試し読み UC0089 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 1巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり 漫画:葛木ヒヨン、脚本:海冬レイジ これまでの感想はこちら。次巻はこちら
グリプス・ダウン”現象を追え! ZZ終戦から数ヶ月、死者が蘇る謎の事件へ

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Zガンダムのシロッコを巡り、彼の敗因、MS制御不能現象を追う物語が開始!
 逆シャアの最後が、ガンダムUCで“アクシズ・ショック”と呼ばれたように
 グリプス・ダウン、“グリモア”を追う事に

 中心はシロッコの記憶、能力を持つ少年・マシロと白いジ・O…?

白いジ・Oが「ガンダム」に
 また、当時そのままの姿で蘇ったハマーン、蘇生したシロッコ当人らしい姿も。
 ですが同じくガンダムUCで、フロンタルが“作られた”以上
 ありえない話ではありません

 散りばめられた本作の戯曲要素も、伏線を解いてゆく鍵となるのでしょうか?

機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 1巻 感想

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 MS「オーヴェロン」
 MS「オーヴェロン・ガンダム(仮)」
 MS「ゼッツー改(仮/エゥーゴ)」
 MS「ディマーテル(ハマーン専用機)」「ザク・マシーナリー」
 死者蘇生へ、ガンダムUCという前例
 焦点「グリモア」の正体は?

ライトノベル「機巧少女は傷つかない」作者が脚本担当、ZZの戦後が始まる!!

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 左のMSが個人的に押し! ZⅡをゼータ風にし、ロングライフルにトラインデント!

あらすじ
 UC0089、サイド2・AE社保有オリンポス・コロニーに、ジ・Oに似たMSが出現
 同オーヴェロンは、ネオ・ジオンの協力を得てマシロ・オークスに接触
 ネオジオンはエゥーゴと艦隊戦に突入する

 マシロは、自分がパプテマス・シロッコ”だと告げられ、オーヴェロンに搭乗

 ネオジオンは、オーヴェロンがパイロットを得る事を待っており
 ハマーン・カーンを名乗る女性が強襲

 抵抗したマシロは、無我夢中で、彼女の母艦サダラーンに刃を向ける

舞台は宇宙世紀0089、半年前にガンダムZZが終わった頃

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 冒頭の青年、立ち位置的に、AE社のレイモンなのか?

UC.0089
 一年戦争から10年後、Z最終回、シロッコ戦死がUC.0088の2月
 ハマーン戦死とネオジオン戦争は、UC.0089年1月。
 現在は7月ごろか

 今後、UC.0091頃に「ジョニー・ライデンの帰還」

 0093年に逆襲のシャア
 0097年に、ガンダムUCへと繋がっていく

 GレコはR.C.1014年で、「宇宙世紀を含め2000年を越す歴史」がある(第16話)

冒頭、マシロ・オークスは「シロッコの死」を追体験する

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 シロッコ以外が持ちえない記憶、彼の一部が宿ったのか?

マシロ・オークス
 いわゆる「普通の少年」で、シロッコを想起させる“真白”という名前が特徴的
 幼い頃から、シロッコ同様、卓抜した才能を持つ天才児で
 一般的な学校(小学校)に通っていた

 しかし父は、絶対に目立つな、才能を隠して生きろと彼を育てる

 NT研的なところから逃げてきたのか?
 彼が目立てば見つけられると思い、父は厳しくしつけてきたらしい

 しかし少年、あまりに現代的な理由でバレてしまう

マシロ・オークス、“ゲーム配信者”として有名になり、目を付けられてしまった

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 いかにも幼馴染っぽい少女、ルチアと組んで動画配信をしてた!

幼馴染は不憫枠
 マシロは、優秀なので能力を隠すことにも長け、きっかり平均点をとって生きてきた
 普通を演じる天才児で、息が詰まるような人生に不満を抱き
 ゲーム配信でウサ晴らしをする事に

 父曰く、一握りの天才”であるマシロ

 シロッコの思想
 世界は、一握りの天才が動かすべきだ、って台詞が下敷きなんでしょうね

 またルチアも、どうも優れたニュータイプらしい。

平穏は乱された、ネオ・ジオン艦隊が“オリンポス・コロニー”を襲撃

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 際しマシロ君、流れ弾で戦死するファンサービス。

オリンポス攻防!
 ネオジオンは「赤のグリモア」が所属、ジ・Oが、マシロに接触するのを助けたらしい
 そうと知らず、エゥーゴはネオジオン出現の報に新鋭艦を出し
 際し、“アナハイム社の人間”を同乗

 AE社は、マシロ確保が目的であり、ジ・O出現は知らなかった模様

 共にマシロを追う2組織
 エゥーゴは蚊帳の外、AE社のタクシー代わりになる事に

 蘇ったハマーン、そのからくりとは…?

