試し読み よふかしのうた 巻 感想
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人は“満足してない”から夜更かしする?
夜、団地、開放感。コウが恋する為の物語

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夜、無人の町って楽しい! そんな懐かしい気持ち
 夜だけ会える、時間限定ヒロインのナズナ
 目的は「彼女を好きになる」事
 着地点を明示!

 中二不登校、夜、よく眠るまでの物語

これは3人のお話
 前作最終巻。曰く“学生時代、異性って謎なもの”
 だからこそ、ほたるさんは謎の人でしたが
 今作ヒロインは人外そのものか!
 解りやすいけど!

 学生時代、“普通”になろうとして限界が来た話

 私は不登校じゃないけど、解る気します。

よふかしのうた 1巻 感想


・第1話「よふかしのうた」
   …始まり、理解不能
   …人は何故、よふかしすると思う?
・第2話「大き目の蚊」
   …これは“恋する為”の物語
・第3話「ナイトフライト」
   …夜こそ血が旨い。その理由
・第4話「てかラインやってる?」
   …1987年製造っぽい
・第5話「悲しみよ、こんにちは」
   …意味深なサブタイトルからの!
・第6話「アキラ」
   …正反対ヒロイン
・第7話「お名前なんてーの」
   …トニー谷かよ!
・第8話「いっぱい出たね」
   …友達は…、…とかしませんけど
・あとがき
   …先生が描きたいもの
・朝のヒロイン、朝井アキラ
   …印象が二転三転、この子に思う事
・だがしかし 感想

・これまでの感想

あらすじ
夜にしか出会えない彼女と、理屈っぽい主人公

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 そして3人目、それぞれの立ち位置も面白い

あらすじ
 中学2年生、14歳。夜守コウは、不登校に陥った
 不登校になり、眠れなくなった彼は
 夜毎に出歩くようになる

 だが彼の血は旨かった

 吸血鬼、年齢不詳・七草ナズナに気に入られ
 彼は「吸血鬼」を目指す

 彼女を好きになれば、眷属、吸血鬼になれる

 朝井アキラと、3人の時間が始まった

第1話
初めて 夜に 誰にも言わず外に出た

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 開放感! ハイテンション!! 押し寄せる現実…!

第1話「よふかしのうた」
 なるほど彼、夜守コウ(14)は現実的なのね
 現実的だから、非現実に高揚し!
 んで現実に戻っちゃう

 現実に向き合わなきゃ、と知ってる

「夜ってすごい」。
 ただ、歩いているだけで楽しい

 そうそう、確かにそう思う!

 すごく懐かしい感じだ!

コウ君は不登校
ただし、親にバレないよう過ごしている

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 多分バレてるが、親は知っててスルーする

彼は異性が解らない
 それが無関心なのか、信頼からなる放任主義
 とまれ、コウ君が不登校になったのは
 女子に敵視された為

 ふと、何もかも嫌になった為

 おいおい、随分と贅沢な理由じゃねーの
 バックドロップすんぞ小僧…

 と思ったけど、要は張り詰めた糸が切れたのか

 長年「無理してた」感がプチッときた

 あるよね、そーいうの。

ネットを頼ると「酒」一色!
出会いと提示、本作の「着地点」とは

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「助けてやる」という変な女に出会った

人は、何故よふかしするのか
 それは“今日という日に満足していないから”
 おっと! 考えたこともなかった理由!
 確かに一理ある

 なら「満足して眠る事」が着地点か?

 自分は、何をすれば満足だと思うか?
 それを見つけ解決する事

 なるほどDIFFICULTじゃねーの

 誰だって、やり残した事があったら気持ち良く眠れねーもんな

彼女は、今日という日に満足してない奴を助ける
みたまえ!

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 酔って、満足した顔の大人達とハイタッチ!

夜は自由の時間だ
 彼女的には、“これで解決した”という視点らしい
 冒頭、夜の町に感動したみたいに
 普段しない事をやった
 できた!

 夜は自由! 己を解放、イイ気分になる時間

 だから、酒ってのは最適なのね
 己を解放し良い気分に

 後はスッキリ気持ち良く寝るだけ

「酒を飲んだのと同じ気分」を、コウに贈った

本当は、まだ満足してはいなかった
だが「眠れそうです」とコウは答えてしまう

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 彼女は吸血鬼なのだった、と

マヌケな吸血鬼のお話
 彼女は、不満そうな奴を見つけては“満足”させ
 己の部屋に連れ込んで血を吸う
 これがサイクルらしい

 いや襲われるでしょ性的な意味で

 あと普段は、血を吸ったら次の町に旅立つ
 みたいなサイクルなのか?

