公式サイト 田中芳樹/伊藤勢 漫画 天竺熱風録 1巻 感想 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレあり。





アルスラーン戦記の田中氏原作、伊藤勢氏の圧倒的画力、面白くない訳がない!





史実を元に、よその国の内乱に巻き込まれた、「文官」と仲間と僧の奮闘を描く!
久々の伊藤氏作品、自身、信じていない事をもっともらしく言ってのけ
仲間を守ろうとする“外交官”の脱走劇!
使節の旅は、素晴らしき体験、牢に閉じ込められればクソの事情を心配する!
■人生万事を楽しむ男の物語!
当時、中国からインドに旅した男と坊さんたちの、ロードムービーとしても楽しめる!
エベレストに感動し、料理は辛く、地元の匂いに驚かされ
物乞いたちに群がられる!
支える作画、担当・伊藤勢先生の楽しんでる感がすっげえ好きだ!

アルスラーン、銀河英雄伝説に続き、アニメ化狙っている…、って思いたいねェ!
■あらすじ
西暦647年、“玄奘三蔵”の帰国から2年、大唐帝国は天竺へ、修行僧を含む使節団を派遣
しかし天竺統一王ハルシャは死没、代替わりしており
一行は、悪王アルジュナに捕えられた
使節団リーダー王玄策は、外交を理解せず、“階級外の人間”と蔑む王に憤然
32名の仲間を行かすべく
2人で脱獄し、パールに渡って軍を借りようと動き出す

先にクライマックスから見せる冒頭! 彼は、“援軍”を募ることに成功した。
■俺は文官なんだがな
冒頭は、寄せ集めの8000騎で、戦象部隊を含む7万もの敵軍との対峙!
さて、ここからどんなインチキやって勝ったのか?
顛末が気になる冒頭!
しかし、三蔵法師と同時代に、そんな男がいたとはなぁ…。

中でも、三蔵法師の弟子・智岸(ちがん)は、超常的な体験をする。
■「俺」とは誰だ?
いきなり、真夏に凍死しかけた玄策たち、というのも「雪解け水」に飲まれたのだ
瞬間的、身体が動かなくなる“死”を間近にした中で
智岸は「敵」となる女を見る
ちょうど目的地、“天竺(インド)統一王”、ハルシャ・ヴァルダナ王が亡くなったところ
唐突に王位を得たものがおり
その傍らにいる、女呪術使い(?)が物語の鍵に。
彼女、果たして何をやったのか。




三蔵がインドに向かったのは不法出国同然、その彼が英雄となれたのは。
■唐・天竺修好使節団
当たり前ですが、国内では三蔵は無名も無名、しかし先の「天竺王」が先に使者を出してくれ
彼に対し、礼を尽くしてやって欲しいと伝えていた頃から
盛大な歓迎になったとか
主人公の玄策は、この時の中国・唐の使節団として、既に一度天竺に
感動した体験を伝えたい
2度目の使節団、仲間を増やしたいと、ガキみたいに高鳴る玄策が魅力的だった!
世界の屋根で騒いではいけません!(高山病になるから)

天竺、仏法の本場インドに到達し、歓喜する僧たち
■ここは天竺
まず天竺へはサクッと到着、「カレー」が存在しないカレーの本場、それがインド。
そういえば、甘いものはめちゃくちゃ甘いとかで
日差しだって強い
なにもかもが激しい土地、という表現が面白いです
この後は天竺王都に至り
王に挨拶し、「玄奘三蔵法師」より預かった、修行僧の方々を案内するのがお役目。
師が学んだ本場で学ぶ、感動でしょうねえ







修行僧・智岸たちは、中国に侵略されたカラ・ホージャ出身。特に智岸はヨーロッパ系?
■無能王アルジュナ
現代人には、あまりに非道に思える行い、それも友好使節団だけに。
賢王から、属国王だった強欲な男に代替わりし
彼に捕らえられる玄策たち
特に、智岸が幻に見た「女」は、唐の使者を始末しようとし…?
中でも奇妙なのが「将軍」など
階級社会を持つインドで、階級に当てはまらないが、王も敬意を払う特殊な社会集団らしい
ボカされましたが、そりゃ一体何なのか…?

