公式 最後のレストラン 11巻 感想 レビュー 考察 画像 キャプチャ 内容 あらすじ ネタバレあり これまでの感想はこちら 前巻はこちら
ヘブンズドア、最大の危機! 豊臣秀吉様、時を越えてご来店?!

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ジャンヌの答えは“ずっと居る”事、末路、帰る方法も知った上でジル・ド・レを突き放した様
 ジルと火災は、彼女にとって過去の象徴だったのでしょうか
 麻生おっと、岸大臣がイケメンだった!

 天下統一を目指す秀吉と、晩年の秀吉、ダブル秀吉回が面白かった…!

最終回みたいじゃないですか!
 ここから、「でも帰らないと」って方向に振るかもしれないし、ドキドキの展開ですね!
 若きハンニバルが出たり、絶世の美男子が太ったりと時を生かしたギミック
 変化がテーマだった気がします

 鯛のパイ包み焼きは、“パイこそ旨い”。宝石箱、料理も一際「なるほど」だった!
 
最後のレストラン 11巻 感想

 第49話「豊臣秀吉様 前編」
 第50話「同 後編」
 第51話「アルキメデス様」
 第52話「ジル・ド・レ様」
 第53話「ルートヴィヒⅡ世様」
 これまでの感想

新装開店…、“偉人来店”は大丈夫!?

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 まー、店以外にもご来店してたから、考えすぎですよね? ですねッ!

あらすじ
 おめでとう! 園場さんは悪い方向に進化した!! “成功”を求めて無茶を始めた園場
 しかし、日本史屈指の成功者、豊臣秀吉様のご来店に
 人生に想いを馳せる

 続いてアルキメデス様ご来店、“楽しいからやる事は大切だ!

 ここが未来と気付いたジャンヌは、自分と“ジル・ド・レ”様の行く末を知り
 来店した彼を突き放し、あと店が焼けた。

 だが麻生おっと、“岸元総理”と、ルートヴィヒⅡ世様ご来店でヘブンズドアは蘇る!

ダメが別方向に進化した! 園場さん、それアカンやつ!?

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 キャラデザがちょっと変化、“変化する”事が今巻のテーマですね

豊臣秀吉様
 店を大きくするんですよ! フレンチ業界の風雲児をモチーフにした回で
 あの園場さんが、店を大きくしようと“旨い話”に乗りますが
 クーポンってそんなにダメなの…?

 つまり今回は、“天下を取ろう!”と、豊臣秀吉様に学ぶ回…?

 しかしかなり異質でしたね
 秀吉様は来店するも、コンサルタントに“自分の逸話”を聞かされ、ヒントにするという

 それ結局、誰が最初に考えた? ドラえもん的なパラドックスですねー。

伝統のタレ、それって実際には数ヶ月で入れ替わってしまう。だから…

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 ジャンヌがめっちゃ恋してる…!

人もタレも変わるもの
 ジャンヌの心に響いた言葉、ここが未来と知り、“変化”を怖れていたんでしょうか
 でもたとえば、伝統のタレも「実際に使う」事で入れ替わり
 数ヶ月で別物になる

 全ては日々変わる、だから憎んでた人も、愛した人も変わっていく

 この人は嫌いだ!と思っても
 人は考え方が日々変化し、そう思った部分が消え、憎まなくて良くなってるかもしれない

 でも愛は、不変であって欲しい。そうよね…。 

豊臣秀吉、出世の秘訣は“未来の知識”にあった…?

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 クーポンは割引販売、加えて“宣伝費”まで!? 赤字覚悟の人集め手段なのね

ダブル秀吉事件
 秀吉や信長って、割と「実は未来人だった!」みたいな創作が多い人物ですが
 有名人な事と、また革新的で合理的な発想が挙げられる気がします
 現代人っぽいというか

 本作では、実は詐欺師の入れ知恵だった、というのもちょっと皮肉

 他人に、もっともらしい事を言うことにかけては
 詐欺師ってプロですものねー

 しかしラストは、掟破りの「若き秀吉」「晩年」のダブル秀吉!?

