公式サイト ゴールデンカムイ 第4話 感想 死神 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり アイヌ語 15時感想追記 これまでの感想はこちら 前回はこちら
現実的な杉元とアシㇼパ、対する鶴見、第七師団の野望は“非・現実的”?

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杉元が知り始めたアシㇼパさんの側面、雪山を知り尽くし大人びた姿と違う
 幼く年相応で、寂しがり屋で変顔でキサラリでウ゛ェー!な事を知り
 もう巻き込むまいと訣別へ

 孫とずっと一緒にいてあげて、祖母の願いと相反するのが皮肉だ…!

鶴見の野望~北海道統一編~
 対し、金塊を軍資金に、アイヌ同様に“反抗”を、自分らを軽んじた政府に企てる鶴見
 北海道征服もまた、土方が参加した蝦夷共和国に通じますし
 実に本作らしい野望だ!

 著しく現実感を欠いた計画である事も、アシㇼパさんと対になってる気がします。

ゴールデンカムイ 第4話 感想

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 冒頭
 Aパート
 Bパート
 感想追記
 これまでの感想

キナオハウ! ニシンソバ! 小樽の花園公園名物の串団子!!

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 なんと1話で3ヒンナ!! 新記録達成です杉元選手!!

あらすじ
 アシㇼパさんの村に腰を落ち着けた杉元は、彼女の境遇を叔父に聞き
 家族に村人に愛された、歳相応の少女だと認識を改め
 巻き込むまいと独り小樽に消えた

 しかし第七師団に発見され捕縛、鶴見中尉に同志になるよう誘われる

 金塊を軍資金に、自分達の犠牲を軽んじた政府に戦争を仕掛け
 手始めに北海道を奪おうというのだ

 拒絶した杉元は囚われ、レタㇻと追ったアシㇼパさんは、脱獄王・白石と再会する

 次回、ゴールデンカムイ 第5話「駆ける」

杉元『すげー獲れてるっ』

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 前回、杉元はアシㇼパさんの村に迎え入れられ、祖母と出会った
 アイヌの信仰を知り、アシㇼパさんが目指す形を知る杉元は
 オソマがウンコの意味だとも知る

 あと第七師団が迫っていた
 
アシㇼパさん『エゾハナカジカだっ、この時期のカジカは脂がノッていて旨い!』

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 カジカはすぐに捌かないと味が落ちる…! すぐに取りに行け!! ばかー!!
 
アイヌ猟
 罠を使って川魚を捕らえたアシㇼパさん、さっそく内臓をとってしまおうというが
 杉元、うっかり小刀を置いてきてしまったという
 で

 ひどーい!

 アシㇼパさんこそ色々持ち歩きすぎなんだよ!
 やーい、この人間十徳ナイフ!

 カジカ! 熱燗でカジカ酒にすると美味しいんですよねー。

杉本『…こっちの方が早いな』

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 しかし杉元、自分が“異分子”だとすっかり忘れて道を外れ
 アイヌの人に呼び止められてしまう
 杉元!足元ー!!

 厳しい制止に、怖い顔で振り返った杉元だったが…

止まれ! …足元の紐に触れるな』

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 アンタ確か、オソマちゃんの…/父親だ!

アマッポという仕掛けやでー
 実は善意、杉元うっかり仕掛け矢を作動させ、毒矢に撃たれる寸前だったのだ
 危うく、今週の「不死身の杉元だァ!」をするところだった…
 で

 あいつが懐くんだから、お前は悪い奴じゃないんだろう

 彼はアシㇼパの母の弟さん
 あの子は聡いから、あの子が信じるなら信じられるという。顔は怖いが心は錦。

 声的には、サクラ舞うクエストで観光協会長な人物だ。
 
杉元『さっきはすまない。倭人の俺を敵視する人間がいると思ったから…』

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 アシㇼパのアチャ達が殺された事を。…アイヌの言葉で父親の事だ

ゴールデンオリジン
 杉元の誤解ももっとも、アイヌ達は、倭人反攻に砂金を集めていたはずだからだ。
 しかし、聞けばそれは一朝一夕の代物ではなく
 ご先祖が集めたもの

