公式サイト。パパと親父のウチご飯 9巻 感想 レビュー 考察 豊田悠 画像 ネタバレあり これまでの感想はこちら。前巻はこちら
“千石さん”。たった一言、勇気の感謝! おつかいに習い事、子供達の成長!!

00040
00039
00027
00031
包丁トラウマの山代先生、ファンとして編集として、想像よりずっと深く懸命な関係だった!
 苦しむ二人を、焼肉に引っ張り、知らず活を入れた千石さんの頼もしさ
 先生が、“やめられなかった”から信じたい晴海さん
 気持ちが上を向くラスト

 頑張って頑張って、やっぱりダメでも止められない! だから“信じたい”よね!!

「千石さん」
 進路相談で明かされた千石さんと師匠の関係、オッサン呼びから「千石さん」
 大人が行き詰まった後は、茜に愛梨に清一郎たち
 子供たちの挑戦する姿が楽しい!

 お手軽レシピでビーフストロガノフまで作る千石さん、“母”! 来たぜデカい壁が!!

パパと親父のウチご飯 9巻 感想

00025
 第41話「懐かしのナポリタン」
 第42話「焼肉のスタミナ漬け焼き」
 第43話「ビーフストロガノフ」
 第44話「サワークリームドーナツ」
 第45話「茶わん蒸し」
 千石母、来る
 ウチレシピ
 パパ飯レシピ
 パパと親父のウチ呑み 感想
 これまでの感想

子供達の挑戦! 第43、44話と駆け足に成長する日々、親は親で大変だよ!!

00011
 第43話扉絵、何事かと思ったらそういうアレね!

あらすじ
 晴海が包丁へトラウマを持った原因、山代先生は、晴海自身が“ファン”な作家だった
 漫画家をやめるという彼を、晴海は止める事は出来なかったが
 戻ってくると信じ、待つ間柄となる

 愛梨と清一郎は、おつかい、習い事に英語を始め挑戦に次ぐ挑戦!

 料理教室の妹・壇茜も進路に迷い
 姉に共感する千石に背を押され、姉と向きあい大学進学を決めた

 同居から一年、そこに千石の母が現れて…?

第41話。晴海のトラウマ“包丁事件”は、晴海、憧れの作家さんだった

00000
00001
 当時、仕事を請ける返事代わりに注文したのがナポリタン。大人の渋みだわ

第41話「懐かしのナポリタン」
 漫画編集者である晴海は、以前はもっと、作家さんに口を出すタイプだったが
 変わった原因は、原因で悪化したという作家・山代が乗り込み
 彼に包丁で傷を負わせた為

 山代再訪に、晴海は緊張するが、“話したいから来たんだろ”と千石が背を押す

 考えすぎる晴海、シンプルに根っこを指摘する千石さんが居て良かった…
 山代氏、晴海自身が招いた作家さんだったね

 少年氏でヒット、以降鳴かず飛ばずで…、だから“一緒に描いて下さい!”

 熱い! ホント熱い編集者だよ!!

変わらない味に、思わず笑ってしまう山代氏。晴海は、人懐っこくコツを聞くのだが

00002
00003
 実はこの、「昔から変わらないナポリタン」も閉店が。…それは淘汰なのだと。

コツは生クリームを入れる事
 わざわざ訪れた理由が、廃業を決め、その前に謝りたかったのだと知る晴海
 晴海達が、あれから上を向いて頑張ってた間に
 この人はずっとずっと悩んでた。

 なのに、まだ頑張れと言えるか? でも言わなくちゃと。

 晴海自身に、「読んで貰う為の努力」「WEB媒体のノウハウ」など
 具体策らしきものは確かにあった

 けど、晴海は“安定した収入がある<サラリーマン>”から、そんな事言えるんだろと

 編集者と作家の溝、賭けるモノの差はやっぱりデカい。デカすぎる。

第42話、またも資料を持ち込み始めた晴海。困った山代先生は…

00004
00005
 晴海に資料を返しに現れ、無事、千石さんに捕獲されるの図。

第42話「焼肉のスタミナ漬け焼き」
 ナイスキャプチャー! 回想だと、キレキレに怖い人のイメージでしたが
 酒が抜け、しかも相手が千石さんとあってはもう…
 千石さんは怖い(迫力)。

 部屋に連れ込まれ、晴海の現状を知り、そして“絵”をせがまれた先生

 恐れぬ子供達、漫画家あるあるですが
 絵を大切そうに「ぎゅっ…」って、抱く清一郎に、これは心が動きますわ。

 そのまま怒涛で夕飯へ、待って、千石さん待って!?

