公式サイト ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第11話 感想 もう、誰も死なせたくない レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 19時感想追記 前回はこちら



願いは金色、現実は銀色。出来た、出来ない、出来なかった、戦場のヴァイオレット



ヴァイオレットは多分、少佐の手を取り、キスしていれば良かった事を知った
死の間際だから素直になれて、転がりでる「愛している」があって
当時は、どうすれば良いか知らなかった
でも学んでも、彼の家族に何も言えなかった。今もまだ無力であると
■死の際に見た、黄金色の夢と雪景色
でも、そんなそんな自分にさえ感謝してくれる人がいて、それでも哀しくて仕方ない
雪の中で死ぬのでなく、死に際に幸福な姿を夢見ることが出来たように
確かに周りを幸福に出来るようになったけれど…
少佐の愛してるに、死の際の想いに、今度こそ追いつけたのでしょうか…?

前半
後半
両親への手紙
帰りたい
感想追記
これまでの感想

収監兵から見れば、どれだけ恐ろしかったのか。コート姿が不幸中の幸いに
■あらすじ
元敵国・帝国の兵が過激派に解放され、内戦状態に陥ったクトリガル国からの依頼
ヴァイオレットは、ホッジンズとカトレアが断ろうとした仕事を遂行すべく
最前線メナス基地に降り立つ
しかし同基地は陥落しており、瀕死のエイダン・フィールドだけ辛くも救えた
ヴァイオレットは、両親と想い人マリアへの想いを手紙にし
エイダンの最期を看取る
彼も両親もマリアも、想いを伝えた事に感謝した、しかしヴァイオレットは無力感に沈む
次回、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第12話

前回、ヴァイオレットは余命いくばくもないクラーラ・マグノリアの依頼を受け
彼女の娘、アンに50年に渡り届けられる手紙を代筆し
残してゆく悲しさに涙する
ヴァイオレット自身も、“残される悲しさ”からアンを守ろうとし、強い彼女を抱きしめる。






この国…、最近内戦が起きてるんだよ…。
■「軍人」というもの
元敵国“基地”からの依頼! 何でまた、ライデンに舞い込んだのかと言えば
内戦が起きており、誰も受けてくれないからだ
と
メナス基地は、その最前線だ。…さすがに危険すぎる
元敵国・クトリガルは揺れているのだ
また戦争したい過激派から、攻撃を受けている穏健派の最前線、メナス基地からの依頼。
カトレアと彼は、過激派を「戦争をやりたがる奴ら」と否定する。

カトレアは兵士に同情するが、戦場帰りのホッジンズは危険だと断じ
この、藁にもすがる思いで「元敵国ライデン」にまで出された
兵たちの依頼を蹴ってしまう
しかし呼ばれ飛び出るのが、「ドール」としての、ヴァイオレットの信条なのだった、と。





我が隊は、これより出撃する!
■ファントム・メナス
カトレアが言うように、メナス基地では、思いを伝えたい青年がいた
しかし、無情にも出撃命令が下ってしまうのだったと
今度の舞台は雪深い地!
世界を股にかけ、“元兵士ヴァイオレット”はドールとして戦地へ…!
しかしデカいな…。

オープニング明け、断るはずだった封筒が見えない事に郵便社は大騒ぎ
幸い、律儀に「クトリガルに行きます」と言い残していたが
一週間はかかる道程だという
やだお父さん、久々に「ちゃん」が出てるわよ!











メナス基地が最後の砦で、ギリギリ耐えちゃあいるが…
■水際ウォーターライン
クトリガル着、しかし基地は最前線の為、道路が封鎖され近づけない
ヴァイオレットは「自分を配達して欲しい」と頼み
現地の人に呆れられる事に
近くにガルダリク帝国軍の収容所があり、そこから脱走者が出たのだ
逃げ出したのは“帝国兵”たち
ヴァイオレットの元敵が、戦争再開を望む過激派によって解放され、内戦になったという。
結果、メナス基地がギリギリ耐えている有様という。

厳しい戦況なら、なお伝えたい想いがあるはず。ヴァイオレットには動機があり
また「解決策」として、飛行気を使うというアイデアがあった。
飛行便を扱っているのだ
付近の険しい山なら、軍事的価値がなく、誰も見張っていないはずだ、と。


お客がお望みとあらば、どこへでも行くのが「ドール」の仕事だ。
それはきっと、本来なら限りなくお題目に近いものなのだろう
しかしヴァイオレットは完遂する
ならば自分の仕事は…、と郵便屋の親方も、飛行機を出すのだった、と。





