公式サイト 漫画 あまんちゅ! 12巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり これまでの感想はこちら
二度目の文化祭は、超常現象ゼロ! 恋の為、神さまの為、頑張りの季節!!

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文化祭で恋をして、文化祭で後始末。姉ちゃん先輩こと、二宮愛先輩が切ない…!
 ピーターパンは永遠の少年、先輩が“ピーター”って呼びかけるラストに
 想い出は、一生ものなんだなってしみじみします

 大活躍の弟ちゃん先輩、初の“男子後輩”誕生に万歳だった!

二宮姉弟卒業、真斗結婚で最終回?
 神さまの為、期待する皆の為にぐっと踏ん張る秋の大祭も、すっごい力強かった!
 頑張れ! で立ち上がる弟くん先輩たちが格好良かったです!
 それも「強くあろうとする」姿勢

 強いんじゃない、強くあろうとする事は、文化祭での姉ちゃんそのものだとも感じました。
 
霊感を自覚する火鳥先生は言った、“本物より怖い”って。

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 今回の文化祭は、徹頭徹尾、不思議現象ゼロ! そこがまた尊いと思ったのよ!!

あらすじ
 秋、二年生二学期が始まり、ぴかりは祖母がダイバーを始めたきっかけを聞く。
 やがて秋の大イベント、伊東、秋の大祭で町は大いに盛り上がり
 岬こころは、二宮誠に誘われ深く感動した

 彼もダイビング部支部に入り、初の“男子後輩”誕生する事に

 続いて夢ヶ丘高校、秋の文化祭
 二宮愛は凹んだ“元ピーター”、永遠野守・元担任の手を引く事に

 二宮姉弟は、彼と火鳥真斗の背中を押し、高校最後の文化祭を終える

最高の夏休みは終わりを告げ、二度目の二学期の始まりです…!

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 あの小さなお姫ちゃん、気付けばこんなにデッカくなってた!?

マイ・ルールの朝
 前巻、最高の沖縄旅行を楽しんだぴかり達に、再び伊豆の日常が戻ってきましたが
 ぴかり、朝は「残り時間が半分になるまで」は好きな方向に走って
 半分切ったらUターン

 朝のランニングからして、風任せなのがホントぴかりさんらしい

 際し、一年の頃に拾って校長が飼ってくれた子猫
 姫ちゃんとも再会

 いやまあ、猫だもんねデカくなるよね…。月日の流れを感じます。

見慣れぬ神社に居たのは、一番身近な人でした

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 婆ちゃんが若い頃は、まだ「ダイバー」なんて怪しい人達だったのねー。

龍翁神社
 昔は、漁に出る船も、毎回大漁祈願してから出航するくらい信仰されており
 お参りの人や、漁師関係者がこまめに訪れていた神社。
 でも今はすっかり寂れてしまって…

 寂しげな祖母に、かつて“海にずっと居たい”と思い溺れかけた事件を聞くぴかり

 際し、海で助けてくれた龍神様に会いたいと願ってダイバーを始め
 神社にも通っているんだとか。

 爺ちゃん、助けてくれたのが馴れ初めだったのね

ぴかり愛用のホイッスルも、実は“神さまのウロコ”を貼り付けたもの

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 自分の宝物を、由来も話さず孫に贈る婆ちゃん。素敵だよね…。

海の守りがありますように
 こうして、再始動したダイビング部のランニングコースに、神社が加わるのでした…、と。
 ラスト、火鳥先生がゴミ拾いしようって呼びかけてるあたり
 この人もホント気の回る方よねー

 実は自分も、初詣で龍神に会ったかもと話したぴかり

 世代を越えて、受け継がれていく場所と気持ち
 奇跡ってのは素敵だと思う 

 由来を聞く事で、知らない神社も大切な場所に変わるんだなー、って。

深まる秋、今回の主役はこころちゃんです!

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 静まり返った神社で、遠くから聞こえてくる祭囃子…、いいねえときめくね!

こころちゃんは男の子ォ!
 変わって、今度は「伊東、秋の大祭」が舞台! 去年は姉ちゃん先輩が舞姫し
 見られた先輩が、めっちゃ恥ずかしがってた大事件でしたが…
 今度は、ぴかり達も巻き込む事に!

