試し読み。漫画版 フェイト・アポクリファ Fate/Apocrypha 6巻 感想 レビュー 考察 画像 ネタバレあり アニメ未視聴・原作版未読 これまでの感想はこちら。前巻はこちら
国家vs英雄”。黒と赤、陣営決戦勃発! 傾いた戦局に、あの英霊が復活…?

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フランケンシュタイン特攻! 赤と黒でランサー同士、異例の決戦が見応えありますね!
 為政者たるヴラド公と、インドらしい“施しの精神”を掲げるカルナの激突
 為政者、指揮官として優れた、逸話を残すヴラド公に
 英雄の戦いを突きつけるのも面白い

 黒陣営が劣勢に陥った中、黒のセイバー・ジークフリート再臨で次巻へ続く!

元ネタ「ウルトラマン」ってそういう事!?
 英雄の理屈といえば、向かってきた奴は殺す、と戦場の理屈を振りかざすモードレッドに
 アストルフォが、「解るけど納得しない!」と立ち向かうのもまた“英雄”ですね
 合理主義と、英雄としての在り方の激突

 バーサーカーと生身で打ちあい、シロウ・コトミネの異常さもいや増す! 

フェイト・アポクリファ 6巻 感想

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 第21話「聖杯大戦」
 第22話「それぞれの戦い」
 第23話「狂った怪物」
 第24話「磔刑の雷樹-ブラステッド・ツリー-」
 コラム 外典解説 第19回&20回「ウィリアム・シェイクスピア」
 コラム 外典解説 第21回「アヴィケブロン」
 これまでの感想

生前、トルコの侵攻から祖国を守り「キリスト教世界の盾」となったヴラド公

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 一神教に属する彼が、“多神教の世界の神の子”と激突するのも、本作の面白いところか

あらすじ
 赤陣営が“宝具・虚栄の空中庭園”で侵攻、黒陣営は、ヴラド三世以下防衛戦に出陣する
 ジークは仲間を救おうと、ジャンヌは“自分が召喚された理由”を探し乱入
 赤のセイバー、モードレッドも悠々と参陣した

 ジークはアストルフォを見捨てておけず、赤セイバーに挑んで返り討ちに

 また、黒のバーサーカー・フランケンシュタインは特攻宝具を発動し
 赤セイバー組に令呪を使わせた

 更にその余波か、消えたはずの黒陣営セイバー、ジークフリートが再臨し…?

第21話。黒のヴラド公、陣営に問いかける。「諸君、敗北を受け容れる気はあるかね?」

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 そう
 その通り 我々は勝利する!

 この程度の戦力差 この程度の絶望

 喰らいつくせずして だれが英雄を名乗れるものか!


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 切り札“セイバー”を失い、本拠地に直接侵攻を受け、なおも吼えるヴラド公!

第21話「聖杯大戦」
 赤陣営の宝具「虚栄の空中庭園」と、大量の竜牙兵による侵攻を受けたヴラド公
 しかししかし、ヴラド公とは“防衛戦”で名をあげた英雄!
 まさにこれぞ望む状況!

 総扉カラーも、両陣営揃い踏み! 転換点となる決戦が始まった!!
 
 赤陣営は、アーチャー・アタランテの宝具で黒軍を蹴散らし
 ライダーが戦車で吶喊!

 先の戦いと違い、古代ギリシャ式戦車を駆る姿、ライダーって感じだ!!

ようやく、劇中で明かされた“不死身の赤ライダー”の真名! 師弟対決へ

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 他方、ヴラド公は赤ランサーと、“ランサー対決”に突入していた

英霊激突
 黒陣営はホムンクルスとゴーレム、赤は竜牙兵、ドラゴン・トゥース・ウォリアで軍勢戦
 最中、赤ライダーの不死身さは「アキレウス」である故と明かされ
 いて座vsアキレウス、超有名人対決へ!

 得意の国土防衛戦に張り切るヴラド公、異例の同クラス戦ってのが面白い!