美味い食い物も、いっぱい届くようになる…!
■明るい日
侵攻する兵士たちの話題は、大丈夫、じき通商が良くなるという「希望」
明日はきっと、今より良い日だという明るい話題だった
で
中隊長に連絡、第2小隊はこの地点より迂回
拠点に出くわした小隊
避けねばならない、上司に連絡するよう隊長は指示を組み立てる
通信手段は、こうして伝令が走るのがセオリーな時代










お願い…、見捨てないで…!
■絶たれた時間
しかし伝令を出そうとした瞬間、拠点からの狙撃で、まず小隊長が撃たれ
慌てて、目くら撃ちで対応するのだったが
今度は大砲が発射!
小隊は壊滅、未だ撃っていた髭の仲間も、一瞬で死体の仲間入り
朗らかな時間は一瞬で途切れ
青年は、伝令役だった少年を引っつかんで逃げ出すことに
こういうの、やりにくいんだよなあ…。










帰る…、んだ…。
■エイダン・フィールド
まだ若い伝令は深い傷を負い、もう「置いていかれたら最後だ」と恐怖するあまり
置いて行かないで、と連呼しながら落命
エイダンだけが残ってしまう
さっきは撃てなかった狙撃兵も、上司の命令とあらば撃たぬわけにはいかない
そのエイダンも、逃げ惑う内に撃たれて気絶
小隊は壊滅状態に
見捨てたくなくてもどうにもならない、“どうにもならないもの”はある。

夕暮れ時、ヴァイオレットたちの航空機も到達したが
眼下は酷い有り様で、基地も陥落している
戻るしかない…
が!



















やめろ。…俺はアンタを知っている。
■空から来た者
帝国兵は、口々にクトリガルの脆弱さを笑い、自分達が率いねばダメだと
戦争継続しか頭にない口振り。
が
ライデンシャフトリヒの少女兵…、何故お前が
ヴァイオレット健在!
しかし、積極的に「殺そうとしない」事は、以前よりも彼女を危険にも晒していた
この一瞬だけで、下手すっと15分相当くらいの原画枚数だ!

リーダー格、実力は知っているぞ、とあっさり後退を選んだ
また、すごく見覚えがある「傷の男」もいるが
ヴァイオレットはこれもスルー
囚人兵にすれば、“兵器”のままなんですね、「服装」がちょうど隠れてますし。


写真が高価な時代だけに、依頼書には、外見の解説文も入ってたらしい
ヴァイオレットは、エイダンを見分けると
依頼を確認した
仲間と思えば子供で、子供と思ったらドールだったか…。










故郷に手紙でも送れば?
■生真面目な追憶
気を失ったエイダンが思い出したのは、伝令少年が教えてくれた“お金の使い方”だ
学がなくたって、想いを伝える手段があるよ
と
マリア…
今はもう死んでしまった皆
出征前、必ず生きてまた会うんだと、冒頭での“ハンカチを彼女に貰った”記憶
字を書く事も学べぬゴタゴタした時代、“ドール”は大切な仕事だったと。

もう二度と会えない仲間達、“会えないだろう”と思った少女への追憶から
次に見たのは、人形のように綺麗で都会的な女性に
旦那様、と呼ばれる強烈な違和感
少女と山小屋、ヴァイオレットさん毎度マイペースねホント!!







もうすぐ…、死にそうだから…、頼むよ
■伝えたい
暑い程に毛布を被せ、まず身体を労わる事だ、と“仕事を後回しにする”ヴァイオレット
しかし、懸命な願いに手紙を書くことに
と
綺麗だ………。
幻想的な炎に、きらきらときらめかす銀色の義手
思った事が口を突くエイダン
死にそうだから、“死ぬ前に想いを残したい”、前回の婦人と同じなんですね。

しかしヴァイオレットが行ったのは、空中でタイプするという事。
考えてみれば、飛行機から降りるときは身軽でした
そこは考えてたんですね
3話のように、記憶力の良いヴァイオレットは、己の“心に刻む”事に。

父さん、母さん、俺の事、今まで育ててくれてありがとう。
これが最後の手紙になるかも…。
もし二人が生まれ変わって、夫婦になるなら、また俺を生んで欲しい。お願いだよ
こんな風に、終わるハズじゃなかったんだ…
もっと幸せになって、その姿を二人に見せるはずだったんだよ
だから、父さんと母さんも祈って、また俺を、息子にしてよ、お願いだよ…
…こんな言葉遣いで良かったのかな?










