大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ 内容 ネタバレあり 関連感想はこちら
描きおろしを加え、初代ガンダムとMSV、MSV-Rから90機の画稿を収録!

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設定集ではなく画稿集! ガンダムエース誌上で足掛け8年に渡り連載された画集で
 MSV-R企画を終えて、という対談と描きおろしを加えて刊行
 大河原氏の珍しい“ポージング”が見所!

 氏はメカデザ担当なので、ポーズをつけたイラストって珍しい!

メカデザイナーというお仕事
 御歳70歳、多岐に渡る作品での蓄積、原点が“二次大戦兵器”なのが現代では異質
 兵器は、鉄を素材に処理を施して作られているイメージなのが
 絵に表れているのだとか。

 これが逆シャアの出渕氏だと、「プラスチックや樹脂製」世代。質感が違うんだろうなと。

MSなんて存在しない。だから自由に作れば良いという大河原氏

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 MSなんて実際には存在しないのだから、自由に発想すればいい(巻末対談より)。

デザインへの在り方
 昨今、ガンプラの自由さが謳われて久しいですが、そもそもMS自体が存在しない
 本作を読んで、今の川口名人らが当時そうしていたように
 オリジナルガンプラを作ってもいい

 また自らデザインを作ってもいい、空想して形にするのは面白いぞ!

 ディテールより、全体の形を強く意識する事を訴えたり
 氏の思想も面白かったです

 ガンプラが作りたくなる画集だった!

大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード 感想

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 FA-78-1 フルアーマーガンダム
 RGC-80S ジム・キャノン(空間突撃仕様)
 RMV-3M 局地制圧型ガンタンク
 MS-14BR ゲルググ高機動型 ジーメンス・ウィルヘッド大尉専用機
 MS-06K ザク・キャノン
 MS-06K ザク・キャノン(ガトリング砲装備型)
 MS-06Z サイコミュシステム試験用ザク
 MS-07W グフ複合試験型
 YMS-09 プロトタイプ・ドム
 MSN-02 ジオング(完成機)
 MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 感想

※全90機分が収録、一部のみ抜粋感想。

初代ガンダムMSVの代名詞! フルアーマー・ガンダム!!

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 この昔のままのタイプで、HG化されませんかねー。

FA-78-1 フルアーマーガンダム
 本画集でも目玉! 日頃の、「形状を把握して貰う為の画」とは違う
 機体に、表情を感じさせるポージングが新鮮です
 かっこいい!

 一年戦争末期、連邦軍が“MSの性能向上”を図って生まれた強化形態

 12月に終戦した大戦で、ジムの本格投入が11月の末!
 急ピッチで進められた連邦MS開発

 性能向上への回答に、以降も標準化していく“フルアーマー”の始祖ですね

独特なライン模様が面白い。宇宙戦闘用に改良されたジム・キャノン

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 オリジン版がキット化内定、多分プレバンだろうけど買っちゃうなあこれは…。

RGC-80S ジム・キャノン(空間突撃仕様)
 MSV-R初出で、星一号作戦、宇宙艦隊でのジムキャノンが再設定されたもの。
 地上戦では、大砲の反動を抑える「重石」だった脚部が
 ジムSC同様のバーニアに変更

 おかげで、特色だった脚部の重装感が薄れ、少々残念な感も。

 元々、ガンキャノンという「全体に重装甲なMS」の砲撃能力を
 軽量なジムで再現したのがジムキャ

 大砲の反動を抑える苦心は、ジオンでも「ザクキャ」開発が難航する原因に。

連邦自慢の戦車をMSへと発展させたガンタンク。その後

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 ガンタンクを「戦闘車輌」として評価し、再設計したのが“RMV”シリーズだ。

RMV-3M 局地制圧型ガンタンク
 MSV-R初出、後年「第08MS小隊」以降、連邦陸軍はMSへの意識が変わりました
 MS開発が完了する前に、陸戦型ガンダムを先行量産させるなど
 MS脅威論を重視していた設定が付与

 本機もその流れの一つ、戦車に再設計された“ガンタンクⅡ”の兄弟機

 タンクⅡと違い大戦末期に実戦参加
 目立った戦果は残せず、また損耗率も低かったそうな。

 ただ戦後は、先端部の大型シャベルを活用し、残骸処理に大活躍する事に

ジョニー・ライデンの帰還では、キマイラ隊残党を率いるリーダー的存在

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 何とデラーズフリートの基地“茨の園”を、アナハイム社から譲り受けた

MS-14BR ゲルググ高機動型 ジーメンス・ウィルヘッド大尉専用機
 MSV-Rで設定。大戦末期、エースを集めたという旧日本「剣部隊」の逸話を踏襲
 ゲルググを早期に与えて、十分に慣熟訓練を施したキマイラ隊での
 リーダー角の一人だった人物

 初代ガンダムでは、ゲルググやリックドムが学徒兵だった事も印象的

 ベテランは乗り換え訓練する暇なんてなかったが
 キマイラ隊は先行して与えられ、多くが個人用にカスタマイズされたというもの

 MSV-Rでは、“ある特別任務”があった、という新設定も付与。

この拳の力強さ! これが大河原デザインって奴よね!!

