公式サイト 覇穹 封神演義 第1話 感想 封神の書 レビュー 考察 画像 あらすじ 内容 ネタバレあり 原作既読 16時追記
初回は太公望の生真面目さが焦点に。冒頭到達は何話目となる…?

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旧作アニメより原作に忠実に、ただし初回に“太公望の挫折”を詰め込むとは驚いた!
 思えば、誰の犠牲も出すまい、と無茶な作戦を立てたんでしょうが
 それでは勝てないと思い知るまでの話

 ならば仕方ない。味方を、どうせなら巨大な味方を! 挫折で再始動!!

殷周易姓革命
 いきなり最強、いきなりラスボス、いきなり敗戦といきなり尽くしな初回
 いきなり聞仲、ってのもビックリな構成ですが
 冒頭場面を重視する構成なのね

 仙人(妲己)の横暴で家族を失った太公望、自分もそうなるまい、と無茶したら大挫折に。

目次 覇穹 封神演義 第1話 感想

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 数々の残虐伝説を残す中国の悪女・妲己、今回は「蠆盆」を披露よぉん♪

第1話「封神の書」
 冒頭 太公望vs聞仲
 OP「Keep the Heat and Fire Yourself Up」
 前半
 後半
 聞仲
 予告
 感想追記

毎回変わる? エンドカードは“最強道士”・申公豹

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 最強の武器と乗り物、生まれて以来5000年無傷と最強尽くしすぎるヒト!

あらすじ
 遥か昔、紀元前11世紀頃、中国・殷王朝は、仙人界から現れた妲己によって乱れ
 3大仙人は、「神界」を作り、そこへ彼女ら悪徳仙人らを封印する
 封神計画を立てた

 かつて妲己に一族を滅ぼされ、仙人となった太公望は実行者に選ばれる

 だが誰も犠牲を出すまいとするあまり、無茶な作戦を実行し失敗
 太公望は、「味方」を得ようと方針を変更する

 しかし殷王朝を護ろうとする仙人、太師・聞仲もまた動き出そうとしていた

 次回、第2話「哪吒」

大公望『聞仲(ぶんちゅう)! お主も殷(いん)も老いたのだ!!』

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 廃墟を背に、戦い続ける主人公・太公望と、殷の太師(軍師)・聞仲
 舞台は古代中国、殷と呼ばれる王朝の末期だ
 ちなみに実在する

 本作、「封神演義」は中国は明代の神怪小説、これを1990年代に漫画化したもの。

聞仲『そこが夢想だというのだ!

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 殆ど…、体力が残っておらんか。だが…、それは向こうも同じよ!

殷周易姓革命
 殷を護ろうとする三つ目の男、聞仲は、老いた王朝は去るべきとする太公望に
 青臭さを指摘し、譲れないと打ち据える
 が

 わしは、何としてでも、いかなる手を使ってでも、乗越えねばならぬのだ!

 2クールかけて制作される本作
 このシーンに辿り着くのは、やはり(中略)でしょうか

 いきなり壮大! 壮大すぎて心配になる!!

OPはWILL…、でなく「Keep the Heat and Fire Yourself Up」

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 当時の作画、めっちゃ再現してらっしゃるな!

Keep the Heat and Fire Yourself Up
 PVでは、連載当時の「WILL」が使われ、非常に懐かしかったですが
 当然これも新曲! 何言ってるかわかんねえ!!
 というか

 もう金鰲列島、王天君も出てらっしゃる!

 原作完結してるし大胆な再構成
 キービジュアルもですが、聞仲がめっちゃ出てきてるのも本作の特徴か

 当時のアニメは、色々アレンジしてたのが懐かしいですねえ

元始天尊様が一番弟子、太公望参りました』

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 時間をだいぶ戻して、「仙人」たちの住まう場所、崑崙(こんろん)山脈
 元始天尊は、そのトップに位置する仙人で
 トップクラスに頭が長い。

 背景作画すごい…。

元始天尊様『うむ、修行は はかどっておるか?』

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 ウソをこくでなーい!

素質はいつでも持ち腐れる
 仙人界トップの直弟子! 太公望は、“仙人骨”を見込まれスカウトされた逸材だが
 どうにも、修行に身が入らないと師を悩ませていた
 と

 どうやら…、お前には通常の修行は向いていないようじゃな?

 フランクすぎる仙人界トップ!
 殷王朝、人間社会は「妲己」が悪政を強いて大混乱、修行してて良いのだろうか?