 際し、ぴかりラブなこころ君、弟くん先輩の話を聞き「おこもり」参加へ

 女人禁制の儀式!
 男らしさに憧れる、こころ君には眩しい話ですよね!!

 いきなり誤解されてて、めっちゃ笑ったけど!

おこもりに参加したこころは、低く低く響く舟唄に感動を覚えてゆく

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 低く低く、“大地を這い立ち昇る…、唄”。確かにそんな感じがします

おこもり
 夜の神社は怖いところだと思っていた。こころの“感覚”は、正しかったのだと。
 夜、響く舟唄と、清めの為に水を浴びる男達に
 神聖さに心を打たれたこころ

 ここは、少しの間だけ、神様が入る事を許してくれた場所なんじゃないか?

 自然と身を正したくなる不思議な荘厳さ。
 夜と焚き火、限られた時間と声の、人ならざる感覚、何となく解る気がしました

 正さん、かっこよかった…!

さあ…、秋の大祭の始まりだ! 神輿の重さは約1トン!!

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 なおこころ君、おこもりに興奮して寝付けず、ぴかりの舞を見逃すハプニング!

がんばれー!
 大祭、ほら貝役として参加したこころ君ですが、神輿にビビってしまう場面も。
 一人あたり30キロ、負荷がかかる場面では100キロを越え
 苦悶を抑える切紙を咥えた担ぎ手たち

 最初はビビるも、大変さを聞くにつけ、頑張れと叫んだこころ君!

 頷きあい、一斉に動き出した先輩たちの躍動感!
 まさに命懸けの世界!

 声援に応え、一番負荷がかかるところに入った弟先輩、カッコ良かった!

またもぴかりの舞を見逃したこころ、でも今は「それでもいい」と思えた

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 一生懸命、「ありがとう」と言おうとしたこころ君に、先に「ありがとう」する先輩!

ありがとう
 元々、ぴかりの舞姫姿に釣られたはずが、先輩たちのおこもりや頑張りに
 小さな子に頼られ、自分も頑張らなくちゃ、と世話をしてるうち
 目的だった「舞」を見過ごした

 感動して、頼られて、気付けば祭り自体に夢中になっていた。

 入り口なんて何でも良いんだよって。
 こころの事を見ていると、天野先生からのメッセージもこもっている気がしました

 懸命に伝えたいこころ、受け止めた先輩が素敵だ!

祭り二日目! 最大の見せ場、“海中渡御”だ!!

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 海中で神輿を運ぶのだが、神輿は浮かない! 必死に立ち泳ぎで支えているのだという

海の神域
 おまけに海水を吸った神輿が、どれだけ重くなるかなんて想像するだけで痛いですが
 でも同時に、それだけ強烈な事をやり抜く強い意思は
 男達にとって「最大の見せ場」だと

 皆見慣れた人のはずが、別人に見える。“神に捧げられた”ものだから

 この世のものと思えなくなる不思議さ
 熱気にあてられ、自分も何かを頑張りたくなる胸内の熱さ

 祭りが尊ばれる理由の一端を感じる気がしました

四天王を演じ、ゆうに100キロを越える神輿に耐え抜き通した二宮誠は…

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 こうして中学生ながら、こころ君も入部! 弟くんにも後輩が出来た!!

不思議に満ちている
 祭りの後、やり遂げた二宮誠先輩は、自分は別に強くないと語ってくれました
 自分だって辛かった、もし「強い人がいるとしたら」と前置きし
 自分以外の人として語ります

 もし強い人がいるとしたら、それは強くあろうとしているなんだと。

 こころが年下連中の為に頑張り
 また神輿担ぎの誠達が、熱い「がんばれ」で頑張ったみたいに

 強くありたいと願わせ、鍛えてくれた、そんな事件だったような気がしました。

こころ『なぁぴかり 俺… 秋の大祭の間 ずっと感じていた事があるんだ』

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 なお集中特訓3日でライセンス取得。てこさんショックよ!