宇宙世紀に蘇ったハマーン・カーン、“前例”からすれば…?

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 マシロもそうですが、死者の記憶を持つ人間は前例があります

フル・フロンタル
 ガンダムUCのフル・フロンタルは、強化人間にシャアの思念が宿ったもの
 OVA及び地上波では、その思念を迎え来る場面もありました
 同様の事例なのかもしれません

 また彼女、単純に、ハマーンに似せただけの強化人間なのかも

 今後、もっと喋り出したらボロが出るのかも。
 彼女は偽物っぽい気がします。

 またフロンタルが絶望だったのと逆に、マシロはポジティブな部分なのかも。

腹を貫かれたはずが、ミミズ腫れ程度で目覚めたマシロ

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 彼の「死」を見届けたジ・O、少女は昏倒し、宇宙側に流れてしまった

システムのバグ
 しかし、劇中で死んだマシロが、ピンピンしていたのは一体…?
 傷の治り方が異常で、こんな回復力は前例がないはず
 別の個体に差し替えたのか?

 プルのようなクローンで、記憶をコピーした別個体なのか?

 記憶操作もある程度は前例が。
 幼い頃の記憶については、刷り込みした偽記憶かもしれませんし

 シロッコの記憶も、同様にコピーされただけ…?

アナハイムの人間に、“パプテマス・シロッコ”と呼ばれるマシロ

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 マシロを迎えに来たというレイモン・メキネス、アナハイム社の人間だが…?

メキネスの演出
 彼はマシロを「シャマール」と呼び、その意図が掴めない彼を、シロッコと呼び直す。
 マシロが、鳥かごのような人生を生きている事を知っており
 自由にする為にきたのだと

 演出だよ。少年が戴冠し 世界を救うという戯曲の為のね(レイモン)

 口振りからして、王=シロッコ
 シロッコの死に絶望し、彼が作るはずだった未来を見たがっているのか?

 シャマールが本名で、君はシロッコになれると言ってるのか…?

少女『この機体を、パプテマスさま…

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 どいつもこいつもシロッコ シロッコって…!(マシロ)

白いジ・O“オーヴェロン”
 サイコマシンである白いジ・O、オーヴェロンは、窮地に自動操縦で駆けつけ
 父もまた、オーヴェロンが駆けつける事を察しており
 コアポッドを飛ばします

 連邦はオーヴェロンは知りませんが、“コアポッド”の価値は知っているらしい

 父は「連中(アナハイム?)」を恐れ
 彼らの手に渡るくらいなら、連邦やジオンに渡ったほうがまだマシだと。

 オーヴェロンと連結させる事で、価値を得るそうですが…?

MS初体験のマシロだが、瞬時に、不思議と理解する事が出来た

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 いわゆるニュータイプならでは、というのとはまた違うんでしょうか

オーヴェロン
 コアポッドは単なる操縦席でないらしく、オーヴェロン側に(も?)コクピットがあり
 マシロは、複雑すぎて「こなれてない」操縦系だと呆れますが
 果たして本当にそうなのか?

 出来るだけ手動操縦にし、パイロットの意思を反映させる操縦系?

 普通は自動化されている部分も
 天才であるシロッコなら、手動でやった方が効率的な動きが出来る的な?

 とりあえず、ある程度はセミオート(半自動)もある模様

合体し“価値”を得たオーヴェロンを、ハマーンは奪取しようと動くが…?

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 いわく「白のグリモア(魔導書の意?)」。Gレコに同名があるのでややこしい!

ハマーン様、出向く
 彼女がオーヴェロンを支援したのは、コアポッドとの合体を待っていたかららしい
 仮に「魔導書」なら、たとえばシロッコが残した膨大なMSデータとか?
 MS史で異端の存在ですから

 ならアナハイムが追う事にも、意味がある気がします

 またシロッコ、Gジェネ独自MS「タイタニア」があります
 ジ・Oの後継機ですね

 同機はアクシズと技術提携していた証明ですから、その設定を拾ったのかも。

マシロ君、連邦軍特殊部隊に「悪魔の赤ん坊」「戦争を起こす」と言われる

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 対しシロッコ崇拝者、AE社レイモンおじさん。実にエクスタシー…!