 と言っては寝てサボる、若手仙人が太公望であった

『封神のリスト、じゃ』

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 仙人界は、世俗とは隔絶した場所だが、元始天尊も無思慮ではない。
 元始天尊は、他の仙人界トップと3巨頭会談を設け
 妲己討伐を計画した

 だが問題は、「悪い仙人たち」をどうするか! 

元始天尊『仙人界に戻す事も出来ぬ、そこで…!』

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 人間界と仙人界の間に、新たに“神界”を作り、そこにきゃつらを封じる事とした

封神計画
 悪い仙人たち、しかし仙人に殺しはご法度、そこで「神界に封じる」
 ゆえに封神計画というワケだ!
 で

 妲己独りを倒して済むのなら、総力をあげて攻撃するわい!

 太公望の任務その1
 リストに掲載された、365人の仙人を何とか倒して“魂を封じる”事

 もう一つは、「戦闘」では出来ない仕事をやる事だと

元始天尊『だが、強力な指導者を失えば、殷への反乱が起こり全土が混乱する』

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 妲己を倒すだけともかく、「統治する」つもりがない仙人がやってはダメ。
 人望厚い人間、西伯侯、姫昌が妲己を討ち倒すように仕向け
 新王朝に正当性を与えねばならない

 仙人を倒す、易姓革命を成功させる、両方やらなきゃいけねーのが辛いところだな!

『やらぬのなら、お前は破門じゃあ!

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 師叔(すーす)はやるでしょうか?/…やるべき、因縁があるのじゃ…

傾国の美女
 様々な文明に見られるように、王の死後、「付き人」として後を追わせる事件があり
 太公望の一族は、皇后の暴言で皆殺しにされてしまう事に
 と

 殷の皇后は、元々仙人界にいた仙女じゃ…

 通常はせいぜい数人
 しかし当時の皇后、これもまた別の名を名乗った「妲己」でした

 妲己に、家族を殺された因縁があるのです

『歴代の皇帝をたぶらかし、贅沢三昧をし続けておるのじゃ…』

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 数百年前に地上に降りて以来、名を、姿を変えて王宮に。
 特に当時は、「ド派手が好き」と無茶苦茶抜かして
 一族を一つ皆殺しに

 もちろん、そんな無茶すりゃ、民衆の反乱不可避ですが…

妲己『異民族を捕まえてくれば、民衆の反乱も起こらないでしょ?』

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 美貌だけで、このような非常識がまかり通る訳がない!

殉葬
 妲己は新たな妖術を身につけ、より無茶な要求を通せるようになったと教えられ
 幼い太公望は、復讐を誓ったのだった
 と

 父上も母上も兄様も妹も、みんな埋められた!

 余談ですが「始皇帝の兵馬俑」
 これは後に殉葬が廃れ、代わりに人形などを埋めるようになったものだそうな

 掘ってみたら、宮殿のレプリカまで発掘されたらしい

太公望『元始天尊様、封神計画の件、お受けします』

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 傍目には、無思慮無気力な太公望ですが、その根っこは復讐者
 計画を受けた彼は、「宝貝(ぱおぺい)」と呼ばれる
 仙人用の武装を与えられます

 その名も「打神鞭」、大気を操る宝貝!

『太公望さんッスか? 僕は“四不象(すーぷーしゃん)”ッス!』

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 封神計画? 喜劇だわ…

王宮にて
 霊獣・四不象を授与され、太公望が旅立つ一方、その計画は妲己の下に。
 しかし、無名道士が何をほざくかと一蹴
 で

 確かにその通りですね、あなたは私の次くらいに強いですから

 大言壮語するピエロ風の男
 妲己は、予想通り「誘惑(テンプテーション)」を得ており、人も妖怪も思いのまま!

 あからさまな囮=太公望に、動くのは損というのも解る話。

部下『妲己様は放っておけと言っているのだ!』

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 自分は興味がある、妲己の言葉など知った事ではないという道化師
 彼は、あくまで「妲己の客」に過ぎず
 部下ではない
 と

 ええ、こう見えて強いんです! 何で声が変わったんだよチキショウ!!

『早速ちょっかいを出してみましょう…、この“雷公鞭”も退屈でしょうし♪』

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 そういえばご主人、封神のリストに目は通したッスか?

道化で道士
 西方の異民族と邂逅、そこで見たリスト筆頭こそ、あの道化師男、“申公豹”であった
 何が怖いって、何もかも最強な事!
 と

 彼は、“三大仙人”より強いと言われてるッス!

