公式サイト 機動戦士Zガンダム外伝審判のメイス 2巻 感想 レビュー 考察 画像 内容 ネタバレあり 原作:神野淳一 漫画:ROHGUN 前巻
UC0089、“審判のメイス”作戦始動! 学徒から残党兵へ、あるジオン兵の物語

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審判のメイスとは、ルナツーのような資源衛星を乗っ取り、地球へ落とす策!
 また今回、一年戦争の学徒兵から、ネオジオン騎士までのし上がった男が
 星の屑作戦を見送った己を責める姿も。

 本気なら玉砕すべきだった、勝利が見えない日々にすり減らした心が切ない。

人生を間違えるな
 そうやって、落としどころを失った兵士達だから、逆シャアはああなったんだろうなって
 連邦への憎しみもあるけど、何より「どう生きればいいのか?」って迷う姿は
 あの無名なギラドーガ乗りたちに重なる気がしました

 データ戦ですが、元・同型による「ガンダム」戦も収録!

帰ってきたらキスしようよ」。ヨーンはアイリスと約束する

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 しかしアイリス、愛情のカウンター! 艦長!! 殴る壁が足りません!

あらすじ
 宇宙世紀0089、衛星基地ダモクレスが奪われ、地球に落とされるという情報が発覚
 急行したデルフォイ以下、3艦は必死に推進器を破壊するが
 これは陽動に過ぎなかった

 本命はC/UC0089彗星、今年届くよう動かされた、資源彗星をぶつける!

 対し連邦は「ガンダム神話」を危惧
 撃滅を誇示し政治ショーとすべく、敢えて水際でのソーラレイ迎撃にこだわる

 ヨーン達は、まだ遠い内に進路を変更すべく動くのだった
 
機体性能は互角、ならパイロットの力量差? “本編主人公”と対決!!

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 本作は、AOZ第2作「ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者」の番外編なのである。

MSW-004 ガンダム[ケストレル]
 白いのは、ティターンズに配備予定だった、強化人間対応型モビルスーツ改修機
 遠隔兵器のように脳波を用い、直接機体をコントロールできる機能
 準サイコミュ“シャーマンフレーム”を搭載

 またゼータガンダムのように、3つもの反応炉を分散搭載機動性が高い

 ゼータの場合、変形の為、胴体に動力炉を置けなかった為
 小型化し両脚に分散配備した

 対し本機は、推力向上目的で分散配備し、それぞれが推進器と直結しているという。

当初の設計に忠実な主役機、改修された「本編主役機」の激突!

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 ビーム・ブレイド展開可能なバインダーを、複数搭載したケストレル(本編主役機)。

ケストレルvsグリンブルスティ!
 ケストレルの改造は、前述の機動性を扱いきれず、壊してしまった事による改修や
 独特すぎる、背部バインダーへの変更などトリッキーな改造で
 この2機、総合性能は互角らしい

 ケストレル、複数のビームブレイドで、ライフル弾を「弾く」などトリッキー!

 対し本主役機グリンブルスティは、計画通りに完成した機体にあたる
 ギャプランを生んだオークランドNT研究所が設計

 ガンダムMk-Vのように、鹵獲を装いエゥーゴに譲渡、1機が改造されケストレルとなった

宇宙機雷で守られた、衛星基地「ダモクレス」攻撃に向かうヨーンたち

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 ちょうどザク・マインレイヤーがRG化されましたが、宇宙機雷って有効よね

衛星基地ダモクレス
 ルナツーのような衛星をくりぬいた基地で、核パルス推進器を備えた事で標的に
 これを占拠した敵は、宇宙機雷をぐるりと撒いてしまったが
 避けると推進器側に出る事に

 うっかり狙いに乗ると、推進器からの放射艦隊に大打撃!

 そこで、密度の薄いところをMS隊で突破し
 艦隊は迂回を選択。

 こうした、配置の話が始まると、ちょっとワクワクします。

とはいえ敵も、「上手くいけばめっけもの」程度に考えていた

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 お前ら! もうすぐ連邦の歴史を終わらせてやれるぞ!!