園場さん、“旨い話”を紹介してくれた先輩の店に行くも…?

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 秀吉は成功者だった、結果“次の成功”を求めすぎて、苦しんでしまったんですね

心休まらない偉人
 本作の“偉人”は、死に瀕した時に訪れますが、秀吉様どんだけ死に瀕してるの!?
 そっかー、あの人めっちゃ来店条件が多いんですね
 ひでよしいつもしぬなー!

 また今回、園場さんが信じた先輩が、実は騙してたのが地味にエグい

 コメディタッチに描いてくださってますが
 園場さん視点で考えると、「あの頃、尊敬してた先輩はもういないんだな」的な…。

 前回、人は変わっていくって話、この前振りだったんですね

秀吉様のご注文は、“豪華で質素な料理”!?

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 回答は鯛のパイ包み焼き! パイに包まれ、旨味が逃げない豪華な味わいよ!!

豪華で質素な料理
 回答は、「さあ成功するぞ!」と夢を抱き、血気に逸る若き秀吉には魚の部分を。
 老秀吉公は、残ったパイ皮、いわば残り物を食べる事に。
 でもこれがとても美味しかった

 料理の切れ端、鯛そのものじゃない、でも“味”がたっぷり沁みこんでる

 自分の人生って何だったのか
 苦しんだ老秀吉公も、「あの頃は確かに楽しかった(美味しかった)」と思い出す

 彼の辞世の句を思い出す、温かい締めでした。

学問を高尚なものにしたがった人達と、“実利”を大切にした偉人

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 まだ若いハンニバル! ただの特攻野郎Aチームですよかっけー!!

アルキメデス様
 有名な、風呂エピソードから始まった今回、“西郷どん”と自主コラボしてるゥ!?
 当時のギリシャ語を、変な訛りとして解釈したんですね
 自動翻訳が優秀過ぎる…

 また今回、言様が家庭参観日で、ジャンヌも“学校”を体験する事に

 言様、やっぱりご家族が恋しそうに見えますが
 帰したら亡くなるんですよね…

 このジレンマも、本作にとって苦しい所。どうなるのでしょうか。

ご注文は“科学を活かした料理”

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 テコによってチャパティを作る機械! インドとギリシャのオリエンタルな出会い

フレンチ風チャパティ
 本作に於いて、アルキメデスが目指したのは実利と理論を融合させる事でした
 しかし結局、戦争兵器にしか使われなかったと嘆くも
 現代では“調理器具”に

 彼の嘆きを癒した一皿は、彼にとって未知な味の組み合わせ!

 行き詰った彼が思い出したのは
 こうやって、未知、“知る事は面白い”って事じゃないでしょうか

 しかし“発見”は、ジャンヌも駆り立ててしまって…?

ジャンヌ・ダルク”を検索し、彼女が知った哀しい未来

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 あと自分を検索したら、巨乳馬蹄ヒロインがヒットしまくったらしい。

ジル・ド・レ様
 無論、政敵による捻じ曲げの可能性もありますが、ジャンヌの死後狂った人物の話
 彼の凶行、それこそ創作もかくやという蛮行に走ったジルドレ。
 テーマは“裏切り”か

 園場さんも、団体客の偽予約で、大損を出しかける事に!?

 困って呼びかけたところ
 各レギュラーキャラ、先生やいつもの安倍首相や習近平まで!

 首相と習近平、めっちゃ準レギュじゃないですか!
 
戻ってきて欲しい、ジル・ド・レに呼びかけられたジャンヌは

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 私が何も知らないとお思いですか(ジャンヌ)

待たれよ!(cv大川透)
 既に、「元の世界に戻るやり方」「戻った後でどうなるか」まで理解していたジャンヌ
 厳然と言い放つ様は、本当に厳しかった。
 これまた聖女の側面か

 しかしド・レ卿にすれば、自分こそ騙されていた気分だったと

 だってジャンヌを失い、彼女を救わなくなった神をも信じられなくなったけれど
 あなたは楽しくやってたんじゃないかと。

 この事件、お互いに裏切られた気分だったんですね

ご注文は、“ジャンヌと一緒に肉料理を”

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 いやもー、ホントに最終回みたいな回だった!