何言ってんだ、アンタも食ってけ!」 千石さんぐいぐい行くわね!?

00006
00007
 食卓のあまりの勢いに、呆然とする先生。焼肉の日は戦争だからさ!

焼肉の視線
 山代さんが“思っていた晴海”と、全然違う現状。先生の困惑に共感しかない!
 旨い、打ち合わせで喰った焼肉を連想する先生。
 眼差しが優しい…

 この人、本当、努力家で真面目で優しくて…、でも上手くいかない

 彼の作品は、劇中、ネットでも散々に酷評されていますし
 行いも世間的には“クズ”かもしれない。 

 それでも確かに、このヒトは「いい人だ」って思えるのが、すごく切ない。

諦めようとする山代先生、最後に晴海が投げかけたのは

00008
00009
00010
 地元に帰り、クリーニング屋で働き始めた先生。「がんばれ!」ってラストだった!

充電期間
 清一郎に描いてくれた絵で解る、先生は、事件後も努力する事を決してやめてなかったと
 晴海さんはファンだから解るし、「アンタの作品がもっと見たい!」!
 送り出し、彼の帰りを待つラストへ。

 信じられる。だってどんなに辛くても、やめられなかった人だから、と。

 WEB掲載した旧作の反響は上々、「宣伝不足」の分析は正解
 先生自身、外に飛び出しアイデアを貯めてる
 いわば充電期間だと。

 先生はあがいて足掻いてダメだった、けど明日は、…もしかしたら。みたいな。

 本作の発端にあるだけに、熱く温かく、賑やかなエピソードだったわ!

第43話は、愛梨&清一郎で“クエスト”!? 押しの強さは千石さん譲りね!

00012
00013
00014
00015
 前話、山代先生を引っ張りまわした千石さんそっくりよ!

第43話「ビーフストロガノフ」
 二人もじきに6歳、TVで見た「はじめてのおつかい」に憧れ、やりたいと言い出す
 とはいえ、どうせすぐに飽きるだろう…と思っていると
 これがまた止まらなかった!

 愛梨は止まらねえからよ! 折れたのは晴海さんだった!?

 自分で買い物すれば、買い物時のワガママを直したり
 何より人見知り解消に…、と

 今巻の晴海さん、めっちゃチャレンジブルね! 好きよ!!

お肉屋さん、八百屋さん。やっぱり愛梨ちゃんはしっかりしてるね!!

00016
00017
00018
00019
 おっとッ! しかし猫がきちゃった! そして、鯛焼きに引っかかった!?

かっこいーじゃん
 人見知りする清一郎を引っ張り、愛梨が全開! と思いきやなるほどな展開
 買い食いで、“お金が足りなくなってしまった”ときに
 愛梨は楽なほうに流れようとする

 そこでダメだよ! と生真面目に正してくれたのが、ここぞに強い清一郎

 人間、一度ラクを覚えたら「次も…」と思ってしまうモノだと思うから。
 だから清一郎よう言った!

 帰った際、晴海さんがめちゃくちゃ撫でたのも納得よ!

一旦戻った二人は、正直に謝った。そして彼女は学ぶのだ

00020
 お金は使ったらなくなる、当たり前だけど、それを学ぶのも大切な事

学ぶという事
 子供の頃は、誰しも我がままを言うけど、それは解ってないからな面もあるはずで。
 今回、「お金ってなくなるんだ」って学んだ事は
 愛梨に確かなプラスに

 いやしょうもないかもだけど、これ、マジで大切だと拙者は思うでござるよ!

