公式サイト 石田スイ 漫画 東京喰種:re 16巻【最終回】感想 レビュー 画像 考察 内容 ネタバレあり これまでの感想はこちら。前巻はこちら
“六年後”へ。人類喰種化の毒、亜門の答え、変態的クインケと“剥製”が迫る!!

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良い最終巻でした。特に、カネキと、彼と多くが正反対だった旧多の望みが同じだった事
 最後に旧多が洩らした、たぶん彼が、最初に諦めた「普通の人生」を
 カネキがまっとうしようとするラストが印象的です

 てか董香ちゃん二人目妊娠してるしね! ハハお幸せにだ坊位!!

エピローグ「六年後」楽しかった!
 本編、ウタさんとヨモさん。「あなたはわたしの痛み」って意味を考え出すと面白い。
 梟の剥製、とかいうありふれた名前のトンデモ兵器の猛威
 亜門さんが辿り着いた「歪み」への自問自答とか

 ラスト数ページの6年後も、それまでの全部に匹敵するほど楽しかった!

東京はブッ壊れたし、多くの害は残った、カネキもたくさん罪を犯した

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 でもそれでも、みんな、自分が思う幸せの為に生きたいって物語。

人の喰種の和解
 喰種は人を食わなきゃいきられない、人間にとっては害です
 でも、喰種だって生きたいし幸せになりたい
 だから諦められない

 カネキ自身も含め、色々背負ってでも、生きたい人たちが生きようとする

 そんな物語だった気がしました
 問題点「人食い」は、彼らが食える食の研究、やはり共存できない奴もいるとして決着

 研究を行える土壌が生まれた、それが一番の転換だったのでしょうね

東京喰種:re 16巻【最終回】感想

 第165話「うすらい」
 第166話「et」
 第167話「とうめい」
 第168話「匂へど」
 第169話「群因たちへ」
 第170話「進化と星」
 第171話「きえる」
 第172話「十分」
 第173話「去なさん」
 第174話「する」
 第175話「虫の王」
 第176話「喪う」
 第177話「転帰」
 第178話「白と兎」
 第179話「白羊のうた【最終回】」
 あとがきと“9年前の作者の日記”と
 これまでの感想
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「東京喰種」公式サイト・トップイラストより

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 なんかもう色々懐かしい。本当キャラが多い作品でした。

あらすじ
 人類を喰種化させる毒、その元を断つべきだと考えたその時、旧多派が侵攻した
 CCGと喰種の連合は、カネキとアヤトを地下へと向かわせ
 大型喰種“隻眼の梟”に立ち向かう

 やがてカネキが旧多、竜の核となっていたリゼを討ち事態を収拾

 竜の残骸は残ってしまい、無毒だが人を襲う“竜遺児”が生まれ続け
 戦いは6年後も続いている

 だが共通の敵は、人と喰種を結びつけ、東京は新しい形を得るのだった(終)

すべての人が喰種になる”。人を喰種化させる毒、食い止める術とは

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 ウリ公、「ここは任せて下さい」と素直に言うだけで、もうに本当にカッコイイ!

第165話「うすらい」
 竜がバラまく人型怪物、彼らと接触すれば人は喰種となり、喰種も過負荷がかかる!
 しかし、「バラまく個体は特定卵管から出ている」と突きとめ
 破壊作戦が提案された

 前後し旧多派が攻撃を開始、カネキ達の作戦が「正解」である裏づけとなった

 邪魔してくるからには、この作戦は旧多にとってまずいもの
 場所は地下!

 そこでアヤト君の出番なワケね! 探険してた事が活きた!!

有馬なきCCGに襲い掛かるフクロウ、そして“有馬貴将に稽古をつけた男”!

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 今や有馬も篠原も黒磐も法寺さんもいない、それでも立ち向かったCCG

第166話「et」
 敵はサブタイ通り“エト”、死んだはずの元アオギリ首領による攻撃を受けたCCG
 これはもう妨害じゃない、こちらを潰しにきていると考えた丸手
 しかし、一度は堕ちた宇井さんが奮戦!

