試し読み 漫画 コロ落 機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で 1巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ あらすじ 内容 ネタバレあり 作画:才谷ウメタロウ 監修:徳島雅彦 これまでの感想はこちら
敵はフッ飛ばせ、民間施設は芝生も踏むな! オーストラリア戦線、開戦!!

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1999年ゲーム&小説原作、海外映画のような軽口が懐かしい、コロ落が漫画化!
 WD隊専用ジムの換装が新設定、見慣れた通常型ジムに装甲やキャノンを換装
 兵士が、武器を持ち換えるような換装が素敵だ!

 コロニー落下で最悪の市民感情、“民間”を意識した作品が復活!!

タコの顔をお引き受けします
 特殊部隊と撃墜王、地質学者に「輸送部隊」と、一風変わった群像劇が楽しい!
 コロニー落下、その現地の悲痛も、最初は頭ごなしでイラッとさせつつ
 実際の不便さで痛感するのが面白いですね

 グフのロッドを「強力だが重い」と、カスタム化するのも現場感がある気がします。

芳文社で“本日のバーガー”既刊7巻を連載中、才谷先生が作画を担当

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 MS戦にもう少し躍動感が欲しい気がしますが、作画が良い!

あらすじ
 0079年11月、オデッサ作戦は連邦が制し、オーストラリアのジオン軍は孤立した
 連邦軍ジャブロー本部は、未だ前線に配備されてない“MS”を用いた部隊
 ホワイト・ディンゴ隊をオーストラリアに派遣

 シドニーをコロニー落としで失い、反戦感情の強い地質学者を同行させる

 不可解な指示の中、WD隊はレイヤー中尉指揮下で戦い抜き
 アリス・スプリングス奪還作戦に参加

 他方ジオンも、ウォルター大佐指揮下、輸送部隊効率化など作戦を進めていた

ジャブロー戦前、未だ連邦軍が“モビルスーツ”を実戦配備する前の物語

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 素体は原作同様、いわゆる「素ジム」をほぼそのまま

RGM-79 ジム(WD隊仕様)
 つまり「凄い」のは、現場で容易に換装できる、アーマー側の方ってワケね!
 装甲を着込む少数量産機は、ジム・ストライカーが存在しますが
 あちらは本体側も受け軸が存在

 こちらは見た目、完全に通常型のジムが、装備一つで一変するもの

 ジム・キャノンさえ、追加装備で実現するのは
 正直ちょっと凄いぞ!

 フェイスアーマーはストライカーに酷似し、繋がりを感じますね

表紙、カバー下、カラーページには“本部隊の代名詞”が掲載!

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 本編への登場はまだまだ先! プレバン専売HGUC、MG化しています。

RGM-79SP ジム・スナイパーⅡ
 本作主人公の一つ、WDこと「ホワイト・ディンゴ隊」の代名詞となるMS!
 白と青、ヒロイックなカラーリングが印象的で
 まさにホワイト!

 と言っても、実は部隊カラーじゃなく、配備されたものをそのまま使ってるだけ

 日頃は実用的な、黒と白の低視認色で戦っているホワイト・ディンゴ隊が
 ある経緯で、使う事になるヒロイックな色のMS

 作中での登場が楽しみですねー。

エピソード0、大仰にも思える新サブタイトルは

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 本作のグラウンド・ゼロは、地図でも確認できるシドニーの大穴のこと。

コロニーの落ちた地で
 冒頭は、惨劇となってしまったオーストラリアで、地質調査を行う女性の姿から。
 こんなになってまで、戦争しようとする連邦とジオンを
 人でなしだと罵る女性

 故郷を跡形もなく消された彼女が、“市民”視点を担う軸の一つ。

 宇宙世紀では珍しい設定ですが
 一年戦争時、PMC=民間軍事会社が機能しており、護衛として雇っています

 連邦とジオンの激突を、“第三者”からも見る物語

オーストラリア西部、連邦軍ミーラカーサ基地に現れたものは

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 連邦軍はガンタンク1輌と、61式戦車で猛戦するが、エース出現で一変に

オーストラリア戦線
 エースは「荒野の迅雷」ヴィッシュ・ドナヒュー、オーストラリア・ジオン軍の英雄!
 連邦の輸送部隊到着に、彼をわざわざ遠出させて迎撃を図るなど
 ジオン軍も切羽詰った様子