 雷公鞭は最強宝貝
 黒点虎は最強霊獣

 もちろん当人も最強という、形容詞が仕事しない最強中の最強!

『何と! そんなのと戦ってもムダだ!!』

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 言い切る太公望も大概だが、まずは弱っちい奴から行きたいという
 何せ三大仙人とは、封神計画を決めた3人
 師匠を含む三巨頭の事

 師匠に、師匠より強いやつ倒して来いとか言われる悲劇!

太公望『ぬおー!?

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 私は、誰の味方でもありません。ただ王宮は生活には絶好の場所なので

ひとでなし
 というのが広く尊敬を集める「最強」、申公豹の困った性格であった
 義とか情けとか、何それ美味しいの?
 と

 なーんだ! 敵ではないのだなっ!!

 対する太公望も人でなしであった
 戦わずに済むなら、それがベストという合理性の権化!

 或いは空飛ぶナマケモノ!

ああ、待ちなさい!?

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 必死に引き止める申公豹、倒すべき敵もいなければ
 弟子も取ってないし、人間社会への情もない
 これ以上は強くなっても意味がない

 要はヒマ人なのである

太公望『申公豹! 一つ言っておく! …服が悪趣味』

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 私は、悪趣味だと言われるのが…、死ぬほどキライなのです!

雷公鞭
 しかし太公望、逃がすまいとする彼に、「服が悪趣味」とド正直に指摘
 最強の宝貝、雷公鞭を発動させてしまった
 と

 目を閉じよ、四不象!

 大陸レベルで視認できる巨大な雷
 妲己がもてなすのも、「申公豹が居る」だけで、仙人界が手出しできないからなのだ

 太公望、逃げられないからって無茶苦茶しおる!

申公豹『…これでも手加減したのです』

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 最強宝貝「雷公鞭」、使いたくてうずうずしてたが
 あまりの威力に、申公豹も驚いた様子
 だが、もちろん太公望は生還

 打神鞭の風を集中させ、雷の進行を防いだという

申公豹『生きているのですね! 良かったっ!!』

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 殺すには惜しい人材です…

土壇場の男
 元始天尊直弟子は伊達でなく、逃げなかった理由は異民族の村を守る為
 察した申公豹は、勝手にライバルと認定してしまう
 と

 甘くみておった…、もっと気を引き締めねばならぬ

 5000年生きて初の流血という申公豹
 修行時代もあったろうに、生まれついての最強だったのかもしれない

 こうして太公望、変な人に認められる事に

『あれは?』『殷王朝の墓…、っスね』

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 父上、母上、一族のみんな…、安らかに

封神計画
 太公望の目的は、こうした仙人によるとばっちり、妲己のような悪政といった
 悪い仙人の干渉のない社会を作る事だ
 と

 安全な人間界を作ろう…

 おかしい…
 太公望師叔がすっげえ真面目な人みたいさー。

 つくづく、計画に強い動機を持つ太公望

『奴隷は犬のえさと同じものを食べ、アリのように働かされる…、疲れて死ぬまで』

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 申公豹に認められた太公望は、以降は特に妨害を受ける事なく首都へ
 しかし、石作りの立派な街には人の気配がなく
 困窮を如実に表していた

 奴隷には、さっきの遊牧民や太公望と同じ、“羌族”が労役を課されている

太公望『これが敵の本拠地、禁城だ!』

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 ご主人、いきなり妲己を狙うなんて考え直したほうが良いッスよー!?

王朝回復
 太公望の策は大胆なもの、妲己が、誘惑術で他者を支配しているなら
 彼女を倒せば、それで終わりだというのだ
 で

 まず、殷の王・“紂王(ちゅうおう)”を誘拐する!

 また大胆すぎる!
 しかし、距離を取れば「誘惑術」が解けるのでは?という理由あっての事

 王が正気に戻れば、王朝交代さえ不要かもしれない!

大男『オメー、仙人だな?』

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 だが悪巧みの最中、“鎮国武成王”、すなわち軍のトップと遭遇
 鎮国、国内を平和裏に治める為の武の長官!
 つまりとても強い!

 俺は国を鎮めるからよ! 止まるんじゃねえぞ…!!

『何をしに行く?』『妲己を倒しに

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 いやあ悪ィ悪ィ! 皇后の手下になりにくる奴が、あまりに多いモンでよ!