 子供の頃特有の、あれ買ってこれ買ってって奴。
 変える一助となったのでしょうか

 でも大人は甘いから、ご褒美あげたくなるのよね! 愛梨はいちごを手に入れた!

この材料ってカレーじゃないの? そこでサブタイだッ!!

00021
 やだもー清一郎かわいい! あんた、ホント味覚が渋いな!!

名コンビ
 料理はビーフストロガノフ! 千石さん、最近どんどん料理上手くなってない!?
 二人の頑張りに、「とっておきのごちそう」を企んでいた千石さん
 調理時のドタバタの楽しい!

 もうすぐ出来るぞ 机の上片づけろー(千石)

 当初、「子供達がメシを食わなくて困る」から始まった本作が
 今、当たり前のように手伝ってる

 からの手伝わせろと言い出した! 久々にビーフストロガノフ食べたくなったわ!

第44話、商売繁盛・千石整体店! それが“進展”のきっかけに

00022
00023
 4巻陶芸回に出たグラサンパパ! ものっそいくたびれた顔してらっしゃる

第44話「サワークリームドーナツ」
 商売繁盛で笹もってこい! そんな千石整体店、千さんが丸くなって客が増えたとか。
 当人、まったく自覚がないのにニヤニヤしてしまいますが
 おかげで少々手狭に

 幼稚園は昼頃終わるので、二人は店で預かりますが、そろそろ手狭

 予算も出来たらしく、なんと習い事させようという話に。
 二人とも余裕が出来たのね…

 しかしプール、書道、サッカー、バレエと正反対な二人に一長一短

意外や(?)、二人が一番気に入った習い事とは。そして…

00024
 清一郎も他人と仲良くなりたい、イングリッシュ(英語)も手段の一つだよと。

英語で言えばイングリッシュ
 英会話教室とは意外でしたが、とかく、コミュニケーションに場数を踏むべき清一郎と
 また、母が海外にいる愛梨には「会いに行く手段」なのね!
 なるほど、あったまいい!

 リリー先生の好物、それが“サワークリームドーナッツ”だったのデスね!

 清一郎は、晴海さんと似て口下手だけど
 答えを行動で示してた。

 今、息子が確かに踏み出していくのだと。…いいもんだわ。

サワークリームドーナッツって、フツーどう違うデス?

00025
00026
00027
 サワークリームってえと、くーねるまるた1巻ですよねー。

どんどんドーナツ
 まずはアメリカンに積み上げてみるあたり、遊び心に溢れていて結構!
 晴海さんも言ってましたが、まさに壮観ですねえ
 味は「重くないオールドファッション」

 というのもバターの代わりに、サワークリームが使われてるから

 サワークリームとは、生クリームを乳酸菌発酵させたもので
 サワーとは「乳酸菌による発酵」を意味

 つまり、酸味で爽やかなコクを持ち、バターのコッテリ感と違った味になるワケね

第45話。壇茜、進路相談の季節。“姉の店を手伝いたい”と告げるも…

00028
00029
 実は千石さんも、師匠に「継いでやる」と言ってしこたま怒られてた

第45話「茶わん蒸し」
 子供達に続いて、茜も成長編! 卒業後“姉を手伝う”と言い、ばっさり断られてます
 元より、家は母子家庭ですから裕福じゃないですし
 妥当な選択だと思うけど…

 けど千石の師匠もですけど、要は、苦労させたくなかったのかなって。

 自身、自営業をやってる千石さんだからこそ解る。
 店をやるって簡単じゃない。

 ニコニコ朗らかな姉さんも、人知れず理不尽に頭を下げてる…、んですよね。

結局、千石の師匠は死ぬまで「継げ」とは言わなかった。けど

00030
 それって、縛り付けたくなかったのかな。って。

親の目線
 千さんは師匠に救われたけど、師匠は、継いで欲しくて助けたんじゃないから。
 ただ、見てられなくて手が出て足が出たってだけだから。
 それだけの事だから。