ええ、私はこのままの方が、良いと思います
■叶えたかった
意外や、彼から出たのは恋人への愛でなく、まず両親への言葉だった
自分は“子”として、十分ではなかった
と
君に…、そう言って貰えると、何だかそんな気になる……。
もっと親子でいたかった。
自分が幸せになる事、多分それこそが、彼に両親が願ってくれた事だったのでしょう
次こそは、両親の願いを叶えたい、そんな気持ちだと私は思います。

転がり出てきた写真に、ヴァイオレットは、少し焦ったような口調で促した
前々回、配達人のローランドさんに教えて貰った座右の銘
届かなくて良い手紙はない、って事。
手紙は想いで、“届かなくて良い想いなんてない”…、届けなければ!


マリア…、元気にしてるかい?
覚えて…、いるかな
俺に告白、してくれた時の事
俺は、すごく、すごくすごく嬉しくて…、マリア…、マリア……
帰りたい…、キミのところに、帰りたい。
死にたくないよ、帰りたい、キミのところに、待ってて…













妹のように想ってた幼馴染で、告白されたけど、恋人らしい事は何も出来なかった
■伝えたい
だから死の際に思うのは、本当は嬉しかった、大好きだと伝えたい事
伝えきれなかった、素直になっていれば良かった事
でも
死にたくないよ、帰りたい、キミのところに、待ってて…
愛しているを伝えたい。
内心で秘めてた事が、死を覚悟した時に口を突いてしまうという事
この思いは、少佐と同じなんだ、と私は思います。

今回とても薄暗いし、音がしないエアタイプだし、彼は瀕死です。
だから分からなかったけど、はっきりと“手が止まって”た
ヴァイオレットは、彼の言葉を聞き
手が止まってしまった
だけど、もちろん、哀しませたくないから“嘘を吐いた”のだと。








お願い…、俺に触れて。
■寒い
目も耳も急速に遠く、感覚が薄れてきたエイダンは、触れてくれるよう頼んだ
周りに、誰かがいる事を少しでも感じたかった
と
ああ…、何だか、寒くなってきた…、父さん、母さん……
さっき暑いと言ったエイダン。
ヴァイオレットは、それでも念入りに包みました、体温保持が大切なのですから
それでも寒く感じるなら、血の流れが急速に弱くなっているって事で…。

心臓が止まるって音は、動きがどんどん悪くなって、血流が弱くなる事
またここで、「寂しいと寒くなる」って言葉を思い出しました
Landreaallという漫画の言葉ですけれど
私も実際そう思うし、心と体の動きは、不思議に繋がっているように感じます。



















口で「愛してる」を形にして、「マリア…、キスして?」
■現実は銀色
目に浮かんだ黄金色の風景は、記憶でなく、「そうなりたかった」光景。
彼女の元へ帰り、互いを感じあいキスをするのだ
と
ありがとう
愛してる、そう伝えてキスをする事。
雪景色が霞んだのは、彼が見た最期の景色、ちゃんと意識を保っていたって事だと思います
ありがとうは、この景色を見せてくれた、ヴァイオレットへの感謝なんだよって。

多分ヴァイオレットが思ったのは、当時、少佐にそうしてあげられなかった事
当時、この気持ちを知っていれば
伝え方を知っていれば。
そうすれば、少佐をキスで見送る事が出来たのに、って。


























ウソよ…、エイダン…、エイダン…!
■いくら言葉を見つけても
ヴァイオレットの無事は電報で知らされたのか、ホッとするホッジンズお父さん達
しかし、ヴァイオレットはその足で「マリア」達の元へ向かい
直接、手紙を手渡した
泣き崩れた彼女達に、ヴァイオレットは何も出来なかった
あの時、少佐にやっていたら良かった事をようやく知った
寄り添いキスすれば良かったと
でも幾ら学んでも、出てこない言葉はある、踵を返す姿に無力感を感じます。

立ち去ろうとしたヴァイオレット、どれだけ無力な思いに駆られた事か。
しかし、どんなに無力だと彼女自身が思っても
家族には嬉しいんです
届かなくて良い想いはない、最期の想いを聞けて嬉しかったと。













いいえ…、いいえ…、いいえ……、守って…、あげられなくて、ごめんなさい…
■「ありがとう」「ごめんなさい」
愛した息子は、“帰ってくる”事が出来た。両親もマリアさんも口々に礼を言います
でも、ヴァイオレットの無力感も決して消えない
と
死なせてしまって、ごめんなさい…
当時者には感謝しかないんです。
当時の世情なら、無味乾燥な死亡通知が届くだけ、それが当たり前だったはずだから。
エイダンが最期に「ありがとう」と言ったのと、同じ気持ちなんだと思います

ありきたりで、偽善的な言葉かもしれない、けどそれしか思い至らない。
彼を救えていたら、それが最善だったのは間違いない。
可能性はあったはずだと。
あと少し急げば、あと少しあと少しみたいに、「もしも」は際限がないのですから。