鎮国武成王
 名門「黄(こう)」家一門、武成王・黄飛虎に、直球ストレートで応えた太公望
 彼が、誘惑術にかかってないと見ての返答だった
 で

 当たり前よ! あんな妖術は、気合で跳ね飛ばしてやったぜ!!

 生まれついての脳筋将軍!
 仙人でこそないが、これに匹敵する力を持つ野性味あふれるパワーが持ち味!!

 有力な者を味方とする、これも大切な事ですね!

武成王『…やはり、アレは仙女なのか?』

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 俺も手を貸す…、って言いてェが

武成王・黄飛虎
 当然、国内でも反乱の芽が芽吹き、元始天尊が予感した国内騒乱の兆しが見えていた
 武成王は、何とか平和裏に済ませようと奔走している
 と

 紂王殿下は、元々は素晴らしいお方なのだ

 忠臣一族の黄飛虎。
 彼の助言に基き、太公望は自らの策に、より確信を覚えたのでしょうね

 彼は軍のトップ、口添えでなんと、紂王へ謁見が可能に! 

太公望『…どうした?』

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 いきなり謁見に成功した太公望。しかし、失策その1
 武成王のように、精神力が強ければ通じぬ「誘惑」
 太公望自身も通じない

 しかし霊獣、四不象が、あっさり引っかかってしまったのだ

太公望『西の都で、美女300人を招いた大宴会を開くつもりでございます!』

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 何! 余も行く!! …しかし、数日はかかるな

宮廷音楽家・太公望
 英雄色を好む、賢君なれども色狂い、紂王にスケベな企画を持ってきたと偽り
 太公望は、彼を妲己から引き剥がそうと目論見た
 と

 ご安心あれ! わしの四不象ならひとっ飛びでございます!!

 妲己と紂王を引き剥がす策
 ちなみに音楽家希望は、原作では「とっても貴重な楽器」を持っていた為

 第1話で、区切りまで描くべく圧縮したのね。

妲己『あらー? あなた、お顔が青いですわぁ?』

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 しかし堂々と洗脳者本人の前で、その術から引き剥がそうとすれば
 そりゃ当然、「そうはさせるか!」ってなる訳で!
 太公望、逆賊扱いに

 早い、早いよ! こういう時 慌てた方が負けなのよね!!

妲己『これは、“蟇盆(たいぼん)”よぉん♪

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 ここに至って、スープーが洗脳されてたと気付く太公望

妲己ちゃん 蠆盆を造る
 あっさり看破、捕えられた太公望に用意されたのは、名高い「蟇盆」であった
 妲己の悪事として名高い処刑法である!
 と

 まずは160名の処刑を行いますわ♪

 タイボンとは、巨大な穴に、都中へ「生きた蛇一匹をもってこい」と投じさせたもの
 それだけでも奪い合いの地獄絵図であった

 落とされた罪人は、生きたまま無数の蛇に喰われるという…!

妲己『奴隷に使っていた羌族ですわ♪』

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 また、太公望の素性は調べ上げた、と見せ付けるように同族を集め
 羌族は反乱者、信用ならない、一緒に処刑すると言い出す
 ヒトの命なんて安い時代であった

 特に奴隷民族のはな!
 
羌族あんたが、力も無いくせに蜂の巣を突くような真似をするからだろ!』

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 こんな死に方があって堪るか! みんな、戦うんだ!!

窮鼠たち
 無論、太公望は「彼らは関係ない」というが、生まれながらに無力だった一族は
 彼の無思慮こそ罵倒、自分たちで何とかしようと暴れる事に
 と

 妹君が、わらわの手の内にある事をお忘れかしら?

 乗じようとした武成王・黄飛虎
 しかし名門一族の彼は、妹をとある役職で宮廷に仕えさせていた

 てか、「戦うんだ!」の迫力なかったなー!

妲己、誘惑した部下によって虐殺を執行

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 破れかぶれの羌族は、同情(?)と、蛇穴に身がすくんだ兵士たちを圧倒
 しかし妲己は、これを見越して仙人たちを配置
 虐殺を敢行させた

 結局、一般人では仙人には勝てない…!
 