 これを戦争資金にしよう、と手をつけたのが発端だったんだ、と。

 悪く言えば、一部の男達が先走った事によって
 事態が悪化したというか

 そも砂金採り自体、あまり褒められたことじゃなかったらしい。

『金塊を奪った犯人に、心当たりは?』

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 ない。“ワッカウシカムイ”、水の神の怒りだと皆言っている

島と大地の怒り
 アイヌは、川で洗濯しないし排泄物も流さない、“川”をとても大切にしているのだ
 その川で砂金をとった、それが間違いの元だったんだ
 と

 あの砂金は魔物がついている…、呪われたものだったのだ

 水神は川を汚さぬ人々に実りをくれた
 だから砂金採りで川を汚し、血なまぐさい争いの資金にしたのは許されない

 この事件は、神の怒りなんだと。

のっぺら坊”は、そんなアイヌの教えに背いたのか…?

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 川を汚したから祟った、なんて確かに非科学的な話なのでしょう
 しかし、そうやって砂金を集めたから「戦争できる」と魅了され
 逆に皆殺しにあってしまった

 金は人を魅了する、それを知っていた先人の戒めだった、とも言えるのでしょうね

杉元『ほら、見てくださいっ。カジカがこんなに獲れましたよ~』

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 何やってんの…?/“自分の守り神”にお供えしてるっ

“憑神<トゥレンペ>”
 婆ちゃんの奇怪な行動は、“人は、生まれた瞬間から神様が憑く”信仰から
 だから、何か貰ったら「おすそ分けする」のだ
 と
 
 人の能力や性格が違うのも、そのせいだと言われている

 人に左右できない自然や、人を越えた力を持つ獣など
 多くに「神」を感じるアイヌ

 個人個人の、“人にはどうしようもない部分”もまた、神によるものだと考えるのね

不死身の杉元『へー…、俺が不死身と呼ばれるのも、守り神のおかげかもなあ』

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 あっさり感心する杉元さん、さっきの「たくさん獲れましたよ」といい
 こういう姿勢だから、周りに受け入れられるんでしょうね
 第1話の酔っぱらいは正しかったのだ…

 憑神=トゥレンペは、首の辺りから出たり入ったりしてるらしい。不死身の首元。

『…ていうか、アシㇼパさんがこれやってるの見たことないけど?』

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 そういやアシㇼパさんはやってませんが、この村だと年寄りしかやらない
 既に風化しつつある考え方だ
 と

 ちなみにフチ(おばあちゃんの意)は、トゥレンペが“ちょっと見える”そうな
 
アシㇼパさん『できたっ、カジカで出汁をとったキナオハウだ♪』

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 うーん…、うまい! 濃厚でコクのある出汁が効いてるっ!

キナオハウ
 さっそくトゥレンペにお供えする杉元、うんうん、と見守るばーちゃん
 すぎもと、おまえほんといいやつだな!
 で

 あ~、カジカの鍋うめェ~♪

 いまどき、カジカ出汁のお鍋とか…、贅沢だ!
 でも良い出汁でるよね…

 それに杉元、根菜たっぷりも久々で熱々、嬉しくねえワケがない!

『ふざけるなよ杉元、うんこを出すな!

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 ストゥ、制裁を加える為の棒だ…!

やめろーーーー!?
 際し杉元、もちろん「オソマ」を取り出したが、婆ちゃんは快く受け入れてくれ
 代わってアシㇼパさんが激怒する事に
 と

 やだ!? 何その棒!? …やめてぇーーーーー!?

 オソマじゃなくて味噌だし!
 ストゥとは、罪人を、その罪に応じた回数だけ殴るのに使われた道具だそうな

 アシㇼパさんの「やめろー!」といい、掛け合い楽しいなぁ!

杉元『この数日で、ちょっと重くなった?』

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 すっかり腰を据えた杉元、ホントに育ての親となってて笑ったり哀しかったり
 熊の成長は早く、確かにチョッピリ大きくなった気がします
 そこに、子供らが変な棒を。

 キサラリ=耳長オバケ、これを使って脅かす遊び道具らしい

『窓の外からチラチラ出しながら、この世のものとは思えない声を出して子供を脅かすものだ!』

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 やめろやめろ、引っ込め杉元! 寄越せ、手本を見せてやるっ!!