 以前と違いノウハウもあり、喰種との共同戦線で首を叩き落すCCG!

 また、いつも遊撃隊として活動していた「Ⅴ」とも本格的に衝突
 ブシンさんまで苦戦させられるとは!

 しかし苦労して倒したはずが、フクロウ=エトは変わり果てていたと判明

致命傷のはずが生きているV、猛威を振るう“梟の剥製”

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 この後、「隻眼の梟」の放った大規模攻撃に、CCGは半数が戦闘不能に

第167話「とうめい」
 かつて猛威を振るった“梟”は赫者と呼ばれ、全身を赫子で覆い、巨大化してたのがポイント
 しかし今やタネは割れ、核となる本体がいるとCCGも解っていますから
 集中砲火で倒せたかに見えました

 ところが“本体”、エトは首なし死体となっており、攻撃を受けても止まらない!

 有馬と同じ半喰種である「Ⅴ」達も異変が
 例の喰種化する毒を摂取、完全に喰種になる事により、寿命などの問題を克服!

 彼らにとって竜は救いだった、だから旧多についたんですね。

かつてアヤトが潜った地下は、今や“落とし子”で埋め尽くされていた

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 ぱきゅっ、という効果音と共に生まれ落ちる落とし子。ホラー!

卵管の先へ
 アヤトの道案内で、“有毒卵管”の元を辿っていたカネキ
 以前、散々巻末でネタにされた地下行ですが
 ここで役に立つとは!

 キモいし滑ると言いつつ、落とし子を降りていくアヤトたち

 カネキも、地下に潜るほどリゼの気配を感じます
 奥深くで核となってる為でしょうか

 一斉に目覚めた敵、虫の巣みたいでキモい!

梟が攻撃に転じる際、“喰種だけに”音が聴こえた

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 アヤト君、毒持ち大群と戦い生き延びたんだから、地味にムチャクチャすぎる!

第168話「匂へど」
 一度は竜の核となり、体質が変化、竜体内で唯一自在に動けるカネキは切り札
 アヤトが盾となり、カネキを深部へ進ませていた頃
 司令部は清子さんと真戸さんが復帰

 不死身のフクロウは操り人形に過ぎない、とヒデが気付き事態が好転

 操っていたドナートと亜門
 マスク職人ウタさんと、ヨモさんで因縁の2対決が実現する事に

 ずっと明確でなかったウタさんの意図が、遂に明らかに

深部に降りたカネキ、旧多を捕捉! その第一声は

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 おまっ! まだ生きてんの?! ヒクわ~!(旧多)

第169話「群因たちへ」
 相変らず台詞がおかしい! 前巻、念願の“リゼ”を再誕させた旧多ですが
 別に、リゼとしての意識を持ち喋り出すような
 都合の良いものでなかったのか?

 でも前巻、精神世界で、確かにカネキはリゼと再会果たせました

 嘉納に文句言ってましたが、
 旧多、リゼが意識を取り戻さなくてやきもきしてたんですかね

 旧多ならではの第一声! ヒクわ~!!

独特な集団“ピエロ”は、思い知らされた喰種たちの集まりだった

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 彼女たちはヨモさんが羨ましい。そんな風には生きられないから。

“ピエロ”
 ヨモさんも以前は復讐に生きてた、けど今は、家族の為に戦おうと変わった。
 でもイトリ、あのバーのお姉さんやウタさん達はそれが出来ない
 喰種って報われない人たちだから。

 この世界は、人間を中心に回っている、そう思い知らされた集まりが“ピエロ”

 第13巻の創立者ロマは、強すぎて“退屈を紛らわす”べくピエロを作ったと語りました
 同様に強すぎて、“悩む余裕”が出来てしまった喰種たちが
 絶望を紛らわすべく所属したのか

 アオギリみたいな革命、自衛組織とは決定的に違うんですね

ウタ『ああああやっぱり君が友達で良かった蓮示くん!』

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 君はいつだってまっすぐで 偽りが無い だからこんな世界でも信用できる(ウタ)

「だから」食べたい
 ウタさんのガチ戦闘モード! 一方的に襲ってくるウタさんに、防戦を繰り返すヨモさん
 お前は友達だと、どんなに傷付いても信頼を曲げないヨモさん
 ウタさんは「だから」食べたい!

