漫画 機動戦士ガンダム0083 REBELLION 10巻 感想 レビュー 考察 ネタバレあり 画像 夏元雅人&今西隆志 前巻はこちら
騙したのか? 決戦機デンドロ、ノイエ、ガーベラ出揃い、“あの男”が吼える!

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MS IGLOO、オリヴァー・マイ技術中尉らが手がけた、ノイエ・ジールが参戦!
 しかしマイ中尉らしく、機体調整になかなか納得しないコトから
 未完成なデンドロビウムと顔合わせする事に

 コロニー落とし事件“前段階”、月への落下コースも、思わぬ事態を招いた?!

何の為に戦ったのか
 この後の作戦をケリィは聞いていない為、ガトーに騙されたと愕然とするわ
 コウが同乗し、ガトーも真相を話すわけにもいかないわ
 最終戦はケリィさん同乗コース?

 3機の新型、いずれも“未完成”なのも面白いですね

もうジオンの為に戦えない。祖国に「戦犯」を押し付けられたゲールは嘆く

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 ジオンの「大義」に、部下の名誉も遺族さえ踏みにじられた。だから連邦に付いた人もいた

あらすじ
 観艦式は核攻撃によって壊滅、GP-01と02は共に爆散し、バニング大尉も戦死した
 更に、ジオン「デラーズフリート」は月へのコロニー落としを敢行し
 コーウェン中将は、GP-03でデラーズを討つよう命じる

 だが、中将は指揮権剥奪、03も隠蔽の為に接収される事となった

 奇しくも同じドッグ艦内で、ニナがノイエ・ジールの出力調整を行っており
 ガトーが討って出てきてしまう

 コウが、咄嗟に03デンドロビウムで彼を止め、ケリィも月を守ると宣戦布告する事に

同じ大西監督作品より、MS IGLOO勢が参戦! ノイエ・ジールを搬入に

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 出力7万kw! ビグザムの半分と思えば、苦しい台所事情も伝わる

MS IGLOO勢
 戦後は、アクシズで技術屋をやってるそうで、あの頃と変わらぬ3人が登場
 また前巻の機体、GP-02の偽装に用いたMA
 あの「ラング」も彼らのモノ

 だってマイが大戦時に乗った、ビグ・ラングの一部そのものだったしね!

 ノイエはアクシズで設計
 パーツに分け、地球圏に持って来て組み上げている真っ最中なんだとか

 驚くガトーと誇らしげなマイに、威容が伝わりますね

コンペイトウ(ソロモン)喪失事件、バニングも戦死を遂げた

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 おまけに、お前らが核を奪われたせいだろとなじられる始末

アルビオン苦境
 大戦を生き延び、それも一人も欠けなかった事で、「不死身」と呼ばれた彼らが
 戦後、平和になったはずが隊長を失ってしまったこと
 昨日まで笑いあっていた大尉の死

 バニングの死、彼を殺したケリィに仇討をしようとするモンシア

 原作でも、捕虜をいたぶっていたモンシアらしいし
 止めてくれたベイトが嬉しい

 この光景、ケリィは果たしてどんな思いで見詰めていたんでしょうか

しかしケリィ、自分の血だけがコウを助けられると聞く事に

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 俺の戦いとは何だったんだ…(ケリィ)。

皮肉と真実
 ラトーラさんの為に生きて欲しい、コウに助けられてしまったケリィが
 事後、コウに輸血して救う事になる皮肉。
 生かし生かされる。

 放心するケリィにもたらされた、月へのコロニー落としの急報!

 月へのコロニー落とし
 機密保持の為、何も聞かされていなかった前線兵士、その困惑を物語ることに

 今の彼は、大戦時のシーマ様とも似ているんですね。

ガンダム試作4号機、GP-04ガーベラ改め「ガーベラ・テトラ」搬入!

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 本作オリジナルキャラ、残党兵クララ・ロッジ軍曹の入隊を拒んだ真意。

「ツインアイ」のガーベラ・テトラ
 ジオン企業、ジオニックを吸収したアナハイムから、試作機をブン取ったシーマ様
 何たって、GP-01に比肩するMSなんですから性能は上々
 ニンマリといったところ

 クララを、“ウチに入隊すればB級戦犯だ”と跳ね退ける場面も

 他のジオン残党とは違う
 大戦時、コロニー落としに使う為、住人を虐殺した毒ガスの実行部隊だから。

 最初は力ずく、聞かないなら説得って、優しいぞシーマ様…。

他方、コロニー落としにニヤリとする連邦艦隊の姿も

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 何故なら宇宙軍にとって、存在意義を示す格好の舞台となるからだ!