の゛ぉ゛お゛お!!
 最初、これを任させられた杉元は、彼なりに上手くやったつもりだったが
 子供たちは平然、アシㇼパさんにダメ出しを喰らってしまう
 で

 やっぱアシㇼパのが一番おっかねー…

 オソマが漏らすほど
 クソが漏らす程

 その小水を小熊がかぐほどであった

杉元『アシㇼパさん…、汚名を返上させてくれ』

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 負けず嫌いの杉元「アシㇼパさん…、汚名を返上させてくれ」
 キサラリさん「わかった…、お前の本気を見せて見ろ!」
 杉元「オホン!」

 杉元「たぁ゛ああああああああ!


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 三重の修正会、餅つきのような遊びをする子供たち。

エトー!
 なお杉元、やっぱり子供らにスルーされてしまう
 アイヌの子供はキサラリに厳しい…
 と

 いいぞオソマ、狩りの素質があるなっ!

 今までは、現実的で大人びたようなアシㇼパさんの変顔ばかり見てきた杉元
 しかし、今のアシㇼパさんは歳相応

 見守る杉元は、(巻き込んで良いのかと?)複雑そうに見えます

マカナックル『聞こえるか杉元サン? 珍しい事だぞ』

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 犬よりも深く、長く続く遠吠え。エゾオオカミの遠吠えだというナックルさん
 杉元が、白いオオカミが“アシㇼパさんを守った”と話すと
 やはりレタㇻかと納得する

 曰く、幼い頃のアシㇼパさんが飼っていたという

『アシㇼパと父親が狩りに行ったとき、ヒグマに襲われてるのを拾ってきた』

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 あいつは飼い犬にはなれなかった。…誇り高き、ホロケウカムイだから

大神
 最初は小さな雪だるまのようで、レタㇻ(白い)と名付け妹弟同然に育った
 父を亡くした後も、一緒にいてくれた存在だった
 が

 お前も私を独りにするのか!?

 第1話での再会では落ち着いてました
 現実的なアシㇼパさんらしく、「奴はあるべき世界に帰った」と納得してたんですね

 でも別れた当時は、泣き崩れるほど辛かった

『行かないでレタㇻ…、アチャ…!』

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 アチャ(父の意)との思い出であり、父同様に自分を置いていったレタㇻ
 同族の遠吠えを聞き、あちらこそ自分のあるべき世界だと
 振り返りながらも去っていった

 今も、無意識に泣いてしまうくらい悲しい別れだった、と

『大人びてはいるが、アシㇼパは寂しがり屋のいたいけな子供なのだ』

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 わかったよ、お婆ちゃん…

言葉なくとも
 杉元は知らなかったが、実はアシㇼパさんは“笑わない子供”だった
 しかし、お前が来て以来楽しそうになった
 と

 アシㇼパさんはお婆ちゃんに愛されてるんだな。村の皆にも…

 しわくちゃの手で真剣に懇願された杉元
 言葉は解らずとも、老い先短い祖母が、孫を真剣に愛している事は伝わった

 杉元は知らなかったが、彼が“笑う子供”に戻してくれたのだ、と。

しかし杉元には、やはり“言葉”は伝わらなかった

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 元気でな

言葉伝わらず
 当初、アシㇼパさんの知識に惚れこみ、彼女の道徳観に反発を覚えた杉元は
 己の血なまぐさい道に引っ張りこんでしまった
 今は後悔しかなかった

 彼はアシㇼパさんを巻き込むまいと、姿を消す事を選ぶ

 祖母が、「いつまでも一緒に」と願っただけに
 皮肉すぎる決断に

 でもこれもまた、彼らしい決断か。

アシㇼパさん『杉元の奴、ゆるせんっ!