言葉を知らず言えなかったけど、ずっとあなたの瞳を美しいと思ってました
■「今ごろ」なんてはずは無い
もしヴァイオレットが、少佐もまたずっと自分を思っていたことに気付けたなら。
エイダンが、本当はずっとマリアの事が好きで
素直に言えなかったみたいに
本当は少佐は、愛していると、ずっと自分に言いたかったのではないか?
もし彼女が、そこに今回で気付けたのだとしたら
ひどく似た者同士だと感じます
言葉を知らないだけで、感情自体はあった、そう気付いた少佐に似てた気がします

顔に傷がある男は、多分ヴァイオレットと少佐を撃ったミスター手榴弾。
■過激派と最終回
今の展開、最後は“戦争を終わらせる手紙に繋がるんじゃないか、って気がしてきました
兵士たちの会話からして、どうも北部は物資に乏しく
戦争原因だったんじゃないかって
じきに大陸横断鉄道が繋がる事で、本当の終戦が訪れるって気がします
ヴァイオレットたちの南部ライデンは気候が穏やかで過ごしやすいけど
北部は寒くて生活が厳しい
その格差是正が、本当の平和に繋がるんだ…、みたいな。

戦う事しか知らず、少佐の事で北部を恨んでも良い彼女が
もう、誰も死なせない為に必死に頑張る…
みたいな話になるんじゃ?
と
今回で、別れ際の少佐の気持ちに追いついた。後は“その先”を目指す事…?


彼らは帝国兵、終戦後(ここ一年くらい?)ずっと収監されてたとすれば
ヴァイオレットが、自動筆記人形として有名になった
なんて知る由もなかったのでしょうか
それを知った彼らと、改めて再会する展開もあるのかな…?

というか彼ら、大陸横断鉄道が敷設され、これからは物資がどんどん来るとか
そういう事情も、もしかしてまだ知らないのかもしれませんね
めっちゃ戦争したがってる様子でしたが。
いやでも戦後復旧に加え、新たな鉄道の敷設なら相当期間がかかるし知ってるか?

エイダンの故郷は、本当にのどかで、何もない田舎でした。
作中、「都会に行きたい!」って人は何人も出てきてます
アイリスとか代表ですが。
でも関係ない、彼の唯一無二だったんだって思えて、また哀しく感じました

学校回の3話と、天文回の6話に続く浦畑達彦氏の脚本回。
■スタッフ
脚本:浦畑達彦
絵コンテ&演出:北之原孝將
作画監督:明見裕子、池田晶子、丸子達就
アニメ制作:京都アニメーション
原作:暁佳奈/エスマ文庫(京アニのライトノベルレーベル)
制作協力:アニメーションDo
■あらすじ
?




もう誰も死なせたくない、少佐を死なせなければ、気持ちの答え合わせだって出来たのに。
■願いは黄金、現実は銀
繰り返しますが少佐はきっと生きて(略)、でもエイダンは生き延びる事が出来なかった
出血は小さかったし、きっと何かが盾になったと思ったんです
マリアを思うと声が強くなったし
でも好きな人を思って、気持ちだけは持ち直せても、身体はどうにもならない
あとコートで服装に気付かれないとか
エアタイプだからこそ、彼女の手が止まった事にエイダンが気付かないとか。
そうした状況が、気持ちに繋がってるのも面白い気がしました。
次回、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第12話
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話「「愛してる」と自動手記人形」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第2話「 戻って来ない」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第3話「あなたが、良き自動手記人形になりますように」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第6話「どこかの星空の下で」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第7話「 」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第8話
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第9話「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話「愛する人は ずっと見守っている」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第11話「もう、誰も死なせたくない」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第12話
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第13話「自動手記人形と「愛してる」」【最終回】
死の間際だから素直になれて、転がりでる「愛している」があって
当時は、どうすれば良いか知らなかった
でも学んでも、彼の家族に何も言えなかった。今もまだ無力であると
■死の際に見た、黄金色の夢と雪景色
でも、そんなそんな自分にさえ感謝してくれる人がいて、それでも哀しくて仕方ない
雪の中で死ぬのでなく、死に際に幸福な姿を夢見ることが出来たように
確かに周りを幸福に出来るようになったけれど…
少佐の愛してるに、死の際の想いに、今度こそ追いつけたのでしょうか…?
目次 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第11話 感想

前半
後半
両親への手紙
帰りたい
感想追記
これまでの感想
コートを着込んでいたヴァイオレット、「まだ軍人」と誤解されたらしい

収監兵から見れば、どれだけ恐ろしかったのか。コート姿が不幸中の幸いに
■あらすじ
元敵国・帝国の兵が過激派に解放され、内戦状態に陥ったクトリガル国からの依頼
ヴァイオレットは、ホッジンズとカトレアが断ろうとした仕事を遂行すべく
最前線メナス基地に降り立つ
しかし同基地は陥落しており、瀕死のエイダン・フィールドだけ辛くも救えた
ヴァイオレットは、両親と想い人マリアへの想いを手紙にし
エイダンの最期を看取る
彼も両親もマリアも、想いを伝えた事に感謝した、しかしヴァイオレットは無力感に沈む
次回、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第12話