 彼の専用ザクⅡは、おそらくガルマと同じFS型、頭部4連バルカンが特徴

 ザク自体が従来と細部が異なり
 ガンタンクも、「サンダーボルト版ガンタンク(R-44系)」に近い独特のデザイン

 関節が痛まないようにか、腕を固定してるのが面白いです

連邦輸送部隊を狙撃する! 待ち構えたドナヒューの部隊は

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 ガンキャノンも、胴体が陸戦型ジムに酷似。量産性を意識したデザインに。

荒野の迅雷ヴィッシュ・ドナヒュー
 実は、輸送計画はジオンをおびき寄せる罠で、ヴィッシュ隊は大損害を蒙る
 ところが、ヴィッシュ当人は“新型MSグフ”を受領してきており
 逆に連邦を挟み撃ちにした!

 いくら強力でも、ああ重くては近接武器としては使えん!(ヴィッシュ)

 ヴィッシュ隊は罠だと察知し、逆に罠を張っていたのだ…。
 ガンキャノン部隊なのが時代を感じます

 結局、連邦の輸送部隊を阻止する事も出来ず、痛みワケとなるのだった、と。

連邦軍トリントン基地で、地質学者は「軍人」に叫んだ

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 市民を無視して、殺し合いを正当化する軍人は恥を知るべきよ!(博士)

マスター・P・レイヤー
 文字通り、ゲームではプレイヤーの分身となる彼ですが、いきなり罵声を浴びる事に
 基地で、まだ連邦軍では希少な“MS”を見た博士の助手が
 無邪気にこれを撮影

 困るから消せと指示したところ、博士に逆ギレを喰らったレイヤー

 争わず、コロニーを落としたジオンを放置せよというのか?
 と読者も言いたいですが…

 後々実感しますが、“大局”なんかより現状が辛い、とにかく怒りをぶつけたかったらしい。

レイヤー『他はどうかは知らんが、俺はこの地に配属になった事を誇りに思っている』

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 恥を知れと罵られたレイヤー、しかし彼も思いがあるのだと。

“11月半ば”のトリントン基地
 0083でガンダム強奪事件の、UCでは完全に僻地と化した同基地ですが
 大戦時は、連邦軍の一大拠点として機能しており
 スタンリー大佐に指示を受けます

 連邦は未だ、ジム本格配備前、彼はジャブロー本部直属の特殊部隊です

 11月9日オデッサ作戦
 11月30日、ジャブロー防衛戦で、初めて連邦量産機は大規模投入されるのですから

 まだ戦車が主力の、オーストラリア戦線をサポートする重責に

大規模反攻作戦に際し、主力戦車隊“レッドポッサム”をサポート

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 その道中に、何故か彼女、オリヴィア・グラントを同行させろという。

市民感情
 何故、危険な任務に地質学者を同行させるのか? 不可解な指示ですが
 疑問を抱く時間もなく、任務遂行の空き時間を活用し
 地質調査を行って貰う事に

 際し彼女も、さっきは感情的だったレイヤーに詫びます

 しかし、故郷を巨大な穴ぼこにされ
 全てを失った

 その怒りは、やはり口にせずにはいられないんですね。

レイヤー隊、降下! 主力戦車隊を無傷で戦場へ送れ!!

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 全然姿が違う!? と思ったら、各部装甲を追加したアーマード型だった!

ホワイド・ディンゴ!
 いきなり嵐の中で輝くレイヤー隊長! 敵の動きが、事前情報と食い違っており
 輸送機を守る為、空中から身を躍らせての降下戦争!
 敵に情報が洩れている…?

 空中に身を躍らせ、4基の背部スラスター落下戦を演じるレイヤー!

 隊長用は、ヌーベル・ジムⅢのように胴体冷却装置も大型化
 高出力化されているのかもしれません

 偽の通信連発、情報撹乱で、味方の数や位置を誤認させまくるホバートラック!

ジオン軍でも、独断専行が目立つという老兵・グロック大尉との交戦

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 増加アーマーに弾が当たるよう、考えながら突撃したらしいレイヤー中尉

レインボゥ・ヴァレー排除任務
 何ぶん連邦軍では、量産したMSを決戦に投じねばならず、各戦線には最小限のみ
 対しジオン軍は分散しており、大局的には不利な状況にありますが
 現場では、やはりジオン優位です

 数の差を補うのは技量と度胸、そして装備! 隊長かっこいい!!