連邦宇宙軍
 観艦式が行われたコンペイトウの司令、現場トップのステファン・ヘボン少将。
 コーウェン中将(准将)が、ガンダムを奪われてしまった事で
 大惨事になったと怒ってた人ですね

 彼の手元に残った艦隊なら、コロニー落としの艦隊も十分倒せる

 デラーズ艦隊を潰せば、後はコロニーなど一斉砲撃で何とでもなる
 宇宙軍の価値を見せる時とほくそ笑む少将

 現状維持派のようで、ガンダム計画を「欲を出した」と評価してた模様。

コーウェン中将は、アルビオン隊に最後の命令を下していた

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 本作では、あくまで「コーエン中将」という表記。リアル感のこだわりらしい。

最後の命令
 いつ指揮権を失うか解らぬ中、アルビオン隊に逆転の秘策を授ける中将
 つまり、デラーズを彼らの手で仕留める事しかない。
 試作三号機の事を教えてくれます

 当然、たった1機でと困惑するも、拠点攻略に価値絶大なMSだと。

 バニング大尉は死亡、01は喪失しコウも昏睡中。
 断っても構わないという中将

 彼の「命令」なくば、アルビオンは裁きを待つままだったのでしょうね

偶然、連邦部隊と遭遇したシーマ。やりすごそうとするが…

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 海兵仲間だったゲール、彼が連邦に下ったのは、他に誰も頼れなかった為だと。

誰が為に
 仲間に誘っていたシーマですが、彼女は今生きる部下の為に戦い
 ゲールは、死んだ部下の遺族にカネを出してやれるのが
 ワイアット以外いなかった為だと

 彼は「ジオンの為に」戦えない、戦争責任をなすりつけてきた連中だから

 ジオンが健在だった時、毒ガスは現場の判断として処理され
 戦後も、その「大本営発表」が生きている
 
 たとえ不合理でも、彼は「ジオン残党」になれない…、哀しいですね。

個人に戦術核を担わせる兵器、GP-02への自責から自害を図ったニナは

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 もちろん生きていましたが、まさかのノイエ・ジールにまで関わる事に

舞台はラビアン・ローズ
 何と、誤解したキャディラック大尉らに相談を受け、ノイエの調整に参加宣言!
 ガトーが乗るというなら、万全で送り出してやりたいのでしょうか
 彼女らをラビアン・ローズに案内

 現在、同「ドッグ艦」は、幸か不幸か元ニナの師匠が管轄

 共に、社内の「政治屋」嫌い。
 だからこそ、退社してでも「技術者」として、ノイエを万全にしたいニナに共感したのか?

 彼女の協力で、ニナはノイエの出力調整を担う事に。

戦艦、巨大兵器を整備できるドッグ艦。奇しくもGP-03も調整中で

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 連邦情報部、アリス・ミラー少佐の部下ターニャ中尉(デグレチャフではない)。

GP-03の行方
 偶然、アルビオンもラビアン・ローズに急行するも、コーウェン中将が失脚!
 GP-03を含む、ガンダム開発計画は隠蔽が決定し
 接収部隊が先んじる事に

 すなわち観艦式壊滅の隠蔽、その第一歩ってワケね!

 既に、事態を「終わった」と連邦軍上層部は捉え
 早々に03凍結を決定

 認識が甘いといえばそうですが、仕事の早さ、今思えば立派だ!

試作3号機搬出! その威容、誰もが息を飲んだ

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 こんな… 巨大なモノが たった一機のMSの 3号機の付属パーツだと言うのか!?

アームドベース・オーキス搬出
 どうも、視聴者視点だと感覚が狂いますが、彼らにとっては「現実」です
 あまりに非現実的な、デタラメな巨大さに直面した驚き!
 いかに無茶なシロモノか解る!

 彼らを介して、オーキスがいかに常識外れか描かれる事に

 元ネタである、「ディープストライカー」もガンプラ化。
 あちらは換装システムの産物でした

 対しこちらは、最初から巨大兵器、連邦版MAとして生まれたのが違いか。

星の屑作戦に急ぐ為か、ガトー達は強行突入を敢行!