神域の感覚
 また今回、こころは夜の神社やお祭りを、“人に許されない空間”だと感じましたが
 海も、長いあいだ留まる事が出来ないって事は同じで
 似てると感じたそうな。

 遠い日、ずっと居たい、出会いたいとばあちゃんが願い、ダイバーを始めた“海”

 海に様々な出会いを貰ったぴかりにも奇跡
 信仰は遠ざかっても、体験や共感を通じて残されていくものもあるんでしょうね

 祭りで出会った龍翁様も、そんな人達を愛おしんでいる気がしました

おばけはいらんかねー? 10月下旬も…、お祭りです!

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 ぴかりさん、ここまでねずみ男が似合うヒロイン、そうはいないよ!

文化祭!
 秋の大祭が終われば10月も下旬、最後の文化祭を楽しむ面々ですが
 どっこい…、姉ちゃん先輩に永遠野「元担任」から
 お声かけが!

 大丈夫っ、平静…、平静…!(二宮愛)

 早いもので2015年発売の9巻
 ピーターに再会し、“彼の恋が実る様”を見てしまった愛さんですが…。

 ピーター=永遠野先生、どっかり居座っていらっしゃる…!

お前まで避けるのかー! と、うっかり言ってしまった永遠野先生

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 誰!? やだもー、一気にニコニコしおって!!

オトナはいつも臆病で
 失恋は、姉ちゃんが2年の3学期の頃で、すぐに永遠野先生は担任じゃなくなった
 おかげで、ずっと顔を合わさず済んでいたんですが
 実は上手くいってなかったと判明

 ホントもう 大のオトナが何やってんの!!(愛)

 上手くいってると思ってた。
 それが当たり前だと…、踏み出せない二人、踏み出す愛先輩に愛しかない!

 出し物に、ARIAの立て看板がある!!

当の真斗ちゃん先生は、“お化け屋敷”を楽しみにしてたが…?

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 お化け屋敷より好きな人がこわい! 逃げろ青春!!

何やってるの担任!
 ノータイムで逃げる真斗ちゃん先生、もう純情すぎて可愛すぎる!
 いい年こいて、唇くいしばって逃げる真斗ちゃん
 弟の泉行に見せてやりたいわ!

 そんな二人と、協力する二宮姉弟が出くわしたのが、おばけ屋敷だったと…

 いやー、しかし今巻、てこさんがホントに出番少ない…。
 言い換えれば成長したのよ!

 成長とは、出番が少なくなる事なり!!

ぴかり『そうっ…、いわばここは迷宮組曲!!

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 ぴかりの「迷宮組曲」に、演技忘れて喜ぶてこさんも可愛かった!

行くわよ担任!
 何せ、校舎の1フロア半分を使ったという力作! リアリティ追求し過ぎじゃない!?
 火鳥真斗ちゃん先生を追うも、愛が完全にビビって
 二人で仲良く、ゆっくり進む事に。

 一番慣れた呼び名だからか、担任!もう担任じゃないけど!!という愛

 開始早々、明らかに人が吊るされた袋にパニック!
 いきなり怖すぎる!

 すかさず、ボソボソ…と何か言ってくるとか、手が込みすぎでしょコレ!

真斗『やばいやばいやばい…、このお化け屋敷はやばい…』

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 何がそんなやばいって? 本物よりこわい♪

霊感あり
 つまり、この窓にベタッと張り付いてきたのも、全部“つくりもの”なんですね!
 霊感がある先生は、おばけなんて見慣れているし
 おばけじゃないと解る

 でも怖い! 本物のオバケより怖いじゃないか!!プロ目線!

 加えて言えば、愛がピーターと出会った時は、“超常現象”だったんです
 でも今回、徹頭徹尾“人為的”

 起こる出来事の全てが、不思議じゃなくて「人間」が頑張ってる!

不幸中の幸い! 元々、一緒に行くはずだった弟くんと出会うも…

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 何故…、永遠野先生を避けているんですか?

謎のカウントダウン
 地獄に仏と思ったら、プルータスよお前もか!! まさかの詰問を受けるわ
 しらばっくれたら、このまま置いていかれそうになるわ
 真斗ちゃんパニック!

