藤田和日郎。双亡亭壊すべし 7巻 感想 考察 画像 レビュー 内容 ネタバレあり あらすじ 前巻
脳を揺らすのは、とても良い事なのだ…! 「双亡亭の始まり」が始まる!!

Aaa_002
Aaa_004s-
IMG_8575s-
IMG_8573
IMG_8580s-
坂巻泥努、名乗った! 思った以上に狂った様子、でも臆さぬタコハに心を許す辺り
 理解者を求める、普通の心を持っている事も感じます
 建てた動機、原動力は“感動”か?

 欧米の建築物に感動、創作意欲を刺激され、“再現”を求めて建てた…?

信号機から始めよう
 彼と同世代、昭和初期「五・一五事件」頃の軍人、特殊能力者とも遭遇
 屋敷内、時の流れが関係ないって事なんでしょうか?
 メンバー交代ですね

 現代の紅、数十年前の青一、少佐初期の黄ノ下残花、赤・青・黄が揃ってしまった…!!

ぺろり、舌を出す姿が可愛い新ヒロイン・帰黒も参戦

IMG_8583
 彼女も昭和の人。どうも「残花隊長」の同行者らしいが…?

あらすじ
 フロルの決死行は報われ、窒素爆発で敵を掃討、彼女と教授たちは地上に救出された。
 しかしタコハは、絵描き「坂巻泥努」に招かれて邸内に戻り
 彼と美術談義を交わす事に

 録朗も窒素瓶を手に邸内へ飛び込み、“祝言の間”に辿り着く

 青一は、5・15事件時より邸内に囚われた「残花班」と交戦
 隊長、残花に助けられる

 紅は残花の同行者、同じく昭和初期の帰黒と行動を共にする事となる

バカどもめ。賞賛の毒づき、博士達も死地へ…!

IMG_8587
 前回、フロルが命を賭して転移させた「窒素」を、全員で着火!

破壊者たちの死地
 当初、「他の奴らなんかどうでもいい」、といった風だったメンバーの合力!
 命を賭けたフロルに、命を賭けて報いる大人達
 こういうのに弱いよ私!

 特に公務員の宿木さん、火器を持っていない紅を逃がす場面も

 彼らの決死で窒素瓶は爆破、ひとまず危機は脱することに。
 しかし「アンキョ」を破られれば終わり…

 地下水道・暗渠の事と思われ、破滅と隣り合わせ、って緊張感は続く!

何だかムショーに太陽が見たくなる。辛くも助かったフロルは…?

IMG_8586s-
IMG_8585s-
IMG_8584s-
 背中にぞわっと黒い手!

行く者/戻る者
 能力の反動で、全身から血を流しているものの、まだ息があるフロル
 タコハの、「太陽が見たい」が沁みます
 黒くて重苦しいから

 でも言った当人、「さあ約束通り」とばかりに連れ戻される事に

 涙を拭き、自分も行くと飛び出した録朗
 今井さんも良かった!

 やっぱり、理屈を越えて「応援してえな」って気持ちはあるよね!

破壊者の面々、謎めく「黒子」に救われることに

IMG_8583
 髪を繭のように広げ、博士たちを護ってくれた帰黒。かわいい

美少女、遭遇する
 現状、二つの謎能力を持つ「帰黒」の協力を得て、博士達は地上へ脱出。
 これらの事から、アンキョと窒素の事が地上に伝わり
 対策が練られる事に

 となると問題は、中にタコハ達がいる事で、思い切った手を打てない事か…?

 表紙でも舌を出してる帰黒
 作中、泥努と組む「黒い星の者」がいるので、そっち側かと思いきや。

 戦前の探索者、青一同様の別時代人か  

総理達はいったん官邸へ。人の配置がどんどん変わる!

IMG_8582s-
 総理めっちゃ怒られてるやん!

「上位者」不在
 結果、問題を深刻に捉える上位者が不在に。残ったのは前巻の自衛隊みたいな。
 あくまで、常識的なレベルでしか考えてない人が
 現場トップに残ることに

 これは正直マズい、博士達が目覚めるには時間がいるだろうし

 せっかくの情報も、「何をバカな」で握りつぶされると
 致命的な遅れになりかねません

 めっちゃ、心配しつつ去っていく総理達いいキャラすぎる!