我が王が目覚める!
 やたら芝居がかった口調ですが、要はシロッコが築く時代を見てみたいのでしょうね
 また、オーヴェロンの元ネタは「オベロン」という妖精王で
 戯曲の登場人物です

 本作元ネタに戯曲「真夏の世の夢」があり、それで芝居染みてるのか

 同王の妻はタイタニア
 これは前述の、シロッコが作ろうとした「ファンネル搭載型ジ・O」でした

 また“取替え子”も同作の重要要素、マシロももしや…?

ハマーン『かつて己が屈した力、グリプスの呪縛を自ら使うか!』

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 逆シャア最後の事件が、UCで「アクシズ・ショック」と名付けられたのと同様か

グリプス・ダウン
 オーヴェロンは、周辺のMS(サイコミュ?)から、制御系を奪う機能を搭載
 かつて、「動けジ・O! 何故動かん!」事件を踏まえて
 技術的に再現したらしい

 またガンダムUCでは、ジェガンを、手を振るだけで停止させた事件が

 しかし本作では、変形機構だけをロックしたり
 挙動が重くなったり

 現象の正体は? ZⅡにバイオセンサーが積んであって干渉してるのか?

マシロ『動けジ・O、いやオーヴェロン!

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 顔部などマスクで覆っており、剥がれ、展開する事で本来の姿に。

AGX-11 “O”ver.ON オーヴェロン
 よりによって相手が“ゼータ”だった為、串刺しになって終わったシロッコを幻視
 キレたマシロに応え、オーヴェロンはガンダムへ姿を変えると
 ZⅡをブン投げ戦線離脱

 落ちろォ 蚊トンボ!!!(マシロ)

 無我夢中で、コロニー外へ逃げたハマーンを追いかけてしまい
 ファンネルの集中砲火に

 結果、“シロッコの再来”だと示してしまう事となった

艦長『皆の者! ハマーン様をお守りする!! ノーマルスーツ着用!!』

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 ラストシーン、見た目はシロッコですが、本当にご当人なのか…?

サダラーン特攻!
 まんまと、ファンネル包囲網に誘い込んだハマーン、しかしそれすら切り抜けられ
 苦境の盟主を救うべく、母艦サダラーンはガンダムに特攻を
 結果、エゥーゴは救われる事に

 初めて人を殺そうとしたマシロ”、しかしガールフレンドの思念を受け…?

 殺害を思いとどまったんでしょうか…?
 マシロの彼女、ルチアがニュータイプである事が「マシロ」を繋ぎとめた…?

 ラスト、フルフロンタル(全裸)なシロッコの正体とは…?

本作のキーとなるMS、白きジ・O「オーヴェロン」

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 コア・ポッドが合体していない状態では、この“ジ・Oもどき”として稼動する

AGX-11 “O”ver.ON オーヴェロン
 型式は、アナハイムが「ガンダムを、別のMSに偽装する」際に用いるもののようで
 同型式に、AGX-04 ガーベラ・テトラが存在。
 アナハイム(AE社)製のようです

 パイロットの少女は、シロッコを崇拝し、彼の気配を感じマシロの下へ

 同じくシロッコを崇拝するAE社スタッフ「レイモン・メキネス」も
 マシロと、彼を匿う二人を追って邂逅

 ハマーンは本機を、「白のグリモア(魔導書?)」と呼称。

オーヴェロンに“コア・ポッド”が合体、本来の姿へ

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 ジ・O型マスク、全身のアーマーが剥がれ落ち、ガンダムの姿

AGX-11 “O”ver.ON ガンダムオーヴェロン
 頭部など変形するものの、基本「ジ・Oの装甲を着込んだガンダム」である
 肩や全体のシルエットは、ガンダムGP-04ガーベラを連想させ
 膝はZZに、脚部は百式に似ている

 シロッコの敗因、グリプス・ダウンと呼ばれる現象を起こす事が出来る

 ジ・Oと同じく「O」を冠します。
 また同機は、Oを神と同義としていましたが、オベロンとは妖精王の名前です。

 王妃の名、ティターニアがジ・O後継機だからでしょうか。

紫に塗装されたZⅡは、エゥーゴ新鋭艦“ユーロン”所属機

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 母艦は新鋭艦で、艦長も彼の腕前を見るのは初めてだったらしい