 ヨモさんは最高だ、信頼できる、だから食べたいのがウタさんの動機!

 そうすることで生きてると思える。
 ウタさんが、何故そうして闘いたがるのかはもう少し後で明らかに。

 一生日陰者である喰種は、人間以上に色々抱え込むのね

東京が大変! “こんな時だからこそ”挑んできたウタさん

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 ヨモさん、火力不足を発電器官集中で補い(?)勝利を掴み取る

第170話「進化と星」
 幾たびも強敵と渡り合ってきたヨモさん最後の戦いは、かつてライバルだった腐れ縁のウタ
 ウタさんは、ヨモさんが全力で殺しあってくれるチャンスをずっと待っており
 今、だからこそ動き出したと語ります

 しかしヨモさん、「俺達はもう大人だ」ウタさんを撃破

 思うに今回の戦いは、二人が若い頃、バカみたいに戦ってた頃の延長
 ウタさんはもう一度やりかったんですね

 でもヨモさん、俺達は大人だから、もう遊んでいられないよ

昔は毎日ワクワクしてた、今日こそ殺す、いや返り討ちかも?と

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 ウタさんは、楽しかった4区時代を終わらせたくなくて、ずっと戦う機会を待ってた

第171話「きえる」
 4区時代、ヨモさんの姉=トーカの母は、有馬貴将に殺され、クインケ「ナルカミ」
 有馬のクインケとして君臨し、コクリア防衛戦でヨモ自身が破壊しますが
 ウタさんも取り返したいと狙ってた

 取り返しても無意味、ヨモさんは解ってたし、ウタさんも内心解ってた

 ウタさんはずっと、自分は昔の事ばかりにこだわって
 変われなかったと嘆いてたんですね

 昔のもの、彼の大切なものは「消える」「失う」ばかりだなあ、って

同じくヨモさんも思ってた、失うばかりだって

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 姉もトーカ達の父も、大切な人は、どんどん失われる一方だった

繋がるもの
 その後、芳村店長に拾われたけど、あんていくの危機でもヨモさんは諦めた。
 でも実際に失った時、がむしゃらに戦ってたカネキが過ぎって
 もし全力であがいたらと考えてしまった

 トーカとアヤトを失いかけ、「失わない為に戦う」と考え始めた

 やがて、トーカが赤子を身篭ってくれて気付いた
 頑張って良かった。

 あのとき戦ったから繋がった、また得る事が出来ると教えられたと。

ヨモ『お前だってそうだ 俺を喰いたいなら また来ればいい』

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 それがお前の望みならそうしろ だが俺も「大おじ」になりたいから 本気で戦う

「あなた」と「わたし」
 ヨモさんは言う、俺だけを襲え。俺なら幾らでも迷惑をかけていい。友達だから。
 ウタさんが、また明日も生きてみよう、って思えるように
 彼ら二人は約束した

 あなたは私が聞きたくない事を言い、“今の嫌な私”を、生まれ変わらせてくれる

 最後の言葉、何かの定型句なのかもしれませんが
 私はそう感じました。

 ウタさん自身も、ヨモさんの耳が痛い事は山ほど知ってますしね!
 
