公式サイト。漫画 パパと親父のウチご飯 8巻 感想 レビュー 考察 豊田悠 画像 ネタバレあり 過去感想はこちら 前巻はこちら。
過去編! 出会い、千石と家族、“いつか”を巡る二人。真希さん素敵だ!

Aaa_002
Aaa_004s-
IMG_8974
IMG_8989
IMG_9003
IMG_8998
表紙も奮戦! 同居が始まるきっかけ、愛梨ちゃん誕生パーティーの調理風景か!!
 全編過去編、千石さんが、「抜け出したい」って思った辛い子供時代
 真希ちゃん家で貰った幸せ感が泣ける

 自分は支えられてばかりだって、頑張る晴海さんも切ないなホント!

千石・理想の父王像“コンビ”
 でも実は、晴海こそ「理想の父親像」な辺り、気付かぬ当人に苦笑しますね。
 いつか幸せにしたいと願い、真希の力になれる事に奮起した千石
 いつか彼を支えたいと願う晴海

 食べなくて困ったはずが、もう「ご飯が足りなくなった」子供達。幸せを感じる巻だった!

巻末レシピページ、千石さんの今昔に笑う。

IMG_8976
 諦めんなよ! もっと熱く…、あ、無理ですねマジ大変だもんね…。

あらすじ
 二人はいかにして同居を始めたのか、竜也に聞かれ、「追試」に始まる縁を思い出す千石。
 同じく、ロマンチックなんてモノがなかった「真希」との同居時代
 やっと「いつか」を贈れると嬉しかった事を思い出す

 彼女を「いつか」幸せにしたい、その思いで愛梨を預かり、晴海の窮地も知った

 晴海も、炊飯器の買い替えに「同居」を始めた頃を思い
 自分はいつも、千石に支えられてばかりだと自省、いつか彼を支えたいと願う

 しかし、苦い過去、晴海の包丁トラウマ・山代元先生が訪れ…?

千石と晴海、二人を結びつけたのは“千石の追試”だった

IMG_9011
 やっぱねー、晴海さん先生向きだよね。…PTAで戦争起きそう。

出会いは腰痛
 晴海は、あの時のお礼に千石に会いに行き、留年しかけた彼に勉強を教える事に。
 今は解らないけど、学歴を持っておく事は大切だと説き
 親身に付き合った晴海

 この親身さは、編集者になった彼にも通じる部分ですよね

 際し、後の嫁さんが見守る場面も。
 お人よし過ぎる事か。

 晴海さんと嫁さんの離婚時、「優しすぎる」って言ってましたものね…。

勉強中、初めて振舞ったのが“やきそば”だった

IMG_9010
IMG_9009
IMG_9008
 当時はロクに料理できなかった千石。

卒業できました
 美味しそうだったし、ヤキソバの理由が、「母の得意料理だったから」らしくて…。
 これまで、千石の不幸の原因みたいだった母さんですが
 嫌いきれてないことを感じます

 高校卒業で飛び出したっきりみたいですが、母との和解予感させますね

 晴海の好意を「同情か」と考える千石
 お師匠との出会いを思い出しますが、晴海相手は少し違ったんですね

 やっぱり誰が見ても、晴海さんは不器用なんだよなぁ…。

荒んでいた千石に、「おかえり」をくれた出会い

IMG_9006
IMG_9007
IMG_9005
 奇麗な見た目に反し、手が仕事で荒れていた真希。協力する千石さんが熱い

「おかえり」の始まり
 23の頃、付き合っていた真希の部屋に、転がりこむ事になった千石さん。
 理由がまたね…、どうせ無駄な事にカネ使ってるんだろ!
 って千石を思ってた真希

 でも彼が、師匠に言われ、この歳で専門学校で頑張ってると聞いて。

 頑張る奴を応援する!
 彼女の姿勢は、「自分も夢を追ってるから」だろうし清々しい!!

 彼女自身、夢を追ってる描写も清々しい!

こういうところ、ホント愛梨の母ちゃんだよなっていう

IMG_9004
 千石さんの一口目を、すっごく見てる真希さん好き

おめでとうが嬉しくて
 ノリが軽く、明るくさばさばした性格なのに、こういう繊細そうなところがあって。
 まんま、「でっかい愛梨だなー」って感じてしまうあたり
 DNAが仕事しすぎィ!

 二人で作ったエビフライ、ザクッって歯ごたえで美味しそう!

