公式サイト かくしごと 7巻 感想 レビュー 考察 ネタバレ 画像 久米田康治 これまでの感想はこちら。前巻はこちら
後藤先生の父、奥さんの父。また、“七年後”に現れた少年の正体判明!

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後藤先生自身が隠し子だったとは盲点だった…、先生の妹の息子、っていとこか少年!
 奥さんの父は日本画の大家、でも、先生自身も良いトコの子だったのね
 著者近影の裸も、家と縁切りを狙ったんでしょうか?
 あれこれ言動が意味深な七巻

 コラム、超展開を防ぐべく、漫画は“禁じ手”を決めておく。との発想が面白い

しれっと色々禁止してるゥ!
 でも新しいことをやりたくなるのも、現状維持じゃダメだ、と色々考えてしまうからで
 考えすぎの極致が、連載終了後、新連載を立ち上げるという事で…
 だから、ジャンプ漫画に一発屋が多いんです。
 とは考えさせられますね

 漫画家は立ち止まると描けなくなる、…だから年中無休のブラックなんだね! そうかもね!

かくしごと 7巻 感想

 七年後「隠し子と」
 第29話~33話「I”s<伊豆>」
 第34話~37話「あした本気になぁれ」
 第38話~41話「家出にちんぷんかん」
 第42話~44話「ニセテコイ」
 これまでの感想
 なんくる姉さん 感想
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七年後パート。後藤可久士先生、正体は“歌舞伎の大家の隠し子”だった

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 隠し子だったのは先生の方?! 生まれまで隠れてたのかよ!

隠し子と
 姫を“姉”と呼ぶ少年は、いとこ、後藤先生の妹の子で、歌舞伎役者・石川斎蔵の子。
 先生は、歌舞伎名門の妾(愛人)の子供。
 妻、姫の母は日本画大家の子

 どうも歌舞伎、日本画、芸術家同士の確執で結婚を許されなかったらしい

 姫の母の父が、戒潟 魁吏(いましがた かいり)という
 日本画の大家だった。

 家を手入れしてたのって、この石川君なんだろうか? それとも後藤先生?

第29話~33話。先生は、姫ちゃんと念願の温泉旅行に出かける

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 姫ちゃんを女湯で見守るべく、アシ二人と、六條一子先生も隠れて参加

伊豆温泉旅行編
 第29話「I”s<伊豆>」
 第30話「あしたの滋養」
 第31話「あさきゆざまし」
 第32話「幽湯白状」
 第33話「わんわんミッドナイト」
 番外「えんぱく」
 コラム「漫画家と温泉とノマドワーク」

 幽☆遊☆白書ならぬ幽湯白状、とんちが利いてる!

お忍びの政治家、開かずの部屋、温泉宿は隠し事が多いもの。

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 だからカミングアウトのお時間です!

白状します
 漫画家だから余計に女湯が心配。姫が、ラブコメみたいなコトになったら困るから!
 たとえば、ゆらぎ荘の幽奈さんとかああいうノリは困るのね!
 無論、何もなかったですが。

 しかし温泉宿、文豪が非業の死を遂げており、呪われるんじゃないか?と

 ここで一言、“”昔の文豪の方が自殺だのなんだのでキャラが濃い”と。
 それが、作品評価を押し上げてるって…。

 確かにそれはあるかも…

後藤先生の持ちネタも、実は“キャラ作り”だった…?

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 昔の著者近影が裸だったのは、キャラ作りだった…?

笑って貰えなくなる
 久米田先生が、実際にやらかした過去がッ! まさかの伏線として機能
 実は、歌舞伎の名門一族(ただし妾の子)だった後藤先生
 実家を呆れさせる為の方便だった…?

 敢えてバカをやって、実家側が他人のフリをしたくなるよう仕向けてたのか?