外国人はどれも当てはまらないので、最下層民扱いらしい
■ジャーティ
カースト制度として知られ、司祭職バラモン、王侯士族のクシャトリヤ、農牧商業のヴァイシャ
更に、隷属民というシュードラがいるが
外国は更に下
しかし捕らえられた玄策らは、別に殺されることもなかった。
扱いが中途半端
それはつまり、王宮自体が中途半端なのだと
あの王への、不満は相当に…?


便所事情が、悲惨だよ。
■シリアスなお話
改めて冷静に指摘されると、ゾッとしてくるこの問題、何せ32人もいる!
酷い環境、ストレス、気候や食事の違いあるのだ
丸一日常に誰かが…、と。
元よりインドの作法は、水で流して手で拭く、というもの
ジョジョでもありましたね。
当然、水道もないので雨水を利用しており、乾季になったら…!
丸一日、誰かが部屋の隅でクソしてると覚悟しろ!


あったよ、飯が!
■シャイニング歓喜
幸い、「大使を殺して良いのか」と、宮廷内でも迷いがある事が窺え
飯は貰えたが、なんか妙に辛いし…
ダールにチャパティ!
え? ぜんぜん辛くないじゃん?(唐、成都出身者)
カレー汁と廉価版ナン。
対し、中国人の反応が様々なのも見所。
料理の嗜好が広いから…

※伊藤勢作品では、インド人は関西弁なのがセオリーです。
■ナーラーヤナ・スヴァーミン
自称200歳、かつてヨガや気功術を中国に伝えた、ダルマ老師の師匠と称する
中国文化といっても、元を辿ればインドという例は多い
仏教、拳法なんか最たるもの
自称、聖典ヴェーダ、クンダリニー・ヨーガの真髄を極めた奇人
めっちゃ胡散臭いですが
実際に、王玄策は「自称200歳の方士」を連れ帰ってるそうな
何という史実ベース。



インドの3神、この圧倒的なラスボス感!
■経典
当時は「ヒンドゥー」へと変じていく最中、中でも彼は、中国の「仏法」に否定的で
せっかく、こちらが伝えたものを即物的な形に捉えるとし
傲然と言い放つことに
認識しうる全ては無実体である。
シャカの教えはそれだけ
経典なんかは、それを膨大な理論武装しているに過ぎない、と
故に、経典を運んだ三蔵法師も“下の下”だ、と


この後、もれなく牢屋番に差し出された(ところを、玄策が救った)
■クズ拾い
彼にすれば経典とは理論武装、それを求めにきた三蔵法師は「収集家」に過ぎない…
これは、作画担当・伊藤勢氏の見方を代弁しており
三蔵の弟子と大喧嘩に。
修行僧たちは、天竺で「本来の仏教」を学びにきたが、具体的な部分がない
まだ若いし当たり前。
若くないと、とても来られないような遠い場所なのですし。
仏教とは何か? それは面白い!


検診され、「残念ながら正常です」とか言われる始末!
■外交官として「頭」として
本作で面白いのは、主人公の玄策が、“リーダーが何をすべきか”を孤独に考えている所
明確に、いま何をすべきかを理屈だてて考えるタイプで
そこが魅力的です
彼の本当の狙いは、「希望」を持たせて、部下の気力を維持する事
荒唐無稽と解っている
しかし表面上は、「大丈夫だ上手くいく!」と豪快に請け負う!
仲間に希望を、それがリーダーの仕事か!

ついて行きたくなるような豪放磊落な男で、実は現実的。そこがいい
■「天竺」への鉄槌
しかし、本国を動かすのは難しい為、唐に恩を売りたいはずのネパールを動かす…、と。
でも常日頃、彼は真逆の事を言っている。
現場の人だから
そういう、「大国気取り」の上層部に苦労している玄策
彼を知る身内は疑うも
屁理屈で押し切り、「脱獄し、唐の国力を利してネパールに助けを求める」で決定に。
作画の伊藤氏は、これをして“嫌な奴”とも捉えたそうな

※実際、唐皇帝・太宗に「長生薬」を煎じることになるそうな
■連れて帰りたくなーい!
が、背に腹はかえられないので、胡散くさい「尊師<グル>」とも協力に
インドでは、不老長寿だので権力者に取り入ろうにも
すぐ論戦に発展
いわく亡くなった大王も、思想家の論戦大会をよく開いてたそうな
論ずるには理解が不可欠
しかし、中国人は「理解」をすっとばして、成果ばかり求める即物的な連中だと。
なので騙しやすいという…、連れて帰りたくなーい!