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 メカではなく「人」。そんな印象を強く与える拳!

MS-06K ザク・キャノン
 MSV初出、最近ジ・オリジンMSDにも取り入れられるも、プレバン送り!
 MSDでは、昔からあるデザインはプレミアムバンダイ販売され
 新デザインは一般販売へ

 そんな流れの一つザクキャノンは、外装があちこち独特ですね

 プラモ狂四郎でも、ガンプラ化される前に登場した為
 一ヶ月がかりで改造して製作。

 それを、「キャノンが細い」の一言でヘシ折られた悲しみといったら!

MSV-Rでは、ガトリング砲搭載型も派生!

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 大砲を換装し、脚部にも陸ザクのミサイルを搭載。

MS-06K ザク・キャノン(ガトリング砲装備型)
 MSV-Rでは、武装類だけを移設した、「ザクハーフキャノン」が新設定。
 ザク・キャノン開発時に、上層部が提案して生まれた機体で
 機体の用途変更を簡便にするもの。

 これを踏まえ、ゲルググは“換装による用途変更”が盛り込まれた的な

 ガトリングは陸戦型ザク用を6門まとめたもの
 連邦軍の空爆に対抗、しかし一時間の爆撃を受けて基地を放棄してしまった事件も

 航空機をMSで撃ち落すというプランは、やはり難しかった。

他に類を見ない頭部! MSというより別のSFみたいだ!!

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 ニュータイプ対応機として、メインカメラの視野が極端に広げられている

MS-06Z サイコミュシステム試験用ザク
 通称Z型ザク、当時も「ザクとは別物」なガンプラが発売され、HG化はされていない。
 見ての通り、ジオングに繋がるテストベッドにあたる機体で
 当初はザクを元に開発された

 しかしこれだけ大型化しても予定性能は満たせず、完全新規の設計へ

 Z型という型番も、数あるザクの最終タイプと呼べる感じで
 ちょっと面白いですよね。

 ちなみにW型は、現地で残骸を繋ぎ合わせた「作業機」の総称となっています。

ビルド系作品に出てきそうなギミック! これがグフの“W”型!!

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 背中にリトル・ドップと呼ばれる、ジオン版コアファイターがくっ付いてるのだ

MS-07W グフ複合試験型
 カラーリングから、ガルマ様の搭乗を予定していた…、という説もあるテスト機
 もちろん、連邦のRXシリーズを参考に作られたとされていますが
 単独での再合体は出来ず。

 別の水中対応コクピットと合体すれば、水陸型MSとして活動可能に

 コクピット換装で、地球上の全領域で活動可能な事を目指した
 野心的な設計だったと結論づけられています

 プラモ栄えするデザインですが、元はガンダムエース一般公募作品だとか。

完成機に対し、あちこちが角張った“試作品”感がたまらない!

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 後に改造され、トロピカルテストタイプ(砂漠戦仕様機)に生まれ変わった機体

YMS-09 プロトタイプ・ドム
 初代MSVでも、個人的に特に好きな機体の一つ。当時のガンプラのデキが良く
 角張った形状や口吻部パイプなどドムとかなり違います。
 連邦系っぽいですよね
 
 開戦六ヶ月目に完成した、“陸戦用MSの決定版”! その試験機

 ジオン本国も重視し、この新型を広報部によって各地へアピールし
 試験機はクランベリー大佐が自ら搭乗。

 完成記念式典では、各方面の高級将校が集められ、盛大に行われたとか。

大戦末期。完成前に実戦投入された、“国名を冠した”決戦機

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 プロトドムとある意味対照的なのが、このジオングという機体

MSN-02 ジオング(完成機)
 初代MSVを代表する「足つきジオング」、プロトドム完成の華やかさと対照的に
 式典どころか急場で配備、技師とシャア大佐のやりとりはあまりに有名。
 足基部の精密さも大きな見所!

 当時のキットでも、脚部装甲の下に、ハイディテールなフレームが。

 MSV-Rでは、本機と別にMA改造でもNT試験機が作られ
 何とザクレロが改造された。

 NT用訓練機となるも、「さあ乗れ!」と言われた子らも困惑したでしょうねえ

収録

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 巻末には、ジョニー・ライデン作者Ark氏との対談も掲載。

 大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード
 KADOKAWA発行。2018年2月発売

収録
 FA-78-1 フルアーマーガンダム
 RGC-80S ジム・キャノン(空間突撃仕様)
 RMV-3M 局地制圧型ガンタンク
 MS-14BR ゲルググ高機動型 ジーメンス・ウィルヘッド大尉専用機
 MS-06K ザク・キャノン
 MS-06K ザク・キャノン(ガトリング砲装備型)
 MS-06Z サイコミュシステム試験用ザク
 MS-07W グフ複合試験型
 YMS-09 プロトタイプ・ドム
 MSN-02 ジオング(完成機)
 MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 感想
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 MS画稿90機分と対談が掲載

大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード 感想

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 MG MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザクII(カスタムタイプ)
 RG 1/144 MS-06R-1A シン・マツナガ専用ザクII