟹に体重を奪われた少女、ガハラさんの物語。誤解させて、解かせる快感。

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9年前のアニメ版以来、久々なので、すっかりタネを忘れてるから面白かった!
 体重のない少女に出会い、困っている“時系列”を誤解した阿良々木君
 最後、誤解が解けるのが面白かった!

 蟹は加害者ではない、助けてくれた。その真意は次巻にて!

攻撃型ヒロインひたぎさんと「蟹<クラブ>」
 彼女のトレードマーク、文房具や、バイオレンスな行動の意味もほぼ忘れてたので
 突飛な行動から、「なるほどなー」って思えるのが楽しいです
 羽川を見てると辛いです。

 まだ始まったばかり、まっさらな阿良々木君たちが面白い!

漫画版 化物語 1巻 感想

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 第1話「ひたぎクラブ」
 第1-2話「そんなたまたまは“偶然”とは言わないと思うの。」
 第1-3話「言葉が通じないなら戦争しかない」
 巻末:詳細 化物語(時系列表)
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※正式サブタイは「第1話ひたぎクラブ」のみ。
 目次もありません。
 
漫画「天上天下」「エア・ギア」「世界肉体野郎」の大暮維人先生がコミカライズ!

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 コマ割、構図を考えるのが大変そうなコミカライズ、漫画家歴23年の大暮先生が担当

あらすじ
 高校3年5月、阿良々木暦は、戦場ヶ原ひたぎの秘密“体重がない”事を知ってしまう
 周囲に、無関心を(バイオレンスに)強いる戦場ヶ原だが
 阿良々木君は覚えがあった

 自分が助けるのではない、戦場ヶ原は自分で勝手に助かるだけ

 阿良々木君は、そう言って忍野メメを彼女に紹介し
 人生ハジメテの生・女体を拝む

 戦場ヶ原は、“蟹”に体重を持っていかれた、その“被害者面”を彼女はかなぐり捨てる。

化物はやってこない はじめからそこにいる

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 いきなり“30分後”から始まる物語

ひたぎクラブ
 冒頭、本作を象徴するナレーションから始まり、開幕早々バイオレンス!
 文房具バイオレンス! これぞガハラさんですね!
 懐かしいわ!

 阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎを案内、誤解され凶器を向けられる

 人気のないところへ、連れ込まれるという事は
 レイプの危機という事だ

 あまりな誤解! でも彼女にとっては仕方がない。と紐解かれていくお話。

阿良々木暦は、足を滑らせたひたぎを“受け止めて”秘密を知った

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 阿良々木君の正直なスケベ視点! 正直好きだな!!

ただの世間話
 冒頭の30分前、阿良々木君は、親しい“委員長”・羽川に戦場ヶ原の事を訊ねた
 別に、突っ込んだ話をしたワケじゃなく
 どんな人かと言う事

 朗らかに話してくれた羽川ですが、一コマ、眼鏡を外してたのが印象的

 羽川、脳内でどんな風に考えていたんでしょうね
 話は誤魔化して中断

 聡い羽川、このとき余計に悪く考え、落ち込んじゃったりしたのかしら。

存在感を意図的に消し、他人を近づけようとしない、壁を作った深層の令嬢

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 そんな外向けの壁を壊し、敵意を向けるガハラさん怖すぎィ!!

戦場ヶ原ひたぎ
 彼女は体重がない、常人の1割程度しかなく、その事を秘密にしたがっている。
 今回、それを偶然知ってしまった阿良々木君が
 周りにバラすのではないかと。

 阿良々木君、口が裂けても言うんじゃない”、と迫る戦場ヶ原

 文字通り裂くぞとカッターを突きつけ
 脅しの為に、口に以下略していく、想像しただけで怖すぎるわこんなん!

 バイオレンスとエロス!

『いえ、わかりました。戦争を、しましょう

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 僕は助けない
 そもそも 何もできないし…
 なんて言うのかな…

 お前はたぶん 今から 自分で自分を 助けなければいけない

 …んじゃないか、と、思う
 僕はその道案内をするだけだ。


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 化物はやってこない
 はじめから そこにいる。
 いつも どこでも。

 誰の。中にでも。


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 第1話らしく、ラストはメインキャラ集合絵、こんな感じの作画なのね的な。

吸血鬼と蟹
 戦場ヶ原は、優しさを含め、興味を持たれる事を極端に怖れた。誰も解決できないから。
 しかし、阿良々木暦は“春休みに吸血鬼に襲われていた”という
 同じ怪異現象の被害者だった

 彼なら何とかなるかも、そこで頼ったのが、冒頭の自転車シーンだったと

 平々凡々と見せ、実は主人公自身も異常だった
 この構造が今も面白いです

 善意をベースに、徹底して毒舌、軽妙な受け返し、やっぱり面白いですわ 

武装していた理由、むき出しの敵意の理由も、解る気がした

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 体重が1/10とは、周りの質量が10倍である事に近いのだ、と。

ひたぎクラブ=蟹という事
 軽いという事は、何かにぶつかれば、「当たり負け」してしまうという事
 彼女には、道端の空き缶でさえ危険物
 ましてや他人たるや

 腕力脚力そのままでも、軽いことは、それだけで日常生活に支障をきたす

 他人が悪意を持てば、簡単に戦場ヶ原は傷付いてしまう
 それこそ、レイプだってされ放題

 武装も敵意も、怯えからくるもので、大量の文房具は「重石」代わりだと。

阿良々木君と羽川の恩人、忍野メメ登場!

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 アニメ絵と比べ、更にうさんくささが増してる気がする!