タキザワ『(亜門さん アンタももうわかってんだろ…)』

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 タキザワが届けにきた忘れ物とは、亜門が父=ドナートから貰った十字架のペンダント

殺せない
 半喰種として、優れすぎた為に暴走し、今や制御できるようになった亜門さん
 元捜査官、クインケと赫子を併用する大技も可能となり
 本来ならドナートも殺せる

 でも殺せる相手を、殺せない事がある。と今ならタキザワも解る

 以前タキザワは、法寺さんをあっさり殺したよう見えましたが
 今なら、法寺さんが躊躇ったせいと解る
 今の亜門と重なって見える

 墓盗り巴が亜門を殺せないように、“動機はあるのに殺せない”、という事もあるのだと。

亜門の持論、“この世界は間違っている”

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 この世界は、喰種によって歪められた。喰種達が悪いと。

亜門君が知ったもの
 カネキは、「喰種の事を知らないから、そんな風に思えるんだ」と亜門くんにぶつけました
 カネキ君自身、半喰種となって芳村店長みたいな人と出会った
 喰種も悪くないと思えた

 でも亜門くんも喰種になって分かった、多くはやはり人の害だと

 同じ喰種でも、二人が出会った喰種はあまりにかけ離れてて
 結局、分かりあえはしなかった。

 でも今、亜門君の問題はそこじゃなかった!

義父ドナート・ポルポラは、喰種以上に悪だ。そこが問題。

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 でも亜門自身は、そんなドナートが今も大好きで仕方ないのだと。

世界を歪めていたのは俺もだ
 亜門くんから見て、「世界は歪んでる」って思えたけど、それは当たり前の事
 ドナートは、喰種以上に悪だとハッキリ学んだけど
 亜門は今も彼が好きだった

 悪だと解ってて愛し、愛してると認めない、そういう積み重ねが“歪み”だと

 人間は誰しも矛盾し、本質から目を背ける心の弱さがある
 世界の歪みはその積み重ねだと。

 対するドナートの笑顔は、自分を正義が、それも息子が裁いてくれた喜びか。

敗北したドナートは、ニコによる“治療”を拒否。死を望み、高らかに謳います

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 ドナートは、おそらく長年望んだ最高の死に、嬉しそうに哄笑するのですが…。

第172話「十分」
 ドナートもピエロ、彼は虐殺者であると同時に、人が素晴らしく賢いとも賞賛していました
 大破壊も喰種化現象さえ、必ずヒトは乗越えると信じてた。
 いずれプラスに働くはずだと

 彼は悪人の人生を全うし、正義の使者に倒された。素晴らしい完璧だ

 自分は喰種だから仕方ない
 と免罪符をつけて、殺す事を心から楽しんだと半生を振り返ります

 対し亜門くん、「育てられた想い出」を振り返ります

ドナートは子供たちを育てた。しかし影で喰っていた。倫理の欠片も無い最低の男だ

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 それでも… 息子が父親を愛して なにが悪い(亜門)

父親
 多分ドナートは、亜門が自分を憎むように、反面教師とするように務めた
 いつか、ガッチガチの正義の使者に育った亜門が自分を倒す
 悪が負ける素晴らしい結末だ!と

 でも現実には、亜門は彼を憎まず、不器用な愛情で見送った

 最後の最後で、ドナートの「予定」は大きく狂ってしまい
 泣き笑いで絶息へ

 憎まれ死にたかったのに、亜門は愛してくれた。愚かな息子がどれだけ可愛かったか。

カネキに発見された旧多、多数の口上で彼をお出迎え!!

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この後むちゃくちゃ「旧多が」圧倒した

そう、興味ないね
 当初、ラスボスとして和修家の成り立ち、竜の作り方など口上を打つ筈だったそうな
 カネキ君は、そうした「何故!」が大好きな子ですから
 思う存分に語ろうと

 しかしカネキは興味がないの一言で圧倒、いつもの旧多逃走劇に!

 ところが旧多、そうして戦って済まそうとするカネキは暴漢だと罵倒
 無策なマヌケとバカにします

 旧多、実は戦ってもとんでもない強さだったのです…!