前回、ヴァイオレットは余命いくばくもないクラーラ・マグノリアの依頼を受け
彼女の娘、アンに50年に渡り届けられる手紙を代筆し
残してゆく悲しさに涙する
ヴァイオレット自身も、“残される悲しさ”からアンを守ろうとし、強い彼女を抱きしめる。
カトレア『北部の元敵国じゃない! そんなところから代筆の依頼?』






この国…、最近内戦が起きてるんだよ…。
■「軍人」というもの
元敵国“基地”からの依頼! 何でまた、ライデンに舞い込んだのかと言えば
内戦が起きており、誰も受けてくれないからだ
と
メナス基地は、その最前線だ。…さすがに危険すぎる
元敵国・クトリガルは揺れているのだ
また戦争したい過激派から、攻撃を受けている穏健派の最前線、メナス基地からの依頼。
カトレアと彼は、過激派を「戦争をやりたがる奴ら」と否定する。
カトレア『兵士たちだって伝えたいことがあるからドールを呼んだんでしょうに』

カトレアは兵士に同情するが、戦場帰りのホッジンズは危険だと断じ
この、藁にもすがる思いで「元敵国ライデン」にまで出された
兵たちの依頼を蹴ってしまう
しかし呼ばれ飛び出るのが、「ドール」としての、ヴァイオレットの信条なのだった、と。
兵士『…マリア…』





我が隊は、これより出撃する!
■ファントム・メナス
カトレアが言うように、メナス基地では、思いを伝えたい青年がいた
しかし、無情にも出撃命令が下ってしまうのだったと
今度の舞台は雪深い地!
世界を股にかけ、“元兵士ヴァイオレット”はドールとして戦地へ…!
しかしデカいな…。
ホッジンズ『ヴァイオレットちゃんは!? …しまった!』

オープニング明け、断るはずだった封筒が見えない事に郵便社は大騒ぎ
幸い、律儀に「クトリガルに行きます」と言い残していたが
一週間はかかる道程だという
やだお父さん、久々に「ちゃん」が出てるわよ!
『ここが、アンタが配達されたがってるメナス基地だ!』











メナス基地が最後の砦で、ギリギリ耐えちゃあいるが…
■水際ウォーターライン
クトリガル着、しかし基地は最前線の為、道路が封鎖され近づけない
ヴァイオレットは「自分を配達して欲しい」と頼み
現地の人に呆れられる事に
近くにガルダリク帝国軍の収容所があり、そこから脱走者が出たのだ
逃げ出したのは“帝国兵”たち
ヴァイオレットの元敵が、戦争再開を望む過激派によって解放され、内戦になったという。
結果、メナス基地がギリギリ耐えている有様という。
『…面白ェ嬢ちゃんだ、気に入ったぜ!』

厳しい戦況なら、なお伝えたい想いがあるはず。ヴァイオレットには動機があり
また「解決策」として、飛行気を使うというアイデアがあった。
飛行便を扱っているのだ
付近の険しい山なら、軍事的価値がなく、誰も見張っていないはずだ、と。
『どんなものでも! どこでも届けるのが郵便屋だ!!』


お客がお望みとあらば、どこへでも行くのが「ドール」の仕事だ。
それはきっと、本来なら限りなくお題目に近いものなのだろう
しかしヴァイオレットは完遂する
ならば自分の仕事は…、と郵便屋の親方も、飛行機を出すのだった、と。
兵士達『…もうすぐ、大陸縦断鉄道が出来るんだろう?』





美味い食い物も、いっぱい届くようになる…!
■明るい日
侵攻する兵士たちの話題は、大丈夫、じき通商が良くなるという「希望」
明日はきっと、今より良い日だという明るい話題だった
で
中隊長に連絡、第2小隊はこの地点より迂回
拠点に出くわした小隊
避けねばならない、上司に連絡するよう隊長は指示を組み立てる
通信手段は、こうして伝令が走るのがセオリーな時代
『…!? 敵の待ち伏せだ!』










お願い…、見捨てないで…!
■絶たれた時間
しかし伝令を出そうとした瞬間、拠点からの狙撃で、まず小隊長が撃たれ
慌てて、目くら撃ちで対応するのだったが
今度は大砲が発射!
小隊は壊滅、未だ撃っていた髭の仲間も、一瞬で死体の仲間入り
朗らかな時間は一瞬で途切れ
青年は、伝令役だった少年を引っつかんで逃げ出すことに
こういうの、やりにくいんだよなあ…。
『死にたくない…』『俺だって死にたくない!』