武成王『…オメーの服は、蛇穴に入れておいた』

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 何故、助けた…。とりかえしのつかぬ事をしてしまった…

妲己は狂っている
 武成王は、事後ヘビ穴に降り、死体を貪り喰う妲己に狂気を感じ
 消沈した太公望を、“世の為に生きろ”と叱咤する
 と
 
 俺はお前を助けたんじゃねえよ、世の中の為に生かしておいたんだ…

 甘えはいけない
 大失敗だが、他にやる者がいないなら、やるしかないのだと

 性格あふれる字の雑さ、めっちゃ原作再現してる…

太公望『色々なものを、失ってしまったのう…』

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 被害を最小に抑えようとして、結果的にたくさんの者を巻き込んだ上
 師に授けられたスープー、打神鞭もまとめて失い
 移動、戦闘の手段も失った

 歴史的大敗である

普賢真人『ねえ、良いものをあげるよ。僕のお手製の釣り針だよ♪』

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 おい! それでは釣れんぞ!?

日がな一日
 太公望は、「争い事が嫌い」で、魚さえ傷付けるのを嫌がった友人を思い出す
 釣れない釣り針は、その象徴であった
 と

 普賢、お主の言う通り、誰も犠牲を出したくない、…だが

 釣りして遊ぶフリして考え込む
 太公望の性格を見抜き、ここぞという時は力を貸すといっていた友人・普賢

 戦うという事は、やがて友達も巻き込む事で…。

失望しましたよ

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 現れたのは申公豹、自由気ままな彼は、四不象と打神鞭を取り返し
 もっとちゃんとやりなさい、面白くしなさい
 と、太公望を叱咤する事に

 勝手に期待し、勝手に失望する、とにかく自由なヒトであった

申公豹『何を笑っているのですか? 気持ち悪いですね』

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 これで私に、借りが出来ましたね?

封神演義
 誰も巻き込みたくない、失敗は、太公望に方向転換を強いた
 戦いには、やっぱり味方が必要だ!
 なら

 どうせなら、巨大な味方を作るのだ!

 それが太公望の第一歩
 両極端かもしれないが、やるなら徹底的に!一心不乱の大味方を!!

 大失敗から、ここからが本当のスタート!

黒麒麟『辺境の反乱など、あなた様の宝貝で鎮圧できましょうに』

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 黒麒麟よ、人と戦う時は、人として相手するのが戦の礼儀。

人として仙人として
 ところ変わって辺境の戦場、冒頭、太公望と戦っていた仙人、聞仲は軍師であり
 数年かけ、「人として」反乱鎮圧に従軍していた
 が
 
 何人たりとも殷を、紂王陛下を害するものは許さぬ!

 人の社会で生きる仙人として。
 頑固で、手段を選び筋を通そうとしすぎ、本末転倒に腐敗を放置してしまった忠臣

 でも、そういう性格だからこそ強くなれた、というヒト。

次回、「哪吒」。ガンダムWでもネーミングが使われた、元インド神話な神さま

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 ああ、なんかすごく夢の国を探したくなるような映像だコレ!

哪吒
 ガンダムWや、昨年Fate/Grand Orderにも実装されたという中国神話の人物。
 最近は、本来の呼びに近い「ナタ」が浸透しているが
 本作では「ナタク」。

 元ネタはインド神話だが、いまやすっかり道教の神として定着

 西遊記でも三蔵法師の旅を見守った
 なお、実在の三蔵法師の旅は、西暦629年から645年頃に行われたとされる

 また彼の直後、天竺とインドを3往復した公務員も実在する

犠牲は最小限に! いきなりラスボスを狙った結果

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 美女と聞き、明らかに一瞬正気に戻った紂王陛下。マジ性欲の権化

ラスボス一点突破!
 原作では、ある策を講じて乗り込んでいますが、「1話で敗北」まで描く為かカット。
 ただ、ここで紂王を正気に出来ていれば
 戦争自体を止められます

 確かに無策ですが、太公望の狙いも解るなあと思いました

 師匠は、新たな王にスムーズに移行させろと言ってましたが
 その場合は戦争は不可避

 犠牲を嫌がる太公望的に、これが上手くいってれば、と改めて感じます。

易姓革命を命じた師、拒否った太公望

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 太公望の原点は、お偉いさんと仙人の身勝手さでと一族を滅ぼされた事
 いかに、良き王朝への交代を図ってとはいえ
 実際に巻き込まれるのは国民

 王朝交代を促せ、という師の命令をいきなり無視したのも、今は解る気がします。

犠牲を厭う太公望の象徴、釣れない釣り針

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 傍目にサボってるフリをしつつ、実は真面目に思索。そんな太公望。

