公式サイト U.C.0089 機動戦士Zガンダム外伝審判のメイス 3巻【最終回】感想 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレあり 原作:神野淳一 漫画:ROHGUN これまでの感想はこちら。前巻はこちら
一年戦争を“生き抜いた”男達の想い。戦後の戦争を描いた外伝作、完結!

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人類の半数を失う大戦を生き抜くも、仲間を選び、愛する人を想って散ったジオン兵の2巻
 対し3巻は、愛する人と、幸せな家庭を築いた“ある連邦兵の後日談”でした
 生きてて良かった、そんな小さな幸せが踏みにじられた。
 Zは、こうした人が沢山いたのでしょうか

 ガンダムは、何故俺の家族を救ってくれなかった? そんな叫びが虚しい

ガンダム[グリンブルスティ]
 対し、あくまで“ガンダムはただの兵器だ”と、使い捨てた主人公・ヨーンが好対でしたね
 グリンプルスティ自体、欠陥機なのも「ただの機械だ」と補強しています。
 でも同時に、ガンダムで押し返す!と叫んでしまう野放図さ
 オマージュだけど好ましい!
  
 戦闘面も、熟練者の戦法を真似、無謀さを加味した戦法が若者らしかった!

ガンダム 審判のメイス 3巻 感想

 第13話「審理2」
 第14話「審理3」
 第15話「審理4」
 第16話「審理5」
 第17話「判決」
 第18話「閉廷【最終回】」
 MSデータなど各種掲載、ORX-008 ガンダム[グリンブルスティ]
 これまでの感想
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「本編」AOZ 刻に抗いし者から続投したエスター少尉、今期はハッピーエンド!

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 本編では、ライバルにして兄貴分アーネストとの、縁談要員として登場。

あらすじ
 UC.0089、地球到達が予測されるも、戦争のゴタゴタで軽視された彗星が接近
 だがグリプス戦役、ハマーン戦争で、権威低下に悩んだ地球連邦軍は
 迎撃の、政治パフォーマンス化を計画し
 水際迎撃にこだわる

 連邦軍デルフォイ艦隊は、やむなく、3隻での軌道変更作戦を実施

 彗星を落とそうとする、ネオジオン残党と「極左組織カメラード」と交戦に入るも
 無事、これを阻止する事に成功

 UC.0089年5月、ヨーンとアイリスは、無事地球圏へ帰還する(終)

第13話。“審判のメイス”落下阻止へ、囮となった艦隊は奮戦する!

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 ライフル二挺、背部ピストル2基、バインダ2門、シュツルムの火力すげえな!

第13話「審理2」
 Z外伝AOZ、そのまた外伝である本作最終戦は、AOZの軸“審判”に見立てたもの
 地球到達が予測されるも、ゴタゴタで忘れられていた彗星をジャックし
 妨害を排して、地球に落とす作戦

 ネオジオン残党の“審判のメイス”に抗い、連邦デルフォイ隊奮闘!

 何せ、Z、ZZで醜態を晒した連邦本隊にすれば
 迎撃戦で政治ショーができます

 でもそんなスターダストメモリー、逆シャア(本作の少し後)も、似た経緯で失敗…

 任せちゃおけぬデルフォイ隊、エスター隊長は相変らずセクシー!

『惜しいな、腕が鈍ったぜ』

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 いやアンタ、マジ何者なの!?

JFK(ジャンクフリーキット)
 経歴に謎が多い整備主任ですが、今回は、特に異常だった!
 何せ、高機動戦まっただ中のシュツルム・ディアス
 高機動機に「目測」で当てた?!

 被弾したワイゼンベルガーが、流れ弾か?と誤認したのが「すごい」!

 コンピュータによる補助、「ロックオン(照準レーザー)」で誘導せず
 完全に目測で当てやがったんですよ!

 ちゃっかり最新のクレイ・バズーカ、このオッサン新鋭機で戦ったらどうなるの!?