 とまれコウ君の血はめっちゃうまい

 ポイントはここ!

「だから」話は続いてくのね!

第2話
別に、血を吸うだけじゃ吸血鬼にゃならんのよ!

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 曰く「飯食う度、家族が増えたら嫌じゃん?」

第2話「大き目の蚊」
 ものスゲー納得する理由だった! その通り!
 中には、積極的に増やす奴もいるが
 彼女は違うのです

 曰く己に恋した人間なら眷属に

 人が家族、子供を作るのと同じ理屈
 新しくも納得だわ!

 なら待って、“眷属を増やしまくる吸血鬼”って…

 何なのハーレムなの…?

恋に行き詰って、不登校になって夜遊びした
どん詰まりのコウに飛んできた言葉は

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 正しくあろうとした彼へ、“別にいいじゃん”

自由になろうぜ
 本作の発端、要は、コウが恋愛を忌避してる
 それは、思うに「真面目すぎる性格」か
 正しくあろうとする呪縛

 正しくあろうとし、理解不能な恋愛を回避

 これがフツーの人、“不真面目”であれば
 可愛いから付き合うワケで

 それは“彼が考える正しさ”から外れてる

 そんな風に考えすぎてしまう子か

 彼が理屈でなく、心に素直になるまでの話? 

コウの要求、本作の“目的”が定まった!

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俺に恋をさせてください(コウ」

僕の正しさなんか僕だけのもの
 今、コウは楽しいと思った。日常に戻りたくない
 だから、夜の存在=吸血鬼になりたい
 だから恋をしたい

 吸血鬼になる為に、恋をする物語!

 恋は「手段」。
 正々堂々、そう言えるズレた性格

 手段だと、素直に相手に伝えられる真面目さ

 騙そうとしない直球勝負の変人!

 そんな夜守コウと、七草ナズナのお話か!

第3話
恋をしたい、それはコウには“難しい”と思えた

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 何故ならよく喋るからであるッ!

第3話「ナイトフライト」
 恋愛とは何だ? 実に哲学的なスタートですが
 真面目な彼は、そういう定義を好むのね
 要するに変人です

 ナズナは、“彼が考える恋愛”と別物

 実際、血ィ吸われても変化していない
 彼女を好きじゃない

 なんてバロメータな生き物

 だからこれは、ハードルに挑むお話なのね

作中、ナズナが「人を救っている」理由とは
それが一番旨いかららしい

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「夜を溜め込んだ血」こそが美味

旨い血
 ああ満足した、やりきった、さあ眠ろうという
 それが、最も美味しいからこそ
 彼女は「救う」のか?

 たっぷり遊ぶのさ! こんな風に!!

 遊ぶこと、普段できない事をする時間
 それが「よふかし」!

 伊達にだがしかしっぽいタイトルじゃない!

 飛んでる女だな!

だが彼女が「眷属を作らない」という事は

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 ちゃん付けで呼ぶとめちゃくちゃ照れた

ナズナの弱点
 彼女は眷属を作らない、即ち好意を持たれない
 彼女は、他人と距離をおく性格なのだ
 と推理したコウ

 真面目か! 探偵かオメーはよ!!

 にしても、“満足してる血ほど”旨い
 コウは満足してる?

 いつか彼の血が不味くなったら新展開か

 今きっと、すごく楽しいんですね

第4話
今、ナズナに血を吸われても吸血鬼にはなれない

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 ラインやってる?と、一度聞いてみたかった!

第4話「てかラインやってる?」
 コウはやはり、 既に恋をし始めていると解る冒頭
 だって、今吸われても無意味なのに
 ついつい探してしてしまう

 何故探すのか、自分でも解らない

 ただ、それでも吸血鬼になっていないなら
 恋はしてないワケで…?

 自分以外の血を吸うな、と痴話喧嘩も

 これただの痴話喧嘩やんけ!

どうせ無駄なんだから別の人の血を吸えよ…
コウくんが拗ねた日

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 そしてナズナちゃんさんが素直になった

明らかに1987年製
 彼女も、コウ以外では満足できなくなっており
 彼を探していた、と言われる回。
 同じ気持ちだったのだと

 コウ君、やっぱそれ恋やぞキミ

 コウはいつか変わるのか
 或いは「既に吸血鬼になってた」オチか?