 また、実はシビアな過去を持ってると読者にバレたら
 作品を見る目にもバイアスがかかる

 過去を知られれば、読んでも笑って貰えなくなる事を強く恐れていた先生

 以前、七年後パートで語られた「断筆した理由」に触れていくのね

突発の仕事で、急に「かく」事になった先生は

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 つい「幽霊が出る机」で仕事してしまい、騒ぎを起こしてしまう事に

幽霊の話
 作業場所がない! 部屋で描いたら姫にバレる、ロビーで描いたら恥ずかしい!
 わかる! 出先で急に迫られた時「どこでやったら…」と焦ってしまい…
 結果、幽霊机でやるとか度胸ありますね先生…

 際して姫は、幽霊、いてくれたほうが自分は嬉しい

 幽霊がいれば、死んだ母とだって会えますものね…
 姫ちゃんが健気。

 実際いたら、地球はすぐ満杯でしょうが、「だからすり抜けられるんだよ」は盲点

 幽霊はすり抜ける、だから一杯居ても平気…、なるほど。

第34話~37話。漫画家は逃げるもの! 親子そろって逃走する話。

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 漫画家は休んだら描けなくなる。…だからこそ描き続けるんだ漫畜生!!

正月明け逃走編
 第34話「あした本気になぁれ」
 第35話「逃走ラブストーリー」
 第36話「3×3AYES サンザンアエズ」
 第37話「キャッチ♥愛」
 蛇足
 コラム:漫画家と再始動

 懐かしいドラマ、東京ラブストーリーが、僅かな改変で情けない事に!?

 この回も後藤先生の過去に言及、どんどん深まっていく…

漫画家と編集者の仕事。「今…、すごく漫画家(編集者)っぽい!」

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 後藤先生、一時期実家に入り浸らされ、裸になって縁切りさせた…? いや逆か?

逃亡者たち
 漫画家は逃げ、編集者は追うのが仕事。確かに、昔の漫画家はよく逃げてた!
 そうや、最近は「漫画家が逃げる」なんて話は聞かなくなったと思ったら
 ネトゲにいってるからだろうね…、と

 そこで、ハンターハンターの話を持ち出すのはズルいですよ久米田先生!

 まるで、冨樫義博先生が連載から逃げてネトゲしてるみたいじゃないですか!
 富樫先生が仕事してないみたいじゃないですか!

 ハンターハンターには勝てない、と繋がるオチに笑った!

 キレイな自虐オチだったわ!

意外に、作家を追うのが得意とも判明した十丸院

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 七年後、消息を絶った先生を、十丸院さんが見つけるフラグが立った…!

姫ちゃんの家出
 幼い頃、後藤先生がガチな家出をした経験や、実家に頻繁に寄ってた過去が発覚
 愛人の子だから、居づらくなって電車で逃げようとしたんでしょうか
 先生、逃げるのもプロなんでしょうか。
 駆け落ちしたみたいだし

 他方、姫ちゃん、この頃すでに父の実家を突き止めていて…?

 コラムは「漫画家がもう一度立ち上がる」コト
 休み明けとか、新連載に対し、漫画家は余計なことを考えてしまうのです、と

 前の漫画みたいに上手く行くかとか、色々考えてしまうから、一発屋が多いのです…

 2度目の新連載は気力体力のある30代で! 実践的な助言ですね

第38話~41話。父の実家(と知ってか?)を、こっそり訪れた姫は

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 姫あてに誰かが手紙を出した。「いとこの少年」か? でも、びっくりして帰ってしまう事に

アリバイ
 第38話「家出にちんぷんかん」
 第39話「盛れよパン」
 第40話「あいつとアリバイ」
 第41話「言えない谷根千製【パン】」
 社会人のアリバイ
 コラム「まぁ漫画家は編集の家族へのアリバイに利用されるのです」

 って、ついでにとんちんかん! ミラクルとんちんかんじゃないか死神くん!

 コラム、携帯電話がなかった頃、ホントに編集さんのアリバイに利用された過去が。
 
姫ちゃん、“遠出は、人気のパン屋に行きたかったから”とアリバイ工作!

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 姫が駆け落ちした! と誤解してしまった後藤先生

描け! オチ!
 真っ先に駆け落ちを考えたあたり、やっぱり先生も駆け落ちだったんだなぁ…。
 姫ちゃん、ちゃんと書置きも残していましたが
 上に、愛犬が乗ってました
 犬は偉いからです

 ホッとした先生は、原稿用紙の上で寝てしまいました。漫画家の定位置です

 今は、タブレットがあるからそうでもないのかもしれませんが
 机で寝落ちすると悲惨な職業ですよね

 犬と漫画家、不思議な共通項があるのかも、とでも言うと思ったかバカめ!

子離れできない後藤先生、作家離れできない漫画担当

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 あれ? もしや七年後に消息を絶ったのは、“子離れ成功”ってコトなの?