全員の脱走は不可能、そこで師仁との二人旅に
■ネパールへ!
際し、文官の自分が足手まといになったら見捨てろ、とか「族弟」を置いていく判断も鋭い!
身内が残れば、残ったメンバーに対する“人質”になるという考え
影響を常に考えてる!
しかし、「インド4階級」の外に属する、異様な術者が見回りの最中で…?
人間の耳をネックレスにしてるとか
怖すぎる!
王が愚鈍でも守りは堅固、まず都からどうやって…?

白泉社だから、アニメ化はなさそうかしらねー。面白いんだけどなー。
ヤングアニマルコミックス「天竺熱風録 1巻」。田中芳樹/伊藤勢
月2刊 ヤングアニマル連載、白泉社発行。
2017年5月発売(前巻発売)
■収録
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
作画・伊藤勢先生のあとがき収録
久々の伊藤勢先生新作、原作が田中先生で舞台がインド、面白くないわけがない!
天竺熱風録 1巻“ま、何とかするしかあるめえよ” 中国・インドを3往復した男!
久々の伊藤氏作品、自身、信じていない事をもっともらしく言ってのけ
仲間を守ろうとする“外交官”の脱走劇!
使節の旅は、素晴らしき体験、牢に閉じ込められればクソの事情を心配する!
■人生万事を楽しむ男の物語!
当時、中国からインドに旅した男と坊さんたちの、ロードムービーとしても楽しめる!
エベレストに感動し、料理は辛く、地元の匂いに驚かされ
物乞いたちに群がられる!
支える作画、担当・伊藤勢先生の楽しんでる感がすっげえ好きだ!
ここに驚異的な史実がある 本作は史実ベースの小説のコミカライズである

アルスラーン、銀河英雄伝説に続き、アニメ化狙っている…、って思いたいねェ!
■あらすじ
西暦647年、“玄奘三蔵”の帰国から2年、大唐帝国は天竺へ、修行僧を含む使節団を派遣
しかし天竺統一王ハルシャは死没、代替わりしており
一行は、悪王アルジュナに捕えられた
使節団リーダー王玄策は、外交を理解せず、“階級外の人間”と蔑む王に憤然
32名の仲間を行かすべく
2人で脱獄し、パールに渡って軍を借りようと動き出す
王玄策とは、七世紀に大唐帝国と“天竺<インド>”を3往復した外交官である

先にクライマックスから見せる冒頭! 彼は、“援軍”を募ることに成功した。
■俺は文官なんだがな
冒頭は、寄せ集めの8000騎で、戦象部隊を含む7万もの敵軍との対峙!
さて、ここからどんなインチキやって勝ったのか?
顛末が気になる冒頭!
しかし、三蔵法師と同時代に、そんな男がいたとはなぁ…。
僧を伴った旅は、宗教感も見所! 超常現象も…?

中でも、三蔵法師の弟子・智岸(ちがん)は、超常的な体験をする。
■「俺」とは誰だ?
いきなり、真夏に凍死しかけた玄策たち、というのも「雪解け水」に飲まれたのだ
瞬間的、身体が動かなくなる“死”を間近にした中で
智岸は「敵」となる女を見る
ちょうど目的地、“天竺(インド)統一王”、ハルシャ・ヴァルダナ王が亡くなったところ
唐突に王位を得たものがおり
その傍らにいる、女呪術使い(?)が物語の鍵に。
彼女、果たして何をやったのか。
三蔵法師が“英雄”となったのは、相手王の気遣いゆえ?