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 まだ完全に組みあがってないが、腹部メガ粒子砲、Iフィールド・バリアがあれば充分!

ノイエ・ジール(未完成)
 ツインアイ版のガーベラに続き、未完成版を晒したノイエ・ジールの参戦!
 ガトーにすれば、作戦成功に、時間との勝負になっている中で
 連邦撤収を待つ時間が惜しかったのか

 オーキス搬出の隙を突き、残党が強襲、ノイエも起動!

 協力したのに、騒ぎまで起こされてしまったラビアンローズ!?
 でも、おかげで「被害者だ」と言い訳できるのね。

 パーツ不足で、ガンダムⅩで、パトゥーリアの上にくっ付いてた奴みたいだ!

緊急事態に、オーキスを待避させた開発者・ルセット。その結果

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 騒ぎに乗じて脱走、本機を奪おうとするケリィを「正規兵」と誤解、同乗させてしまう

GP-03 デンドロビウム(未完成)
 こちらも、象徴的なミサイルコンテナが未搭載の為、いつもと違ったシルエット。
 際し、最新鋭機に困惑するケリィさんがちょっと面白い。
 メカニックでもありますし。

 また、遂に「ガンダム」に乗ったモンシア、不憫にも降ろされる事に

 というのも、GP-03はコア・ファイター搭載型でテスト中で
 合体には専用コクピットが必要

 MS用ではなく、「デンドロ用」高機能コクピットに差し替えたワケね!

最中、コア・ファイターで駆けつけたコウは「ガンダム担当パイロット」と誤解される

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 何せ急すぎる接収だったので、使える状態になかったんですね。

ステイメン「Pスペック」
 モンシアが乗った時、ガンダム3号機「ステイメン」は、コア・ファイター仕様でした
 MS単体として、機能をテストする為の仕様だったようですが
 デンドロビウムを動かせないんですね

 デンドロは、膨大な火器、機体を単独で担うべく新型コクピットが採用

 原作アニメでは、それでもパイロットの負荷が大きすぎて
 薬物投与しながら戦うほどでした

 しかし03単体なら、事故時も安心で実績も高い、コアファイター型のがベストだと。

猛威を振るうノイエ、しかし「デンドロの見た目」でコウは気付いた!

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 こいつにもIフィールドがある! 土壇場の実戦とかルセットさん大変そう!!

鮮烈、巨大兵器戦
 戦艦を一撃で落とす大砲と、艦砲を弾くIフィを持つノイエは、連邦艦隊を蹂躙!
 しかし、砲門がアルビオンに向いた時コウが飛び出し
 身体を張って守る事に

 また、ケリィが居合わせた為、ガトーに“星の屑”を問い詰めますが…

 コウが聞いてる中、ガトーが作戦詳細を話せるはず無く
 ケリィは対立姿勢を見せる事に

 最終戦、まさかケリィさんと二人乗り? 別の機体を任せるのか?

収録

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 故・ワイアットの“ガンダム級MS”、RX-81ジーライン隊。遭遇戦で壊滅なんて!!

 角川コミックスエース「機動戦士ガンダム0083 REBELLION 10巻」。
 夏元雅人。コンセプトアドバイザー・今西隆志、月刊ガンダムエース連載、角川社発行。
 2018年2月(前巻2017年9月)。

収録
 第49話「暗転の宇宙」
 第50話「紅いテトラ」
 第51話「覚醒」
 第52話「ラビアン・ローズ」
 第53話「強襲」
 第54話「対峙」

 今巻限定の姿だから仕方ないとはいえ、表紙のネタバレ感すげえ!


 RG ガンダム試作1号機 フルバーニアン ガンプラレビュー 0083 STARDUST MEMORY 1/144
 機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄 全2巻 松浦まさふみ
※1991年の原作OVA第1作から9年、1992年の映画版から8年後、2000年に描かれた漫画版。
 機動戦士ガンダム0083 REBELLION 1巻
 機動戦士ガンダム0083 REBELLION 2巻
 機動戦士ガンダム0083 REBELLION 3巻
 機動戦士ガンダム0083 REBELLION 4巻
 機動戦士ガンダム0083 REBELLION 5巻
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