 突き立つ無数の杭、それが全て宝具の威力を持つヴラドですが
 赤ランサーもまた規格外

 既に2巻コラムで明かされてる通り正体は…、ひとまずは膠着状態に

アストルフォ、キャスターにしか見えない庭園の主、「赤のアサシン」に挑む!

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 アストルフォは宝具、魔術万能攻略書を使うが、無効化できずに撃墜されてしまった

黒ライダーvs赤アサシン!
 アストルフォの騎馬は、空を駆けるヒポグリフ! 真名解放で奥の手を使う事ができる
 しかし魔力として、ジークの仲間、ホムンクルスたちを“消費”するのを避け
 敢えてノーマルモードで挑んで撃墜に

 赤アサシンは、アサシン召喚されつつも高位魔術師で、魔法攻撃も強力

 また、竜牙兵を竜翼兵に改良するなど
 独自性もあるらしい

 こっちは結構自信作だったらしく、大群を瞬殺したアストルフォを高く評価する場面も

第22話、“聖杯大戦”以上に危険な存在とは。二手に分かれたジークとジャンヌ

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 ジークは仲間の元へ、ジャンヌは、危険な存在(シロウ)を察して動く事に

第22話「それぞれの戦い」
 当の危険“人物”、シロウ・コトミネは、マスターながらに宝具級の武具で参戦
 対するバーサーカーは、知性低下、魔力消費増大を引き換えに
 ステータスを引き上げるというクラス

 単純な肉弾性能の高いバーサーカーと、白兵戦するヤンチャっぷり!

 フランケンシュタインを、「目指すべき中途の存在」と敬意を払い
 彼女の懐柔を図るシロウ

 その正体、目的が更に気になる存在に

黒のキャスター指揮下となった“赤のバーサーカー”、スパルタクス同士討ち!

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 アキレウスほど知られた英雄は、10人にも満たないだろうとされる

大英雄アキレウス
 赤のバーサーカー・スパルタクスが、再生、更に巨大化していると気付いたアーチャー
 再生が追いつかないよう、宝具による大規模攻撃をかけるも
 どうにも手に負えない相手と気付く事に

 そして正体が明かされたアキレウス、その“アキレス腱”が目の前に!

 無敵の大英雄である彼が、「先生」と慕う存在こそケイローン
 相性最悪の“敵”との遭遇だと

 単なる師ではなく、親代わりにして兄、親友、“絶対的な象徴”なのだと。

アキレス『教導するだけのアンタと違って 幾多の戦場を駆け抜けたからな!』

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 いや 良かった 教え子を一方的に殺戮するのは後味が悪い(ケイローン)

運命の“中”
 師、ケイローンの庇護下を離れてからの人生を駆使し、対抗するアキレウス
 弟子の抵抗に、おかげで罪悪感を持たずに済むと感謝するケイローン
 先生もまた、戦場では口が悪い!

 他方ジークは、クズ同然に使い潰される仲間、人工生命達に問いに戻ります

 逆らえない運命があるとしても
 運命の中に、生死を選ぶ自由くらいは残されているはずだと問いかけるジーク

 とはいえそれでハイそうですか、って生き物ではなくて…。

第23話、自称・王、悠々の参陣! 戦うべき時は、自ら選ぶのが“王様”である

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 赤アサシンにフッ飛ばされ、ぺたんこ座りで復帰したアストルフォ。か…だが男だ!

第23話「狂った怪物」
 戦場でばったりセイバーと出会う恐怖! マイペースなアストルフォもたいしたもの
 しかし、理性が蒸発しているとまで言われる彼をして
 死ぬ、と思わせたセイバーは…

 弱卒と罵ったのに、否定せずに開き直ったアストルフォに激怒したセイバー

 根っこは、騎士としての誇りや生真面目さでしょうか
 変なとこで父親と似てるな!