有馬にも褒められた太刀筋! 単純な白兵戦では、カネキの手には負えなかった!!

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 カネキに一発もらい、赫子を展開した旧多

第173話「去なさん」
 薄ら笑いこそ消さないものの、本気で戦った旧多。カネキはいきなり首を狙われた!
 戦いながら、おままごと、遊びと称する旧多に
 カネキは勝てなかった事を再確認

 自分は彼にとって、遊ぶ程度の感覚で翻弄されてきたのだと。

 カネキは旧多に負け続けてきた
 旧多に勝たねばならないと、“竜”を経て変容した赫子を展開

 カネキ最終形態は、亜門のような十字架(光? 星?)を思わせるモチーフに 

幼い頃、和修のトップ・常吉(吉時局長の父)に可愛がられていた旧多

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 じゃあ やりたいことぜんぶ ちゃんとやっておかないとね

第174話「する」
 幼い日、自分も30歳くらいで死ぬ、そういう風に先祖に作られた一族だと知った旧多は
 なら、その前に「何もかも台無しにしてやろう」と決意し
 動いてきたと描かれていきます

 それは仕組みを作った和修、CCGを潰し、竜を解き放って人々を殺す事?

 喰種が罪を犯さないと生きられないみたいに
 彼の場合、寿命がひどく限られていて、生きられる時間自体が少なかった

 生きてるうちに台無しにしたくて、完遂しようと戦ったんでしょうか

追い詰められた旧多、“前巻のリゼ同様”、カネキは愚かな自己愛者だと詰る

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 赫者となってカネキに肉薄するも、敗れ、「なりたかった未来像」を見る旧多

ぜんぶ無駄なのに
 リゼに続き、二度目の詰問となったカネキは、既に旧多が満身創痍だと“同情”。
 旧多は、護ろうとしたカネキと逆で、台無しにしようと動いてたし
 カネキと逆に大体のことに勝利してきた
 彼は「台無しにする側」

 旧多は、カネキはもがいても変えられない、全て台無しにすると責めます

 それは多分、旧多自身が、最初に「普通に幸せになりたい」と願って
 最初に諦めたからなのでしょうか
 無理だと。

 幸せになりたいとあがく。その選択をしたカネキに、苛立っていたんでしょうか

突然現れた大量の喰種、「猿」「ブラックドーベル」強襲!

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 第13巻で本当にさりげなく殺され、死体だけが描写されていた魔猿とカヤさん…。

第175話「虫の王」
 地下の決着がついたころ、CCG連合も、“梟の剥製”をようやく止める事に成功
 しかし、梟と同じく(?)死体を再利用された喰種たち
 曰く「変態的クインケ」が襲来

 赫子を武器化するように、死体そのものを自立クインケとして実戦投入!

 政さん曰く、「シュピールドーゼ」「オルゴール」とも呼ばれ
 過去に失敗した計画でした

 これも嘉納の遺産! あの人どんだけ変態なんだよ!!

喰種化、短命を克服したVたちは、和修同様「支配者側」になると宣言

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 かつて有馬に稽古をつけた芥子、有馬も使い、破壊された「フクロウ」同型を持ち出す

「法の王」
 かつて、芳村店長=功善をⅤに勧誘した芥子にも思い入れ深い、CCG暗部の武器
 芥子らVが、CCG壊滅を図るのは、かつての主だった和修一族の残したもの
 彼らの為に暗闘してきた嫌悪からでしょうか?

 CCGトップ和修家は喰種、彼らは“捜査官の死体”を食べていたと発覚

 作中、(少なくともアニメでは)CCGがどうやって喰種を生かしているか謎でしたが
 食料供給源は捜査官の死体だった…?

 あの共同墓地に葬られた遺体が、和修の食卓に上がってたらしい

秩序を作る。和修になり変わろうとしたⅤだが、丸手は手厳しい!