特製の釣り針
 ここは、原作でも印象的なシーン、太公望は「釣れない針」で釣りをするんですが
 その理由が、後々この回想が挿入されて判明します。
 かなり前倒したはず。

 今回の、紂王誘拐作戦と、理由が同じなんだなと。

 魚さえ痛がらせたくない太公望。
 犠牲を最小に抑える為に、あんな無茶をやったんだろうなあ、と。

 場面の意味が、よく伝わる挿入だった気がします。 

そこが「どうせなら」って言葉にかかるんだろうな、と

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 独力で何とかするのは無理だった、だから味方を作ろう!
 どうせ巻き込むなら、とても大きな味方を作ろう!
 そんな大胆な路線変更

 どうせなら、って太公望の言葉が、より強く響く再構成だったように思えました。

ラストの聞仲が、また好対になってるんですよね

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 ハッキリ言えば、このヒトの決断はクソ真面目です。

クソ真面目聞仲
 現在、妲己のせいで国が荒れてて、彼は何とかしうる可能性を持っているのに
 人間との戦争は、人間の力でやらなきゃダメだ!と
 筋を通して数年も従事

 結果、宮廷の混乱が止めようも無いレベル

 この人が手段を選ばなければ、もっとスマートに進んだはずなんですよ

でも、その頑固さが聞仲の魅力だと私は思います

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 まず、太公望の「味方を作る」と言う事は、トラブル、戦争に巻き込むという事です

真面目vs真面目
 完敗した太公望は、「独りでやろう」って主義を曲げ、他人を巻き込む覚悟を決めました
 対し、聞仲は数年も自分の筋を貫いて王宮の被害を拡大
 そこが正反対だと思うんです

 主義を曲げない事も、目的の為に主義を曲げる事もどっちも真面目

 ラストの会話、聞仲の不器用さに、好対なんだと改めて感じました。

今回の太公望の無策さは、やっぱり無策だとも思うけども!

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 まさかいきなり乗り込むまい…、って心理的盲点を突いた
 スープーも驚いたように、奇策を使いました
 完全な無策じゃありません

 でもなー、もっと太公望師叔の狡賢い、人でなしっぷりが見たいなーっ

原作では、思いもよらぬ奇襲で破綻した「誘拐作戦」

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 原作では、太公望が狡賢さを発揮し、妲己を先んじて罠にかけ
 誘拐作戦を無事、成功させる寸前でした
 しかし!

 ここの攻防まで描くと、まず前後編になっちゃうから、仕方なかったんですかね

2018年1月12日 覇穹 封神演義 第1話「封神の書」

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 同じ1990年代作、オーフェンのキャラデザを行った人が監督

スタッフ
 脚本:高橋ナツコ(シリーズ構成)
 絵コンテ&演出:相澤伽月(監督)
 作画監督:遠藤大輔・長谷川早紀
 アニメ制作:C-Station
 原作:藤崎竜/週刊少年ジャンプ(1996年~2000年)
 制作協力:なし

あらすじ
 紀元前11世紀、殷の時代ーー。
 悪しき仙女・妲己によって、殷の皇帝・紂王は傀儡と化していた
 人間界の混乱を収めるため、崑崙山の教主・元始天尊は、一人の道士を呼び出す。彼の名は太公望。そして、彼に命じられた任こそが”封神計画”。
「封神の書に記された悪しき仙人たちを、封神台に封じ込めよ
 武器は類まれなる頭脳と、宝貝・打神鞭、そして霊獣・四不象。
 打倒・妲己の命を受け、道士・太公望が人間界に降り立つ!

次回、哪吒。今は「ナタ」って呼び方のが多いのね! 知らなんだわ!!

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 制作元は今期「ゆるキャン」も並行制作中

覇穹 封神演義
 新アニメ版制作発表、その激震も懐かしいですが、一話の圧縮に時代を感じます
 ジョジョ1・2部、同4部、うしおととら、魔法陣グルグルあたりと同様
 物語の展開が早いこと!

 でも「あの時、彼らはこう思っていたのかな」と、思えるのも面白いです

 2クール制作が確定してますが、前半であの場面まで行ってしまうのか
 それとも…、いやOP的にそうなのかな!

 武成王の声、細谷さん、治療復帰おめでとうございます!

 次回、第2話「哪吒」

アニメ 覇穹 封神演義 感想 2018年1月 公式ツイッター

 覇穹 封神演義 第1話「封神の書」
 覇穹 封神演義 第2話「哪吒」