帰る…、んだ…。
■エイダン・フィールド
まだ若い伝令は深い傷を負い、もう「置いていかれたら最後だ」と恐怖するあまり
置いて行かないで、と連呼しながら落命
エイダンだけが残ってしまう
さっきは撃てなかった狙撃兵も、上司の命令とあらば撃たぬわけにはいかない
そのエイダンも、逃げ惑う内に撃たれて気絶
小隊は壊滅状態に
見捨てたくなくてもどうにもならない、“どうにもならないもの”はある。
操縦士のおじさん『メナス基地も陥落してる…、とても降りられるもんじゃねえ』

夕暮れ時、ヴァイオレットたちの航空機も到達したが
眼下は酷い有り様で、基地も陥落している
戻るしかない…
が!
元・帝国兵『脆弱だな、クトリガル軍は』



















やめろ。…俺はアンタを知っている。
■空から来た者
帝国兵は、口々にクトリガルの脆弱さを笑い、自分達が率いねばダメだと
戦争継続しか頭にない口振り。
が
ライデンシャフトリヒの少女兵…、何故お前が
ヴァイオレット健在!
しかし、積極的に「殺そうとしない」事は、以前よりも彼女を危険にも晒していた
この一瞬だけで、下手すっと15分相当くらいの原画枚数だ!
ヴァイオレット『申し訳ありませんが、退って貰えませんか?』

リーダー格、実力は知っているぞ、とあっさり後退を選んだ
また、すごく見覚えがある「傷の男」もいるが
ヴァイオレットはこれもスルー
囚人兵にすれば、“兵器”のままなんですね、「服装」がちょうど隠れてますし。
ヴァイオレット『…お待たせしました、旦那様』


写真が高価な時代だけに、依頼書には、外見の解説文も入ってたらしい
ヴァイオレットは、エイダンを見分けると
依頼を確認した
仲間と思えば子供で、子供と思ったらドールだったか…。










故郷に手紙でも送れば?
■生真面目な追憶
気を失ったエイダンが思い出したのは、伝令少年が教えてくれた“お金の使い方”だ
学がなくたって、想いを伝える手段があるよ
と
マリア…
今はもう死んでしまった皆
出征前、必ず生きてまた会うんだと、冒頭での“ハンカチを彼女に貰った”記憶
字を書く事も学べぬゴタゴタした時代、“ドール”は大切な仕事だったと。
『…旦那様、少しの間、こちらで身を隠します』

もう二度と会えない仲間達、“会えないだろう”と思った少女への追憶から
次に見たのは、人形のように綺麗で都会的な女性に
旦那様、と呼ばれる強烈な違和感
少女と山小屋、ヴァイオレットさん毎度マイペースねホント!!
エイダン『手紙…、書いてくれるか? …書きたいんだ』







もうすぐ…、死にそうだから…、頼むよ
■伝えたい
暑い程に毛布を被せ、まず身体を労わる事だ、と“仕事を後回しにする”ヴァイオレット
しかし、懸命な願いに手紙を書くことに
と
綺麗だ………。
幻想的な炎に、きらきらときらめかす銀色の義手
思った事が口を突くエイダン
死にそうだから、“死ぬ前に想いを残したい”、前回の婦人と同じなんですね。
エイダン『とうさんと…、かあさんに』

しかしヴァイオレットが行ったのは、空中でタイプするという事。
考えてみれば、飛行機から降りるときは身軽でした
そこは考えてたんですね
3話のように、記憶力の良いヴァイオレットは、己の“心に刻む”事に。

父さん、母さん、俺の事、今まで育ててくれてありがとう。
これが最後の手紙になるかも…。
もし二人が生まれ変わって、夫婦になるなら、また俺を生んで欲しい。お願いだよ
こんな風に、終わるハズじゃなかったんだ…
もっと幸せになって、その姿を二人に見せるはずだったんだよ
だから、父さんと母さんも祈って、また俺を、息子にしてよ、お願いだよ…
…こんな言葉遣いで良かったのかな?










ええ、私はこのままの方が、良いと思います
■叶えたかった
意外や、彼から出たのは恋人への愛でなく、まず両親への言葉だった
自分は“子”として、十分ではなかった
と
君に…、そう言って貰えると、何だかそんな気になる……。
もっと親子でいたかった。
自分が幸せになる事、多分それこそが、彼に両親が願ってくれた事だったのでしょう
次こそは、両親の願いを叶えたい、そんな気持ちだと私は思います。
『旦那様、他に、手紙を送りたい方はいらっしゃいますか?』

転がり出てきた写真に、ヴァイオレットは、少し焦ったような口調で促した
前々回、配達人のローランドさんに教えて貰った座右の銘
届かなくて良い手紙はない、って事。
手紙は想いで、“届かなくて良い想いなんてない”…、届けなければ!