おもし蟹
 忍野との出会いから、一旦「貧乏な戦場ヶ原家」に、そして再び忍野の話へ
 怪異は、人から重さを奪うという宮崎の民間伝承だと言い
 強烈な挑発をぶつける

 忍野曰く、おもし蟹に会う娘は、大概は被害者面なのだと

 この挑発に、当然、戦場ヶ原は烈火のように怒ったが
 忍野は「身を清めてきなさい」と

 断ったと見せ、そうじゃないのがミソよね! カニの話だけに。

戦場ヶ原『アレは何ですか?』

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 忍野忍、さっきの偉そうな、曰く「春休みに出会った」吸血鬼のしぼりかす。

ただの業だ
 この時、忍は本当に「何なの?」ってな存在でしたが 
 ガハラさんこれを華麗にスルー
 淡白!

 阿良々木君も、彼女を介し、以前の事件を思い起こす

 彼と忍の事件
 それに、羽川の事件よりマシみたいんだなと。
 
 体重が軽くなるだけじゃん! と。 

裸ン坊バンザイ! 阿良々木君、謎の喪失感に遭う

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 ガハラさんは阿良々木君にとって永遠の謎であるという話

裸ン坊バンザイ
 見られたくなければそう話せば良かったワケで、何故かガハラさんは全裸で登場
 身を清めるべく、シャワーを浴びた後に全裸で登場し
 恥じらいのなさにショッキング!

 そしてふわっと浮上する阿良々木君童貞&ロリコン論。根深い。

 今後、あんなにロリコンとして発展していく事になるとは
 人は変わっていくものだから

 また全裸とは関係ないですが、たまたま、という話をする事に

戦場ヶ原は「たまたま」なんて信じない、楽天家じゃない

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 戦場ヶ原は他人を信じない、全裸は、彼女なりの“試し”だったみたいな。

違う
 だって、偶然が重なって、たまたま「解決できる人」に行きついたなんておかしいぞと。
 また戦場ヶ原が、阿良々木君と羽川が付き合ってると疑ってた事
 彼女の家は宗教で崩壊したと

 母が宗教に入れ込み、多額の借金まで負ってしまった

 阿良々木君は、「戦場ヶ原が心配で」宗教にハマッたのでは?と考えた
 体重を戻してくれる奇跡を信じて。

 対し、戦場ヶ原は「さぁね、違うかも」とだけ返した。

忍野『考え方が乱暴だなぁ、何かいいことでもあったのかい 阿良々木君』

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 それなら信じてみる価値はあるかもしれないじゃない(戦場ヶ原)

運命の出会い
 忍野は言う、「蟹」はそこにいただけ、触れにいったのは戦場ヶ原のほうなんだと。
 モノローグと同じ、来るんじゃなく「いた」んだよと
 下手に出るのが一番だと

 またさっき、ガハラさんの「忍野を信用しない」には続きがあった

 信じている人が信じているなら。
 ガハラさんも信用する二人、クラス委員長、おせっかいな阿良々木君が信用してる

 なら信じてみる価値のある、“運命の出会い”ではないか、と。

質問「一番辛かった思い出は?」、ガハラさんが詰まった理由は

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 じゃあ…、未遂だったんだね。よかったじゃないか。勇敢だ(忍野)。

大惨事じゃねェか
 辛かった事、母がハマッた宗教幹部が、ガハラさんの為だと訪れレイプしようとした
 浄化だと称し、信仰宗教でしばしば行われる事だ
 と報道される話か。

 これは未遂、しかし結果、家庭が崩壊したのが一番辛かったと

 拒否した自分をなじり
 代価として、幹部に家も財産も差出し、それでも宗教を続けている

 自分が拒否した事で、家庭が壊れたのではないか?と

カニではなく“カミ”、思し神は、その辛さを支えてくれたのだ

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 ところがぎっちょん、大惨事になった?! 横向きに重力が!

スタンバイしてた阿良々木君
 カニは奪ったんじゃない、彼女は、「拒否しなければ良かったんじゃ?」と迷ってた
 自分のせいで、家庭が崩壊してしまったんじゃと思い
 同時に、思いたくなかった

 こんな思いは背負いたくない、代わって“思し神”が支えてくれた

 ところが、神は正体不明の「重さ」をぶつけてきた為
 阿良々木君が支える事に

 直前に忍に、吸血鬼に血を吸われ、吸血鬼化してたから助かった!

阿良々木君『見えている戦場ヶ原からすると 目を剥く光景であるらしい』

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 蟹が何故怒ったのか解らない、だから解決できない、解決には“戦争”しかない

逆転するもの
 結局、忍野が蟹を取り除いてくれ、面倒だから潰せと勧める。これは“姑息療法”。
 しかし戦場ヶ原は、阿良々木君と読者の誤解を解き
 誠心誠意、蟹に頼み込んだ

 母が宗教にハマり、家庭崩壊し、“母との縁”を蟹に切って貰ったのだと

 だって蟹だから切るさ、そりゃ縁くらい切るさ!
 これが「蟹に貰ったもの」

 次巻、事件の真相と解決へ…!

収録

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 蟹⇒解決に宗教でなく、宗教⇒母が嫌いに⇒蟹と出会い、縁を切って貰った。

 KCデラックス「化物語 1巻」。
 原作:西尾維新、作画:大暮維人、週刊少年マガジン連載、講談社発行。
 2018年6月発売(前巻発売)

収録
 第1話「ひたぎクラブ」
 第1-2話「そんなたまたまは“偶然”とは言わないと思うの。」
 第1-3話「言葉が通じないなら戦争しかない」
 巻末:詳細 化物語(時系列表)
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※正式サブタイは「第1話ひたぎクラブ」のみ。
 目次もありません。

化物語 感想

 化物語 1巻“ひたぎクラブ”