ごもっとも!
 有名漫画家を担当した事で、「私が育てた!」という気分になる編集もいれば
 或いは、「作家は、自分が見てないとちゃんと描けない」と捉え
 作家は編集離れしろ被害者ぶる編集者も…
 うーんこの。

 でも実際、編集さんは“最初の読者”、色々言ってくれるのは貴重なんですよね

 第三者はただ感想を言うだけ
 対し編集は仕事ですから、「もっと良くしたい」と思いつつ考えて読む

 もちろん「編集者はおかしい奴ばかり!」と、パロディでもエッセイでも強調されますけど

 本作でも、おかしいのばかりというか、アリバイ工作ネタがまた酷かったわね!

第42話~44話は、自画像に悩む漫画家と、娘に似顔絵を描いて欲しい父

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 コラム「新しい事しない病」より抜粋。漫画家は“やらない事を決めよう”という話

ジガゾウ
 第42話「ニセテコイ」
 第43話「ギャラリーフェイス」
 第44話「顔貼らいど」
 コラム「自画像と漫画家、新しい事しなきゃ病」

 ニセテコイ、一言増やすだけで、偽恋が似顔絵になる不思議。

 コラムがまた面白いですね
 アニメ感想でも、終盤でシリアス展開になるのを嫌う人っていますが…

 当初、読者(視聴者)が受け取ったイメージを、そのまま貫いて終わろうという事。

 減らす事で新しさを生み出そうとする事、精進料理みたいな発想しておる…。

自画像を描いて下さい! 言われても困る後藤先生。これも時代か…

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 私は、和月先生の例とかあるし、作家は顔は出さないほうがと思わんでもない。

自画像
 現代、作品名を覚えても、作者名はスルーする、という読者が増えてしまった
 現行連載だけでなく、過去作や新作を連動してアピーするにも
 作者名は覚えて貰いたい所

 そも“作者買い”は、読者側にも良い判断材料、もっと周知していこうと

 そこで、「そうだ!作者の自画像でアピールしよう!!」ってアタリが
 SNS社会な現代っぽいですね
 なんとなく。

 姫に隠したい後藤先生には、問題でしかありませんが!

時同じくして、「似顔絵が上手」と言われた姫ちゃんがハマるものの…

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 姫ちゃんの謎の似顔絵、後藤先生に心当たりないなら、ただのThis MAN…?

似顔絵逮捕案件
 この回繋がりなのか、七年後パートでは、千田奈留さんが似顔絵で先生を探す姿も。
 自画像、似顔絵、「他人に自分はどう見えているのか」に悩んで
 顔面認識力が大崩壊!
 シュール!

 今巻、芸術家血統のハイブリッドと発覚した姫ちゃん、絵に目覚めて…?

 自分から描きたいと言い出し、立派な第一歩になりましたが
 こっからどう転がっていくんでしょう

 顔不足、とかいうパワーワードが妙に印象に残りました。顔不足て。

収録

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 先生が以前働いてたところ、ってどこなんだろう。

 講談社コミックスマガジン「かくしごと 7巻」。久米田康治。
 月刊少年マガジン連載、講談社発行。
 2018年10月(前巻2018年5月)

かくしごと 7巻 感想
 七年後「隠し子と」
 第29話~33話「I”s<伊豆>」
 第34話~37話「あした本気になぁれ」
 第38話~41話「家出にちんぷんかん」
 第42話~44話「ニセテコイ」
 これまでの感想
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 カバー下イラストあり


 腐らんす日記 1巻
 腐らんす日記 2巻(完結)
 なんくる姉さん 1巻 “つまずいたっていいじゃないか、ちゅらさんだもの”
 なんくる姉さん 2巻“姉さん偽装沖縄人疑惑さー”
 なんくる姉さん 3巻“姉さんますます何者さー?”
 なんくる姉さん 4巻“節約は娯楽なのよ!”

漫画 かくしごと 感想

 かくしごと アニメPV 感想
 かくしごと 1巻
 かくしごと 2巻“それでも鉢は廻ってくる”
 かくしごと 3巻“この漫畜生が!”
 かくしごと 4巻“漫画家と読者の10の約束”
 かくしごと 5巻“隠し事”カラーページの真相!
 かくしごと 6巻“はじめまして姉さん”
 かくしごと 7巻“隠し子と”