マリア…、元気にしてるかい?
覚えて…、いるかな
俺に告白、してくれた時の事
俺は、すごく、すごくすごく嬉しくて…、マリア…、マリア……
帰りたい…、キミのところに、帰りたい。
死にたくないよ、帰りたい、キミのところに、待ってて…













妹のように想ってた幼馴染で、告白されたけど、恋人らしい事は何も出来なかった
■伝えたい
だから死の際に思うのは、本当は嬉しかった、大好きだと伝えたい事
伝えきれなかった、素直になっていれば良かった事
でも
死にたくないよ、帰りたい、キミのところに、待ってて…
愛しているを伝えたい。
内心で秘めてた事が、死を覚悟した時に口を突いてしまうという事
この思いは、少佐と同じなんだ、と私は思います。
『もう、目が開けられない…、ちゃんと、書いてる?』

今回とても薄暗いし、音がしないエアタイプだし、彼は瀕死です。
だから分からなかったけど、はっきりと“手が止まって”た
ヴァイオレットは、彼の言葉を聞き
手が止まってしまった
だけど、もちろん、哀しませたくないから“嘘を吐いた”のだと。
『はい、書いておりますっ』








お願い…、俺に触れて。
■寒い
目も耳も急速に遠く、感覚が薄れてきたエイダンは、触れてくれるよう頼んだ
周りに、誰かがいる事を少しでも感じたかった
と
ああ…、何だか、寒くなってきた…、父さん、母さん……
さっき暑いと言ったエイダン。
ヴァイオレットは、それでも念入りに包みました、体温保持が大切なのですから
それでも寒く感じるなら、血の流れが急速に弱くなっているって事で…。
あれほど念入りに体温保持に務めたのに、寒く感じ始めたエイダン

心臓が止まるって音は、動きがどんどん悪くなって、血流が弱くなる事
またここで、「寂しいと寒くなる」って言葉を思い出しました
Landreaallという漫画の言葉ですけれど
私も実際そう思うし、心と体の動きは、不思議に繋がっているように感じます。
『マリア…』



















口で「愛してる」を形にして、「マリア…、キスして?」
■現実は銀色
目に浮かんだ黄金色の風景は、記憶でなく、「そうなりたかった」光景。
彼女の元へ帰り、互いを感じあいキスをするのだ
と
ありがとう
愛してる、そう伝えてキスをする事。
雪景色が霞んだのは、彼が見た最期の景色、ちゃんと意識を保っていたって事だと思います
ありがとうは、この景色を見せてくれた、ヴァイオレットへの感謝なんだよって。
『もう…、大丈夫ですよ、旦那様…、手紙は必ずお届け致します』

多分ヴァイオレットが思ったのは、当時、少佐にそうしてあげられなかった事
当時、この気持ちを知っていれば
伝え方を知っていれば。
そうすれば、少佐をキスで見送る事が出来たのに、って。
『“ヴァンダル郵便社より、そちらの荷物は無事回収した”』


























ウソよ…、エイダン…、エイダン…!
■いくら言葉を見つけても
ヴァイオレットの無事は電報で知らされたのか、ホッとするホッジンズお父さん達
しかし、ヴァイオレットはその足で「マリア」達の元へ向かい
直接、手紙を手渡した
泣き崩れた彼女達に、ヴァイオレットは何も出来なかった
あの時、少佐にやっていたら良かった事をようやく知った
寄り添いキスすれば良かったと
でも幾ら学んでも、出てこない言葉はある、踵を返す姿に無力感を感じます。
『…ありがとう』

立ち去ろうとしたヴァイオレット、どれだけ無力な思いに駆られた事か。
しかし、どんなに無力だと彼女自身が思っても
家族には嬉しいんです
届かなくて良い想いはない、最期の想いを聞けて嬉しかったと。
『ありがとう、息子を帰してくれて…、ありがとう!』













いいえ…、いいえ…、いいえ……、守って…、あげられなくて、ごめんなさい…
■「ありがとう」「ごめんなさい」
愛した息子は、“帰ってくる”事が出来た。両親もマリアさんも口々に礼を言います
でも、ヴァイオレットの無力感も決して消えない
と
死なせてしまって、ごめんなさい…
当時者には感謝しかないんです。
当時の世情なら、無味乾燥な死亡通知が届くだけ、それが当たり前だったはずだから。
エイダンが最期に「ありがとう」と言ったのと、同じ気持ちなんだと思います
もう、誰も死なせたくない