 答えてください、問答無用…、からの謎カウントダウンする弟くん!!

 弟くん、良い性格してるよね!?
 或いはこの件だって、「強くあろうとする」事なのかもなー、って今は思います。

 姉の為、ここは退いちゃいけないラインだ…!

火鳥真斗『だって… 姉ちゃんの想いを知っちゃったんだもん』

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 それをなかったことにして… 私だけラブラブになれる訳ないじゃんじゃーん!

怒涛の三段愛
 ようやく引き出したのは、人の良い真斗が愛に遠慮していたこと。
 でも実際に、「なら取っちゃいますよ」なんて言われたら…
 だ…、め…と。

 だったら逃げないでよ真斗ちゃん(永遠野守)

 めっちゃ聞かれてた…!
 しかもこれ、生徒たちも顔真っ赤にしてるって事はだなァ…。

 恋愛だあ…、大恋愛だなあこれ…。

永遠野守『ありがとう、愛……

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 どう致しまして、ピーター!

文化祭のエピローグ
 ラスト、「元担任」と呼ぶのが面倒くさいから…、という理由で呼ぶ愛
 でも本心で言えば、彼をピーターと呼びたくなくて
 今、ようやく呼べたのかなって

 彼がピーターだと認めるのは、愛にとって決定的な失恋なんですから

 心に本当の決着を。
 文化祭で恋をして、文化祭で決着をつけて…、精一杯な恋だった!!

 現在進行形の痛みから、永遠の思い出へ、みたいな。

姉ちゃん先輩は、頑張って二人の背中を押したけれど

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 お神輿の時、弟くん先輩は言いました

強いわけじゃない
 姉ちゃん、担任を見かけただけで動悸が高まるくらい、まだドキドキしてるんです。
 それでも真斗ちゃん、ピーターの為に頑張れた事は
 姉ちゃん先輩の優しさだと思います

 神輿の時の弟くんみたいに、誰かの為“強くあろう”とする姿勢なんだって。

 こころ君が、小さいこの為に怖いのを我慢したみたいに
 弟君が頑張ったみたいに。

 今巻、誰かの為に“強くあろうとする”事、その大切さを、丁寧に描いた気がします。
 
収録

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 先輩姉弟も卒業秒読み、加えて真斗ちゃんも結婚…、最終回近い?

 ブレイドコミックス「あまんちゅ! 12巻」。天野こずえ。
 月刊コミックブレイド連載、マッグガーデン発行。
 2018年4月(前巻2016年9月)

収録
 第68話「龍翁の社」
 第69話「おこもり」
 第70話「秋の大祭」
 第71話「神様と海」
 第72話「文化祭」
 第73話「後夜祭」
 今巻のカバー下オマケは「永遠野守」。35歳だよ元ピーター…!

 ピーターパンみたいに“永遠”、想い出なんだなーって。

あまんちゅ! 感想 2016年夏アニメ 7~9月

 あまんちゅ! 第1話「少女と海のコト」
 あまんちゅ! 第2話「光といけないコト」
 あまんちゅ! 第3話「わくわくと幸せのコツのコト」
 あまんちゅ! 第4話「わくわくと諦める心のコト」
 あまんちゅ! 第5話「仲間と始めての海のコト」
 あまんちゅ! 第6話「ホントじゃない願いのコト」
 あまんちゅ! 第7話「雨のおわりのコト/夏のはじまりのコト」
 あまんちゅ! 第8話「秘めた思いのコト/まだまだ知らないコト」
 あまんちゅ! 第9話「消せない思い出のコト」
 あまんちゅ! 第10話「今日という一日を迷うコト」
 あまんちゅ! 第11話「猫と子猫のコト」
 あまんちゅ! 第12話「蒼い世界のコト」

あまんちゅ! 原作コミック感想

 あまんちゅ! 5巻
 あまんちゅ! 6巻
 あまんちゅ! 7巻
 あまんちゅ! 8巻
 あまんちゅ! 9巻
 あまんちゅ! 10巻“導かれし春”
 あまんちゅ! 11巻“理想郷”
 あまんちゅ! 12巻“文化祭のエピローグ”伊東、秋の大祭です!