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 怒りのストゥさんだが、制裁棒で後頭部をブッ叩こうと彼を探し回っても
 杉元もさるもの、彼女の行動圏から離れてしまったらしい
 嫌な予感がしてならなかった

 最初は他愛ない怒りだが、今は不安になってきたアシㇼパさん

『鹿の通り道で鹿笛を鳴らせば、“鹿がいる”と勘違いしてアイツが来るかもしれない』

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 アシㇼパさんが頼ったのはレタㇻ、彼を呼びよせようと鹿笛を吹く

鹿笛
 もっともレタㇻは強い子賢い子なので、多分騙されたとかでなく
 ガチで気付いて、助けに来てくれたのでしょうね
 白いほうが勝つわ。

 杉元はきっと小樽に行った、しかし広すぎてとても探す事は出来ない

 そこでレタㇻだ! レタㇻは賢いな…。
  
『おいデカブツ、最近、変わったことはないか?』

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 幸い中の不幸というべきか、「刺青たちは小樽に行け」という話は聞いた
 だから杉元は、もうアシㇼパさんに頼らなくて良いと思えたし
 ひとまず遊郭を頼った

 すると前回ラスト、“刺青男に酷い目に遭った”話へ、と。

店の人『ニシンソバでも食べて待っててよ? ウチは蕎麦も絶品だからっ』

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 汁が濃い! 関東生まれの俺の好みだなっ

ニシンソバ
 アイヌ飯も確かに美味いが、醤油を利かせたしょっぱ味は故郷の味だ!
 これもまた、確かに絶品なのだった
 と

 あ゛~、こいつはヒンナだぜ~~~

 当時はニシンが桁違いに豊漁で、「ニシン御殿」が建つほど賑わった
 これを甘辛く、ほろほろと煮付けた蕎麦

 一話に2度ヒンナ、まさにヒンナ~、ヒンナ~であった。

軍人『どの男だ…、刺青の事を探ってる奴ァ…』

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 動くな! 跪け…、この状態で撃つと、…飛び出した弾が誰かに当たるかもしれん

死神
 土方かと思いきや、現れたのは第七師団! 慌てず騒がずドロップキックした杉元だが
 1対3でなく1対6、あまりに多勢&無勢だった
 と

 下がれ! 殺そ、ころそ……。

 激戦地帰りは決断が早い
 情報云々より、杉元の行動力に、「こいつは危ない」と直感したのでしょうか

 こいつ、何しでかすか解らない、みたいな。

そこまで! …私はお前の“死神”だ』

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 しかし矢張り鶴見中尉が中断、“死神”というのは同名落語に通じるもの
 同作同様、“命の蝋燭を管理する者”という意味
 お前の命は俺が握った

 お前の命の蝋燭は、いつでも俺様が吹き消せるんだぞ、と。

うそつきの杉元『俺は、大怪我させられた娼婦の常客に頼まれただけだっ』

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 甘いものは好きか? 小樽の花園公園名物の串団子だ…

あまいはうまい(魯山人)
 さすが口から生まれたような杉元、咄嗟に筋の通った嘘を吐くのだが
 杉元も、“これは通じてないな”と内心で焦る
 が

 う~ン…、甘いものは久しぶりなんで、唾液腺が弾けそうだ

 ところが、食えない男の美味しい差し入れ
 1話3ヒンナ達成

 トリプルスリーである。

鶴見中尉『うンうン…、ふじみ、ふじみ…』

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 不死身…、
 不死身…、
 川岸で瀕死の部下が見つかり
 指で文字を書いた

     杉元「ごちそうさまっ、出口は向こうかな?

 尾形上等兵をヤッたのはお前だな…?
 不死身の杉元…!
 

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 お前らそっくりだな? 銃で俺を殴ったのはどっちだ?

そっくり坊
 度肝を抜く奇行に走る鶴見だが、杉元、平然と“見なかったフリ”をする
 そっくりそっくり、ああそうだ人違いなんだろう
 と

 人違いだな? 俺は杉元なんて名前じゃねえ

 何故ならたった今、改名したからだ。
 とは流石に言わなかった。

 が、前門の奇行子、後門のそっくりに挟まれ動揺しない杉元…!

鶴見中尉『一度だけ、“不死身の杉元”を旅順で見かけた』

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 しかし鶴見中尉も、杉元が大暴れするのを見た事があった
 今度は野戦病院じゃない、戦場で暴れる姿を見ており
 強烈に脳髄に残ったのだという

 後は、さっきの大立ち回りを見れば、同一人物以外ありえない、と。

人違い『俺は第二師団だ、旅順には行ってない。やはり人違いみたいだな?』

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 お前らの大将は、アタマ大丈夫なのか?