三蔵がインドに向かったのは不法出国同然、その彼が英雄となれたのは。
■唐・天竺修好使節団
当たり前ですが、国内では三蔵は無名も無名、しかし先の「天竺王」が先に使者を出してくれ
彼に対し、礼を尽くしてやって欲しいと伝えていた頃から
盛大な歓迎になったとか
主人公の玄策は、この時の中国・唐の使節団として、既に一度天竺に
感動した体験を伝えたい
2度目の使節団、仲間を増やしたいと、ガキみたいに高鳴る玄策が魅力的だった!
世界の屋根で騒いではいけません!(高山病になるから)
天竺とは、陽射しも激しく食べ物は辛く、甘い! 何もかもが激しい!!

天竺、仏法の本場インドに到達し、歓喜する僧たち
■ここは天竺
まず天竺へはサクッと到着、「カレー」が存在しないカレーの本場、それがインド。
そういえば、甘いものはめちゃくちゃ甘いとかで
日差しだって強い
なにもかもが激しい土地、という表現が面白いです
この後は天竺王都に至り
王に挨拶し、「玄奘三蔵法師」より預かった、修行僧の方々を案内するのがお役目。
師が学んだ本場で学ぶ、感動でしょうねえ
しかし町は荒れており、「大唐帝国の使者」でも構わず殺害される事件に







修行僧・智岸たちは、中国に侵略されたカラ・ホージャ出身。特に智岸はヨーロッパ系?
■無能王アルジュナ
現代人には、あまりに非道に思える行い、それも友好使節団だけに。
賢王から、属国王だった強欲な男に代替わりし
彼に捕らえられる玄策たち
特に、智岸が幻に見た「女」は、唐の使者を始末しようとし…?
中でも奇妙なのが「将軍」など
階級社会を持つインドで、階級に当てはまらないが、王も敬意を払う特殊な社会集団らしい
ボカされましたが、そりゃ一体何なのか…?
4つの階級に分けられたインド、では「外国人」とは?

外国人はどれも当てはまらないので、最下層民扱いらしい
■ジャーティ
カースト制度として知られ、司祭職バラモン、王侯士族のクシャトリヤ、農牧商業のヴァイシャ
更に、隷属民というシュードラがいるが
外国は更に下
しかし捕らえられた玄策らは、別に殺されることもなかった。
扱いが中途半端
それはつまり、王宮自体が中途半端なのだと
あの王への、不満は相当に…?
『言い難いがとりあえず、皆に覚悟して貰いたい事がある』


便所事情が、悲惨だよ。
■シリアスなお話
改めて冷静に指摘されると、ゾッとしてくるこの問題、何せ32人もいる!
酷い環境、ストレス、気候や食事の違いあるのだ
丸一日常に誰かが…、と。
元よりインドの作法は、水で流して手で拭く、というもの
ジョジョでもありましたね。
当然、水道もないので雨水を利用しており、乾季になったら…!
丸一日、誰かが部屋の隅でクソしてると覚悟しろ!
ただ問題は、そもそもマトモな飯を食わせて貰えるか…?


あったよ、飯が!
■シャイニング歓喜
幸い、「大使を殺して良いのか」と、宮廷内でも迷いがある事が窺え
飯は貰えたが、なんか妙に辛いし…
ダールにチャパティ!
え? ぜんぜん辛くないじゃん?(唐、成都出身者)
カレー汁と廉価版ナン。
対し、中国人の反応が様々なのも見所。
料理の嗜好が広いから…
先に捕らえられていた、“自称・天竺随一の尊者”と邂逅に

※伊藤勢作品では、インド人は関西弁なのがセオリーです。
■ナーラーヤナ・スヴァーミン
自称200歳、かつてヨガや気功術を中国に伝えた、ダルマ老師の師匠と称する
中国文化といっても、元を辿ればインドという例は多い
仏教、拳法なんか最たるもの
自称、聖典ヴェーダ、クンダリニー・ヨーガの真髄を極めた奇人
めっちゃ胡散臭いですが
実際に、王玄策は「自称200歳の方士」を連れ帰ってるそうな
何という史実ベース。
迫力の、創造神ブラフマン、維持神ヴィシュヌ、破壊・再生神シヴァ