ネオジオン残党軍
 しかし敵視点だと、実はこちらは陽動に過ぎず、大仰な作戦の割に戦力は出し惜しみ
 物資が乏しいので、基地守備隊だったジムⅢも使おうという辺り
 台所事情が寂しくて泣けます

 それでもやれるのは、自分達で“意味ある形”を残す為!

 同士討ちを起こさぬようにか
 鹵獲したジムⅢは、いちいちジオンカラーに塗り替えてる事も「らしい」と思います

 ミノフスキー粒子でセンサーが無効化、視認頼りですものね

“ガンダム”と聞いて飛び出してきた男がいた。彼は、かつて学徒兵だったという

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 大戦期にゲルググに乗ってたので、現在も“リゲルグ”を選択。

学徒兵たち
 初代ガンダムで、「ゲルググとリックドムは学徒兵が乗っている」という会話があり
 MSVでは、ゲルググ初心者マークと呼ばれるマーキングが作られる等
 定着した“学徒兵”MS。

 これは、古参兵は乗りなれたザクを使ったというのが理由
 
 たとえば車でいえば
 アクセルを踏めば、どの程度の踏み込みでどの程度進むか?

 そうした、「感覚」が染み付いたMSが良いと。

古参兵はザクに乗った、だから「見込みがある奴」はザクに乗せられた

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 10年も経てば、学徒兵だって立派な髭面です!

騎士オーラフ・デール
 部隊が行動する際、一番遅い奴の速度に合わせてないと、一緒に動けません
 ですから、無駄のない部隊編成の為に機種は統一
 ザクを貰った奴は「ベテランと動ける奴だ」
 と

 しかし彼はゲルググで生き延び、独立部隊の隊長となった

 故郷には恋人を残してきた
 けれど、戦友たちを見捨てることが出来ず、残党に身を投じたと。

 しかしこれが、彼の人生を狂わせたという

公国再興のアテもなく、戦い続けて「どうすれば」と

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 その点、星の屑作戦で死んだ奴は、幸せだった…。そんな見方が。

死に損なった
 戦後、故郷に戻らず戦いを選んだ、でも「本気で戦う」というなら
 玉砕覚悟で、星の屑に参加して果てても良かったはずだ
 覚悟が足りなかったと

 星の屑は確かに、連邦という組織に少なくないダメージを与えた

 彼らは「形」を残した
 翻って、アテもなく戦い続ける自分はどうなんだ…?

 身を寄せたネオ・ジオンも瓦解してしまった

“ジオンの騎士”も色々いる、彼は「死に損なった」男だった

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 リゲルグだが、ゲルググJの狙撃用ライフルを愛用していた。

少年vs大人
 対しヨーンは、前巻で闘った男のように、「誇り」で戦うのかと問い
 隕石落としなんて虐殺劇はやめろと問い続け
 激しく激突する事に

 狙撃用の細く鋭いビームと、最新鋭機の大出力が交差!

 ガンダムは高性能機
 こうして絵で見ると、確かに言われるのも解りますわ

 しかし、戦いはベテランの優勢に

キュベレイと連なる“両肩バインダー”で、高機動を誇るリゲルグ!!

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 ダミーバルーンで視界を奪われ、咄嗟に「拳をぶつけて」ビームを凌ぐグリンブルスティ
 
若者二人
 終始、ベテランのリゲルグが圧倒、しかし“ダモクレス”は推進器を破壊され
 作戦自体はエゥーゴが制し、彼は「どうするか」と迷います
 逃げて、生き残るのが当たり前なんですが…

 俺なんかにも 誇りはあるのかもなあ!(オーラフ・デール)

 オーラフ自身も、目を閉じれば、一番に浮かぶのは恋人だった。
 でも素直になる事が出来なかった

 不器用な彼は、支えあう若者達の姿に不思議な感動を覚えて散っていく事に

『ああ… そうか 俺も… 素直に生きれば良かったよ…』

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 お前らは… 間違えるなよ… 自分の人生を……(オーラフ・デール)