ヘブンズ・ドア、再出発!
 地獄へ行くなら、君も一緒に来て欲しい、教えを捨てた証に肉を食べて欲しいという。
 現代の“合成肉”とも知らずに、満足して逝きましたが
 店まで焼くとは思わなかった!

 でも火事はジャンヌにも、本作第1話にもそっくり重なってるのね!

 火刑で死んだジャンヌにとっても
 過去の象徴と訣別し、改めて、ここで生きようと思い描くようになったのかもしれません

 ラストのジャンヌ、すごく嬉しそうで嬉しい!

絶世の美男子来店! 園場と重なる想いとは

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 ドラえもんにも登場したノイシュヴァンシュタイン城は、彼が“趣味”で作った城だったという

ルートヴィヒⅡ世様
 店が焼けて、遂に“織田信長の刀”を売ろう、と思い立った園場さん。
 来店客は「ノイシュヴァンシュタイン城」で有名な狂王!
 すげえイケメン!

 共通するのは自分が思い描いた“城”(店)を作りたい、って思いね!

 旧バイエルン王国国王ですが
 建築や音楽に傾倒し、国を破綻寸前に追いやってしまった狂王だったらしい

 あの美しい城、そんなヤバい経緯だったの…!?

“信長の刀”とは知らぬも、逸品過ぎて骨董屋も買ってくれない!? しかし

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 買ってくれたのは、元首相の麻生おっと、岸 開成(きし かいせい)氏だった

ふうん?
 それも元首相、手放す理由を聞くと、「なら買ってやる。後でカネを返したら刀も返す」
 まるで、昔の英雄譚に出てくるような熱い男気!
 おかげで予算のアテがついた

 またジャンヌは、“いつまでもここにいます”、とプロポーズのような言葉を

 ふうん?に漂う色気よ!
 本作、やっぱりジャンヌと添い遂げることになるんでしょうか! これは落ちるぜ!!

 ただ“倉庫から出てきた十字架”が、まだ伏線として残ってるんですよね

なお“落ちてきた”巨漢によって、キスは中断された模様。昭和か!

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 きゃー! めっちゃ太ってらっしゃるー!?

ロマンあふれる一皿
 ルートヴィヒⅡ世は国王の座から引きずり落とされ、すっかりやさぐれていました
 そもそも、私は国王になんてなりたくなかったという元国王
 美男子で名家で…

 そんな彼への一皿に、元総理もご来店!

 まだボロボロの店内
 でも、「そんなところだから良いんじゃねえか」って面白過ぎるでしょ!!

 これが、料理のヒントにもなる事に

宝箱仕立てのアミューズ”、でございます

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 中身が解らない、食べるまで、「何が入ってるのか」とワクワクする料理!

人生は宝箱
 でももちろん、食べたら「こんな中身か」と思う、でもそれはそれで人生なんです。
 中身は全部別、他人のを見て「あれはどんな味だろう?」と思う
 それも人生なんです

 結局、選べるのは一つだけ。人生、他の生き方(味)もあったのかも。

 ルートヴィヒ王は、こんな人生なんてと嘆いたけど
 別の人生を歩んでもきっと同じ

 結局一つしか選べない以上、とことん楽しむ! それもまた人生なのかも。人生!!

収録

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 えくぼに定評ある前田さん。

 バンチコミックス「最後のレストラン 第11巻」。藤栄道彦。
 月刊コミックバンチ連載、新潮社発行。2018年6月(前巻2017年11月)

収録
 第49話「豊臣秀吉様 前編」
 第50話「同 後編」
 第51話「アルキメデス様」
 第52話「ジル・ド・レ様」
 第53話「ルートヴィヒⅡ世様」
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