 まあ、「旧ザクに乗りなれてるから」とか言うんでしょうけど

連邦カラー・バーザム奮闘! シュツルム・ディアスを捉えた…

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 寸前まで迫ったバーザムだったが、ビーム・ピストルの抜き撃ちで戦死…!

陽動部隊
 主人公ヨーンと、同じくらいだったんでしょうか。勝利寸前で撃墜されたバーザム
 熱く、主人公チックな展開から無惨に落とされる残酷さ
 無情なのも戦争らしさか。

 ディアスのワイゼンベルガーが、その“死体”を盾にする非情さも

 ワイゼンは、ZZのマシュマーと通じる「ネオジオンの騎士」だからか
 女が乗るジムⅢが怯むと考えます

 確かに怯みましたが、むしろ踏みとどまった元ティターンズ、エスター少尉!

 宇宙世紀でも、この世代は実戦経験が豊富ですものね

第14話。“彗星阻止本命”ヨーン達は、特攻隊ハンマ・ハンマと交戦へ

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 何故 今になって現れる “ガンダム”!(ハンス・シュミット)。

第14話「審理3」
 連邦側の勝利条件は、ブースターを取り付け、彗星の軌道を変える事
 その為に、母艦3隻をぜんぶ囮にする離れ技をしましたが
 彗星にはハンマ・ハンマが

 彼もまた、AOZらしく“ガンダム”に囚われた男だったんですね

 囚われたというか、故郷と家族を失ってしまった無力感で
 ガンダムがいればと縋ってしまった

 その彼を止める為、ガンダムが現れるとか、もう皮肉でしかないわ!
 
肉親を殺され、故郷を失った。“ガンダム”のヨーンもまた同じ境遇だけに…

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 ハンスの気持ちが「分かる」とは言わない、本当の気持ちは当人にしか分からないから

サイコミュの煌めき
 元々、ジムにガンダム頭を付けたら、どんな影響を及ぼすか?から始まったAOZ
 縋ったハンスに、「ガンダムはただのMSだ」と突きつけ
 ヨーンは、白兵戦を演じます

 対し異様なオーラを放つハンマ・ハンマ、“サイコミュ”の光か!

 ハンマはキュベレイの成功を糧に、一般兵でも使えるサイコミュ開発を目指すも
 結局、一般兵では動作できず頓挫したMSです

 しかし彼はNTか、或いは、気迫で「足りる」まで埋めたのか! 凄まじいオーラ!

※一般人も、NT同様の脳波を微弱ながら発している。

第15話。“Zガンダム”の発端にあるモノ、30バンチ事件

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 マシュマーが苦慮した有線オールレンジ、サイコミュ攻撃を駆使するハンス!

第15話「審理4」
 ハンスは、ネオジオンに協力する極左テロ団体、「カメラード」の代表でしたが
 元を辿れば、ティターンズに毒ガスで滅ぼされたコロニー
 30バンチ守備隊長だったんですね

 憎悪は、ティターンズを支持した、連邦市民そのものへと転化

 ハンマ・ハンマは、全身に推進器を配した高機動MSですが
 バランスが悪いと評されます

 しかし使いこなせれば、同時期最高水準の推力、強くないワケがない!

 固定火器が低火力な欠陥も、サーベル主体にして補ってた様子

第16話、最終審理。ハンス達は、落下軌道の彗星を「天命」と受け止めた

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 審判のメイスなんざ ガンダムで押し返してやる!

第15話「審理5」
 大昔、恐竜を滅ぼしたように、この彗星は地球に落ちるべく現れたというハンス
 戦争やティターンズ、罪を犯した人類を罰する為に到来した
 罪への罰、「神」の裁きだと捉えてた

 対しヨーンは、軌道を変えられる時代に来たなら、それは“試し”だと

 もし、一世紀前に来てたらなすすべなく滅んだかもしれない
 神の裁きだったかもしれません

 でも今は、軌道変更、MSという作業機も充実して十分に“変えられる”!