知恵を持つ“戦前”の更衣者、残花班参戦!

IMG_8581s-
 彼らは、現在が平成だと理解しているのでしょうか?

憲兵隊・残花班
 詩的なネーミングですが、まさか個人名だったとは! 彼らは「アイツ」を知る。
 青一らに力を貸した、あの「おじいちゃん惑星」を知っている
 黒い星残党が更衣した者達か

 地球を我が物とすべく、青一駆逐を図る残花班!

 対し「人間だから」手を出せない青一
 現状の最強クラスながら、双亡亭内での戦闘、急激に難しくなりましたね

 いじらしいけど、それじゃ一方的に殺されちまう!

『新たな命令を与える。残花班は即時地獄へ撤収せよ

IMG_8580s-
IMG_8579s-
 かつて生真面目だったという部下、欲望を解放され、のっとられた様子

参戦、残花隊長
 隊員が「更衣」されたのに対し、隊長の残花のみ、意識を保ったまま参戦!
 しかし、生きながらに皮を失ってしまったとかで
 長時間戦闘は困難

 青一と黄ノ下残花、昭和初期の隊長と凸凹コンビが結成に

 帰黒の同行者らしい
 一度屋敷を出て、彼女の協力を得て再探査に?

 即時地獄に撤収せよ、部下を死なせてやる為の熱い軍人!

約束を果たす為、「絵描き」と再会したタコハ

IMG_8578s-
IMG_8577s-
 なおも自分を恐れないタコハに、静かに仰天した様子の絵描き

双亡亭・新章
 まったく物怖じしないタコハは、「黒い腕をくれてやった」絵描きと再会
 一方で録朗は、奇妙極まる双亡亭の様子に
 改めて怯えています

 何でこんな作りなの? 理解できない、その一点で果てなく怖い!

 絵描きも、自分の言う事を誰も理解してくれない事に
 そろそろ納得している様子

 なのに、タコハが普通に話しかけてくるので、どうもビックリしてるみたいで…?

タコハ『そんな面白そうな絵を描いてるのによー!』

IMG_8576s-
IMG_8575s-
IMG_8574s-
IMG_8573
 建物を見て 脳を揺らすことは、特に「身体に良いこと」なのだ!(泥努)

だから私は建てたのだ
 泥努は、ただひたすら描き続けているだけで、他に何もない様子。
 彼は洋行で刺激を受け、刺激的な建物に住む事が
 創作意欲を増すと考えたらしい

 また、歳を食うと物の見方が変わる」事に、泥努は共感

 そも彼は「本を残した」はず。
 食い違うのは、彼が泥努だと思い込んだ別人だから、と私は思うんですが…?

 一見ホラーな絵も、彼なりの美術理論で描かれてるんですね

今なら解る。録朗の父さんが、どれだけ必死だったのか

IMG_8572s-
 録朗の父は、のっとられる前に自害していた…。

父の愛
 自分から録朗へ、更に広がろうとする「更衣者」をせき止めたり
 父さん、見た目の完全に狂ってしまった様と
 行動の理性

 頭を半ば奪われ、ぎりぎりで抵抗している様が壮絶でした

 録朗、紅の父だけに立派な人だったんですね…。

落ち着いた録朗は、ここが「異質な部屋」だと気付く

IMG_8571s-
 この少女、5巻で泥努の傍にいたアレか!

祝言の間
 脳を揺らす奇怪な内装、なのに、初めて「普通」の空間に遭遇した録朗
 そこは、祝言の真っ最中のまま止まってしまったような部屋
 泥努の「娘」の結婚式場?

 また婚約者、泥努の「まともな部分」が建てさせた部屋なのか?

 彼女の死が泥努を狂わせ
 今のおかっぱは、彼女に化けた「黒い星」が、泥努を騙しているのか?

 泥努自身、老いた肖像画があったし…?

平安時代、“沼地”に星が降ったことがすべての始まり

IMG_8570
IMG_8569
 顔を隠すのは、「お前は醜い」という、教祖の教え。昭和の時代に…?