軍人ジョーク!
 第2話の尾形は“不死身”としか情報を漏らしていない、だがそれで十分だった
 尾形が単独行動したのは、お前が“刺青人皮”を持ってるからだろ?
 と

 脳が少し、砲弾で吹き飛んでおるっ♪

 ブラッディ・ジョーク!
 見た目は狂人!頭脳は優秀!!北海道第七師団・鶴見中尉殿!!

 ハハハ! 笑え! 

人違いの杉元『ぷははははははっ

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 たいした男だァ、瞬き一つしておらん。…だがな、不死身で寿命の蝋燭が消せぬというなら

やはりお前は不死身の杉元だ
 笑って笑って、間、髪を入れず串刺しにした鶴見中尉の凶行に
 不幸にも、杉元は動揺ができなかった
 と

 俺がその蝋燭をアタマからバリバリ齧って消してやるッ!

 もしも、みっともなく泣いたなら、まだ騙せたかもしれません
 でも杉元は“出来なかった”のでしょう

 咄嗟の肝の据わりっぷりにこそ、本性というものは出るのでしょうね 

『杉元の、かたっぽ靴下ちゃんだっ』

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 レタㇻは目立つから、夜を待とう

レタㇻさんの二次被害
 彼を猟犬代わりに、杉元を探そうとするアシㇼパさん
 レタㇻ、どんだけ臭かったんだよ!
 しかし夜だ!

 目立つから夜!!

鶴見中尉『この場を、生き延びる方法が一つだけある』

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 鶴見の提案は、ラスボスの伝統、己の部下になれというもの
 戦争で部下を失い、鶴見の手勢はたった100人程度
 即戦力大歓迎なのだよ
 と

 金塊は山分けではない、“軍資金”なのだ。

鶴見中尉『亜米利加人から武器を買うっ』

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 世界中から集めた、最新式だ!

 手始めに第七師団を乗っ取り
 本州への天然資源の通り道である、主要な港町を制圧

 北海道を手に入れる!

 戦場では英雄だったのにィ
 故郷(くに)に帰れば、放浪生活…、何か報われたか…?
 失ったもののほうが多くはないか…?

 私はお前のように有望な兵士が欲しい

 我々と共に戦ってくれ
 

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 つきあってられん

鶴見の野望~北海道編~
 奇しくも鶴見は、アイヌ同様に軍資金とし、報いなかった政府への反抗を企てる
 かつて、土方らがやったように“北海道制圧”を目指すのだ
 と

 ろ~そく、ボリボリしちゃおうかァ~?

 杉元、当然これを却下。
 とても現実的じゃない、鶴見達はむしろ、“戦う事”自体が目的なんじゃないでしょうか

 対し杉元は、戦いは手段に過ぎない的な。

ストゥさん『この中にいるのか? よし、行けっ!!』

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 あれ? 杉元じゃない? お前は確か、“脱糞王”の…?

命名:脱糞王
 しかし、“妖怪”に仰天したのは大外れ、脱獄王こと白石吉竹だった
 杉元どころか、同じ場所に閉じ込められてるワケでもない
 と

 脱獄王の白石由竹だ! …この間のアイヌのガキじゃねえか

 アシㇼパさんの軽率な誤認!
 そんな事実一切ないのに、以降は視聴者に“脱糞王・白石”と認識される事に

 白石、不憫! 白の名を持つクソだとは!!

脱糞王白石『靴下ァ…? まさか、あの時』

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 キモチワルイ

理解してガッテン
 しかし白石も誤解した、彼女が杉元に裏切られ、刺青を持ち逃げされたんだろうと
 あーそーゆーことね完全に理解した!
 と

 やはりあの噂は杉元だったのか…

 傷跡のある男が大立ち回りし、第七師団に引きずられて入った事は
 今や、小樽中の噂になっているのだ

 きっと死んだな!と殺されそうな事を言う白石

『そこへ案内しろ。この毒矢は、ヒグマなら10歩だが』

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 お前なら、一歩も動けずに死ぬ!
 