 ナズナさんがお年を召してるとも確定

 トニカクカワイイといい、歳上ヒロイン流行…?

第5話
ナズナちゃん発見へ、こんなものを買いました!

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 あれコウ君、実はお金持ち?

第5話「悲しみよ、こんにちは」
 ナズナが携帯を渋った為、トランシーバーを購入
 実は、昔も同様に購入したものの
 当時も友達がいなかった

 そこで「誰か」の手に渡るように

 適当に、誰かの手に渡るよう仕向け
 それっきりに終わった

 だから「悲しみ」

 当時は無駄、今は役立つとか人生わかんないもんです

僅か150mだけど
少なくとも、もうすれ違う事はなくなった

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 だから「意味のある一人」だと

ロジカルマジカルめんどくさい
 本当、彼は発想が真面目というか面倒というか
 頭の硬度10ダイヤモンドパワーというか
 哲学的に理論的

 これは、出会う為の一人

 もう、出会えないかもと不安な時間でなく
 会うこと前提の一人

 発想がロジカルでめんどくさい

 そこが好き。

コウ『ええい、ままよ!!』
ええいままよ、なんて初めて言ったな…

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 この執念すら感じる服の皺よ

サブタイ回収
 当時、“悲しみ”に終わったトランシーバーも
 今は楽しい、前向きな品に変わった
 前進エンドな回!

 彼が満足し、血がうまい!

 しかし「当時は悲しみと思った」ものが
 今、意味を持つ事

 もうひとつは、もう一人のヒロインの手に

 この人、なんでこう作画めんどくさいヒロインを描くのだ…!

第6話
ふと思い立ち、“帰り際に”レシーバーが鳴った

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 昔はよく笑う子で、今は無愛想。その変化は?

第6話「アキラ」
 名は朝井アキラ、名前も反対ですが発想も反対
 コウは、“どこまでが友達だろう?”と考える
 漫画家によくいる、面倒なタイプ
 正しさを大切にする子

 対し友達と思う、だから友達

 と、この時点、アキラは素直な子に見えました
 また「彼を心配していた」と

 彼は「正しくあろう」として明るく振舞った

 不登校は「無理」が限界にきた為

 その苦労を理解してたのね

トランシーバーも同様
とある誤解から、アキラは今も友情を感じていた

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 彼女は朝の子、早起きの子なのね!

明朝四時のアキラ
 実は通信機、知らず“彼女の部屋の郵便受け”に
 だから、彼が解ってて贈ってくれた
 と、誤解していたのね
 ハッハッハ!

 そら誤解するわ! 罪な偶然だ!!

 まあ、比較的ズイズイ行くコウ達と違い
 圧倒的に物静かで受身

 そんなとこまで正反対!

 考えすぎるコウと反対、感情に素直なのね!

第7話
コウは、前と比べ急いで帰るようになった

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 そしてサーチ&デストロイされたのであった

第7話「お名前なんてーの」
 朝4時、自称“登校前の散歩”中のアキラと逢瀬
 当然、ナズナに見つかってしまい
 見せつけるように吸血へ
 彼女か!

 さてアキラ、彼を好きなのかい?

 完全に、失恋幼馴染ヒロインポジションも
 コトヤマ先生じゃけんのう…

 彼女「雰囲気が変わった」のは前振りらしい

 話すのが楽しいのはホントだろうけど…?

アキラのポジションは「学校」
一緒に学校に行こう!

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 ナズナと対極なのね!

正反対のアキラ
 ただ、コウの反応にかなり不穏なリアクション
 彼女は、本作スタート時のコウと同じ
 義務感で学校へ

 その無理で、暗くなってるのか?

 彼女は、コウも自分と同類と思ってたけど
 彼はどんどん社交的になった

 置いていかれて焦ってたのか?

 だから「彼は暗いままだ」と知って、ホッとしてるのか?

同じタイプ、一緒にいたい。そんな自然な気持ち
しかしナズナが「急所」を突いた!

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 なら、何故コウと連絡をとらなかった?

言葉と心
 ここに尽きる。その点コウと同じタイプなのか?
 ここまで、彼女が言ってた台詞は
 たぶん言葉通りじゃない

 今も友達か、彼女も不安だったのか?

 口ぶりはともかく、内的にはコウと一緒で
 考えすぎてしまうのか?

 口に出して、思い込もうとしてるのか?

 すごく悪く言えば、同類同士、“傷の舐めあい”がしたい子なのかね

第8話
やっぱり怒ってた! ナズナは何に怒っていた?