 今訪れたなら、それは罰じゃなくて「試し」なんだと

第17話、決戦! ヨーンとハンスの舌戦、皆の「審理」に対する判決とは

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 専用ライフルを失い、ジムⅢのライフルを使ったガンダム[グリンブルスティ]

第17話「判決」
 最終決戦は、互いに主要武器を失っての高機動戦! 共に推力のバケモノだけに
 リミッターを切り、追いかけっこしてる内にパイロットが潰れてしまう
 中の人の根競べか!

 しかしヨーン、ハンスの戦法を真似、ライフルのエネルギー弾倉を暴発!

 かつ無人にしたガンダムを、慣性任せにエネルギー流に突入
 囮にする贅沢な捨て駒作戦!

 ガンダムは特別じゃない、ただの道具だ、を体現した戦法だわ!

 もったいないけど、終始一貫してるな若者は!

目くらましに“ガンダム”自体を的にしたヨーン、決着に際して…

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 ガンダムに付いたままのEパック(エネルギーの弾倉)を撃ち、目くらましにしたヨーン

生き延びた男
 いまわの際、ハンスが見た最後の光景は、「生き延びて良かった」と思った瞬間
 前巻、ジオン残党オーラフは、人生を間違えたと悔いました。
 戦後に愛する人を迎えに行けば良かったと

 対しハンスは、戦争を生き延びた後、幸せな家庭を築く事が出来た

 彼はちゃんと愛する人を幸せにした
 必死に生き抜いて、ご褒美に、幸せを手にしたはずだった

 Zって作品は、戦後に起きた戦争、こういう想いの人がきっと一杯いたんだ…って。

 連邦とジオン、大戦期を生き抜いた男達を掘り下げた、その姿勢が好きです

第18話【最終回】。彗星は無事軌道を変更し、少年と少女は地球圏へ帰還する

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 二ヶ月、軌道変更用ユニットで暮らした後、コア・ピグレットで帰還するヨーン達

第18話「閉廷【最終回】」
 動かなくなったガンダム[グリンブルスティ]は放棄、ヨーン達は二ヶ月後に帰還
 本作で、愛する人と添い遂げられなかった男達と戦い
 ヨーンは「手を離さない」と決意

 ハンスがそうだったように、未来は解らない。でも、離さない事が肝心

 外伝のそのまた外伝、短期連載のコミック化と聞いていましたが
 それだけにまとまったものを感じました

 また本作、キャラに目がいくけど、MS作画も、かなりしっかりしたガンダムだった!

 その点、ROHGUN先生の次の「ガンダム」も見たいですね!

コラム、巻末データ集が豊富! この充実は、ガンダムエース系も見習って欲しいわ!

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 MOONガンダムは、プリズマティックモビルズみたいに、資料集を出す予定なんでしょうが

設定資料集
 グリンブルスティは設定画は背中のみで、主に劇中作画から掲載。
 また、ハンマ・ハンマのMS資料も掲載されたほか
 あとがきも掲載

 コラムでは宇宙世紀でのビーム対策、バーザム、30バンチ事件

 オールレンジ攻撃の一長一短と、豊富なコラムが付属

収録

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 グリンブルスティの兄弟機たち、両方大気圏に投げ捨てて燃え尽きたものねえ…。

 電撃コミックスNEXT「漫画版 機動戦士Zガンダム外伝審判のメイス 3巻」。
 月刊コミック電撃大王連載、KADOKAWA発行。原作:神野淳一、作画:ROHGUN
 2018年9月(前巻2018年2月)

審判のメイス 3巻 感想
 第13話「審理2」
 第14話「審理3」
 第15話「審理4」
 第16話「審理5」
 第17話「判決」
 第18話「閉廷【最終回】」
 MSデータなど各種掲載、ORX-008 ガンダム[グリンブルスティ]
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