 隊長が前衛を一手に引き受け
 身軽な通常型ジムは、射程の長い大砲を担いで、遠距離から1機1機確実に

 装甲増加キャノン、被弾覚悟で中衛に出て撃ちまくる!! 

ジオン軍・ウォルター大佐『正式な部隊なら、紙に起草したりはせんよ』

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 私がザビ家の受けが悪いことはご存知ですよね?(ユライア・ヒープ中佐)

“オクトパス隊”始動
 変わって、今度はジオンのオーストラリア本部、現在移転の真っ最中で
 とある作戦の為に、八つの主要な輸送部隊を集約し
 ヒープ中佐に任せたいという

 ザビ家の評価を気にする時間は、それほど長くはないはず(大佐)

 ジオンは、革命的・能力主義国家を謳う割に、かなり同族経営ですから…。
 ウォルター大佐、GNOだと頻繁に出てたので懐かしい

 使いやすい車種を指定したら、魚屋の車しかなくて臭い…、とか懐かしい。

ボブ・ロック『愛機に女の名前を付けるのはいいが、ジャクリーンはやめとけ』

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 彼女のDJのファンは、お前さんだけじゃないってことだ(ボブ・ロック整備長)。

オーストラリア戦線
 ジオン軍が物資輸送を強化する一方、ジャブロー本部から来た連邦軍は物資がなく
 手を洗う水より、敵からガメたビールの方が多いなんて言われる程。
 とにかくモノがない!

 軍用食に辟易した教授、この件を通じ「軍人」も人間だと実感した様子

 メシを囲み、彼らには珍しい「現地の味」を説明してると
 彼らも決して憎めなかったと。

 ラジオがささやかな娯楽で、女性DJが“両軍に”大人気…、って苦笑しますね

スタンリー大佐『では最後に中尉、作戦主旨を要約してみたまえ』

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 敵施設は跡形もなく吹き飛ばして構わないが 民間施設はガラス一枚割るな

吉報を期待している
 次のホワイト・ディンゴの任務は、都市奪還作戦へ、障害排除と陽動だ
 ただし、民間人には決して被害を与えてはならない
 と

 そういう事だ。出来たら庭の芝生を踏むのも遠慮してくれ(大佐)

 市民を怒らせない為の無茶苦茶な指示!
 でも軍を動かすには、鉄道や物資、様々な民間協力が不可欠なのですから。

 加えて、大佐の「奥歯に物が挟まった言い様」とは…?

奇妙にも、防衛側にも全く同じ命令が伝達されていた

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 アンクルとはおじさん、つまり「ドナヒューおじさん」と慕われてると。

アンクル・ドナヒューの戦い
 他方、街の防衛責任者はドナヒュー中尉、彼は方面軍で一番偉い大佐から
 直々に、“ある任務”を民間人を巻き込まず遂行するように
 と

 ならば、街の子供達の顔を思い出したまえ(大佐)

 侵略者であるジオン軍
 しかし彼らは、街の人達と良好な関係を築いています

 さて、ドナヒューが命じられた作戦とは…?

WD隊は、1機が障害排除と囮を兼任、残る2名が街で暴れる作戦に

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 際し、ジオンの無能大尉は「敵は少数だ」と呟きます。情報が洩れてる!

アリス・スプリング陽動作戦!
 WD隊の陽気な元軍楽隊、マイクは「貯水タンク壊して騒ぎを起こせば?」と提案
 しかし、都市機能が壊滅したオーストラリアは水が貴重で
 博士がえらい剣幕で!

 さっき食事に苦労したけど、軍人は「本隊」から補給があるだけマシ

 民間人はもっと苦労してる!
 マイクの策は現実的、でも彼女の怒りも、以前より解る気がしてきました

 次巻、アリス・スプリング市街戦は更に激化し…?

収録

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 WD隊の狙撃手、元・戦車兵レオン・リーフェイは、噂を聞いてくるのが得意。

 ガンダムエースKC「機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で 1巻」。
 作画:才谷ウメタロウ、監修:徳島雅彦、1999年ゲーム原作
 月刊ガンダムエース連載 KADOKAWA発行。
 2018年3月発売(前巻発売)

収録
 第0話「予兆」
 第1話「出撃」
 第2話「展開」
 第3話「疑念」
 第4話「攻防」
 カバー下イラストアリ。


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