 また、“王”としての傲慢さは、セイバーの仇敵ギルガメッシュっぽいところも。

“啓示”により、シロウの予想を上回るジャンヌ! 撤退する為にシロウは…

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 フランケンシュタインは、創造主に“綺麗なもの(自分にないもの)”、臓物を差し出した

喋るな
 シロウは撤退の隙を求め、シェイクスピアに、バーサーカーへ幻を見せるよう頼んだ
 バーサーカーは、失敗作だと“父”に罵倒され、正常だと見せたいが為に
 臓物を差し出し、決定的に嫌われた過去を思い出し
 幻の、“優しい父”を粉々にしてしまう

 たとえ罵倒しかしなくても、“私の父は、そういう人”と納得してた為でしょうか

 自分を見て、と叫ぶも、実際に“父”に優しく見つめられたらキレたバーサーカー
 ありえないものを見た混乱でしょうか

 父に狂ってると言われたくない、けど、言わない父などいるはずがない。そんな想いか

救国の英雄ヴラド公、その本質は“単騎で国家を形成する”モノ

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 対し赤のランサーは英雄、「国を相手にしようが恐れない」と言うものの…

施政者vs英雄
 在り方を看破され、その通りだと認めた黒のランサー、ヴラド公は奥の手を発動
 彼の宝具は、領地内で「杭」に傷つけられた事実さえあれば
 心臓を差し穿つというもの!

 彼は王で、ここは領土。王に傷つけられるような“敵”は串刺しの刑!

 回避困難な無数の杭
 僅かでも傷付けば、ガード不能の心臓直接攻撃、さすがですヴラド公!

 曰く、杭ではなく“突き立てられた杭”そのものが宝具だとか。

第24話、心臓を刺し貫かれたランサー、“内蔵ごと杭を焼き”脱する

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 真の英雄は眼で殺す(カルナ)

第24話「磔刑の雷樹-ブラステッド・ツリー-」
 決着したかに見えたランサー対決、赤の正体が、半神英雄カルナと判明し形勢逆転
 インドの大叙事詩、マハーバーラタに記された英雄であり
 インドらしい“施しの精神”を軸とする

 頼まれれば断らず、あらゆる不幸を受け入れながらも、誰一人恨まなかった

 ヴラド公の在り方は、施政者としては正しい
 だが「英雄」との戦いを知らないと

 ハンパない眼力の象徴か、実際に眼からビームを出してヴラドを圧迫する大英雄

 国家vs英雄、激戦は佳境に転じて…? 

他方。自称・王は、馬なき騎兵に手こずり、狂戦士の強襲を許す

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 残念なことに オレはこいつを敵だと見定めた(赤のセイバー/モードレッド)

騎士として
 誇りに欠けるアストルフォに怒ったモードレッド、手こずっている内に奇襲される事に
 しかし、令呪でブーストしたバーサーカーの一発とかいう切り札も
 あっさり突破する王の器!

 せめてもう少し弱ければ 別の道が見つけられたものをな(モードレッド)

 ところが、バーサーカーによる鎧の損傷へ、ねじ込む格好でジークが乱入
 これを「たかが」と侮ったモードレッドは傷を負ってしまった

 敢えて一旦構えなおし、一対一の場を作って、ジークを切り捨てるモードレッド

 こだわる姿は父譲り、容赦のなさはモーさん自身の性格でしょうか

モードレッド『じゃあな 貴様のことは我が心に刻んでおこう』

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 此処は戦場だぞ オレに敵対したものはそりゃ殺すさ 傷をつけた者なら尚更だ!

二人の理屈
 とはモードレッドの理屈で、「解っている」とアストルフォは言うものの
 以前、“英雄”としてジークを見捨てられなかったアストルフォが
 そんな理屈が通るわけがない!

 モーさんの言葉は戦場の常識、しかしボクは、そんなもんじゃ納得しない!