鼻歌三丁・矢筈斬り
 先日は、友情か愛が芽生えてそうな白石だったが、笑って言う辺り流石である
 矢をつきつけられるのも当然であった
 で

 やっぱり嫌な予感があたった…、杉元…!

 杉元の危機
 杉元は、彼女を惨劇に巻き込むまいと黙って立去ったわけですが…

 逆に、彼女が助けようと動く格好に。

『どうした? …あ、逃げた』

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 たとえ便所の下に逃げようと隠れようと、見つけ出す

トォーウ!
 しかし脱獄王も伊達じゃない、一旦、雪に潜って匂いを消そうって動きでしょうか
 高所から飛び降り、雪に頭っから潜る脱獄王!
 が

 ホロケウカムイの追撃からは、決して逃げられないぞ

 大自然からは逃げられない
 一晩中でも走り続け、強烈な臭い(クソ)に紛れようが見つけてみせるぞ、と

 これは脱獄王、ぐぅの屁も出なかったという。

二階堂浩平&洋平『…生きてるか? 串団子野郎』

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 顔が倍に腫れるまでぶん殴られ、杉元は、椅子に縛り付けられていた
 更に、彼を勝手に拷問しようと迫ってきた浩平&洋平が迫り
 命は風前の灯に

 指を切り落として拷問し、“不死身”かどうか、臓物抜いて確かめてやる、と

杉元『お前、見分けがつくように“印”をつけてやる

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 俺は、不死身の杉元だあああああ!

印の一撃
 しかし杉元、縛られたまま頭突き! そのまま勢いをつけると
 生きたボーリングのように二人を吹っとばし
 椅子も壊してしまった

 今週もまた、やっぱり不死身の杉元だったのである

 刺されながらも、片割れを締め上げる杉元
 今週も生命力ハンパない!

 痛々しい杉元、次回、アシㇼパさん達と大脱獄…?

金塊を元手に、“戦争は終わっていない”とする鶴見。第七師団の野望

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 今はまだ100人程度、まず第七師団を指揮下に収めようという

鶴見中尉の野望
 もっとも、元幕府老中や藩主、大名クラスさえ参加した蝦夷共和国も敗れています
 精強な陸軍に、当時の最新装備を揃えたとしても蟷螂の斧でしょう
 それでいて“鶴見中尉は聡い人”なのが面白い。
 どこまで本気なのか

 こういう時、海外勢力と手を結ぶのもお約束ですが…?

 負け戦だと承知で、行き場をなくした元兵士に、生きがいを与えたいんでしょうか

不可能に思える事、現実感がないという事

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 でも、命を使い捨てるようなやり方、現実感のない生き方を選ぶ中尉は
 前回、「アシㇼパさんは現実的だ」と言われた事と
 対になっているのかなーって。

 対抗勢力として、どこか腑に落ちるものなように感じました

思えば土方の爺ちゃんだって、めっちゃロマンチストっぽいしー

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 西洋式軍隊の時代に、刀一本で、黄金争奪戦に名乗りを上げた土方といい
 この人に至っては、“黄金争奪戦というお祭り”自体を
 どこか楽しんでるように見えます

 いつでも脱獄できた、でも今出てきたのは、これが面白そうだったからだ!みたいな

思えば今回の杉元の行動も、「そういうもの」なんでしょうか

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 巻き込んだ事を後悔し、アシㇼパさんと訣別を選んだ杉元

ばかー!
 今回冒頭、杉元がアシㇼパさんに怒鳴られましたが、まさに「バカ!」なのかなーって
 杉元だって、アシㇼパさんがいなけりゃどうしようもないじゃないか!
 現実見えてるのか杉元ー!
 みたいな?

 理想に生き、現実が見えてない、そこは今回の杉元も同じだったのかなって

 次回、めちゃくちゃ怒られそう!