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 自我を取り戻した“梟の剥製”エト、これが最後の力だったらしい

旧態依然
 芥子らVは、和修を再現し、自分達に都合の良く社会を動かそうと考えましたが
 CCGは、「存在した方が、人間にも喰種にとっても都合が良い」
 絶妙なバランスで存在した組織

 今や人と喰種は和解を始め、“バランス”が崩れた芥子は解っていなかった

 秩序とは、全員に(多数派にとって)都合が良くなきゃ力も保てない。
 この原則を芥子は知らなかった

 秩序とは、「もっと良い形」が浮かばないから、維持されてるに過ぎないのに!

捜査官、喰種たち、続々駆けつけた仲間の大トリは!

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 ナキィ! お前、本当に寝てただけ!? 左腕は失った模様

「共同戦線(後の組織名である)」
 丸手に言わせれば、今やCCGも喰種も、互いに話し合う余地が出来た
 話し合い、関係を変える時期だと解っていないV自身
 和修以上に“旧態依然”

 旧多らが殲滅したはずのナキ達、白スーツ戦線復帰で形勢逆転!

 旧多は、得意の秘密主義でVを欺いたんでしょうか?
 首を貫かれた黒磐巌特等も生存

 俺ら今から話し合うから、話し合えないなら消えろ! という丸手論法!! 

“いつか”すべて「無駄」になる。それが旧多の行動原理

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 カネキを不憫だと言った旧多、多分その言葉は本当に本音。

第176話「喪う」
 旧多からすれば、どうせ誰もがいつかは死ぬ、特に自分は直に死ぬから全てを壊したい
 30歳くらいで死ぬと分かった時、周りも台無しにする計画を立て
 リゼの事も含め、彼は“計画的に”生きてきた

 カネキも、旧多がたまたま巻き込んだだけでしたが、そこからが違った!

 逆にカネキにとっては予想外の人生
 酷い目に遭い、苦しみ、それでも「今までがあったから今がある」と肯定します

 想定外を足掻き続けたカネキは、旧多と正反対なんですね

旧多『……やっぱり わかんないな。あなただけは』

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 ねえ準特等、「普通に生きたかった」なんて言ったら、嗤いますよねえ(旧多)

正反対な二人の望み
 思うに旧多は諦めた、普通に生きたい、って最初の願いを最初に諦めてしまった
 対しカネキは、普通に生きたい、って同じ願いを叶えようとして
 足掻きて足掻いて足掻き続けた

 何でそんなに足掻けるの? 何度も失敗して、台無しになり続けたのに。

 旧多は不思議だったんでしょうか
 最期の最期、「なりたかった未来」を素直に信じ、きっとそうだと事切れる事に

 つくづくカネキと正反対で、でも望んでた事は全く同じだったんですね

カネキ『もし仮に、僕を主役に作品を書くとしたら、それはきっと“悲劇”だ』

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 あれほど強くなっても、“竜”体内ではちっぽけなカネキは、散々な目に遭い続けた

第177話「転帰」
 旧多を看取ったカネキは深部へ降り、リゼに「ごめんなさい」と殺してしまう事を謝り
 そして多分、「あなたと会えたから僕は幸せを掴めた」事に
 ありがとうと告げ殺害

 前巻、旧多の目的、彼の竜として生まれ直すも、多くは語らぬまま退場に

 際してカネキ、自分を主役にすれば悲劇だと想いを馳せますが
 誰が主役でも同じだとも。

 結局誰の人生でも“悲劇”、それでも、自分が行きたい方を選び続けるしかないのだと

核であるリゼを殺害、唯一、“喰種化毒を持つ卵管”は崩壊を迎える

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 際しリゼは、カネキをずっと見ていたと告げる。

第178話「白と兎」
 ナキ達白スーツ乱入で戦況一変、リーダー芥子戦死で、Vたちは残存一割となり逃走
 コマと、おそらくカヤさんも最期は自我を取り戻して死亡し
 エト=剥製梟も再死

 カネキは崩壊する“リゼ”に飲まれながら、彼女の声を聞くのですが…?