星降りの地
 黒の星の最期、飛行機で脱出した青一たちから、「振り落とされた」者達がいました
 彼らは、平安時代に沼地に落っこちて生存する事に成功し
 泥努と出会って外界進出に?

 同じく機外に放り出された弟、彼が泥努なのかと思いましたが…?

 でも、幼少期の泥努が出てきていますし
 単に似てるだけなのか

 それとも似てるから、「入れ替わった」のでしょうか?

五・一五事件、1932年(昭和7年)5月15日に事態は動いた!

IMG_8567s-
IMG_8566s-
IMG_8565s-
 ちなみに犬養首相は約6時間生存、「3発しか当たらなかった」、訓練不足だと嘆いたそうな

昭和の双亡亭
 残花は、五・一五事件の犯人を追い、幼馴染だった泥努に(泥努は覚えてない)再会
 しかし泥努は、既に現在と同程度の狂い方をしており
 憲兵班を「更衣」させてしまう

 思えば、絵画による移動、泥努との出会いで「黒い星」は行動半径が拡大

 彼が双亡亭を建てた事で
 単に、誰も近寄らない場所だった「星降りの地」は変貌する事に

 残花隊長、皮を剥ぎ取られながら生還したのか…?

収録

IMG_8568s-
 青一がやるみたいに、記憶の追体験、コピーも可能なんですよね。

 少年サンデーコミックス「双亡亭壊すべし 7巻」。
 藤田和日郎。週刊少年サンデー連載、小学館。2018年1月(前巻2017年10月)

収録
 第59話「窒素爆発」
 第60話「あの男が言っていた」
 第61話「新たな敵」
 第62話「帰黒」
 第63話「残花」
 第64話「残花戦闘」
 第65話「双亡亭を建てた者」
 第66話「双亡亭の中で」
 第67話「新しい事実」
 第68話「5月15日」

アニメ版 うしおととら 感想 2015~2016年

 第壱話「うしおとらとであうの縁」
 第弐話「石喰い」
 第参話「絵に棲む鬼」
 第四話「とら街へゆく」
 第伍話「符咒士 鏢」
 第六話「あやかしの海」
 第七話「伝承」
 第八話「ヤツは空にいる」
 第九話「風狂い」
 第拾話「童のいる家」
 第拾壱話「一撃の鏡」
 第拾弐話「遠野妖怪戦道行~其の壱~」
 第拾参話「遠野妖怪戦道行~其の弐~」
 第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
 第拾伍話「追撃の交差~伝承者」
 第拾六話「変貌」
 第拾七話「カムイコタンヘ」
 第拾八話「復活~そしてついに」
 第拾九話「時逆の妖」
 第弐拾話「妖、帰還す」
 第弐拾壱話「四人目のキリオ」
 第弐拾弐話「激召~獣の槍破壊のこと」
 第弐拾参話「永劫の孤独」
 第弐拾四話「愚か者は宴に集う」
 第弐拾伍話「H・A・M・M・R~ハマー機関」
 第弐拾六話「TATARI BREAKER」
 第弐拾七話「風が吹く」
 第弐拾八話「もうこぼさない」
 第弐拾九話「三日月の夜」
 第参拾話「不帰の旅」
 第参拾壱話「混沌の海へ」
 第参拾弐話「母」
 第参拾参話「獣の槍破壊」
 第参拾四話「とら」
 第参拾伍話「希望」
 第三十六話「約束の夜へ」
 第三重七話「最強の悪態」
 第三十八話「最終局面」
 最終回「うしおととらの縁」


 双亡亭壊すべし 1巻“壊れずの家”。
 双亡亭壊すべし 2巻“<双亡亭>進入”
 双亡亭壊すべし 3巻“更衣室”より出でるモノ
 双亡亭壊すべし 4巻“真相は二つ星にあり”
 双亡亭壊すべし 5巻“笑うしかないのじゃ”
 双亡亭壊すべし 6巻“お願いだから” 双亡亭の弱点、目的、窒素!!
 双亡亭壊すべし 7巻“だから私は建てたのだ” 二つ時代の侵入者!