 彼女に「貰うばかり」だと。
 いつか幸せにしたい、そう思うばかりで無力だと自嘲した千石の後悔も。

 千石さん、自己評価が晴海さんと同じなのよね…。

千石『やっと“いつか”が来たんだ』

IMG_9003
 愛梨を産んでくれてありがとう(千石)。

ありがとう
 理想のエステ店開業、夢を追っていた真希ですが、愛梨が出来たことを知った際
 ちょうど、千石の「師匠」が亡くなり言い出せなかった。
 夢か子供か。

 彼女は夢を諦め、愛梨を独りで出産して姿を消したと。

 子供を諦めても良かったはずなのに。
 夢を捨ててまで産んでくれて、ありがとう、って事なのでしょうか

 笑える事になった姿に、でっけえ幸せを感じる!

千石と愛梨、似たもの親子の出発地点

IMG_9002
IMG_9001
 扉絵がいいですよねー、意地っ張り同士。

「なりたくないもの」になりそうで
 元々片親で、預けられる事が多かった為、愛梨は人見知りしない性格になったそうで。
 人見知りというか、知らない人にはガンつける事が多い千石さんとは
 その点、似てないですよね

 こっちもそのはずで、元々は父がロクでなしで脱走したのが始まり…

 千石の母さん、ロクでもないイメージがありましたけど
 息子を必死に養ってたのか…。

 懐かない愛梨に、一瞬、「父のように」接しかけたとゾッとする千さん。そこが真面目だ…。

転機となったチャーハン、「こうだったら」と思ったこと

IMG_9000
IMG_8999
IMG_8998
 昔「いただきます」する晴海を、真面目だなーと言ってた彼が…。

いただきます
 初めて、「母の味」を感じさせたのは、同居時代に真希さんに好評だったチャーハン。
 別れてからも、同じ味で繋がってたんだなって思うと
 どことなく幸せを感じます

 目指す「親子」は、自分が「こうだったら」と願った姿

 千石さん、夢がないってよく卑下しますけど
 あるじゃんか夢…。

 後チャーハン、温まったレタスが適度にしんなりパリッとして美味いよね。レタス好き。

慣れない家事に腰痛で倒れた晴海、千石も「離婚」を知る

IMG_8997
IMG_8996
 クッソ真面目に何でもやろうとするから、力を貸したくなるのよねー。

やると決めたら
 倒れた晴海に、高校時代の「借り」で同居を始めた千石さん。あくまで治るまで。
 しかし、その矢先に愛梨の誕生日だったと知って
 お茶を濁そうと思うも…

 すまねえな おっちゃん。今日は娘の誕生日なんだ(千石)

 ここの千石さんマジ男前!
 性格的に、晴海に「負けたくねえ」って思ったんでしょうが、めっちゃやる気に!

 表紙、やった事もないかぼちゃスープも「愛梨が食えるかも」ってね!

千石『漫画みてーな肉食いたい、って言うからよ』

IMG_8995
IMG_8994
IMG_8992
IMG_8991
 そしてホントに作っちゃう千石さんマジ凝り性。

チャレンジャー誕生日
 際し、興味で台所に入ってしまった愛梨が、包丁に触れようとする場面も…。
 ホントこの年頃は、片時も目が離せねーからもう!
 晴海さんも居てくれて良かった!

 叱って泣かれ、「親父みたいになりかけた」と後悔する千石、激励した晴海

 怒りの千石/諭す晴海。
 ローストチキンに、嬉しそうな3人と照れる千石さん。

 でかい肉塊に、ワクワクしてかぶりつく瞬間、すっごい解る気がした!

同居を始めた4人、なお真希さん音信不通の理由は

IMG_8990
 携帯スられてた…、海外じゃ貴重品ですものねえ。

隗より始めよ
 一時、音信不通になって「押し付けられた?」と、悩み信じようとした千石。
 今回の回想見てると、「なんで信じるの?」って言われながらも
 信じる理由もすごくわかります

 晴海に感化され、自分で決めた事だ、奮闘を始めた千石

 その晴海も、千石の熱意に感化され変わっていくって
 ホント良いループを感じます

 後、ローストチキンの「かぶりつく」快感、久々に食べたくなった!

晴海さんから残念なお知らせは、幸せのキーワード

IMG_8989
IMG_8988
IMG_8987
 本日は、もうご飯がありません! カレー鍋でけえ!

幸せ炊飯器
 転じて、離婚した当初、「この炊飯器で失敗した」「足りなくなる日がくるなんて」と。
 足りなくなるのは、家族が大きくなった証拠なんですよね
 困ったけれど幸せの証拠

 あと何気に、千石さん手伝ってる愛梨が可愛い! 看板娘やんか!!