ありきたりで、偽善的な言葉かもしれない、けどそれしか思い至らない。
彼を救えていたら、それが最善だったのは間違いない。
可能性はあったはずだと。
あと少し急げば、あと少しあと少しみたいに、「もしも」は際限がないのですから。


言葉を知らず言えなかったけど、ずっとあなたの瞳を美しいと思ってました
■「今ごろ」なんてはずは無い
もしヴァイオレットが、少佐もまたずっと自分を思っていたことに気付けたなら。
エイダンが、本当はずっとマリアの事が好きで
素直に言えなかったみたいに
本当は少佐は、愛していると、ずっと自分に言いたかったのではないか?
もし彼女が、そこに今回で気付けたのだとしたら
ひどく似た者同士だと感じます
言葉を知らないだけで、感情自体はあった、そう気付いた少佐に似てた気がします
戦争しか考えてない奴らだ! …でも、本当にそうなんだろうか?

顔に傷がある男は、多分ヴァイオレットと少佐を撃ったミスター手榴弾。
■過激派と最終回
今の展開、最後は“戦争を終わらせる手紙に繋がるんじゃないか、って気がしてきました
兵士たちの会話からして、どうも北部は物資に乏しく
戦争原因だったんじゃないかって
じきに大陸横断鉄道が繋がる事で、本当の終戦が訪れるって気がします
ヴァイオレットたちの南部ライデンは気候が穏やかで過ごしやすいけど
北部は寒くて生活が厳しい
その格差是正が、本当の平和に繋がるんだ…、みたいな。
彼らは彼らで、生活の厳しさから戦争を必要とした?

戦う事しか知らず、少佐の事で北部を恨んでも良い彼女が
もう、誰も死なせない為に必死に頑張る…
みたいな話になるんじゃ?
と
今回で、別れ際の少佐の気持ちに追いついた。後は“その先”を目指す事…?
ライデンの少女兵士、と恐れられたヴァイオレット


彼らは帝国兵、終戦後(ここ一年くらい?)ずっと収監されてたとすれば
ヴァイオレットが、自動筆記人形として有名になった
なんて知る由もなかったのでしょうか
それを知った彼らと、改めて再会する展開もあるのかな…?
さあ戦争を続けよう! 認識が止まってた帝国兵士たち

というか彼ら、大陸横断鉄道が敷設され、これからは物資がどんどん来るとか
そういう事情も、もしかしてまだ知らないのかもしれませんね
めっちゃ戦争したがってる様子でしたが。
いやでも戦後復旧に加え、新たな鉄道の敷設なら相当期間がかかるし知ってるか?
時が止まったといえば、画像を選んでて少し哀しくなったのが

エイダンの故郷は、本当にのどかで、何もない田舎でした。
作中、「都会に行きたい!」って人は何人も出てきてます
アイリスとか代表ですが。
でも関係ない、彼の唯一無二だったんだって思えて、また哀しく感じました
2018年3月21日 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第11話「もう、誰も死なせたくない」

学校回の3話と、天文回の6話に続く浦畑達彦氏の脚本回。
■スタッフ
脚本:浦畑達彦
絵コンテ&演出:北之原孝將
作画監督:明見裕子、池田晶子、丸子達就
アニメ制作:京都アニメーション
原作:暁佳奈/エスマ文庫(京アニのライトノベルレーベル)
制作協力:アニメーションDo
■あらすじ
?
ヴァイオレットは、ようやく「愛している」に追いつけたのだろうか?




もう誰も死なせたくない、少佐を死なせなければ、気持ちの答え合わせだって出来たのに。
■願いは黄金、現実は銀
繰り返しますが少佐はきっと生きて(略)、でもエイダンは生き延びる事が出来なかった
出血は小さかったし、きっと何かが盾になったと思ったんです
マリアを思うと声が強くなったし
でも好きな人を思って、気持ちだけは持ち直せても、身体はどうにもならない
あとコートで服装に気付かれないとか
エアタイプだからこそ、彼女の手が止まった事にエイダンが気付かないとか。
そうした状況が、気持ちに繋がってるのも面白い気がしました。
次回、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第12話
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話「「愛してる」と自動手記人形」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第2話「 戻って来ない」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第3話「あなたが、良き自動手記人形になりますように」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第5話「人を結ぶ手紙を書くのか?」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第6話「どこかの星空の下で」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第7話「 」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第8話
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第9話「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話「愛する人は ずっと見守っている」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第11話「もう、誰も死なせたくない」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第12話
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第13話「自動手記人形と「愛してる」」【最終回】
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ところで、全部で何話になんだろう?