インドの3神、この圧倒的なラスボス感!
■経典
当時は「ヒンドゥー」へと変じていく最中、中でも彼は、中国の「仏法」に否定的で
せっかく、こちらが伝えたものを即物的な形に捉えるとし
傲然と言い放つことに
認識しうる全ては無実体である。
シャカの教えはそれだけ
経典なんかは、それを膨大な理論武装しているに過ぎない、と
故に、経典を運んだ三蔵法師も“下の下”だ、と
『あの男は、術語の収集家であって、思索者とはちゃうやろー』


この後、もれなく牢屋番に差し出された(ところを、玄策が救った)
■クズ拾い
彼にすれば経典とは理論武装、それを求めにきた三蔵法師は「収集家」に過ぎない…
これは、作画担当・伊藤勢氏の見方を代弁しており
三蔵の弟子と大喧嘩に。
修行僧たちは、天竺で「本来の仏教」を学びにきたが、具体的な部分がない
まだ若いし当たり前。
若くないと、とても来られないような遠い場所なのですし。
仏教とは何か? それは面白い!
王玄策の決意、牢を破り、仲間の仇をとってやる!


検診され、「残念ながら正常です」とか言われる始末!
■外交官として「頭」として
本作で面白いのは、主人公の玄策が、“リーダーが何をすべきか”を孤独に考えている所
明確に、いま何をすべきかを理屈だてて考えるタイプで
そこが魅力的です
彼の本当の狙いは、「希望」を持たせて、部下の気力を維持する事
荒唐無稽と解っている
しかし表面上は、「大丈夫だ上手くいく!」と豪快に請け負う!
仲間に希望を、それがリーダーの仕事か!
だから玄策は、具体策を提示しつつも、脳内では疑問を持ち続ける

ついて行きたくなるような豪放磊落な男で、実は現実的。そこがいい
■「天竺」への鉄槌
しかし、本国を動かすのは難しい為、唐に恩を売りたいはずのネパールを動かす…、と。
でも常日頃、彼は真逆の事を言っている。
現場の人だから
そういう、「大国気取り」の上層部に苦労している玄策
彼を知る身内は疑うも
屁理屈で押し切り、「脱獄し、唐の国力を利してネパールに助けを求める」で決定に。
作画の伊藤氏は、これをして“嫌な奴”とも捉えたそうな
脱獄には、ナーラーヤナ・スヴァーミンが協力に

※実際、唐皇帝・太宗に「長生薬」を煎じることになるそうな
■連れて帰りたくなーい!
が、背に腹はかえられないので、胡散くさい「尊師<グル>」とも協力に
インドでは、不老長寿だので権力者に取り入ろうにも
すぐ論戦に発展
いわく亡くなった大王も、思想家の論戦大会をよく開いてたそうな
論ずるには理解が不可欠
しかし、中国人は「理解」をすっとばして、成果ばかり求める即物的な連中だと。
なので騙しやすいという…、連れて帰りたくなーい!
武人の師仁を連れ、玄策たちの“はしれメロス”の始まり…!


全員の脱走は不可能、そこで師仁との二人旅に
■ネパールへ!
際し、文官の自分が足手まといになったら見捨てろ、とか「族弟」を置いていく判断も鋭い!
身内が残れば、残ったメンバーに対する“人質”になるという考え
影響を常に考えてる!
しかし、「インド4階級」の外に属する、異様な術者が見回りの最中で…?
人間の耳をネックレスにしてるとか
怖すぎる!
王が愚鈍でも守りは堅固、まず都からどうやって…?
収録

白泉社だから、アニメ化はなさそうかしらねー。面白いんだけどなー。
ヤングアニマルコミックス「天竺熱風録 1巻」。田中芳樹/伊藤勢
月2刊 ヤングアニマル連載、白泉社発行。
2017年5月発売(前巻発売)
■収録
第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
第7話
作画・伊藤勢先生のあとがき収録
久々の伊藤勢先生新作、原作が田中先生で舞台がインド、面白くないわけがない!
漫画 天竺熱風録 感想
天竺熱風録 1巻“ま、何とかするしかあるめえよ” 中国・インドを3往復した男!
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