間違えないように
 彼は最後に、仲間達ではなく、若者達に肩入れをする気になってしまったのか。
 今回は陽動に過ぎず、本当の作戦は“彗星”を落とす事にある
 と、告げて爆散したオーラフ。

 遺言に、「ガンダム」に乗るなら、やるべき事があるんじゃないかとヨーンも思う

 ZZ作中で、主人公ジュドーたちが困ってたみたいに
 宇宙世紀は貧富の差が激しい

 ヨーンは戦争を利用し、軍で技能を身につけ、さっさと身を引くつもりだったんですね

平和の象徴に「なりすぎた」ガンダム。連邦軍も動き出す

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 初代、Z、ZZの作画にめっちゃ気合入ってた!

象徴として
 敵の狙いは、資源衛星として使うべく、かつて動かした彗星が今ごろ近付いてる事
 これを乗っ取り地球にぶつける、文字通り「鉄槌」
 審判のメイスだと。

 対し連邦は、これを自分達で破壊し、威信を見せる格好の場だと

 特にZ、ZZでは「地球連邦」はマトモに動いてない為
 民衆の支持が低下

 だから、「ガンダム」を擁する主人公達には、救援は寄越さない、と。

しかし敵は捨て身の作戦。ヨーン達も、確実に止めるべく動くことに

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 連邦軍にとっては「見世物」、敵は決死、綻びが起こる事があるかもしれない

彗星に乗って
 良い例は、0083で「ソーラ・レイ」が失敗した事、逆襲のシャアでも油断がありました
 連邦政府の場合、なまじ国力が大きいだけに油断が生じるのは
 仕方のない事なのかもしれません

 ジオン残党は彗星に直接乗り込み、玉砕覚悟で最期まで防衛戦を展開

 ヨーン達はこれを破り、直接乗り込んで
 即席の推進器を据えつける!

 先の「ダモクレス要塞」が健在なら、ぶつける事も出来た為、真っ先に潰されたらしい

『ねえアイリス、帰ってきたらキスをしようよ』

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 ねえヨーン …なんで今じゃダメなの?(アイリス)

イチャイチャしやがる!
 決戦間際、二人の会話がイチャイチャしすぎて殴る壁が足りない!
 この後、「ガンダム」だけが見つめている前で
 静かにキスした二人

 まったく、ここまでイチャイチャするのも珍しいわ!

 作戦は「彗星の軌道を変える」事
 彗星に取り付き、ブースターで変えるという事は、こちらも彗星と運命を共にします

 回収予定は2ヵ月後! イチャイチャしまくれるぜ!!

“審判のメイス”作戦始動。敵も、鹵獲ジムⅢまで動員する必死の構えに

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 なお作戦が長引くと、一緒にソーラ・レイで焼かれるオマケつきだよ!

審判のメイス
 敵も必死、特に「自分はもう4年前に死んだ」というハンス、ハンマ・ハンマの猛威!
 同じ準サイコミュ同士、こんな妄執を背負ったハンマは初めて見る!
 と

 しかし意地というものがあるのだ …この私にもな(ワイゼンベルガー)

 ZZ後の本作だけに、既に「懐かしい」と言われるバーザムなどありったけが参加!
 ティターンズ瓦解後だけに、色が連邦っぽく塗られとる!

 REで出たハンマ・ハンマが欲しくなる迫力だ!

収録

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 巻末など、豊富なMS資料があり、それだけでも楽しい! セクシー!

 電撃コミックスNEXT「漫画版 機動戦士Zガンダム外伝審判のメイス 1巻」。
 月刊コミック電撃大王連載、KADOKAWA発行。原作:神野淳一、作画:ROHGUN
 2018年2月発売(前巻2017年7月)

収録
 第7話「激突1」
 第8話「同2」
 第9話「同3」
 第10話「開廷」
 第11話「恋人たち」
 第12話「審理1」
 巻末、ページ間に豊富なMSデータが収録に。


 機動戦士Zガンダム外伝審判のメイス 1巻 UC0089“ガンダムじゃない”ガンダム達
 機動戦士Zガンダム外伝審判のメイス 2巻“鉄槌の正体”人生を間違えた男