 あの哲っちゃんがねえ…効果もあるし!
 千石さんは不本意かもしれないけど、商店街の人には、孫かひ孫に感じる気がします

 挟まれる回想、追い詰められる晴海さんの辛さがまたキツい。
 
案外不器用な人。晴海の料理は、基本「どたばた」だけれども

IMG_8986
IMG_8985
 ふと忙しい手を止めて、「出来なかった頃」を思う晴海さん。わかる。

晴海の「いつか」
 家族の為に働いてきたつもりで、「つもりでしかなかった」とショックを受けて。
 離婚して、何も出来ない自分を思い知らされ凹んで。
 ここで潰れる人は絶対いるはずで。

 千石に支えられてばかりだ、いつか支えられるだろうかと悩む晴海

 千石視点だと、晴海こそ理想の父親だったり
 彼にやる気を貰ってたり

 気付けない事は少し寂しいけど、互いに感化しあう二人、良いコンビだと改めて思う

ピーマンたっぷり! 食べるかな…?の不安もむべなるかな

IMG_8983
IMG_8982
IMG_8981
IMG_8980
 愛梨の食べっぷり見て、箸を伸ばす清一郎いいよね…。

チンジャオロース!
 中華独特、甘辛こってりに警戒を解き、嬉しそうに食べ始める清一郎がねー。
 千石さん的にいえば、「やったぜ!」って感じだった!
 他人の作る飯うめえ!

 足りなくなった炊飯器、それが嬉しいいい着地点だった!

 食べない悩みから足りなくなる幸せ、今の幸せをめっちゃ象徴するお知らせだった!
 チンジャオロース食べたくなる巻だった!

 バリバリとピーマン、コリっとした竹の子、ご飯が絶対進むよねー。

過去を経た幸せ、過去からの強襲! トラウマ払拭再びッ!!

IMG_8979
IMG_8978
 来たァ! 包丁トラウマ事件の山代先生だー!?

晴海さん熱血時代
 先ごろ、アシ飯の栗山先生の時、作家さんにバリバリ接してた昔を思い起こした晴海
 休日返上、ちゃんと取材して漫画にしましょうって彼の姿勢は
 漫画家にも負担が大きなもの

 そうやって「干渉した」事で、潰してしまった作家さんがいた

 晴海スタイルは頑張りスタイル
 でも頑張れば頑張るほど、ダメだった時に凹んじゃうから…

 もっちりおじさん、サンバみてーだな!

巻末オマケページ、尻が見えてますよ真希さん!

IMG_8977
IMG_8976
IMG_8975
 チャーハン千石が完全に中華料理人。

パパ飯レシピ
 巻末、何気ない日常のワンシーンに、幸せしかなかったですねー。同じ布団なのかよ!
 そんで、起こしたのに逆さまにもぐりこんでる愛梨!
 頑張って愛梨!

 千石と晴海は、金銭的だけじゃなく、精神的にも互いを必要としてるという巻

 千石は妥協しがち、晴海さんは頑張りすぎって面もあって
 互いに良い影響与え合ってるんだなって

 千石さんが、どんどん幸せを知るのが楽しい巻だった! そして次は晴海が…?

改めて思う、「頑張りましょう!」の晴海さん

IMG_9011
 そら奥さん(元)も心配だったんだろうなーって。

頑張る二人
 晴海、すぐ他人に肩入れするし、しかも一緒になって頑張ってくれるんですよね
 10年前、千石が高校中退しかけた時、親身になってくれたみたいに
 包丁事件の時みたいに

 とにかく真面目で頑張り屋、でも離婚時に悪い方に出て、危うく潰れかけて。

 しかし、それが千石を勇気付ける事になって
 結果的に二人とも良い方向に。

 彼の「自分で決めた事」が、千石を勇気付けてて、知らない晴海に教えたくなる巻だった!
 
収録

IMG_8974
 カバー下で悶絶する野郎共ホント好き。

 バンチコミックス「パパと親父とウチご飯 8巻」。豊田悠。
 月刊コミックバンチ連載、新潮社発行。
 2018年2月(前巻2017年10月)

収録
 第36話「ソース焼きそば」
 第37話「エビフライ」
 第38話「チャーハン」
 第39話「かぼちゃスープとローストチキン」
 第40話「チンジャオロース」
 ウチレシピ
 パパ飯レシピ

パパと親父のウチ呑み 感想 ※原作者自身による外伝

 パパと親父のウチ呑み 1巻“千石、悪友コンビ!”


 パパと親父のウチご飯 1巻
 パパと親父のウチご飯 2巻
 パパと親父のウチご飯 3巻
 パパと親父のウチご飯 4巻(ドラマCD付き限定版)
 パパと親父のウチご飯 5巻“ロールキャベツ”
 パパと親父のウチご飯 6巻“肉じゃがと金髪”
 パパと親父のウチご飯 7巻“苦手に向き合う原動力”カツ丼!
 パパと親父のウチご飯 8巻 なれ初めと“いつか”