前回は、軽いノリで「嫁にどうだ」と言った婆ちゃんですが

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 大事に思っている、言葉は通じずとも、思いはしっかりと伝わった

違う、そうじゃない
 婆ちゃんは杉元がどう生きてきたかとか、刺青人皮の件とか聞いてないのでしょう
 この人なら、聞いた上でも同じ事を言いそうですが
 噛み合いきらないのが辛い

 考えることは同じで、二人とも、アシㇼパさんの為に最善を選んだ

 結果、すれ違うというのが皮肉で物悲しい。

アイヌの嫁にもなれない、孤独を怖れている。孫が心配で仕方ない

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 しわくちゃの手で、しっかと頼んだ婆ちゃん
 言葉なしでも、何とか伝えたいのが
 染みるシーンでした

 二人ともアシㇼパさんが大事、意図は伝わったんだけどなぁ…!

現在も、“花園だんご”として製造販売されているお団子

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 現在では、小樽の新倉屋さんのにみが製造販売しているそうな

花園団子
 劇中は「花園公園」と言ってましたが、これは現在の小樽公園。
 名の通り、明治期から花見の名所だった為
 当時も団子があったんだ的な

 昭和の頃、“花園だんご”と呼ばれるようになり、当時は複数の店が製造

 国産100%のうるち米のしん粉のみ、防腐剤なども不使用だとか。

2018年4月30日 ゴールデンカムイ 第4話「死神」

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 おい誰か布団さかさまにして!

スタッフ
 脚本:入江信吾
 絵コンテ:沖田宮奈
 演出:小野田雄亮
 作画監督:山中正博、上西麻耶
 アニメ制作:ジェノスタジオ
 原作:漫画/野田サトル/集英社/週刊ヤングジャンプ

あらすじ
 アシㇼパの生まれ育った村に招かれた杉元は、住民たちに快く迎え入れられる。アイヌ料理に舌鼓を打ち、村の子供たちと遊ぶなどして和やかな時間を過ごす杉元。そんな中、杉元はアシㇼパの叔父から、埋蔵金やアシㇼパの過去について話を聞く。アシㇼパは大人びてはいるが、寂しがり屋でまだいたいけな子供――叔父の言葉に、杉元の心にひとつの決意が宿る。その夜、杉元は寝ているアシㇼパを残したままひとりで村を後にする……。
 翌日、杉元が黙って出ていったのに気づいたアシㇼパは、彼を追って小樽の街を目指す。だが、街にいる大勢の人の中から杉元ひとりを見つけるのは簡単なことではない。アシㇼパは祈るような気持ちで、彼女の窮地にいつも駆けつけてくれる白い狼・レタㇻを呼ぶ。
 その頃、私娼窟で奇妙な刺青をした男の情報をつかんだ杉元は、娼館の女将からの密告で駆けつけた鶴見の部下である二階堂兄弟を相手に騒動を起こしていた。そのまま捕えられ、鶴見中尉の尋問を受ける杉元。彼を「不死身の杉元」と見抜いた鶴見は部下になるよう誘うが、杉元は聞く耳を持たない。その夜、昼間の騒動を根に持つ二階堂兄弟が、拘禁状態の杉元を拷問しようと忍び寄るッ!

次回、“駆ける”! 飛ぶが如く!!

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 奇しくも脚本も入江氏、叔父さんの声といいサクラクエストを連想する回!

第七師団の“野望”
 身のほどを越えた大きな望みを、人は野望と言います。鶴見中尉はまさにそれ。
 でも、尾形の行動から杉元が“刺青人皮”を持つと理解したように
 彼は決してバカじゃない

 ただ“争いたい”のでしょうか? 征服という目的は手段に過ぎない?

 前回での、現実的で、信仰と折り合いを付けていくアシㇼパさんと
 鶴見の在り方は対照的に感じました

 その上で本作自体、一攫千金、という非現実的なテーマなのが面白い気がします

 次回、ゴールデンカムイ 第5話「駆ける」

ゴールデンカムイ 第4話 感想

 冒頭
 Aパート
 Bパート
 感想追記


 ゴールデンカムイ 第1話「ウェンカムイ」
 ゴールデンカムイ 第2話「のっぺら坊」
 ゴールデンカムイ 第3話「カムイモシリ」
 ゴールデンカムイ 第4話「死神」
 ゴールデンカムイ 第5話「駆ける」