MSZ-008 ZⅡ(ゼッツー)
 色は紫、キービジュアルや現象から、バイオセンサー搭載機なのかもしれません
 肩などがZ風に、スーパーガンダムのロングライフルに似た武器に
 ジムストライカーのトライデントを装着

 距離を選ばぬ戦いで、ハマーン相手に撃墜されなかった事からも凄腕

 頭部はバイザーに改修
 連邦政府に対する、「ガンダムではない」というアピールなのかもしれません

 パイロットは、セイン・アマディオ大尉。

蘇生ハマーンの愛機ディマーテル、由来は同じく地母神より

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 親衛隊として、ザクⅢを軽装にしたような「ザク・マシーナリー」を率いる

ディマーテル
 由来はデメテル、キュベレイ同様の地母神で、大女神とも呼ばれる豊穣神
 キュベレイの肩部同様、バインダーに推進器を集中させ
 変則的な軌道変更を可能としている

 もちろんファンネルを搭載し、各部にキュベレイの面影が見られる

 親衛隊機、「マシーナリー」とは機械装置を意味。
 何らかの工作部隊も兼ねるのか?

 往年のハマーン旗艦、サダラーンを母艦に、「赤のグリモア」とネオジオンを束ねる

白のグリモア、ガンダム争奪戦で奪いあうものとは?

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 グリモアというMSがGレコにいるのがややこしい所

白のグリモア
 作中、争奪戦の焦点は「シロッコの残した技術ライブラリ」でしょうか?
 彼の独創的な発想は、モビルスーツ開発史上で大きいですし 
 ザク・マシンナリー(技師)も意味を持ちます

 名称“グリモア”とは、グリモワール(魔導書)、技術書的な意味?

 連邦やネオジオンならまだいい
 兵器を扱う死の商人、アナハイムに渡るのが最悪のパターンだ、みたいな

 白と赤、幾つかバラバラになっているんでしょうか?

収録

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 ノーマルスーツはジオン系? 彼女は何も知らないらしい

 ガンダムエース コミックス「機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 巻」。
 漫画:葛木ヒヨン、脚本:海冬レイジ 月刊ガンダムエース連載
 KADOKAWA発行。2018年3月(前巻発売)

 ガンダムエース15周年、ガンダムゲーム30周年記念企画作品
 機巧少女は傷つかないシリーズの海冬氏が脚本

収録
 第1話「Respawn1」
 第2話「同2」
 第3話「Release1」
 第4話「同2」
 第5話「同3」

 Respawnは“再発生”、マシロの事か。Releaseは“解除”、オーヴェロンの事か

あらすじ
 宇宙世紀0089年 グリプス戦役、そしてハマーン戦争が終結し地球圏は平和を取り戻したかに見えたが…。サイド2の“オリンポスコロニー”に暮らす高校生の少年マシロ・オークスは、父トニオによって「物事に全力で取り組む事」を固く禁じられていた。マシロはその戒めを破り、才能を見せつけるかのようなゲームプレイ動画をアングラのネットワークに公開してしまう。それが危険を呼び込むとも知らず…。
 そしてエゥーゴの新鋭艦ユーロンが現れた夜、一条の光がオリンポスの外壁を貫いた。

 次巻はこちら

「デルタカイ」を巡る、関西リョウジ原作の長期連載シリーズ

 機動戦士ガンダムUC0094 アクロス・ザ・スカイ 1巻 (葛木ヒヨン&関西リョウジ)
 機動戦士ガンダムUC0094 アクロス・ザ・スカイ 2巻
 機動戦士ガンダムUC0094 アクロス・ザ・スカイ 3巻
 機動戦士ガンダムUC0094 アクロス・ザ・スカイ 4巻
 機動戦士ガンダム UC0096 ラスト・ サン 1巻
 機動戦士ガンダム UC0096 ラスト・ サン 2巻
 機動戦士ガンダム UC0096 ラスト・ サン 3巻
 機動戦士ガンダム UC0096 ラスト・ サン 4巻
 機動戦士ガンダム UC0096 ラスト・ サン 5巻“サイコ・マシーンの宴”
 機動戦士ガンダム UC0096 ラスト・ サン 6巻【最終回】ナイトロシステムの求めたもの


 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 1巻“死者 再び”グリプス・ダウンを追え!
 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 2巻“オーヴェロンの火”
 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス 3巻“もう一つの兄弟機”