 彼の人生、選択肢を広げてやりたかっただけだから、継がなくていいんだって

 結局、真意が解らないまま「負けるか!」って猛勉強し
 継いでしまったのも千さんらしい

 婆ちゃんも、継いでくれて嬉しかった、って言ってましたものね…。

千石『言いたいこと お互い全部ぶつけてみろよ 姉妹なんだから』

00031
00032
00034
00035
 初めて「千石さん」と呼べた茜。青春だわぁ…。

今は「学んで」考えよう
 千石さんの十八番、“全部話して見ろ”が炸裂し、姉と話してみたら意外な真実も。
 茜は優等生ですが、姉さんってば意外に勉強が苦手で
 店を開くときも苦労した。
 だからだと。

 最初、勉強イヤだからって」と言ったの、まんま本心だったのね!

 姉さんが店をやるのは、本当に掛け値なしに料理が大好きだから!
 茜も、好きなものが見つかるかもしれません
 だから、もう少し考えてみる事に。
 進学決定!

 温かい茶碗蒸し、千石さん達にも持って行くのかと思った!

今巻、大きな山を越えた晴海。次は千石にビッグウェーブが!!

00036
 次巻! 10巻の大台らしく、千石マミー巻になっちまうぜ大事だ!!

再会、母よ
 次々と乗越えていく晴海さんに対し、千石に越えるべき壁が来てしまった!
 正直、「愛梨は本当に娘か?」の問題もありますが
 前巻の真希さん素敵でしたし…
 大丈夫よね?

 とまれ、千石に対し冷たく、彼を荒ませてしまった

 ただ、シングルマザーで育てる為に必要な事だった
 というのは確かにあるワケで。

 次巻、「本当はもっとかまいたかった」と、心中を吐露していて…?

ウチレシピ! 鶏肉のスタミナ漬け焼き旨そう!!

00037
 そも、ビーフストロガノフを家で作るという発想がなかった(なんか贅沢なイメージ)。

ウチレシピ
 ウチレシピ一コマでは、山代先生に触発、清一郎が漫画家志望するワンカットも
 ウーン、これは編集者として応援し難いアレだわ…
 晴海さん試練すぎる

 おつかい時、ウィッグを竜也に借りた一件など笑えた!

 てか、ドーナツの穴ってそんな説があるのか…
 ドーナツといえば、絵本「大どろぼうはなぞのドーナツやさん」いいよね…。

 茜さんも進学が見えて、少しずつ一年が過ぎていく。

収録

00038
 巻末はそうめんの片づけ方! ビールが飲みたくなりますねえ

 同時発売「ウチ呑み」と同時購入で、特典漫画がWEB閲覧可能(別サイト)。
 ひどすぎて必見です(笑)。2018年11月7日まで

 バンチコミックス「パパと親父とウチご飯 9巻」。豊田悠。
 月刊コミックバンチ連載、新潮社発行。
 2018年9月(前巻2018年2月)

収録
 第41話「懐かしのナポリタン」
 第42話「焼肉のスタミナ漬け焼き」
 第43話「ビーフストロガノフ」
 第44話「サワークリームドーナツ」
 第45話「茶わん蒸し」
 ウチレシピ
 パパ飯レシピ
 パパと親父のウチ呑み 感想(現在1巻のみ)
 これまでの感想
 トップに戻る

 今巻はカバー下なし!

パパと親父のウチ呑み 感想 ※原作者自身による外伝

 パパと親父のウチ呑み 1巻“悪友トリオ”
 パパと親父のウチ呑み 2巻“久しぶりのビール”
 

 パパと親父のウチご飯 1巻
 パパと親父のウチご飯 2巻
 パパと親父のウチご飯 3巻
 パパと親父のウチご飯 4巻(ドラマCD付き限定版)
 パパと親父のウチご飯 5巻“ロールキャベツ”
 パパと親父のウチご飯 6巻“肉じゃがと金髪”
 パパと親父のウチご飯 7巻“苦手に向き合う原動力”カツ丼!
 パパと親父のウチご飯 8巻 なれ初めと“いつか”
 パパと親父のウチご飯 9巻“千石さん”包丁の顛末