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 サブタイは転び、“口から血が出た”事

第8話「いっぱい出たね」
 タイトルがえっちで、激怒ナズナを追いまわす回
 とはいえ、本気で逃げた訳ではなく
 悪く言えば“追って貰う為”
 寂しがり

 彼は学校に未練があると誤解した為

 要は、学校でなく自分を即答で選んで欲しい
 という…、事…?

 ただの痴話喧嘩じゃね?

 彼は、そんな機微には気付かぬ様子

彼が即答しなかったのは
吸血鬼になりたい、なんて説明し難かった為

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 伝えるや上機嫌になり、キッスしてターンエンド

次巻に続く!
 もう次巻で終わっても不思議がねえペース!
 彼女は、コウが学校に未練があると考え
 焦ったのね!

 吸血名目で、キスして次巻へ!

 敢えて、友達と呼んで突き放すとか!
 この高齢小悪魔!

 最後の俊足は“本当は速い”事

 追っかけて貰いたかったんだな、と感じさせましたね!

あとがき
タイトルはヒップホップから

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 それで同じタイトルの曲が検索に出たのか!

あとがき
 作中、団地が舞台なのは「描きたいから」
 吸血鬼いいなあ、と思った事や
 だぼっとした服が好き

 先生の「好き」が詰まってるのね

 前作、正体不明ヒロインほたるさんから
 正真正銘の人外へ

 コトヤマ先生が好きなもの

 先生らしさが詰まった作品なのね!

追記
朝のヒロイン、アキラって「もう一人のコウ」?

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 もう一人の幼馴染、男友達に告られたとか?

朝井アキラ
 正直当初、ストーカータイプかと困惑しましたが
 思うに、多分コウと同タイプなのね
 それでいて“臆病”?

 レシーバーも、“確かめるのが怖かった”のか?

 自分宛じゃない、と本当は解っているけど
 確かめるのが怖い的な

 “友達と思われてない、と思ってる”のか?

 早朝登校も、“人がいないから気楽”?

 スタイル良いし、告白されたり同性に疎まれたりとか、苦労してそうに見えました

収録

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 曰く「女性は謎」。コトヤマ先生らしい話!

 少年サンデーコミックス「よふかしのうた 1巻」。
 コトヤマ。週刊少年サンデー連載、小学館発行
 2019年11月(前巻2018年2月)

よふかしのうた 1巻 感想
 第1話「よふかしのうた」
 第2話「大き目の蚊」
 第3話「ナイトフライト」
 第4話「てかラインやってる?」
 第5話「悲しみよ、こんにちは」
 第6話「アキラ」
 第7話「お名前なんてーの」
 第8話「いっぱい出たね」
 あとがき
 だがしかし 感想
 これまでの感想

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 第1話「うまい棒とポテフと…/コーヒー牛乳キャンディとヤングドーナツと…」
 第2話「きなこ棒と生いきビールと…/笛ラムネとメンコと…」
 第3話「ブタメンとくるくるぼーゼリーと…/ボンタンアメとセブンネオンと…」
 第4話「ふがしとふがしと…/グリコとグリコと…」
 第5話「ビンラムネとベビースターラーメンと…/ヤッターめんとすっぱいぶどうにご用心!と…」
 第6話「超ひもQとおはじきと…ときどきまけんグミ/ヨーグレットとココナツと…」
 第7話「夏祭りとほたると…/夏祭りとサヤと…」
 第8話「超怖い話ガムと台風と…/けん玉とプチプチ占いチョコと…」
 第9話「わたパチとうんチョコと…/さくら大根とたまごアイスと…」
 第10話「駄菓子じゃねえか!」
 第11話「コーラガムとヨウと…/都こんぶとラムネと…」 
 第12話「食べるんですHiとさくらんぼの詩と…森永ミルクキャラメルとサクマ式ドロップスと…(終)」


 だがしかし 1巻
 だがしかし 2巻
 だがしかし 3巻
 だがしかし 4巻
 だがしかし 5巻
 だがしかし 6巻“花火大会”
 だがしかし 7巻“お姉さんと終わりを始めよう?”
 だがしかし 8巻“変わる為の変わらない日常”
 だがしかし 9巻“デートかな?”年越し家族とユーチューバー
 だがしかし 10巻“期日は決まった”ほたるさんの恋バナ
 だがしかし 11巻“異性とは謎である”【最終回】

よふかしのうた 感想

 よふかしのうた 1巻“人の血は夜が一番うまい”

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