 前巻、彼女は旧多同様に彼をなじってみせましたが
 旧多同様に分かり合えたのでしょうか

 リゼに始まった物語は、“ずっと彼女が見ていた”と開かされて終幕へ…!
 
あれから6年、人類と喰種は手を取り合い、東京はドナートの言う通り復興していく

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 最後はマトモだった政さん、性癖は「和修の血が途絶える」前振りだったのね

第179話「白羊のうた【最終回】」
 人類側の丸手、喰種側は月山さんがリーダーに。意外に偉いぞバンジョイさん!
 ヒデは、両者の和解が軌道に乗ったところで海外放浪へ
 言葉も学びながらの旅だったらしい

 モーガンさんは実家を継ぎ、口癖もボーイから「坊位」となった

 また、万丈さんの部下トリオの一人ジロちゃん
 万丈さんと結婚したらしい

 オカヒラさん“達”も、寿命が切れるまで頑張り続けたとか…! すげえよ…!!

毒こそないものの、“竜遺児”という新たな怪物が残った

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 シラズの妹、それにシノハラさんなど、「竜」由来の技術は多くの人々を救う事に

喰種の始まり
 すっかり老けた篠原さん…、彼の前では、ジューゾーも幼い彼のまま…!!
 また、13巻で首を切られた黒磐特等も生還してたと判明
 竜という災害も“実り”を残す事に

 そも喰種も、大昔の竜が生み落とし、また汚染した命なんじゃないか?とも

 歴史は繰り返すという事?
 また当然、半兵衛はジューゾーに仕え続けたそうな。

 ジューゾー、登場時はキレてる子供だったのが、こんな結末になるなんてねえ…。

人類と喰種最大の壁、「食料問題」も技術進歩で改善してゆく

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 ナキの子供たちは、ジェイソンやガギ、グゲの面影を残した。

馬糞味
 喰種でも食べられる食事の研究。両者が和解する、一番手っ取り早い解決法にして
 従来社会では、CCG規模縮小を招きかねず和修に都合が悪いし
 喰種側の憎悪もあって実現困難だった技術

 更なる研究も進み、クソ錦先輩と貴未さんがいちゃついてて何よりです

 堀ちえは月山さんと結ばれず。
 生涯の友人、という道を選んだのが意外でもあり納得でもあり。

 しれっとマダムAが幸せになってるからちきしょう!
 
無論、人類と戦い続けた喰種もいたし、どちらも選ばない者もいた

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 特にタキザワとか、家族も尊敬する人も失っていくアテないしね…。

喰種たちⅡ
 注目の亜門さん&真戸さんは深く語られませんでした。組織を離れてしまった模様
 特に亜門さんは、「喰種の多くは人に害である」価値観から
 喰種組織に身を置きたくないから?

 タキザワ、クロ、墓盗りらは、彼らなりの方法人や喰種の為に

 また、生き延びた死堪は竜遺児細胞をも取り込み
 戦後最悪の喰種となったとか。

 正体、外伝「JAIL」の重要キャラなんだそうな。

クインクス(Q's)は、対・竜遺児部隊として存続・研究が継続

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 瓜と才子、くっつくかと思ったら、隊の父&マスコットとして生きたらしい。

アヤトくん生還
 六月はQ's班には戻らず。贖罪なんでしょうか。地方支部に転じて活躍を重ね
 何と、瓜江よりも先に特等捜査官になっちゃったらしい。
 頑張り屋ですねえ

 アヤトが「小さい子」でからかわれてるのは、ヒナミとの歳の差でしょうか?