 実際に、同じ状況で父サイバーならどうするかは不明ですが
 モーさんの言葉は“現場の理屈”って感じ

 そんな当たり前を飛び越してこそ、王であり、英雄じゃないのかい?的な

隙が生じた。バーサーカーは、“もう一つの宝具”を解放する

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 わたしと いっしょに こい(バーサーカー・フランケンシュタイン)

磔刑の雷樹-ブラステッド・ツリー-
 サブタイは、バーサーカーの宝具を、全リミッターを解除して発動する自爆技
 既に、手持ち戦力では、打開不能となった状況を打開すべく
 黒陣営は“自爆攻撃”を敢行

 フランの鈍器兼、電力供給を担う“心臓”、そのリミッターを解除する放電技!

 その名の通り、雷の大樹のような一撃を形成
 相討ちを図ったフラン

 だが哀しいかな、令呪を使った転移で、モードレッドは脱出してしまう

あらゆる局面で劣勢に陥った黒陣営、しかし、“切り札”が意外な形で…?

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 あー、なるほど! コンセプトは“ウルトラマン”ってそういうコトか!!

再臨、ジークフリート!
 赤アーチャーも、手際よくジャンヌにスパルタクスを押し付け、赤陣営が一気に優勢へ
 フランケンシュタインは、これで絶命してしまったらしく
 黒陣営に絶望ムードが

 しかし突如、消えたはずのジークフリート、“竜殺しの英雄”再臨し…?

 仔細は次巻へ続く!
 ただ、モーさんは父バー譲りで“竜”特性を持つはず

 となれば、一気に形勢逆転…? 

コラム、“赤のキャスター”。シェイクスピアとは、16世紀イングランドの天才劇作家

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 名を知らぬ人はいないであろう、天才劇作家! …でも“魔術師”じゃないよね…?

コラム 外典解説 第19回&20回「ウィリアム・シェイクスピア」
 劇中、宝具に匹敵する武器を用意する、“魔力付与<エンチャント>”的な事をやったが
 正体がシェイクスピアなら、そんな魔術的なモノじゃない何からしい
 だってホラ、シェイクスピアだし。

 さて実在の彼は、父が皮手袋職人の店を経営、町長を務めた事もある有力者だった

 お金持ちのボンボンとして育ったものの
 12歳頃から実家の経営が傾き、妻と3人の子を抱えた彼は苦労したらしい(?)

 やがてロンドンで、俳優・兼・劇作家として成功し、様々な物語を残す

 死後、彼が手がけたと称する作品、「外典(アポクリファ)」が大量に刊行されたとか。

コラム。黒のキャスター「アヴィケブロン」は、気ままなアウトサイダー?

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 コラムでは「憎まれっ子 世にはばかる(人から憎まれるタイプほど成功するもの)」と紹介

コラム 外典解説 第21回「アヴィケブロン」
 本名ソロモン・ベン・イェフダー・イブン・ガビロール、翻訳で訛ってアヴィケブロンに
 11世紀の哲学者で、魔術の一ジャンル「カバラ」の創始者であり
 作中は“ゴーレムのスペシャリスト”。

 生涯妻を娶らなかった彼が、女性の召使いを“作った”という風聞によるもの

 コラムでは自尊心が強く早熟だったと紹介され
 皮膚結核の悩みと、やがて“保護者”を失い、放浪者となった事が記されている

 万物は“一”から流出したもので、人の生きる目的とは、その“一(神)”へ帰還する事

 そんな哲学思想はユダヤでは無視、キリスト教圏へ大きな影響を与えたとか

収録

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 黒のセイバーが復活する一方、黒のバーサーカー、フランケンシュタイン脱落へ。

 角川コミックス・エース「Fate/Apocrypha 6巻 The sage cries out.“Open,Gates of Heaven.Bless us and bestow miracles upon us!”」。月刊コンプエース連載、KADOKAWA発行。
 原作:東出祐一郎/TYPE-MOON、漫画:石田あきら
 2018年7月(前巻2018年1月)

フェイト・アポクリファ 6巻 感想
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