 ブシン君もちゃんと子供が生まれて幸せに。
 この二人もどうなる事かと…

 瓜江が無二の親友、「親友」とわざわざ明記してるのが彼らしい。

ヨモさん、念願かなって「大おじ」にクラスチェンジ

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 ヨモさんのいじられ率は異常。好き。

世界は変わり続ける
 カネキは、半喰種として限界でしたが、竜に再構成された事で延命できたらしく
 新しい身体でも、董香ちゃんと二人目を授かった模様
 月山さんもノリノリである

 もちろんカネキは、生きてるだけで、色々言われ続けるでしょう。でも生きていく

 どんな状況でも、自分なりの幸せを求めてあがく大切さ
 本作はそこに肝があったと思います
 娘さん可愛い!

 つまるところ、普通の幸せを求めてあがいたカネキは、最終回で辿り着くことへ

作者氏あとがき、最後の原稿から3日目

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 意外や本作を描くことは楽しくなく、でも最後の最後で本当に楽しかった、と

あとがきと“9年前の作者の日記”と
 アニメ化で、望んだアーティスト氏に参加してもらうなど、夢を叶えた石田スイ先生
 ハンターハンター、富樫先生にも会う事が出来たなど
 あとがきがまた濃いです!

 そして連載開始以前の日記も掲載。まんま本作のテーマだコレ!

 今を肯定するのは過去を肯定する事
 だって今が幸せなら、それは過去のおかげなのですから。

 全面肯定できるわけはない、でも「まあまあ」好きでいれたらいいよね、と。

収録

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 終わった、終わってしまった…。「まだ語って欲しい」事だらけの良い最終回だった!

 ヤングジャンプ・コミックス「東京喰種:re 16巻」。石田スイ
 週刊ヤングジャンプ連載、集英社発行。
 2018年7月(前巻2018年3月)

収録
 第165話「うすらい」
 第166話「et」
 第167話「とうめい」
 第168話「匂へど」
 第169話「群因たちへ」
 第170話「進化と星」
 第171話「きえる」
 第172話「十分」
 第173話「去なさん」
 第174話「する」
 第175話「虫の王」
 第176話「喪う」
 第177話「転帰」
 第178話「白と兎」
 第179話「白羊のうた【最終回】」
 あとがきと“9年前の作者の日記”と
 これまでの感想
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アニメ版 東京喰種 感想 第一期

 第1話「悲劇」
 第2話「孵化」
 第3話「白鳩」
 第4話「晩餐」
 第5話「残痕」
 第6話「驟雨」
 第7話「幽囚」
 第8話「円環」
 第9話「鳥篭」
 第10話「青桐」
 第11話「衝天」
 最終話「喰種」


 √A 第1話「新洸」
 √A 第2話「舞花」
 √A 第3話「吊人」
 √A 第4話「深層」
 √A 第5話「裂目」
 √A 第6話「千路」
 √A 第7話「透過」
 √A 第8話「旧九」
 √A 第9話「街望」
 √A 第10話「終雨」
 √A 第11話「溢花」
 √A 最終話「研  」

漫画 東京喰種:re 感想 ※旧作未読 アニメ 1期 2期視聴 公式ツイッター

 東京喰種:re 1巻
 東京喰種:re 2巻
 東京喰種:re 3巻
 東京喰種:re 4巻
 東京喰種:re 5巻
 東京喰種:re 6巻
 東京喰種:re 7巻
 東京喰種:re 8巻“殺しただろう? 隻眼の王は”
 東京喰種:re 9巻“俺は かつての仲間を救いにきた”
 東京喰種:re 10巻“黒山羊の蹄”
 東京喰種:re 11巻“アキラの選ぶ道。…アンタ童貞?”
 東京喰種:re 12巻“いいえ、もう童貞ではありません”
 東京喰種:re 13巻“むしろ竜です。さよならカネキ”
 東京喰種:re 14巻“ありがとうカネキ” 和解の成立
 東京喰種:re 15巻“再会”おはよう僕の竜
 東京喰種:re 16巻【最終回】人と喰種と東京喰種